JP2008183134A - 収納庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生性能を向上させることができる収納庫を得る。
【解決手段】下足箱10の下足箱本体12内には、下足ハンガ40が配設されている。底板12Aの下方には温風装置46が設置されており、温風装置46から送給された温風が縦パイプ42を通ってから横パイプ44に流れ、更に吹付け部50に流れて温風が下足58内に吹き付けられる。さらに、底板12Aには消臭フィルタ64が設置されており、その下方には床下換気扇68が設置されている。従って、濡れた下足58等を収納させても、短時間で乾燥させることができ、消臭もすることができる。よって、衛生性能を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、湿気の多い収納物を収納するのに好適な収納庫に関する。
下記特許文献1には、家屋に設けられた収納庫内の湿度を下げて収納庫内壁及び収納物に対する結露を防止する技術が開示されている。簡単に説明すると、この文献に開示された技術では、収納庫に給気路と循環路を設け、収納庫内の圧力を部屋の圧力よりも高く維持することで、湿度の高い部屋の空気が収納庫内に流入するのを防止するようになっている。
特公平7−1097号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された先行技術による場合、収納物が布団等である場合には問題ないが、下足箱のように収納物が湿気やすい靴等の下足であった場合には、充分な換気や乾燥を行うことが難しく、又臭いの処理に対してはなす術を持たないという課題がある。なお、湿気が多い収納物を長時間収納しておくと、黴が発生して胞子が舞うことがあり、又臭気も下足箱から居住空間へ洩れ出ると快適な居住性が損なわれる。従って、上記先行技術は、これらの衛生性能について改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、衛生性能を向上させることができる収納庫を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る収納庫は、建物の屋内に設置される収納庫本体と、この収納庫本体内又は外部に設置されて温風を生成する温風生成手段と、この収納庫本体内に設置され、収納物を所定の収納状態に保持すると共に温風生成手段から供給された温風を収納物に直接吹き付けて収納物を乾燥させる収納物乾燥手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の収納庫において、前記収納物乾燥手段は、温風を吹き付ける吹付け部を有しており、当該吹付け部の一部又は全部が前記収納物の内部に挿入された状態で収納物の収納状態とされている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の収納庫において、前記収納庫本体には、作動することにより収納庫本体の内気を床下空間へ排気する換気手段が設けられている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の収納庫において、前記換気手段は、床下空間の空気が収納庫本体内へ流入するのを阻止する逆流防止機能を備えている、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4記載の収納庫において、前記換気手段は収納庫本体の内気を床下空間へ排出する換気口を備えていると共に、当該換気口は建物の基礎近傍に配置されている、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の収納庫において、前記収納庫本体内に設けられ、収納庫本体の内気の湿度を検出する湿度検出手段と、この湿度検出手段によって検出された湿度が所定値以上の場合に前記収納物乾燥手段を作動させる制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の収納庫において、前記吹付け部は、複数の温風吹出し口が形成されたパイプ材で構成されている、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項3乃至請求7のいずれか一項に記載の収納庫において、前記換気手段による換気経路には、脱臭・消臭手段が設けられている、ことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、収納庫本体内には収納物乾燥手段が設置されており、収納物はこの収納物乾燥手段に所定の収納状態で保持される。
ここで、収納庫本体内又は外部には温風生成手段が設置されており、この温風生成手段によって生成された温風が収納物乾燥手段に供給されて収納物に直接吹き付けられる。従って、収納物は短時間で乾燥される。よって、湿気の多い収納物も迅速に乾き、黴の発生や臭気の発生を抑制することができる。
請求項2記載の本発明によれば、収納物乾燥手段が有する吹付け部の一部又は全部を収納物の内部に挿入させた状態で収納物の収納状態としたので、収納物はその内部から温風が吹き付けられて乾燥される。従って、内部に温風が入り難い形状・構造の収納物(例えば、下足等)であっても、収納物の内側から温風を吹付けて乾燥させることができる。
請求項3記載の本発明によれば、収納庫本体には換気手段が設けられており、換気手段を作動させると、収納庫本体の内気が床下空間へ排気される。従って、収納物を乾燥させた温風が居住空間に排気されることはない。例えば、夏季等において湿気を多く含んだ収納物が収納庫に収納された場合、収納庫本体内は高温多湿環境下になることがあり、この状態で収納物乾燥手段によって収納物を乾燥させた際に、黴の胞子等が舞うことも考えられるが、換気手段によって収納庫本体の内気が床下空間へ排気されることにより、居住空間に黴の胞子等が侵入することを防ぐことができる。
請求項4記載の本発明によれば、換気手段が床下空間の空気が収納庫本体内へ流入するのを阻止する逆流防止機能を有するので、換気手段の停止時において床下空間へ排出した排気が再び換気手段を通って収納庫本体内へ流入することがなくなる。
請求項5記載の本発明によれば、換気手段の換気口を建物の基礎近傍に配置したので、換気手段によって換気口から排出された収納庫本体の内気が自然の通気によって建物外部へ排出される。つまり、一般に建物の基礎には床下空間と外気との通気性を確保するための通気口や隙間が設けられているので、基礎近傍に換気口を配置して収納庫本体の内気を床下空間へ排出するようにすれば、基礎の内側から外側へ流れる気流によって、乾燥後の内気を自然に建物外部へ排気される。換言すれば、本発明によれば、設備を利用した強制換気ではなく自然換気を利用して収納庫本体の乾燥後の内気を建物外部へ排出することができる。
請求項6記載の本発明によれば、収納庫本体内に設けられた湿度検出手段の検出結果が所定値以上であると、制御手段によって収納物乾燥手段が作動される。従って、収納庫内の湿度管理を自動的に行うことができる。
請求項7記載の本発明によれば、収納物乾燥手段の吹付け部が複数の温風吹出し口が形成されたパイプ材で構成されているため、比較的容易に製作することができる。
請求項8記載の本発明によれば、換気手段による換気経路に脱臭・消臭手段を設けたので、収納物を乾燥させるだけでなく、収納物が発する臭いも取り除くことができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る収納庫は、収納物乾燥手段によって収納物に直接温風を吹き付けて収納物を乾燥させるようにしたので、衛生性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る収納庫は、内部に温風が入り難い形状・構造の収納物をも短時間で効果的に乾燥させることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る収納庫は、収納庫本体の内気を換気手段で排気することができるので、衛生性能を更に向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る収納庫は、排気手段が逆流防止機能を有するので、衛生性能をより一層向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る収納庫は、設備を利用した強制換気ではなく自然換気を利用して収納庫本体の乾燥後の内気を建物外部へ排出することができるので、衛生性能の向上と節電(省エネ)を両立させることができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る収納庫は、収納庫本体の内気の湿度を検出する湿度検出手段及びその検出結果に基づいて収納物乾燥手段を作動させる制御手段を有するので、収納物を常に最適な状態で収納し続けることができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る収納庫は、収納物乾燥手段の吹付け部を複数の温風吹出し口が形成されたパイプ材で構成したので、低コストで製作することができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る収納庫は、収納物が発する臭いも除去することができるので、衛生性能を臭気除去の観点から向上させることができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る収納庫の一実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係る収納庫としての下足箱10の側面側から見た縦断面図が示されている。また、図2には、当該下足箱10の正面側から見た縦断面図が示されている。
これらの図に示されるように、下足箱10は、収納庫本体としての下足箱本体12を備えている。下足箱本体12は箱体形状に形成されており、底板12A、左右一対の側板12B、カウンタ(天板)12C、背板12Dを備えている。また、下足箱本体12の正面側は開放面とされており、ヒンジ回りに開閉する扉14(図1参照)が設けられている。なお、扉14の開閉形式はどのようなものでもよく、引き違い式の引戸でもよいし、他の形式でもよい。さらに、下足箱本体12の底板12Aの下面側には矩形枠状に組まれた幅木15が配設されている。
図1に示されるように、上述した下足箱10は、建物としてのユニット住宅16の玄関18に設置されている。玄関18はそれ専用の建物ユニット20に設けられており、予め工場で下足箱10も取り付けられている。下足箱10は建物ユニット20の床パネル22の床仕上げ面24上に外壁パネル26を背にして配置されている。なお、床パネル22は矩形枠状に組まれた床大梁28と所定の間隔で配置された床小梁30とを含んでフレームが構成されており、その上面に床材32が取り付けられて構成されている。また、建物ユニット20は基礎34上に据付けられており、建物ユニット20の据付け後の状態では、床パネル22の下方に床下空間36が形成されていると共に、外壁パネル26と基礎34との間に僅かな隙間38が設けられている。
次に、図1〜図3を用いて、下足箱10の内部構造及び周辺機器について説明する。
図2に示されるように、下足箱本体12の所定位置には、収納物乾燥手段としての下足ハンガ40が配置されている。下足ハンガ40は、下足箱本体12の側板12Bに沿って立設されたパイプ状の縦パイプ42と、この縦パイプ42の側部三箇所からカウンタ12Cに沿って平行に延出された上下三段の横パイプ44とを含んで構成されている。縦パイプ42の下端部は床板12Aを貫通して床板12Aの下側に配置された温風生成手段としての温風装置46に接続されている。温風装置46は、下足箱本体12の側板12Bの外側上部に配設された制御手段としてのコントローラ48に接続されており、コントローラ48に設けられた「乾燥・換気モード」ボタンを押すことにより作動され、温風を生成し、縦パイプ42内へ温風を送給するようになっている。なお、縦パイプ42の上端部は閉止されている。
一方、縦パイプ42に片持ち支持された横パイプ44の基端部は縦パイプ42に連通されており、又先端部は閉止されている。各横パイプ44の長手方向の所定位置には、二組の吹付け部50が並列的に配設されている。吹付け部50は、横パイプ44から斜め上方側へ平行に延出された2本で一対の支持パイプ52と、この支持パイプ52に挿嵌されたコ字状の挿入パイプ54とによって構成されている。支持パイプ52の基端部は横パイプ44に連通されており、又先端部は閉止されている。また、支持パイプ52の周壁部には多数の温風噴出口(図示省略)が形成されている。この一対の支持パイプ52には、コ字状に屈曲された挿入パイプ54の両側部54Aが挿入されている。なお、挿入パイプ54の両側部54Aの内径は支持パイプ52の外径よりも大きく設定されており、又挿入パイプ54自体の周壁部にも多数の温風噴出口56が形成されている。そして、この吹付け部50に、収納物としての下足58(図1及び図2に二点鎖線で図示)を挿し掛けて収納するようになっている。
さらに、上述した下足箱本体12の底板12Aの所定位置には、貫通孔60が形成されており、この貫通孔60には脱臭・消臭手段としての消臭フィルタ64が交換可能に装着されている。なお、図1には消臭フィルタ64を軸方向に見た平面図が付記されているが、この消臭フィルタ64はゴミが入り難いようにメッシュ加工されており、又交換時の作業性を考慮して一対の指掛かり66が形成されている。この指掛かり66に指をかけて引き抜けば簡単に消臭フィルタ64を取り外すことができる。また、この消臭フィルタ64としては、活性炭を利用したものでもよいし、消臭剤を利用したもの等であってもよく、臭いを除去することができるものであればすべて適用可能である。
上記貫通孔60の下方には、換気手段としての床下換気扇68が配設されている。床下換気扇68は、筒状のダクト70と、ダクト70内に配設された上下一対のファン72とによって構成されている。ダクト70の上端部は貫通孔60に接続されており、又ダクト70の中間部は床パネル22の床材32に形成された開口部74を貫通し、更にダクト70の下端部である換気口76は床パネル22の床大梁28の配置位置にて開放されている。従って、ダクト70の下端部は、床下空間36とも連通されている。なお、この床下換気扇68は逆流防止機能(外気遮断機能)を備えており、非作動時には図示しないシャッタが閉止されてダクト70が閉塞されるようになっている。
さらに、上記下足箱本体12内には、湿度検出手段としての湿度センサ78が配設されている。湿度センサ78はコントローラ48に接続されており、常時下足箱本体12内の湿度を検出してコントローラ48にその検出結果を出力している。コントローラ48では、「乾燥・換気モード」ボタンが押された場合の他、湿度センサ78によって検出された下足箱本体12内の湿度が所定値以上であった場合には、自動的に温風装置46及び床下換気扇68を作動させるようになっている。
なお、上記構成において、縦パイプ42、横パイプ44、及び吹付け部50が本発明における収納物乾燥手段に相当する。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
例えば、雨に濡れる等して湿気を多く含んだ下足58を下足箱10に収納する場合、まず、下足箱10の正面側の開閉扉14を開放させてから、図1及び図2に二点鎖線で示される如く、下足58を下足ハンガ40の吹付け部50に挿し掛ける。次に、開閉戸14を閉めて、コントローラ48の「乾燥・換気モード」ボタンを押す。これにより、温風装置46が作動して温風が生成され、縦パイプ42に強制的に温風が送給される。送給された温風は、縦パイプ42の先端部が閉止されているため、3本の横パイプ44に流入される。横パイプ44の先端部も閉止されているので、横パイプ44に送給された温風は横パイプ44と連通された一対の支持パイプ52へ流入される。そして、一対の支持パイプ52の図示しない温風噴出口から温風が噴出され、一対の支持パイプ52に挿嵌されたコ字状の挿入パイプ54内へ流入し、挿入パイプ54の温風噴出口56から温風が外部へ噴出される(図3の矢印が温風を表している)。
このため、濡れた下足58はその内側から温風が直接吹付けられて乾き難い下足58の内側が迅速に乾燥される。また、下足58内から漏れ出た温風は下足箱本体12内に充満し、下足58を表面側から乾かしていく。その結果、下足58は短時間で内側からも外側からも乾燥されて、良好な履き心地が得られた状態でそのまま下足ハンガ40に収納される。従って、濡れた下足が長時間下足箱本体12内に放置されることはないので、黴の発生や臭気の発生を抑制することができる。
また、上記と並行して、床下換気扇68が作動される。これにより、下足箱本体12の内気が吸引される。吸引された内気には下足58を乾燥させた際に発生する水蒸気が含まれる他、下足58から発生する臭気も含まれているが、かかる臭気を含んだ下足箱本体12の内気は床下換気扇68によって吸引されてダクト70を通過する際に消臭フィルタ64を必ず通るので、この際に消臭される。そして、消臭後のエアは図1及び図2の矢印Aで示されるように床下空間36へ排気され、床下空間36内の通風気流(矢印B)に乗って基礎34と外壁パネル26との間の隙間38から屋外へ排出される。従って、玄関18に乾燥後の排気が逸散されることはない。
このように本実施形態では、下足ハンガ40の吹付け部50に下足58を挿し掛け、下足58に温風を直接吹き付けるようにしたので、下足58を短時間で乾燥させることができる。従って、本実施形態によれば、衛生性能を向上させることができる。
また、下足ハンガ40の吹付け部50に下足58を挿し掛けて収納状態とするので、換言すれば吹付け部50の半分程度を下足58内へ挿入させた状態で収納状態とするので、下足58の内側から温風を直接吹付けることができる。従って、内部に温風が入り難い形状・構造の収納物であっても、短時間で効果的に乾燥させることができる。
さらに、下足ハンガ40で下足58を乾燥させる構成の他に、下足箱本体12の内気を床下空間36へ排気する床下換気扇68を設けたので、下足58を乾燥させた温風が居住空間に排気されることはない。例えば、夏季等において湿気を多く含んだ下足58が下足箱10に収納された場合、下足箱本体12内は高温多湿環境下になることがあり、この状態で温風装置46及び下足ハンガ40を作動させて下足58を乾燥させた際に、黴の胞子等が舞うことも考えられるが、床下換気扇68によって下足箱本体12の内気が床下空間36へ排気されることにより、居住空間に黴の胞子等が侵入することを防ぐことができる。その結果、衛生性能を更に向上させることができる。
また、床下換気扇68は床下空間36の空気が下足箱本体12内へ流入するのを阻止するシャッタ等で構成された逆流防止機能を有するので、床下換気扇68の停止時において床下空間36へ排出した排気が再び床下換気扇68を通って下足箱本体12内へ流入することがなくなる。従って、衛生性能をより一層向上させることができる。
さらに、床下換気扇68の換気口76を基礎34近傍に配置したので、床下換気扇68によって換気口76から排出された下足箱本体12の内気が自然の通気(気流B)によって屋外へ排出される。特に、ユニット住宅16の場合には、基礎34と外壁パネル26との間に僅かな隙間38が設定されているので、設備を利用した強制換気をしなくても、自然の通風で乾燥後の内気を短時間で屋外へ排気することができる。従って、衛生性能の向上と節電(省エネ)を両立させることができる。
また、下足箱本体12内に湿度センサ78を設け、下足箱本体12内の湿度が所定値以上であった場合には、コントローラ48によって自動的に温風装置46及び床下換気扇68を作動させるように制御するので、下足箱本体12内の湿度管理を自動的に行うことができる。その結果、下足58を常に最適な状態で収納し続けることができる。
さらに、本実施形態では、下足ハンガ40に加え、消臭フィルタ64を設置したので、下足58を乾燥させるだけでなく、下足58が発する臭いも除去することができる。その結果、衛生性能を臭気除去の観点から向上させることができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
上述した本実施形態では、ユニット住宅16の玄関18が設置される建物ユニット20に予め工場で下足箱10を設置するものとして説明したが、これに限らず、先に建物ユニット20を建築地に搬送し、建物ユニット20の据付け作業が終わってから下足箱10を建物ユニット20内に設置するようにしてもよい。また、下足箱10の適用対象は、ユニット工法で建築されるユニット住宅16に限らず、ユニット工法以外の住宅でもよいし、住宅以外の公共施設等であってもよい。
また、上述した本実施形態では、下足箱10に対して本発明を適用したが、これに限らず、収納庫であればよい。
さらに、上述した本実施形態では、下足ハンガ40を高さ調節できない固定式のものとして構成したが、これに限らず、横パイプ44の高さを縦パイプ42の長手方向に調節できるようにしてもよい。その場合の構成としては、例えば、縦パイプ42の側部に所定ピッチで雌ねじを形成しておくと共に横パイプ44の基端部に雌ねじに螺合可能な雄ねじを形成しておき、適当な高さで横パイプ44の雄ねじを縦パイプ42の雌ねじに螺合させ、不要な雌ねじには雄ねじが形成されたキャップで閉止するようにすればよい。
また、上述した本実施形態では、温風装置46を作動させるのと同時に床下換気扇68も作動させる構成を採ったが、これに限らず、制御の仕方は種々の態様を採ることが可能である。例えば、「乾燥・換気モード」ボタンを1回押したら、温風装置46と床下換気扇68を同時に作動させるモードとなり、「乾燥・換気モード」ボタンを2回押したら、温風装置46のみが作動する「乾燥モード」となり、「乾燥・換気モード」ボタンを3回押したら、床下換気扇68のみが作動する「換気モード」となるようにしてもよい。また、各モードに対応してボタンを複数個設けるようにしてもよい。さらに、コントローラ48にタイマを内蔵させて、「乾燥・換気モード」ボタンを1回押してから一定時間経過後に自動的に停止して、湿度センサ78による自動運転モードに切り替わるようにしてもよいし、温風装置46及び床下換気扇68の少なくとも一方を間欠的に作動させるようにしてもよい。
加えて、図3(A)に示されるように、吹付け部50の挿入パイプ54を一対の支持パイプ52に対して所定ストロークの範囲内で挿入方向(矢印C方向)へスライド可能に構成し、下足58を吹付け部50に挿し掛けてから下足58を横パイプ44側へ押すと、スイッチがONして、温風装置46及び床下換気扇68が例えば30分間自動運転を行った後に停止するようにしてもよい。それでも乾かない場合には、再度、同様の操作を行う。
本実施形態に係る下足箱を側方から見た縦断面図である。 図1に示される下足箱を正面側から見た縦断面図である。 (A)は吹付け部50の縦断面図であり、(B)は吹付け部の正面図である。
符号の説明
10 下足箱(収納庫)
12 下足箱本体(収納庫本体)
16 ユニット住宅(建物)
34 基礎
36 床下空間
40 下足ハンガ(収納物乾燥手段)
46 温風装置(温風生成装置)
48 コントローラ(制御手段)
50 吹付け部
56 温風噴出口(温風吹出し口)
58 下足(収納物)
64 消臭フィルタ(脱臭・消臭手段)
68 床下換気扇(換気手段)
76 換気口
78 湿度センサ(湿度検出手段)

Claims (8)

  1. 建物の屋内に設置される収納庫本体と、
    この収納庫本体内又は外部に設置されて温風を生成する温風生成手段と、
    この収納庫本体内に設置され、収納物を所定の収納状態に保持すると共に温風生成手段から供給された温風を収納物に直接吹き付けて収納物を乾燥させる収納物乾燥手段と、
    を有することを特徴とする収納庫。
  2. 前記収納物乾燥手段は、温風を吹き付ける吹付け部を有しており、当該吹付け部の一部又は全部が前記収納物の内部に挿入された状態で収納物の収納状態とされている、
    ことを特徴とする請求項1記載の収納庫。
  3. 前記収納庫本体には、作動することにより収納庫本体の内気を床下空間へ排気する換気手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の収納庫。
  4. 前記換気手段は、床下空間の空気が収納庫本体内へ流入するのを阻止する逆流防止機能を備えている、
    ことを特徴とする請求項3記載の収納庫。
  5. 前記換気手段は収納庫本体の内気を床下空間へ排出する換気口を備えていると共に、当該換気口は建物の基礎近傍に配置されている、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の収納庫。
  6. 前記収納庫本体内に設けられ、収納庫本体の内気の湿度を検出する湿度検出手段と、
    この湿度検出手段によって検出された湿度が所定値以上の場合に前記収納物乾燥手段を作動させる制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の収納庫。
  7. 前記吹付け部は、複数の温風吹出し口が形成されたパイプ材で構成されている、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載の収納庫。
  8. 前記換気手段による換気経路には、脱臭・消臭手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項3乃至請求7のいずれか一項に記載の収納庫。
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