JP4953883B2 - 用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置の外部に設けられる用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置には、画像形成装置の外部に設けられたトレイに用紙を積載して順次搬送する用紙搬送装置を備えたものがある。この用紙搬送装置としては、例えば、シート状の原稿を露光するために順次原稿載置台へ送り込み、露光終了後に原稿載置台上から排出するような原稿搬送装置や、シート状の用紙を画像形成装置の側面から画像形成するために順次画像形成部へ送り込む手差し給紙装置などがある。
用紙搬送装置は、様々なサイズの用紙を搬送することができるように設計されており、そのためには、載置された用紙のサイズを検知することが必要となり、これには様々な手法が提案されている。
例えば特許文献1には、原稿の後端位置を検知する後端検知センサの位置の原稿トレイに凹凸面を設けることにより、原稿トレイに載置される原稿を、原稿の長手方向の中央部を略線対称に湾曲させ、原稿が数枚の場合でも確実に原稿の後端位置を検知する自動原稿送り装置が開示されている。
また例えば特許文献2の原稿送り装置は、原稿を載置するトレイと、トレイに載置された原稿を画像読取装置に送る搬送手段と、画像読取装置における原稿の画像読み取り動作以前に原稿のサイズを検知するフラグとセンサとからなる原稿サイズ検知手段とを備えている。そして、トレイ上に載置された原稿を、原稿サイズ検知手段が検知する範囲内に規制するため、すなわちトレイ上に原稿を押しつけるために、空気圧によって原稿をトレイ上に吸引するファンとダクトからなる原稿吸引手段を設けている。
また例えば特許文献3の画像処理装置は、原稿セットテーブルに設けられた第1原稿長さセンサ、および、第2原稿長さセンサにより、原稿搬送方向の長さが判定される。原稿サイズが判定された後、原稿は、ピックアップローラが回転することにより、原稿束の最上位の原稿が、給紙ベルト、分離ローラなどの分離部方向へ搬送され、そして、レジストローラへ搬送される。レジストローラを過ぎた原稿は、サイズセンサ群により搬送方向と直交する方向の幅が検知される。ここで検知された幅信号と、第1原稿長さセンサおよび第2原稿長さセンサにより検知された長さ信号との組み合わせによって正確な原稿サイズが確定される。
特開平8−290835号公報 特開平8−301457号公報 特開2004−80067号公報
しかしながら、特許文献1によれば、折れ曲がった原稿がセットされた場合は、後端検知センサが確実に押されないという問題がある。また特許文献2によれば、原稿吸引手段となる装置が必要であるため、構造が複雑でコストアップに繋がるという問題がある。また特許文献3によれば、原稿長さセンサとして反射型センサを用いているため、トレイの上方に蛍光灯などがあった場合、センサが外乱光により誤検知するおそれがある。
反射型センサを用いる場合の誤検知対策としては、例えば、外乱光の影響を受けない場所に装置を移動する対策が考えられる。しかし、これでは装置の設置場所に制約を受け使い勝手が悪い。また例えば、外乱光を遮断したり、消灯したりする対策が考えられる。しかし、これでは装置の周囲が暗くなり、作業環境が悪化する。また例えば、センサの感度を下げることが考えられる。しかし、これではセンサの検知距離が短くなり、検知不良が発生する。よって、反射型センサを用いる場合は、上記の問題点を解決する必要がある。
本発明は、用紙サイズ検知用の反射型センサの感度を下げることなく外乱光による誤検知を回避できる用紙搬送装置を提供することを目的とする。また、その用紙搬送装置を備えた画像形成装置を提供することも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、シート状の用紙が積載される給紙トレイと、該給紙トレイ上に積載された用紙を搬送経路に沿って順次搬送する搬送手段と、前記給紙トレイに載置された用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段とを備えた用紙搬送装置において、前記用紙サイズ検知手段は、用紙からの反射光を検知する光検知センサと、該センサを変位可能に支持する支持機構とを有することを特徴とする。この構成によると、支持機構が動くことによりセンサの向きが変わる。
上記の用紙搬送装置において、前記支持機構は、前記センサを変位させる回動手段を備える構成とすれば、センサを所望の方向に回動させることができる。
また上記の用紙搬送装置において、前記給紙トレイに用紙が所定位置に載置されていることを検知する用紙セット検知手段と、該用紙セット検知手段が用紙を検知していない状態で前記用紙サイズ検知手段が光を検知した場合に誤検知を報知する報知手段とを備えることが望ましい。この構成によると、外乱光によって用紙サイズ検知センサが誤検知した場合にセンサの向きを変えるように促すことができる。
また上記の用紙搬送装置において、前記支持機構を駆動する駆動手段を備えれば、センサを自動で変位させることができる。
上記の駆動手段に加え、前記給紙トレイに用紙が載置されていることを検知する用紙セット検知手段と、該用紙セット検知手段が用紙を検知していない状態で前記用紙サイズ検知手段が検知した場合に前記駆動手段を駆動させる制御部とを備えれば、用紙サイズ検知センサが誤検知した場合に自動でセンサの向きを変えることができる。
また本発明の画像形成装置は上記の用紙搬送装置を備えたことを特徴とするものである。また本発明は、上記の用紙搬送装置を原稿を搬送する原稿搬送装置とすることを特徴とする。
本発明によれば、用紙サイズ検知手段を変位可能とすることにより、外乱光によってセンサが誤検知した場合でも、センサを変位させて外乱光を避けることができるので、外乱光の影響を受けない場所に装置を移動させたり、外乱光を遮断したり、上方の蛍光灯を消灯したり、センサの感度を下げたりする必要がない。したがって、それらの方法によって生じる問題もなく、使い勝手が向上する。
図1は、画像形成装置の内部構成を示す正面図である。画像形成装置200は、いわゆる胴内排出型のデジタル複写機であって、大きくは、本体ハウジング20と、その上部に配設された上ハウジング21とからなる。この上ハウジング21には、原稿の画像を電気信号として読み取るための後述する各種機構が設けられ、他方、本体ハウジング20には、読み取った原稿画像の電気信号に基づいて用紙に画像を転写するための後述する各種機構が設けられる。
本実施形態では、本体ハウジング20は、下ハウジング20aと、その上方で左側部に沿って位置し上ハウジング21に連結される連結ハウジング20bとから構成され、下ハウジング20aには、用紙の給紙部や、用紙上にトナー画像を形成する画像形成部や、用紙上のトナー画像を定着するための定着部等が設けられ、他方、連結ハウジング20bには、定着後の用紙を搬送して排出するための用紙排出部が設けられている。また、上ハウジング21の直下における連結ハウジング20bの右側方には、右側面及び正面に向けて大きく開放された胴内排紙空間22が形成されており、この胴内排紙空間22には、連結ハウジング20bの右側面から水平方向に排出される用紙を受け取って積載するための用紙排出トレイ23が設けられている。
上ハウジング21の上面には、透明なガラス板からなる原稿載置台25や、正面側に表出した操作パネル(不図示)が配設されている。更に、上ハウジング21の上方には、原稿載置台25における画像読取位置Rに原稿を搬送するための原稿搬送装置27を搭載した原稿押さえ28が、上ハウジング21の背面に固定のヒンジ部(不図示)によって開閉自在に支持されている。つまり原稿押さえ28は、原稿載置台25に対して閉じて原稿の読取動作がなされる閉状態と、原稿載置台25に対して開いた開状態とを採り得る。
原稿搬送装置27は、大きくは、供給される原稿を整合して積載する原稿ガイド29aを備えた原稿給紙トレイ29と、原稿載置台25における画像読取位置Rの上方に位置し原稿給紙トレイ29が突設された原稿カバー30と、この原稿カバー30の側方で原稿押さえ28の上面の一部に形成された原稿排出トレイ31とからなり、原稿給紙トレイ29から原稿カバー30内を経て原稿排出トレイ31に至る原稿搬送路dが形成されている。
原稿カバー30内には、原稿搬送路dに沿って上流側から順に、ピックアップローラ32、搬送ローラ対33、レジストローラ対34、及び排出ローラ対35から成る原稿搬送手段が設けられている。これらのうちで搬送ローラ対33は、給送ローラ33aと分離ローラ33bとから構成されていて、分離ローラ33bは回転負荷が所定トルクを下回る場合のみ駆動ローラ33aと逆方向に回転し、回転負荷が所定トルクを上回る場合には駆動ローラ33aと従動回転するようになっている。
レジストローラ対34と排出ローラ対35の間には、原稿載置台25における画像読取位置Rに対向して表出したシェーディング補正用の白基準板36と、白基準板36の背後にあって白基準板36を画像読取位置Rに向けて押圧するための原稿押圧部36aとが設けられている。なお、原稿搬送路dは搬送ローラ対33から画像読取位置Rに至る間において搬送されてきた原稿が反転するように湾曲している。
また、原稿搬送路dには、原稿の存在やサイズを検知するための複数のセンサが適所に設けられている。例えば、原稿給紙トレイ29の上面には用紙サイズ検知手段S1が、搬送ローラ対33の下流側には給紙検知手段S2が、排出ローラ対35の下流側には排出検知手段S3が、原稿給紙トレイ29の下流側先端付近には原稿給紙トレイ29の所定位置に原稿が載置されていることを検知する用紙セット検知手段(不図示)が、それぞれ設けられている。これら検知手段としては、例えば反射型の赤外線センサを用いることができる。
また、原稿給紙トレイ29の原稿ガイド29aとの接触面には、原稿ガイド29a下面に設けられた金属板(不図示)と接触する複数の回路(不図示)が設けられており、原稿ガイド29aの位置によって金属板が何れかの回路に接触するようになっている。これにより原稿ガイド29a、29a間の原稿サイズ、つまり搬送方向に直交する方向の原稿サイズが検知される。これで検知された結果と上記の用紙サイズ検知手段S1での検知結果とから原稿のサイズを算出できる。
例えば、A4サイズとA3サイズの原稿を検出する場合について説明する。A4サイズの原稿をその短辺方向が搬送方向となるように原稿給紙トレイ29に載置した場合は、用紙サイズ検知手段S1には届かないので用紙サイズ検知手段S1では検出されない。そしてその検知結果と原稿ガイド29aの位置によってA4サイズの原稿であると算出される。一方、A3サイズの原稿をその長辺方向が搬送方向となるように原稿給紙トレイ29に載置した場合は、原稿ガイド29aの位置は上記A4サイズの場合と同じであるが、用紙サイズ検知手段S1に届いて用紙サイズ検知手段S1で検出される。したがって、A4サイズと区別でき、A3サイズの原稿であると算出される。
ここで、本実施形態の画像形成装置200は、原稿押さえ28を閉じたままで原稿搬送装置27よって原稿を自動的に搬送して読み取るシートスルー方式と、読み取る毎に原稿押さえ28を開閉して原稿載置台25上の原稿を1枚ずつ取り替える原稿固定方式との2種類の読み取り方式が可能である。なお、前者のシートスルー方式では、上ハウジング21に設けられている光学系が走査移動することなく所定位置に保持されたまま原稿の読取動作が行われ、他方、後者の原稿固定方式では、その光学系が走査移動しながら読取動作が行われる。
次に、シートスルー方式の原稿搬送部27による原稿搬送動作について説明する。シートスルー方式の原稿搬送動作においては、まず、原稿給紙トレイ29に画像面を上向きにセットされた複数枚の原稿は、原稿ガイド29aが取り付けられたリフト板37がリフト機構(不図示)により持ち上げられることによって、ピックアップローラ32に押しつけられる。ここで操作パネルのコピー開始ボタンがオンされると、1次給紙駆動手段(不図示)により、ピックアップローラ32及び搬送ローラ対33が回転駆動される。
原稿給紙トレイ29にセットされた原稿は、ピックアップローラ32によって通常上段の複数枚が搬送ローラ対33に送られる。搬送ローラ対33に送られた複数枚の原稿は、分離ローラ33bにより最上の1枚のみが分離されてレジストローラ対34に向けて搬送される。その際、その原稿の先端が給紙検知手段S2によって検出されてから所定の距離だけその原稿が搬送された後、1次給紙駆動手段の作動停止によって搬送ローラ対33の駆動ローラ33a及びピックアップローラ32の回転駆動が停止され1次給紙が終了する。その1次給紙の原稿は、その先端がレジストローラ対34のニップ部に押圧され、且つその先端部に撓みが形成された状態で停止させられる。
1次給紙が終了してから所定時間経過後、2次給紙が開始される。つまり、2次給紙駆動手段(不図示)の作動により、レジストローラ対34が回転駆動される。原稿は、レジストローラ対34により、画像読取位置Rを経て排出ローラ対35に向けて搬送された後、最終的には排出ローラ対35によって原稿排紙トレイ31上に排出される。その際、排出検知手段S3により原稿の後端通過を検知したことによって、原稿1枚の画像読み取りの完了を検出するようになっている。
ここで排出検知手段S3は、原稿の給紙搬送完了毎に原稿枚数を計数するカウント機能を有しており、用紙サイズ検知手段S1が後続の原稿を検知していれば、2枚目以降の原稿搬送が上記と同様に続行される。なお、原稿は、画像読取位置Rを通過する際に、白基準板36と原稿押圧部36aによって原稿載置台25に向けて軽く押圧されながら搬送され、その原稿の画像が画像読取位置Rを通じて読み取られるようになっている。
続いて、原稿の画像を電気信号として読み取るために、上ハウジング21内に設けられた画像読取部の構成について説明する。上ハウジング21内には、原稿の画像面に向けて光を照射する光源であるランプ1と、このランプ1からの光を効率よく原稿の画像面に与えるための反射板2と、原稿反射光を直接に受けて反射させる第1ミラー3と、この第1ミラー3からの反射光を受けて反射させる第2ミラー4と、この第2ミラー4からの反射光を受けて反射させる第3ミラー5と、この第3ミラー5からの反射光を導入して集光するレンズ群(不図示)を保持した鏡胴6と、この鏡胴6のレンズ群で集光された原稿反射光を受けて電気信号に変換する光電変換モジュール(例えばライン型のCCD)7とがベースプレート10上に配設されている。なお、原稿反射光の光路を一点鎖線で示す。
ここで、ランプ1、反射板2及び第1ミラー3は第1キャリッジ8上に一体的に固定され、また、第2ミラー4及び第3ミラー5は第2キャリッジ9上に一体的に固定されており、これらの第1キャリッジ8と第2キャリッジ9は、相互に独立しているが連携して往復移動可能になっている。つまり、上記のシートスルー方式で原稿画像の読取動作が行われる際は、第1キャリッジ8が画像読取位置Rの直下に移動して保持されるとともに、第2キャリッジ9が所定位置に保持され、他方、原稿固定方式の際は、第1キャリッジ8と第2キャリッジ9は相互に原稿反射光の光路長を一定に維持しながら往復移動(走査移動)する。
このような構成のもと、ランプ1から照射されて原稿の画像面で反射した原稿反射光は、第1ミラー3〜第3ミラー5で反射して鏡胴6内のレンズ群に導入され、レンズ群で集光されて光電変換モジュール7の光電変換素子上に結像する。そして、この光電変換モジュール7で光電変換処理がなされ、原稿画像は電気信号として読み取られる。
続いて、読み取った原稿画像の電気信号に基づいてシートに画像を転写するために、本体ハウジング20内に設けられた各種機構の構成について、説明する。まず、シートの給紙部について述べる。下ハウジング20aの下部には、種々サイズのシート(主として用紙)を収納し、正面から出し入れ可能な給紙カセット40が配設されていて、この給紙カセット40に収納されているシートPは、繰り出しコロ40aにより1枚ずつ送り出される。また、下ハウジング20aの下部における左側面には、必要に応じて引き倒される開閉可能な手差しトレイ41が設けられていて、この手差しトレイ41にセットされているシート(用紙やOHPシート)P′は、繰り出しコロ41aにより1枚ずつ送り出される。
次に、シート上にトナー画像を形成する画像形成部、及びシート上のトナー画像を定着するための定着部について述べる。下ハウジング20a内における給紙カセット40の上方には、主たる画像形成部を構成する感光体ドラム42をはじめ、この感光体ドラム42の周囲に、帯電装置43、レーザ露光ユニット44、現像装置45、転写ローラ46、及びクリーニング装置47が配設されている。また、下ハウジング20a内における転写ローラ46の上方であって連結ハウジング20bの直下には、主たる定着部を構成する定着装置48が配設されている。
感光体ドラム42は、正帯電性のアモルファスシリコン製であって、駆動時には所定の周速度で図1中時計回りに回転する。感光体ドラム42の表面は、高電圧が印加された帯電装置43から発生したコロナ放電によって一様に帯電された後、上述した光電変換モジュール7からの原稿画像の電気信号に基づくレーザ露光ユニット44からのビーム光の照射によって、所定の明電位と暗電位の部分からなる静電潜像が形成される。
更に、感光体ドラム42の回転によって、静電潜像は現像位置にまで回転移動する。現像装置45の構成要素である現像ローラ45aは、ステンレス製で内部に固定磁石を有しており、感光体ドラム42と所定の間隙をもって回転自在に支持され、駆動時には感光体ドラム42と同一方向に所定の周速度で回転する。現像装置45内には、体積平均粒径9μm(コールターカウンターでの計測によるメジアン径)の正帯電の磁性トナーが充填されており、磁性ブレード(不図示)によって現像ローラ45aの表面にトナー薄層が形成される。また、現像ローラ45aには、所定の現像バイアス電圧が印加されている。現像領域に達したトナーは、その現像バイアス電圧により現像ローラ45aの表面から飛翔して感光体ドラム42の表面の静電潜像に吸着し、トナー像が形成(現像)される。
ここで、給紙カセット40(又は手差しトレイ41)から1枚ずつ繰り出されてレジストローラ対49に到達したシートP(又はP′)は、感光体ドラム42上のトナー像が転写ローラ46に接近するのに同期して、レジストローラ対49で搬送タイミングが調整されながら上方に向けて送り出され、搬送路T1を通じて感光体ドラム42と転写ローラ46との間に搬送される。そして、そのシートPの先端とトナー像の先端が一致して転写ローラ46を通過することにより、トナー像中のトナーのほとんどがシートP上に転写される。
シートP上に転写されずに感光体ドラム42の表面に残留したトナーは、クリーニング装置47によって感光体ドラム42から除去される。一方、トナー像が転写されたシートPは定着装置48へ送られる。定着装置48は、熱ローラ48a及び加圧ローラ48bからなる定着ローラ対を有していて、この定着ローラ対によって互いのニップを通過するシートP上のトナー顕像を加熱・加圧して定着させ、これによりシートPには定着された転写画像が形成される。
定着装置48を通過したシートPは、そのまま垂直上方に向く垂直搬送路T2に沿って連結ハウジング20b内に搬送される。この連結ハウジング20b内には、垂直搬送路T2に連結された搬送ローラ対50、用紙排出トレイ23にシートPを排出するための排出ローラ対51が配設されている。搬送ローラ対50から送り出されシートPは、搬送路T3を通って排出ローラ対51に達し、排出ローラ対51から用紙排出トレイ23へ排出される。用紙排出トレイ23は、排出方向に上り勾配となるように設計されており、用紙積載面23a上に排出されたシートPは傾斜により滑り落ちて後壁部23bにより後端部を整合される。
また本発明では、用紙サイズ検知手段S1の感度を下げることなく外乱光による誤検知を回避する構成となっている。以下、その構成について説明する。図2は、原稿搬送装置27の斜視図であり、図3は、原稿給紙トレイ29の上面側の斜視図、図4は、原稿給紙トレイ29の下面側の斜視図、図5は、用紙サイズ検知手段S1及び駆動手段の上面側の斜視図、図6は、用紙サイズ検知手段S1及び駆動手段の側面側の斜視図である。
図2、図3に示すように、原稿給紙トレイ29の中央よりも後端寄りに原稿給紙トレイ29を貫通する第1窓29b及び第2窓29cが形成されており、第1窓29bからは後述するセンサが臨み、第2窓29cからは後述するダイヤルの一部が突出している。
用紙サイズ検知手段S1は、図2〜図6に示すように、用紙からの反射光を検知する光検知センサ60と、センサ60を変位可能(図では回動自在)に支持する支持機構61とから構成される。そして、支持機構61は駆動手段62によって駆動される。センサ60は、具体的には、受光部と発光部を備え、発光部から出た光の反射光を受光部で検知する光検知センサであり、例えば反射型の赤外線センサを用いることができる。
支持機構61は、センサ60を収容する収容箱61aと、収容箱61aの外面に一体成形された支持軸61b、61bと、収容箱61aに固定されたダイヤル61cと、ダイヤル61cから突出した突出部61dと、突出部61dに遊嵌する接続部材61eと、接続部材61eの軸となる回転軸61fと、回転軸61fに固定されたギヤ61gとからなる回動手段を備えている。また、駆動手段62は、モータ62aと、モータ62aの軸に固定され、ギヤ61gに噛合するギヤ62bとから構成される。
収容箱61aは、直方体の2面が取り除かれた4面で構成された樹脂製の箱状部材であり、対向する2面の外側には円柱状の支持軸61b、61bがそれぞれ一体成形されている。この支持軸61b、61bは原稿給紙トレイ29の裏面の軸受(不図示)にそれぞれ嵌め込まれ、軸周りに回転可能に支持される。
ダイヤル61cは、外周に複数の切り込みを設けた樹脂製の円盤であって、収容箱61aの内側に支持軸61bと同軸に固定され、収容箱61aの上面からはみ出して配設される。そしてダイヤル61cの一部は第2窓29cから突出し、ユーザによって回転操作されるようになっている。また、突出部61dは、ダイヤル61cの側面から突出した樹脂製の棒状部材であり、ダイヤル61cと一体成形することが望ましい。
接続部材61eは、一端にコ字型の切り欠き部を有し、他端に回転軸61fに圧入される貫通穴を有した樹脂製の部材である。そして、切り欠き部が突出部61dに遊嵌するように配設される。これにより、接続部材61eが回転することによって突出部61dが動かされダイヤル61cが回動する。ここで、ダイヤル61cは収容箱61aに固定されているので収容箱61aが回動することになる。
回転軸61fは、樹脂製又は金属製の棒状部材であって、先端にはギヤ61gが固定されており、ギヤ61gの回転、つまりモータ62aの駆動によって回転する。
このような構成においてセンサ60を回動させるには、モータ62aで自動回転させる方法とダイヤル61cを操作することにより手動回転させる方法とがある。まず、自動回転させる場合は、モータ62aに所定パルスを与え、所定量だけ回転させることにより、ギヤ62b、ギヤ61g、回転軸61f、接続部材61e、ダイヤル61c、収容箱61aが連動して所定量だけ回転する。一方、手動回転させる場合は、ユーザが自らダイヤル61cを所望の方向へ所定量だけ回転させることにより、収容箱61aが連動して所望の方向へ所定量だけ回転する。このとき、モータは空転するので特に問題はない。
なお、モータ62aの駆動によるセンサ60の回転可能範囲は、例えば、原稿給紙トレイ29の原稿載置面の法線に対して±30°とすることができる。この程度回転できれば十分に外乱光を避けることができる。
なお、センサ60を手動のみで回転可能な仕様とする場合は、駆動手段62、ギヤ61g、回転軸61f、接続部材61e、突出部61dは不要であり、簡単で低コストな構成となる。この場合、±30°等の範囲を逸脱しないように、回転規制するためのストッパを設けることが望ましい。
続いて、外乱光によるセンサ60の誤検知を回避するための制御について説明する。通常、用紙セット検知手段が原稿を検知したとき、例えば上述したようにA4サイズの原稿であれば用紙サイズ検知手段S1(センサ60)は検知せず、A3サイズの原稿であれば用紙サイズ検知手段S1(センサ60)が検知するので、それらの検知結果から原稿サイズを算出する。一方、用紙セット検知手段が原稿を検知していない状態、つまり原稿が原稿給紙トレイ29に載置されていない状態で、用紙サイズ検知手段S1(センサ60)が検知した場合、制御部(不図示)はセンサ60の検知を外乱光による誤検知と判断する。
制御部がセンサ60の検知を誤検知と判断した場合、解決するための2つの制御方法がある。1つは、モータ62aを所定量回転させることによりセンサ60を所定量回転させ、外乱光を避ける方法である。もう1つは、ユーザに対して誤検知を報知し、手動でセンサ60を回転させることを促す方法である。報知するための報知手段としては、スピーカ(不図示)や操作パネルを用いることができる。スピーカを用いる場合は、警告音や音声で知らせることができ、操作パネルを用いる場合は、誤検知したメッセージを表示させて知らせることができる。
自動でセンサ60を回転させる場合は、誤検知しなくなるまで少しずつ何段階かで回転(例えば5°ずつ)させるようにしてもよい。一方、手動でセンサ60を回転させる場合は、誤検知しなくなるまで所定時間(例えば1秒)ごとに検知動作を繰り返すようにしてもよい。そして、誤検知しなくなるまでは印刷を開始できないように制御する。
このように、用紙サイズ検知手段S1(センサ60)を回動自在とすることにより、外乱光によってセンサ60が誤検知した場合でも、センサ60を回動させて外乱光を避けることができるので、外乱光の影響を受けない場所に装置を移動させたり、外乱光を遮断したり、上方の蛍光灯を消灯したり、センサ60の感度を下げたりする必要がない。したがって、それらの方法によって生じる問題もない、使い勝手の良い画像形成装置であるといえる。
なお、上記の実施形態では、用紙サイズ検知手段を備えた用紙搬送装置として原稿搬送装置27を例に説明したが、シート状の用紙を画像形成装置の側面から画像形成するために順次画像形成部へ送り込む手差し給紙装置にも適用することができる。
また、上記の実施形態では、回転軸61f回りに回転させる構成としたが、軸方向に傾けてセンサ60の角度を変えるようにしてもよい。
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の画像形成装置やそれらの複合機に利用することができる。
画像形成装置の内部構成を示す正面図である。 原稿搬送装置の斜視図である。 原稿給紙トレイの上面側の斜視図である。 原稿給紙トレイの下面側の斜視図である。 用紙サイズ検知手段及び駆動手段の上面側の斜視図である。 用紙サイズ検知手段及び駆動手段の側面側の斜視図である。
符号の説明
29 原稿給紙トレイ(給紙トレイ)
60 センサ
61 支持機構
62 駆動手段
200 画像形成装置
S1 用紙サイズ検知手段

Claims (7)

  1. シート状の用紙が積載される給紙トレイと、該給紙トレイ上に積載された用紙を搬送経路に沿って順次搬送する搬送手段と、前記給紙トレイに載置された用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段とを備えた用紙搬送装置において、
    前記用紙サイズ検知手段は、用紙からの反射光を検知する光検知センサと、該センサを変位可能に支持する支持機構とを有し、
    前記給紙トレイに用紙が所定位置に載置されていることを検知する用紙セット検知手段と、該用紙セット検知手段が用紙を検知していない状態で前記用紙サイズ検知手段が光を検知した場合に誤検知と判断する制御部とを備え、
    前記制御部が前記誤検知と判断した場合、前記用紙サイズ検知手段による検知動作を繰り返すことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記支持機構は、前記センサを変位させる回動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 記誤検知を報知する報知手段を備えたことを特徴とすることを特徴とする請求項1又2記載の用紙搬送装置。
  4. 前記支持機構を駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1又2記載の用紙搬送装置。
  5. 前記制御部が前記誤検知と判断した場合、前記駆動手段を駆動させることを特徴とする請求項4記載の用紙搬送装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の用紙搬送装置を備えた画像形成装置。
  7. 請求項1〜5の何れかに記載の用紙搬送装置を、原稿を搬送する原稿搬送装置とすることを特徴とする原稿搬送装置。
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