JP7094541B2 - 流体供給管 - Google Patents
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Description
更に、水溶性のクーラントを用いる場合においては、本流体供給管内部で発生した多数のファインバブルによって流体の表面張力が下がり、浸透性や潤滑性が高まる。その結果、工具と被加工物とが接する箇所で生じる熱の冷却効果が大きく上がる。このように、流体の浸透性を向上させて冷却効果を増大させ、潤滑性を向上させると共に、加工精度を向上させることができる。また発生したファインバブルが工具と被加工物とにぶつかって消滅する過程において発生する振動及び衝撃によって、従来に比べて洗浄効果が向上する。これは切削刃などの工具の寿命を延長させ、工具の取換えのために消耗する費用を節減する。
図2は本発明の第1の実施形態に係る流体供給管100の側面分解図であり、図3は流体供給管100の側面透視図である。図4は流体供給管100の内部構造体140の3次元斜視図である。図2及び図3に示されたように、流体供給管100は管本体110と内部構造体140とを含む。図2及び図3において、流体は流入口111から流出口112側へ流れる。
ここで、pは流線内の一点での圧力、ρは流体の密度、υはその点での流動の速度、gは重力加速度、hは基準面に対するその点の高さ、kは定数である。上記方程式として表現されるベルヌーイ定理は、エネルギー保存法則を流体に適用したものであり、流れる流体に対して流線上ですべての形態のエネルギーの合計はいつも一定であるということを説明する。ベルヌーイ定理によると、断面積が大きい上流では、流体の速度が遅くて静圧は高い。これに対して、断面積が小さい下流では、流体の速度が速くなり静圧は低くなる。
次に、図7乃至図9を参照して本発明の第2の実施形態に係る流体供給管200について説明する。第1の実施形態と同一の構成については説明を省略し、差のある部分を詳細に説明する。第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素に対しては同一の図面符号を使う。図7は第2の実施形態に係る流体供給管200の側面分解図であり、図8は流体供給管200の側面透視図である。図7及び図8に示されたように、流体供給管200は管本体110と内部構造体240とを含む。図9は、内部構造体240の3次元斜視図である。第2の実施形態の管本体110は第1の実施形態のものと同一であるので、その説明を省略する。図7及び図8において、流体は流入口111から流出口112側へ流れる。図8に示されたように、流体供給管200は、内部構造体240を流出側部材130に収納した後に、流出側部材130の外周面の雄ねじ132と流入側部材120の内周面の雌ねじ126とを結合することで構成される。
次に、図10および図11を参照して本発明の第3の実施形態に係る流体供給管300について説明する。第1の実施形態と同一の構成については説明を省略し、差のある部分を詳細に説明する。第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素に対しては同一の図面符号を使う。図10は第3の実施形態に係る流体供給管300の側面分解図であり、図11は流体供給管300の側面透視図である。
次に、図12乃至図14を参照して本発明の第4の実施形態に係る流体供給管400について説明する。第1の実施形態と同一の構成については説明を省略し、差のある部分を詳細に説明する。第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素に対しては同一の図面符号を使う。図12(A)は第4の実施形態に係る流体供給管400の側面分解図であり、(B)は、(A)の矢印Aの方向に見たときの矢視図であり、図13は流体供給管400の側面透視図であり、図14はひし形突起部によって形成される流路を流れる流体について説明する説明図である。
W 被加工物
G 工作箇所
2 刃物
5-1~5-6 ノズル
P、100、200、300、400 流体供給管
110 管本体
120 流入側部材
130 流出側部材
140、240、340、440 内部構造体
141、241、341、441 軸部材
142、242、342、442 流体拡散部
143、243、343、443 渦巻発生部
145、245、345、445 菱形突起部
145p、245p、345p、445p 突起部
145p1、245p1、345p1、445p1 高い突起部
145p2、245p2、345p2、445p2 低い突起部
145r、245r、345r、445r 流路
150、250、350、450 誘導部
Claims (16)
- 流体供給管であって、
内部構造体と、
内部構造体を収納するための管本体と、
を含み、
管本体は、流入口と流出口とを含む筒形部を有し、
内部構造体は、断面が円形の共通の軸部材上に一体化して形成されている第1の部分と、第2の部分とを含んでおり、
第1の部分は、管本体に内部構造体が収納された際、管本体の上流側に位置し、軸部と、流体に渦巻流を発生させるように螺旋状に形成された複数の翼とを含んでおり、
第2の部分は、第1の部分より下流側に位置し、軸部と、軸部の外周面から突出した複数の突起部とを含んでおり、
第2の部分の複数の突起部の高さが、全てが同一ではなく、低い突起部の個所では、管本体と内部構造体の当該低い突起部との隙間を流れる流体の流れが大であり、高い突起部の個所では、管本体と内部構造体の当該高い突起部との隙間を流れる流体の流れが小である或いはほぼ無いものであり、
この高い突起部は、突起部が管本体に収納されたときは、管本体の筒形部の内面壁とほとんど隙間がない高さであり、低い突起部は、筒形部の内面壁との間に隙間ができて、この隙間は高い突起部と低い突起部の高さの差にほぼ等しく、流体がこの隙間を流動できるようになることを特徴とする、
流体供給管。 - 内部構造体は、第1の部分よりも上流側に位置し、管本体の流入口を通じて流入される流体を管の中心から半径方向へ拡散させて、第1の部分に与える流体拡散部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。
- 内部構造体の流体拡散部は、円錐形又はドーム形に形成されている内部構造体の一端部であることを特徴とする請求項2に記載の流体供給管。
- 内部構造体の第1の部分は、三つの翼を含んでおり、
翼の各々は、その先端が軸部の円周方向に互いに120°ずつずらされていることを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。 - 内部構造体の第2の部分の複数の突起部は網状に形成されており、各々の突起部は菱形の断面を有する柱形をしていることを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。
- 内部構造体の第2の部分の複数の突起部は、上流から下流に向けて、突起部の高さの高低を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。
- 突起部の高低は、上流から下流に向けて、高い突起が一列あると、低い突起が少なくとも一列あることを特徴とする請求項6に記載の流体供給管。
- 内部構造体の第2の部分の複数の突起部は、軸体の円周方向に向けて、突起部の高さの高低を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。
- 突起部の高低は、軸体の円周方向に向けて、高い突起が一列あると、低い突起が少なくとも一列あることを特徴とする請求項8に記載の流体供給管。
- 内部構造体は下流側の端部に流体を管の中心に向かって誘導する誘導部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。
- 内部構造体の誘導部は、円錐形に形成されている内部構造体の一端部であることを特徴とする請求項10に記載の流体供給管。
- 内部構造体の誘導部は、ドーム形に形成されている内部構造体の一端部であることを特徴とする請求項10に記載の流体供給管。
- 管本体は、流入側部材と流出側部材とからなり、
流入側部材と流出側部材とは、ねじ結合することを特徴とする請求項1に記載の流体供給管。 - 請求項1から13のいずれかの流体供給管に、冷却液を流入し、所定の流動特性を与えてから工具や被加工物に吐出させて、冷却するようにした工作機械。
- 請求項1から13のいずれかの流体供給管に、複数の異なる特性の流体を流入し、所定の流動特性を与えて、この複数の流体を混合したのち吐出させるようにした流体混合装置。
- 流入口と流出口とを含む筒形部を有する管本体に収納される流体供給管の内部構造体であって、
断面が円形の共通の軸部材上に一体化して形成されている第1の部分と、第2の部分とを含んでおり、
第1の部分は、管本体に内部構造体が収納された際、管本体の上流側に位置し、軸部と、流体に渦巻流を発生させるように螺旋状に形成された複数の翼とを含んでおり、
第2の部分は、第1の部分より下流側に位置し、軸部と、軸部の外周面から突出した複数の突起部とを含んでおり、
第2の部分の複数の突起部の高さが、全てが同一ではなく、低い突起部の個所では、管本体と内部構造体の当該低い突起部との隙間を流れる流体の流れが大であり、高い突起部の個所では、管本体と内部構造体の当該高い突起部との隙間を流れる流体の流れが小である或いはほぼ無いものであり、
この高い突起部は、突起部が管本体に収納されたときは、管本体の筒形部の内面壁とほとんど隙間がない高さであり、低い突起部は、筒形部の内面壁との間に隙間ができて、この隙間は高い突起部と低い突起部の高さの差にほぼ等しく、流体がこの隙間を流動できるようになることを特徴とする、
内部構造体。
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