JP2014032239A - レンズ一体型封止基板。 - Google Patents

レンズ一体型封止基板。 Download PDF

Info

Publication number
JP2014032239A
JP2014032239A JP2012171120A JP2012171120A JP2014032239A JP 2014032239 A JP2014032239 A JP 2014032239A JP 2012171120 A JP2012171120 A JP 2012171120A JP 2012171120 A JP2012171120 A JP 2012171120A JP 2014032239 A JP2014032239 A JP 2014032239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
side wall
bottom plate
sealing substrate
integrated sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012171120A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Kishiwada
潤 岸和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012171120A priority Critical patent/JP2014032239A/ja
Publication of JP2014032239A publication Critical patent/JP2014032239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ウェハレベルパッケージに対応したレンズ一体型封止基板を提供することを目的とする。
【解決手段】底板、及び前記底板の上面の外縁部に立設する側壁を有する基板と、前記底板の上面に、前記側壁の上面側に向かって形成された曲面を有する凸部と、を備え、前記凸部の全ての部分は前記側壁の上面よりも前記底板の上面側に位置し、前記側壁は2つ以上の領域で構成され、間隔をあけて前記底板の上面の外縁部に設けられているレンズ一体型封止基板を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ一体型封止基板に関する。
近年、火災報知機や男子用トイレの自動洗浄機等に用いられている赤外線センサは防犯や省エネなどの分野で注目されており小型化、低コスト化のニーズが高まっている。小型化を進めていくにあたって、赤外線検出素子を形成した素子基板に、一部分がレンズ状に形成された封止用シリコン基板を接合して、新たに光学系を必要としないレンズ一体型の封止基板の開発が進められている(例えば、特許文献1)。
また、コストの低下を図るため、製造工程の効率化が望まれており、その方法として、個々にパッケージするのではなくウェハレベルでパッケージを行い、その後それぞれを分離させることでモジュールを量産する方法が知られている。
ウェハレベルでパッケージを行う方法として、陽極接合や共晶接合などが挙げられ、これらは2つの被接合部材を対向させ、圧力を加えてパッケージを行う。そのため、レンズ一体型の封止基板には接合時にレンズ部が加圧部材と接触し、光学素子が傷つかないように、接合支持部が必要である。つまり、ウェハレベルパッケージに対応したレンズ一体型の封止基板には光学素子としてレンズ部と、接合支持部を作製する必要があり、接続支持部は例えばレンズ部周辺に格子状に配置されていた。
しかしながら、接合支持部をレンズ部周辺に格子状に配置した場合、ダイシング工程で個々のチップを切り出す際に発生する切削屑が接合支持部で囲まれた領域内に溜まり、光学素子に付着する問題があった。そして、付着した切削屑は簡単な流水洗浄では除去しにくく、個片化した後ではブラッシング洗浄等を行うことは困難であった。
このため、従来の接合支持部を設けたレンズ一体型封止基板はウェハレベルパッケージに十分対応できているとはいえなかった。
本発明は、上記の上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、ウェハレベルパッケージに対応したレンズ一体型封止基板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は底板、及び前記底板の上面の外縁部に立設する側壁を有する基板と、前記底板の上面に、前記側壁の上面側に向かって形成された曲面を有する凸部と、を備え、前記凸部の全ての部分は前記側壁の上面よりも前記底板の上面側に位置し、前記側壁は2つ以上の領域で構成され、間隔をあけて前記底板の上面の外縁部に設けられているレンズ一体型封止基板を提供する。
本発明によれば、側壁(接合支持部)が2つ以上の領域で構成され、間隔をあけて底板の上面の外縁部に設けられているため、接合後のダイシングで個片化する際に洗浄水が側壁(接合支持部)に囲まれた領域内に滞留することなく、外に流れていく。このため、切削屑が、凸部(レンズ部)に付着することを防止することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の斜視図 本発明の第1の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の平面図 本発明の第1の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の断面図 本発明の第2の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の斜視図 本発明の第3の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の斜視図 本発明の第4の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の斜視図、及び、洗浄水の流れの説明図 本発明の第5の実施形態に係る小型赤外線センサの斜視図 反応性イオンエッチングの説明図 本発明の第6の実施形態に係るレンズ一体型封止基板の製造方法の説明図
以下に、発明を実施するための形態について図面を用いて説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
[第1の実施形態]
本実施形態では、本発明のレンズ一体型封止基板の一実施形態の例について説明する。
本実施形態のレンズ一体型封止基板は、底板、及び前記底板の上面の外縁部に立設する側壁を有する基板と、前記底板の上面に、前記側壁の上面側に向かって形成された曲面を有する凸部と、を備えている。そして、前記凸部の全ての部分は前記側壁の上面よりも前記底板の上面側に位置し、前記側壁は2つ以上の領域で構成され、間隔をあけて前記底板の上面の外縁部に設けられている。
具体的な構成例を図1〜3を用いて説明する。図1に本実施形態におけるレンズ一体型封止基板の斜視図を、図2に本実施形態におけるレンズ一体型封止基板の平面図(上面図)を、図3に、図2におけるA−A´線における断面図をそれぞれ示す。
図1〜3を参照するに、レンズ一体型封止基板10は、基板11と、凸部12(以下、凸レンズとも記載する)とを有する。基板11と凸レンズ12とは、同一材料により一体的に形成することができる。また、凸部12は凸レンズとしての機能を有し、凸部12に入射する赤外線を所定の焦点位置に集光することができる。
そして、基板11は、底板14と、底板14の上面の外縁部に立設する側壁13(以下、接合支持部とも記載する)とを有する。底板14と側壁13とは同一材料により一体的に形成することができる。
側壁(接合支持部)13は、ウェハレベルパッケージに対応させるため設けられており、図1〜3においては、x、y方向それぞれに形成され、4つの領域(部分)から構成され各領域間には間隔が設けられている。
側壁13は、上記のように2つ以上の領域(部分)から構成され、(各側壁の領域同士が)間隔をあけて光線入射面の凸部12周辺、すなわち、底板14の上面の外縁部に設けられている。側壁13(の各領域)同士の間には、底板14の外縁部の上面14aを露出する間隔13aが設けられており、側壁13で囲まれた領域と側壁13の外の領域とが連通するように構成されている。このように側壁13を、その各領域間に間隔を設けて配置することにより、個片化プロセスの際に洗浄水が側壁13で囲まれた領域内に滞留することなく外に流れていくため切削屑が残存しにくく、光学素子に切削屑が付着することを抑制することができる。
なお、図1〜3ではx、y方向それぞれに側壁13を設けたが、側壁13は、接合時に凸部(凸レンズ)が加圧部材と接触しないように構成されていればよく、後述のようにx、y方向全てには設けない構成とすることもできる。
側壁13は順テーパ形状になっていることが好ましい、即ち、底板の上面14aよりも側壁の上面13b側に行くに従い側壁の内側面(凸部12側の面)が、外側面(基板の外縁側の面)に近づくように構成されていることが好ましい。これは、側壁13が係る形状を有することにより、基板の垂直方向(z方向)からの加圧に対して強い強度を示すためである。なお、この場合、側壁13全体が順テーパ形状であることが好ましいが、少なくともその一部が順テーパ形状となっている場合であっても良い。
凸部12は、基板11の光線入射面側に底板14の上面14aに、側壁13の上面側に向かって形成されている。凸部12の全ての部分は、側壁13の上面13bよりも低い位置(底板14の上面14a側の位置)にある。換言すれば、凸部12の曲面は、側壁13の上面13bよりも下側に形成されており、凸部12において側壁13の上面13aから突出している部分はない。これは、レンズ一体型封止基板10を素子基板に接合する際等に凸部12(凸レンズ)が加圧部材と接触しないように接合部材13が設けられているためである。
凸レンズ(凸部)12の曲面は特に限定されるものではなく、目的等に応じて選択することができる。例えば球面、非球面形状、フレネルレンズのような凹凸を繰り返す曲面(凹凸が連続する形状)、レンズ曲面を2つ以上有する曲面(形状)から選択されるいずれかとすることができる。
凸レンズ(凸部)の曲面形状を非球面にすることによって収差を補正することができる。フレネルレンズのような凹凸を繰り返す曲面においてはレンズサグ量を低くすることができる。また、レンズ曲面を2つ以上有する曲面とした場合、各画素部にそれぞれ対応して光を集光することができ、高効率で光を利用できる。
また、光線入射面側には上記の様に曲面を有する凸部12を設けているが、光線の出射側には図3に示すように凹レンズ15を形成することができる。凸レンズ12で集光した赤外線に対して、裏面に凹レンズ15を設け、入射角度を大きくすることで全反射を防ぐことができる。
そして、図3に示した、底板14の上面14aに接する凸部12の曲面の端部と凸部12の曲面と対向する側壁の内側面との距離Lが、凸部12に入射する光線16の入射角度をθ、側壁13の上面13bの底板14の上面14aからの高さをhとしたときに、L≧htanθを満足することが好ましい。即ち、係る関係を充足する様に側壁13の高さ、凸部12の形状、位置等を設定することが好ましい。
このように設定することにより、凸レンズ12に入射する赤外線16が接合支持部13に蹴られる(妨害される)ことを防止できる。
ここまで説明してきた本実施形態のレンズ一体型封止基板の基板11及び凸部12としては8〜12μmの波長領域の赤外線に対して透明である材料であれば特に限定されるものではなく使用することができる。具体的には、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)等を挙げることができ、シリコン(Si)を好ましく用いることができる。
以上の構造を有する本実施形態のレンズ一体型封止基板によってウェハレベルパッケージに対応したレンズ一体型封止基板を実現できる。
[第2の実施形態]
本実施形態では、第1の実施形態とは異なる実施態様のレンズ一体型封止基板について説明する。
具体的な構成を図4に示す。第1の実施形態と同じ部材については同じ番号を付している。
本実施形態のレンズ一体型封止基板は図4に示すように、基本構成は第1の実施形態のレンズ一体型封止基板10と同じであるが、側壁(接合支持部)がx、y両方向に存在しない点が異なっている。
第1の実施形態のレンズ一体型封止基板ではx、y両方向に対して、側壁が設けられている。このため、上述の様に赤外線が側壁に阻害されることなく凸部12に入射するためには、赤外線入射角度を考慮して接合支持部を凸レンズから距離Lだけ離すことが好ましい。
このため、封止基板自体のサイズは、目的の範囲(入射角度)の赤外線が凸部に入射できるように選択された距離Lに依存することになる。
これに対して、本実施形態のレンズ一体型封止基板によれば、側壁13がx、y方向どちらかに配置しているのみであるため、一方向のみだが側壁13により赤外線が凸部12に入射することを阻害される心配を無くすことができる。
そのため、封止基板のサイズの小型化が可能で、1枚のウェハから取れる個数も多くなることから低コスト化にもつなげることができる。
また、底板14の外縁部のうち、側壁13が設けられていない部分が多くなるため、すなわち、(外縁部について)露出する底板も大きくなるため、側壁13で囲まれた領域内(側壁13よりも内側の領域)に洗浄水が滞留する可能性もより低くなる。このため、凸部への切削屑の付着をより抑制することが可能になる。
なお、本実施形態のレンズ一体型封止基板においては、側壁(接合支持部)13がx、y両方向に形成されていないため、レンズ一体型封止基板と素子基板とを接合する際の荷重に対しての強度は弱くなる。しかし、陽極接合など荷重が小さい接合方法を採用した場合では、本実施形態のレンズ一体型封止基板においても十分な耐性を持たせることが可能である。
[第3の実施形態]
本実施形態では、第1、2の実施形態とは異なる実施態様のレンズ一体型封止基板について説明する。
具体的な構成を図5に示す。第1の実施形態と同じ部材については同じ番号を付している。
本実施形態のレンズ一体型封止基板は図5に示すように、基本構成は第1の実施形態のレンズ一体型封止基板と同じであるが、凸部12が側壁13(131、132)の少なくとも一部131と一体的に形成されている点が異なっている。
本実施形態において、凸部12の曲線はシリンドリカル形状を有している。ラインセンサの場合、シリンドリカル形状を用いることで一方向には面積を大きくとることができ、効率を上げることができる。また一方向のみなので、レンズサイズを小さくすることもできる。
凸部12をシリンドリカル形状にしようとする場合に、後述する反応性イオンエッチング等により、凸部12を側壁131と離隔して形成しようとすると、エッチングの等方性により、凸部12の側壁131と対向する面がテーパ化し、レンズとして機能しない箇所を生じる恐れがある。
これに対して、本実施形態のレンズ一体型封止基板においては、側壁の一部131と凸部12とが一体的に形成され連続してつながっている。
このような形状の場合、ドライエッチング(反応性イオンエッチング)により基板11にレジスト形状を転写する際に、凸部12及び側壁13の互いに対向する面のテーパ化の原因であるラジカルが接触する面を小さくすることができる。
このため、側壁131の凸部12に対向する面と、凸部12の側壁側の面とが共に逆テーパ形状になることを防ぐことができる。なお、ここでいう、側壁131の凸部12に対向する面、凸部12の側壁側の面とは、本実施形態では一体化しているため実際には存在しない仮想的な面であり、説明の都合上挙げたものである。
また、側壁131は凸部12と一体となっており、側壁を順テーパ形状にしなくても十分な強度を発揮することから、小型化も可能となる。
[第4の実施形態]
本実施形態では、第1〜3の実施形態とは異なる実施態様のレンズ一体型封止基板について説明する。
具体的な構成を図6に示す。第1の実施形態と同じ部材については同じ番号を付している。
本実施形態のレンズ一体型封止基板は図6に示すように、基本構成は第3の実施形態と同じであるが光線入射側の底板に傾斜面が形成されている点が異なっている。
一般的なダイシング装置では、半導体ウェハを水平に保ち,切削屑除去を目的とした洗浄水およびブレード冷却を目的としたブレード冷却水を流しながら切削を行う。
本実施形態のレンズ一体型封止基板においては、底板14の上面14aにおいて、レンズ一体型封止基板のy方向中央部からy方向のプラス方向、マイナス方向の両方向に傾斜を持たせている。
このため、例えば図6(b)に矢印で示すように、洗浄水の流れを作り、底板の上面14aが平坦な場合よりも洗浄水がより滞留しにくくなる。これによって凸部12等に切削屑がより残存しにくくなり,ダイシング後の洗浄が容易になる。
[第5の実施形態]
本実施形態では、第1の実施形態で説明したレンズ一体型封止基板を用いた小型赤外線センサの一例について説明する。
具体的な構成例について図7を用いて説明する。図7中、第1の実施形態で説明したものと同じ部材については同じ番号を付している。
素子基板71上において,赤外線検出素子72が支持部73を介して設置されている。素子基板71としては、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge)等を用いることができる。また、支持部73の材料としては例えば酸化シリコンを用いることができる。赤外線検出素子72は、レンズ一体型基板10の凸部12及び凹部15を介して赤外線が集光される位置に設置されている。
支持部73の下は空洞74が設けられており,断熱構造を備えている。レンズ一体型封止基板10は透過率を向上させるために凹凸両面(凸部12、凹レンズ15)に反射防止膜75を成膜することができる。なお、レンズ一体型封止基板10の基板11と素子基板71との接合面(平坦部分)には、図に示すように反射防止膜75を成膜しないことが好ましい。これにより、接合材76と基板11又は素子基板71との密着性の悪化を防止できる。また、反射防止膜75の凹凸により接合の気密性が低下することを防止することもできる。
反射防止膜75としては、特に限定されるものではなく、透過率を向上させる各種材料を用いることができる。例えば、フッ化セリウム(CeF)等の金属フッ化物、酸化チタン(TiO)等の金属酸化物、硫化亜鉛(ZnS)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)等、またはそれらを組み合わせた多層膜等を用いることができる。反射防止膜45の厚さは例えば1μm程度とすることができる。反射防止膜75の透過率は90%以上であることが好ましい。
赤外線検出素子72に赤外線が集光するように素子基板71上にレンズ一体型封止基板10を配置し、封止を行う。接合材76は樹脂や金属などの接着剤を用いてもよい。レンズ一体型封止基板10の基板11がシリコンの場合には、金(Au)等の金属を用いて共晶接合を行っても良い。また、レンズ一体型封止基板10の基板11と素子基板71とが共にシリコンの場合は接合材12を用いらずに常温接合法により直接接合してもよい。
レンズ一体型封止基板10と素子基板71とを接合する際は、真空中で行うことが好ましい。真空中で封止を行うことによってレンズ一体型封止基板10の基板11と素子基板71の内部空間は真空雰囲気となっており、空気の対流による雑音発生を防いでいる。
以上のようにして本発明の第1の実施形態の赤外線センサ封止基板を用いてレンズ一体型の小型赤外線センサを実現することができる。
[第6の実施形態]
本実施形態では、第1の実施形態のレンズ一体型封止基板の製造工程の一例を説明する。
ウェハレベルでの加工方法としてフォトリソグラフィと反応性イオンエッチングを組み合わせる手法が挙げられる。
具体的には、図8(a)に示すように基板11上に所定の形状のポジ型レジスト81を形成し、反応性イオンエッチングを行うことにより製造することができる。
ところで、反応性イオンエッチングではイオンとラジカル(反応種)を使ってエッチングを行う。そして、イオンは図8(a)中で点線矢印で示したように指向性が高いが、これに対してラジカルは図8(a)中で実線矢印で示すようにイオンよりも指向性が低い。
そのため、例えば、図8(b)の最上段に示すような形状のポジ型レジスト81を基板11上に形成し、反応性イオンエッチングを行っていくと、図8(b)の中段から最下段にかけて示すように、形成される側壁面にラジカルが接触することで側壁の内側面に逆テーパ形状が形成される場合がある。
形成される逆テーパ形状によっては、レンズ一体型封止基板と素子基板とを接合する際に側壁(接合支持部)が折れてしまうことや、エッチング中にも側壁(接合支持部)の折れ、倒れなどが発生する場合がある。
この様に、反応性イオンエッチングを行った際に、側壁の内側面が逆テーパ形状とならない様に、図8の最上段に示すように側壁が形成される箇所のレジスト形状を順テーパ形状とし、これについて反応性イオンエッチングを行うことが好ましい。
係る形状を有するレジストについて反応性イオンエッチングを行った場合、等方性エッチングが進行した場合でも図9中、中段、下段に示すように、側壁部が逆テーパ形状になることを防止し、かつ順テーパ構造にすることができる。
このため、得られたレンズ一体型封止基板は、素子基板と接合する際における加圧強度を高めることができる。
なお、このようなレジスト形状を作製する方法としては特に限定されるものではないが、例えば予め基板11上にポジ型レジストを塗布した後、パターンに濃淡を持たせたマスクであるグレースケールマスクを用いて露光することにより得ることができる。
以上のようにして第1の実施形態に係るレンズ一体型封止基板をウェハレベルの一括加工プロセスで実現することができる。
10 レンズ一体型封止基板
11 基板
12 凸部
13、131、132 側壁
13b 側壁の上面
14 底板
14a 底板の上面
特開平8−327448号公報

Claims (6)

  1. 底板、及び前記底板の上面の外縁部に立設する側壁を有する基板と、
    前記底板の上面に、前記側壁の上面側に向かって形成された曲面を有する凸部と、を備え、
    前記凸部の全ての部分は前記側壁の上面よりも前記底板の上面側に位置し、
    前記側壁は2つ以上の領域で構成され、間隔をあけて前記底板の上面の外縁部に設けられているレンズ一体型封止基板。
  2. 前記側壁は順テーパ形状を有している請求項1に記載のレンズ一体型封止基板。
  3. 前記底板は傾斜面を備えている請求項1または2に記載のレンズ一体型封止基板。
  4. 前記凸部は、前記側壁の少なくとも一部と一体的に形成されている請求項1乃至3いずれか一項に記載のレンズ一体型封止基板。
  5. 前記凸部の曲面は球面、非球面形状、凹凸を繰り返す曲面、レンズ曲面を2つ以上有する曲面のいずれかである請求項1乃至4いずれか一項に記載のレンズ一体型封止基板。
  6. 前記底板の上面に接する前記凸部の曲面の端部と前記凸部の曲面と対向する側壁の内側面との距離Lが、前記凸部に入射する光線の入射角度をθ、前記側壁の上面の前記底板の上面からの高さをhとしたときに、L≧htanθを満足する請求項1乃至5の何れか一項記載のレンズ一体型封止基板。
JP2012171120A 2012-08-01 2012-08-01 レンズ一体型封止基板。 Pending JP2014032239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012171120A JP2014032239A (ja) 2012-08-01 2012-08-01 レンズ一体型封止基板。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012171120A JP2014032239A (ja) 2012-08-01 2012-08-01 レンズ一体型封止基板。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014032239A true JP2014032239A (ja) 2014-02-20

Family

ID=50282113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012171120A Pending JP2014032239A (ja) 2012-08-01 2012-08-01 レンズ一体型封止基板。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014032239A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016068297A1 (ja) * 2014-10-30 2017-08-17 住友電気工業株式会社 レンズおよび光学部品

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04316001A (ja) * 1991-04-15 1992-11-06 Omron Corp 光学素子
JP2001304959A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Omron Corp 赤外線センサ
JP2002277611A (ja) * 2001-01-15 2002-09-25 Hoya Corp レンズ及び光部品接合体
JP2002372658A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Ricoh Co Ltd 対物レンズ及び対物レンズの取り付け方法
JP2003205274A (ja) * 2002-01-15 2003-07-22 Towa Corp パッケージの保持用治具
JP2004145103A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Ricoh Co Ltd ビーム整形素子及び光学装置
JP2007171170A (ja) * 2005-11-25 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 熱型赤外線検出装置の製造方法
JP2007227676A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Matsushita Electric Works Ltd 赤外線デバイス集積装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04316001A (ja) * 1991-04-15 1992-11-06 Omron Corp 光学素子
JP2001304959A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Omron Corp 赤外線センサ
JP2002277611A (ja) * 2001-01-15 2002-09-25 Hoya Corp レンズ及び光部品接合体
JP2002372658A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Ricoh Co Ltd 対物レンズ及び対物レンズの取り付け方法
JP2003205274A (ja) * 2002-01-15 2003-07-22 Towa Corp パッケージの保持用治具
JP2004145103A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Ricoh Co Ltd ビーム整形素子及び光学装置
JP2007171170A (ja) * 2005-11-25 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 熱型赤外線検出装置の製造方法
JP2007227676A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Matsushita Electric Works Ltd 赤外線デバイス集積装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016068297A1 (ja) * 2014-10-30 2017-08-17 住友電気工業株式会社 レンズおよび光学部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108120458A (zh) 微制造传感器中的扩展信号路径
US10386484B2 (en) Optical apparatus and light sensitive device with micro-lens
CN101010810A (zh) 具有集成的透镜的封装件及晶片规模制造方法
JP2004079608A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法
KR101688307B1 (ko) 비평면 광학 인터페이스를 구비한 이면 조사형 이미지 센서
TW201438216A (zh) 固體攝像元件、攝像裝置、電子裝置及製造方法
JP2004289047A (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP2020106856A (ja) 装置の、特に光学装置のウェーハレベル方法
WO2016184002A1 (zh) 高像素影像传感芯片的晶圆级封装结构
US10491841B2 (en) Imaging apparatus and camera system with optical member
US20140285671A1 (en) Infrared imaging device and infrared imaging module
US20180324336A1 (en) Camera module having baffle between two glass substrates
JP2006041277A (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法
CN109564335B (zh) 层叠透镜结构、相机模块和层叠透镜结构的制造方法
JP2014032239A (ja) レンズ一体型封止基板。
JP5008758B2 (ja) パッケージベース及びその成形方法
JP2013211487A5 (ja) 二次レンズ、太陽電池実装体及び集光型太陽光発電モジュール
JP2009086092A (ja) 光学部品の製造方法及び撮影装置の製造方法
JP2011022444A (ja) 接合光学素子
CN102789011A (zh) 微透镜阵列及其制作方法
TWI610099B (zh) 晶圓級混合式複合透鏡與其製造方法
JP2012049401A (ja) 光センサの製造方法
JP2015219135A (ja) 光学センサモジュール、光学センサモジュールの製造方法
JP5929203B2 (ja) レンズ一体型基板及び光センサ
JP6267549B2 (ja) 光センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170328