JP2014028471A - 液体吐出ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014028471A
JP2014028471A JP2012169851A JP2012169851A JP2014028471A JP 2014028471 A JP2014028471 A JP 2014028471A JP 2012169851 A JP2012169851 A JP 2012169851A JP 2012169851 A JP2012169851 A JP 2012169851A JP 2014028471 A JP2014028471 A JP 2014028471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin film
liquid
supply port
photosensitive resin
silicon nitride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012169851A
Other languages
English (en)
Inventor
洋輔 ▲高▼木
Yosuke Takagi
Yuichiro Akama
雄一郎 赤間
Kenji Fujii
謙児 藤井
Mitsuru Senda
充 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012169851A priority Critical patent/JP2014028471A/ja
Priority to US13/951,730 priority patent/US8991975B2/en
Publication of JP2014028471A publication Critical patent/JP2014028471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14032Structure of the pressure chamber
    • B41J2/1404Geometrical characteristics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/16Production of nozzles
    • B41J2/1621Manufacturing processes
    • B41J2/1637Manufacturing processes molding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14403Structure thereof only for on-demand ink jet heads including a filter
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49401Fluid pattern dispersing device making, e.g., ink jet

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】インク供給口の開口縁部における窒化シリコン膜の残材部の破損を抑制し、感光性樹脂膜の破損を防止する。
【解決手段】インクを供給するためのインク供給口106及びインク供給口106から供給されたインクにエネルギーを与える液体吐出エネルギー発生素子を有するシリコン基板104と、シリコン基板104に接合され、インクを吐出する複数の吐出口を有する感光性樹脂膜102と、シリコン基板104に、液体吐出エネルギー発生素子を覆うように形成される窒化シリコン膜103と、窒化シリコン膜103と感光性樹脂膜102との間に設けられて窒化シリコン膜103と感光性樹脂膜102とを接合する樹脂膜と、を備える。樹脂膜105は、インク供給口106の開口面において、インク供給口106の、複数の吐出口の配列方向に平行な開口縁から、インク供給口106の内側に向かって延ばされて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、インク等の液体を被記録材へ吐出して記録を行う液体吐出ヘッド及びその製造方法に関する。
従来、紙等の被記録材に対して画像を記録する記録ヘッドが搭載された種々の記録方式が提案されており、例えば熱転写方式、ワイヤードット方式、感熱方式、インクジェット方式などが実用化されている。
これらの中でも、インクジェット方式は、ランニングコストが安く、記録動作時の騒音が抑えられる記録方式として注目され、幅広い分野で使用されている。インクジェット方式のプリンタでは、表面に液体吐出エネルギー発生素子が設けられたシリコン基板を有するインクジェットヘッドに、インクタンクからインクが供給され、インク吐出動作を行うことによって画像を記録する。
インクジェットヘッドのインク吐出構造部は、小型化、高密度化することを目的として、半導体製造技術を用いて形成されている。
以下、図面を参照して、従来のインクジェットヘッドの構造について説明する。図3に、従来のインクジェットヘッドの一例の分解斜視図を示す。図4に、従来のインクジェットヘッドの製造工程の一例を説明するための断面図を示す。
図5(a)に、従来のインクジェットヘッドの吐出口形成面の平面図を示す。図5(b)〜(d)に、従来のインクジェットヘッドの、図5(a)におけるC−C’線に沿った断面図を示し、内部構造を明らかにする。
図3に示すように、インクジェットヘッドカートリッジ300は、インクタンク保持ユニット302と、インク供給ユニット303と、インクジェットヘッド301と、を備えて構成されている。
インクタンク(図示せず)から供給されたインクは、インクタンク保持ユニット302を介してインク供給ユニット303へ供給され、インク供給ユニット303に接合されるインクジェットヘッド301から吐出され、記録動作が行われる。
インクジェットヘッド301は、シリコン基板104と、シリコン基板104上に配置されて複数の吐出口713を有する感光性樹脂膜102と、を有している。
上述の通り、シリコン基板104上には、インクを吐出するためにエネルギーを発生する複数の液体吐出エネルギー発生素子711が設けられている(図4参照)。各液体吐出エネルギー発生素子711は、各吐出口713に対応する位置にそれぞれ配置されている。
インクジェットヘッド301の基本構成及びその製造工程の一例について、図4を参照して説明する。
シリコン基板104と感光性樹脂膜102との間には、酸化シリコン膜708、窒化シリコン膜103、樹脂膜105が、この順に積層されて形成される。酸化シリコン膜708は、シリコン基板104の表面を絶縁することを目的として形成される。窒化シリコン膜103は、酸化シリコン膜708の上層として形成され、液体吐出エネルギー発生素子711の保護膜として機能する。樹脂膜105は、感光性樹脂膜102と窒化シリコン膜103との間に設けられ、シリコン基板104と感光性樹脂膜102とを接合するための接合膜となって密着力を向上させる機能を有している。
そして、インクカートリッジから供給されるインクは、インク供給口106からインク流路715を介して吐出口713へと供給される。吐出口713近傍に供給されたインクは、液体吐出エネルギー発生素子711が電気信号に応じて駆動されることで、インク吐出動作が行われ、吐出口713から吐出される。
次に、インクジェットヘッドの製造工程について説明する。図4(a)に示すように、シリコン基板104の上面側には、酸化シリコン膜708、窒化シリコン膜103、樹脂膜105が、この順にそれぞれ成膜される。シリコン基板104の下面(裏面)側には、熱酸化膜709、ポリシリコン膜710が、この順にそれぞれ成膜される。
続いて、図4(b)に示すように、ポリシリコン膜710を除去し、図4(c)に示すように、インク供給口106の下側開口部に対応する領域に存在する、熱酸化膜709の一部を除去する。これにより、シリコン基板104の下面の一部分が露出される。
次に、図4(d)に示すように、熱酸化膜709の一部が除去された部分を起点として、シリコン基板104の下面側からエッチングを行う。エッチングによって、シリコン基板104内にインク供給口106が形成される。
続いて、図4(e)に示すように、インク流路715を形成するための、溶解可能な樹脂材料からなる流路パターン部材712を、樹脂膜105の上に形成する。続いて、図4(f)に示すように、流路パターン部材712及び樹脂膜105の全面を覆うように感光性樹脂膜102を形成し、さらに、感光性樹脂膜102の上面に、撥水膜714を形成して、吐出口713が形成される。
発砲室側から見て、インク供給路側には、インク中に混在するゴミ等の異物を捕集する丸型ノズルフィルター101が、感光性樹脂膜102によって形成されて設けられている。ノズル内のゴミ詰まりが生じることでインク不吐出が発生することが、丸型ノズルフィルター101によって防止されている。
このような構成のインクジェットヘッド301は、例えば特許文献1に開示されている。そして、上述したインクジェットヘッドの構成は、これまで一般的に実用化されてきた。
特開2005−161763号公報
図5(b)〜(d)に示すように、従来から、樹脂膜105は、シリコン基板104内のインク供給口106の上側開口縁から、インク供給口106の内側へはみ出して形成しない構成が採用されてきた。この理由は、樹脂膜105が形成されている領域が、樹脂膜105の厚み(2μm程度)分だけ、感光性樹脂膜102の厚みを減少させることになり、ノズル形成の自由度の低下を避けるために、不要な樹脂膜105の形成領域を可能な限り減らすためである。
しかしながら、上述の構成では、ノズルフィルター101の近傍において、感光性樹脂膜102と窒化シリコン膜103とが直接接合されてしまう。そのため、製造工程の過程で加わる振動(例えば、流路を構成する流路パターン及び発砲室を形成するための流路パターン部材712(型材)の除去時に使用される超音波振動)が窒化シリコン膜103へ直接伝わってしまうことになる。したがって、インク供給口106のエッチング形成時に、上側開口縁で露出して発生する窒化シリコン膜103の端部(残材部)107が破損して欠けるおそれがある。このように破損した残材部107は、インク流路715内に残留する可能性があり、吐出口713においてノズル詰まりを引き起こすおそれがある。
ノズル詰まりが生じた場合には、吐出不良や不吐出を引き起こし、結果として記録画質の劣化を生じさせる可能性がある。
そこで、本発明は、上記関連する技術の課題を解決することができる液体吐出ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。本発明の目的の一例は、超音波洗浄によって型材をシリコン基板から除去する際に、液体供給口の開口縁から液体供給口の内側に向かって突出する窒化シリコン膜の残材部の破損を抑制し、ノズルの詰まりを防止することにある。
上述した目的を達成するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、液体を供給するための液体供給口及び液体供給口から供給された液体にエネルギーを与える液体吐出エネルギー発生素子を有するシリコン基板と、シリコン基板に接合され、液体を吐出する複数の吐出口を有する感光性樹脂膜と、シリコン基板に、液体吐出エネルギー発生素子を覆うように形成される窒化シリコン膜と、窒化シリコン膜と感光性樹脂膜との間に設けられて窒化シリコン膜と感光性樹脂膜とを接合する樹脂膜と、を備える。樹脂膜は、液体供給口の開口面において、液体供給口の、複数の吐出口の配列方向に平行な開口縁から、液体供給口の内側に向かって延ばされて形成されている。
なお、本発明において、液体供給口の開口面とは、液体供給口の開口縁の全周を含む面を指している。
本発明によれば、吐出口を含むノズルを形成する型材の除去時に用いられる超音波によって感光性樹脂膜が振動されたときに、窒化シリコン膜に接合された樹脂膜が、窒化シリコン膜に作用する応力を緩和し、窒化シリコン膜の残材部の破損を抑制できる。その結果、本発明は、窒化シリコン膜の残材部によるノズル詰まりを防止することができる。
第1の実施形態のインクジェットヘッドが備える窒化シリコン膜、残材部、樹脂膜の構成を示す図であって、(a)が、吐出口形成面を示す平面図、(b)〜(d)が、A−A’線に沿った断面図である。 第2の実施形態のインクジェットヘッドが備える窒化シリコン膜、残材部、樹脂膜の構成を示す図であって、(a)が、吐出口形成面の平面図、(b)〜(d)が、B−B’線に沿った断面図である。 従来のインクジェットヘッドカートリッジを示す分解斜視図である。 従来のインクジェットヘッドの製造工程を説明するための断面図である。 丸型フィルターを備える従来のインクジェットヘッドの構成を示す図であって、(a)が、吐出口形成面の平面図、(b)〜(d)が、C−C’線に沿った断面図である。 リブ型フィルターを備える従来のインクジェットヘッドの構成を示す図であって、(a)が、吐出口形成面の平面図、(b)〜(d)が、D−D’線に沿った断面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)に、第1の実施形態のインクジェットヘッドの吐出口形成面の平面図を示し、図1(b)〜(d)に、図1(a)におけるA−A’線に沿った断面図を示す。
そして、液体吐出ヘッドとしての、第1の実施形態のインクジェットヘッド301は、シリコン基板104を備えている。シリコン基板104は、液体としてのインクを供給するためのインク供給口106(液体供給口)及びインク供給口106から供給されたインクにエネルギーを与える液体吐出エネルギー発生素子を有している。また、インクジェットヘッド301は、シリコン基板104に接合され、インクを吐出する複数の吐出口を有する感光性樹脂膜102と、シリコン基板104に、液体吐出エネルギー発生素子を覆うように形成される窒化シリコン膜103と、を備えている。また、インクジェットヘッド301は、窒化シリコン膜103と感光性樹脂膜102との間に設けられ、窒化シリコン膜103と感光性樹脂膜102とを接合する樹脂膜105を備えている。
インクジェットヘッド301は、図1(a)に示すように、感光性樹脂膜102によって形成された丸型ノズルフィルター101を備えている。
図1(a)〜(d)に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド301は、図5(a)〜(d)に示した従来の構成と比較して、樹脂膜105が形成される領域が異なっている。本実施形態における他の構成については、図5に示した従来のインクジェットヘッドと同様であるので、従来と同一の機能を有する構成部材については、その詳細な説明を省略する。
以下、本実施形態において、窒化シリコン膜103の残材部(端部)の破損が防止される作用について説明する。
図5に示した従来のインクジェットヘッドの構成では、樹脂膜105が、シリコン基板104内のインク供給口106の、複数の吐出口の配列方向に平行な上側開口縁から、インク供給口106の内側に突出させない構成であった。このため、ノズルフィルター101の近傍においては、感光性樹脂膜102と窒化シリコン膜103とが直接接する領域が生じている。
この構成の場合には、製造工程の過程で加わる振動(例えば、流路を構成する流路パターン及び発砲室を形成する型材の除去時に使用される超音波振動)が、窒化シリコン膜103へ直接伝わってしまう。このため、インク供給口106のエッチング形成時に、上側開口縁部で露出して発生する窒化シリコン膜103の残材部107が破損して欠けるおそれがある。その結果、残材部107の破損片は、感光性樹脂膜102の破壊を誘発する可能性がある。
この対策として、本実施形態では、図1(a)〜(d)に示すように、樹脂膜105が、感光性樹脂膜102に沿って、インク供給口106の開口面において、インク供給口106の開口縁から、インク供給口106の内側に向かって延ばされて形成されている。
また、樹脂膜105は、感光性樹脂膜102及びシリコン基板104の硬度よりも硬度が低い材料であることが好ましく、残材部107の破損を防止する効果をより一層高めることができる。
加えて、本実施形態では、インク供給口106の開口縁から、インク供給口106の内側に向かって延ばされた樹脂膜105の端部は、窒化シリコン膜103の残材部107よりも、インク供給口106の開口縁側に位置している。これによって、樹脂膜105によって窒化シリコン膜103の残材部107の破損を防ぐと共に、樹脂膜105の破損も防ぐことができる。
本実施形態の構成によれば、インク供給口106の内側の上方において、窒化シリコン膜103の残材部107の上面側が、樹脂膜105によって被覆される形態になる。これにより、型材の除去時に感光性樹脂膜102に加わる振動が、窒化シリコン膜103へ直接伝わらずに、樹脂膜105が応力を緩和する効果を果たすので、残材部107の破損を抑制し、ノズル詰まりが発生することを防止することができる。
(第2の実施形態)
図2(a)に、第2の実施形態のインクジェットヘッドの吐出口形成面の平面図を示し、図2(b)〜(d)に、図2(a)におけるB−B’線に沿った断面図を示す。図6(a)に、従来のインクジェットヘッドの吐出口形成面の平面図を示す。図6(b)〜(d)に、従来のインクジェットヘッドの、図6(a)におけるD−D’線に沿った断面図を示し、内部構造を明らかにする。
上述した第1の実施形態では、丸型ノズルフィルター101を採用したインクジェットヘッドに適用されたが、リブ型ノズルフィルター201を採用したインクジェットヘッドにおいても、同様に効果を発揮する。
インクの種類によっては、感光性樹脂膜102が膨潤を引き起こす可能性があり、その場合に、シリコン基板104から感光性樹脂膜102が剥離することが懸念される。その対策として、図6(a)に示すように、ノズルフィルターとしてリブ型ノズルフィルター201を採用して、感光性樹脂膜102とシリコン基板104とが接する面積を増やす場合がある。リブ型ノズルフィルター201は、丸型ノズルフィルター101と同様に、感光性樹脂膜102によって形成されている。
ところで、上述のようにリブ型ノズルフィルター201を用いる構成の場合には、図6(b)〜(d)に示すように、感光性樹脂膜102と窒化シリコン膜103とが直接接する面積が増える。このため、製造工程の過程で生じる感光性樹脂膜102の振動によって、窒化シリコン膜103の残材部107の破損の発生率が増加してしまう。
図2(a)〜(d)に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド301は、図6(a)〜(d)に示した従来の構成と比較して、樹脂膜105が形成される領域が異なっている。その他の構成については、図6に示した従来のインクジェットヘッドと同様であるので、従来と同一の機能を有する構成部材については、その詳細な説明を省略する。
第2の実施形態においても、図2(a)〜(d)に示すように、インク供給口106の、複数の吐出口の配列方向に平行な上側開口縁の直上に、感光性樹脂膜102が形成されている。この構成においても、樹脂膜105は、窒化シリコン膜103を被覆することによって応力を緩和する効果を有している。したがって、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、樹脂膜105によって、窒化シリコン膜103の残材部107の破損を防止することが可能になる。
101 丸型フィルター
102 感光性樹脂膜
103 窒化シリコン膜
104 シリコン基板
105 樹脂膜
106 インク供給口
107 残材部
301 インクジェットヘッド
711 液体吐出エネルギー発生素子
713 吐出口

Claims (6)

  1. 液体を供給するための液体供給口及び前記液体供給口から供給された液体にエネルギーを与える液体吐出エネルギー発生素子を有するシリコン基板と、
    前記シリコン基板に接合され、液体を吐出する複数の吐出口を有する感光性樹脂膜と、
    前記シリコン基板に、前記液体吐出エネルギー発生素子を覆うように形成される窒化シリコン膜と、
    前記窒化シリコン膜と前記感光性樹脂膜との間に設けられ、前記窒化シリコン膜と前記感光性樹脂膜とを接合する樹脂膜と、を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記樹脂膜は、前記液体供給口の開口面において、前記液体供給口の、前記複数の吐出口の配列方向に平行な開口縁から、前記液体供給口の内側に向かって延ばされて形成されている、ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記樹脂膜は、前記感光性樹脂膜及び前記シリコン基板の硬度よりも硬度が低い材料である、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記液体供給口の前記開口縁から、前記液体供給口の内側に向かって延ばされた前記樹脂膜の端部は、前記液体供給口の前記開口縁から、前記液体供給口の内側に向かって延ばされた前記窒化シリコン膜の端部よりも、前記開口縁側に位置している、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 液体を供給するための液体供給口及び前記液体供給口から供給された液体にエネルギーを与える液体吐出エネルギー発生素子を有するシリコン基板と、前記シリコン基板に接合され、液体を吐出する複数の吐出口を有する感光性樹脂膜と、前記シリコン基板に、前記液体吐出エネルギー発生素子を覆うように形成される窒化シリコン膜と、前記窒化シリコン膜と前記感光性樹脂膜との間に設けられ、前記窒化シリコン膜と前記感光性樹脂膜とを接合する樹脂膜と、を備える液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記液体供給口の開口面において、前記液体供給口の、前記複数の吐出口の配列方向に平行な開口縁から、前記液体供給口の内側に向かって前記樹脂膜を延ばして形成する工程を有する、液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記工程では、前記感光性樹脂膜及び前記シリコン基板の硬度よりも硬度が低い前記樹脂膜を用いる、請求項4に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 液体の流路を形成するための型材を前記樹脂膜に形成する工程と、
    前記型材に前記感光性樹脂膜を形成する工程と、
    前記型材を、超音波を用いて除去する工程と、を有する、請求項4または5に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
JP2012169851A 2012-07-31 2012-07-31 液体吐出ヘッド及びその製造方法 Pending JP2014028471A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012169851A JP2014028471A (ja) 2012-07-31 2012-07-31 液体吐出ヘッド及びその製造方法
US13/951,730 US8991975B2 (en) 2012-07-31 2013-07-26 Liquid ejection head having structural modifications to film layers and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012169851A JP2014028471A (ja) 2012-07-31 2012-07-31 液体吐出ヘッド及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014028471A true JP2014028471A (ja) 2014-02-13

Family

ID=50025073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012169851A Pending JP2014028471A (ja) 2012-07-31 2012-07-31 液体吐出ヘッド及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8991975B2 (ja)
JP (1) JP2014028471A (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1199649A (ja) 1997-09-30 1999-04-13 Canon Inc インクジェットヘッド、その製造方法、及びインクジェット装置
EP0962320B1 (en) * 1998-06-03 2005-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Ink-Jet head, ink-jet head substrate, and a method for making the head
US6561632B2 (en) * 2001-06-06 2003-05-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printhead with high nozzle packing density
JP4455282B2 (ja) 2003-11-28 2010-04-21 キヤノン株式会社 インクジェットヘッドの製造方法、インクジェットヘッドおよびインクジェットカートリッジ
JP3814608B2 (ja) 2003-12-04 2006-08-30 キヤノン株式会社 インクジェット記録ヘッドの製造方法
JP4881081B2 (ja) 2005-07-25 2012-02-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
US7523553B2 (en) 2006-02-02 2009-04-28 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing ink jet recording head
US8037603B2 (en) 2006-04-27 2011-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet head and producing method therefor
JP5213423B2 (ja) 2007-12-06 2013-06-19 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド及びその製造寸法管理方法
JP2009208393A (ja) 2008-03-05 2009-09-17 Canon Inc インクジェット記録ヘッド
JP5693068B2 (ja) 2010-07-14 2015-04-01 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8991975B2 (en) 2015-03-31
US20140035997A1 (en) 2014-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905266B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP2017177676A (ja) 液体吐出装置
JP2017109457A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4320596B2 (ja) インクジェットヘッド
JP6073660B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP2018122554A (ja) 部材、液体噴射ヘッドチップ、液体噴射ヘッド、液体噴射装置および切断方法
JP2017105026A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置および液体噴射ヘッドの製造方法
JP2007210114A (ja) インクジェットヘッド
JP5768037B2 (ja) インクジェットヘッド
JP4586427B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2014028471A (ja) 液体吐出ヘッド及びその製造方法
JP2016159441A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置および液体噴射ヘッドの製造方法
JP2014117819A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP2007261169A (ja) 液体噴射ヘッド
JP2014172352A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出カートリッジ、液滴吐出装置。
JP2006062148A (ja) シリコン構造体製造方法、モールド金型製造方法、シリコン構造体、インクジェット記録ヘッド、画像形成装置、及び、半導体装置
JP5672249B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2014058079A (ja) 液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置
JP7033278B2 (ja) 液体吐出装置
JP5719523B2 (ja) 液体噴射記録ヘッド、液体噴射記録装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP7288750B2 (ja) ヘッドチップ、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置
JP2007030433A (ja) インクジェットプリンタ用ヘッド
JP2018051982A (ja) プレート体、液体噴射ヘッド、および液体噴射記録装置
JP2002160365A (ja) ヘッドチップ及びその製造方法
JP2017043023A (ja) インクジェットヘッド、および液体噴射記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140430