JP5147841B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理容器を誘導加熱するとともに赤外線センサを用いて調理容器の温度を制御する誘導加熱調理器に関するものである。
近年、火を使わない加熱調理器として誘導加熱調理器が広く普及している。この誘導加熱調理器は、加熱コイルの中央下方に赤外線センサを配置し、赤外線センサからの出力に応じて制御部によりインバータ回路を制御して加熱コイルの出力を制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−38660号公報
しかしながら、上記構成の誘導加熱調理器においては、空の(被調理物が収容されていない)鍋等の調理容器を加熱すると、調理容器は、最も磁束密度が高く加熱時の発熱が大きい加熱コイルの巻線の最外周と最内周の中間部の上方が急激に温度上昇するため、調理容器の高温部分に対する加熱出力制御の応答性が遅れ、熱伝導性が悪く熱容量の低い薄手のステンレス鍋等は調理容器として使用すると、鍋底が赤熱して鍋が変形したり、あるいは被調理物などが高温となる場合があった。また、赤外線センサを加熱コイルの中央ではなく加熱コイル中間部や、あるいは加熱コイルの巻線内周近傍の調理容器の温度が測定できるようにすれば上述した課題は解決できるが、トッププレートに載置された調理容器から赤外線センサへの赤外線入射領域は加熱コイルの中心を外したトッププレートの位置に形成されることになる。この場合、調理容器は必ずしもその赤外線入射領域の上方に載置されるとは限らず、ユーザが無意識に調理容器を載置した結果、調理容器が赤外線入射領域を塞がないと、赤外線センサで調理容器の温度を適正に検知できない。特に、誘導加熱調理器の周囲が暗い場合は、赤外線入射領域を視認しづらいという問題があった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、調理容器から放射される赤外線の赤外線センサへの入射領域を容易に視認できるようにして、確実に赤外線センサによる調理容器の温度制御ができる使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の誘導加熱調理器は外郭を構成する本体と、前記本体の上部に取り付けられ赤外線を透過する材料で形成されたトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ、前記トッププレートに対向して配置され、交流磁界を発生して前記トッププレートに載置された調理容器底面を誘導加熱するための加熱コイルと、前記トッププレートの下方に設けられ前記調理容器底面から放射され前記トッププレートを透過する赤外線を検出する赤外線センサと、前記トッププレートと対向した開口部が形成された赤外線入射部を有し前記赤外線入射部から入射した前記赤外線を通過させ前記赤外線センサに受光させる光路が形成された導光部と、前記赤外線センサの出力信号に基づいて前記加熱コイルの出力を制御する制御部とを備え、前記加熱コイルの外縁部の内側で前記加熱コイルの中心とは異なる位置に前記赤外線入射部を設け、前記発光部は前記加熱コイル中心より手前側でかつ前記赤外線入射部と隣接して手前側に形成され、前記調理容器底面が前記赤外線入射部の上方に位置していない場合は前記発光部の発光を前記トッププレート越しに視認でき、前記発光部の発光を前記調理容器底面で隠すことにより前記赤外線入射部を調理容器底面で覆うことができるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の誘導加熱調理器は、調理容器底面から放射される赤外線の入光部である赤外線入射部の上方に調理容器底面が位置していないことを、発光部を視認することで認識することができる。使用者は、発光部を調理容器の底面で隠すことにより確実にかつ容易に赤外線入射部を調理容器で覆うことができるので、制御部は、赤外線センサの出力信号に基づいて調理容器の底面温度を確実に検出して赤外線センサによる安定した応答性のよい調理容器の温度制御をすることができる。
図1は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の概略断面図 図2は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に設けられたトッププレートの部分平面図 図3は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の要部分解斜視図 図4は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に設けられた導光筒保持部材の分解斜視図 図5は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の導光筒保持部材を下から見た場合の分解斜視図 図6は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に設けられた赤外線センサ近傍の部分拡大図 図7は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器のトッププレートの部分詳細図 図8は本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器のトッププレートの部分詳細図
第1の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上部に取り付けられ赤外線を透過する材料で形成されたトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ、前記トッププレートに対向して配置され、交流磁界を発生して前記トッププレートに載置された調理容器底面を誘導加熱するための加熱コイルと、前記トッププレートの下方に設けられ前記調理容器底面から放射され前記トッププレートを透過する赤外線を検出する赤外線センサと、前記トッププレートと対向した開口部が形成された赤外線入射部を有し前記赤外線入射部から入射した前記赤外線を通過させ前記赤外線センサに受光させる光路が形成された導光部と、前記赤外線センサの出力信号に基づいて前記加熱コイルの出力を制御する制御部とを備え、前記トッププレート裏面方向に向かって可視光を発する発光部と、前記加熱コイルの外縁部の内側で前記加熱コイルの中心とは異なる位置に前記赤外線入射部を設け、前記発光部は前記加熱コイル中心より手前側でかつ前記赤外線入射部と隣接して手前側に形成され、前記調理容器底面が前記赤外線入射部の上方に位置していない場合は前記発光部の発光を前記トッププレート越しに視認でき、前記発光部の発光を前記調理容器底面で隠すことにより前記赤外線入射部を調理容器底面で覆うことができるようにしたことにより、調理容器を中央に載置したとき、赤外線入射部が調理容器の底面により覆われていない場合は発光部の発光が視認できる。その場合に、発光部の方向に調理容器をずらして発光部を調理容器の底面で隠すことにより確実に赤外線入射部を調理容器で覆うことができる。赤外線センサは、調理容器底面で覆われた赤外線入射部から入光した調理容器の底面から放射される赤外線を検出するので、制御部は、赤外線センサの出力信号に基づいて調理容器の底面温度を応答性良く検出して調理容器の温度制御を行うことができる。この場合、発光部を加熱コイル中心から手前側に設けることにより、発光部が調理容器の上を覆っていない場合にその発光を視認しやすくなるので好ましい。発光部を上方から見て加熱コイル中心を通り機器前面に垂直な直線状に設けると、発光部が調理容器の上を覆っていない場合にその発光を最も視認しやすくなるのでさらに好ましい。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記トッププレート裏面に形成された光を透過する領域である点灯窓を備え、前記点灯窓に拡散膜を形成し、前記発光部の発する光を前記点灯窓に照射することにより前記点灯窓を発光させたものである。これにより、発光部分が窓として光るのでトッププレートと発光部の横方向の位置ズレが分かり難く組立が容易になる。
の発明は、特に、第2の発明において、上方から見て前記加熱コイル中心と前記点灯窓の中心とを結ぶ直線上に前記赤外線入射部を設ける構成とする。この構成により、調理容器を中央に載置したとき、赤外線入射部が調理容器の底面により覆われていない場合は発光部の発光が視認できるが、その場合に、発光部の方向に調理容器をずらして発光部を調理容器の底面で隠すことにより、さらに、確実に赤外線入射部を調理容器で覆うことができる。
また、上方から見て発光部と加熱コイルの中心との間に光の透過を遮断する遮光層で囲まれた赤外線透過窓をトッププレート裏面に形成し、赤外線入射部を赤外線透過窓の内側下方に設けた場合は、使用者は、調理容器を加熱コイル中央に載置して、発光部が覆われていない場合に調理容器を発光部側にずらして調理容器底面で覆うことにより確実に赤外線透過窓の上を調理容器底面で覆うことができる。赤外線透過窓の上を調理容器底面で覆うことにより、遮光層と調理容器底面で、調理容器底面から放射される赤外線以外の外乱光の機器内への入射を抑制し赤外線センサに外乱光が届くことを防止することができる。
の発明は、特に、第1の発明において、前記トッププレート表面又は裏面に印刷されて、前記赤外線入射部の存在する位置を領域により表示する赤外線センサ表示窓を備え、上方から見て前記発光部と前記加熱コイルの中心との間に前記赤外線センサ表示窓を配置し、前記赤外線センサ表示窓の内側下方に前記赤外線入射部とを設ける。この構成により、使用者は、赤外線入射部の位置を認識できるので確実に調理容器底面で赤外線入射部の上部を覆うことができる。また、発光部を覆うことによりさらに確実に赤外線入射部の上を調理容器底面で覆うことができる。また、室内が暗い場合においても発光部があり、調理容器から放射される赤外線の赤外線センサへの入射領域を容易に視認でき、確実に赤外線センサによる調理容器の温度制御をすることができる。また、加熱コイル周囲を光らせる場合には、室内が暗い場合においても、加熱コイル中心がわかるので上記作業が容易にできる。
さらに、赤外線センサ表示窓の外側下方に発光部を設けた場合は、発光部と赤外線入射部が赤外線センサ表示窓により区切られるので赤外線入射部の位置をより明確に把握することができる。
また、トッププレート表面又は裏面に印刷されて、赤外線入射部の存在する位置を領域により表示する赤外線センサ表示窓を備え、赤外線センサ表示窓の内側に光の透過を遮断する遮光層で囲まれた赤外線透過窓を前記トッププレート裏面に形成し、赤外線入射部を前記赤外線透過窓の内側下方に設けたことにより、調理容器の底面で赤外線表示窓を覆う場合は、赤外線透過窓はその内側に位置することから、外乱光が赤外線入射部に入りにくくなる。また、遮光層を黒色または暗黒色に近い色(例えば、灰色、茶色等)として、光吸収作用の大きな皮膜で形成する場合は、外乱光がトッププレート内部で反射して伝達するのを抑制するので、外乱光が赤外線入射部から侵入することを防止する効果をさらに高めることができる。したがって、調理容器から放射される赤外線の赤外線センサへの入射光における割合を高めることができ、確実に赤外線センサによる調理容器の温度制御をすることができる。
さらに、トッププレート裏面に光の透過を遮断する遮光層で囲んで形成した点灯窓を有し、発光部の発する光を前記点灯窓に照射する構成とした場合は、遮光層を設けることで外乱光が機器内部に入りにくくすることができるので、赤外線センサによる誤動作を防止し、また、点灯窓を所定の形状、例えば長方形、にくっきりと表示することができる。
さらに、点灯窓は、発光部により点灯窓の設けられた面に照射される光の当る領域より面積が小さい場合は、機器の組立時や各部品の寸法ばらつきによる点灯窓と発光部とのずれの影響による点灯部の発光むらを抑制でき、見栄えをよくし、組立性を良くすることが可能となる。
また、トッププレート裏面に光の透過を遮断する遮光層で囲まれた赤外線透過窓を形成し、赤外線入射部を前記赤外線透過窓の内側下方に設けかつ発光部が前記赤外線透過窓の内側で視認できるようにした場合は、調理容器から放射される赤外線の赤外線センサへの入射領域を容易に視認でき、確実に赤外線センサによる調理容器の温度制御をすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器Cの概略断面図であり、図1に示されるように、本発明にかかる誘導加熱調理器Cは、外郭を構成する本体2と、本体2の上部に取り付けられ鍋等の調理容器Pが載置されるトッププレート4と、トッププレート4の下方に設けられ高周波磁界を発生させる略円盤状の加熱コイル6とを備えている。
トッププレート4は光を透過する結晶化セラミック等の絶縁体を材料として板状に形成され、その裏面または表面に加熱コイル6上面に対向した円形状の領域が表示されるように印刷膜7a(図6参照)を形成することにより調理容器Pを載置する範囲が表示された加熱部5が設けられる(図2参照)。加熱部5の領域を表示する印刷抜き部4cは、印刷膜7aが形成されていない部分により所定幅の線で円形に形成されており、印刷膜7aの外側(下面)の層には、光透過率が略ゼロの黒色の遮光層7b(図6・7参照)が印刷により形成されている。なお、線状の印刷抜き部4cを周囲と異なる色としても良い。例えば、図2に示すように加熱コイル6上部に印刷膜7aで形成された円形状の印刷部4d及び加熱コイル6上部以外の印刷部4eを銀色とし、印刷抜き部4cに透明または半透明の黒色、茶色等の印刷膜を形成してもよい。また、加熱コイル6の外周より外側(横方向)に放射状で所定の長さのスリット部4fを複数設け、加熱部5の領域を表示してもよい。スリット部4fを光透過可能に形成し、またはトッププレート4の加熱コイル6周囲を光透過可能に構成し、その下方に環状で線状の発光体(図示せず)を設け、スリット部4fまたは加熱コイル6周囲で発光させて加熱部5の領域を表示してもよい。印刷部4d、印刷抜き部4c、スリット4fの形状は、いずれも加熱部5の範囲を表示するものであり、任意に1つ以上選択して加熱部5の範囲を表示してよい。
加熱部5を表示するトッププレート4裏面の印刷部4dの一部には印刷膜7aが設けられていない印刷抜き部で赤外線センサ表示窓4g(図2参照)が形成されており、その平面形状は略長方形となっている。赤外線センサ表示窓4gは、その範囲内(内側)に後述する第1の導光筒42a(図6参照)の上端の開口部である赤外線入射部42eに対向する領域であって調理容器Pから放射され赤外線センサ10が受光する赤外線の入射領域である赤外線透過窓4aが含まれるように形成されている。また、赤外線センサ表示窓4gは、上方から見て後述する発光体11から出射された光が視認できる範囲である点灯窓4bと加熱コイル6の中心6aとの間に形成されている。赤外線透過窓4aは赤外線センサ表示窓4gの下方に設け面積も赤外線センサ表示窓4gに比べ小さい。なお、赤外線センサ表示窓4gは、外側から見て内部が見えにくくするための例えば白色、茶色等の半透明の印刷膜(図示せず)を設けても良い。また、赤外線センサ表示窓4g全体を赤外線が透過できるようにしても良い。また、赤外線センサ表示窓4g内の一部においてトップププレート4下面に遮光層7bを設けてもよい。例えば、赤外線透過窓4a及び発光体11から出射された光の点灯窓4b以外の赤外線センサ表示窓4gの領域内の光の透過を、遮光層7bを設けることにより、赤外線センサ10への外乱光の侵入を抑制することができる。
赤外線センサ表示窓4gの領域内において「SENSOR」等の文字が表示され、赤外線センサ表示窓4gの手前には第2の導光部42bの上端部にある発光部42hの発光が視認できる領域である点灯窓4bがあり、ユーザは赤外線センサ表示窓4gが赤外線センサ10による温度測定用の領域を示す窓であること及び点灯窓4bが調理容器Pで覆うべき領域であることを容易に認識することができる。
加熱コイル6は耐熱樹脂等で形成されたコイルベース8に載置され、複数の棒状のコイルホルダ9が加熱コイル6の外周部でコイルベース8に螺着されることでコイルホルダ9の先端部により加熱コイル6の内周部が押さえられて保持されており、コイルベース8の下方には、加熱コイル6の中心から手前側(調理人側から見て、以下同様)に位置する調理容器P底部の温度を検知する赤外線センサ10とトッププレート4に向かって光を出射する発光体11とが設けられ、赤外線センサ10と発光体11は基板(印刷配線板)12上に設置され他の電気部品と電気的に接続している。
トッププレート4の赤外線透過窓4a(図6参照)は、加熱コイル6の内縁部の内側近傍において点灯窓4bに対して加熱コイル6の径方向内側で加熱コイル6の中心とは異なる部位に対向するように設けられており、赤外線センサ10は赤外線透過窓4aの真下に位置している。
なお、加熱コイル6を内コイルと外コイルの分割巻き構成とし、赤外線透過窓4a及び点灯窓4bを加熱コイル6の外縁部の内側で、内コイルと外コイルとの間の直下に配置することもできる。
また、赤外線センサ10の上方には可視光の透過を抑制するための平板状のフィルタ14が設けられるとともに、赤外線センサ10の周囲にも可視光の透過を抑制するための側壁16が設けられている。フィルタ14は、赤外線センサ10の周囲を囲繞する側壁16を介して基板12上の赤外線センサ10を覆うように基板12上に取り付けられており、赤外線センサ10の真上に位置するフィルタ14には赤外線センサ10の視野を絞る、すなわち調理容器Pから放射され赤外線透過窓4aから第1の導光筒42a内面で反射せず直接赤外線センサ10に入射する赤外線の量を増加させるための凸レンズ18が一体的に形成されている。
また、基板12上には赤外線センサ10からの出力信号を増幅する増幅器(図示せず)等も設けられ、赤外線センサ10からの出力信号は増幅器で増幅されて、コネクタ20に接続されたリード線22と、増幅された赤外線センサ10の出力信号を調理容器の温度に換算する温度換算手段24bを介して制御部24aに接続されている。制御部24aと温度換算手段24bは制御基板24上で構成されている。なお、温度換算手段24bは基板12上に構成してもよい。さらに、制御基板24の前方には加熱調理器Cを操作する操作パネル28が設けられている。
また、赤外線センサ10と発光体11を載置する基板12はアルミニウム、非磁性ステンレスまたは鉄板等の金属で形成された金属ケース26に収容されており、金属ケース26の上面における赤外線センサ10の受光面と発光体11の光の出射面に対向する部分には調理容器Pからの赤外線を通過させるとともに発光体11から出射された光を通過させるための開口部26cが形成されている。第1の導光筒(第1の導光部)42aの下端は、金属ケース26の上面より下方に位置し、フィルタ14に近接するようにして赤外線透過窓4aからの赤外線が赤外線センサ10に入射される比率を高めている。また、開口部26c周囲の金属ケース26の上面が、金属ケース26が固定される導光筒保持部材(導光部保持部材)40の下面に密着して金属ケース26と導光筒保持部材40の間の隙間から光が侵入しないようになっている。金属ケース26は、金属ケース上26aと金属ケース下26bとを嵌合させることにより組み立てられる。金属ケース上26aと金属ケース下26bは、それぞれ金属板を折り曲げて形成されている。また、金属ケース上26aの一部を外側に折り曲げて固定片26dを形成している。また、金属ケース上26aの一部が内側に折り曲げられた係止片(図示せず)に、基板12が螺着され固定されている。
また、発光体11から出射された光が通過するトッププレート4の一部はユーザが発光体11の光を視認できる領域である点灯窓4b(図6、7参照)となっており、点灯窓4bは発光体11の真上に位置し、ユーザが手前側から斜視すると視差により発光体11の真上から手前側に位置することになり、赤外線透過窓4aと隣接して赤外線透過窓4aの手前側に設けられている。
なお、トッププレート4の点灯窓4bに光拡散層を印刷し、発光体11からの光を下方から照射してもよい。
操作パネル28を操作して加熱操作が指示されると、赤外線センサ10からの出力信号は温度換算手段24bにより調理容器Pの温度に換算されるが、温度換算手段24bを設けることなく赤外センサ10の出力信号を温度情報として制御部24aに直接出力するようにしてもよい。換算された温度または赤外センサ10の出力信号に基づいて制御部24aは加熱コイル6に高周波電力を供給するインバータ電源30を制御し、調理容器Pの温度を所定の温度または所定の温度以下に調節する。
図2及び図3に示されるように、コイルベース8に載置し保持された加熱コイル6の上方には、上から順に厚みが0.5〜1.5mm程度のアルミニウム製の板で形成され、アルミニウム製の調理容器Pを加熱した場合に調理容器Pに働く浮力を低減するための浮力低減板32と、厚みが略2mmでセラミックファイバー製の断熱材である断熱シート34と、厚みが略0.5mmの電気絶縁板であるマイカ板36が載置されており、コイルベース8の下面には、加熱コイル6からその裏面側への磁束を加熱コイル6近傍に集中するための放射状に延びる複数のフェライトコア38が所定の間隔で取り付けられている。これらのフェライトコア38の一部(後述)を除く殆どは側面視でU字状を呈し、その両端部は上方に折曲され、外端部は加熱コイル6の径方向外側に位置する一方、内端部は加熱コイル6の径方向内側に位置している。
また、コイルベース8の下面には樹脂製の導光筒保持部材40が取り付けられており、この導光筒保持部材40に形成された金属ケース固定部40e(図5参照)に上述した赤外線センサ10が収容された金属ケース26の固定片26dを螺着することにより金属ケース26は導光筒保持部材40に取り付けられている。このとき、開口部26cに導光筒(導光部)42の下端を挿入し、導光筒42の下部外壁40fの下端と円環部40aの下面と、金属ケース26の上面が密着することにより、開口部26cから金属ケース26内に導かれる光は導光筒42を経路とするもののみとなる。
以下、導光筒保持部材40の構成について図4及び図5を参照しながら説明する。
導光筒保持部材40は所定の幅で環状に形成され加熱コイル6の下面に上面が当接する円環部40aを有している。円環部40aの下面の幅中間部には垂直下方に向かって設けられた凸状の補強リブ40hが一体的に形成される。円環部40aの前部の内周側には導光筒42、金属ケース固定部40e、及び導光筒下部外壁40fが一体的に形成される。円環部40aの前部で導光筒42の前方には外側径方向に所定の幅で配線係止部40cが突設され、その先端近傍に配線係止片40dが断面L形に一体的に形成される。円環部40aの下面には金属ケース固定部40eが導光筒42の近傍に下方に向け突設され、また導光筒保持部材固定部40gが3箇所分散して設けられている。円環部40aの後部には第1のサーミスタ保持部材44が垂直方向に一体的に形成されている。また、円環部40aの中央部、すなわち導光筒42と第1のサーミスタ保持部材44との間で、加熱コイル6の中心部の直下の位置には第2のサーミスタ保持部材51の下部を覆う第2のサーミスタカバー46が第2のサーミスタカバー46と円環部40aとを連結する連結部材48とともに一体的に形成されている。第1及び第2のサーミスタ保持部材44、46には第1及び第2のサーミスタ50、52がそれぞれソレノイドコイル状に形成されたコイルスプリング53、55とともに収容され(図1参照)、第1及び第2のサーミスタ50、52は、赤外線センサ10と同様、コネクタ(図示せず)に接続されたリード線(図示せず)を介して制御部24aに接続されている。
なお、第1及び第2のサーミスタ50、52は調理容器Pの温度を熱伝導で検知する温度検知手段で、第1及び第2のサーミスタ保持部材44、51にそれぞれ収容された第1及び第2のサーミスタ50、52はコイルスプリング53、55によりトッププレート4に向かって付勢されている。第2のサーミスタ保持部材51は、コイルベース8及び連結部材49とともに樹脂で一体に成型され保持されるとともに、第2のサーミスタカバー46により下部を覆われ、冷却風が第2のサーミスタ保持部材51の下面のサーミスタ52の係止部を係止するための穴から第2のサーミスタ保持部材51内に入り込み第2のサーミスタ52を冷却しないようにしている。また、赤外線センサ10の方がサーミスタ50、52より過渡的な温度応答性に優れていることから、例えば、炒め物調理のように油量が少ない調理の場合において調理容器P底面が急激に温度上昇するようなときでも、赤外線センサ10の出力に応じて調理容器Pの底面の温度を高感度に測定でき、加熱コイル6の出力は油発火等が起こる直前に素早く低減されるとともに、野菜などの被調理物が投入され調理容器Pの温度が低下すると素早く出力を回復されるように制御される。しかしながら、赤外線センサ10の上方に調理容器Pが載置されていない等の理由で赤外線センサ10で調理容器Pの温度を検知できない場合や、赤外線センサ10が故障した場合のバックアップとして加熱コイル6の中心より後方の位置にサーミスタ50は設けられ、揚げ物調理時の油温自動設定の際の温度調整用として加熱コイル6中央のサーミスタ52は設けられている。
導光筒保持部材40の円環部40aの内縁部には上方に向かって凸状のリブ40bが一体的に形成されており、このリブ40bがコイルベース8の裏面に接着剤によって接着保持された複数のフェライトコア38の内端面に沿うように挿入され、導光筒保持部材40の円環部40aに複数設けられた導光筒保持部材固定部40gがコイルベース8に螺着されることで、フェライトコア38の内端部底面及び側面は導光筒保持部材40により保持及び位置規制されている。したがって、導光筒保持部材40はフェライトコアの機械的保持部材としての機能も果たしている。
なお、導光筒42と第1のサーミスタ保持部材44はその一部がリブ40bの外側に位置しているので、導光筒42と第1のサーミスタ保持部材44に対応するフェライトコア38の内端部は導光筒42と第1のサーミスタ保持部材44と干渉しないように切り欠かれており、内端部が切り欠かれたフェライトコア38は他のフェライトコア38より短く、側面視でL字状を呈している。図3に示されるように、導光筒42と第1のサーミスタ保持部材44の上方に位置する浮力低減板32、断熱シート34及びマイカ板36の一部は、少なくとも調理容器Pから導光筒42の上部開口を通り赤外線センサ10に入射する赤外線を遮断しないように、第1及び第2のサーミスタ50、52が貫通してトッププレート4裏面に接触できるように切り欠かれている。
また、導光筒42は断面外形が楕円形に形成されており、その内部は2分されて、加熱コイル6の中心側に調理容器Pから放射される赤外線を赤外線センサ10に導くための第1の導光筒42aが形成されるとともに、第1の導光筒42aに対して加熱コイル6の外縁側近傍に位置し、さらに加熱コイル6の中心より手前側に発光体11から出射される光をトッププレート4に向かって導くための第2の導光筒(第2の導光部)42bが形成されている。したがって、赤外線センサ10と発光体11を収容した金属ケース26は、赤外線センサ10と発光体11が第1の導光筒42aと第2の導光筒42bの下端開口部にそれぞれ対向するように導光筒保持部材40に螺着されている。
なお、導光筒42の上端部である赤外線入射部42eには上方に延びる馬蹄形のリブ42cが導光筒42の上端部外周に沿って形成されその外側に所定幅の段部42dが配設されており、第2の導光筒42bの内部には発光体11から出射される光をトッププレート4近傍に効率的に導き発光させて視認しやすくするための導光体56が収容されている。図3に示すマイカ板36は、加熱コイル6の上に固定される際、マイカ板36に設けられた穴36aにリブ42cが嵌め込まれ図6に示すように段部42dの上に穴36aの周囲の縁部が載置される。同様に半球容器状の第2のサーミスタ保持部材51の上端部において上方に延びる略環状のリブ51aとその外側の段部51bが形成されており、マイカ板36は、穴36bにリブ51aが嵌入され、穴36bの周囲の縁部が段部51bに載置される。冷却ファン(図示せず)により送風される冷却風Aは、図6に示すように加熱コイル6の中央下方から送り込まれマイカ板36の下面に当たりマイカ板36の下面に沿って加熱コイル6の上面との間の隙間を放射状に流れる。冷却風Aは、断熱シート34やトッププレート4に直接触れることなくマイカ板36の下面と加熱コイル6の上面を通過するので、効率よく加熱コイル6を冷却することができる。また、マイカ板36が段部42dを含む導光筒42の上端面に載置されるので、高温の冷却風Aが第1の導光筒42aの内部に送り込まれる経路を遮断する。したがって、冷却風Aが赤外センサ10の周辺に吹き付けられることにより赤外線センサ10の温度を許容温度以上に上昇させるのを防止することができる。
図5及び図6に示されるように、導光体56は円柱状に形成されており、その下部には第2の導光筒42bの下端部に形成された一対の切欠42fに嵌入し導光体56を第2の導光筒42bに係止するための一対の係止片56aが一体的に形成されている。この導光体56は、金属ケース26を導光筒保持部材40に取り付ける前に第2の導光筒42bに下方から挿入される。発光部42hは導光体の上端面であり第2の導光部42bの上端部と同一高さでなくても良い。発光の拡散を考慮すると発光部42hは第2の導光部42bの上端部より下方にあるのが望ましい。
以上のように構成された誘導加熱調理器Cについて、以下その動作、作用を説明する。
食材を調理容器Pに入れて本発明にかかる誘導加熱調理器Cで調理するに際し、誘導加熱調理器Cの電源スイッチ(図示せず)を投入すると、発光体11が発光してその出射光が導光体56に導かれてトッププレート4の赤外線透過窓4aの近傍(加熱コイル6の中心より手前側で赤外線透過窓4aに対して加熱コイル6の径方向外側、本実施の形態では、加熱コイル6の中心を通り本体2の前面と直交する線上)の点灯窓4bに照射される。したがって、ユーザは赤外線透過窓4aに対して加熱コイル6の径方向外側に設けられた点灯窓4bの発光を視認することができ、点灯窓4bを塞ぐように調理容器Pをトッププレート4上に載置すれば赤外線センサ10が調理容器Pの底面から放射される赤外線を確実に受光することができる。
操作パネル28を操作して加熱開始が指示されると、制御部24aはインバータ電源30を介して加熱コイル6に高周波電流を供給する。加熱コイル6に高周波電流が供給されると、加熱コイル6は交流磁界を発生し、調理容器Pは誘導加熱によって温度が上昇する。調理容器Pの温度が上昇すると、ステファン・ボルツマンの法則に示されるように、調理容器Pは一般にその絶対温度の4剰に比例した赤外線エネルギーを放射する。調理容器Pから放射された赤外線は、赤外線透過窓4aと第1の導光筒42a内部を通過し、赤外線センサ10を覆うように設けられ不要な光を除去するためのフィルタ14を透過して赤外線センサ10に到達する。
また、調理容器Pの温度が高くなると、赤外線エネルギーを受けた赤外線センサ10の出力信号は大きくなり、上述したように、この出力信号は増幅器により増幅されて温度換算手段24bに入力され、温度換算手段24bで赤外線センサ10の出力信号を調理容器Pの温度に換算する。制御部24aは、換算された調理容器Pの温度があらかじめ設定された所定の温度を超えるとインバータ電源30から加熱コイル6に出力される高周波電流の供給を停止しあるいは高周波電流を低減するように調節する。
赤外線透過窓4aは加熱コイル6の外縁部の内側で加熱コイル6の中心とは異なる部位に位置するように設けられた、第1の導光筒42a上端の開口面に対向するように形成されるトッププレート4の部分である。第2の導光筒42bで導かれた発光体11の出射光を赤外線透過窓4aより加熱コイル6の径方向外側で発光させ視認できるようにしたので、加熱コイル6の中心部上方より高温となる調理容器Pの部分が放射する赤外線を、赤外線センサ10に入射させることができ、かつ調理容器Pの中心を加熱コイル6中心に対して、可能なだけ近づけて点灯窓4bを調理容器Pの底面で覆うことができる。これにより、加熱コイル6と加熱容器Pの磁気結合を大きくしつつ、すなわち加熱効率を高めつつ赤外線透過窓4aの上に調理容器P底面が位置するようにさせることができる。したがって、加熱効率を高くしながら赤外線センサ10による調理容器Pの温度制御を確実に行うことが可能となり、調理容器Pの異常な発熱を抑制し安全性が向上するとともに、高温での調理を効率良く行うことができ、さらに使い勝手が向上する。
また、トッププレート4は赤外線センサ表示窓4gの外側及び内縁部に遮光層7bが形成されている。遮光層7bで囲まれた領域は光透過可能な領域である赤外線透過窓4aを形成する。赤外線入射部42eを赤外線透過窓4aの下方に設けることで、外乱光の赤外線入射部42e内、及び機器内への侵入を抑制することができる。また、遮光層を黒色、暗い茶色、暗い灰色など光吸収効果の高い皮膜で形成することにより、外乱光がトッププレート4内での反射光を減衰させて上記抑制効果をさらに高めることができる。
また、図7に示されるように、赤外線入射領域を含む赤外線透過窓4aと発光領域である点灯窓4bをそれぞれ遮光層7bで囲んで分離形成する。赤外線透過窓4aの下方には調理容器Pの底面から放射される赤外線を入射する赤外線入射部42eが設けられる。赤外線入射部42eには赤外線センサ10までの光路42gの入り口となる開口部が赤外線透過窓4aに向かって開口するように形成される。発光体11の発する光は、導光体56により導かれて発光部42hで発光する。発光部42hが発する光は、点灯窓4bを照射するので、使用者は点灯窓4bが点灯していることを視認できる。
また、遮光層7bで囲まれた点灯窓4bは点灯窓4bの下方にあり可視光を発する第2の導光筒の上部に位置する発光部42hより面積が小さくすることで、機器の組立時や各部品の寸法ばらつきにより点灯窓4bと発光部42hのずれを抑制でき、赤外線センサ10の位置を正確に表せることが可能となり、調理容器Pの異常な発熱を抑制し安全性が向上するとともに、高温での調理を効率良く行うことができ、さらに使い勝手が向上する。
以上のように、本実施の形態においては、外郭を構成する本体2と、本体2の上部に取り付けられ赤外線を透過する材料で形成されたトッププレート4と、トッププレート4の下方に設けられ交流磁界を発生してトッププレート4に載置された調理容器Pの底面を誘導加熱するための加熱コイル6と、トッププレート4の下方に設けられ調理容器Pの底面から放射されトッププレート4を透過する赤外線を検出する赤外線センサ10と、トッププレート4と対向した開口部が形成された赤外線入射部42eを有し赤外線入射部42eから入射した赤外線を通過させる光路42gが形成された第1の導光筒42a(導光部)と、赤外線センサ10の出力信号に基づいて加熱コイル6の出力を制御する制御部24aとを備え、トッププレート4裏面方向に向かって可視光を発する発光部42hと、トッププレート4の上方から見て発光部42hと加熱コイル6の中心6aとの間に赤外線入射部42eを設けたことにより、調理容器Pの中心と調理容器Pの中心とを合わせて、調理容器Pを加熱コイル6の中央に載置したとき、赤外線入射部42eが調理容器Pの底面により覆われていない、すなわち、調理容器Pの底面が赤外線入射部42eの上方に位置していない場合は、発光部42hの発光を使用者がトッププレート4越しに視認できる。その場合に、発光部42hの方向に調理容器Pをずらして発光部42hを調理容器Pの底面で隠すことにより確実にかつ容易に赤外線入射部42eを調理容器Pで覆うことができる。赤外線センサ10は、調理容器Pの底面で覆われた赤外線入射部42eから入光した調理容器Pの底面から放射される赤外線を検出するので、制御部24aは、赤外線センサ10の出力信号に基づいて調理容器Pの底面温度を応答性良く検出して調理容器Pの温度制御を行うことができる。この場合、発光部42hを加熱コイル6の中心6aから手前側に設けることにより、発光部42hが調理容器Pの上を覆っていない場合にその発光を視認しやすくなるので好ましい。発光部42hをトッププレート4の上方から見て加熱コイル中心6aを通り機器前面に垂直な直線状に設けると、発光部42hが調理容器Pの上を覆っていない場合にその発光を機器の正面に位置する使用者が最も視認しやすくなるのでさらに好ましい。
また、トッププレート4裏面に形成された光を透過する領域である点灯窓4bを備え、発光部42hの発する光を点灯窓4bに照射することにより点灯窓4bを発光させたことにより、発光部分が窓として光るので、組立バラツキなどで生じるトッププレート4と発光部42hの横方向の位置ズレが目立ち難く、組立作業が容易になる。
また、点灯窓4bに拡散膜を形成することにより、トッププレート4と発光部42hの横方向の位置ズレがより一層分かりにくく、外観的に優れたものとなりかつ組立が容易になる。
また、上方から見て加熱コイル6の中心6aと点灯窓4bの中心4hとを結ぶ直線D上に赤外線入射部42eを配設することにより、調理容器Pの中心を加熱コイル6の中心6aに合わせで載置したとき、赤外線入射部42eが調理容器Pの底面により覆われていない場合、例えば、調理容器Pの底面の直径が短い場合、又は、調理容器P底面がずれて載置された場合、には、発光部42hの発光が視認できる。その場合に、発光部42hの方向に調理容器Pをずらして発光部42hを調理容器Pの底面で隠すことにより、さらに、確実に赤外線入射部42eを調理容器Pの底面で覆うことができる。
また、上方から見て発光部42hと加熱コイル6の中心6aとの間に光の透過を遮断する遮光層7bで囲まれた赤外線透過窓4aをトッププレート4裏面に形成し、赤外線入射部42eを赤外線透過窓4aの内側下方に設ける。これにより、使用者は、調理容器Pを加熱コイルの中央に載置して、発光部42hが調理容器Pの底面で覆われていない場合に調理容器Pを発光部42h側にずらして調理容器P底面で覆うことにより確実に赤外線透過窓4aの上を調理容器P底面で覆うことができる。赤外線透過窓4aの上を調理容器P底面で覆うことにより、遮光層7bと調理容器P底面で、調理容器P底面から放射される赤外線以外の外乱光の機器内への入射を抑制し赤外線センサ10に外乱光が届くことを防止することができる。
また、トッププレート4表面又は裏面に印刷されて、赤外線入射部42eの存在する位置を領域により表示する赤外線センサ表示窓4gを有し、上方から見て発光部42hと加熱コイル6の中心6aとの間に赤外線センサ表示窓4gを配置し、赤外線センサ表示窓4gの内側下方に対向して赤外線入射部42eを設ける。この構成により、使用者は、赤外線入射部42eの位置を認識できるので確実に調理容器P底面で赤外線入射部42eの上部を覆うことができる。また、発光部42hを覆うことによりさらに確実に赤外線入射部42eの上を調理容器P底面で覆うことができる。また、室内が暗い場合においても発光部42hがあり、調理容器Pから放射される赤外線の赤外線センサ10への入射領域を容易に視認でき、確実に赤外線センサ10による調理容器Pの温度制御をすることができる。また、加熱コイル6周囲を光らせて加熱部5の領域を表示する場合には、室内が暗い場合においても、加熱コイル6の中心6aがわかるので上記作業が容易にできる。
また、赤外線センサ表示窓4gの内側に光の透過を遮断する遮光層7bで囲まれた赤外線透過窓4aをトッププレート4裏面に形成し、赤外線入射部42eを赤外線透過窓4gの内側下方に設けたことにより、調理容器Pの底面で赤外線表示窓4gを覆うことにより、赤外線透過窓4aはその内側に位置することから、外乱光が赤外線入射部42eに入りにくくなる。また、遮光層7bを黒色または暗黒色に近い色(例えば、灰色、茶色等)として、光吸収作用の大きな皮膜で形成することにより、外乱光がトッププレート4内部で反射して伝達するのを抑制するので、外乱光が赤外線入射部42eから侵入することを防止する効果をさらに高めることができる。したがって、調理容器Pから放射される赤外線の赤外線センサへ10の入射光における割合を高めることができ、確実に赤外線センサ10による調理容器Pの温度制御をすることができる。
また、点灯窓は、前記点灯窓の下方にあり可視光を発する発光部により点灯窓の設けられた面に照射される光の当る領域より面積が小さいことを特徴とすることにより、機器の組立時や各部品の寸法ばらつきによる点灯窓と発光部とのずれを抑制でき、見栄えをよくし、組立性を良くすることが可能となる。
また、点灯窓4bは、点灯窓4bの下方にあり可視光を発する発光部により点灯窓の設けられた面に照射される光の当る領域より面積が小さいことを特徴とすることにより、機器の組立時や各部品の寸法ばらつきによる点灯窓と発光部とのずれの影響による点灯部の発光むらを抑制でき、見栄えをよくし、組立性を良くすることが可能となる。
(実施の形態2)
図8は本発明の第2の実施の形態におけるトッププレートの部分詳細図である。図8で示す部分以外の構成は、第1の実施形態で示した構成と同様であるので説明を省略する。外部からの光を遮蔽する遮光層7bで囲まれた光透過可能な領域である赤外線透過窓4aを形成し、赤外線入射部42eを赤外線透過窓4aの下方に設けかつ発光領域である点灯窓4bが赤外線透過窓4aの内側で視認ができることで、調理容器Pの異常な発熱を抑制し安全性が向上するとともに、高温での調理を効率良く行うことができ、さらに使い勝手が向上する。
すなわち、光の透過を遮断する遮光層7bで囲まれた赤外線透過窓4aをトッププレート4裏面に形成し、赤外線入射部42eを赤外線透過窓4aの内側下方に設けかつ発光部42hが赤外線透過窓4aの内側で視認できるようにしたことにより、調理容器Pから放射される赤外線の赤外線センサ10への入射領域を容易に視認でき、確実に赤外線センサ10による調理容器Pの温度制御をすることができる。
トッププレート4表面又は裏面に印刷されて、赤外線入射部42eの存在する位置を領域により表示する赤外線センサ表示窓4gを備え、赤外線センサ表示窓4gの内側下方に発光部42hを設けることにより、点灯窓4bと赤外線入射部42eの関連性を強く使用者に印象づけることができる。
また、点灯窓4bに拡散膜を形成したことにより、機器の組立時や各部品の寸法ばらつきによる点灯窓4bと発光部42hとのずれの影響による点灯窓4bの発光むらをさらに抑制でき、外観的に優れたものとなりかつ組立が容易になる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、ユーザはこの点灯窓を覆うように調理容器をトッププレートに載置すれば赤外線センサにより適正に調理容器の温度を測定し加熱出力を制御することができ、家庭用または業務用の誘導加熱調理器としての用途にも有用である。
2 本体、4 トッププレート、4a 赤外線透過窓、
4b 点灯窓、4c 印刷抜き部、4d 印刷部、
4e 印刷部、4f スリット部、4g 赤外線センサ表示窓、
4h 点灯窓の中心、5 加熱部、6 加熱コイル、
6a 加熱コイルの中心、7a 印刷膜、7b 遮光層、
8 コイルベース、9 コイルホルダ、10 赤外線センサ、
11 発光体、12 基板、14 フィルタ、16 側壁、
18 レンズ、20 コネクタ、22 リード線、24 制御基板、
24a 制御部、24b 温度換算手段、26 金属ケース、
26a 金属ケース上、26b 金属ケース下、26c 開口部、26d 固定片、
28 操作パネル、30 インバータ電源、32 浮力低減板、
34 断熱シート、36 マイカ板、36a 穴、36b 穴、
38 フェライトコア、40 導光筒保持部材(導光部保持部材)、
40a 円環部、40b リブ、40c 配線係止部、
40d 配線係止片、40e 金属ケース固定部、
40f 導光筒下部外壁、40g 導光筒保持部材固定部、
40h 補強リブ、42 導光筒(導光部)、
42a 第1の導光筒(第1の導光部)、
42b 第2の導光筒(第2の導光部)、
42c リブ、42d 段部、42e 赤外線入射部、
42f 切欠、42g 光路、42h 発光部、44 第1のサーミスタ保持部材、
46 第2のサーミスタカバー、48 連結部材、49 連結部材、
50 第1のサーミスタ、51 第2のサーミスタ保持部材、
51a リブ、51b 段部、52 第2のサーミスタ、53 コイルスプリング、
55 コイルスプリング、56 導光体、56a 係止片、C 誘導加熱調理器、
P 調理容器。

Claims (5)

  1. 外郭を構成する本体と、前記本体の上部に取り付けられ赤外線を透過する材料で形成されたトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ、前記トッププレートに対向して配置され、交流磁界を発生して前記トッププレートに載置された調理容器底面を誘導加熱するための加熱コイルと、前記トッププレートの下方に設けられ前記調理容器底面から放射され前記トッププレートを透過する赤外線を検出する赤外線センサと、前記トッププレートと対向した開口部が形成された赤外線入射部を有し前記赤外線入射部から入射した前記赤外線を通過させ前記赤外線センサに受光させる光路が形成された導光部と、前記赤外線センサの出力信号に基づいて前記加熱コイルの出力を制御する制御部とを備え、前記トッププレート裏面方向に向かって可視光を発する発光部と、前記加熱コイルの外縁部の内側で前記加熱コイルの中心とは異なる位置に前記赤外線入射部を設け、前記発光部は前記加熱コイル中心より手前側でかつ前記赤外線入射部と隣接して手前側に形成され、前記調理容器底面が前記赤外線入射部の上方に位置していない場合は前記発光部の発光を前記トッププレート越しに視認でき、前記発光部の発光を前記調理容器底面で隠すことにより前記赤外線入射部を調理容器底面で覆うことができるようにしたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記トッププレート裏面に形成された光を透過する領域である点灯窓を備え、前記点灯窓に拡散膜を形成し、前記発光部の発する光を前記点灯窓に照射することにより前記点灯窓を発光させたことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 上方から見て前記加熱コイル中心と前記点灯窓の中心とを結ぶ直線上に前記赤外線入射部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記トッププレート表面又は裏面に印刷されて、前記赤外線入射部の存在する位置を領域により表示する赤外線センサ表示窓を備え、上方から見て前記発光部と前記加熱コイルの中心との間に前記赤外線センサ表示窓を配置し、前記赤外線センサ表示窓の内側下方に前記赤外線入射部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記赤外線センサと前記発光部は同一の基板上に設けたことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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