JP2014033753A - 除染対象室の構造、および除染剤の濃度減衰方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 除染対象室における除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させることのできる除染対象室の構造。
【解決手段】 本発明にかかる除染対象室(10)の構造は、除染対象室内の空気の温度を計測する計測部(11)と、除染対象室の内部へ清浄な空気を供給する空調機(12)と、除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、計測部で計測した温度よりも高い温度の清浄な空気を除染対象室の内部へ供給するように空調機を制御する制御部(13)とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、除染対象室の構造、および除染剤の濃度減衰方法に関する。さらに詳細には、本発明は、例えば医薬品工場における除染対象室の構造および除染剤の濃度を減衰させる方法に関するものである。
例えば医薬品工場における除染対象室の床、壁、天井、室内の什器など(以下、単に「物体」ともいう)の表面を、過酸化水素のような除染剤を用いて除染する除染剤発生装置が知られている。除染剤発生装置は、水溶液の状態にある過酸化水素を加熱によりガス化し、ガス化した除染剤(除染ガス)を室内の空気中に拡散させる。空気中に拡散された除染ガスは、空気中を伝搬して除染すべき物体の表面に到達し、表面に付着した除染剤の作用により物体の表面の滅菌が行われる。
除染剤の拡散によって滅菌された除染対象室へ人が入って作業をするには、除染対象室内の除染剤の濃度を許容濃度まで低下させる必要がある。従来、温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を除染対象室の内部へ供給し続けることにより、除染剤の濃度を許容濃度まで徐々に低下させている。
温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を除染対象室の内部へ供給し続けることにより除染剤の濃度を徐々に低下させる従来の技術では、除染剤の濃度を許容濃度まで減衰させるのに多大な時間を要し、作業効率が悪いという不都合があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、除染対象室における除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させることのできる、除染対象室の構造および除染剤の濃度減衰方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1形態では、除染対象室における除染剤の濃度を減衰させる方法であって、
前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記除染対象室内の空気の温度を所定温度まで上昇させることを含むことを特徴とする濃度減衰方法を提供する。
本発明の第2形態では、除染対象室における除染剤の濃度を減衰させる方法であって、
前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記除染対象室内の空気の湿度を所定湿度まで低下させることを含むことを特徴とする濃度減衰方法を提供する。
本発明の第3形態では、除染対象室の構造であって、
前記除染対象室内の空気の温度を計測する計測部と、
前記除染対象室の内部へ清浄な空気を供給する空調機と、
前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記計測部で計測した温度よりも高い温度の清浄な空気を前記除染対象室の内部へ供給するように前記空調機を制御する制御部とを備えていることを特徴とする除染対象室の構造を提供する。
本発明の第4形態では、除染対象室の構造であって、
前記除染対象室内の空気の湿度を計測する計測部と、
前記除染対象室の内部へ清浄な空気を供給する空調機と、
前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記計測部で計測した湿度よりも低い湿度の清浄な空気を前記除染対象室の内部へ供給するように前記空調機を制御する制御部とを備えていることを特徴とする除染対象室の構造を提供する。
本発明では、除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、除染対象室内の空気の温度を所定温度まで上昇させること、および/または除染対象室内の空気の湿度を所定湿度まで低下させることを行う。その結果、除染対象室における除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させることができる。
本発明の実施形態の第1実施例にかかる除染対象室の構造を概略的に示す図である。 第1実施例の作用効果を実験結果により定性的に説明する図である。 本実施形態の第2実施例にかかる除染対象室の構造を概略的に示す図である。 第2実施例の作用効果を実験結果により定性的に説明する図である。 第1実施例の変形例の要部構成を概略的に示す図である。 第1実施例の別の変形例の要部構成を概略的に示す図である。 第2実施例の変形例の要部構成を概略的に示す図である。
本発明者は、種々の研究および実験を重ねることにより、相対湿度の比較的高い雰囲気では過酸化水素などの除染剤が物体の表面に付着(吸着)し易く、一旦付着した除染剤は乾燥しないと物体表面に残存し易いという知見、換言すれば相対湿度を低下させることにより除染剤が物体表面から雰囲気中へ飛び出し易くなるという知見を得た。本発明は、この知見に基づいてなされたものである。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態の第1実施例にかかる除染対象室の構造を概略的に示す図である。本実施形態の各実施例では、医薬品工場における除染対象室において過酸化水素からなる除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させる構造に対して本発明を適用している。
図1を参照すると、第1実施例にかかる除染対象室10は、室内の空気の温度を計測する計測部としての温度センサ11と、吹出し口12aを介して除染対象室10の内部へ清浄な空気を供給する空調機12と、温度センサ11の計測結果に基づいて空調機12を制御する制御部13と、除染対象室10内の空気を外部へ排出する排出口14とを備えている。
第1実施例では、空調機12から吹出し口12aを介して除染対象室10の内部へ温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気が供給されている状態において、図示を省略した除染剤発生装置を用いて除染剤を拡散(分散)させることにより、除染対象室10の滅菌が行われる。この場合、除染剤発生の開始時点から除染剤の濃度が徐々に上昇し、除染剤発生の停止時点には除染剤の濃度がほぼ最大値に達する。
図2(a)に示すように、除染剤発生を停止した後も温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を除染対象室10の内部へ供給し続ける比較例(従来技術)では、除染剤発生の停止により除染剤の濃度は徐々に低下し、やがて図中破線で示す許容濃度まで減衰する。しかしながら、図2(a)に示す比較例では、除染剤の濃度を許容濃度まで減衰させるのに多大な時間を要する。これは、除染剤の濃度がある程度低下すると、除染剤が物体表面から空気中へ飛び出しにくくなるからである。
第1実施例では、図2(b)に示すように、除染対象室10における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、除染対象室10内の空気の温度を所定温度まで上昇させる。具体的に、制御部13は、除染対象室10における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、温度センサ11で計測した室内の温度よりも高い温度の清浄な空気を除染対象室10の内部へ供給するように空調機12を制御することにより、除染対象室10内の空気の温度を所定温度まで上昇させる。
除染対象室10内の空気の温度を上昇させることは、除染対象室10内の空気の相対湿度を低下させることに他ならない。その結果、図2(b)に示すように、除染対象室10内の空気温度の上昇により、除染剤の濃度は一時的に上昇するが、その後は図2(a)に示す比較例に比して迅速に減衰する。これは、上述したように、物体表面に付着していた除染剤が、除染対象室10内の空気温度の上昇(ひいては物体表面の乾燥)により、空気中へ飛び出し易くなるからである。
つまり、図2(b)に示す第1実施例では、除染対象室10内の空気温度の上昇により物体表面からの除染剤の脱着が促進され、その結果として除染剤の濃度の減衰時間が短縮される。ここで、物体表面からの除染剤の脱着とは、除染剤の付着と逆の意味、すなわち除染剤が物体表面から空気中へ飛び出すことを意味している。なお、図2(a)および図2(b)は、実験により得られた結果を定性的に示したものである。この点は、後述の図4(a)および図4(b)についても同様である。
第1実施例において、温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を除染対象室10の内部へ供給し続けた状態における除染剤の濃度の変化特性は、実験などにより予め知ることができる。したがって、除染対象室10内の空気温度を上昇させる適切なタイミング、除染対象室10内の空気温度の適切な上昇幅などについても、実験などにより予め設定することができる。
以上のように、第1実施例では、除染対象室10における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、除染対象室10内の空気の温度を所定温度まで上昇させる。その結果、除染対象室10内の空気温度の上昇により物体表面からの除染剤の脱着が促進され、除染対象室10における除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させることができる。こうして、除染剤の濃度減衰時間の短縮により作業効率の向上を図るとともに、除染剤による建材(床面、天井面、壁面の建材)などの腐食の発生を抑えることができる。
図3は、本実施形態の第2実施例にかかる除染対象室の構造を概略的に示す図である。第2実施例の除染対象室は、第1実施例の除染対象室と類似の構造を有する、しかしながら、除染対象室10A内の空気の湿度を所定湿度まで低下させる手法を採用している点が、除染対象室10内の空気の温度を所定温度まで上昇させる手法を採用している第1実施例と相違している。図3では、図1に示す構成要素と同様の機能を有する要素に、図1と同じ参照符号を付している。以下、第1実施例との相違点に着目して、第2実施例の構成および作用を説明する。
図3を参照すると、第2実施例にかかる除染対象室10Aは、室内の空気の湿度を計測する計測部としての湿度センサ11Aと、吹出し口12aを介して除染対象室10Aの内部へ清浄な空気を供給する空調機12と、湿度センサ11Aの計測結果に基づいて空調機12を制御する制御部13Aと、除染対象室10A内の空気を外部へ排出する排出口14とを備えている。
第1実施例において説明したように、温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を除染対象室10Aの内部へ供給し続ける比較例では、図4(a)に示すように、除染剤発生の停止により除染剤の濃度は徐々に低下し、やがて図中破線で示す許容濃度まで減衰する。第2実施例では、図4(b)に示すように、除染対象室10Aにおける除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、除染対象室10A内の空気の湿度を所定湿度まで低下させる。
具体的に、制御部13Aは、除染対象室10Aにおける除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、湿度センサ11Aで計測した室内の空気の湿度よりも低い湿度の清浄な空気を除染対象室10Aの内部へ供給するように空調機12を制御することにより、除染対象室10A内の空気の湿度を所定湿度まで低下させる。
その結果、図4(b)に示すように、除染対象室10A内の空気の湿度の低下により、除染剤の濃度は一時的に上昇するが、その後は図4(a)に示す比較例に比して迅速に減衰する。これは、上述したように、物体表面に付着していた除染剤が、除染対象室10A内の空気の湿度の低下により、ひいては物体表面の乾燥により、空気中へ飛び出し易くなるからである。
つまり、図4(b)に示す第2実施例では、除染対象室10内の空気の湿度の低下により物体表面からの除染剤の脱着が促進され、その結果として除染剤の濃度の減衰時間が短縮される。第2実施例においても、除染対象室10A内の空気の湿度を低下させる適切なタイミング、除染対象室10A内の空気の湿度の適切な低下幅などについて、実験などにより予め設定することができる。
こうして、第2実施例では、除染対象室10Aにおける除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、除染対象室10A内の空気の湿度を所定湿度まで低下させるので、除染対象室10A内の空気の湿度の低下により物体表面からの除染剤の脱着が促進され、ひいては除染対象室10Aにおける除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させることができる。
なお、上述の第1実施例では、温度センサ11で計測した室内の温度よりも高い温度の清浄な空気を除染対象室10の内部へ供給することにより、除染対象室10内の空気の温度を所定温度まで上昇させている。しかしながら、これに限定されることなく、図5に示すように、除染剤発生装置50が内蔵するヒーター51(例えばファン付きヒーター)を用いて除染対象室10B内の空気を加温(加熱)することにより、除染対象室10B内の空気の温度を所定温度まで上昇させても良い。
あるいは、図6に示すように、除染対象室10C内に別途設置されたヒーター52(例えばファン付きヒーター)を用いて除染対象室10C内の空気を加温することにより、除染対象室10C内の空気の温度を所定温度まで上昇させても良い。ヒーター51,52の操作は、リモートコントロールにより行われる。
図5の変形例および図6の変形例では、吹出し口12aを介して除染対象室10B,10Cの内部へ温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を供給し続けても良い。あるいは、第1実施例の場合と同様に、除染対象室10B,10Cにおける除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、室内の温度よりも高い温度の清浄な空気を除染対象室10B,10Cの内部へ供給しても良い。
また、上述の第2実施例では、湿度センサ11Aで計測した室内の湿度よりも低い湿度の清浄な空気を除染対象室10Aの内部へ供給することにより、除染対象室10A内の空気の湿度を所定湿度まで低下させている。しかしながら、これに限定されることなく、図7に示すように、除染対象室10D内に別途設置された除湿機53(例えばファン付き除湿機)を用いて除染対象室10D内の空気を除湿することにより、除染対象室10D内の空気の湿度を所定湿度まで低下させても良い。
除湿機53の操作は、リモートコントロールにより行われる。図7の変形例では、吹出し口12aを介して除染対象室10Dの内部へ温度および湿度がほぼ一定の清浄な空気を供給し続けても良い。あるいは、第2実施例の場合と同様に、除染対象室10Dにおける除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、室内の空気の湿度よりも低い湿度の清浄な空気を除染対象室10Dの内部へ供給しても良い。
また、上述の第1実施例および第2実施例の変形例として、除染対象室内の入り隅部のように空気が滞留して湿度が上昇し易い場所に湿度センサを設置して、空気の湿度を計測する構成も可能である。この変形例では、湿度センサの計測結果を参照し、湿度が上昇し易い場所に設置された温風機、除湿機、または送風機を用いて除染対象室内の物体の表面を乾燥させることにより、除染対象室における除染剤の濃度を許容濃度まで迅速に減衰させることができる。
なお、上述の説明では、第1実施例において除染対象室10内の空気の温度を所定温度まで上昇させる手法を採用し、第2実施例において除染対象室10A内の空気の湿度を所定湿度まで低下させる手法を採用している。しかしながら、これに限定されることなく、除染対象室内の空気の温度を所定温度まで上昇させる手法と、除染対象室内の空気の湿度を所定湿度まで低下させる手法とを併用しても良い。
具体的には、温湿度センサで計測した室内の温度よりも高い温度を有し且つ温湿度センサで計測した室内の湿度よりも低い湿度を有する清浄な空気を除染対象室の内部へ供給することにより、除染対象室内の空気の温度を所定温度まで上昇させ且つ除染対象室内の空気の湿度を所定湿度まで低下させても良い。
また、室内の温度よりも高い温度を有し且つ室内の湿度よりも低い湿度を有する清浄な空気を除染対象室の内部へ供給することに代えて、あるいは室内の温度よりも高い温度を有し且つ室内の湿度よりも低い湿度を有する清浄な空気を除染対象室の内部へ供給することに加えて、ヒーターを用いて除染対象室内の空気を加温したり、除湿機を用いて除染対象室内の空気を除湿したりしても良い。
また、上述の説明では、除染剤として過酸化水素を用いている。しかしながら、過酸化水素に限定されることなく、オゾン、過酢酸、エチレンガス、ホルムアルデヒドなどの除染剤を用いることもできる。
また、上述の説明では、医薬品工場における除染対象室の構造および除染剤の濃度減衰方法に対して本発明を適用している。しかしながら、医薬品工場に限定されることなく、例えば実験動物飼育施設のような施設における除染対象室の構造および除染剤の濃度減衰方法に対しても本発明を適用することができる。
10,10A,10B,10C,10D 除染対象室
11 温度センサ
11A 湿度センサ
12 空調機
13,13A 制御部
14 排出口
50 除染剤発生装置
51,52 ヒーター
53 除湿機

Claims (9)

  1. 除染対象室における除染剤の濃度を減衰させる方法であって、
    前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記除染対象室内の空気の温度を所定温度まで上昇させることを含むことを特徴とする濃度減衰方法。
  2. 前記除染対象室内の空気の温度を計測することと、
    計測した温度よりも高い温度の清浄な空気を前記除染対象室の内部へ供給することと、
    前記除染対象室内の空気を外部へ排出することとを含むことを特徴とする請求項1に記載の濃度減衰方法。
  3. 前記除染対象室内に設けられたヒーターを用いて前記除染対象室内の空気を加温することを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の濃度減衰方法。
  4. 除染対象室における除染剤の濃度を減衰させる方法であって、
    前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記除染対象室内の空気の湿度を所定湿度まで低下させることを含むことを特徴とする濃度減衰方法。
  5. 前記除染対象室内の空気の湿度を計測することと、
    計測した湿度よりも低い湿度の清浄な空気を前記除染対象室の内部へ供給することと、
    前記除染対象室内の空気を外部へ排出することとを含むことを特徴とする請求項4に記載の濃度減衰方法。
  6. 前記除染対象室内に設けられた除湿機を用いて前記除染対象室内の空気を除湿することを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の濃度減衰方法。
  7. 前記除染対象室内の入り隅部のように空気が滞留して湿度が上昇し易い場所において空気の湿度を計測することと、
    前記湿度が上昇し易い場所に設置された温風機、除湿機、または送風機を用いて前記除染対象室内の物体の表面を乾燥させることとを含むことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の濃度減衰方法。
  8. 除染対象室の構造であって、
    前記除染対象室内の空気の温度を計測する計測部と、
    前記除染対象室の内部へ清浄な空気を供給する空調機と、
    前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記計測部で計測した温度よりも高い温度の清浄な空気を前記除染対象室の内部へ供給するように前記空調機を制御する制御部とを備えていることを特徴とする除染対象室の構造。
  9. 除染対象室の構造であって、
    前記除染対象室内の空気の湿度を計測する計測部と、
    前記除染対象室の内部へ清浄な空気を供給する空調機と、
    前記除染対象室における除染剤の濃度が低下し始めてから一定時間が経過した後に、前記計測部で計測した湿度よりも低い湿度の清浄な空気を前記除染対象室の内部へ供給するように前記空調機を制御する制御部とを備えていることを特徴とする除染対象室の構造。
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