JP2014030802A - ミキサー - Google Patents

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Abstract


【課題】複数種類の粘性材料を均一に撹拌・混合・混練・練成する。
【解決手段】粘性材料を右螺旋・左螺旋の突起5、9・溝に沿って分流・合流して均一に混合・練成する。棒状部2表面の右螺旋突起部エリア4には5枚の右螺旋突起部5…が突設され、螺旋の逆向きの左螺旋突起部エリア8には5枚の左螺旋突起部9…が突設され、これら右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8とが二段ずつ三列棒状部2の長手方向に沿って形成される。これにより、押し出されてきた粘性材料が右旋回及び左旋回で分流・合流されて、均一に撹拌・混合・混練・練成される。右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8との間には、何も形成されていない周回空隙エリア7が形成され、移動かつ送り込まれてきた粘性材料が合流したり分流したりして、より確実かつ均一に撹拌・混合・混練・練成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ミキサーに関し、特に複数種類の粘性材料を混合するミキサーに関し、例えば色の異なる樹脂材料、光透過性の異なる樹脂材料、化学組成の異なる樹脂材料などを混合するミキサー(スタティックミキサーを含む)に関する。
従来、このようなミキサーとしては、筒内の棒の周面に沿って長い螺旋状の凸条を形成して、この螺旋状の凸条で筒内の材料を撹拌・混合するなどである。
特開平8−206480号 特開平8−103643号公報
このような螺旋状の凸条は長いため、右螺旋または左螺旋のいずれかの一方向の撹拌しかできず、均一に撹拌・混合・混練・練成できなかった。また、右螺旋と左螺旋とが交互に存在するものもあるが、螺旋状の凸条が長く、均一に撹拌・混合・混練・練成できなかった。
上記目的を達成するために、本発明では、 上記右螺旋突起部及び左螺旋突起部は、同形同大で互いに対称な形であり、上記棒状部の周回に対する右螺旋突起部及び左螺旋突起部の占有角度は、45度乃至90度であり、 上記複数の右螺旋突起部のみが、上記棒状部の周回に沿って突設されている右螺旋突起部エリアと、上記複数の左螺旋突起部のみが、上記棒状部の周回に沿って突設されている左螺旋突起部エリアとであって、これら右螺旋突起部エリアの数と左螺旋突起部エリアの数は同じであり、これら右螺旋突起部エリアと左螺旋突起部エリアとの間には、上記棒状部の周回に沿って/わたって形成された、何も突設されていない空隙エリアを備えた。
これにより、右螺旋突起部及び左螺旋突起部の占有角度は45度乃至90度と短いため、均一に撹拌・混合・混練・練成できる。また、右螺旋突起部エリアと左螺旋突起部エリアとの間には空隙エリアがあるので、送り込まれてきた粘性材料が合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成できる。
(1)ミキサー
図1はミキサーを示す。押し出し機(射出機)33からは、粘性材料例えば粒状または粉状の樹脂材料が溶融されて加圧して押し出され、混合筒1(筒)内に加圧されて送り込まれ、混合筒1内のヒーター(図示せず)によって溶融状態で保持・保熱され、棒状部2の右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…によって撹拌・混合され、金型32に送り込まれ、樹脂製品が成型・生産される。
このミキサーは押出成型機または射出成型機等に用いられ、このミキサーの円筒状の混合筒1(筒)の中では送り込まれてきた粘性材料、例えば樹脂材料が撹拌・混合される。この混合筒1は金属製で、周囲にはヒーターは取り付けられ、混合筒1内の樹脂材料が溶融状態で保持・保熱される。
この混合筒1の中心を貫くように、混合筒1内に棒状部2が支持されている。この棒状部2は、直線状かつ長尺状でほぼ円柱状で、表面が円筒面に沿った平坦で凹凸のあまりない穴の無い形状をしている。これにより、撹拌・混合する樹脂材料の滞留がなくなり、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
この棒状部2及び上記混合筒1は、金属製、例えば、銅、鉄、アルミ、亜鉛、すず、クロムまたはこれらの合金などからなっており、場合によって表面にメッキ処理などがなされ、例えばPRE−harden(耐熱ダイス鋼、例:DH2F、SKD61相当)、時効硬化処理/可溶化処理素材(SUS630、RHe45)である。
この図1では、棒状部2と上記混合筒1との間には隙間があるようにみえるが、図5に示すように、後述する右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の上面・外面は混合筒1の内面に隙間無く当接している。そして、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…は、同形同大同高であり螺旋方向のみ異なっている。
したがって、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の間は、「溝」を形成し、これらの溝は螺旋方向に沿って右螺旋・左螺旋して交差しており、押し出されてくる樹脂材料が分流・合流されて、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
この棒状部2の基端は、円錐状に尖って突出して突出部3が形成されており、この突出部3から、上記溶融前の溶融された粘性を帯びた樹脂材料が送り込まれてくる。この棒状部2は円筒状で、中心にヒーターが入っていてもよい。
この突出部3の隣の棒状部2は円柱状になっており、この突出部3の隣には、右螺旋突起部エリア4が形成されている。この右螺旋突起部エリア4には、棒状部2の周回に沿って右螺旋突起部5…が5枚等間隔・当角度に突設されている。
この右螺旋突起部5…は、板状・塀状であり、上記棒状部2の長手方向に対して斜め方向に延び、かつ棒状部2の周囲を右螺旋方向に沿って延びている。この右螺旋突起部5…の下側には空洞はなく、撹拌・混合する樹脂材料の滞留がなくなり、均一に撹拌・混合・混練・練成される。なお、場合によって空洞があってもよい。
この右螺旋突起部エリア4の隣には、周回空隙エリア6を挟んで、同じ右螺旋突起部エリア4が形成され、さらに周回空隙エリア7を挟んで、左螺旋突起部エリア8が形成されている。この左螺旋突起部エリア8には、棒状部2の周回に沿って左螺旋突起部9…が5枚等間隔・当角度に突設されている。
この左螺旋突起部9…は、板状・塀状であり、上記棒状部2の長手方向に対して斜め方向に延び、かつ棒状部2の周囲を左螺旋方向に沿って延びている。この左螺旋突起部9…の下側には空洞はなく、撹拌・混合する樹脂材料の滞留がなくなり、均一に撹拌・混合・混練・練成される。なお、場合によって空洞があってもよい。
この左螺旋突起部エリア8の隣には、周回空隙エリア10を挟んで、同じ左螺旋突起部エリア8が形成され、さらに周回空隙エリア7を挟んで、右螺旋突起部エリア4が形成されている。 このような右螺旋突起部エリア4及び左螺旋突起部エリア8は、二段ずつ隣り合い、この二段ずつの右螺旋突起部エリア4、4及び左螺旋突起部エリア8、8が、交互に三列配列され、計二段×3の右螺旋突起部エリア4と二段×3列の左螺旋突起部エリア8が交互に配列されている。
このように右螺旋突起部エリア4及び左螺旋突起部エリア8が、同じ数で、交互に配列されている。これにより、送り込まれてきた複数種類の樹脂材料が、加圧されて、混合筒1内を棒状部2に送り込まれ、この送り込み/移動に沿って、右旋回されたり、左旋回されたりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
上記右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の上面・外面は、上記混合筒1の内面に接していて隙間がない。これにより、混合筒1と棒状部2との間には、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…が全くない空間が無くなり、送り込まれてきた樹脂材料が右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…に沿って分流・合流され、均一に撹拌・混合・混練・練成される。なお、場合によって、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の外面・上面と混合筒1の内面との間に隙間があってもよい。
上記周回空隙エリア6、周回空隙エリア7、周回空隙エリア10は、上記棒状部2の周回に沿って/わたって形成され、何も突設されていない。このように右螺旋突起部エリア4及び左螺旋突起部エリア8が交互に配列され、それぞれの間には、このような周回空隙エリア6、周回空隙エリア7、周回空隙エリア10が形成されているので、移動かつ送り込まれてきた樹脂材料が合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
上記棒状部2の上記突出部3と反対側の端は円板状に外方へ延出され送出し部26が形成されている。この円板状の送出し部26には6つの貫通穴27が、環状に等間隔に開けられている。この6つの貫通穴27からは、撹拌・混合された樹脂材料が押し出されてくる。この貫通穴27の数は、後述する右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の5枚より多くなっている。
したがって、上記右螺旋突起部エリア4の一段あたりの右螺旋突起部5…の数、及び左螺旋突起部エリア8の一段あたりの左螺旋突起部9…の数は、上記樹脂材料の貫通穴27の数と同じまたは少ないことになる。なお、貫通穴27の数は、撹拌・混合される樹脂材料の種類数と同じでもよいし、多くてもよいし、少なくてもよい。
これにより、貫通穴27の大きさを調整すれば、送出し部26の手前で樹脂材料の滞留がおき、樹脂材料がよく撹拌・混合される。なお、貫通穴27の数は、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の数と同じ5つでもよいし、4つ、3つ、2つ、1つ、7つ、8つ、9つ、…など、いくつでもよい。
上記混合筒1は本体とキャップとに分離され、それぞれが螺合結合される。この本体とキャップとの間には、上記棒状部2の上記送出し部26の周縁が挟まれて固定される。キャップの中央は小さい貫通穴が形成され、ここから混合された樹脂材料が金型32に押し出され/射出される。
(2)右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…
図2、図3及び図4は右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…などを示す。上記1つの右螺旋突起部エリア4には、同形同大の右螺旋突起部5…のみが、等間隔等角度で5体/5枚形成され、同じく1つの左螺旋突起部エリア8には、同形同大の左螺旋突起部9…のみが、等間隔等角度で5体/5枚形成されている。右螺旋突起部5…と左螺旋突起部9…のそれぞれの間には溝が形成される。
図5は棒状部2を横方向/軸方向から見た状態を示す。上記右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の1つが、棒状部2の周回360度に対する占有角度は45度乃至90度、例えば55度ほどとなっている。右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…は、同形同大で互いに対称な形である。
上記等間隔等角度及び同形同大で互いに対称によって、右螺旋方向でも、左螺旋方向でも、周回方向/螺旋方向に偏りが生じず、樹脂材料が均一に撹拌・混合・混練・練成される。また、5つの右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…のそれぞれの占有角度が55度であるので、それぞれの右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の隙間の占有角度は17度ほどとなる。
この隙間は、右螺旋突起部エリア4の空隙は長手空隙エリア14と呼ばれ、左螺旋突起部エリア8の空隙は長手空隙エリア15と呼ばれる。長手空隙エリア14は、右螺旋突起部エリア4の周回方向に沿った各右螺旋突起部5…の間にあり、当該右螺旋突起部5…が設けられておらず、上記棒状部2の長手方向に沿っている。
長手空隙エリア15は、左螺旋突起部エリア8の周回方向に沿った各左螺旋突起部9…の間にあり、当該左螺旋突起部9…が設けられておらず、上記棒状部2の長手方向に沿っている。これにより、樹脂材料は右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…に沿って螺旋方向に流動されるほか、棒状部2の長手方向にも沿って流動され、樹脂材料が均一に撹拌・混合・混練・練成される。
このような長手空隙エリア14の長手方向と長手空隙エリア15の長手方向とは、上記棒状部2の周回方向にずれている。このずれは1/55度+17度=36度ほどであり、長手空隙エリア14の中心は左螺旋突起部9…の中心を貫き、長手空隙エリア15の中心は右螺旋突起部5…の中心を貫いている。
これにより、長手空隙エリア14または長手空隙エリア15に沿って流動されてきた樹脂材料はそのまま棒状部2の末端まで移動せず、移動され送られてきた樹脂材料は、図4に示すように分流・合流して、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の高さは、棒状部2の半径の20%乃至200%、例えば100%前後ほどである。右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の高さは、撹拌・混合する樹脂材料の粘性、流動性、撹拌・混合される樹脂材料の親和性、単位時間あたりに送出したい樹脂材料の量、混合筒1の大きさ、棒状部2の大きさなどによって決定される。
隣り合う同じ右螺旋突起部エリア4及び右螺旋突起部エリア4の右螺旋突起部5…は、同一の螺旋の線上にほぼ沿っている。また、隣り合う同じ左螺旋突起部エリア8及び左螺旋突起部エリア8の左螺旋突起部9…も、同一の螺旋の線上にほぼ沿っている。これにより、移動して流れてきた樹脂材料が円滑に流れ、また送り込まれてきた樹脂材料が、図4に示すように合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
なお、隣り合う右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8との右螺旋突起部5…と左螺旋突起部9…は、螺旋の方向は真逆で異なるので、同一の螺旋の線上に沿ってはいない。右螺旋突起部5…の螺旋に沿った延長方向は、隣の左螺旋突起部エリア8の左螺旋突起部9…の先端に当たる。
また、左螺旋突起部9…の螺旋に沿った延長方向は、隣の右螺旋突起部エリア4の右螺旋突起部5…の先端に当たる。これにより、移動して流れて送り込まれてきた樹脂材料が分流しやすくなり、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8との間の周回空隙エリア7に面する右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の端部18、19の面は、棒状部2の周回方向に沿ってそろっている。したがって、右螺旋突起部5…の両端のうち、左螺旋突起部9…に対向している側の端部18は尖っており、左螺旋突起部9…の両端のうち、右螺旋突起部5…に対向している側の端部19も尖っている。
これにより、螺旋の方向が切り換わる周回空隙エリア7では、右螺旋突起部5…または左螺旋突起部9…の尖った先端に当たる樹脂材料は、移動かつ送り込まれてきた樹脂材料が図4に示すように合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
上記周回空隙エリア7の両側の右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の各端部に凹凸がなく、周回空隙エリア7は周回方向に沿って凹凸が無く・少なく、そろっている。これにより、周回空隙エリア7内の樹脂材料が棒状部2の周回方向に移動・流れ易くなり、左右の螺旋方向の切り換えが円滑になり、樹脂材料が均一に撹拌・混合・混練・練成される。
右螺旋突起部エリア4と右螺旋突起部エリア4との間の周回空隙エリア6に面する両側の右螺旋突起部5…端部20の面は、右螺旋突起部5…の螺旋方向に直交する方向となっており、棒状部2の周回方向に沿っていない。同じく左螺旋突起部エリア8と左螺旋突起部エリア8との間の周回空隙エリア10に面する両側の左螺旋突起部9…端部21の面は、左螺旋突起部9…の螺旋方向に直交する方向となっており、棒状部2の周回方向に沿っていない。
したがって、右螺旋突起部5…の両端のうち、右螺旋突起部5…に対向している側の端部20は尖っておらず一方に偏らず、左螺旋突起部9…の両端のうち、左螺旋突起部9…に対向している側の端部21も尖っておらず一方に偏っていない。これにより、螺旋の方向が継続して切り換わらない周回空隙エリア10では、右螺旋突起部5…または左螺旋突起部9…の一方に偏っていない先端に当たる樹脂材料の左右への分流は偏らず、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
上記右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の傾斜方向、つまり螺旋方向の上記棒状部2の長手方向に対する傾斜角、または螺旋方向の上記棒状部2の周回方向に対する傾斜角は、40度乃至50度、例えば45度である。したがって、棒状部2長手方向に沿った、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の長さと、上記棒状部2の周回方向に沿った、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の幅とはほぼ同じとなる。
この右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の傾斜が、棒状部2の長手方向に近づくと、撹拌・混合する樹脂材料の送出しが速くなる。この右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の傾斜が、棒状部2の周回方向に近づくと、樹脂材料の撹拌・混合がより進められる。上記のように右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の傾斜が45度になると、この樹脂材料の送出しと、樹脂材料の撹拌・混合とのバランスをとることができる。
(3)樹脂材料(粘性材料)
本発明のミキサーは、樹脂成型品の生産装置/設備などの中に組み込まれ、押し出し機または射出機などのスクリューの混練機能を補完し、ミキシング機能を高める目的で使用される。樹脂成型品は小型・軽量であるが、中型・中重量、大型・重量でもよい。
また、本ミキサーで撹拌・混合される樹脂材料は、色の異なる材料でもよく、混合した色の樹脂材料がつくられる。上記ミキサーには、押し出し機、射出機のほか、スタチックミキサー・静止型ミキサーなど何でも良いし、上記棒状部2はミキシングノズル、インジェクションノズルでもよい。
撹拌・混合される樹脂材料には、プラスチック材のほか、着色剤、添加剤などがあり、樹脂製品に色を付けるための顔料であるマスターバッジ、カラーマスターバッジ、UVカット材、帯電防止材、石粉、溶加材、溶化材、相溶加材、相溶化材などがあり、これらが撹拌・混合される。樹脂材料・マスターバッジはペレット形態であるが、粉状でもよく、粒の形状は円柱状、角柱状、球状、楕円球状、立法体状、直方体状、多面体状などでもよく、ほぼ同大またはほぼ同重量であるが、大きさが異なるものまたは重量が異なるものが混在してもよい。
このような着色樹脂製品の色は、単一色のほか、木目模様、大理石模様のように、複数色からなる模様もある。このような模様は、混合する各カラーマスターバッジ・樹脂材料の融点/溶融温度が異なっている。
この樹脂材料・マスターバッジ一粒の重さは、0.001g乃至1g、0.005g乃至0.5g、0.01g乃至0.1gほどであるが、これ以外の重い重量でもよい。送り出し量/送り出しスピードは、1粒/10分乃至100粒/分、1粒/2分乃至50粒/分、1粒乃至25粒/分、2粒乃至10粒/分、2.5粒乃至7.5粒/分である。
樹脂材料・マスターバッジは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネード、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリウレタン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニール、アクリル樹脂、ペット樹脂などの高分子樹脂・硬質樹脂・軟質樹脂でも熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂でもよいし、合成樹脂のほか天然樹脂でもよいし、これらを撹拌・混合するもの、これらの混合物を撹拌・混合するものでもよい。
(4)他の実施の形態
本発明は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、上記粘性材料としては、上述の粒状の固形の樹脂材料であって加熱によって徐々に溶融する樹脂材料のほか、薬品、充填剤、薬剤、食品、調味料、食材、印刷インキ、印刷材料、添加剤、着色剤、充填剤、発泡剤、ゲル状、ゾル状の材料でもよい。棒状部2は二軸式の二体並んだものでもよいし、一軸式の一体単独でもよいし、多軸式の三体以上並んだものでもよい。
棒状部2の表面は凹凸がないが、凹凸があってもよいし、穴があってもよいし、網状でもよい。混合筒1及び棒状部2は円柱状または円筒状であるが、断面が楕円状、六角形、八角形、十角形等の多角形でもよい。棒状部2は円柱状であるが、両端で太さが異なっていて、若干テーパー状になっていてもよい。
右螺旋突起部エリア4及び左螺旋突起部エリア8は二段ずつ交互に形成されていたが、一段ずつ、三段ずつ、四段ずつ、五段ずつ、…、配列されてもよいし、右螺旋突起部エリア4及び左螺旋突起部エリア8は二段ずつ三列配列されていたが、一列、二列、四列、五列、…、配列されてもよい。
上記右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の断面形状は板状・長方形状であったが、台形状、三角形状、半円形、半楕円形、平行四辺形、半菱形、半多角形、半星形、半曲線形状、L字形、H字形、I字形、U字形、T字形、C字形、O字形、N字形、M字形、X字形、J字形、Y字形、E字形、F字形、S字形、V字形、角張った形状、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状などでもよい。
左螺旋突起部9…または左螺旋突起部9…の厚みはもっと太くて、右螺旋突起部5…どうしの間・どうしの隙間・溝の幅、左螺旋突起部9…どうしの間・どうしの隙間・溝の幅より太くでもよい。右螺旋突起部5…または左螺旋突起部9…の上面・外面は、円筒面に沿っていたが、混合筒1の内面に対して凹凸があってもよいし、混合筒1の内面も円筒面意匠沿っていたが凹凸があってもよい。
上記右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の1つが、棒状部2の周回360度に対する占有角度は55度以外に、45度、50度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、90度などでもよい。右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の周回あたりの枚数は、5枚以外に、2枚、3枚、4枚、6枚、7枚、8枚、…などでもよい。右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…は、同形同大でなくてもよいし、互いに対称な形でなくてもよい。
隣り合う同じ右螺旋突起部エリア4及び右螺旋突起部エリア4の右螺旋突起部5…は、同一の螺旋の線上にほぼ沿っていたが、同一の螺旋の線上にほぼ沿っていなくてもよい。また、隣り合う同じ左螺旋突起部エリア8及び左螺旋突起部エリア8の左螺旋突起部9…も、同一の螺旋の線上にほぼ沿っていたが、同一の螺旋の線上にほぼ沿っていなくてもよい。これにより、粘性材料の異なる分流・合流を実現できて、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
右螺旋突起部5…の螺旋に沿った延長方向は、隣の左螺旋突起部エリア8の左螺旋突起部9…の先端に当たらなくてもよい。また、左螺旋突起部9…の螺旋に沿った延長方向は、隣の右螺旋突起部エリア4の右螺旋突起部5…の先端に当たらなくてもよい。これにより、流れて送り込まれてきた樹脂材料が異なる状態で分流しやすくなり、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
周回空隙エリア7において、右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の端部18、19に凹凸があり、周回空隙エリア7は周回方向に沿って凹凸が多く、そろっていなくてもよい。右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の端部18…、19…は端部20…、21…のように尖っていなくてもよいし、端部20…、21…は、端部18…、19…のように尖っていてもよい。
周回空隙エリア6、周回空隙エリア7、周回空隙エリア10の両側の右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の端部18…、端部19…、端部20…、端部21…は、互いに接近して、これら周回空隙エリア6、周回空隙エリア7、周回空隙エリア10は無くてもよい。
長手空隙エリア14及び長手空隙エリア15の両側の右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の端部18…、端部19…、端部20…、端部21…は、互いに接近して、これら長手空隙エリア14及び長手空隙エリア15は無くてもよい。
長手空隙エリア14の長手方向と長手空隙エリア15の長手方向とは、上記棒状部2の周回方向にずれておらず、一致していてもよいし、ずれは、36度以外の、18度、54度、…など、何度でもよい。上記棒状部2は、混合筒1内を、右回転または左回転、若しくは右回転と左回転が交互に切り換えられてもよい。これでも、複数種類の樹脂材料が分流・合流されて、均一に撹拌・混合・混練・練成される。ここで、この混合筒1の上にはホッパーが設けられ、このホッパーから樹脂材料が混合筒1内に供給されてもよい。
上記ミキサー、混合筒1、棒状部2、突出部3、右螺旋突起部エリア4、右螺旋突起部5…、周回空隙エリア6、周回空隙エリア7、左螺旋突起部エリア8、左螺旋突起部9…、周回空隙エリア10、長手空隙エリア14、長手空隙エリア15、端部18…、端部19…、端部20…、端部21…、送出し部26、貫通穴27は、は、単数でも複数でも3つ以上でもよいし、これらの一部または全体は省略されてもよいし、分割分離されてその数が増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよいし、向きは図示のもののほか、90度、0度乃至180度、上下、左右、前後、手前、奥に傾斜/向きを変えて/反転されて使用されてもよく、これらの材質は金属製であったが、木製、集成材製、合成材製、合板製、表面に化粧紙が接着されたもの、竹製、樹脂製、金属製、ガラス製、綿製、布製、糸製、繊維製、ゴム製、紙製、コンクリート製、セラミック製、カーボン製、硬質ウレタン製、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製/複合材料でもよいし、それぞれの間の固定は溶接、ボルト及びナット、ねじ、面ファスナー、接着剤、接着テープ、フック及びホック、磁石などなんでもよい。
(5)他の発明の効果
[1]筒の中に支持され、直線状かつ長尺状でほぼ円柱状で、表面が平坦な棒状部と、 この棒状部の周面に突設され、当該棒状部の長手方向に対して斜め方向に伸びて、同棒状部の周面を右螺旋方向に沿っており、上記筒の内面と上面との間に隙間がない複数の右螺旋突起部と、 上記棒状部の周面に突設され、当該棒状部の長手方向に対して斜め方向に伸びて、同棒状部の周面を左螺旋方向に沿っており、、上記筒の内面と上面との間に隙間がない複数の左螺旋突起部と、 上記右螺旋突起部及び左螺旋突起部は、同形同大で互いに対称な形であり、上記棒状部の周回に対する右螺旋突起部及び左螺旋突起部の占有角度は、45度乃至90度であり、 上記複数の右螺旋突起部のみが、上記棒状部の周回に沿って突設されている右螺旋突起部エリアと、上記複数の左螺旋突起部のみが、上記棒状部の周回に沿って突設されている左螺旋突起部エリアとであって、これら右螺旋突起部エリアの数と左螺旋突起部エリアの数は同じであり、これら右螺旋突起部エリアと左螺旋突起部エリアとの間には、上記棒状部の周回にわたって形成された、何も突設されていない空隙エリアと、を備え、 上記筒の中に送り込まれてきた複数種類の粘性材料が混合されることを特徴とするミキサー。
[2]上記右螺旋突起部エリアは、上記棒状部の長手方向に沿って、二段または三段形成され、この二段または三段の右螺旋突起部エリアのそれぞれの間には、上記棒状部の周回に沿って、何も突設されていない空隙エリアが形成され、 上記左螺旋突起部エリアは、上記棒状部の長手方向に沿って、二段または三段形成され、この二段または三段の左螺旋突起部エリアのそれぞれの間には、上記棒状部の周回に沿って、何も突設されていない空隙エリアが形成されていることを特徴とする請求項1記載のミキサー。
これにより、このような空隙エリアによって、移動かつ送り込まれてきた粘性材料が合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
[3]上記右螺旋突起部エリアの周回方向に沿った各右螺旋突起部の間には、当該右螺旋突起部が設けられていない、上記棒状部の長手方向に沿った空隙エリアが形成され、 上記左螺旋突起部エリアの周回方向に沿った各左螺旋突起部の間には、当該左螺旋突起部が設けられていない、上記棒状部の長手方向に沿った空隙エリアが形成され、 上記右螺旋突起部エリアの空隙エリア上記長手方向と、上記左螺旋突起部エリアの空隙エリアの上記長手方向とは、上記棒状部の周回方向に沿ってずれていることを特徴とする請求項1または2記載のミキサー。
これにより、粘性材料は右螺旋突起部及び左螺旋突起部に沿って螺旋方向に流動されるほか、棒状部の長手方向にも沿って流動され、粘性材料が均一に撹拌・混合・混練・練成される。また、空隙エリアに沿って流動されてきた粘性材料はそのまま棒状部の末端まで移動せず、移動され送られてきた樹脂材料は、分流・合流して、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
[4]上記二段または三段の右螺旋突起部エリアの各右螺旋突起部は、同一の螺旋の線上にほぼ沿っており、 上記二段または三段の左螺旋突起部エリアの各左螺旋突起部は、同一の螺旋の線上にほぼ沿っていることを特徴とする請求項1、2または3記載のミキサー。
これにより、移動して流れてきた粘性材料が円滑に流れ、また送り込まれてきた粘性材料が合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
[5]上記各右螺旋突起部の両端のうち、左螺旋突起部に対向している側の端部は尖っており、右螺旋突起部に対向している側の端部は一方に偏らず、 上記各左螺旋突起部の両端のうち、右螺旋突起部に対向している側の端部は尖っており、左螺旋突起部に対向している側の端部は一方に偏っていないことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のミキサー。
これにより、螺旋の方向が切り換わる空隙エリアでは、右螺旋突起部または左螺旋突起部の尖った先端に当たる粘性材料は、移動かつ送り込まれてきた粘性材料が合流したり分流したりして、均一に撹拌・混合・混練・練成される。また、螺旋の方向が継続して切り換わらない空隙エリアでは、右螺旋突起部または左螺旋突起部の一方に偏っていない先端に当たる樹脂材料の左右への分流は偏らず、均一に撹拌・混合・混練・練成される。
[6]上記右螺旋突起部エリア及び左螺旋突起部エリアの間の空隙エリアの両側の右螺旋突起部及び左螺旋突起部の各端部に凹凸がなく、当該空隙エリアは周回方向に沿って凹凸がなくそろっていることを特徴とする請求項1、2、3 、4または5記載のミキサー。
これにより、空隙エリア内の粘性材料が上記棒状部の周回方向に移動・流れ易くなり、左右の螺旋方向の切り換えが円滑になり、粘性材料が均一に撹拌・混合・混練・練成される。
[7]上記右螺旋突起部及び左螺旋突起部の螺旋方向の上記棒状部の長手方向に対する傾斜角は40度乃至50度であり、 上記棒状部の長手方向に沿った、右螺旋突起部及び左螺旋突起部の長さと、上記棒状部の周回方向に沿った、右螺旋突起部及び左螺旋突起部の幅とはほぼ同じであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載のミキサー。
右螺旋突起部及び左螺旋突起部の傾斜が、棒状部の長手方向に近づくと、撹拌・混合する樹脂材料の送出しが速くなり、右螺旋突起部及び左螺旋突起部の傾斜が、棒状部の周回方向に近づくと、樹脂材料の撹拌・混合がより進められるが、上記によって、粘性材料の送出しと、粘性材料の撹拌・混合とのバランスをとることができる。
[8]上記筒の中から送り込だされる粘性材料の供給路の数は、上記複数種類の粘性材料の種類数の整数倍であり、 上記右螺旋突起部エリアの一段あたりの右螺旋突起部の数、及び左螺旋突起部エリアの一段あたりの左螺旋突起部の数は、上記粘性材料の供給路の数と同じまたは少ないことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のミキサー。 これにより、供給路の大きさを調整すれば、供給路の手前で樹脂材料の滞留がおき、樹脂材料がよく撹拌・混合される。
[9]上記粘性材料は、樹脂材料であり、上記ミキサーによって、複数種類の樹脂材料が混合されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のミキサー。これにより、樹脂材料を均一に撹拌・混合・混練・練成することができる。
[10]右螺旋突起部5…及び左螺旋突起部9…の高さは、棒状部2の半径の20%乃至200%、例えば100%前後ほどであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のミキサー。
右螺旋突起部及び左螺旋突起部の高さは、撹拌・混合する樹脂材料の粘性、流動性、撹拌・混合される樹脂材料の親和性、単位時間あたりに送出したい樹脂材料の量、混合筒の大きさ、棒状部の大きさなどによって決定されるが、上記によってこれらのバランスをとることができる。
複数種類の粘性材料を均一に撹拌・混合・混練・練成する。粘性材料を右螺旋・左螺旋の突起5、9・溝に沿って分流・合流して均一に混合・練成する。棒状部2表面の右螺旋突起部エリア4には5枚の右螺旋突起部5…が突設され、螺旋の逆向きの左螺旋突起部エリア8には5枚の左螺旋突起部9…が突設され、これら右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8とが二段ずつ三列棒状部2の長手方向に沿って形成される。
右螺旋突起部5…と左螺旋突起部9…のそれぞれの間には溝が形成される。これにより、押し出されてきた粘性材料が右旋回及び左旋回で分流・合流されて、均一に撹拌・混合・混練・練成される。右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8との間には、何も形成されていない周回空隙エリア7が形成され、移動かつ送り込まれてきた粘性材料が合流したり分流したりして、より確実かつ均一に撹拌・混合・混練・練成される。
ミキサーを示す。 棒状部2全体を示す。 右螺旋突起部5…、左螺旋突起部9…及び空隙エリア6、7、10、14、15などを示す。 粘性材料の分流・合流の状態を示す。 棒状部2を横方向/軸方向から見た状態を示す。
1…混合筒、2…棒状部、
3…突出部、4…右螺旋突起部エリア、
5…右螺旋突起部、
6…周回空隙エリア(右螺旋突起部エリア4どうしの間)、
7…周回空隙エリア(右螺旋突起部エリア4と左螺旋突起部エリア8との間)、
8…左螺旋突起部エリア、9…左螺旋突起部、
10…周回空隙エリア(左螺旋突起部エリア8どうしの間)、
14…長手空隙エリア(右螺旋突起部エリア4)、
15…長手空隙エリア(左螺旋突起部エリア8)、
18…端部(右螺旋突起部5…)、
19…端部(左螺旋突起部9…)、
20…端部(右螺旋突起部5…)、
21…端部(左螺旋突起部9…)。
26…送出し部(供給路)、27…貫通穴(供給路)、
32…金型、33…押し出し機。

Claims (8)

  1. 筒の中に支持され、直線状かつ長尺状でほぼ円柱状で、表面が平坦な棒状部と、
    この棒状部の周面に突設され、当該棒状部の長手方向に対して斜め方向に伸びて、同棒状部の周面を右螺旋方向に沿っており、上記筒の内面と上面との間に隙間がない複数の右螺旋突起部と、
    上記棒状部の周面に突設され、当該棒状部の長手方向に対して斜め方向に伸びて、同棒状部の周面を左螺旋方向に沿っており、、上記筒の内面と上面との間に隙間がない複数の左螺旋突起部と、
    上記右螺旋突起部及び左螺旋突起部は、同形同大で互いに対称な形であり、上記棒状部の周回に対する右螺旋突起部及び左螺旋突起部の占有角度は、45度乃至90度であり、
    上記複数の右螺旋突起部のみが、上記棒状部の周回に沿って突設されている右螺旋突起部エリアと、上記複数の左螺旋突起部のみが、上記棒状部の周回に沿って突設されている左螺旋突起部エリアとであって、これら右螺旋突起部エリアの数と左螺旋突起部エリアの数は同じであり、これら右螺旋突起部エリアと左螺旋突起部エリアとの間には、上記棒状部の周回にわたって形成された、何も突設されていない空隙エリアと、を備え、
    上記筒の中に送り込まれてきた複数種類の粘性材料が混合されることを特徴とするミキサー。
  2. 上記右螺旋突起部エリアは、上記棒状部の長手方向に沿って、二段または三段形成され、この二段または三段の右螺旋突起部エリアのそれぞれの間には、上記棒状部の周回に沿って、何も突設されていない空隙エリアが形成され、
    上記左螺旋突起部エリアは、上記棒状部の長手方向に沿って、二段または三段形成され、この二段または三段の左螺旋突起部エリアのそれぞれの間には、上記棒状部の周回に沿って、何も突設されていない空隙エリアが形成されていることを特徴とする請求項1記載のミキサー。
  3. 上記右螺旋突起部エリアの周回方向に沿った各右螺旋突起部の間には、当該右螺旋突起部が設けられていない、上記棒状部の長手方向に沿った空隙エリアが形成され、
    上記左螺旋突起部エリアの周回方向に沿った各左螺旋突起部の間には、当該左螺旋突起部が設けられていない、上記棒状部の長手方向に沿った空隙エリアが形成され、
    上記右螺旋突起部エリアの空隙エリア上記長手方向と、上記左螺旋突起部エリアの空隙エリアの上記長手方向とは、上記棒状部の周回方向に沿ってずれていることを特徴とする請求項2記載のミキサー。
  4. 上記二段または三段の右螺旋突起部エリアの各右螺旋突起部は、同一の螺旋の線上にほぼ沿っており、
    上記二段または三段の左螺旋突起部エリアの各左螺旋突起部は、同一の螺旋の線上にほぼ沿っていることを特徴とする請求項3記載のミキサー。
  5. 上記各右螺旋突起部の両端のうち、左螺旋突起部に対向している側の端部は尖っており、右螺旋突起部に対向している側の端部は一方に偏らず、
    上記各左螺旋突起部の両端のうち、右螺旋突起部に対向している側の端部は尖っており、左螺旋突起部に対向している側の端部は一方に偏っていないことを特徴とする請求項4記載のミキサー。
  6. 上記右螺旋突起部エリア及び左螺旋突起部エリアの間の空隙エリアの両側の右螺旋突起部及び左螺旋突起部の各端部に凹凸がなく、当該空隙エリアは周回方向に沿って凹凸がなくそろっていることを特徴とする請求項5記載のミキサー。
  7. 上記右螺旋突起部及び左螺旋突起部の螺旋方向の上記棒状部の長手方向に対する傾斜角は40度乃至50度であり、
    上記棒状部の長手方向に沿った、右螺旋突起部及び左螺旋突起部の長さと、上記棒状部の周回方向に沿った、右螺旋突起部及び左螺旋突起部の幅とはほぼ同じであることを特徴とする請求項6記載のミキサー。
  8. 上記粘性材料は、樹脂材料であり、上記ミキサーによって、複数種類の樹脂材料が混合されることを特徴とする請求項7記載のミキサー。
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