JP2014037176A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスの流れを妨げずにエアバッグ内の複数の気室にガスを円滑に分配しつつ、エアバッグ内で逆止弁を正確に作動させる。
【解決手段】エアバッグ10は、ガスにより膨張する複数の気室21、22を有する。ディフューザ30は、インフレータから供給されるガスをエアバッグ10内で複数の放出部33、34から放出して複数の気室21、22に分配する。遮断接合部19で、エアバッグ10とディフューザ30の対向する基布が接合され、ディフューザ30の外側で、気室21、22の間のガスの流れが遮断される。ディフューザ30の少なくとも1つの放出部34は、ガス放出方向F2に向かって配置される逆止弁50を有する。逆止弁50のガス放出方向F2に沿う両縁部が、縁部接合部51でエアバッグ10に接合される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エアバッグ内でガスの流れを止める逆止弁を備えたエアバッグ装置に関する。
車両の緊急時等に乗員を保護するため、複数の気室を有するエアバッグが使用されている。このエアバッグを備えたエアバッグ装置では、一般に、ガスがインフレータからエアバッグ内の複数の気室に供給されて、エアバッグが車両内で膨張展開する。車両の乗員は、エアバッグに接触して、膨張した気室により受け止められる。その際、ガスが複数の気室の間で流通すると、乗員が接触した気室の圧力が変化し、気室における反力(乗員を押さえるための力)が低下する虞がある。これに対し、従来、ダクト部に配置した逆止弁により、膨張した膨張部(気室)を閉鎖するエアバッグ装置が知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載されたエアバッグ装置では、逆止弁のダクト部を塞ぐ部分が自由に動くため、エアバッグの膨張時に、逆止弁をダクト部内で安定させるのが難しい。その結果、膨張した気室からガスが逆流するのを阻止する際に、逆止弁の動きが不規則になり、逆止弁の作動に影響が生じる虞がある。また、逆流するガスにより、逆止弁が裏返り、或いは、逆止弁の一部に皺が生じる虞もある。加えて、このエアバッグ装置では、ガスが、複数の気室に分配されずに、インフレータによるガス供給方向に直接供給されるため、ガスの流れ、及び、複数の気室の膨張を調整するのが難しい。そのため、逆止弁が作動するタイミングや、逆止弁の作動の仕方に影響が生じる虞もある。
特開2011−255714号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、ガスの流れを妨げずにエアバッグ内の複数の気室にガスを円滑に分配しつつ、エアバッグ内で逆止弁を正確に作動させることである。また、膨張した気室から逆止弁を通してガスが逆流するのを確実に阻止する。
本発明は、ガスを供給するインフレータを備えたエアバッグ装置であって、ガスにより膨張する複数の気室を有し、対向する基布からなるエアバッグと、インフレータから供給されるガスをエアバッグ内で複数の放出部から放出して複数の気室に分配する、対向する基布からなるディフューザと、エアバッグとディフューザの基布を接合し、ディフューザの外側で、気室の間のガスの流れを遮断する遮断接合部と、を備え、ディフューザの少なくとも1つの放出部が、ガス放出方向に向かって配置される逆止弁と、逆止弁のガス放出方向に沿う両縁部をエアバッグに接合する縁部接合部と、を有するエアバッグ装置である。
本発明によれば、ガスの流れを妨げずにエアバッグ内の複数の気室にガスを円滑に分配しつつ、エアバッグ内で逆止弁を正確に作動させることができる。また、膨張した気室から逆止弁を通してガスが逆流するのを確実に阻止することができる。
本実施形態のエアバッグ装置を搭載した車両を示す図である。 展開したエアバッグを示す正面図である。 形成前後のディフューザを示す図である。 エアバッグ内でガスを放出する逆止弁を示す図である。 エアバッグ内で閉鎖された逆止弁を示す図である。 一部を変更した逆止弁を示す図である。 一部を変更した逆止弁を示す図である。
本発明のエアバッグ装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のエアバッグ装置は、車両に搭載されて、エアバッグにより車両の乗員を保護する保護装置である。以下では、エアバッグ装置について、車両の側壁の上部に沿って配置されるエアバッグ装置(カーテンエアバッグ装置)を例に採り説明する。このエアバッグ装置は、車両の側壁に搭載され、膨張展開するエアバッグにより乗員を受け止める。エアバッグは、車両内で側壁に沿ってカーテン状に展開し、側壁において乗員を保護する。
図1は、本実施形態のエアバッグ装置1を搭載した車両90を示す図であり、車両90の側壁91とエアバッグ装置1を車両内側からみて示している。また、図1では、車両90に取り付けられたエアバッグ装置1を、車両90の内面を透視して示している。
なお、本実施形態では、前、後、上、下とは、車両90における前、後、上、下のことをいう。また、車両90における前後方向と上下方向を、単に前後方向と上下方向という。
エアバッグ装置1は、図示のように、膨張展開可能なエアバッグ(カーテンエアバッグ)10と、筒状のインフレータ2を備えている。エアバッグ10は、細長く折り畳まれた状態で、車体92(側壁91の上部)に取り付けられ、前後方向に沿って配置される。また、エアバッグ10は、矩形状の複数の固定部11と、筒状のガス供給部12を有する。複数の固定部11が固定手段(図示せず)により車体92に固定されて、エアバッグ10が車体92に取り付けられる。ガス供給部12は、エアバッグ10の上縁部に形成され、エアバッグ10の長手方向の中間部から上方に突出する。
インフレータ2は、シリンダタイプのガス発生装置であり、エアバッグ10のガス供給部12に挿入される。ガス供給部12内には、筒状のディフューザ(図示せず)が配置されており、インフレータ2の一端部(ガス噴出し部)がディフューザ及びガス供給部12内に配置される。取付手段(図示せず)により、ガス供給部12が締め付けられるとともに、ガス供給部12とインフレータ2が車体92に取り付けられる。
車両緊急時や衝撃検知時には、車両の指示装置(図示せず)から受信した作動指示信号に応じて、インフレータ2が作動する。インフレータ2は、ガス供給部12内でガスを発生して、ガスを折り畳まれたエアバッグ10内に供給する。このガスにより、エアバッグ10が、側壁91を覆うように側壁91に沿って膨張展開する。エアバッグ10は、車両90内で下方に向かってカーテン状に展開して、乗員(ここでは、主に頭部)を受け止めて保護する。
図2は、展開したエアバッグ10を示す正面図である。
エアバッグ10は、図示のように、袋状をなし、側壁91の形状に対応して横長な形状に形成される。また、エアバッグ10は、固定部11と、ガス供給部12と、乗員側の基布(表基布)13と、側壁91側の基布(裏基布)14と、ガスにより膨張する膨張部20を有する。エアバッグ10の形成時には、同じ形状の一対の基布13、14を重ね合わせ、基布13、14を外縁接合部15で気密に接合する。基布13、14は、縫製により接合され、或いは、縫製と接着により接合される。これにより、ガス供給部12と膨張部20が、対向する基布13、14からなるエアバッグ10に形成される。
ガス供給部12は、基布13、14の突出部を縁部に沿って接合することで形成され、膨張部20に繋がる。インフレータ2から供給されるガスは、ガス供給部12から膨張部20内に供給される。固定部11は、基布13、14の上縁部に形成された突片であり、膨張部20の外部に位置する。外縁接合部15は、膨張部20の外縁を規定する接合部であり、膨張部20は、外縁接合部15での接合により基布13、14の間に形成される。
膨張部20は、ガスが充填される複数の気室21、22と、気室21、22を繋ぐ通路部23からなる。複数の気室21、22と通路部23は、エアバッグ10の内部空間であり、インフレータ2から供給されるガスにより膨張する。通路部23は、気室21、22の間に筒状に形成され、エアバッグ10の異なる位置に形成された複数の気室21、22を繋ぐ。このように、エアバッグ10は、膨張可能な複数の気室21、22と、気室21、22を連結する少なくとも1つの通路部23を有する。
ここでは、2つの気室(第1気室21、第2気室22)が、エアバッグ10の前部と後部に離して形成されている。第1気室21は、エアバッグ10の前部で膨張する前部気室であり、主に前席の乗員を受け止める。第2気室22は、エアバッグ10の後部で膨張する後部気室であり、主に後席の乗員を受け止める。気室21、22内には、複数の内部接合部16〜18が形成されて、基布13、14が外縁接合部15と同様に接合されている。また、1つの通路部23が、エアバッグ10の上縁部に沿って2つの気室21、22の間に形成されている。通路部23とガス供給部12は、第1気室21の後部に繋がり、エアバッグ10の上縁部で隣接する。
本実施形態のエアバッグ装置1は、エアバッグ10(膨張部20)内でガスを分配するディフューザ30と、ディフューザ30の外面に取り付けられた保護部材3と、エアバッグ10内のガスの流れを遮断する遮断接合部19を備えている。ディフューザ30は、エアバッグ10内のガスの流れを調整する調整部材であり、複数に分岐した筒状部材からなる。ディフューザ30は、エアバッグ10内でガス供給部12から膨張部20まで配置され、インフレータ2(図2では図示せず)は、ガス供給部12に予め配置されたディフューザ30内に配置される。
保護部材3は、ディフューザ30の周囲のエアバッグ10を保護するとともに、ディフューザ30を補強する補強部材でもある。ここでは、保護部材3は、帯状の保護布(補強布)からなり、ディフューザ30の一部を包むように、ディフューザ30とエアバッグ10の間に配置される。また、ガス供給部12内のディフューザ30に保護部材3が取り付けられて、保護部材3により、ガス供給部12がガスやガスの熱から保護される。
ディフューザ30は、インフレータ2を収容する筒状の収容部31と、ガスが流れる分岐路32と、複数のガスの放出部33、34と、複数の放出部33、34の先端部に形成されたガスの放出口35、36を有する。収容部31はガス供給部12内に配置され、インフレータ2は収容部31に挿入される。分岐路32は、ディフューザ30内で複数に分岐して、収容部31から複数の放出部33、34まで形成される。
インフレータ2から供給されるガスは、分岐路32を通って、エアバッグ10内で、複数の放出部33、34から複数の気室21、22に向かって放出される。その際、ガスは、複数の放出部33、34の放出口35、36から、それぞれガス放出方向F1、F2に放出される。ガス放出方向F1、F2は、複数の放出部33、34によるガスの放出方向であり、放出部33、34毎にエアバッグ10内の所定方向に設定される。放出口35、36は、それぞれガスの流れを妨げる部分(例えば、ガス放出方向F1、F2に直交する壁部)のない1つの開口からなり、ガスは、放出口35、36から円滑に放出される。ディフューザ30は、ガスを複数の放出部33、34から放出することで、複数の気室21、22にガスを分配する。ガスは、複数の放出部33、34から複数の気室21、22に向かって供給される。
複数の放出部33、34は、ディフューザ30の前端部に形成された第1放出部33と、ディフューザ30の後端部に形成された第2放出部34からなる。第1放出部33は、第1気室21に配置され、第1気室21内でガス放出方向F1(ここでは前方)にガスを放出する。ガスは、第1放出部33の第1放出口35から第1気室21に向かって放出されて、第1気室21に供給される。第1気室21は、第1放出部33から放出されるガスにより膨張する。第2放出部34は、通路部23に配置され、通路部23内でガス放出方向F2(ここでは後方)にガスを放出する。ガスは、第2放出部34の第2放出口36から第2気室22に向かって放出されて、通路部23を通って第2気室22に供給される。第2気室22は、第2放出部34から放出されるガスにより膨張する。
第2放出部34を含むディフューザ30の一部は、通路部23に配置され、遮断接合部19でエアバッグ10に縫製により接合される。遮断接合部19では、ディフューザ30の外側において、エアバッグ10及びディフューザ30の対向面が気密に接合される。遮断接合部19により、ディフューザ30の外側(エアバッグ10とディフューザ30の間)で、通路部23が閉鎖されて、複数の気室21、22の間のガスの流れが遮断される。複数の気室21、22は、遮断接合部19により、それぞれ他の気室21、22から遮断される遮断気室であり、通路部23を通して直接繋がらず、ディフューザ30を通してのみ繋がる。
また、遮断接合部19は、ディフューザ30の通路部23に配置された部分を、エアバッグ10の基布13、14に接合する。ディフューザ30の第2放出部34は、通路部23内に配置された通路部内放出部であり、遮断接合部19は、第2放出部34の分岐路32側の位置に形成される。遮断接合部19は、通路部23を幅方向に横断して、通路部23で気室21、22の間のガスの流れを遮断する。第2放出部34は、遮断接合部19によりガスの流れが遮断される第2気室22に向かって配置され、通路部23内で遮断接合部19から突出する。
ディフューザ30の少なくとも1つの放出部33、34は、各ガス放出方向F1、F2に流れるガスを通す逆止弁50と、逆止弁50の両縁部に形成された一対の縁部接合部51を有する。ディフューザ30は、上記したように、複数の放出部33、34の中に1つの通路部内放出部(第2放出部34)を有し、逆止弁50は、第2放出部34に設けられている。また、逆止弁50のガス放出方向F2に沿う両縁部は、縁部接合部51により、エアバッグ10(基布13、14)に気密に接合される。
逆止弁50は、通路部23内で、遮断接合部19から第2放出部34のガス放出方向F2に向かって配置され、通路部23におけるガスの逆流を阻止する。ここでは、ガスの逆流は、ガス放出方向F2の逆方向のガスの流れである。逆止弁50の閉鎖により、逆流するガスが止められて、逆止弁50と遮断接合部19により、第2気室22が密閉される。この逆止弁50は、対向する基布からなるディフューザ30の形成時に、第2放出部34に一体に形成される。
図3Aは、形成前のディフューザ30の展開図であり、図3Bは、形成後のディフューザ30の正面図である。
ディフューザ30は、図示のように、重ね合わせて接合された一対の基布40、41からなる。また、逆止弁50は、重ね合わせて接合された一対の基布52、53からなり、ディフューザ30の一端部に一体に形成される。基布40、41と基布52、53は、一体に形成され、所定箇所で縫製により接合される。ディフューザ30の基布40、41は、矩形部40A、41Aと、矩形部40A、41Aから突出する突出部40B、41Bと、矩形部40A、41Aの一端部に形成された接合片40C、41Cからなる。逆止弁50の方形状の基布52、53は、矩形部40A、41Aの他端部に設けられて、ディフューザ30の一部を構成する。
基布40、41、52、53は、重ね合わされた後、複数の接合部42〜44、51、54で気密に接合される。接合時には、まず、基布40、41の縁部に沿う第1〜第3接合部42〜44で、重ねた合わせた基布40、41を接合し、ディフューザ30の一部を形成する。これにより、収容部31、分岐路32、第1放出部33、及び、第1放出口35が形成される。その状態で、ディフューザ30(図2参照)を接合前のエアバッグ10の基布13、14の間に配置し、基布13、14を重ね合わせる。ディフューザ30は、基布13、14の間で、所定位置(ディフューザ30の取付位置)に配置する。
次に、遮断接合部19で、ディフューザ30の一方の基布40をエアバッグ10の一方の基布13に接合し、ディフューザ30の他方の基布41をエアバッグ10の他方の基布14に接合する。これにより、ディフューザ30の基布40、41同士を接合せずに、対向するディフューザ30とエアバッグ10の基布40、13(41、14)を接合する。また、遮断接合部19は、ディフューザ30内の部分を塞ぐことなく、基布40、41と基布52、53の境界(矩形部40A、41Aの端部)に形成される(図3参照)。
続いて、逆止弁50の基布52、53をエアバッグ10の基布13、14の外に出し、基布52、53を一対の連結接合部54で接合する。対向する一対の基布52、53は、一対の連結接合部54での接合により、重ね合わせた状態で連結される。連結接合部54は、逆止弁50の基端部(遮断接合部19側の端部)と先端部の間において、ガス放出方向F2に沿うように形成される。また、一対の連結接合部54は、逆止弁50の両縁部側に離して形成されるとともに、逆止弁50の基端部から先端部に向かって次第に接近する。即ち、一対の連結接合部54の間隔は、ガス放出方向F2に向かって次第に狭くなる。
その後、重ね合わせたエアバッグ10の基布13、14を外縁接合部15で接合し、ディフューザ30を備えたエアバッグ10を形成する(図2参照)。外縁接合部15では、逆止弁50の両縁部とディフューザ30の接合片40C、41Cを、基布13、14とともに接合する。そのため、逆止弁50の一対の縁部接合部51は、外縁接合部15の一部であり、外縁接合部15と同時に形成される。縁部接合部51は、一対の基布52、53のガス放出方向F2に沿う両縁部に形成され、一対の基布52、53の両縁部をエアバッグ10に接合する。
連結接合部54と縁部接合部51での接合により、第2放出部34がディフューザ30に形成される。第2放出部34は、逆止弁付き放出部であり、第2放出口36、逆止弁50、及び、逆止弁50のガス流路部55からなる。ガス流路部55は、逆止弁50の一対の基布52、53の間に形成され、ガスは、ガス流路部55内をガス放出方向F2に流れる。第2放出口36は、ガス流路部55のガス放出方向F2の前端部に位置し、逆止弁50は、第2放出口36からガスを放出する。
一対の縁部接合部51の間で、連結接合部54により、第2放出口36は、縁部接合部51から離れた位置に形成される。また、連結接合部54により、ガス流路部55は、遮断接合部19から第2放出口36に向かって次第に小さく(狭く)なるように形成される。これに伴い、縁部接合部51とガス流路部55(第2放出口36)の間に、一対の基布52、53が密着した部分が形成される。第2放出部34と逆止弁50は、遮断接合部19によりガスの流れが遮断される通路部23に配置され、通路部23から第2気室22に向かってガスを放出する。また、エアバッグ10が膨張することで、逆止弁50が作動し、逆止弁50の第2放出口36とガス流路部55が閉鎖される。
図4は、エアバッグ10内でガスを放出する逆止弁50を示す図であり、通路部23の一部とディフューザ30の後端部を示している。また、図4Aは、逆止弁50と通路部23の斜視図であり、図4Bは、図4Aの矢印X方向からみた逆止弁50と通路部23の側面図である。
インフレータ2がディフューザ30内でガスを発生すると、ガスは、図示のように、逆止弁50のガス流路部55を流れて、第2放出口36をガス放出方向F2に通過する。これにより、第2放出部34の逆止弁50からガスが放出されて、第2気室22(図4では図示せず)が膨張する。第2気室22の膨張中は、ガス流路部55を流れるガスにより、逆止弁50の対向する基布52、53が離れて、逆止弁50が開放された状態に維持される。
通路部23の一部(後側部)と第2気室22は、遮断接合部19により、エアバッグ10の他の部分から遮断され、逆止弁50は、この第2気室22に繋がる通路部23に配置されている。ガスは、ディフューザ30の逆止弁50のみから通路部23の一部と第2気室22に供給され、通路部23の一部は、第2気室22とともに膨張する。通路部23の膨張に伴い、逆止弁50の外側のエアバッグ10(通路部23)が膨張する。その間、逆止弁50の内側の圧力が逆止弁50の外側の圧力よりも高いため、逆止弁50の基布52、53の密着が防止される。
逆止弁50の内側の圧力は、対向する基布52、53の間のガス流路部55の圧力であり、ディフューザ30内の圧力に対応する。また、逆止弁50の外側の圧力は、逆止弁50とエアバッグ10の間の空間(区画室)24の圧力であり、通路部23の圧力に対応する。第2気室22と通路部23が次第に膨張するのに伴い、第2気室22と通路部23の圧力(内圧)が次第に上昇し、逆止弁50の内外の圧力差が小さくなる。その後、第2気室22と通路部23が完全に膨張して、それらの圧力が所定圧力に達したときに、逆止弁50の内外の圧力差により逆止弁50が閉鎖される。
図5は、エアバッグ10内で閉鎖された逆止弁50を示す図であり、通路部23と逆止弁50を図4と同様に示している。
第2気室22と通路部23が完全に膨張した際には、逆止弁50の外側の圧力が逆止弁50の内側の圧力よりも高くなり、対向する基布52、53の内外の圧力に差が生じる。この圧力差により、図示のように、逆止弁50の対向する基布52、53が密着して、逆止弁50が閉鎖される。これにより、逆止弁50(第2放出部34)からのガスの放出が停止する。また、逆止弁50及びディフューザ30内へ向かうガスの流れが止められて、第2気室22からのガスの逆流が防止される。
その後、膨張した第2気室22で乗員を受け止めたときにも、逆止弁50が閉鎖された状態に維持される。また、膨張中の第2気室22で乗員を受け止めたときには、第2気室22と通路部23の圧力の上昇により、逆止弁50の対向する基布52、53が密着して、逆止弁50が閉鎖される。このように、逆止弁50は、第2放出部34からのガスの放出を許容し、かつ、第2放出部34へのガスの流入を規制する。即ち、逆止弁50により、ディフューザ30の第2放出部34からエアバッグ10(第2気室22)内へガスが流れるのが許容され、かつ、エアバッグ10からディフューザ30内へガスが流れるのが規制される。
閉鎖された逆止弁50と遮断接合部19により、第2気室22と通路部23が密閉され、ガスの第2気室22からの流出が抑制される。そのため、第2気室22が膨張した状態に長く維持されるとともに、第2気室22の高い圧力が長く維持される。また、気室21、22間のガスの流れが遮断されるため、第2気室22と通路部23の膨張に伴い、逆止弁50が確実に作動して、膨張した第2気室22が密閉される。乗員が第2気室22に接触した際には、第2気室22に充分な反力が確保されて、乗員が第2気室22に確実に受け止められる。
以上説明したように、本実施形態のエアバッグ装置1では、ディフューザ30により、複数の気室21、22に向かうガスの流れを調整して、ガスを複数の気室21、22に円滑に分配できる。その結果、各気室21、22の膨張の仕方を調整できるとともに、複数の気室21、22を正確に膨張させることができる。第2気室22が正確に膨張することで、逆止弁50は、所定のタイミングで確実に作動する。また、逆止弁50の両縁部をエアバッグ10に接合したため、エアバッグ10の膨張時に、逆止弁50がエアバッグ10内で安定する。これにより、逆止弁50の不要な動きが防止されて、逆止弁50が確実に作動する。逆止弁50が裏返り、或いは、逆止弁50に皺が生じるのを防止することもできる。
従って、ガスの流れを妨げずにエアバッグ10内の複数の気室21、22にガスを円滑に分配しつつ、エアバッグ10内で逆止弁50を正確に作動させることができる。また、膨張した第2気室22から逆止弁50を通してガスが逆流するのを確実に阻止することができる。ガスの発生量が少ない低出力のインフレータ2でも、逆止弁50が作動するため、インフレータ2を小型化及び軽量化することができる。ディフューザ30の一部に逆止弁50を設けるため、エアバッグ装置1の部品数の増加を防止でき、簡易な構成で第2気室22を閉鎖できる。
逆止弁50は、第1放出部33と同等にガスを放出するように第2放出部34に形成できる。これにより、ガスの流れを妨げることなく、逆止弁50からガスを円滑に放出することができる。逆止弁50の第2放出口36を縁部接合部51から離れた位置に形成するときには、ガスが逆止弁50とエアバッグ10の間の空間24に入り易くなる(図4参照)。その結果、逆止弁50の周囲のエアバッグ10が確実に膨張するため、逆止弁50が正確に作動する。
逆止弁50のガス流路部55を第2放出口36に向かって次第に小さくなるように形成することで、ガスの流れが妨げられずに、ガスがガス流路部55を円滑に流れる。そのため、逆止弁50内で対流が発生するのを防止できるとともに、逆止弁50からガスを円滑に放出することができる。また、このガス流路部55を有する逆止弁50では、開閉が容易になるため、逆止弁50が、より正確に作動する。
次に、一部を変更した逆止弁50について説明する。
図6、図7は、この逆止弁50を示す図であり、通路部23と逆止弁50を図4、図5と同様に示している。図6は、エアバッグ10内でガスを放出する逆止弁50を示す図であり、図7は、エアバッグ10内で閉鎖された逆止弁50を示す図である。
ここでは、図示のように、連結接合部54を逆止弁50に形成せずに、逆止弁50のガス流路部55を筒状に形成している。連結結合部54を省略することで、逆止弁50を容易に形成することができる。このように、逆止弁50には、連結接合部54を形成してもよく、連結接合部54を形成しなくてもよい。連結接合部54を形成する場合には(図4参照)、1つの連結接合部54のみを逆止弁50に形成するようにしてもよい。
なお、逆止弁50の縁部接合部51は、エアバッグ10の外縁接合部15とは別に、単独で逆止弁50の両縁部に形成してもよい。また、3つ以上の気室をエアバッグ10に形成してもよく、3つ以上のガスの放出部をディフューザ30に形成してもよい。逆止弁50は、1つの放出部に設けてもよく、複数の放出部に設けてもよい。逆止弁50をエアバッグ10の気室内に配置してもよい。
上記したように、本実施形態では、エアバッグ10が、遮断接合部19により互いに遮断される2つの遮断気室(第1気室21、第2気室22)を有する。これに対し、エアバッグ10が3つ以上の気室を有する場合にも、エアバッグ10は、遮断接合部19により互いに遮断される複数の遮断気室を有する。複数の遮断気室は、それぞれ複数の気室の中の1つ以上の気室からなり、遮断接合部19により区画される。遮断気室は、例えば、1つの気室、又は、ガスが流通可能な2つ以上の気室からなり、遮断接合部19は、複数の遮断気室の間のガスの流れを遮断する。1つ又は複数の遮断接合部19により、複数の遮断気室をエアバッグ10に形成したときに、複数の遮断気室は、それぞれ遮断接合部19により他の遮断気室から遮断される。遮断気室は、他の遮断気室と直接繋がらず、ディフューザ30を通して他の遮断気室と繋がる。
逆止弁50は、同一の遮断気室に向かってガスを放出する放出部の全てに設けられて、各放出部のガス放出方向に向かって配置される。1つの放出部が1つの遮断気室に向かってガスを放出する場合には、逆止弁50は、1つの放出部に設けられる。複数の放出部が1つの遮断気室に向かってガスを放出する場合には、逆止弁50は、複数の放出部に設けられる。このようにすることで、逆止弁50が、内外の圧力差により確実に作動して閉鎖される。逆止弁50は、1つの遮断気室の放出部に設けてもよく、複数の遮断気室の放出部に設けてもよい。
以上、本発明を適用したカーテンエアバッグ装置について説明したが、本発明は、エアバッグ装置の種類によらず、複数の気室を有するエアバッグを備えたエアバッグ装置に適用できる。各エアバッグ装置において、逆止弁50は、閉鎖する必要がある気室に対応して、ディフューザの少なくとも1つの放出部に設けられる。
1・・・エアバッグ装置、2・・・インフレータ、3・・・保護部材、10・・・エアバッグ、11・・・固定部、12・・・ガス供給部、13、14・・・基布、15・・・外縁接合部、16〜18・・・内部接合部、19・・・遮断接合部、20・・・膨張部、21・・・第1気室、22・・・第2気室、23・・・通路部、24・・・空間、30・・・ディフューザ、31・・・収容部、32・・・分岐路、33・・・第1放出部、34・・・第2放出部、35・・・第1放出口、36・・・第2放出口、40、41・・・基布、42〜44・・・接合部、50・・・逆止弁、51・・・縁部接合部、52、53・・・基布、54・・・連結接合部、55・・・ガス流路部、90・・・車両、91・・・側壁、92・・・車体。

Claims (8)

  1. ガスを供給するインフレータを備えたエアバッグ装置であって、
    ガスにより膨張する複数の気室を有し、対向する基布からなるエアバッグと、
    インフレータから供給されるガスをエアバッグ内で複数の放出部から放出して複数の気室に分配する、対向する基布からなるディフューザと、
    エアバッグとディフューザの基布を接合し、ディフューザの外側で、気室の間のガスの流れを遮断する遮断接合部と、を備え、
    ディフューザの少なくとも1つの放出部が、ガス放出方向に向かって配置される逆止弁と、逆止弁のガス放出方向に沿う両縁部をエアバッグに接合する縁部接合部と、を有するエアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載されたエアバッグ装置において、
    エアバッグが、1つ以上の気室からなり、遮断接合部により互いに遮断される複数の遮断気室を有し、
    逆止弁が、同一の遮断気室に向かってガスを放出する放出部の全てに設けられたエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたエアバッグ装置において、
    エアバッグが、気室を繋ぐ通路部を有し、
    遮断接合部が、通路部に配置されたディフューザをエアバッグに接合して、通路部でガスの流れを遮断するエアバッグ装置。
  4. 請求項3に記載されたエアバッグ装置において、
    ディフューザが、複数の放出部の中に、遮断接合部によりガスの流れが遮断される気室に向かって通路部内に配置された通路部内放出部を有し、
    逆止弁が、ディフューザの通路部内放出部に設けられたエアバッグ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたエアバッグ装置において、
    逆止弁が、重ね合わせて接合された一対の基布と、一対の基布の間に形成されてガス放出方向にガスが流れるガス流路部と、ガス流路部のガス放出方向の前端部に位置するガスの放出口と、を有し、
    縁部接合部が、一対の基布のガス放出方向に沿う両縁部をエアバッグに接合するエアバッグ装置。
  6. 請求項5に記載されたエアバッグ装置において、
    逆止弁が、一対の基布を連結し、放出口を縁部接合部から離れた位置に形成する連結接合部を有するエアバッグ装置。
  7. 請求項6に記載されたエアバッグ装置において、
    逆止弁のガス流路部が、連結接合部により、放出口に向かって次第に小さくなるように形成されたエアバッグ装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれかに記載されたエアバッグ装置において、
    逆止弁の一対の基布が、ディフューザの対向する基布と一体に形成されたエアバッグ装置。
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