JP2014030317A - 逆接続保護回路、及びこれを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】突入電流が流れることを防止した逆接続保護回路を提供する。
【解決手段】逆接続保護回路25は、逆接続保護FET14と、突入電流防止FET21と、コンデンサ15と、放電部30と、を備えている。逆接続保護FET14は、寄生ダイオード18が順方向となるように配置される。突入電流防止FET21は、寄生ダイオード27が逆方向となるように配置される。コンデンサ15は、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21のソース−ゲート間に接続される。放電部30は、突入電流防止FET21に流れる電流値が所定の閾値を超えた場合に、コンデンサ15を放電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、逆接続保護回路において、大きな突入電流が流れることを防止するための構成に関する。
バッテリー等の直流電源に接続される機器においては、誤って電源の極性を逆に接続してしまった場合に機器を保護するための逆接続保護回路を設ける場合がある。逆接続保護回路としては、ダイオード直列挿入型とダイオード並列挿入型がよく用いられている。
ダイオード直列挿入型の逆接続保護回路は、保護対象の回路に対して直列で順方向にダイオードを挿入するものである。この構成の場合、電源が正常に接続されている場合にも常にダイオードに電流が流れるため、ダイオードの発熱及び電力損失の問題がある。ダイオード並列挿入型の逆接続保護回路は、保護対象の回路に対して並列で逆方向にダイオードを挿入するもので、電源が逆接続されたときだけダイオードに電流が流れる。この構成の場合、逆接続時にはダイオードに大電流が流れるため、ダイオード保護のためのヒューズを挿入する。逆接続時にはヒューズが溶断するため、ヒューズ交換の必要が生じる。このように、ダイオードを用いた逆接続保護回路には一長一短がある。
例えば特許文献1には、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)を利用して電流制限を行う電源回路が開示されている。このように、近年では、MOSFETをスイッチング素子として利用して各種の電流制限を行う構成が提案されている。そこで、従来のダイオードを用いた逆接続保護回路に代えて、MOSFETを利用して逆接続保護回路を構成することが考えられている。
このような逆接続保護回路の例を、図2に示す。図2に示す逆接続保護回路11は、直流電源(図略)が接続される正極端子12及び負極端子13を備えている。また、逆接続保護回路11は、Pチャンネル型のMOSFETとして構成された逆接続保護FET14と、コンデンサ15と、ダイオード16と、抵抗17と、を備えている。逆接続保護FET14のドレインは正極端子12に、ゲートは抵抗17を介して負極端子13に、それぞれ接続されている。なお、逆接続保護FET14のドレインと正極端子12の間には、スイッチ19が配置されている。また、逆接続保護FET14のソースとゲートの間には、コンデンサ15及びダイオード16が並列で接続されている。なお、ダイオード16は、そのカソードが逆接続保護FET14のソースに接続され、アノードが逆接続保護FET14のゲートに接続されている。そして、逆接続保護回路11が保護対象とする回路10は、その正極側の電源接続端子が逆接続保護FET14のソースに接続されている。また、回路10の負極側の端子は、負極端子13に接続されている。
端子12,13に対して直流電源が正常な極性で接続された場合、ソース−ゲート間の電位差によって逆接続保護FET14がオンとなり、当該逆接続保護FET14を介して回路10に電流が流れる。
なお、この逆接続保護回路11において、スイッチ19が入れられた瞬間は、コンデンサ15に電荷が蓄積していないために、逆接続保護FET14のソース−ゲート間に十分な電位差が発生しない。従って、スイッチ19が入れられた直後、コンデンサ15が十分に充電されるまでの間は、逆接続保護FET14はオフとなっている。この過渡的状況では、逆接続保護FET14の寄生ダイオード18を介して電流が流れる。寄生ダイオード18を介して電流が流れると、コンデンサ15が充電され始める。そして、コンデンサ15に所定の電荷が溜まり、当該コンデンサ15の両極の電位差が所定以上になると、逆接続保護FET14がオンとなる。
一方、端子12,13に対して直流電源が逆の極性で接続された場合、逆接続保護FET14のゲート−ソース間に電位差が発生しないので、当該逆接続保護FET14はオフ状態となる。従って、直流電源が逆接続された場合には、回路10に電流が流れない。このように、逆接続保護FET14がスイッチング素子として働くことにより、電源が逆接続された場合に回路10を保護することができる。また、逆接続時にはそもそも電流が流れないので、逆接続時用のヒューズは必要なく、ヒューズ交換の手間もかからない。
ところで、この種の逆接続保護回路においては、回路10に供給する電圧を安定化するための平滑コンデンサ20を設ける場合がある。この平滑コンデンサは、回路10に対して並列接続される(図2)。逆接続保護回路11に直流電源が接続されていない状態では、平滑コンデンサ20の電荷は空の状態であるため、スイッチ19を入れた直後、平滑コンデンサ20を充電するための電流が、当該平滑コンデンサ20に流れる。このとき流れる過渡的な電流を「突入電流」と呼ぶ。
平滑コンデンサ20と正極端子12の間には逆接続保護FET14が配置されているため、当該逆接続保護FET14に突入電流が流れることになる。この突入電流は、定常時の電流よりも大きい電流であるため、直流電源及び逆接続保護FET14に過度な負担をかけるおそれがある。このため、突入電流が流れることを抑制するための構成が必要となる。しかし、図2の逆接続保護回路11においては、突入電流は逆接続保護FET14の寄生ダイオード18を流れるため、当該逆接続保護FET14のソース−ゲート間の電圧では突入電流を制御できない。
そこで例えば、図3のように、逆接続保護FET14の後段に、突入電流防止FET21を挿入することにより、突入電流を抑制する構成が考えられる。突入電流防止FET21はPチャンネル型のMOSFETとして構成され、そのソースは逆接続保護FET14のソースに接続され、そのゲートは逆接続保護FET14のゲートに接続されている。また、突入電流防止FET21のドレインは、平滑コンデンサ20の正極側に接続されている。
図3に示す構成の逆接続保護回路22においてスイッチ19が入れられた瞬間、コンデンサ15には電荷が無いため、突入電流防止FET21はオフとなっている。従って、スイッチ19が入れられた瞬間に突入電流が流れることを防止できる。スイッチ19が入れられた後は、寄生ダイオード18を介してコンデンサ15に電荷が供給され、当該コンデンサ15が徐々に充電されていくので、これに従って突入電流防止FET21のソース−ゲート間の電圧が徐々に高まっていく。ソース−ゲート間の電圧が所定以上になると突入電流防止FET21がオンになるとともに、当該突入電流防止FET21のソース−ドレイン間に徐々に電流が流れ始める。このように、電流を徐々に流し始めることができるので(いわゆるソフトスタート)、スイッチ19を入れた直後に大きな突入電流がFET14,21に流れてしまうことを防止できる。
図3に示す逆接続保護回路22において、スイッチ19が切断されると、コンデンサ15の電荷は、抵抗17を介して放電される。コンデンサ15が完全に放電するのに要する時間は、当該コンデンサ15の容量及び抵抗17の抵抗値によって設定された時定数で決まっている。この時定数は、上記ソフトスタートを実現するために、コンデンサ15が時間をかけて徐々充電されていくように決められている。従って、コンデンサ15から放電する際にも、ある程度の時間をかけて徐々に電荷を放出することになる。
このため、例えばスイッチ19の入り切りが短時間で繰り返された場合、コンデンサ15が十分に放電し切っていない状態でスイッチ19が入れられてしまうことがあり得る。コンデンサ15が十分に放電し切っていない場合、突入電流防止FET21はオンのままの状態となっているので、突入電流が流れることを防止できない。
この点、特許文献2は、導通FETに電源電圧が印加されていないことを検出した場合に、放電用の抵抗をコンデンサに接続して、電荷を早く放電できるように構成した放電回路を開示している。また、特許文献3は、入力コンデンサの充電状態に応じてスイッチ素子を制御する制御手段を備えた突入電流抑制回路を開示している。
特開2000−341855号公報 特許第4214122号公報 特開2001−352669号公報
上記特許文献2及び3の構成は、電源が逆接続されたときの逆接続保護については考慮しておらず、逆接続保護用のFETを備えていない。従って、特許文献2及び3の構成を、図2や図3に示す逆接続保護回路にそのまま適用することはできない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、突入電流が流れることを防止した逆接続保護回路を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の逆接続保護回路が提供される。即ち、この逆接続保護回路は、逆接続保護FETと、突入電流防止FETと、コンデンサと、放電部と、を備える。前記逆接続保護FETは、寄生ダイオードが順方向となるように配置される。前記突入電流防止FETは、寄生ダイオードが逆方向となるように配置される。前記コンデンサは、前記逆接続保護FET及び前記突入電流防止FETのソース−ゲート間に接続される。前記放電部は、前記突入電流防止FETに流れる電流が所定の閾値を超えた場合に、前記コンデンサを放電する。
このように、突入電流防止FETに所定の閾値を超える電流が流れそうになった場合に、コンデンサを放電して、突入電流防止FETをオフにする。これによれば、大きな突入電流が流れることを確実に防止できる。
上記の逆接続保護回路は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記放電部は、迂回路と、スイッチ部と、比較部と、を備える。前記迂回路は、前記コンデンサの電荷を逃がす。前記スイッチ部は、前記迂回路を導通させる。前記比較部は、前記突入電流防止FETに流れる電流が所定の閾値を超えた場合に前記スイッチ部をオンにする。
比較部の出力に応じて迂回路を導通させることにより、コンデンサの電荷を逃がすことができる。これにより、突入電流防止FETに所定の閾値を超える電流が流れそうになった場合に、コンデンサを放電して当該突入電流防止FETをオフにできる。
上記の逆接続保護回路において、前記スイッチ部はトランジスタであることが好ましい。
これにより、スイッチ部を高速で作動させることができるので、突入電流防止FETに所定の閾値を超える電流が流れそうになった場合に、コンデンサの放電を素早く行い、突入電流が流れることを確実に防止できる。
上記の逆接続保護回路は、平滑コンデンサを更に備え、前記逆接続保護FET及び前記突入電流防止FETのソース及びドレインは、前記平滑コンデンサに流れる電流の経路に直列で接続されていることが好ましい。
これにより、平滑コンデンサに流れる突入電流を、突入電流防止FETによって抑制できる。
本発明の別の観点によれば、上記の逆接続保護回路と、前記平滑コンデンサに並列接続された電子回路と、を備える電子機器が提供される。
これにより、電子回路に印加される電圧を、平滑コンデンサによって安定化できる。そして、上記構成によれば、電源が誤って逆極性に接続された場合であっても、逆接続保護回路によって電子回路を保護できる。
上記の電子機器は、船舶に搭載される舶用電子機器とすればより好適である。
即ち、船舶に搭載される電子機器の電源はバッテリーであるため、当該電源を接続する際に誤って極性を逆にしてしまう場合がある。このような場合であっても、上記の逆接続保護回路を電子機器に搭載しておくことにより、電子回路を適切に保護できる。
本発明の一実施形態に係る逆接続保護回路を備えた電子機器の回路図。 従来の逆接続保護回路の回路図。 突入電流を防止する構成を備えた従来の逆接続保護回路の回路図。
次に、図1を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本願発明の一実施形態に係る逆接続保護回路25を内蔵した電子機器26の回路図である。なお、図1において、図2及び図3の従来の逆接続保護回路と共通又は類似している構成には、同一の符号を付している。
本実施形態の電子機器26は、船舶に搭載される舶用電子機器を想定している。このような舶用電子機器としては、例えば、レーダ装置、魚群探知機、各種の航行支援装置などが挙げられる。船上においては、このような機器の電源はバッテリー(直流電源)であるため、電子機器26を電源に接続する際には極性に注意する必要がある。しかし、不注意によって電源の極性を逆にして電子機器26を接続してしまうことがあり、これを完全に防止することはできない。そこで、本実施形態の電子機器26は、電源の極性が逆に接続された場合に当該電子機器26を保護する逆接続保護回路25を備えている。
逆接続保護回路25は、直流電源(バッテリー)が接続される正極端子12及び負極端子13を備えている。また、本実施形態の逆接続保護回路25は、Nチャンネル型のMOSFETとして構成された逆接続保護FET14と、同じくNチャンネル型のMOSFETとして構成された突入電流防止FET21と、コンデンサ15と、ダイオード16と、抵抗17と、抵抗28と、を備えている。
逆接続保護FET14のドレインは負極端子13に、ゲートは抵抗17を介して正極端子12に、それぞれ接続されている。突入電流防止FET21のソースは逆接続保護FET14のソースに接続され、ゲートは逆接続保護FET14のゲートに接続されている。また、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21のソース及びゲートの間には、コンデンサ15及びダイオード16が並列で接続されている。ダイオード16は、そのカソードがFET14,21のゲートに接続され、アノードがFET14,21のソースに接続されている。また、突入電流防止FET21のソースとドレインの間には、抵抗28が並列で接続されている。
逆接続保護回路25が保護対象とする回路10は、その正極側の電源接続端子が正極端子12に接続されている。回路10の負極側の接続端子は、突入電流防止FET21のドレインに接続されている。また、回路10に供給する電圧を安定化するための平滑コンデンサ20が、回路10に対して並列に接続されている。平滑コンデンサ20の一方の端子は正極端子12に接続され、他方の端子は突入電流防止FET21のドレインに接続されている。以上のように、回路10及び平滑コンデンサ20から負極端子13に向けて流れる電流の経路上に、突入電流防止FET21及び逆接続保護FET14が直列で接続された構成となっている。FET14,21が上記のように接続されているので、逆接続保護FET14の寄生ダイオード18は順方向、突入電流防止FET21の寄生ダイオード27は逆方向に接続されているといえる。なお、ここでの「順方向」及び「逆方向」は、逆接続保護回路25に直流電源が正常な極性で接続された状態で定常的に流れている電流の向きに対しての方向を言うものとする。
次に、本実施形態の逆接続保護回路25において、端子12,13に対して直流電源が逆の極性で接続された場合、つまり、正極端子12が直流電源の負極に接続され、負極端子13が直流電源の正極に接続された場合について説明する。
この状態でスイッチ19を入れたとしても、逆接続保護FET14のソース−ドレイン間には電位差が生じないため、逆接続保護FET14はオフの状態を維持する。このため、回路10に電流が流れることはない。このように、本実施形態の逆接続保護回路25によれば、直流電源が逆接続された場合であっても、回路10に逆方向の電流が流れることを防止できるので、当該回路10を適切に保護することができる。
続いて、端子12,13に対して直流電源が正常な極性で接続された場合、つまり、正極端子12に直流電源の正極が接続され、負極端子13が直流電源の負極に接続された場合について説明する。なお、以下の説明では、特に断らない限り、直流電源が正常な極性で接続された場合を前提としている。
スイッチ19が入れられる前の状態では、コンデンサ15の電荷は空であり、当該コンデンサ15の両端には電位差が発生していない。従って、この状態では2つのFET14,21のソース−ゲート間に電位差が発生していないので、FET14,21は両方ともオフとなっている。
この状態では平滑コンデンサ20の電荷も空の状態であるため、スイッチ19が入れられた直後は、平滑コンデンサ20を充電するための電流が流れる。しかし、FET14,21が依然としてオフの状態であるため、突入電流はFET14,21を流れることができない。このため、突入電流は、正極端子12、スイッチ19、平滑コンデンサ20、抵抗28、逆接続保護FET14の寄生ダイオード18、及び負極端子13の順に流れる。
このように、スイッチ19が入れられた直後の突入電流は、突入電流防止FET21を回避するようにして、抵抗28を流れる。この抵抗28には比較的大きな抵抗値が設定されており、平滑コンデンサ20及び抵抗28で構成される微分回路の時定数が大きくなっている。従って、平滑コンデンサ20は徐々に充電されていくため、当該平滑コンデンサ20を充電するための電流は徐々に流れる。これにより、スイッチ19が入れられた直後に、大きな突入電流がFET14,21を流れることを抑制できる。
また、スイッチ19が入れられた直後は、コンデンサ15を充電するための電流も流れる。この電流は、正極端子12、スイッチ19、抵抗17、コンデンサ15、逆接続保護FET14の寄生ダイオード18、及び負極端子13の順に流れる。抵抗17には比較的大きな抵抗値が設定されており、コンデンサ15及び抵抗17で構成される微分回路の時定数が大きくなっている。従って、コンデンサ15は徐々に充電されていく。このため、スイッチ19が入れられた後も、FET14,21はしばらくの間オフの状態を維持し続けるので、スイッチ19が入れられた直後に大きな突入電力が流れることを、確実に抑制できる。
コンデンサ15がある程度充電され、突入電流防止FET21のソース−ゲート間の電位差が所定以上になると、当該突入電流防止FET21がオン状態になる。これにより、突入電流防止FET21を介して電流を流すことができるようになるので、電流が抵抗28を流れることによる電力の損失を減少させることができる。
突入電流防止FET21がオンになった後、当該突入電流防止FET21のソース−ゲート間の電位差は徐々に大きくなっていくので、突入電流防止FET21を流れる電流は徐々に大きくなっていく。このように、突入電流防止FET21を流れる電流をソフトスタート的に制限できるので、FET14,21に大きな突入電流が流れることを確実に抑制できる。
突入電流防止FET21がオン状態になるのと前後して、逆接続保護FET14のソース−ゲート間の電位差が所定以上になり、当該逆接続保護FET14もオン状態となる。これにより、寄生ダイオード18を流れていた電流が、逆接続保護FET14を通常通り流れるようになるので、電力の損失を最小限に抑えることができる。
FET14,21がオン状態となり、コンデンサ15,20が十分に充電された後は、逆接続保護回路25に定常的な直流電流が流れる。この定常電流は、正極端子12、スイッチ19、回路10、突入電流防止FET21、逆接続保護FET14、及び負極端子13の順で流れる。以上のように、定常状態においては、オン状態のFET14,21を介して電流を流すので、回路10への電力供給を効率的に行うことができる。
スイッチ19が切られた場合、平滑コンデンサ20の電荷は、回路10を介して放電される。一方、コンデンサ15の電荷は、平滑コンデンサ20の電圧がコンデンサ15の電圧より高い間は放電されない。平滑コンデンサ20の電圧が低くなれば、コンデンサ15の電荷は抵抗17を介して徐々に放電される。そのため、スイッチ19が切られた後もFET14,21は即座にはオフにならない。
再びスイッチ19が入れられると、空の平滑コンデンサ20を充電するために電流が流れ始める。このとき、コンデンサ15を十分に放電していない場合は、突入電流防止FET21がオン状態のままであるため、当該突入電流防止FET21に大きな突入電流が流れる。
そこで本実施形態の逆接続保護回路25は、突入電流防止FET21に大きな電流が流れた場合、これを検出して、瞬時にコンデンサ15を放電させる放電部30を備えている。
放電部30の構成について詳しく説明する。放電部30は、コンパレータ(比較部)31と、トランジスタ(スイッチ部)32と、迂回路33と、から構成されている。
迂回路33は、突入電流防止FET21のゲート−ドレイン間を接続している。迂回路33の途中には、トランジスタ32が配置されている。トランジスタ32はNPN型で構成されており、そのコレクタは突入電流防止FET21のゲートに、エミッタは突入電流防止FET21のドレインに、それぞれ接続されている。また、迂回路33の途中には、適宜の抵抗39が直列で挿入されている。
コンパレータ31の非反転入力端子は、抵抗35を介して、突入電流防止FET21のドレインに接続されている。コンパレータ31の反転入力端子は、抵抗36を介して、突入電流防止FET21のソースに接続されている。また、この反転入力端子には、抵抗37を介して直流電源(電圧Vcc)が接続されている。コンパレータの出力端子は、適宜の抵抗38を介して、トランジスタ32のベースに接続されている。なお、トランジスタ32のベースとエミッタの間には、適宜の抵抗40が接続されている。
続いて、突入電流防止FET21に大きな電流が流れたことをコンパレータ31によって検出する構成について説明する。
突入電流防止FET21のドレインの電圧をVD、ソースの電圧をVSとした場合、当該突入電流防止FET21に流れる電流IDSは以下の数式1で求めることができる。なお、式中のRONは突入電流防止FET21のオン抵抗の値である。
Figure 2014030317
コンパレータ31の反転入力端子の電圧をV’とした場合、以下の式が成り立つ。なお、式中のIは抵抗36及び抵抗37に流れる電流の大きさであり、R1は抵抗36の抵抗値、R2は抵抗37の抵抗値である。
Figure 2014030317
コンパレータ31の非反転入力端子の電圧は、突入電流防止FET21のドレインと同じ電圧VDである。コンパレータ31の非反転入力端子の電圧VDが、反転入力端子の電圧V’よりわずかでも大きい場合、当該コンパレータ31の出力端子からトランジスタ32のベースに電流が流れ、当該トランジスタ32がオンになる。一方、非反転入力端子の電圧VDが、反転入力端子の電圧V’以下の場合、トランジスタ32はオフとなる。従って、トランジスタ32がオンになる条件は、VD>V’である。この条件に数式2を代入すれば、トランジスタ32がオンになる条件を以下の数式3のように表すことができる。
Figure 2014030317
上記数式3の条件を変形すれば、トランジスタ32がオンになる条件を以下の数式4のように表すことができる。
Figure 2014030317
上記数式4の左辺は、突入電流防止FET21のドレイン−ソース間の電位差である。つまり、本実施形態のコンパレータ31は、突入電流防止FET21のドレイン−ソース間の電位差が所定の閾値(R1×(Vcc−VD)÷R2)を超えた場合に、トランジスタ32をオンにするように構成されている。
数式4の条件を数式1に代入すれば、トランジスタ32がオンになる条件を以下の数式5のように表すことができる。
Figure 2014030317
数式5においてを仮にVD=0と置けば、数式5の右辺が最大になる。そこで、トランジスタ32をオンにすることなく突入電流防止FET21に流すことができる電流の最大値IDSmaxを、以下の数式6で表すことができる。逆に言うと、本実施形態のコンパレータ31は、突入電流防止FET21を流れる電流がIDSmaxを超えた場合には、トランジスタ32を確実にオンにするように構成されている。
Figure 2014030317
以上のように、本実施形態のコンパレータ31は、突入電流防止FET21を流れる電流が所定の閾値(IDSmax)を超えたことを検出した場合に、トランジスタ32をオンに切り替えるように機能する。
次に、コンデンサ15が十分に放電されていない状態でスイッチ19が入れられた場合における、放電部30の動作について説明する。
スイッチ19が入れられたときにコンデンサ15が十分に放電されていない場合、突入電流防止FET21がオン状態のままなので、当該突入電流防止FET21に大きな突入電流が流れようとする。突入電流防止FET21に大きな電流が流れると、突入電流防止FET21のオン抵抗RONによってソース−ドレイン間にある程度の電位差が生じる。コンパレータ31は、上記電位差が所定の閾値を超えたことを検出した場合(つまり、突入電流防止FET21に所定の閾値ISDmaxを超える大電流が流れそうになったことを検出した場合)、トランジスタ32をオン状態に切り替える。
トランジスタ32がオン状態に切り替わると、迂回路33が導通状態になる。この場合、突入電流防止FET21がオン状態であるため、コンデンサ15の両端は、抵抗39、トランジスタ32、及び突入電流防止FET21を介して接続されることになる。
本実施形態において、迂回路33に配置された抵抗39の抵抗値は、抵抗17の抵抗値に比べて小さな値が設定されている。これにより、コンデンサ15の電荷は速やかに放電されるので、突入電流防止FET21が速やかにオフに切り替わる。
このように、本実施形態の構成によれば、突入電流防止FET21に所定の閾値を超える電流が流れそうになった場合に、コンデンサ15を瞬時に放電して、突入電流防止FET21をオフに切り替えることができる。従って、例えばコンデンサ15が十分に放電されていない状態でスイッチ19が入れられたとしても、突入電流防止FET21や逆接続保護FET14に大きな突入電流が流れることを防止できる。
なお、仮に、閾値を超える大きな突入電流が流れたとしても、その場合にはコンパレータ31がトランジスタ32を確実にオンに切り替えてコンデンサ15の電荷を瞬時に放電するので、その突入電流が流れる時間は極めて短いものとなる。このように、仮に大きな突入電流が突入電流防止FET21に流れるとしても、その時間を極めて短い時間に制限できるので、当該突入電流を許容できるMOSFETの選択が容易になる。
次に、コンデンサ15が十分に放電された状態(突入電流防止FET21がオフの状態)でスイッチ19が入れられた場合における、放電部30の動作について説明する。
この状態でスイッチ19を入れると、平滑コンデンサ20を充電する突入電流は、抵抗28を流れる。従って、抵抗28の両端には電位差が生じる。このとき、抵抗28の両端の電位差(突入電流防止FET21のドレイン−ソース間の電位差)が所定の閾値を超えると、コンパレータ31がトランジスタ32をオン状態に切り替える。このように、突入電流防止FET21がオフの状態(突入電流防止FET21に電流が流れていない状態)であっても、ドレイン−ソース間に電位差が生じてトランジスタ32がオンになり得る。
トランジスタ32がオン状態になると、迂回路33が導通状態になる。この場合、突入電流防止FET21がオフ状態であるため、コンデンサ15の両端は、抵抗39、トランジスタ32、及び抵抗28を介して接続されることになる。しかし前述のように、抵抗28には大きな抵抗値が設定されているため、コンデンサ15の両端にはある程度の電位差が生じる。このため、トランジスタ32がオン状態になって迂回路33が導通したとしても、コンデンサ15からの放電は進まない。これにより、既に説明したようにコンデンサ15が徐々に充電されていく。
コンデンサ15が十分に充電されると、突入電流防止FET21がオン状態となり、当該突入電流防止FET21に電流が流れる。この時点で平滑コンデンサ20はある程度充電されているので、突入電流防止FET21がオン状態に切り替わったとしても、大きな突入電流が流れることはない。なお、仮に突入電流防止FET21がオン状態となったタイミングで閾値を超える大きな突入電流が流れたとしても、コンパレータ31がトランジスタ32を確実にオンに切り換えてコンデンサ15の電荷を瞬時に放電するので、その突入電流が流れる時間は極めて短いものとなる。
オン状態に切り替わった突入電流防止FET21に大きな突入電流が流れなければ、当該突入電流防止FET21のドレイン−ソース間の電位差が閾値を下回わるので、コンパレータ31がトランジスタ32をオフ状態に切り替える。これにより迂回路33が非導通状態となるので、以降はコンデンサ15への充電が通常通り行われる。
以上で説明したように、本実施形態の逆接続保護回路25は、逆接続保護FET14と、突入電流防止FET21と、コンデンサ15と、放電部30と、を備えている。逆接続保護FET14は、寄生ダイオード18が順方向となるように配置される。突入電流防止FET21は、寄生ダイオード27が逆方向となるように配置される。コンデンサ15は、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21のソース−ゲート間に接続される。放電部30は、突入電流防止FET21に流れる電流値が所定の閾値を超えた場合に、コンデンサ15を放電する。
なお、本実施形態の放電部30は、突入電流防止FET21のソース−ドレイン間の電位差が所定の閾値を超えた場合に、コンデンサ15を放電している。即ち、FETにはオン抵抗があるため、突入電流防止FET21のソース−ドレイン間の電位差を検出することで、当該突入電流防止FET21に流れる電流の大きさを知ることができる。そこで上記のように、突入電流防止FET21のソース−ドレイン間の電位差が所定の閾値を超えた場合に、コンデンサ15を放電して当該突入電流防止FET21をオフにすることで、大きな突入電流が流れることを確実に防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21はNチャンネル型のMOSFETとしたが、図2や図3に示した従来例と同じようにPチャンネル型のMOSFETとして構成することもできる。
比較部はコンパレータに限定されず、突入電流防止FET21を流れる電流の大きさに応じてスイッチ部(トランジスタ32)のオン/オフを切り替えることができる構成であれば良い。
スイッチ部はトランジスタに限らず、例えばリレーであっても良い。但し、上記のようにスイッチ部をトランジスタとして構成すれば、迂回路33の導通/非導通を高速で切り替えることができるので、突入電流防止FET21に大電流が流れそうになったときに速やかにコンデンサ15を放電させることができるので好適である。
直流電源はバッテリーに限らず、例えばAC/DCコンバータから電源が供給されても良いことはもちろんである。
上記実施形態では、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21をソフトスタートさせるためのコンデンサ15は、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21で共通となっている。しかしこれに代えて、ソフトスタート用のコンデンサを、逆接続保護FET14及び突入電流防止FET21のそれぞれに個別に設けても良い。
また、本願発明の逆接続保護回路は、舶用電子機器に限らず、直流電源によって駆動される電子機器に広く採用することができる。
10 回路(電子回路)
14 逆接続保護FET
15 コンデンサ
20 平滑コンデンサ
21 突入電流防止FET
25 逆接続保護回路
30 放電部
31 コンパレータ(比較部)
32 トランジスタ(スイッチ部)
33 迂回路

Claims (6)

  1. 寄生ダイオードが順方向となるように配置された逆接続保護FETと、
    寄生ダイオードが逆方向となるように配置された突入電流防止FETと、
    前記逆接続保護FET及び前記突入電流防止FETのソース−ゲート間に接続されたコンデンサと、
    前記突入電流防止FETに流れる電流が所定の閾値を超えた場合に、前記コンデンサを放電する放電部と、
    を備えることを特徴とする逆接続保護回路。
  2. 請求項1に記載の逆接続保護回路であって、
    前記放電部は、
    前記コンデンサの電荷を逃がす迂回路と、
    前記迂回路を導通させるスイッチ部と、
    前記突入電流防止FETに流れる電流が所定の閾値を超えた場合に前記スイッチ部をオンにする比較部と、
    を備えることを特徴とする逆接続保護回路。
  3. 請求項2に記載の逆接続保護回路であって、
    前記スイッチ部はトランジスタであることを特徴とする逆接続保護回路。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の逆接続保護回路であって、
    平滑コンデンサを更に備え、
    前記逆接続保護FET及び前記突入電流防止FETのソース及びドレインは、前記平滑コンデンサに流れる電流の経路に直列で接続されていることを特徴とする逆接続保護回路。
  5. 請求項4に記載の逆接続保護回路と、
    前記平滑コンデンサに並列接続された電子回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器であって、
    船舶に搭載される舶用電子機器であることを特徴とする電子機器。
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