JP2014039676A - 靴底成形用金型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貫通孔からのガス抜きを確実に行いながら貫通孔からの成形材料の流れ込みを防止する。
【解決手段】ベース金型2及び意匠金型3の対向面の少なくとも一方に、複数又は多数の凹凸からなる粗面4を設け、粗面4を介して意匠金型3の貫通孔3aとベース金型2のガス抜き孔2bが連通されることにより、ベース金型2と意匠金型3の対向面同士を接近させても、これら対向面の間には粗面4に沿ってガス逃がし通路Pが形成されるため、成形材料の流入に伴って貫通孔3aから押し出されたガスが、ガス逃がし通路Pからガス抜き孔2bに流れ、通気孔1bを経て金型本体1の外部に放出される。またベース金型2と意匠金型3の対向面同士を接近させることで、ガス逃がし通路Pの隙間が狭くなるため、成形材料がガス逃がし通路Pに流れ込むこともない。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば長靴や安全靴などの作業靴(ワークシューズ)やその他の靴において、その靴底を射出成形する際に用いられる靴底成形用金型装置に関する。
詳しくは、靴底本体の底面に接地ブロックを並設して意匠とした靴底成形用金型装置に関する。
従来、この種の靴底成形用金型装置として、凹入部が設けられた金型本体、平板体で構成されるベース金型、多孔板体で成る意匠金型を有し、前記凹入部に対し前記ベース金型上に前記意匠金型を積層状に重ねて組み込み、前記金型本体側から螺入させたねじ杆で直接又は間接的に互いに止着すると共に、前記意匠金型には、該意匠金型の載置面である前記ベース金型の上面とほぼ直交する内壁面を備えた、透孔や切欠形状の接地ブロック形成部を並設したものがある。注入口から熱可塑性樹脂等の材料を前記意匠金型及び前記金型本体とが成す空室内に充填することにより、前記意匠金型の切欠や窓孔に流れ込み、その材料によって押圧された金型内のガスは、前記意匠金型と前記ベース金型とが成す隙間か、又はベース金型において意匠金型との対向面に横設された通気溝、前記ベース金型と前記金型本体とが成す隙間を通じて前記ねじ杆の螺旋溝及び前記金型本体に形成された通気孔を通じて外部に放出される。その結果として、前記意匠金型と前記ベース金型とで形成する接地ブロックはその先端面(接地面)と側面(立上り面)との交差部が角を持ったものとして脱型され、防滑効果の有る靴底を得られるようにしている。(例えば、特許文献1参照)。
特許4568704号公報
このような従来の靴底成形用金型装置では、意匠金型の切欠や窓孔に流れ込んだ材料によって押圧されたガスを、意匠金型とベース金型の隙間か、又はベース金型の型との対向面に凹設された通気溝から、ベース金型と金型本体の隙間へ導いて金型の外部に向け放出させている。
しかし乍ら、ガス抜きを確実で且つスムーズに行えるようにするため、意匠金型とベース金型の隙間を広くするか又はベース金型の通気溝を大きくして流路面積を拡大させると、ガス抜きの直後に材料が意匠金型とベース金型の隙間やベース金型の通気溝に流れ込むおそれがある。
それによって、バリと言われる不要な部分が接地ブロックの接地面と立上り面の交差部に発生し易くなる。その結果として、金型からの製品の取り出し後にバリ取りを行う必要があり、バリ取り作業に手間取ってコスト高になるという問題があった。
また、意匠金型とベース金型は、複数の接続ねじにより互いに接続した後に、これらを金型本体の凹入部に組み込み、金型本体から螺入させた複数のねじ杆をベース金型のねじ孔にそれぞれ止着して固定されるため、金型本体の凹入部に対する意匠金型及びベース金型の組み付けに時間を要して面倒であるという問題があった。
そこで、意匠金型及びベース金型と金型本体をこれらに連通するねじ杆で一度に固定することが考えられる。しかし、この場合には、意匠金型とベース金型の相互を正確に位置合わせできず、靴底の成形精度が低下するおそれがあった。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、貫通孔からのガス抜きを確実に行いながら貫通孔からの成形材料の流れ込みを防止すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本発明は、凹入部が設けられて、前記凹入部と外部を連通する成形材料の注入口及び通気孔を有する金型本体と、前記凹入部に入り込むように設けられて、前記注入口と通じる供給路及び前記通気孔と通じるガス抜き孔を有するベース金型と、前記凹入部に前記ベース金型と重なり合って入り込むように設けられて、前記供給路と通じ且つ靴底の接地ブロックと対応する形状の貫通孔を有する意匠金型と、を備え、前記ベース金型及び前記意匠金型の対向面の少なくとも一方に、複数又は多数の凹凸からなる粗面を設け、前記粗面を介して前記貫通孔と前記ガス抜き孔を連通させることを特徴とする。
前述した特徴を有する本発明は、ベース金型及び意匠金型の対向面の少なくとも一方に、複数又は多数の凹凸からなる粗面を設け、粗面を介して意匠金型の貫通孔とベース金型のガス抜き孔が連通されることにより、ベース金型と意匠金型の対向面同士を接近させても、これら対向面の間には粗面に沿ってガス逃がし通路が形成されるため、成形材料の流入に伴って貫通孔から押し出されたガスが、ガス逃がし通路からガス抜き孔に流れ、通気孔を経て金型本体の外部に放出され、またベース金型と意匠金型の対向面同士を接近させることで、ガス逃がし通路の隙間が狭くなるため、成形材料がガス逃がし通路に流れ込むこともない。
したがって、貫通孔からのガス抜きを確実に行いながら貫通孔からの成形材料の流れ込みを防止することができる。
その結果、意匠金型とベース金型の隙間やベース金型の通気溝の面積を拡大させると、ガス抜きの直後に材料が流れ込むおそれがある従来のものに比べ、バリの発生が減少して、バリ取りの手間を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る靴底成形用金型装置の全体構成を示す説明図(縦断正面図)であり、金型本体から意匠金型及びベース金型が分解された状態を実線で示している。 金型本体に意匠金型とベース金型を組み付けた状態の部分拡大縦断側面図である。 図1の(3)−(3)線に沿える金型本体の横断平面図である。 図1の(3)−(3)線に沿える組み付け状態の横断平面図である。 図1の(5)−(5)線に沿えるベース金型の拡大平面図である。 図1の(6)−(6)線に沿える意匠金型の拡大底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る靴底成形用金型装置Aは、例えば長靴や安全靴などの作業靴(ワークシューズ)やその他の靴において、その靴底を射出成形する際に用いるものである。
さらに、詳しく説明すると、本発明の実施形態に係る靴底成形用金型装置Aは、図1〜図6に示すように、凹入部1aが設けられる金型本体1と、凹入部1aに入り込むように設けられるベース金型2と、凹入部1aにベース金型2と重なり合って入り込むように設けられ意匠金型3と、を主要な構成要素として備えている。
そして、靴底成形用金型装置Aは、金型本体1の凹入部1aにベース金型2と意匠金型3が上下方向へ重なり合うように収納された状態で、金型本体1の上に上金型11を載置することで凹入部1aが閉塞され、金型本体1の後述する注入口1bから凹入部1a内に、例えばポリ塩化ビニル(PVC)などの熱可塑性樹脂やウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)などのエラストマーなどからなる成形材料(図示しない)を注入し、この成形材料が硬化した後に、金型本体1及び上金型11から脱型することで、作業靴の靴底(図示しない)が得られるようにしている。
金型本体1は、靴底の底面及び側面を囲むように略平板状に形成され、凹入部1aと外部を連通する成形材料の注入口1bと通気孔1cを有し、凹入部1a内には、ベース金型2と意匠金型3が互いに重なり合うように組み付けられる。
金型本体1の具体例としては、図1〜図6に示される場合、凹入部1aが踏み付け用と踵用に分割され、踏み付け用部1Aの凹入部1aと踵用部1Bの凹入部1aが土踏まず用部1Cを介して連通するように区画形成され、踏み付け用部1Aの凹入部1aには、踏み付け用のベース金型2(2A)及び意匠金型3(3A)を収納し、踵用部1Bの凹入部1aには、踵用部1Bのベース金型2(2B)及び意匠金型3(3B)を収納している。
また、その他の例として図示しないが、金型本体1の凹入部1aを踏み付け用と踵用に分割せず、靴底の踏み付け部と踵部に亘って連続するように形成することも可能である。
ベース金型2は、凹入部1aに嵌入する外形状の平板状に形成され、金型本体1の注入口1bと通じる成形材料の供給路2aと、通気孔1cと通じるガス抜き孔2bを有している。
さらに、ベース金型2において後述する意匠金型3と対向する対向面(表面)には、靴底の接地ブロック(図示しない)の先端面(接地面)を成形するための型面2cが形成され、対向面と反対側の裏面には、ガス抜き孔2b及び通気孔1cとそれぞれ通じるガス逃がし溝2dが形成されている。
ガス抜き孔2bは、型面2cの周囲に複数個それぞれ所定の間隔毎に配置することが好ましい。
意匠金型3は、凹入部1aに嵌入する外形状の平板状に形成され、ベース金型2の供給路2aと通じる貫通孔3aを有している。
貫通孔3aは、靴底の接地ブロック(図示しない)の輪郭形状と同じ外形状に形成される。ベース金型2においてその外縁部を除いた箇所に配置される貫通孔3aは、その内周面が環状に連続する窓孔となるが、ベース金型2の外縁部に配置される貫通孔3aは、その内周面が連続しない切欠となる。貫通孔3aの内側面は、接地ブロックの外側面(立上り面)を成形するものであり、接地ブロックの先端面(接地面)を成形するためのベース金型2の型面2cとの交差部が、略直角になるように組み付けられる。
ベース金型2及び意匠金型3の対向面の少なくとも一方には、複数又は多数の凹凸からなる粗面4が設けられ、粗面4を介して意匠金型3の貫通孔3aとベース金型2のガス抜き孔2bを連通させている。ここで、ベース金型2及び意匠金型3の対向面の少なくとも一方とは、ベース金型2又は意匠金型3の対向面のいずれか一方か、若しくはベース金型2及び意匠金型3の対向面の両方である。
ベース金型2及び意匠金型3の対向面のいずれか一方のみに粗面4を配設した場合には、粗面4の先端がベース金型2及び意匠金型3の他方と可能な限り接近するか或いは接触するように組み付けられる。
ベース金型2及び意匠金型3の対向面の両方に粗面4をそれぞれ配設した場合には、粗面4の先端同士が可能な限り接近するか或いは接触するように組み付けられる。
粗面4の設置例としては、図1,図2,図5及び図6に示される場合、ベース金型2の対向面のみに粗面4が配設され、粗面4の先端を意匠金型3の対向面に向けて可能な限り接近させるか、或いは接触させることが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、意匠金型3の対向面のみに粗面4を配設したり、ベース金型2及び意匠金型3の対向面の両方に粗面4をそれぞれ配設したりすることも可能である。
粗面4は、ベース金型2又は意匠金型3の対向面のいずれか一方か、若しくはベース金型2及び意匠金型3の対向面の両方において、該当箇所の表面に放電加工などを施すことにより、表面がザラザラとなるように複数又は多数の凹凸が形成される。それによって、ベース金型2と意匠金型3の対向面の間には、その間隔に関係なく粗面4に沿ってガス逃がし通路Pが形成される。
複数又は多数の凹凸からなる粗面4に沿って形成されるガス逃がし通路Pは、ガスなどの気体は通過可能であるが、熱可塑性樹脂などの粘度が高い成形材料は通過不能にしている。
凹凸の大きさは限定されないが、凸部の高さが短い比較的に細かい凹凸の方が、凸部の高さが長い比較的に粗い凹凸よりも、ベース金型2と意匠金型3の対向面の間隔を短く配置することが可能であるため好ましい。
さらに、粗面4は、貫通孔3aの周囲の一部のみに部分的に形成することも可能であるが、図1,図2,図5及び図6に示されるように、貫通孔3aの周囲の全体に亘って環状に形成することが好ましい。
それにより、貫通孔3aの周囲全体に亘ってベース金型2のガス抜き孔2bと連通するガス逃がし通路Pが配置される。
そして、ベース金型2又は意匠金型3の対向面のいずれか一方には、位置決め用の突起5が設けられ、ベース金型2又は意匠金型3の対向面の他方には、突起5と嵌合する凹溝6が設けられ、突起5及び凹溝6の嵌合により、ベース金型2と意匠金型3を移動不能に係合して位置決めすることが好ましい。
突起5及び凹溝6の設置例としては、図1,図2,図5及び図6に示されるように、意匠金型3の対向面に突起5が突出形成し、ベース金型2の対向面に凹溝6を凹状形成している。
また、その他の例として図示しないが、それと逆にベース金型2の対向面に突起5を突出形成し、意匠金型3の対向面に凹溝6を凹状形成することも可能である。
さらに、金型本体1の凹入部1aに対してベース金型2と意匠金型3を固定手段7で直接的に互いに止着することが好ましい。
固定手段7の具体例としては、図1〜図6に示されるように、ねじ杆が用いられ、金型本体1の凹入部1aには、前記ねじ杆の先端螺子部と螺合するねじ穴7aが開設され、ベース金型2には、前記ねじ杆の中間部が貫通する通孔7bを開穿するとともに、意匠金型3には、前記ねじ杆の頭部が嵌挿するねじ止め孔7cを開穿している。金型本体1と反対側から固定手段7となるねじ杆を挿入して螺着することで、ベース金型2及び意匠金型3が金型本体1の凹入部1aに対して着脱可能に固定されている。
さらに、図1,2及び図4に示されるように、固定手段7となるねじ杆の頭部が露出していると、成形後の靴底に前記ねじ杆の形状が現れて商品価値が低下するおそれがあるため、例えばパテなどの充填材7dで埋め戻すことが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、固定手段7としてねじ杆以外のものを用いることや、固定手段7となるねじ杆の挿入方向、形状、個数、配置などを図示例と異なるものにすることも可能である。
このような本発明の実施形態に係る靴底成形用金型装置Aによると、貫通孔3aに流入した成形材料がベース金型2と意匠金型3の対向面の隙間から漏れ出ないようにするため、ベース金型2と意匠金型3の対向面同士を接近させても、これら対向面の間には粗面4に沿ってガス逃がし通路Pが形成される。
この組み付け状態で、金型本体1の注入口1bから成形材料をベース金型2の供給路2aに充填することにより、成形材料が意匠金型3の貫通孔3aに流れ込むとともに、この成形材料の流入に伴って貫通孔3aから押し出されたガスが、ガス逃がし通路Pからガス抜き孔2bに流れ、ガス逃がし溝2d及び通気孔1bを経て金型本体1の外部に放出される。またベース金型2と意匠金型3の対向面同士を接近させることで、ガス逃がし通路Pの隙間が狭くなるため、成形材料がガス逃がし通路Pに流れ込むこともない。
したがって、貫通孔3aからのガス抜きを確実に行いながら貫通孔3aからの成形材料の流れ込みを防止することができる。
特に、貫通孔3aの周囲全体に亘って粗面4を形成した場合には、貫通孔3aの周囲全体に亘ってベース金型2のガス抜き孔2bと連通するガス逃がし通路Pが配置されるため、ベース金型2と意匠金型3の対向面の間隔が狭くても、成形材料の流入に伴って貫通孔3aから放射状に押し出されたガスが滞ることなくガス逃がし通路Pに流れる。
したがって、ガスの滞留を防止することができる。
その結果、ガス抜き性能を更に向上させることができる。
さらに、ベース金型2又は意匠金型3の対向面のいずれか一方に突起5を設け、ベース金型2又は意匠金型3の対向面の他方に、突起5と嵌合する凹溝6を設けた場合には、金型本体1の凹入部1a内でベース金型2と意匠金型3を重ね合わせることにより、突起5が凹溝6に嵌入して、ベース金型2と意匠金型3が移動不能に係合する。
したがって、ベース金型2と意匠金型3を重ね合わせるだけで両者を正確に位置合わせすることができる。
その結果、意匠金型とベース金型を複数の接続ねじで互いに接続した後に、金型本体の凹入部に組み込んで金型本体から複数のねじ杆で止着する従来のものに比べ、金型本体1とベース金型2及び意匠金型3を、これらに連通する固定手段(ねじ杆)7で一度に固定することができて、金型本体1の凹入部1aに対するベース金型2及び意匠金型3の組み付けを短時間で行えて作業性の向上が図れる。
さらに、金型本体1に対してベース金型2及び意匠金型3を、これらに連通する固定手段(ねじ杆)7で止着しても、ベース金型2と意匠金型3を正確に位置合わせできて、靴底の成形精度の低下も防止することができる。
次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、図1,図2,図5及び図6に示すように、意匠金型3の対向面全体に突起5が、貫通孔3aの周囲を矩形状に囲むように突出形成され、ベース金型2の対向面全体に凹溝6が、型面2cの周囲に形成される粗面4を矩形状に囲むように凹状形成され、突起5と凹溝6によってベース金型2と意匠金型3を、ベース金型2及び意匠金型3の対向面に沿った直交方向(XY方向)へ移動不能に係合させたものである。
さらに、ベース金型2の対向面に配置される凹溝6の途中に、複数のガス抜き孔2bをベース金型2の厚み方向(Z方向)へ貫通開穿している。意匠金型3の対向面に配置される突起5の途中には、通気用凹部3bをガス抜き孔2bと対向して凹状形成している。
このような本発明の実施例1に係る靴底成形用金型装置Aによると、成形材料の流入に伴って貫通孔3aから押し出されたガスが、ベース金型2の型面2cの周囲に形成される粗面4を通過して、通気用凹部3bから凹溝6へ流れ込み、凹溝6に沿ってガス抜き孔2bに導かれ、ガス逃がし溝2d及び通気孔1bを経て金型本体1の外部に放出される。
したがって、ガスを停滞させることなくスムーズに排出させることができるという利点がある。
なお、前示実施例では、意匠金型3の対向面全体に突起5を矩形状に突出形成し、ベース金型2の対向面全体に凹溝6を矩形状に凹状形成したが、これに限定されず、ベース金型2又は意匠金型3の対向面の一部のみに突起5と凹溝6をそれぞれ形成したり、ベース金型2及び意匠金型3の対向面に沿って突起5及び凹溝6を曲線に延びるように配置したりしても良い。
1 金型本体 1a 凹入部
1b 注入口 1c 通気孔
2 ベース金型 2a 供給路
2b ガス抜き孔 3 意匠金型
3a 貫通孔 4 粗面
5 突起 6 凹溝

Claims (3)

  1. 凹入部が設けられて、前記凹入部と外部を連通する成形材料の注入口及び通気孔を有する金型本体と、
    前記凹入部に入り込むように設けられて、前記注入口と通じる供給路及び前記通気孔と通じるガス抜き孔を有するベース金型と、
    前記凹入部に前記ベース金型と重なり合って入り込むように設けられて、前記供給路と通じ且つ靴底の接地ブロックと対応する形状の貫通孔を有する意匠金型と、を備え、
    前記ベース金型及び前記意匠金型の対向面の少なくとも一方に、複数又は多数の凹凸からなる粗面を設け、前記粗面を介して前記貫通孔と前記ガス抜き孔を連通させることを特徴とする靴底成形用金型装置。
  2. 前記貫通孔の周囲全体に亘って前記粗面を形成したことを特徴とする請求項1記載の靴底成形用金型装置。
  3. 前記ベース金型又は前記意匠金型の対向面のいずれか一方に突起を設け、前記ベース金型又は前記意匠金型の対向面の他方に、前記突起と嵌合する凹溝を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の靴底成形用金型装置。
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