JP2014031229A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Shinya Kitaoka
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岳久 島津
Fumiyuki Heiji
史行 瓶子
Michitaka Suzuki
道貴 鈴木
Yoshito Suzuki
義人 鈴木
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憲雄 木村
Hiroaki Udagawa
寛晃 宇田川
Kenji Hayasaka
健二 早坂
Atsushi Yamada
淳 山田
Kenichiro Morita
健一郎 森田
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Abstract

【課題】シート詰まりを解消するときに必要な電力量を少なくすることができるシート搬送装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】DCモータ201に出力軸208に取り付けた出力ギヤ203と、シートを搬送するローラの回転軸207に取り付けた駆動ギヤ202と、アイドラギヤ204とを備える。アイドラギヤ204は、駆動ギヤ202および出力ギヤ203の双方に噛み合う回転力伝達位置と、アイドラギヤ204が駆動ギヤ202および出力ギヤ203のいずれにも噛み合わない解放位置との間を移動するように構成されている。さらに、双方に作動して双方向で自己保持可能なキープソレノイド216によって、アイドラギヤ204を、回転力伝達位置、あるいは解放位置に設定するようにしている。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関し、複数のシートが積み重ねられたシート束からシートを1枚ずつ自動搬送するシート搬送装置、およびこのシート搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置は、シート搬送装置を備えている。シート搬送装置は、複数のシートを積み重ねたシート束から、シートを1枚ずつ自動的に搬送するよう構成されている。
画像形成装置におけるシート搬送装置の適用例としては、例えば、給紙カセットに収納した記録紙を画像形成部に搬送する給紙装置や、原稿トレイに載せた原稿を画像読取部へ搬送する自動原稿搬送装置などがある。
従来、記録シートを搬送するプラテンと、プラテンを駆動するステッピングモータと、ステッピングモータにおける出力軸の回転運動をプラテンに伝達するためのクラッチ手段とを備えたシート搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
クラッチ手段は、ステッピングモータにおける出力軸を、逆方向に所定の回転角度ずつ回転させるごとに、クラッチポジションが切り替わるよう構成されている。このクラッチポジションには、ステッピングモータにおける出力軸が正方向に回転すると、プラテンに回転運動が伝達される状態と、出力軸が正方向に回転するときに、プラテンに回転運動が伝達されず、プラテンが固定される状態と、回転軸が正方向に回転するときに、プラテンに回転運動が伝達されず、プラテンが自由に回転できる状態などがある。
特許文献1に開示されたシート搬送装置において、搬送中の記録シートが、プラテンの外周面とこのプラテンに相対する部材との間に詰まるシート詰まりが発生した場合には、ステッピングモータにおける出力軸を逆方向に回転させる。そして、クラッチポジションを、プラテンが自由回転できる状態に切り替えるようにする。これにより、ユーザは、シート詰まりを起こした記録シートを、手作業によって容易に取り除くことができるようになる。
しかしながら、特許文献1に開示されたシート搬送装置は、プラテンが自由回転できる状態にクラッチポジションを切り替えるときに、ステッピングモータにおける出力軸を、逆方向に所定の回転角度分だけ回転させるので、ステッピングモータに対する通電時間が長い。このため、シート詰まりを解消するときに必要な電力量が多くなる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、シート詰まりを解消するときに必要な電力量を少なくすることができるシート搬送装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート搬送装置は、上記目的を達成するため、シートを搬送経路に向けて送り出す給送手段と、前記送給手段が送り出した前記シートを、前記搬送経路に配置したシート搬送用回転体により搬送する搬送手段と、回転力を発生する駆動源と、前記駆動源の回転力を、駆動用回転体を介して前記シート搬送用回転体に伝達する回転力伝達手段と、前記搬送経路において、前記シートが滞留しているか否かを検出するシート検出手段と、双方向に作動して双方向で自己保持可能なソレノイドと、駆動源の運転状態およびシート検出手段からの信号に基づいて、前記ソレノイドを作動させる制御手段とを備え、前記駆動用回転体は、前記駆動源の回転力を前記シート搬送用回転体に伝達する回転力伝達位置と、前記シート搬送用回転体の回転を前記駆動源に伝達しない解放位置との間を移動し得るように構成され、前記ソレノイドは、一方向側に作動する際に、前記駆動用回転体を回転力伝達位置から解放位置へ移動させ、かつ他方向側に作動する際に、前記駆動用回転体を解放位置から回転力伝達位置へ移動させるよう構成され、前記制御手段は、駆動源が作動した後、前記シート検出手段が前記信号を出力し続けた場合に、前記ソレノイドを一方向側へ作動させるよう構成されている。
本発明によれば、シート詰まりを解消するときに必要な電力量を少なくすることができるシート搬送装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るシート搬送装置を適用したADFを搭載した画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るシート搬送装置を適用したADFの概略構成図である。 図2に示すADFにおける制御ブロック図である。 図3に示す第2画像読取部の制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係るシート搬送装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るシート搬送装置を構成する回転力伝達手段の第1の例の(a)通常状態を示す図と(b)シート詰まり状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート搬送装置を構成する回転力伝達手段の第2の例の(a)通常状態を示す図と(b)シート詰まり状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート搬送装置の作動を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、複写機1は、本発明の実施形態に係るシート搬送装置を適用した自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder:以下、単にADFという)2と、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5とから構成される画像形成装置である。
ADF2は、原稿トレイ11と、排紙トレイ12と、搬送部13とを備えている。このADF2は、画像読取部4の上側に配置されている。ADF2は、図示していない蝶番を介して画像読取部4に連結されている。そして、ADF2は、画像読取部4の上面を覆う状態と、画像読取部4の上面から離れて起立した状態とに位置設定することができるようになっている。
ADF2は、原稿トレイ11に載せた原稿M(図2参照)を、搬送部13によって画像読取部4におけるスリットガラス7上へ向けて搬送し、スリットガラス7上を通過させた後、排紙トレイ12に送り出すようになっている。
給紙部3は、用紙サイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット21、22と、給紙カセット21、22に収納された記録紙を、画像形成部5における画像形成位置まで搬送する給紙手段23とを有している。給紙手段23は、各種のローラなどによって構成されている。
画像読取部4は、原稿Mに表示されている画像を、原稿Mがスリットガラス7上を通過する際に読み取るようになっている。画像読取部4は、光源およびミラー部材を搭載した第1キャリッジ25と、ミラー部材を搭載した第2キャリッジ26と、結像レンズ27と、撮像部28とを備えている。
画像読取部4は、第1キャリッジ25に搭載された光源によって、スリットガラス7上を通過中の原稿Mに光を照射し、第1キャリッジ25、第2キャリッジ26に搭載された各ミラー部材によって、原稿Mからの反射光を折り返させ、その反射光を結像レンズ27によって結像し、撮像部28で読み取らせるようになっている。
画像形成部5は、露光装置31と、感光体ドラム32と、現像装置33と、転写ベルト34と、定着装置35とを備えている。画像形成部5は、撮像部28に読み取られた読取画像に基づき、露光装置31により感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に潜像を形成し、現像装置33により異なる色のトナーを感光体ドラム32に供給して現像するようになっている。
画像形成部5は、転写ベルト34により感光体ドラム32に現像されたトナー画像を、給紙部3から搬送された記録紙に転写し、定着装置35により記録紙に転写されたトナー画像を形成しているトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着するようになっている。
図2に示すように、ADF2における原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41と、一対のサイドガイド42とを有している。サイドガイド42は、原稿Mの幅方向(原稿Mの給紙方向および原稿Mの厚み方向に対して直行する方向)に向き合っている。
可動原稿テーブル41は、原稿トレイ11において原稿Mの給紙方向の略前半部を構成している。この可動原稿テーブル41は、原稿Mの給紙方向上流側に位置している基端部を支点として給紙方向下流側に位置している先端部が、図中のa方向およびb方向に昇降するようになっている。すなわち、原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41の先端部を昇降させることにより、原稿トレイ11に載せた原稿Mの給紙方向前端部を適切な高さに合わせることができるようになっている。
可動原稿テーブル41の先端部の上方には、テーブル上昇センサ87が設けられている。テーブル上昇センサ87は、原稿トレイ11に載せた原稿Mの給紙方向前端部が適切な高さである給紙適正位置に保持されているかを検知するようになっている。
可動原稿テーブル41の先端部の下方には、ホームポジションセンサ88が設けられている。ホームポジションセンサ88は、可動原稿テーブル41がホームポジションにあることを検知するようになっている。
原稿トレイ11における原稿Mの給紙方向の略後半部には、原稿長さ検知センサ89、90が、原稿Mの給紙方向に間隔を置いて設けられている。この原稿長さ検知センサ89、90は、原稿Mの向きが縦と横とのいずれになっているかを検知するためのものである。原稿長さ検知センサ89、90としては、光学的手段を用いた非接触式センサ、あるいは機械的手段を用いた接触式センサのいずれを用いてもよい。
一対のサイドガイド42は、原稿トレイ11に載せた原稿Mの幅方向位置を設定するようになっている。一方のサイドガイド42は、原稿Mの幅方向に移動可能に構成されている。これにより、原稿トレイ11の載せる原稿Mのサイズが変わっても、原稿Mを原稿トレイ11の所定位置にセットすることができるようになっている。
他方のサイドガイド42には、セットフィラー46が設けられている。セットフィラー46は、その上端部を支点として下端部が、原稿Mの給紙方向に移動するようになっている。また、セットフィラー46における下端部の移動軌跡上の最下部には、原稿トレイ11に原稿Mが載せられたことを検知する原稿セットセンサ82が設けられている。
セットフィラー46の下端部は、原稿トレイ11に原稿Mが載せられていない状態では、原稿セットセンサ82に接するようになっている。また、セットフィラー46の下端部は、原稿トレイ11に原稿Mが載せられると、原稿Mの給紙方向下流側へ押し出されて、原稿セットセンサ82から離れるようになっている。すなわち、原稿セットセンサ82は、原稿セットセンサ82にセットフィラー46が離れているか否かにより、原稿トレイ11における原稿Mの有無を検知するようになっている。
図2に示すように、ADF2における搬送部13は、分離給送部Aと、プルアウト部Bと、ターン部Cと、第1読取搬送部Dと、第2読取搬送部Eと、排紙部Fとによって構成されている。
分離給送部Aは、ピックアップローラ61と、給紙ベルト62と、リバースローラ63と、アーム支持部材64とを有している。
アーム支持部材64は、原稿Mの搬送経路の上側に位置している。アーム支持部材64は、原稿Mの給紙方向に延びており、その給紙方向下流側に位置する基端部を支点として給紙方向上流側に位置する先端部が、図中のc方向およびd方向に昇降するようになっている。
アーム支持部材64における先端部は、可動原稿テーブル41における先端部の上側に位置するようになっている。そして、ピックアップローラ61は、アーム支持部材64における先端部に支持されている。このピックアップローラ61は、原稿トレイ11に積み重ねて載せた複数の原稿Mのうち、数枚(理想的には1枚)の原稿Mをピックアップするようになっている。
給紙ベルト62は、ピックアップローラ61よりも原稿Mの給紙方向下流側において搬送経路の上側に位置している。リバースローラ63は、ピックアップローラ61よりも原稿Mの給紙方向下流側において搬送経路の下側に位置している。この給紙ベルト62とリバースローラ63とは、原稿Mの搬送経路を挟んで向き合っている。
給紙ベルト62は、原稿Mを給紙方向下流側へ送り出す向きに回転し、リバースローラ63は、原稿Mを給紙方向上流側へ引き戻す向きに回転するようになっている。つまり、原稿Mが重なった状態で給紙方向下流側へ送り出されようとした場合、給紙ベルト62に接している原稿M以外の他の原稿Mは、リバースローラ63の回転により給紙方向上流側へ引き戻され、原稿Mが重なった状態で給紙方向下流側へ送り出されることが防止されるようになっている。
また、リバースローラ63は、リバースローラ63が原稿Mを介さずに給紙ベルト62に接している場合、あるいはリバースローラ63と給紙ベルト62との間に原稿Mが1枚だけ介在している場合には、図示しないトルクリミッタの働きにより、給紙ベルト62に連れ回りするようになっている。さらに、給紙ベルト62は、リバースローラ63に接する位置と離れた位置との間を上下に移動するよう構成されている。
プルアウト部Bは、一対のプルアウトローラ65を有している。プルアウトローラ65は、原稿Mの搬送経路の上側および下側に位置している。プルアウト部Bは、プルアウトローラ65とピックアップローラ61との駆動タイミングにより、分離給送部Aから送り出された原稿Mを一次突当整合(スキュー補正)し、整合後の原稿Mを引き出し搬送するようになっている。また、プルアウトローラ65は、原稿Mをターン部Cに送り出すようになっている。
ターン部Cにおける原稿Mの搬送経路は、ブルアウト部Bから下向きに湾曲して、画像読取部4における読取位置7a(スリットガラス7が設けられている位置)へ延びている。ターン部Cは、一対の中間ローラ66と、一対の読取入口ローラ67とを有している。
中間ローラ66は、原稿Mの搬送経路の上側および下側に位置し、読取入口ローラ67は、中間ローラ66よりも原稿Mの搬送経路の下流側において搬送経路の上側および下側に位置している。
ターン部Cは、中間ローラ66により引き出し搬送された原稿Mを、湾曲した搬送送路に通して下向きになるよう反転させ、さらに、原稿Mを、読取入口ローラ67により画像読取部4における読取位置7aの近くまで搬送するようになっている。
プルアウト部Bおよびターン部Cにおける原稿Mの搬送速度は、後述の第1読取搬送部Dにおける原稿Mの搬送速度よりも高く設定されている。これにより、分離給送部Aから送り出された原稿Mが、第1読取搬送部Dに到達するまでの搬送時間を短縮するようになっている。
第1読取搬送部Dは、第1読取ローラ68と、一対の第1読取出口ローラ69とを有している。第1読取ローラ68は、原稿Mの搬送経路の上側に位置し、スリットガラス7に向き合うようになっている。また、第1読取出口ローラ69は、第1読取ローラ68よりも原稿Mの給紙方向下流側において搬送経路の上側および下側に位置している。
第1読取搬送部Dは、ターン部Cから搬送された原稿Mを、第1読取ローラ68によりスリットガラス7に接触させながら搬送し、さらに、原稿Mを、第1読取出口ローラ69により第2読取搬送部Eへ送り出すようになっている。第1読取搬送部Dでは、原稿Mにおいて下向きになっている面の画像を、画像読取部4により読み取るようになっている。
第2読取搬送部Eは、第2読取ローラ70と、一対の第2読取出口ローラ71とを有している。第1読取ローラ68は、原稿Mの搬送経路の下側に位置し、第2画像読取部101に向き合っている。また、第2読取出口ローラ71は、第2読取ローラ70よりも原稿Mの給紙方向下流側において搬送経路の上側および下側に位置している。
第2読取搬送部Eは、第1読取搬送部Eから搬送された原稿Mを、第2読取ローラ70により第2画像読取部101に接触させながら搬送し、さらに、原稿Mを、第2読取出口ローラ71により排紙部Fへ送り出すようになっている。第2読取搬送部Eでは、原稿Mにおいて上向きになっている面の画像を、第2画像読取部101により読み取るようになっている。
排紙部Fは、一対の排紙ローラ72を有している。排紙ローラ72は、原稿Mの搬送経路の上側および下側に位置している。排紙部Fは、第2読取搬送部Gから搬送された原稿Mを、排紙ローラ72により排紙トレイ12へ送り出すようになっている。
ADF2において、分離給送部Aとプルアウト部Bとの間には、分離センサ91および突当センサ84が設けられ、プルアウト部Bとターン部Cとの間には、原稿幅センサ85が設けられ、ターン部Cと第1読取搬送部Dとの間には、読取入口センサ86が設けられている。また、第1読取搬送部Dには、レジストセンサ81が設けられ、第1読取搬送部Dと第2読取搬送部Eとの間には、排紙センサ83が設けられている。
なお、本実施形態において、原稿Mの先端とは、原稿Mの給紙方向先端および搬送方向先端を意味し、原稿Mの後端とは、原稿Mの給紙方向後端および搬送方向後端を意味している。
図3に示すように、ADF2は、コントローラ100を備えている。ADF2におけるコントローラ100には、レジストセンサ81、原稿セットセンサ82、排紙センサ83、突当センサ84、原稿幅センサ85、読取入口センサ86、テーブル上昇センサ87、ホームポジションセンサ88、原稿長さ検知センサ89、90および分離センサ91が接続されている。これらのセンサ81〜91は、コントローラ100に対して、原稿Mの有無、あるいは位置などを検出した信号を送信するようになっている。
さらに、コントローラ100には、ピックアップ昇降モータ120、ピックアップ搬送モータ121、給紙モータ122、読取モータ123、排紙モータ124、底板上昇モータ125、プルアウトモータ126、読取入口モータ127および第2画像読取部101が接続されている。
底板上昇モータ125は、可動原稿テーブル41を昇降させるようになっている。ピックアップ昇降モータ120は、アーム支持部材64を介してピックアップローラ61を昇降させるようになっている。
ピックアップ搬送モータ121は、ピックアップローラ61を回転させるようになっている。給紙モータ122は、給紙ベルト62およびリバースローラ63を回転させるようになっている。プルアウトモータ126は、プルアウトローラ65を回転させるようになっている。
読取入口モータ127は、読取入口ローラ67を回転させるようになっている。読取モータ123は、第1読取ローラ68、第1読取出口ローラ69および第2読取出口ローラ71を回転させるようになっている。排紙モータ124は、排紙ローラ72を回転させるようになっている。
さらに、コントローラ100は、センサ81〜91からの信号に基づき、モータ120〜127および第2画像読取部101を制御するようになっている。
また、複写機1は、装置全体の制御を行うための本体制御部105と、ユーザによる各種の入力操作や動作指示を行うため本体操作部106を備えている。コントローラ100と本体制御部105は、I/F107を介して接続されており、双方の間で制御信号などのデータの授受が行われるようになっている。なお、本体操作部106においては、原稿Mの読取が、両面モードおよび片面モードのいずれの読取モードで実行するかを、ユーザが選択できるようになっている。
図4に示すように、第2画像読取部101は、光源部111と、センサチップ112と、増幅器113と、A/D114と、画像処理部115と、フレームメモリ116と、出力制御回路117と、I/F回路118とを備えている。
第2画像読取部101は、コントローラ100からの点灯信号に基づき、光源部111により原稿Mに光を照射し、センサチップ112により原稿Mからの反射光を受光して、電気信号に変換するようになっている。
第2画像読取部101は、センサチップ112から出力された電気信号を、増幅器113により増幅し、増幅された電気信号を、A/D114によりアナログ信号からデジタル信号に変換し、A/D114から出力されたデジタル信号を、画像処理部115により画像処理し、画像処理が行われた信号をフレームメモリ116に記憶するようになっている。
第2画像読取部101は、コントローラ100からのタイミング信号に基づき、出力制御回路117により、フレームメモリ116に記憶されている信号の出力制御を行うとともに、I/F回路118により、出力制御回路117から出力される信号を本体制御部105に出力するようになっている。
次いで、図5〜図8により本発明の実施形態に係るシート搬送装置の構成を説明する。シート搬送装置は、給送手段と、搬送手段と、駆動源と、回転力伝達手段と、シート検出手段と、ソレノイドと、制御手段とを備えている。搬送対象となるシートは、図2に示す原稿Mである。
シート搬送装置の給送手段は、図2における分離給送部Aに相当する。分離給送部Aは、原稿トレイ11に載せた原稿束(複数の原稿Mが積み重ねられたもの)から原稿Mを1枚ずつ搬送経路に向けて送り出すようになっている。図5に示すように、分離給送部Aは、給紙ベルト62およびリバースローラ63を有している。給紙ベルト62は、ドラム62a、62bに巻き掛けられている。
シート搬送装置の搬送手段は、図2におけるプルアウト部B、ターン部C、第1読取搬送部D、第2読取搬送部Eおよび排紙部Fに相当する。プルアウト部B、ターン部C、第1読取搬送部D、第2読取搬送部Eおよび排紙部Fは、分離給送部Aから送り出された原稿Mを搬送経路に沿って搬送するようになっている。
図5に示すように、プルアウト部Bは、プルアウトローラ65を有している。ターン部Cは、中間ローラ66および読取入口ローラ67を有している。また、第1読取搬送部Dは、第1読取ローラ68および第1読取出口ローラ69を有している。第2読取搬送部Eは、第2読取ローラ70および第2読取出口ローラ71を有している。さらに、排紙部Fは、排紙ローラ72を有している。
シート搬送装置の駆動源は、図3における給紙モータ122、読取モータ123、排紙モータ124、プルアウトモータ126および読取入口モータ127に相当する。給紙モータ122は、給紙ベルト62およびリバースローラ63を回転させるようになっている。プルアウトモータ126は、プルアウトローラ65および中間ローラ66を回転させるようになっている。
また、読取入口モータ127は、読取入口ローラ67を回転させるようになっている。読取モータ123は、第1読取ローラ68、第1読取出口ローラ69および第2読取出口ローラ71を回転させるようになっている。さらに、排紙モータ124は、排紙ローラ72を回転させるようになっている。
給紙モータ122、読取モータ123、排紙モータ124、プルアウトモータ126および読取入口モータ127には、図6、図7に示すような永久磁石界磁形モータ(以下、単にDCモータという)201が用いられている。
シート搬送装置の回転力伝達手段は、図3における給紙モータ122、プルアウトモータ126、読取入口モータ127、読取モータ123および排紙モータ124に対して設けられている。
図6は回転力伝達手段の第1の例を示すもので、この回転力伝達手段は、駆動ギヤ202と、出力ギヤ203と、駆動用回転体としてのアイドラギヤ204と、アーム205と、引張ばね206とを有している。
駆動ギヤ202は、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68および排紙ローラ72のそれぞれの回転軸207に取り付けられている。また、出力ギヤ203は、DCモータ201の出力軸208に取り付けられている。
アイドラギヤ204は、DCモータ201の出力軸208の回転を、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68および排紙ローラ72の回転軸207に伝達する役割を担っている。アイドラギヤ204は、アーム205の長手方向一端部にピン209を介して回転自在に取り付けられている。
アーム205の長手方向中間部は、ピン210により図示しないブラケットに回転自在に取り付けられている。このブラケットは、フレーム211に固定されている。そして、アイドラギヤ204は、図6(a)に示すように、アイドラギヤ204が駆動ギヤ202および出力ギヤ203の双方に噛み合う回転力伝達位置と、図6(b)に示すように、アイドラギヤ204が駆動ギヤ202および出力ギヤ203のいずれにも噛み合わない解放位置との間を移動するようになっている。
アイドラギヤ204が駆動ギヤ202および出力ギヤ203の双方に噛み合うと、DCモータ201の出力軸208の回転が回転軸207に伝達されるようになる。これにより、DCモータ201の回転力が、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、排紙ローラ72に伝達されるようになる。
アイドラギヤ204が駆動ギヤ202および出力ギヤ203のいずれにも噛み合わないと、DCモータ201の出力軸208の回転が回転軸207に伝達されないようになる。これにより、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、排紙ローラ72の回転が、DCモータ201に伝達されないようになる。
ドラム62aの回転は、図示しないギヤなどにより構成される回転力伝達装置を介して、リバースローラ63に伝達されるようになっている。一方のプルアウトローラ65の回転は、図示しないギヤなどにより構成される回転力伝達装置を介して、他方のプルアウトローラ65および中間ローラ66に伝達されるようになっている。
一方の読取入口ローラ67の回転は、図示しないギヤなどにより構成される回転力伝達装置を介して、他方の読取入口ローラ67に伝達されるようになっている。第1読取ローラ68の回転は、図示しないギヤなどにより構成される回転力伝達装置を介して、一対の第1読取出口ローラ69および一対の第2読取出口ローラ71に伝達されるようになっている。一方の排紙ローラ72の回転は、図示しないギヤなどにより構成される回転力伝達装置を介して他方の排紙ローラ72に伝達されるようになっている。
引張ばね206の一端部は、フレーム211に取り付けられている。引張ばね206の他端部は、アーム205の長手方向他端部に取り付けられている。アーム205の長手方向他端部は、引張ばね206によってフレーム211に近付く方向に引きつけられるようになっている。これにより、アイドラギヤ204は、アイドラギヤ204が駆動ギヤ202および出力ギヤ203の双方に噛み合う回転力伝達位置に設定されるようになっている。
図7は回転力伝達手段の第2の例を示すもので、この回転力伝達手段は、駆動プーリ212と、出力プーリ213と、タイミングベルト214と、駆動回転体としてのテンションプーリ215と、アイドラギヤ204と、アーム205と、引張ばね206とを有している。
駆動プーリ212は、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68および排紙ローラ72のそれぞれの回転軸207に取り付けられている。また、出力プーリ213は、DCモータ201の出力軸208に取り付けられている。
タイミングベルト214およびテンションプーリ215は、DCモータ201の出力軸208の回転を、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68および排紙ローラ72の回転軸207に伝達する役割を担っている。タイミングベルト214は、駆動プーリ212および出力プーリ213に巻き掛けられている。
タイミングベルト214の周方向の長さは、駆動プーリ212の外径、出力プーリ213の外径、および回転軸207の中心と出力軸208の中心との距離から算出される最適な値よりも長く設定されている。テンションプーリ215は、アーム205の長手方向一端部にピン209を介して回転自在に取り付けられている。
アーム205の長手方向中間部は、ピン210により図示しないブラケットに回転自在に取り付けられている。テンションプーリ215は、図7(a)に示すように、テンションプーリ215が、タイミングベルト214の外周部をタイミングベルト214の径方向内側へ向けて押し付ける回転力伝達位置と、図7(b)に示すように、テンションプーリ215が、タイミングベルト214の外周部から離れた解放位置との間を移動するようになっている。
すなわち、タイミングベルト214は、その外周部にテンションプーリ215が押し付けられると、タイミングベルト214に張力が作用するようになる。そして、タイミングベルト214の内周部の歯は、駆動プーリ212の外周部の歯および出力プーリ213の外周部の歯に噛み合い、DCモータ201の出力軸208の回転が回転軸207に伝達されるようになる。これにより、DCモータ201の回転力が、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、排紙ローラ72に伝達されるようになる。
また、タイミングベルト214は、その外周部からテンションプーリ215が離れると、タイミングベルト214に張力が作用しなくなる。そして、タイミングベルト214の内周部の歯は、駆動プーリ212の外周部の歯および出力プーリ213の外周部の歯に噛み合わない歯飛び状態になって、回転軸207の回転がDCモータ201の出力軸208に伝達されないようになる。これにより、ドラム62a、一方のプルアウトローラ65、一方の読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、排紙ローラ72の回転が、DCモータ201に伝達されないようになる。
ドラム62aの回転は、図示しないプーリやベルトなどにより構成される回転力伝達装置を介して、リバースローラ63に伝達されるようになっている。一方のプルアウトローラ65の回転は、図示しないプーリやベルトなどにより構成される回転力伝達装置を介して、他方のプルアウトローラ65および中間ローラ66に伝達されるようになっている。
一方の読取入口ローラ67の回転は、図示しないプーリやベルトなどにより構成される回転力伝達装置を介して、他方の読取入口ローラ67に伝達されるようになっている。第1読取ローラ68の回転は、図示しないプーリやベルトなどにより構成される回転力伝達装置を介して、一対の第1読取出口ローラ69および一対の第2読取出口ローラ71に伝達されるようになっている。一方の排紙ローラ72の回転は、図示しないプーリやベルトなどにより構成される回転力伝達装置を介して他方の排紙ローラ72に伝達されるようになっている。
引張ばね206の一端部は、フレーム211に取り付けられている。引張ばね206の他端部は、アーム205の長手方向他端部に取り付けられている。アーム205の長手方向他端部は、引張ばね206によってフレーム211に近付く方向に引きつけられるようになっている。これにより、テンションプーリ215は、テンションプーリ215がタイミングベルト214の外周部をタイミングベルト214の径方向内側へ向けて押し付ける回転力伝達位置に設定されるようになっている。
シート搬送装置のシート検出手段は、図3における分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83に相当する。これら分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83は、原稿Mの搬送経路において、原稿Mが滞留しているか否かを検出するためのものである。
分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83は、原稿Mが搬送経路を通過するときに信号を出力するようになっている。また、分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83は、原稿Mがシート詰まりを発生して滞留した場合には、信号を出力し続けるようになっている。
図5に示すように、分離センサ91ならびに突当センサ84は、給紙ベルト62およびリバースローラ63と、プルアウトローラ65との間に配置されている。読取入口センサ86は、中間ローラ66と読取入口ローラ67との間に配置されている。レジストセンサ81は、読取入口ローラ67と第1読取ローラ68との間に配置されている。排紙センサ83は、第1読取出口ローラ69と第2読取出口ローラ71との間に配置されている。
シート搬送装置のソレノイドには、図6、図7に示すようなキープソレノイド216が用いられている。キープソレノイド216は、ケーシング217の内部を往復移動可能なプランジャと、プランジャをケーシング217の一端側へ移動させるための一方のコイルと、ケーシング217の一端側へ移動したプランジャを吸着保持する一方の永久磁石とを有している。
また、キープソレノイド216は、プランジャをケーシング217の他端側へ移動させるための他方のコイルと、ケーシング217の他端側へ移動したプランジャを吸着保持する他方のコイルと、プランジャと一体的に移動し、かつケーシング217の他端部を貫通する延びるロッド218とを有している。一方のコイル、一方の永久磁石、他方のコイルおよび他方の永久磁石は、ケーシング217の内部に設けられている。
プランジャは、一方の永久磁石に吸着保持されている状態において、他方のコイルが励磁されると、ケーシング217の他端側へ移動して他方の永久磁石に吸着保持されるようになっている。また、プランジャは、他方の永久磁石に吸着保持されている状態において、一方のコイルが励磁されると、ケーシング217の一端側へ移動して一方の永久磁石に吸着保持されるようになっている。すなわち、プランジャは、一方向側および他方向側のいずれにおいても、永久磁石に吸着保持されるので、プランジャを移動させるとき以外は、コイルに通電しなくてもよいようになっている。
ロッド218は、プランジャが他方の永久磁石に吸着保持されている場合には、図6(a)、図7(a)に示すように、ほとんどがケーシング217の外部へ突き出した状態になる。また、ロッド218は、プランジャが一方の永久磁石に吸着保持されている場合には、図6(b)、図7(b)に示すように、先端部を除いてケーシング217の内部に引き込まれた状態になる。
図6、図7に示すように、キープソレノイド216は、アーム205の他端部を挟んで引張ばね206の反対側に配置されている。ロッド218は、アーム205に向き合っている。キープソレノイド216は、図示しないブラケットに取り付けられている。このブラケットは、フレーム211に固定されている。そして、ロッド218は、アーム205に連結されている。
回転力伝達手段の第1の例では、図6(a)に示すように、アイドラギヤ204は、ロッド218がケーシング217の外部へ突き出した状態であると、回転力伝達位置に設定されるようになっている。また、図6(b)に示すように、アイドラギヤ204は、ロッド218がケーシング217の内部に引き込まれた状態であると、解放位置に設定されるようになっている。
回転力伝達手段の第2の例では、図7(a)に示すように、テンションプーリ215は、ロッド218がケーシング217の外部へ突き出した状態であると、回転力伝達位置に設定されるようになっている。また、図7(b)に示すように、テンションプーリ215は、ロッド218がケーシング217の内部に引き込まれた状態であると、解放位置に設定されるようになっている。
シート搬送装置の制御手段は、図3に示すコントローラ100に相当する。コントローラ100は、給紙モータ122、プルアウトモータ126、読取入口モータ127、読取モータ123および排紙モータ124の運転状態および分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83からの信号に基づき、キープソレノイド216を作動させるようになっている。
次いで、図8を参照しながら本実施形態に係るシート搬送装置の作動を説明する。
通常状態では、キープソレノイド216のロッド218は、図6(a)、図7(a)に示すように引き込まれている。したがって、アイドラギヤ204およびテンションプーリ215は、回転力伝達位置に設定されている。このとき、キープソレノイド216のプランジャは、ケーシング217の他端側の永久磁石に吸着保持されている。
コントローラ100は、原稿Mにおける画像の読み取りが行われるときに、DCモータ201である給紙モータ122、プルアウトモータ126、読取入口モータ127、読取モータ123および排紙モータ124を順に作動させて、ドラム62a、リバースローラ63、プルアウトローラ65、中間ローラ66、読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、第1読取出口ローラ69、第2読取出口ローラ71および排紙ローラ72を順に回転させる。
これにより、原稿トレイ11に載せた原稿Mは、分離給送部A、プルアウト部B、ターン部C、第1読取搬送部D、第2読取搬送部Eおよび排紙部Fを経て、排紙トレイ12へ送り出される。
コントローラ100は、DCモータ201である給紙モータ122、プルアウトモータ126、読取入口モータ127、読取モータ123および排紙モータ124が作動した後、分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83のいずれかが信号を出力し続けているか否かを判定する(ST1)。
図5では、プルアウト部Bからターン部Cにかけて原稿Mが滞留している。このとき、突当センサ84および読取入口センサ86は信号を出力しているが、分離センサ91、レジストセンサ81、排紙センサ83は信号を出力しない。したがって、分離センサ91の給紙方向上流側およびレジストセンサ81の給紙方向下流側には、原稿Mが存在していないことになる。
コントローラ100は、突当センサ84および読取入口センサ86から信号を出力され続けていると(ST1:YES)、プルアウト部Bからターン部Cにかけて原稿Mが滞留していると判断する。
そして、コントローラ100は、プルアウトローラ65および中間ローラ66に対応するキープソレノイド216に瞬間的に通電して、図6(b)、図7(b)に示すように、ロッド218がケーシング217に引き込まれるようにし(ST2)、無通電で待機する(ST3)。このとき、キープソレノイド216のプランジャは、ケーシング217の一端側の永久磁石に吸着保持される。
これにより、アイドラギヤ204およびテンションプーリ215は、解放位置に設定され、プルアウトローラ65および中間ローラ66の回転が、プルアウトモータ126、すなわち、DCモータ201に伝達されないようになる。したがって、ユーザが、シート詰まりを起こした原稿Mを、引き抜く際にプルアウトローラ65および中間ローラ66が連れ回されても、その回転が、プルアウトモータ126、すなわち、DCモータ201に伝達されることがない。
コントローラ100は、引き続き、分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83のいずれかが信号を出力し続けているか否かを判定する(ST4)。コントローラ100は、突当センサ84および読取入口センサ86から信号され続けている場合(ST4:YES)、無通電で待機する。
シート詰まりを発生した原稿Mが取り除かれると、突当センサ84および読取入口センサ86から信号が出力されなくなる。コントローラ100は、突当センサ84および読取入口センサ86から信号を出力されなくなる(ST4:NO)と、プルアウト部Bからターン部Cにかけての原稿Mの滞留が解消されたと判断する。
そして、コントローラ100は、プルアウトローラ65および中間ローラ66に対応するキープソレノイド216に瞬間的に通電して、図6(a)、図7(a)に示すように、ロッド218がケーシング217から押し出されるようにし(ST5)、無通電で待機する(ST6)。このとき、キープソレノイド216のプランジャは、ケーシング217の他端側の永久磁石に吸着保持される。
これにより、アイドラギヤ204およびテンションプーリ215は、回転力伝達位置に設定され、プルアウトモータ126、すなわち、DCモータ201の回転力が、プルアウトローラ65および中間ローラ66に伝達されるようになる。この後、シート搬送装置の作動は、メインルーチンに戻る。
なお、DCモータ201である給紙モータ122、プルアウトモータ126、読取入口モータ127、読取モータ123および排紙モータ124が作動した後、分離センサ91、突当センサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83のいずれもが信号を出力していないと(ST1:NO)、シート搬送装置の作動は、ST6に進む。
このように、キープソレノイド216に瞬間的に通電することによって、駆動用回転体であるアイドラギヤ204およびテンションプーリ215を、回転力伝達位置、あるいは解放位置に設定するので、シート詰まりを解消するときに必要な電力量を少なくすることができる。
また、本発明のシート搬送装置は、記録紙の給紙装置にも適用することができる。
1 複写機(画像形成装置)
2 ADF(シート搬送装置)
61 ピックアップローラ(シート搬送用回転体)
62 給紙ベルト(シート搬送用回転体)
62a、62b ドラム(シート搬送用回転体)
63 リバースローラ(シート搬送用回転体)
65 プルアウトローラ(シート搬送用回転体)
66 中間ローラ(シート搬送用回転体)
67 読取入口ローラ(シート搬送用回転体)
68 第1読取ローラ(シート搬送用回転体)
69 第1読取出口ローラ(シート搬送用回転体)
70 第2読取ローラ(シート搬送用回転体)
71 第2読取出口ローラ(シート搬送用回転体)
72 排紙ローラ(シート搬送用回転体)
81 レジストセンサ(シート検出手段)
83 排紙センサ(シート検出手段)
84 突当センサ(シート検出手段)
86 読取入口センサ(シート検出手段)
91 分離センサ(シート検出手段)
100 コントローラ(制御手段)
122 給紙モータ(駆動源)
123 読取モータ(駆動源)
124 排紙モータ(駆動源)
126 プルアウトモータ(駆動源)
127 読取入口モータ(駆動源)
201 DCモータ(駆動源)
202 駆動ギヤ(回転力伝達手段)
203 出力ギヤ(回転力伝達手段)
204 アイドラギヤ(駆動用回転体)
212 駆動プーリ(回転力伝達手段)
213 出力プーリ(回転力伝達手段)
214 タイミングベルト(回転力伝達手段)
215 テンションプーリ(駆動用回転体)
216 キープソレノイド
特開平02−169443号公報

Claims (7)

  1. シートを搬送経路に向けて送り出す給送手段と、
    前記送給手段が送り出した前記シートを、前記搬送経路に配置したシート搬送用回転体により搬送する搬送手段と、
    回転力を発生する駆動源と、
    前記駆動源の回転力を、駆動用回転体を介して前記シート搬送用回転体に伝達する回転力伝達手段と、
    前記搬送経路において、前記シートが滞留しているか否かを検出するシート検出手段と、
    双方向に作動して双方向で自己保持可能なソレノイドと、
    駆動源の運転状態およびシート検出手段からの信号に基づいて、前記ソレノイドを作動させる制御手段とを備え、
    前記駆動用回転体は、前記駆動源の回転力を前記シート搬送用回転体に伝達する回転力伝達位置と、前記シート搬送用回転体の回転を前記駆動源に伝達しない解放位置との間を移動し得るように構成され、
    前記ソレノイドは、一方向側に作動する際に、前記駆動用回転体を回転力伝達位置から解放位置へ移動させ、かつ他方向側に作動する際に、前記駆動用回転体を解放位置から回転力伝達位置へ移動させるよう構成され、
    前記制御手段は、駆動源が作動した後、前記シート検出手段が前記信号を出力し続けた場合に、前記ソレノイドを一方向側へ作動させるよう構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記シート検出手段が前記信号を出力しなくなった場合に、前記ソレノイドを他方向側へ作動させるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記給送手段は、複数のシートを積み重ねたシート束から、前記シートを1枚ずつ前記搬送経路に向けて送り出すよう構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送手段は、前記シート搬送用回転体を複数有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記シート検出手段は、前記シート搬送用回転体の間に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 所定数の前記シート搬送用回転体は、前記駆動源および前記回転力伝達手段を共用するよう構成されている請求項4または請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート搬送装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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JP2018011403A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 コニカミノルタ株式会社 永久磁石同期電動機の制御装置、画像形成装置、および制御方法

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