JP2014036529A - 組電池制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イグニッションスイッチがオフされている間、制御用データを保持しつつ、暗電流を低減することができる組電池制御装置を提供すること。
【解決手段】車両のイグニッションスイッチがオフされると、制御マイコン12は、制御用データを自身の外部に設けられたEEPROM11に記憶し、電源IC44は、制御マイコン12が制御用データをEEPROM11に記憶したことを条件に制御マイコン12への電源供給を停止し、監視マイコン14は、所定時間経過するごとに、電源IC44から電源供給させることで制御マイコン12を起動させて均等化処理を行わせるものであり、監視マイコン14は、制御マイコン12から均等化処理の完了通知を受けた場合、電源IC48による電源供給を停止させることにより、イグニッションスイッチがオンされることに応じて電源IC48が電源供給を再開するまで、電源IC48による電源供給が停止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された電力源としての組電池の制御を行う組電池制御装置に関するものである。
従来、組電池制御装置の一例として、組電池の電圧を検出し、各電池セルの端子間電圧(以下、単に電圧とも称する)ばらつき状況に応じて電池セル毎に端子電圧の均等化(均等化処理)を行う装置がある(特許文献1)。
特開2010−35337号公報
上記した均等化処理により、充電時に一部の電池セルが満充電状態となったことに起因して、他の電池セルがまだ満充電状態に達していないにも係わらず、それ以上の充電が行い得ない事態の発生を回避することができる。さらに、すべての電池セルを均等に充電できるので、車両走行時の組電池の放電で、一部の電池セルの電池容量が下限値に達したことに起因して、他の電池セルに電池容量が残されているにも係わらず、組電池からの放電を停止あるいは制限するような事態が発生し難くなる。このように、均等化処理を行うことにより、組電池の充電量及び放電量を最大化することが可能となる。従って、車両の走行駆動源としての電気モータに電源を供給する組電池の場合、走行距離の伸長や、いわゆるハイブリッド車両における燃費の向上に寄与することができる。
この均等化処理は、イグニッションスイッチがオフされ、車両が停止されている間の、各電池セルの電圧が安定しているときに実施することが考えられている。ただし、各電池セルの電圧に基づき均等化処理の開始や終了を判断する制御マイコンが、イグニッションスイッチのオフ後、常に起動していると、その制御マイコンによる消費電力が大きくなってしまう。そこで、イグニッションスイッチがオフされた後、制御マイコンを常に起動しておくのではなく、所定時間ごとに起動と停止(スリープなどの低電力消費モードを含む)を繰り返すようにすることが考えられる。
そのため、例えば、イグニッションスイッチがオフされたことに伴って、制御マイコンが低電力消費モードとなり、その間、制御マイコン自身が有するタイマ機能を作動させ、所定時間が経過したときに、低電力消費モードから通常動作モードに復帰するようにすることも可能である。しかし、制御マイコンは、低電力消費モードとなっても、その回路規模の大きさなどから、消費電力の低減には限界がある。
近年の車載制御装置では、機能安全が求められる傾向が強まり、制御装置として、本来の制御を実行する制御マイコンに加えて、その制御マイコンの動作を監視するための監視マイコンを設けることが一般化しつつある。この監視マイコンは、主な目的が制御マイコンの監視であるため、制御マイコンに比較して、低能力で、回路規模も小さいものを用いることができる。従って、監視マイコンは、通常、制御マイコンよりも消費電力が小さくなる。
そこで、監視マイコンにタイマ機能を持たせ、イグニッションスイッチがオフされた後、制御マイコンへの電源の供給を停止するとともに、監視マイコンを低電力消費モードとしつつ経過時間を計時させる。そして、監視マイコンが、所定時間の経過を計時したときに、制御マイコンへの電源供給を再開させることが考えられる。このようにすれば、制御マイコン自身のタイマ機能を用いる場合に比較して、一層の消費電力の低減を図ることが可能となる。しかしながら、この場合であっても、イグニッションスイッチがオフされている間に、監視マイコンを起動させておく必要がある。
また、制御マイコンは、前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された組電池に関連する値を含む制御用データを用いて組電池の制御を行うことが考えられる。よって、制御マイコンは、イグニッションスイッチがオフされている間でも制御用データを保持しておくために、自身に設けられたSRAM(Static Random AccessMemory)に制御用データを記憶させておくことが考えられる。しかしながら、このようにSRAMに制御用データを記憶させておくためには、制御マイコン(つまり、SRAM)への電源供給が必要である。
このように、制御マイコンと監視マイコンとを備える組電池制御装置であっても、イグニッションスイッチがオフされている間に、いずれか一方のマイコンに電源を供給し続けなければならない。よって、暗電流(言い換えると、イグニッションスイッチがオフされている間の消費電力)の低減が十分ではない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、イグニッションスイッチがオフされている間、制御用データを保持しつつ、暗電流を低減することができる組電池制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
車両に搭載された電力源としての組電池(10)の制御を行う組電池制御装置であって、
前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された組電池に関連する値を含む制御用データを用いて組電池の制御を行う制御マイコン(12)と、
制御マイコンに電源供給を行う第1電源回路(44)と、
制御マイコンよりも消費電力が小さく、制御マイコンの動作を監視する監視マイコン(14)と、
監視マイコンに電源供給を行う第2電源回路(48)と、を備え、
車両のイグニッションスイッチがオフされると、制御マイコンは、制御用データを自身の外部に設けられた外部記憶装置(11,13)に記憶し、第1電源回路は、制御マイコンが制御用データを外部記憶装置に記憶したことを条件に制御マイコンへの電源供給を停止し、監視マイコンは、経過時間をカウントし、所定時間経過するごとに、第1電源回路に電源供給を再開するよう指示し、第1電源回路から電源供給させることで制御マイコンを起動するものであり、
制御マイコンは、監視マイコンによって起動されると、組電池を構成する各電池セルの電圧のばらつき有無を判定し、電圧のばらつきが有ると判定した場合、監視マイコンに均等化処理の未完了通知を行うとともに、電圧のばらつきを解消するための均等化処理を実行して第1電源回路による電源供給を停止させ、電圧のばらつきが無いと判定した場合、監視マイコンに均等化処理の完了通知を行うとともに、均等化処理を行うことなく第1電源回路による電源供給を停止させ、
監視マイコンは、制御マイコンから未完了通知を受けた場合、経過時間をカウントし、所定時間経過すると、第1電源回路に電源供給を再開するよう指示し、制御マイコンから完了通知を受けた場合、第2電源回路による電源供給を停止させることにより、イグニッションスイッチがオンされることに応じて第2電源回路が電源供給を再開するまで、監視マイコンに対する第2電源回路による電源供給が停止されることを特徴とする。
このように、組電池制御装置は、イグニッションスイッチがオフされると、制御マイコンが制御用データを外部記憶装置に記憶したことを条件に、第1電源回路から制御マイコンへの電源供給を停止させる。よって、組電池制御装置は、イグニッションスイッチがオフされている間に、制御マイコンへの電源供給を停止させたとしても制御用データが失われることはない。
また、組電池制御装置は、イグニッションスイッチがオフされると、監視マイコンが所定時間経過するごとに、第1電源回路に電源供給を再開するよう指示し、第1電源回路から電源供給させることで制御マイコンを起動させる。制御マイコンは、このように監視マイコンによって起動されることで、イグニッションスイッチがオフされている間に均等化処理を実行することができる。
このため、制御マイコンは、イグニッションスイッチがオフされると、制御用データを外部記憶装置に記憶したことを条件に電源供給が停止されるが、均等化処理を行うために所定時間ごとに起動することになる。一方、監視マイコンは、イグニッションスイッチがオフされたとしても、所定時間ごとに制御マイコンを起動させるために、第2電源回路から電源供給がなされる。
しかしながら、組電池を構成する各電池セルの電圧のばらつきが無い場合、監視マイコンは、イグニッションスイッチがオンされることに応じて第2電源回路が電源供給を再開するまで、第2電源回路による電源供給が停止される。よって、制御マイコンに関しても、均等化処理が完了した場合、監視マイコンから起動されないので、イグニッションスイッチがオンされることに応じて第1電源回路が電源供給を再開するまで、第1電源回路による電源供給が停止される。このようにして、組電池制御装置は、イグニッションスイッチがオフされている間に、制御マイコンと監視マイコンの両方への電源供給を完全に停止することができる。従って、組電池制御装置は、イグニッションスイッチがオフされている間、制御用データを保持しつつ、暗電流を低減することができる。
第1実施形態における組電池制御装置の全体構成を示す図である。 第1実施形態の組電池制御装置におけるイグニッションオンからイグニッションオフまでの処理動作を示すフローチャートである。 組電池制御装置における均等化起動時の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における組電池制御装置の全体構成を示す図である。 第2実施形態の組電池制御装置におけるイグニッションオンからイグニッションオフまでの処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態による組電池制御装置100(以下、単に制御装置100とも称する)について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態による制御装置100は、いわゆるハイブリッド車両(プラグインハイブリッド車両を含む)や電気車両のように、電気モータを走行駆動源とする車両に搭載されるものである。これらの車両は、組電池10により供給される電力により、走行用電気モータが駆動される。また、組電池10は、回生ブレーキにより充電されたり、発電用モータを備えている場合には、その発電用モータによって発電された電力によって充電されたりする。さらに、プラグインハイブリッド車両や電気車両の場合には、組電池10は、いわゆる充電スタンドにて充電することも可能である。このように、組電池10は、車両の走行に伴って、充放電が繰り返し実行されるものである。また、プラグインハイブリッド車両や電気車両の場合には、組電池10は、走行用電気モータの電力源以外の電力源(例えば、車両内の電装品や車両外の電化製品などの電力源)としても使用することができる。つまり、制御装置100は、車両に搭載された電力源としての組電池10の制御を行うものである。
図1は、本実施形態による制御装置100の全体構成を示している。図1に示されるように、制御装置100は、組電池10の状態を監視して組電池10の制御を行う制御マイコン(メインマイコン)12と、制御マイコン12が正常に動作しているか否かを監視する監視マイコン(サブマイコン)14とを有する。この制御マイコン12と監視マイコン14とは、信号線26を介してデータの授受が可能な構成である。制御マイコン12と監視マイコン14とは、例えばUART通信でデータの授受が可能な構成である。
制御マイコン12は、前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された組電池10に関連する値を含む制御用データを用いて組電池の制御を行う。制御マイコン12は、例えば、組電池の異常が生じたときには、その異常状態に対処するための処置を実行する。また、制御マイコン12には、この制御用データの退避用にEEPROM(外部記憶装置、不揮発性記憶装置)11が接続されている。
一方、監視マイコン14は、制御マイコン12よりも消費電力が小さく、制御マイコン12の動作を監視する。監視マイコン14は、例えば、制御マイコン12から定期的に出力されるランパルス信号に基づき、制御マイコン12の動作を監視する。また、本実施形態で採用しているように、制御マイコン12は、監視マイコン14から定期的に出力されるランパルス信号に基づき、監視マイコン14の動作を監視するものであってもよい。
この制御マイコン12と監視マイコン14には、夫々別の電源供給手段がある。制御マイコン12は電源IC(第1電源回路)44から電源供給され、監視マイコン14は電源IC(第2電源回路)48から電源供給される。更に、電源IC44から制御マイコン12への電源供給は、イグニッションスイッチの状態(オン又はオフ)に対応した信号であるイグニッション信号、制御マイコン12による自己保持信号、監視マイコン14による起動信号に応じて実施される。一方、電源IC48から監視マイコン14への電源供給は、イグニッション信号、監視マイコン14による自己保持信号に応じて実施される。なお、イグニッションスイッチがオンされたことを示すイグニッション信号をオン信号、イグニッションスイッチがオフされたことを示すイグニッション信号をオフ信号とも称する。
以下、この制御マイコン12と監視マイコン14を含む制御装置100の処理動作に関して説明する。また、この制御装置100の処理動作の説明とともに、その処理に関連する制御装置100における上記以外の構成、及び組電池10側(高圧系回路)の構成に関しても説明する。
まず、図2に示すフローチャートに基づいて、イグニッションスイッチがオンされた場合の制御装置100の処理動作を説明する。なお、図2には、制御マイコン12の処理動作を示すフローチャート(左側)と、監視マイコン14の処理動作を示すフローチャート(右側)とを図示している。そして、制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオン(オン信号が出力)になると図2に示すフローチャートをスタートする。同様に、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオンになると図2に示すフローチャートをスタートする。
ステップS100では、制御マイコン12は、電源IC44から出力される駆動電圧VOMの提供を受けて起動し、通常動作モードにて動作を開始する。つまり、イグニッションスイッチがオンされることにより、ORゲート38にオン信号が入力されると、ORゲート38を介してリレースイッチ42をオンする信号が出力される。その結果、リレースイッチ42がオンされると、電源IC44から出力される駆動電圧VOMが制御マイコン12に供給される。なお、電源IC44は、リレースイッチ42がオンされると、信号線30を介して駆動電圧VOMを制御マイコン12に供給していることを示すVOM信号を出力する。また、制御マイコン12には、信号線35を介してイグニッション信号が入力される。
ステップS110では、制御マイコン12は、信号線36を介して自己保持信号を出力(自己保持信号オン)することにより、イグニッションスイッチがオフされた後も、リレースイッチ42がオンされた状態が維持されるようにする。なお、電源IC44は、高性能で消費電力の大きい制御マイコン12に対して電源供給可能なように、十分な電流容量を有している。
一方、ステップS200では、監視マイコン14は、電源IC48から出力される駆動電圧VOSの提供を受けて起動し、通常動作モードにて動作を開始する。つまり、イグニッションスイッチがオンされることにより、ORゲート40にオン信号が入力されると、ORゲート40を介してリレースイッチ46をオンする信号が出力される。その結果、リレースイッチ46がオンされると、電源IC48から出力される駆動電圧VOSが監視マイコン14に供給される。
ステップS210では、監視マイコン14は、信号線34を介して自己保持信号を出力することにより、イグニッションスイッチがオフされた後も、リレースイッチ46がオンされた状態が維持されるようにする。
なお、監視マイコン14は、制御マイコン12に比較して能力が低く、回路規模も小さいものであり、その分、消費電力も小さい。従って、監視マイコン14に駆動電圧VOSを提供する電源IC48は、電源IC44に比較して、電流容量は小さい。そのため、後述するように、イグニッションオフ後に監視マイコン14が低電力消費モードにて動作を継続しても、そのために消費される電力は僅かで済む。
ステップS120では、制御マイコン12は、イグニッション信号判定を行う。制御マイコン12は、信号線35を介して入力されたイグニッション信号に基づいて、今回の起動がイグニッション信号によるものであるか否かを判定する。そして、制御マイコン12は、オン信号が入力されている場合は今回の起動がイグニッション信号によるものとみなしてステップS130へ進む。なお、図2に示すフローチャートは、イグニッションスイッチがオンされた場合の処理動作を示すものである。よって、ここでは、制御マイコン12は、イグニッション信号によるものとみなしてステップS130へ進むことになる。
一方、制御マイコン12は、オフ信号が入力されている場合は今回の起動が監視マイコン14から出力された起動信号(均等化起動信号とも称する)によるものとみなしてステップS170(図3)に進む。なお、この点に関しては、後ほど、図3を用いて説明する。
ところで、制御マイコン12は、オン信号により起動された場合は、ステップS130で説明する電池制御を行い、監視マイコン14による起動信号により起動された場合は、ステップS170で説明する均等化制御(均等化処理)を行う。よって、ステップS120の判定は、電池制御を実施するか、均等化制御を実施するかを判定するものである。
ステップS130では、制御マイコン12は、電池制御を行うと共に、監視マイコン14との相互監視を行う。一方、ステップS220では、監視マイコン14は、制御マイコン12との相互監視を行う。
ここで、制御マイコン12が行う電池制御の一例を説明する。まず、制御マイコン12は、組電池10の温度を検出する温度センサ16、組電池10から放電される電流の大きさを検出する電流センサ18、及び組電池10を構成する各電池セルが発生する電圧を検出する監視IC20からの信号(データ)を取り込む。監視IC20は、自己診断機能を備えており、各電池セルの電圧を検出して制御マイコン12に出力することに加え、例えば内部電源回路電圧など自己診断用電圧を制御マイコン12に出力することにより、どのような種類の異常が監視IC20に発生したかを制御マイコン12が判断することができる。
その後、制御マイコン12は、監視IC20によって検出された各電池セルの電圧に基づいて、組電池全体の電池容量(残存容量)を算出し、走行用電気モータの駆動状態を制御する上位の制御装置(図示せず)に提供する。その上位の制御装置は、提供された残存容量に基づいて、車両の乗員に、電池残量や、走行可能距離を示す情報を提供したり、ハイブリッド車両においては、エンジン出力と電気モータ出力の比率を決定したりする。
その後、制御マイコン12は、上述のように取り込んだ各種データ及びダイアグ情報に基づいて、異常が検出されたか否かを判定する。そして、異常が検出された場合には、検出された異常に対処するための処理を実行する。
例えば、組電池10の温度が所定温度以上に上昇した場合、制御マイコン12は、図示しないファンを駆動して組電池10の温度を低下させる処置を施したり、それ以上の温度上昇を抑制するために、組電池10により供給される電力量を所定電力以下に制限する処理を実行したりする。なお、組電池10により供給される電力量を制限する場合、制御マイコン12は、上位の制御装置に対して、使用電力制限指令を送信する。また、組電池10から通電される電流の大きさが所定電流以上となった場合にも、電流値を制限するために、制御マイコン12は、上位の制御装置に対して、使用電力制限指令を送信したりする。
また、制御マイコン12は、例えば、組電池10の電池容量が上限値に達した場合には、それ以上の充電が行われないように、充電制御を担う制御装置(図示せず)に対して充電を停止するよう通知したり、電池容量が下限値に近づいた場合に、上位の制御装置に対して、組電池10の電力使用を中止するよう通知したりする。
上述した各種の例は、組電池10の異常としては、その異常を解消可能な軽微なものであって、このような軽微な異常が検出された場合、制御マイコン12は、異常状態を解消するための異常対応処理を実行する。
しかしながら、組電池10の異常として、即座に解消しえない、あるいは異常の解消を図るよりも極力早期に組電池10による電源供給を停止させるべき重度の異常も起こりえる。例えば、温度センサ16、電流センサ18、及び監視IC20の少なくとも1つに異常が生じて、組電池10の状態を判断するための基礎となる検出信号が正しく検出し得ない場合や、あるいは、温度センサ16や電流センサ18によって検出される検出値が、組電池10としての正常範囲を大きく逸脱した場合などは、制御マイコン12は、組電池10に重度の異常が発生したとみなす。このような重度の異常が発生した場合、制御マイコン12は、組電池10による電源供給は不可能と判定する。そして、組電池10の保護や安全性の確保を図るべく、制御マイコン12は、組電池10の通電経路に挿入されたメインリレー22a、22bを遮断して、組電池10からの電源供給を停止させるメインリレー(MR)遮断処理を実行する。
なお、制御マイコン12は、このような組電池10の制御を行う際には、前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された組電池10に関連する値を含む制御用データを用いて行う。制御用データは、例えば、分極発生による電池容量算出不可時のための電池容量データバックアップ、電流センサ18のオフセット学習値、ダイアグ発生時のフリーズフレームデータなどを含む。よって、制御用データは、イグニッションスイッチがオフされた場合であっても失われないようにする必要がある。そこで、後ほど説明するが、制御マイコン12は、電源IC44から自身への電源供給が停止される前に制御用データをEEPROM11に退避(記憶)しておく。そして、制御マイコン12は、電源IC44から自身への電源供給が開始されて起動すると、EEPROM11から制御用データを読み出して、上述のような組電池10の制御を行う。
また、監視マイコン14は、制御マイコン12から出力されるランパルス、及び監視IC20から出力されるダイアグデータなどの信号を入力する。そして、この入力したランパルスに基づいて、制御マイコン12において異常が発生したか否かを判定する。すなわち、監視マイコン14は、信号線26を介して、制御マイコン12から一定周期で繰り返し出力されるパルス(ランパルス)を監視することにより、制御マイコン12が正常に動作しているか否かを判定する。なお。逆に、制御マイコン12も、監視マイコン14から一定周期で繰り返し出力されるランパルスを利用して、監視マイコン14が正常に動作しているか否かを監視している。このように、制御マイコン12と監視マイコン14とに相互監視を行わせることにより、信頼性を保障している。
また、制御マイコン12と監視マイコン14との相互監視として、さらに、非同期通信により、各々のマイコンのROMやRAM異常検出結果を送受信させたり、同じ演算処理を行わせて、その演算結果の照合を行わせたりしても良い。
なお、このような相互監視の結果、監視マイコン14は、制御マイコン12に異常が発生したと判断すると、フェールセーフ処理として、メインリレー22a,22bを遮断して、組電池10からの電源供給を停止させるようにしてもよい。さらに、監視マイコン14は、電源IC44に対し、駆動電圧VOMの出力を停止するよう指示しても良い。このように制御マイコン12への電源供給を停止することにより、異常が生じている制御マイコン12が、組電池10の制御に関して悪影響を及ぼすような事態の発生を防止することができる。
ステップS140では、制御マイコン12は、動作終了判定を行う。制御マイコン12は、信号線35を介して入力されるイグニッション信号に基づいて、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。そして、制御マイコン12は、信号線35を介してオフ信号が入力されたと判定した場合は、イグニッションスイッチがオフされたことにより動作終了とみなしてステップS150へ進む。また、制御マイコン12は、信号線35を介してオン信号が入力されていると判定した場合は、イグニッションスイッチがオフされておらず動作終了ではないとみなしてステップS130へ戻る。つまり、イグニッションスイッチがオフされてない場合(つまり、イグニッションスイッチがオンされている間)は、ステップS130での処理を繰り返し実行する。
ステップS150では、制御マイコン12は、制御用データを退避させる。制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフされたことを契機に、制御用データを自身の外部に設けられたEEPROM11に書き込む。また、制御マイコン12は、動作終了と判定した場合、制御用データの退避以外にも、自身のシャットダウンに必要な処理を行うようにしてもよい。なお、このシャットダウン処理では、車両が停止され、イグニッションスイッチがオフされたのであるから、組電池10による電源供給はもはや不要となるため、メインリレー22a、22bを遮断する処理も実行される。
ステップS160では、制御マイコン12は、自己保持信号をオフする。制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフされた場合には、ステップS150において制御データの退避等のシャットダウン処理を実行した後、信号線36を介して出力される自己保持信号をオフする。すると、ORゲート38を介してリレースイッチ42をオフする信号が出力される。その結果、リレースイッチ42がオフされると、電源IC44とバッテリ50との接続が遮断されるので、電源IC44から駆動電圧VOMの出力が停止され、制御マイコン12の電源がオフされる。このように、制御マイコン12は、自身で電源IC44による駆動電圧VOMの供給を停止(シャットダウン)する。当然ながら、制御マイコン12は、自身でシャットダウンすると、信号線26を介して監視マイコン14に出力していたランパルスも停止する。このように、イグニッションスイッチがオフされると、電源IC44は、制御マイコン12が制御用データをEEPROM11に記憶したことを条件に制御マイコン12への電源供給を停止する。なお、ステップS150,S160は、イグニッションスイッチがオフされてから、シャットダウンするまでに行われる処理である。
一方、ステップS230では、監視マイコン14は、動作終了条件が成立したか否かに基づいて動作終了判定を行う。監視マイコン14は、例えば、電源IC44が駆動電圧VOMの供給を停止したこと、イグニッションスイッチがオフされたことを検知すると、動作終了条件が成立したとみなす。つまり、監視マイコン14は、信号線30を介して入力されていたVOM信号が途絶え、且つ、信号線37を介して入力されていたイグニッションスイッチの信号が途絶えたと判定した場合(すなわち、オフ信号が入力されたと判定した場合)に動作終了とみなす。
そして、監視マイコン14は、ステップS230において、動作終了と判定した場合、低消費電力モード(通常モードよりも、消費電力が小さいモード)に移行する。この低消費電力モードでは、制御装置100は、組電池10を構成する各電池セルの電圧のばらつきを低減するための均等化処理を含む停止時処理を実行する。一方、監視マイコン14は、ステップS230において、動作終了条件が成立してないとみなすと、動作継続と判定してステップS220へ戻る。なお、監視マイコン14は、通常モードと同様の消費電力状態でステップS240以降の処理を行うようにしてもよい。
制御マイコン12への駆動電圧VOMの提供が停止した状態においては、監視マイコン14の本来の機能である制御マイコン12の監視を行う必要がない。そのため、制御マイコン12への電源供給が停止しているときには、低電力消費モードに設定するとともに、図3で説明する限定された処理のみを実行するようにする。
このようにすることによって、後ほど説明する均等化処理が完了するまでの間においても、監視マイコン14の消費電力を低減することができる。
以下、停止時処理について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、この停止時処理は、イグニッションスイッチがオフされた場合に実行されるものである。よって、図3に示すフローチャートは、イグニッションスイッチがオフされた場合の制御装置100の処理動作と言い換えることもできる。
ステップS240では、監視マイコン14は、イグニッションオフ時間を計測する。つまり、監視マイコン14は、自身が有するタイマ機能を利用して、イグニッションスイッチがオフ(つまり、制御マイコン12への電源供給が停止)されてからの経過時間をカウントする。これは、電源供給が停止されている制御マイコン12を所定時間ごとに起動させて、均等化処理を行わせるためである。
ステップS250では、監視マイコン14は、均等化起動時間を判断する。つまり、監視マイコン14は、カウントした経過時間が所定時間(一定でも可変でも良い)に達したか否かを判定する。そして、監視マイコン14は、ステップS240で計測した時間が所定時間に達していない(所定時間未経過)と判定した場合はステップS240へ戻る。一方、監視マイコン14は、ステップS240で計測した時間が所定時間に達した(所定時間経過)と判定した場合はステップS260へ進む。
そして、監視マイコン14は、所定時間経過と判定した場合には、ステップS260において均等化起動信号をオンする。このとき、監視マイコン14は、信号線32を介して均等化起動信号を出力する。
すると、ORゲート38を介して、リレースイッチ42をオンする信号が出力される。その結果、リレースイッチ42がオンされ、電源IC44による制御マイコン12への電源供給が再開され、制御マイコン12が起動する(S100)。このとき、制御マイコン12は、信号線36を介して自己保持信号を出力することにより、均等化起動信号がオフされた後も、リレースイッチ42がオンされた状態が維持されるようにする(S110)。
なお、ステップS260にて、監視マイコン14は、制御マイコン12に対して、均等化処理を実行するよう指示する。監視マイコン14が制御マイコン12に対して、信号線32を介して均等化起動信号を出力し、制御マイコンを起動させる。
このように、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフされると、経過時間をカウントし、所定時間経過するごとに、電源IC44に電源供給を再開するよう指示し、電源IC44から電源供給させることで制御マイコン12を起動する。
ステップS120では、制御マイコン12は、イグニッション信号判定を行う。上述のように、制御マイコン12は、信号線35を介して入力されたイグニッション信号に基づいて、今回の起動がイグニッション信号によるものであるか否かを判定する。ここでは、制御マイコン12には、オフ信号が入力されている。よって、制御マイコン12は、今回の起動が今回の起動が監視マイコン14から出力された起動信号によるものとみなしてステップS170に進む。
ステップS170では、制御マイコン12は、均等化制御と相互監視を行う。制御マイコン12は、監視IC20により検出される組電池10を構成する各電池セルの電圧に基づき、均等化処理を実行することが必要か否かを判定する。つまり、制御マイコン12は、各電池セルの電圧のばらつき有無を判定し、電圧のばらつきが有ると判定した場合は均等化処理が必要とみなし、電圧のばらつきが無いと判定した場合は均等化処理が必要ないとみなす。このように、制御装置100は、イグニッションスイッチがオフされた後、制御マイコン12を常に起動しておくのではなく、所定時間ごとに起動と停止を繰り返すようにしつつ、制御マイコン12が起動している間に均等化処理の開始や終了を判断する。
そして、制御マイコン12は、均等化処理が必要と判定した場合には、監視IC20に対して、相対的に電圧が高い電池セルの放電を指示する。また、制御マイコン12は、均等化処理が必要と判定した場合は、信号線26を介して監視マイコン14に均等化処理の未完了通知を行う。その後、制御マイコン12は、自己保持信号をオフすることにより、電源IC44からの電源供給を停止させる(ステップS180)。しかしながら、監視IC20は、制御マイコン12が電源停止状態となった後も、均等化処理のための放電を継続する。
このように、監視IC20に対して、相対的に電圧が高い電池セルの放電を指示しておくことによって、次回、監視マイコン14によって起動されたときに、各電池セルの電圧のばらつきが解消されている(各電池セルの電圧が揃っている)可能性がある。
一方、制御マイコン12は、均等化処理が必要ないと判定した場合には、監視IC20に対する放電の指示は行わない。例えば、前回、監視マイコン14によって起動されたときに監視IC20に放電を指示した場合、今回、監視マイコン14によって起動された際に、制御マイコン12は、各電池セルの電池容量が揃っているか否かを判定し、揃っていれば、監視IC20による放電を停止させ、均等化処理を終了させる。また、制御マイコン12は、均等化処理が必要ないと判定した場合は、信号線26を介して監視マイコン14に均等化処理の完了通知を行う。その後、制御マイコン12は、自己保持信号をオフすることにより、電源IC44からの電源供給を停止させる(ステップS180)。
このように、制御マイコン12は、監視マイコン14によって起動されると、組電池10を構成する各電池セルの電圧のばらつき有無を判定する。そして、制御マイコン12は、電圧のばらつきが有ると判定した場合、監視マイコン14に均等化処理の未完了通知を行うとともに、電圧のばらつきを解消するための均等化処理を実行して電源IC44による電源供給を停止させる。また、制御マイコン12は、電圧のばらつきが無いと判定した場合、監視マイコン14に均等化処理の完了通知を行うとともに、均等化処理を行うことなく電源IC44による電源供給を停止させる。
ところで、均等化処理の実施の必要性や、終了時期は、各電池セルの電圧に基づいて判断される。従って、均等化処理の精度を高めるためには、各電池セルの電圧を正確に計測する必要がある。しかしながら、イグニッションスイッチがオンされている間は、組電池の充放電が繰り返し行われる等の理由から組電池の温度が上昇する。また、組電池内部の化学反応により電圧変動が生じる。このような理由から、各電池セルの電圧を正確に計測することが困難になる。そのため、上述のように、均等化処理を、イグニッションスイッチがオフされ、車両が停止されている間の、各電池セルの電圧が安定しているときに実施することが望ましい。
なお、制御マイコン12及び監視マイコン14は、停止時処理においても、制御マイコン12が起動している間は、上述のステップS130,S220と同様に相互監視を行うようにしてもよい(ステップS170、S270)。
上述したように、制御マイコン12は、電池セルの放電の開始や終了を監視IC20に指示する。このように、制御マイコン12と監視IC20との間で、相互に信号の通信が行われるが、図1に示されるように、制御マイコン12は低圧系回路に属し、監視IC20は高圧系回路に属している。そこで、低圧系回路に属する制御マイコン12と高圧系回路に属する監視IC20との絶縁を確保するために、制御マイコン12と監視IC20との間には、フォトカプラ24が設けられている。
ここで、監視マイコン14の処理動作の説明に戻る。ステップS280では、監視マイコン14は、上述のステップS230と同様に動作終了判定を行う。そして、動作継続と判定した場合はステップS270へ戻り、動作終了と判定した場合はステップS290へ進み電源遮断判定(自身への電源供給が必要か否かの判定)を行う。
ステップS290では、監視マイコン14は、制御マイコン12から信号線26を介して入力された信号に基づいて電源遮断判定を行う。制御マイコン12から均等化処理の未完了通知が出力された場合は、まだ各電池セルの電圧にばらつきがあるため均等化が必要であるとみなすことができる。よって、監視マイコン14は、均等化処理の未完了通知を受け取った場合は電源遮断しないと判定しステップS240へ戻る。つまり、監視マイコン14は、電源を遮断せずに、低消費電力モードを継続させて待機する。このように、監視マイコン14は、制御マイコン12から未完了通知を受けた場合、経過時間をカウントし、所定時間経過すると、電源IC44に電源供給を再開するよう指示する。
一方、制御マイコン12から均等化処理の完了通知が出力された場合は、各電池セルの電圧ばらつきが解消されており、次回イグニッションスイッチがオンされるまで、監視マイコン14への電源供給は必要ないと判断できる。よって、監視マイコン14は、均等化処理の完了通知を受け取った場合は電源遮断するとみなしてステップS300へ進む。
そして、ステップS300では、監視マイコン14は、自己保持信号をオフする。電源IC48とバッテリ50との間に設けられたリレースイッチ46は、通常はオンしている。このため、電源IC48は、原則として常時、監視マイコン14に駆動電圧VOSを提供する。ただし、制御マイコン12によって均等化処理が完了した(もしくは均等化処理が不要)と判定された場合には、その後、制御マイコン12に均等化処理を実行させるために、監視マイコン14がタイマ機能を用いてカウント動作を継続する必要はない。そのため、監視マイコン14は、信号線26を介して制御マイコン12から均等化処理の完了通知を受けたときには、信号線34を介して出力される自己保持信号をオフする。
すると、ORゲート40を介してリレースイッチ46をオフする信号が出力される。その結果、リレースイッチ46がオフされると、電源IC48とバッテリ50との接続が遮断されるので、電源IC48から駆動電圧VOSの出力が停止され、監視マイコン14の電源がオフされる。この監視マイコン14におけるオフ状態は、イグニッションスイッチがオンされることにより、ORゲート40にオン信号が入力され、ORゲート40を介してリレースイッチ46をオンする信号が出力されるまで継続される。
このように、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフされると通常動作モードから低電力消費モードに切替わり、更に、制御マイコン12から完了通知を受けた場合、電源IC48による電源供給を停止させることにより、イグニッションスイッチがオンされることに応じて電源IC48が電源供給を再開するまで、電源IC48による電源供給が停止される。
ここまで説明したように、制御装置100は、イグニッションスイッチがオフされると、制御マイコン12が制御用データをEEPROM11に記憶するとともに、制御用データをEEPROM11に記憶したことを条件に、電源IC44から制御マイコン12への電源供給を停止させる。よって、制御装置100は、イグニッションスイッチがオフ中に、監視マイコン14よりも高性能で消費電力の大きい制御マイコン12への電源供給を停止させたとしても制御用データが失われることはない。つまり、イグニッションスイッチがオフ中に、制御用データを保持するための電源供給が必要ない。よって、暗電流を低減することができる。
また、制御装置100は、イグニッションスイッチがオフされると、所定時間経過するごとに、監視マイコン14が電源IC44に電源供給を再開するよう指示し、電源IC44から電源供給させることで制御マイコン12を起動させる。制御マイコン12は、このように監視マイコン14によって起動されることで、イグニッションスイッチがオフされている間に均等化処理を実行することができる。
このため、制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフされると、制御用データをEEPROM11に記憶したことを条件に電源供給が停止されるが、均等化処理を行うために所定時間ごとに起動することになる。一方、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフされたとしても、所定時間ごとに制御マイコン12を起動させるために、電源IC48から電源供給がなされる。
しかしながら、組電池10を構成する各電池セルの電圧のばらつきが無い(均等化処理が必要ない)場合、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオンされることに応じて電源IC48が電源供給を再開するまで、電源IC44による電源供給が停止される。よって、制御マイコン12に関しても、均等化処理が完了した場合、監視マイコン14によって起動されないので、イグニッションスイッチがオンされることに応じて電源IC44が電源供給を再開するまで、電源IC44による電源供給が停止される。このようにして、制御装置100は、イグニッションスイッチがオフされている間に、制御マイコン12と監視マイコン14の両方への電源供給を完全に停止することができる。従って、制御装置100は、イグニッションスイッチがオフされている間、制御用データを保持しつつ、暗電流を低減することができる。
(第2実施形態)
ここで、第2実施形態における制御装置110に関して説明する。上述の実施形態においては、制御マイコン12が制御用データをEEPROM11に記憶する例を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態で説明するように、制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフされると、制御用データを監視マイコン14に設けられたSRAM(外部記憶装置、揮発性記憶装置)13に記憶するようにしてもよい。
第2実施形態における制御装置110は、上述の実施形態における制御装置100と同様な点が多い。よって、ここでは、制御装置110における、制御装置100と異なる点を重点的に説明する。また、制御装置110において、制御装置100と同様な点に関しては、図面において同じ符号を付与して説明を省略する。なお、制御装置110と制御装置100との相違点は、主に、監視マイコン14に制御用データを記憶するためのSRAM13が設けられている点、制御マイコン12に制御用データを記憶するためのEEPROM11が接続されていない点である(図4参照)。
ここで、図5に示すフローチャートに基づいて、イグニッションスイッチがオンされた場合の制御装置110の処理動作を説明する。つまり、この図5のフローチャートは、上述の図2のフローチャートに対応するものである。
制御マイコン12は、上述の実施形態と同様に、イグニッションスイッチがオンされると起動して(S100)、ステップS140までの処理を実行する。監視マイコン14は、上述の実施形態と同様に、イグニッションスイッチがオンされると起動して(S200)、ステップS210〜S230での処理を実行する。
そして、ステップS151では、制御マイコン12は、制御用データを送信する。制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフされたことを契機に、制御用データを信号線26を介して監視マイコン14へ送信し、制御用データを退避させる。監視マイコン14は、制御マイコン12から制御用データを受け取ると、自身のSRAM13に記憶する。このように、制御マイコン12は、制御用データと、自身の外部に設けられたEEPROM11に書き込むのではなく、監視マイコン14のSRAM13に書き込む。その後、制御マイコン12は、ステップS160の処理を実行する。
次に、制御装置110の停止時処理に関して説明する。なお、制御装置110の停止時処理は、図面上では上述の実施形態における図3と同様であるため、フローチャートの図示は省略する。また、制御マイコン12の停止時処理は、上述の実施形態と同様であるため説明は省略する。
監視マイコン14は、上述の実施形態と同様に、ステップS240〜S280の処理を実行した後に、ステップS290の処理を実行する。このステップS290では、監視マイコン14は、制御マイコン12から均等化処理の未完了通知を受け取ったことに加え、制御用データを保存する必要がないと判定した場合、電源遮断すると判定してステップS300へ進む。つまり、制御装置110の監視マイコン14は、制御マイコン14から均等化処理の完了通知を受けことに加えて、制御用データを保存する必要がないと判定した場合、電源IC48による電源供給を停止させる。なお、制御用データ保持が不要な場合というのは、例えば、分極解消時間経過のため電池容量データバックアップが不要な時、電流センサのオフセットがなくオフセット値の保持が不要な時、ダイアグ未発生のためダイアグデータ保持が不要な時などである。
このようにしても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、制御装置110は、EEPROM11を備えることなく、制御マイコン12及び監視マイコン14の電源を完全に遮断することができる。よって、EEPROMが不要である分、上述の実施形態における制御装置100よりもコストを低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
10 組電池、11 EEPROM(外部記憶装置、不揮発性記憶装置)、12 制御マイコン、13 SRAM(外部記憶装置、揮発性記憶装置)、14 監視マイコン、44 電源IC(第1電源回路)、48 電源IC(第2電源回路)、100,110 組電池制御装置

Claims (4)

  1. 車両に搭載された電力源としての組電池(10)の制御を行う組電池制御装置であって、
    前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された前記組電池に関連する値を含む制御用データを用いて組電池の制御を行う制御マイコン(12)と、
    前記制御マイコンに電源供給を行う第1電源回路(44)と、
    前記制御マイコンよりも消費電力が小さく、前記制御マイコンの動作を監視する監視マイコン(14)と、
    前記監視マイコンに電源供給を行う第2電源回路(48)と、を備え、
    前記車両のイグニッションスイッチがオフされると、前記制御マイコンは、制御用データを自身の外部に設けられた外部記憶装置(11,13)に記憶し、前記第1電源回路は、前記制御マイコンが制御用データを外部記憶装置に記憶したことを条件に当該制御マイコンへの電源供給を停止し、前記監視マイコンは、経過時間をカウントし、所定時間経過するごとに、前記第1電源回路に電源供給を再開するよう指示し、当該第1電源回路から電源供給させることで前記制御マイコンを起動するものであり、
    前記制御マイコンは、前記監視マイコンによって起動されると、前記組電池を構成する各電池セルの電圧のばらつき有無を判定し、電圧のばらつきが有ると判定した場合、前記監視マイコンに均等化処理の未完了通知を行うとともに、電圧のばらつきを解消するための均等化処理を実行して前記第1電源回路による電源供給を停止させ、電圧のばらつきが無いと判定した場合、前記監視マイコンに均等化処理の完了通知を行うとともに、均等化処理を行うことなく前記第1電源回路による電源供給を停止させ、
    前記監視マイコンは、前記制御マイコンから未完了通知を受けた場合、経過時間をカウントし、所定時間経過すると、前記第1電源回路に電源供給を再開するよう指示し、前記制御マイコンから完了通知を受けた場合、前記第2電源回路による電源供給を停止させることにより、前記イグニッションスイッチがオンされることに応じて前記第2電源回路が電源供給を再開するまで、前記監視マイコンに対する前記第2電源回路による電源供給が停止されることを特徴とする組電池制御装置。
  2. 前記外部記憶装置は、不揮発性記憶装置(11)であることを特徴とする請求項1に記載の組電池制御装置。
  3. 前記外部記憶装置は、前記監視マイコンに設けられた揮発性記憶装置(13)であり、
    前記監視マイコンは、前記制御マイコンから前記均等化処理の完了通知を受けことに加えて、制御用データを保存する必要がないと判定した場合、前記第2電源回路による電源供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の組電池制御装置。
  4. 前記監視マイコンは、前記車両のイグニッションスイッチがオフされると、通常動作モードから低電力消費モードに切り替えられことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
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