JP2014034212A - パネル連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望位置のパネル部材だけを取り外すことができ、かつ、パネル連結部分のガタツキを抑制して強固に連結可能なパネル連結構造を提供する。
【解決手段】パネル部材3は、メインパネル部30、端部脚301、302、連結面部311、312、第1突条部321、322を有する。パネル連結構造1は、一方のパネル部材3の連結面部311の先端面と他方のパネル部材3の連結面部312の先端面とが突き合わされた突き合わせ部4、第1突条部321、322を跨ぐと共に傾斜面511、522が形成されている跨ぎ脚部51、52を備える押さえ材5、パネル部材3を下地材2に固定するための固定部材6、平面部70を備える目地材7を有する。跨ぎ脚部51、52の各先端面と連結面部311、312の上方側の各面との間には隙間8があり、跨ぎ脚部51、52の傾斜面511、522と第1突条部321、322の先端部とは当接している。
【選択図】図4

Description

本発明は、パネル連結構造に関する。
従来、様々な分野において、金属(合金含む)等からなるパネル部材を複数枚連結して形成した広幅のパネルが使用されている。例えば、トラック等の車両における荷台の床材には、車両の軽量化のため、アルミニウム合金製のパネル部材を複数枚連結して形成した広幅の床パネルが使用されている。複数のパネル部材同士を互いに連結するためのパネル連結構造としては、具体的には、下記が公知である。
例えば、特許文献1〜3には、概略、複数のパネル部材の端部同士をパネル幅方向の一方側から他方側に向かって順番に嵌合させながら連結することによって広幅のパネルを構成する各種のパネル連結構造が開示されている。他にも以下に示すようなパネル連結構造も提案されている。
例えば、特許文献4には、案内レール付床パネル部材の接続部が備える立ち上り部および平面床パネル部材の接続部が備える立ち上り部の上に、断面コ型座金を被冠して横根太にボルトで固着し、接続部上に蓋体を被せるとともに接続部に設けた蓋体取付部に蓋体を固着するパネル連結構造が記載されている。
特開平8−67274号公報 特開平8−268344号公報 特許第4649012号 実開平5−3184号公報
しかしながら、上記したような複数のパネル部材を順番に嵌合させながら連結するパネル連結構造は、以下の点で問題がある。つまり、このパネル連結構造は、一部のパネル部材が傷ついたり、破損したりして交換が必要となった場合に、連結された最終部分のパネル部材から順番に取り外していく必要がある。つまり、このパネル連結構造は、交換が必要な所定のパネル部材に辿り着くまで複数枚の健全なパネル部材を取り外す必要がある。
また、複数枚のパネル部材を連結してなるパネルは、パネル連結部分にガタツキがなく、強固に連結されていることが要求される。しかしながら、上述した、接続部が備える立ち上り部の上に断面コ型座金を被冠して下地材にボルトで固着するパネル連結構造は、強固に連結することが難しく、また、パネル使用時に、パネル連結部分にガタツキが生じるおそれがある。特に、トラックの荷台における床パネル等、車両に用いられるパネルは、常に振動を受ける。そのため、この種のパネルのパネル連結構造としては不利である。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、所望位置のパネル部材だけを取り外すことができ、かつ、従来に比べパネル連結部分のガタツキを抑制して強固に連結することが可能なパネル連結構造を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、下地材に接してパネル幅方向に並ぶ複数のパネル部材同士を互いに連結するためのパネル連結構造であって、
上記パネル部材は、パネル表面を構成するメインパネル部と、該メインパネル部におけるパネル幅方向の両端部から下方に略垂直に延びる一対の端部脚と、該一対の端部脚の少なくとも一方の先端部からパネル幅方向外方に延びる連結面部と、該連結面部における上方側の面から上方に略垂直に突出する第1突条部とを有しており、
隣り合う一方の上記パネル部材における上記連結面部の先端面と他方の上記パネル部材における上記連結面部の先端面とが突き合わされて構成された突き合わせ部と、
基部と該基部におけるパネル幅方向の両端部から下方に延びる一対の跨ぎ脚部とを備え、該一対の跨ぎ脚部は、隣り合う一方の上記パネル部材における上記第1突条部および他方の上記パネル部材における上記第1突条部を跨ぐとともに脚内方側の面にそれぞれ傾斜面が形成されており、かつ、上記各傾斜面は、上記跨ぎ脚部の先端側に行くに従って互いの面間距離が拡がるように傾斜している押さえ材と、
上記押さえ材の上記基部におけるパネル幅方向の略中央部と上記突き合わせ部とを貫通するとともに、上記押さえ材を押さえつけることによって隣り合う上記パネル部材を上記下地材に固定するための固定部材と、
上記押さえ材の上方に取り付けられるとともに、上記メインパネル部と同一面を構成する平面部を有する目地材とを有しており、
上記一対の跨ぎ脚部の各先端面と上記各連結面部における上方側の各面との間にそれぞれ隙間が形成されており、上記一対の跨ぎ脚部における各傾斜面と上記各第1突条部における各先端部とが当接していることを特徴とするパネル連結構造にある(請求項1)。
上記パネル連結構造は、上述した特定の連結構造を有している。そのため、次のようにして所望位置のパネル部材だけを取り外すことができる。先ず、取り外すべきパネル部材を連結しているパネル連結構造の部分において、目地材の上方側の面をカッター等の切断手段を用いてパネル長手方向に切断し、目地材を取り外す。これにより、押さえ材と固定部材とが露出する。次いで、固定部材を取り外すとともに、固定部材によって固定されていた押さえ材を取り外す。これにより、隣り合うパネル部材同士の連結が解除され、所望位置のパネル部材だけを取り外すことができる。したがって、上記パネル連結構造は、従来のパネル連結構造のように、所定のパネル部材に辿り着くまで外す必要のないパネル部材を何枚も取り外さなくてよい。それ故、上記パネル連結構造は、パネル部材の交換が容易である。
また、上記パネル連結構造は、特に、隣り合う一方のパネル部材における連結面部の先端面と他方のパネル部材における連結面部の先端面とが突き合わされて構成された突き合わせ部を有している。そして、固定部材によって押さえられた押さえ材が有する一対の跨ぎ脚部の各先端面と各連結面部における上方側の各面との間にそれぞれ隙間が形成されており、一対の跨ぎ脚部における各傾斜面と各第1突条部における各先端部とが当接している。
そのため、上記パネル連結構造では、押さえ材が、隣り合う一方のパネル部材における連結面部と他方のパネル部材における連結面部とを突き合わせ面の方向に常に引き寄せようとする。つまり、上記パネル連結構造は、突き合わせ方向に力がかかった状態で隣り合うパネル部材同士を連結することができる。それ故、上記パネル連結構造は、従来に比べ、パネル連結部分のガタツキを抑制してパネル部材同士を強固に連結することできる。また、隣り合うパネル部材同士の位置決めが確実になる。したがって、上記パネル連結構造は、パネル使用時に振動を受けた場合であっても、パネル連結部分にガタツキが生じ難く、車両に用いられるパネルのパネル連結構造として有利である。また、上記パネル連結構造は、隣り合うパネル部材同士の位置決め精度が向上するので、目地材の取り付け精度を向上させることができるなどの利点もある。また、上記パネル連結構造は、隣り合う一方のパネル部材における連結面部の先端部と他方のパネル部材における連結面部の先端部とを当接させて並べるだけでパネル部材の位置決めをすることができるので、パネル部材の取付作業の手間が少なくて済むなどの利点もある。
実施例1のパネル連結構造を有するパネルの斜視図である。 実施例1のパネル連結構造の分解斜視図である。 実施例1のパネル連結構造を構成するパネル部材の断面図である。 実施例1のパネル連結構造を拡大して示す断面図である。 実施例2のパネル連結構造を拡大して示す断面図である。
上記パネル連結構造は、下地材側の方向を下方、これと反対の方向を上方とする。また、パネル部材は、そのパネル幅方向でみて、メインパネル部に垂直な中心線の方向を向く方向をパネル幅方向内方、これと反対の方向をパネル幅方向外方とする。また、押さえ材は、その幅方向でみて、基部に垂直な中心線の方向を向く方向を内方、これと反対の方向を外方とする。また、目地材は、その幅方向でみて、平面部に垂直な中心線の方向を向く方向を内方、これと反対の方向を外方とする。
上記パネル連結構造は、一対の端部脚の両方に連結面部および第1突条部が設けられた中間パネル部材同士の連結、一対の端部脚の片方に連結面部および第1突条部が設けられた端部パネル部材と上記中間パネル部材との連結に適用することができる。
上記パネル連結構造において、下地材は、パネルの下に配置されてパネルが取り付けられるものであり、その種類は特に限定されるものではない。下地材としては、例えば、床材、壁材、天井材等を例示することができる。下地材は、具体的には、トラック等の車両の荷台における床面を構成するための根太等を挙げることができる。
上記パネル連結構造において、パネル部材は、メインパネル部における下方側の面から下方に略垂直に延びており、端部脚とその長さがほぼ同じである1または2以上の中間脚を有することができる。これにより、メインパネル部の平面度と面圧強度を高め、パネル部材およびパネル全体の剛性を高めることができる。なお、2以上の中間脚を有する場合は、パネル幅方向に中間脚を等間隔に配置することができる。上記パネル連結構造において、パネル部材、押さえ材および目地材は、例えば、押し出し用のアルミニウム合金素材を用いて、押出成形により製造することができる。なお、パネル部材、押さえ材および目地材は、アルミニウム合金素材以外にも、他の押し出し可能な金属(合金含む)素材やプラスチック素材等によって形成することも可能である。
上記パネル連結構造において、各第1突条部の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分が、一対の跨ぎ脚部の各傾斜面の基端部に当接している構成を含んでいるとよい(請求項2)。
この場合は、各第1突条部の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分が、一対の跨ぎ脚部の各傾斜面の基端部にて確実に位置決めされる。また、一対の跨ぎ脚部の各傾斜面によって各第1突条部がそれぞれパネル幅方向内方に動き難い。そのため、この場合は、パネル連結部分のガタツキをより一層抑制してパネル部材同士を強固に連結することができる。
上記パネル連結構造において、突き合わせられた一方のパネル部材における第1突条部のパネル幅方向内方側の面と他方のパネル部材における第1突条部のパネル幅方向内方側の面との間の寸法Aと、一対の跨ぎ脚部における各傾斜面の基端部間の寸法aとは、ほぼ同等の大きさに設定することができる(請求項3)。
この場合は、各第1突条部の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分と、一対の跨ぎ脚部の各傾斜面の基端部とを当接させやすくなる。そのため、この場合は、パネル連結部分のガタツキをより一層抑制してパネル部材同士を強固に連結することができる。
上記パネル連結構造において、一対の端部脚のうち連結面部を有する端部脚は、パネル幅方向外方側の面からパネル幅方向外方に突出する第2突条部を有しており、目地材は、隣り合う一方のパネル部材における第2突条部と他方のパネル部材における第2突条部とによって位置決めされている構成とすることができる(請求項4)。
この場合は、上方から下方に向かって目地材を取り付ける場合に、隣り合う一方のパネル部材における第2突条部と他方のパネル部材における第2突条部とによって、これら第2突条部よりも下方へ目地材が移動するのを規制することができる。そして、これによって、メインパネル部と目地材の平面部とが同一面を構成することができる。
上記パネル連結構造において、目地材は、平面部における下方側の面から下方に略垂直に延びる一対の目地材側係止片を有しており、隣り合う一方のパネル部材における第2突条部と一対の目地材側係止片の一方とが互いに係止されており、隣り合う他方のパネル部材における第2突条部と一対の目地材側係止片の他方とが互いに係止されている構成とすることができる(請求項5)。
この場合は、それぞれ対応する第2突条部と目地材側係止片とが互いに係止されているので、隣り合うパネル部材への目地材の取り付けが確実なものとなる。また、この場合は、上記係止により、パネル部材と目地材とが当接する部位から目地材の下方の空間部内へ水分が浸入し難くなり、有利である。
上記パネル連結構造において、押さえ材における基部のパネル幅方向の寸法Bは、突き合わせられた一方のパネル部材における第1突条部のパネル幅方向内方側の面と他方のパネル部材における第1突条部のパネル幅方向内方側の面との間の寸法Aよりも大きく設定されており、隣り合う一方のパネル部材における第2突条部の先端と他方のパネル部材における第2突条部の先端との間の寸法Cは、押さえ材における基部の寸法Bよりも大きく設定されているとよい(請求項6)。
この場合は、上記パネル連結構造を構成する際に、突き合わせ部の上方から押さえ材を所定位置に配置しやすい。また、この場合は、固定部材により固定しやすい。また、一対の跨ぎ脚部は、突き合わせられた一方のパネル部材における第1突条部および他方のパネル部材における第1突条部を確実に跨ぐことができる。
上記パネル連結構造において、目地材が、平面部における下方側の面から下方に略垂直に延びる一対の目地材側係止片を有するとともに、押さえ材が、基部における上方側の面から上方に略垂直に延びる一対の押さえ材側係止片を有しており、一対の目地材側係止片の一方と一対の押さえ材側係止片の一方とが互いに係止されており、一対の目地材側係止片の他方と一対の押さえ材側係止片の他方とが互いに係止されている構成とすることもできる(請求項7)。
この場合は、それぞれ対応する目地材側係止片と押さえ材側係止片とが互いに係止されているので、隣り合うパネル部材への目地材の取り付けが確実なものとなる。また、この場合は、上記パネル連結構造を構成する際に、押さえ材側係止片を持って押さえ材を配置することができる。そのため、この場合は、押さえ材を所定位置に配置しやすい利点がある。
上記パネル連結構造において、パネル部材は、一対の端部脚の両方に連結面部および第1突条部が設けられており、パネル幅方向に沿ったパネル断面において、上記メインパネル部に垂直な中心線を軸として線対称となる形状に形成されているとよい(請求項8)。
この場合は、中間パネル部材同士の連結に好適である。また、中間パネル部材の種類が1種類で済む。そのため、形状の異なる端部同士を嵌合させて広幅のパネルを構成する場合に比べ、パネル部材の種類を削減することができる。
以下、実施例にかかるパネル連結構造について、図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1〜図4に、本例のパネル連結構造を示す。本例のパネル連結構造1は、下地材2に接してパネル幅方向に並ぶ複数のパネル部材3同士を互いに連結するためのパネル連結構造である。本例のパネル連結構造1は、トラックの荷台における床面を構成する床面パネルに適用される。下地材2は、具体的には、トラックの荷台における横根太2Aである。
初めに、本例のパネル連結構造1に適用するパネル部材3について説明する。図3に示すように、パネル部材3は、パネル表面を構成するメインパネル部30と、メインパネル部30におけるパネル幅方向の両端部から下方に略垂直に延びる一対の端部脚301、302と、一対の端部脚301、302の少なくとも一方の先端部からパネル幅方向外方に延びる連結面部311(312)と、連結面部311(312)における上方側の面から上方に略垂直に突出する第1突条部321(322)とを有している。
本例では、具体的には、パネル部材3は、一対の端部脚301、302の両方に連結面部311、312および第1突条部321、322がそれぞれ設けられた中間パネル部材3Aである。つまり、本例は、中間パネル部材3A同士を連結するためのパネル連結構造1の例である。但し、本発明のパネル連結構造は、これに限定されるものではなく、図1に示すように、一対の端部脚301、302の片方に連結面部311および第1突条部321が設けられた端部パネル部材3Bと中間パネル部材3Aとを連結するためのパネル連結構造1に適用することもできる。
上記パネル部材3は、アルミニウム合金素材を押出成形することにより製造されている。各端部脚301、302は、パネル幅方向外方側の面からパネル幅方向外方に突出する第2突条部361、362をそれぞれ有している。各第2突条部361、362は、具体的には、各端部脚301、302の中央部よりもメインパネル部30寄りに配置されている。各端部脚301、302は、下地材2との接触による安定性を向上させるなどの観点から、それぞれの先端部からパネル幅方向内方にも延びており、下地材2に接触させるための接触面部331、332を有している。また、上記パネル部材3は、さらに、各端部脚301、302の間に、メインパネル部30における下方側の面から下方に略垂直に延びており、端部脚301、302とその長さが同じである3つの中間脚341、342、343を有している。これら中間脚341、342、343の先端部には、下地材2と接触させるための接触面部351、352、353をそれぞれ設けてある。3つの中間脚341、342、343のうち、パネル幅方向の中央部に配置された中間脚342は、パネル幅方向の両外方に延びる接触面部352を有している。また、3つの中間脚341、342、343のうち、パネル幅方向の中央部に配置された中間脚342と各端部脚301、302との間に配置された中間脚341、343は、ともにパネル幅方向内方に延びる接触面部351、353を有している。
なお、本例では、パネル部材3のパネル長手方向の寸法は、9.6m、パネル部材3のパネル幅方向の寸法は、200mmである。また、メインパネル部30における上方側の面と連結面部311、312における下方側の面との間におけるメインパネル部30に垂直な方向の距離、すなわちパネル厚みは、18mmである。また、各接触面部331、332、351、352、353のパネル幅方向の寸法は、5mmである。上記パネル部材3は、パネル幅方向に沿ったパネル断面において、メインパネル部30に垂直な中心線MLを軸として線対称となる形状に形成されている。また、本例で用いたパネル部材3は、メインパネル部30の上方側の面に、パネル幅方向に沿った断面が略半円形状の溝を有している。この溝は、パネル部材3の押出加工に起因する当該部のひけや筋の発生を軽減したり、広幅としたパネルの意匠性を向上させるためなどの目的で付与されているものであり、本発明に用いるパネル部材3に必須のものではない。
本例のパネル連結構造1は、複数のパネル部材3同士を互いに連結するためのものであり、突き合わせ部4と、押さえ材5と、固定部材6と、目地材7とを有している。
パネル連結構造1において、突き合わせ部4は、隣り合う一方のパネル部材3における連結面部311の先端面と他方のパネル部材3における連結面部312の先端面とが突き合わされて構成された部分である。パネル連結構造1は、この突き合わせ部4を有することをその特徴の一つとしている。突き合わせ部4を構成することなく、下地材2にパネル部材3、3を固定した場合には、パネル使用時に、パネル連結部分にガタツキを生じるおそれがある。また、この場合は、パネル部材3を複数枚並べるときの位置決めも難しくなる。
なお、本例では、突き合わせられた一方のパネル部材3における第1突条部321のパネル幅方向内方側の面と、他方のパネル部材3における第1突条部322のパネル幅方向内方側の面との間の寸法Aは、9mmである。また、隣り合う一方のパネル部材3における第2突条部361の先端と他方のパネル部材3における第2突条部362の先端との間の寸法Cは、14mmである。
パネル連結構造1において、押さえ材5は、基部50と、基部50におけるパネル幅方向の両端部から下方に延びる一対の跨ぎ脚部51、52とを備えている。本例では、一対の跨ぎ脚部51、52は、基部50におけるパネル幅方向の両端部から下方に略垂直に延びている。一対の跨ぎ脚部51、52は、上記突き合わされた状態にて隣り合う一方のパネル部材3における第1突条部321および他方のパネル部材3における第1突条部322を跨いでいる。また、一対の跨ぎ脚部51、52は、脚内方側の面にそれぞれ傾斜面511、522が形成されており、かつ、各傾斜面511、522は、跨ぎ脚部51、52の先端側に行くに従って互いの面間距離が拡がるように傾斜している。本例では、跨ぎ脚部51、52の先端側に行くに従って跨ぎ脚部51、52の肉厚が薄くなるように脚内方側の面を傾斜させることによって、各傾斜面511、522が形成されている。
本例では、押さえ材5は、アルミニウム合金素材を押出成形することにより製造されている。つまり、押さえ材5は、厚みが均一な板材を例えば「コ」の字状に折り曲げて形成されたものではない。押さえ材5は、押し出し成形により形成されているので、跨ぎ脚部51、52が高い剛性を有している。なお、押さえ材5のパネル幅方向に沿った断面でみて、傾斜面511、522の基端部を通る基部50に垂直な線と傾斜面511、522の外面との間のなす角は、具体的には、25°に設定してある。また、一対の跨ぎ脚部51、52における各傾斜面511、522の基端部間の寸法aは、9mmである。つまり、本例では、図4に示すように、上記寸法Aと上記寸法aとは、同等の大きさの範囲に含まれる同一の大きさに設定されている。
また、本例では、押さえ材5は、基部50の下方側の面におけるパネル幅方向の中央部から下方に略垂直に延びる中央脚部512を有している。また、基部50は、その上方側の面におけるパネル幅方向の中央部かつパネル長さ方向の中央部の位置から、中央脚部512を貫通する貫通孔501を有している。なお、基部50のパネル長手方向の寸法は、60mmである。また、基部50のパネル幅方向の寸法Bは、13mmである。したがって、本例では、図4に示すように、上記寸法Bは、上記寸法Aよりも大きく設定されている。また、上記寸法Cは、上記寸法Bよりも大きく設定されている。
パネル連結構造1において、固定部材6は、押さえ材5の基部50におけるパネル幅方向の略中央部と突き合わせ部4とを貫通するとともに、押さえ材5を押さえつけることによって隣り合うパネル部材3、3を下地材2に固定するためのものである。本例では、固定部材6は、具体的には、電動ドライバーによってねじ込むことが可能なねじ部材である。また、本例では、押さえ材5の貫通孔501の位置と対応する位置における一方の連結面部311の先端面および他方の連結面部312の先端面には、一方の連結面部311の先端面と他方の連結面部312の先端面とを突き合わせたときに一つの貫通孔315が構成されるよう切欠き孔313、314がそれぞれ形成してある。各切欠き孔313、314は、固定部材6を取り付ける位置に、下地材2が確実にあることを確認するのに役立つ。
パネル連結構造1において、一対の跨ぎ脚部51、52の各先端面と各連結面部311、312における上方側の各面との間にはそれぞれ隙間8が形成されている。本例では、押さえ材5が中央脚部512を有する例を示しているが、中央脚部512の先端面と各連結面部311、312における上方側の各面との間にも同様の隙間8が形成されている。つまり、パネル連結構造1は、固定部材6によって押さえ材5が押さえつけられた状態において、一対の跨ぎ脚部51、52の各先端面は、ともに、各連結面部311、312における上方側の各面と接触していない。また、一対の跨ぎ脚部51、52における各傾斜面511、522と各第1突条部321、322における各先端部とが当接している。本例では、具体的には、各第1突条部321、322の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分が、一対の跨ぎ脚部51、52の各傾斜面511、522の基端部にそれぞれ当接している。なお、本例では、各第1突条部321、322の各先端面は、押さえ材5における基部50の下方側の面に当接している。
パネル連結構造1において、目地材7は、押さえ材5の上方に取り付けられるとともに、メインパネル部30と同一面を構成する平面部70を有している。また、目地材7は、パネル幅方向の両端部から下方に略垂直に延びる一対の脚部71、72を有している。本例では、目地材7は、隣り合う一方のパネル部材3における第2突条部361と他方のパネル部材3における第2突条部362とによって位置決めされている。具体的には、目地材7における各脚部71、72の各先端面が各第2突条部361、362の上方側の各面にそれぞれ当接しており、これにより目地材7は、下方への移動が規制されて位置決めされている。そして、この位置決めされた状態において、目地材7の平面部70は、メインパネル部30と段差のない同一面を構成している。
本例では、目地材7は、その平面部70における下方側の面から下方に略垂直に延びる一対の目地材側係止片73、74を有している。各目地材側係止片73、74は、その先端部における外方側の面に外向き突起部733、734を有している。外向き突起部733、734は、目地材側係止片73、74の先端側に行くに従って厚みが小さくなるよう傾斜した傾斜先端面730、740を有している。本例では、目地材側係止片73の外向き突起部733と、これに対向する一方のパネル部材3における第2突条部361とが互いに掛け合いによって係止されている。また、目地材側係止片74の外向き突起部744と、これに対向する他方のパネル部材3における第2突条部362とが互いに掛け合いによって係止されている。
なお、目地材7におけるパネル長手方向の寸法は、パネル部材3のパネル長手方向の寸法と一致させてあり、その寸法は9.6mである。また、目地材7におけるパネル幅方向の寸法は、20mmである。
次に、上記構造のパネル連結構造1を構成するための方法について説明する。なお、以下に説明する方法は、一例であってこれに限定されるものではない。
先ず、トラックの荷台における横根太2Aの上に、複数のパネル部材3をパネル幅方向に並べる。この際、隣り合う一方のパネル部材3における連結面部311の先端面と他方のパネル部材3における連結面部312の先端面とを突き合わすことにより、突き合わせ部4を構成する。なお、各連結面部311、312の先端面に切欠き孔313、314がそれぞれ形成されている場合には、上記突き合わせによって各切欠き孔313、314同士が合わさり、貫通孔315が形成される。
次いで、上記突き合わせ部4を構成した状態において、隣り合う一方のパネル部材3における第1突条部321および他方のパネル部材3における第1突条部322を一対の跨ぎ脚部51、52が跨ぐように押さえ材5を配置する。本例では、突き合わせ部4の貫通孔315の位置と押さえ材5の貫通孔501の位置とが、ほぼ同軸となるように押さえ材5を配置する。
次いで、押さえ材5の貫通孔501および突き合わせ部4の貫通孔315を貫通するように固定部材6を取り付ける。本例では、具体的には、電動ドライバーによって固定部材6を両貫通孔501、315にねじ込みつつ、下地材2である横根太2Aに固定部材6を螺着する。
次いで、押さえ材5の上方に目地材7を配置し、下方に向かって目地材7を押し込んで嵌め込む。本例では、具体的には、下方に向かって目地材7を押し込む。そうすると、第2突条部361、362の各先端部と目地材側係止片73、74の各傾斜先端面730、740とが摺りあった状態で、各目地材側係止片73、74が下方に移動する。この際、各目地材側係止片73、74は、各第2突条部361、362によって押圧され、目地材7の中央部の方向に向かってたわむ。さらに、そのまま目地材7を押し込み続けると、各目地材側係止片73、74における外向き突起部733、744が各第2突条部361、362を乗り越え、両者が掛け合わせによって係止される。また、目地材7におけるパネル幅方向の両端部に形成してある各脚部71、72の各先端面が、各第2突条部361、362の上方側の各面に当接する。これにより、目地材7は、各第2突条部361、362によって下方への移動が規制され、位置決めされる。なお、この位置決めされた状態において、目地材7の平面部70における上方側の面とメインパネル部30における上方側の面とは、段差の無い平坦な状態となっている。
次に、本例のパネル連結構造1の作用効果について説明する。パネル連結構造1は、上述した特定の連結構造を有している。そのため、次のようにして所望位置のパネル部材3だけを取り外すことができる。先ず、取り外すべきパネル部材3を連結しているパネル連結構造1の部分において、目地材7の上方側の面をカッター等の切断手段を用いてパネル長手方向に切断し、目地材7を取り外す。これにより、押さえ材5と固定部材6とが露出する。次いで、固定部材6を取り外すとともに、固定部材6によって固定されていた押さえ材5を取り外す。これにより、隣り合うパネル部材3、3同士の連結が解除され、所望位置のパネル部材3だけを取り外すことができる。したがって、パネル連結構造1は、従来のパネル連結構造のように、所定のパネル部材3に辿り着くまで外す必要のないパネル部材3を何枚も取り外さなくてよい。それ故、パネル連結構造1は、パネル部材3の交換が容易である。
また、パネル連結構造1は、特に、隣り合う一方のパネル部材3における連結面部311の先端面と他方のパネル部材3における連結面部312の先端面とが突き合わされて構成された突き合わせ部4を有している。そして、固定部材6によって押さえられた押さえ材5が有する一対の跨ぎ脚部51、52の各先端面と各連結面部311、312における上方側の各面との間にそれぞれ隙間8が形成されており、一対の跨ぎ脚部51、52における各傾斜面511、522と各第1突条部321、322における各先端部とが当接している。
そのため、パネル連結構造1では、押さえ材5が、隣り合う一方のパネル部材3における連結面部311と他方のパネル部材3における連結面部312とを突き合わせ面の方向に常に引き寄せようとする。つまり、パネル連結構造1は、突き合わせ方向に力がかかった状態で隣り合うパネル部材3、3同士を連結することができる。本例のパネル連結構造1は、特に、各第1突条部321、322の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分が、一対の跨ぎ脚部51、52の各傾斜面511、522の基端部にそれぞれ当接している。そのため、各第1突条部321、322の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分が、一対の跨ぎ脚部51、52の各傾斜面511、522の基端部にて確実に位置決めされる。また、一対の跨ぎ脚部51、52の各傾斜面511、522によって一対の第1突条部321、322がそれぞれパネル幅方向内方に動き難い。それ故、パネル連結構造1は、従来に比べ、パネル連結部分のガタツキをより一層抑制してパネル部材3、3同士を強固に連結することができる。また、隣り合うパネル部材3、3同士の位置決めが確実になる。したがって、パネル連結構造1は、パネル使用時に振動を受けた場合であっても、パネル連結部分にガタツキが生じ難く、車両に用いられるパネルのパネル連結構造として有利である。また、パネル連結構造1は、隣り合うパネル部材3、3同士の位置決め精度が向上するので、目地材7の取り付け精度を向上させることができるなどの利点もある。また、パネル連結構造1は、隣り合う一方のパネル部材3における連結面部311の先端部と他方のパネル部材3における連結面部311の先端部とを当接させて並べるだけでパネル部材3、3の位置決めをすることができるので、パネル部材3の取付作業の手間が少なくて済むなどの利点もある。
また、本例のパネル連結構造1において、上記寸法Aと上記寸法aとが、ほぼ同等の大きさに設定されている。そのため、パネル連結構造1は、各第1突条部321、322の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分と、一対の跨ぎ脚部51、52の各傾斜面511、522の基端部とを当接させやすく、パネル連結部分のガタツキをより一層抑制してパネル部材3、3同士を強固に連結することできる。
また、本例のパネル連結構造1において、上記寸法Bは、上記寸法Aよりも大きく、上記寸法Cは、上記寸法Bよりも大きく設定されている。そのため、パネル連結構造1を構成する際に、突き合わせ部4の上方から押さえ材5を所定位置に配置しやすく、固定部材6により固定しやすい。また、一対の跨ぎ脚部51、52は、突き合わせられた一方のパネル部材3における第1突条部321および他方のパネル部材3における第1突条部322を確実に跨ぐことができる。
また、本例のパネル連結構造1は、それぞれ対応する第2突条部361、362と目地材側係止片73、74とが互いに係止されているので、隣り合うパネル部材3、3への目地材7の取り付けが確実なものとなる。また、本例のパネル連結構造1は、上記係止により、パネル部材3、3と目地材7とが当接する部位から目地材7の下方に形成される空間部80内へ水分が浸入し難くなり、有利である。
(実施例2)
図5に示すように、本例のパネル連結構造1は、パネル部材3が第2突条部361、362を有していない。また、本例のパネル連結構造1において、目地材7は、平面部70における下方側の面から下方に略垂直に延びる一対の目地材側係止片73、74を有するとともに、押さえ材5は、基部50における上方側の面から上方に略垂直に延びる一対の押さえ材側係止片53、54を有している。そして、目地材側係止片73と押さえ材側係止片53とが互いに係止されており、目地材側係止片74と押さえ材側係止片54とが互いに係止されている。
より具体的には、各押さえ材側係止片53、54は、その先端部における内方側の面に内向き突起部533、544を有している。内向き突起部533、544は、押さえ材側係止片53、54の先端側に行くに従って厚みが小さくなるよう傾斜した傾斜先端面530、540を有している。本例では、目地材側係止片73の外向き突起部733と、これに対向する押さえ材側係止片53の内向き突起部533とが互いに掛け合いによって係止されている。また、目地材側係止片74の外向き突起部744と、これに対向する押さえ材側係止片54の内向き突起部544とが互いに掛け合いによって係止されている。なお、本例における目地材7は、実施例1における目地材7に比べ、一対の目地材側係止片73,74の配置が目地材7の中央部寄りとされている。これは、一対の押さえ材側係止片53、54との係止可能な配置を考慮したためである。
また、本例のパネル連結構造1は、上記係止された状態において、一対の押さえ材側係止片53、54の先端部が、目地材7の下方側の面に当接している。これにより、目地材7は、一対の押さえ材側係止片53、54によって下方への移動が規制され、位置決めされている。なお、この位置決めされた状態において、目地材7の平面部70における上方側の面とメインパネル部30における上方側の面とは、段差の無い平坦な状態となっている。その他の構成は実施例1と同様である。
なお、上記構造のパネル連結構造1を構成する方法において、目地材7の嵌め込み時における各部位の動きは次のようになる。すなわち、下方に向かって目地材7を押し込むと、目地材側係止片73、74の各傾斜先端面730、740と押さえ材側係止片53、54の各傾斜先端面530、540とが摺りあった状態で、各目地材側係止片73、74が下方に移動する。そのまま目地材7を押し込み続けると、各目地材側係止片73、74における各外向き突起部733、744が押さえ材側係止片53、54の各内向き突起部533、544を乗り越え、両者が掛け合わせによって係止される。また、一対の押さえ材側係止片53、54の先端部が、目地材7の下方側の面に当接する。これにより、一対の押さえ材側係止片53、54によって下地材方向への移動が規制され、位置決めされる。
本例の構成を採用した場合は、それぞれ対応する目地材側係止片73、74と押さえ材側係止片53、54とが互いに係止されているので、隣り合うパネル部材3、3への目地材7の取り付けが確実なものとなる。また、この場合は、パネル連結構造1を構成する際に、押さえ材側係止片53、54を持って押さえ材5を配置することができる。そのため、この場合は、押さえ材5を所定位置に配置しやすい利点がある。その他の作用効果は実施例1と同様である。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
1 パネル連結構造
2 下地材
2A 横根太
3 パネル部材
3A 中間パネル部材
3B 端部パネル部材
30 メインパネル部
301、302 端部脚
311、312 連結面部
313、314 切欠き孔
315 貫通孔
321、322 第1突条部
331、332 接触面部
341、342、343 中間脚
351、352、353 接触面部
361、362 第2突条部
4 突き合わせ部
5 押さえ材
50 基部
501 貫通孔
51、52 跨ぎ脚部
511、522 傾斜面
512 中央脚部
53、54 押さえ材側係止片
530、540 傾斜先端面
533、544 内向き突起部
6 固定部材
7 目地材
70 平面部
71、72 脚部
73、74 目地材側係止片
730、740 傾斜先端面
733、744 外向き突起部
8 隙間
80 空間部

Claims (8)

  1. 下地材に接してパネル幅方向に並ぶ複数のパネル部材同士を互いに連結するためのパネル連結構造であって、
    上記パネル部材は、パネル表面を構成するメインパネル部と、該メインパネル部におけるパネル幅方向の両端部から下方に略垂直に延びる一対の端部脚と、該一対の端部脚の少なくとも一方の先端部からパネル幅方向外方に延びる連結面部と、該連結面部における上方側の面から上方に略垂直に突出する第1突条部とを有しており、
    隣り合う一方の上記パネル部材における上記連結面部の先端面と他方の上記パネル部材における上記連結面部の先端面とが突き合わされて構成された突き合わせ部と、
    基部と該基部におけるパネル幅方向の両端部から下方に延びる一対の跨ぎ脚部とを備え、該一対の跨ぎ脚部は、隣り合う一方の上記パネル部材における上記第1突条部および他方の上記パネル部材における上記第1突条部を跨ぐとともに脚内方側の面にそれぞれ傾斜面が形成されており、かつ、上記各傾斜面は、上記跨ぎ脚部の先端側に行くに従って互いの面間距離が拡がるように傾斜している押さえ材と、
    上記押さえ材の上記基部におけるパネル幅方向の略中央部と上記突き合わせ部とを貫通するとともに、上記押さえ材を押さえつけることによって隣り合う上記パネル部材を上記下地材に固定するための固定部材と、
    上記押さえ材の上方に取り付けられるとともに、上記メインパネル部と同一面を構成する平面部を有する目地材とを有しており、
    上記一対の跨ぎ脚部の各先端面と上記各連結面部における上方側の各面との間にそれぞれ隙間が形成されており、上記一対の跨ぎ脚部における各傾斜面と上記各第1突条部における各先端部とが当接していることを特徴とするパネル連結構造。
  2. 請求項1に記載のパネル連結構造において、
    上記各第1突条部の各先端部のうちパネル幅方向内方側の部分が、上記一対の跨ぎ脚部の各傾斜面の基端部に当接している構成を含むことを特徴とするパネル連結構造。
  3. 請求項1または2に記載のパネル連結構造において、
    上記突き合わせられた一方の上記パネル部材における上記第1突条部のパネル幅方向内方側の面と他方の上記パネル部材における上記第1突条部のパネル幅方向内方側の面との間の寸法Aと、上記一対の跨ぎ脚部における各傾斜面の基端部間の寸法aとは、ほぼ同等の大きさに設定されていることを特徴とするパネル連結構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル連結構造において、
    上記一対の端部脚のうち上記連結面部を有する端部脚が、パネル幅方向外方側の面からパネル幅方向外方に突出する第2突条部を有しており、
    上記目地材は、隣り合う一方の上記パネル部材における上記第2突条部と他方の上記パネル部材における上記第2突条部とによって位置決めされていることを特徴とするパネル連結構造。
  5. 請求項4に記載のパネル連結構造において、
    上記目地材は、上記平面部における下方側の面から下方に略垂直に延びる一対の目地材側係止片を有しており、
    隣り合う一方の上記パネル部材における上記第2突条部と上記一対の目地材側係止片の一方とが互いに係止されており、隣り合う他方の上記パネル部材における上記第2突条部と上記一対の目地材側係止片の他方とが互いに係止されていることを特徴とするパネル連結構造。
  6. 請求項4または5に記載のパネル連結構造において、
    上記押さえ材における上記基部のパネル幅方向の寸法Bは、上記突き合わせられた一方の上記パネル部材における上記第1突条部のパネル幅方向内方側の面と他方の上記パネル部材における上記第1突条部のパネル幅方向内方側の面との間の寸法Aよりも大きく設定されており、
    隣り合う一方の上記パネル部材における上記第2突条部の先端と他方の上記パネル部材における上記第2突条部の先端との間の寸法Cは、上記押さえ材における上記基部の寸法Bよりも大きく設定されていることを特徴とするパネル連結構造。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル連結構造において、
    上記目地材は、上記平面部における下方側の面から下方に略垂直に延びる一対の目地材側係止片を有するとともに、上記押さえ材は、上記基部における上方側の面から上方に略垂直に延びる一対の押さえ材側係止片を有しており、
    上記一対の目地材側係止片の一方と上記一対の押さえ材側係止片の一方とが互いに係止されており、上記一対の目地材側係止片の他方と上記一対の押さえ材側係止片の他方とが互いに係止されていることを特徴とするパネル連結構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のパネル連結構造において、
    上記パネル部材は、上記一対の端部脚の両方に上記連結面部および上記第1突条部が設けられており、パネル幅方向に沿ったパネル断面において、上記メインパネル部に垂直な中心線を軸として線対称となる形状に形成されていることを特徴とするパネル連結構造。
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