JP2014038799A - 電磁調理器具用バンド及び電磁調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁調理器具に装着されたときにグレード及び新型旧型に関わらずIH調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具用バンド、並びに、グレード及び新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器を提供すること。
【解決手段】電磁調理器具本体15に装着されるゴム製バンド本体11と、ゴム製バンド本体11の一主面11a上に配置又はゴム製バンド本体11に埋設されたコイル12と、コイル12に電気的に接続された発光体13とを備えた電磁調理器具用バンド5、並びに、例えば電磁調理器具用バンド5が装着され、電磁調理器に設置された加熱コイルにより電磁誘導を利用して電力を発生させるコイル12と、コイル12に電気的に接続するように配置され、前記電力によって発光する発光体13とを備えた電磁調理器具1。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電磁調理器具用バンド及び電磁調理器具に関し、さらに詳しくは、電磁調理器具に装着されたときに電磁調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具用バンド、及び、電磁調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具に関する。
電磁誘導による誘導加熱を利用した電磁調理器(IH調理器とも称する。)及びこの電磁調理器に使用される電磁調理器具(IH調理器具とも称される。)が実用化されている。このようなIH調理器具としては、例えば、片手鍋、両手鍋、土鍋、蒸し鍋等の調理鍋、フライパン、やかん等が挙げられる。
IH調理器は、火炎を使用するのではなく誘導加熱を利用してIH調理器具を加熱するものであるから、火災に対する安全性は比較的高いといえる。しかし、IH調理器で調理中に使用者又は第三者がIH調理器周辺を見ただけでは加熱の有無及び加熱の強弱等の加熱状態を判別できず、火傷等に対する安全性は高いとはいえない。
そこで、IH調理器における火傷等の安全性を確保するために、発光体等を備え、加熱状態を確認できるIH調理器が提案されている。例えば、特許文献1には「鍋を載置する透光性のトッププレートと、鍋を加熱する加熱手段と、加熱設定を入力する操作手段と、鍋の底面温度を検知する温度センサと、温度センサの出力と操作手段で設定された火力に応じて加熱手段へ制御信号を出力する制御手段と、トッププレートの端面から可視光を入射する発光手段と、トッププレート上面の加熱領域の下面に位置し、発光手段からトッププレートに入射された可視光をトッププレート上方に放射するリング状の加熱状態表示手段とを備え、前記加熱状態表示手段の上方に放射する可視光により加熱状態を発光表示するようにした加熱調理器」(請求項1)が記載されている。
また、特許文献2には「外郭を構成するケースと、そのケース上に外周部が取り付けられ鍋などを載置するトッププレートと、このトッププレートの下方に配置した加熱コイルと、トッププレートと接し前記トッププレートの温度を検知するセンサとを備え、トッププレートの外周部の内側には発光手段を設け、前記鍋などを誘導加熱する場合または前記トッププレートの温度が、触れると火傷する恐れのある温度である場合にトッププレートの外周全体から透光し発光させるようにした誘導加熱調理器」(請求項1)が記載されている。
このような、発光体等を備えたIH調理器であっても使用するIH調理器具の大きさ及び形状又は視認する方向によっては発光体等の発光状態すなわち加熱状態を容易かつ明瞭に確認できないことがある。
また、発光体等を備えたIH調理器は高価なハイエンドモデルに多く、安価で簡素化されたエントリーモデル等は発光体等を備えていないものが多い。このようなエントリーモデル、発光体等を備えていない旧型又は既存のIH調理器に発光体等を後付けすることは通常できない。
このように、発光体等を備えたハイエンドモデルのIH調理器であっても、またエントリーモデル又は既存のIH調理器であっても、加熱状態を確認できることが安全確保の観点から望まれている。
特開2008−277097号公報 特許第4251155号公報
この発明は、ハイエンドモデル及びエントリーモデル等のグレード、並びに、新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具を提供することを、目的とする。
また、この発明は、電磁調理器具に装着されたときに、ハイエンドモデル及びエントリーモデル等のグレード、並びに、新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具用バンドを提供することを、目的とする。
前記課題を解決するための手段として、
請求項1は、電磁調理器に設置された加熱コイルにより電磁誘導を利用して電力を発生させるコイルと、前記コイルに電気的に接続するように配置され、前記電力によって発光する発光体とを備えた電磁調理器具であり、
請求項2は、前記電磁調理器具は、耐熱性シリコーンゴム製の電磁調理器具本体、又は、金属基体の基体と前記金属基体の少なくとも外周面に配置された耐熱性シリコーンゴム層とを有する電磁調理器具本体を備えている請求項1に記載の電磁調理器具であり、
請求項3は、前記コイルは、前記電磁調理器具本体に装着されるゴム製バンド本体の一主面上に配置又は前記ゴム製バンド本体に埋設されている請求項1又は2に記載の電磁調理器具であり、
請求項4は、前記コイルは、前記電磁調理器具本体の外周面に配置又は前記電磁調理器具本体に埋設されている請求項1又は2に記載の電磁調理器具であり、
請求項5は、電磁調理器具本体に装着されるゴム製バンド本体と、前記ゴム製バンド本体の一主面上に配置又は前記ゴム製バンド本体に埋設されたコイルと、前記コイルに電気的に接続された発光体とを備えた電磁調理器具用バンドであり、
請求項6は、前記ゴム製バンド本体により形成される径を前記電磁調理器具本体の外径に応じて調整する調整機構を備えた請求項5に記載の電磁調理器具用バンドであり、
請求項7は、請求項5又は6に記載の電磁調理器具用バンドを備えた電磁調理器具である。
この発明に係る電磁調理器具は、電磁調理器に設置された加熱コイルにより電磁誘導を利用して電力を発生させるコイルとこのコイルに電気的に接続するように配置され、電力によって発光する発光体とを備えているから、又は、後述するこの発明に係る電磁調理器具用バンドを備えているから、電磁調理器具が電磁調理器上に載置されて加熱されると、電磁調理器の加熱コイルによる電磁誘導によってコイルに発生した電流が発光体に流れて発光体が発光する。このように、この発明に係る電磁調理器具は、自身に配置された発光体をIH調理器の加熱状態に応じて発光させるから、電磁調理器及び電磁調理器具の寸法及び形状、並びに、電磁調理器のグレード及び新型旧型に関わらず、電磁調理器の加熱状態に応じて発光体を発光させることができ、加熱状態を容易に視認できる。したがって、この発明によれば、ハイエンドモデル及びエントリーモデル等のグレード、並びに、新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具を提供できる。
また、この発明に係る電磁調理器具用バンドは、ゴム製バンド本体とコイルと発光体とを備えているから、IH調理器具がIH調理器で加熱されると前記のように発光体が発光する。そして、この発明に係る電磁調理器具用バンドは、IH調理器ではなくIH調理器具に装着されるから、IH調理器及びIH調理器具の寸法及び形状、並びに、IH調理器のグレード及び新型旧型に関わらず、IH調理器の加熱状態に応じて発光体を発光させる。したがって、この発明によれば、電磁調理器具に装着されたときに、ハイエンドモデル及びエントリーモデル等のグレード、並びに、新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を容易に視認できる電磁調理器具用バンドを提供できる。
図1は、この発明に係る電磁調理器具用バンドの一例を電磁調理器具本体に装着した、この発明に係る電磁調理器具の一例を示す概略斜視図である。 図2は、この発明に係る電磁調理器具用バンドの別の一例を示す概略平面図である。 図3は、この発明に係る電磁調理器具の別の一例を示す概略斜視図である。
この発明に係る電磁調理器具、及び、この発明に係る電磁調理器具用バンドが装着される電磁調理器具は、電磁調理器に使用される電磁調理器具であればよく、例えば、片手鍋、両手鍋、平鍋、土鍋、蒸し鍋等の調理鍋、フライパン、やかん等が挙げられる。このような電磁調理器具は、通常、電磁調理器具本体を備え、所望により電磁調理器具本体に装着された少なくとも1つの取手、外蓋及び内蓋等の蓋体、スノコ等を備えている。
電磁調理器具は、少なくとも底部の一部又は全部に電磁調理器の加熱コイルによる電磁誘導によって電流が発生する金属板を備えている。このような電磁調理器具としては、例えば、耐熱性ゴム又は耐熱性樹脂で形成され、一端が開口した中空凹部を有する電磁調理器具本体とその底部に配置又は埋設された金属板とを備えた電磁調理器具、金属で形成され、一端が開口した中空凹部を有する金属基体と、この基体の少なくとも外周面に配置されたゴム層又は樹脂層とを有する電磁調理器具本体を備えた電磁調理器具等が挙げられる。前者は軽量である点で好ましく、後者は強度が高い点で好ましい。ゴム又は樹脂としては、各種のゴム又は樹脂を特に限定されることなく用いることができ、熱伝導性が小さく安全性が高いうえ耐熱性をも有している点でシリコーンゴム又はシリコーン樹脂が好ましく、さらなる耐熱性が要求される場合には耐熱性シリコーンゴム又は耐熱性シリコーン樹脂が好ましい。この発明において「耐熱性」とはシリコーンゴム又はシリコーンゴム樹脂が200℃においても成形された形状を保持する特性をいう。前記金属としては、IH調理器具に用いられる従来公知の金属であればよく、例えば、鉄、鉄鋳物及び有磁性ステンレス鋼(18−0ステンレス鋼)等の磁性金属、非磁性ステンレス(18−8ステンレス鋼、18−10ステンレス鋼)等の非磁性金属等が挙げられる。また、オールメタル対応のIH調理器についてはこの限りではなく、銅、アルミニウム等の非磁性金属も用いることができる。
この発明に係る電磁調理器具、及び、この発明に係る電磁調理器具用バンドが装着される電磁調理器具を加熱するIH調理器は、内部、通常天板内又は天板下に配置された加熱コイルを備えていれば特に限定されず、ハイエンドモデルのIH調理器具、例えば発光体を備えたIH調理器具であっても、エントリーモデルのIH調理器具、例えば発光体を備えていないIH調理器具であってもよく、また、既存の、すなわち旧型のIH調理器具であってもよい。IH調理器はビルトインタイプでも据え置きタイプでもよく、卓上タイプ(ポータブルタイプ、ホットプレート型とも称する。)であってもよい。
この発明に係る電磁調理器具は、電磁調理器に設置された加熱コイルにより電磁誘導を利用して電力を発生させるコイルと、このコイルに電気的に接続するように配置され、前記電力によって発光する発光体とを備えていればよく、例えば、コイル及び発光体が共に電磁調理器具本体、取手又は蓋体等に配置又は埋設された電磁調理器具、コイル及び発光体が配置又は埋設された電磁調理器具用バンドを電磁調理器具本体、取手又は蓋体等に装着した電磁調理器具等が挙げられる。
この発明において、コイルは、この発明に係る電磁調理器具がIH調理器で加熱されるときに誘導電流が発生する位置及び配置形態となるように、電磁調理器具の任意の箇所に配置されることができる。また、発光体は、コイルで発生した電流が電気的に接続されている限り、電磁調理器具の任意の箇所に配置されることができる。発光体の配置形態は、その発光状態を視認できる形態であればよく、例えば、発光体の形状、輝度、発光パターン等は適宜に選択される。
この発明に係る電磁調理器具の一例として、この発明に係る電磁調理器具用バンドを備えた電磁調理器具を、図面を参照して、説明する。この電磁調理器具1は、図1に示されるように、この発明に係る電磁調理器具用バンドの一例である電磁調理器具用バンド5が電磁調理器具本体15に装着されて、コイルと発光体とを備えたこの発明に係る電磁調理器具となっている。
電磁調理器具本体15は、前記の通りであり、この例においては、磁性を持つステンレス鋼、すなわち有磁性ステンレス鋼で形成され、一端が開口した中空凹部を有する金属基体(図1において図示しない。)と、この金属基体の全面を被覆するように配置された耐熱性シリコーンゴム層15aとを有している。すなわち、金属基体は耐熱性シリコーンゴム層15aに埋設されている。この電磁調理器具本体15の上方外周面には互いに対向するように2つの取手(把手とも称する。)16が装着されている。
電磁調理器具用バンド5は、図1に示されるように、ゴム製バンド本体11と、ゴム製バンド本体11の一主面11aにその長手方向に沿って配置された1本のコイル12と、コイル12に電気的に接続され、ゴム製バンド本体11の長手方向に沿って配置された1本の発光体13とを備えている。
ゴム製バンド本体11は、耐熱性ゴム、好ましくは耐熱性シリコーンゴムでリング状に形成され、耐熱性ゴムの可撓性又は伸縮性を利用して電磁調理器具本体15の外周面に一巡するように装着される。このゴム製バンド本体11が耐熱性シリコーンゴムで形成されていると、熱伝導性が低くなってゴム製バンド本体11自体が高温になりにくく、発光体13として比較的熱に弱い例えば発光ダイオード(LEDとも称する。)等を用いることができる。ゴム製バンド本体11の寸法及び形状は特に限定されず、装着される電磁調理器具本体15等に応じて適宜に決定される。
コイル12は、ゴム製バンド本体11の一主面11aに二周する螺旋状に配置され、一方の端部12aが発光体13まで伸びて電気的に接続している。このコイル12は、誘導電流を発生させると共にこの誘導電流を後述する発光体に導く導線としても機能する。したがって、コイル12は導線とも称することができる。この電磁調理器具用バンド5において、コイル12は前記のように配置されているが、コイル12に誘導電流が発生すればよく、コイル12の材料、螺旋回数、寸法及び形状等は特に限定されない。
発光体13は、ゴム製バンド本体11の一主面11aにゴム製バンド本体11の周方向に沿って一巡するように配置されている。この発光体13は、光ファイバ、一列に配列された複数の発光ダイオード、導光板等が挙げられ、低電流でも発光する光ファイバ及び発光ダイオードが調理すなわち加熱時間及び加熱状態等に与える影響が小さい点で好ましく、この例においては両端にLEDを配置した光ファイバが採用されている。ここで、発光体13として使用される光ファイバは、端面以外で発光する構成、すなわち端面以外で全反射にならない構成を有しており、例えば、アクリル樹脂製のコア外周にフッ素樹脂製のクラッドを設けることで側面輝度を最適に調整した光ファイバ素線等が挙げられる。光ファイバがこのような構成を有していると、光ファイバの外周面が発光し、加熱状態を良好に視認できる。このような光ファイバとして、例えば、「レイミルキー8」、「レイスーパーミルキー8」及び「レイスーパーミルキー3.5」(いずれも住友3M株式会社製)等が挙げられる。この発光体13は、一主面11a上にゴム製バンド本体11と共に環状に配置されているが、例えば、図形、企業ロゴ、危険報知ロゴ等の形状に配置することもできる。この電磁調理器具用バンド5において、発光体13は前記のように配置されているが、発光体13が誘導電流で発光すればよく、発光体13の材料、巻回数、寸法及び形状、並びに、輝度及び発光パターン等は特に限定されない。
この電磁調理器具用バンド5は、そのコイル12にIH調理器で誘導電流が発生する位置及び配置形態等となるように、コイル12及び発光体13が配置された一主面11aを外側に向けて電磁調理器具本体15に装着される。好ましくは発光体13が熱源であるIH調理器のコイル等から離れた位置となるように電磁調理器具用バンド5が電磁調理器具本体15に装着される。このように電磁調理器具用バンド5が電磁調理器具本体15に装着されると、電磁調理器具本体15とその外周面に装着された電磁調理器具用バンド5とを備えた電磁調理器具1になる。この電磁調理器具用バンド5は、ゴム製バンド本体11の可撓性又は伸縮性で電磁調理器具本体15に強固に装着されると共に、外径が異なる別の電磁調理器具本体15にも装着でき、汎用性に優れる。
この電磁調理器具用バンド5は、IH調理器具がIH調理器で加熱されると、IH調理器のコイルによる電磁誘導によってコイル12に電流が発生し、発生する電流の大小によって異なる輝度で発光体13を発光させる。そして、この電磁調理器具用バンド5はIH調理器ではなくIH調理器具に装着されるから、IH調理器及びIH調理器具の寸法及び形状、並びに、IH調理器のグレード及び新型旧型に関わらず、IH調理器の加熱状態に応じて発光体13を発光させる。したがって、この電磁調理器具用バンド5は、電磁調理器具に装着されたときに、ハイエンドモデル及びエントリーモデル等のグレード、並びに、新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を使用者等が容易に視認できるように、発光体13を発光させる。このように電磁調理器具用バンド5が装着された電磁調理器具1を用いると、発光体13の点灯状態及び輝度によって加熱状態の有無及び加熱の強弱等の加熱状態を使用者等が容易に把握でき、安全性を十分に確保できる。
この発明に係る電磁調理器具用バンドの別の一例である電磁調理器具用バンド6は、図2に示されるように、帯状のゴム製バンド本体21と、ゴム製バンド本体21の一主面21aにその長手方向に沿って配置されたコイル22と、コイル22に電気的に接続され、ゴム製バンド本体21の長手方向に沿ってコイル22と平行に配置された1本の発光体23とを備えている。
ゴム製バンド本体21は、帯状をなし、その両端部を環状に接続し、その径を電磁調理器具本体の外径に応じて調整する調整機構24を長手方向の両端部に備えていること、及び、環状に接続したときにコイル22が一巡するように配置されていること以外はゴム製バンド本体11と基本的に同様である。この調整機構24は、一端部に2行・2列に配置された係止突起24aと、他端部に係止突起24aと同等の間隔で2行・2列に穿孔された係止孔24bとを有している。係止突起24aは、一主面21aに立設された軸体(図2において図示しない。)と軸体の自由端に半径方向に膨出する膨出頭部とを有している。係止孔24bは膨出頭部の最大外径よりも小さく軸体の外径よりも大きな径を有している。
コイル22は、その配置状態等が異なること以外はコイル12と基本的に同様である。すなわち、コイル22は、図2に示されるように、ゴム製バンド本体21の一端部から他端部に向かって直線状に配置された本線22aと本線22aの途中で後述する発光体23に向かって略垂直に分岐し、発光体23に電気的に接続する分岐線22bとを有している。なお、発光体23は配置状態等が異なること以外は発光体13と基本的に同様である。
この電磁調理器具用バンド6が電磁調理器具本体に装着されると、電磁調理器具本体とその外周面に装着された電磁調理器具用バンド6とを備えた、この発明に係る電磁調理器具になる。この電磁調理器具用バンド6は、電磁調理器具用バンド5と同様の効果を奏するうえ、調整機構24によって環状に接続された電磁調理器具用バンド6の径を任意に設定できるから、大径から小径まで幅広い外径を有する電磁調理器具本体に強固に装着でき、より一層高い汎用性を発揮する。
この発明に係る電磁調理器具の別の一例として、電磁調理器具用バンド等を介することなく電磁調理器具本体に配置されたコイル及び発光体を備えた電磁調理器具を、図面を参照して、説明する。この電磁調理器具2は、図3に示されるように、電磁調理器具本体31と、電磁調理器具本体31の外周面に直接配置されたコイル32と、コイル32に電気的に接続され、電磁調理器具本体31の外周面に直接配置された発光体33と、電磁調理器具本体31の底部に配置された磁性金属板34とを備えている。
電磁調理器具本体31は、シリコーンゴムで形成され、一端が開口した中空凹部を有する軽量の筺体になっている。この電磁調理器具本体31は、その形状を保持するように強度又は硬度の高いシリコーンゴムで、好ましくは1〜10mmの厚さに形成されている。ここで、「強度が高い」とはJIS K6252による引き裂き強度(クレセント)が10〜40kN/mであることを意味し、「硬度が高い」とはJIS K6253による硬度が40〜80(デュロメータ硬さ/タイプA)であることを意味する。この電磁調理器具本体31の上方外周面には互いに対向するように2つの取手(把手とも称する。)35が装着されている。
この電磁調理器具本体31の底部の全面には、磁性金属で板状に作製された磁性金属板34が装着されている。この磁性金属は前記した通りである。
コイル32は、電磁調理器具本体31の外周面に直接配置されていること以外はコイル12と基本的に同様である。すなわち、コイル32は、電磁調理器具本体31の外周面に周方向に螺旋状に配置され、一方の端部32aが発光体33まで伸びて電気的に接続している。コイル32が外周面に配置される位置はIH調理器のコイルによる電磁誘導によって電流が発生する位置であればよく、通常、電磁調理器具本体31の底部近傍の外周面であり、具体的には、電磁調理器具本体31の底面から5〜30mmの高さである。
発光体33は、電磁調理器具本体31の外周面に配置されていること以外は発光体13と基本的に同様である。すなわち、発光体33は、取手35に穿孔された貫通孔35aを挿通して電磁調理器具本体31の外周を一巡するように電磁調理器具本体31の外周面に直接巻回されていること以外は発光体13と基本的に同様である。
電磁調理器具2は、電磁調理器具本体31とコイル32と発光体33と磁性金属板34とを備えているから、電磁調理器具用バンド5を備えた電磁調理器具1と同様の効果を奏する。また、発光体33が電磁調理器具本体31の開口近傍に配置され、熱源となる磁性金属板34から離間しているから、加えて電磁調理器具本体31が磁性金属製の基体を備えず、熱伝導率の小さな耐熱性シリコーンゴムで形成された筺体を有しているから、磁性金属板34で発生した熱によって発光体33がその機能を損なうことを効果的に防止できる。したがって、この電磁調理器具2は、ハイエンドモデル及びエントリーモデル等のグレード、並びに、新型旧型に関わらず、IH調理器による加熱状態を使用者等が容易に視認できるように、発光体33を発光させる。このように電磁調理器具2を用いると、発光体33の点灯状態及び輝度によって加熱状態の有無及び加熱の強弱等の加熱状態を使用者等が容易に把握でき、安全性を十分に確保できる。
この発明に係る電磁調理器具用バンド及び電磁調理器具は、前記した例に限定されることはなく、本願発明の目的を達成することができる範囲において、種々の変更が可能である。例えば、電磁調理器具用バンド5及び電磁調理器具用バンド6において、コイル12又はコイル22、及び、発光体13又は発光体23は、いずれも、一主面11a又は一主面21a上に配置されているが、この発明に係る電磁調理器具用バンドおいて、コイル及び発光体は電磁調理器具用バンドに埋設されてもよい。同様に、電磁調理器具2において、コイル32及び発光体33は電磁調理器具本体31の外周面に直接配置されているが、この発明において、コイル及び発光体は電磁調理器具本体に埋設されてもよい。
電磁調理器具用バンド5におけるコイル12及び発光体13、並びに、電磁調理器具2におけるコイル32及び発光体33は、いずれも、ゴム製バンド本体11の外周面又は電磁調理器具本体31の外周面に周回するように螺旋状に配置されているが、この発明において、コイル及び発光体は、周方向に不連続で螺旋状に配置又は埋設されてもよく、任意の1か所又は複数個所に配置又は埋設されてもよく、発光体は各種図形又はロゴとなるように配置又は埋設されてもよい。同様に、電磁調理器具用バンド6におけるコイル22及び発光体23はゴム製バンド本体21の一主面21aにその長手方向に沿って配置されているが、この発明において、コイル及び発光体は、長手方向に沿って不連続で配置又は埋設されてもよく、任意の1か所又は複数個所に配置又は埋設されてもよく、発光体は各種図形又はロゴとなるように配置又は埋設されてもよい。
電磁調理器具2における発光体33は、電磁調理器具本体31の外周面に配置されているが、この発明において、発光体は取手又は蓋体に配置されていてもよい。
1、2 電磁調理器具(IH調理器具)
5、6 電磁調理器具用バンド
11、21 ゴム製バンド本体
11a、21a 一主面
12、22、32 コイル
12a、32a 一方の端部
13、23、33 発光体
15、31 電磁調理器具本体
15a 耐熱性シリコーンゴム層
16、35 取手(把手)
22a 本線
22b 分岐線
24 調整機構
24a 係止突起
24b 係止孔
34 磁性金属板
35a 貫通孔

Claims (7)

  1. 電磁調理器に設置された加熱コイルにより電磁誘導を利用して電力を発生させるコイルと、前記コイルに電気的に接続するように配置され、前記電力によって発光する発光体とを備えた電磁調理器具。
  2. 前記電磁調理器具は、耐熱性シリコーンゴム製の電磁調理器具本体、又は、金属基体と前記金属基体の少なくとも外周面に配置された耐熱性シリコーンゴム層とを有する電磁調理器具本体を備えている請求項1に記載の電磁調理器具。
  3. 前記コイルは、前記電磁調理器具本体に装着されるゴム製バンド本体の一主面上に配置又は前記ゴム製バンド本体に埋設されている請求項1又は2に記載の電磁調理器具。
  4. 前記コイルは、前記電磁調理器具本体の外周面に配置又は前記電磁調理器具本体に埋設されている請求項1又は2に記載の電磁調理器具。
  5. 電磁調理器具本体に装着されるゴム製バンド本体と、前記ゴム製バンド本体の一主面上に配置又は前記ゴム製バンド本体に埋設されたコイルと、前記コイルに電気的に接続された発光体とを備えた電磁調理器具用バンド。
  6. 前記ゴム製バンド本体により形成される径を前記電磁調理器具本体の外径に応じて調整する調整機構を備えた請求項5に記載の電磁調理器具用バンド。
  7. 請求項5又は6に記載の電磁調理器具用バンドを備えた電磁調理器具。
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