JP2002160365A - ヘッドチップ及びその製造方法 - Google Patents

ヘッドチップ及びその製造方法

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JP2002160365A
JP2002160365A JP2000359799A JP2000359799A JP2002160365A JP 2002160365 A JP2002160365 A JP 2002160365A JP 2000359799 A JP2000359799 A JP 2000359799A JP 2000359799 A JP2000359799 A JP 2000359799A JP 2002160365 A JP2002160365 A JP 2002160365A
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Japan
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groove
head chip
electrode
piezoelectric ceramic
ceramic plate
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JP2000359799A
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Osamu Koseki
修 小関
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝内の電極上に絶縁層を確実に且つ均一に形
成してインク吐出特性を向上したヘッドチップ及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 圧電セラミックプレート16に形成され
た溝17の側壁に設けられた電極19に駆動電圧を印加
することにより、当該溝17内の容積を変化させてその
内部に充填されたインクをノズル開口から吐出するヘッ
ドチップにおいて、前記圧電セラミックプレート16の
前記溝17に設けられた前記電極19上は絶縁材料で形
成され且つ溝加工により切り分けられた絶縁層20より
覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、ファックスなどに適用されるインクジェット式記録
装置に搭載されるヘッドチップ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より、複数のノズルからインクを吐出
する記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録
するインクジェット式記録装置が知られている。かかる
インクジェット式記録装置では、被記録媒体に対向する
記録ヘッドはヘッドホルダに設けられ、ヘッドホルダは
キャリッジに搭載されて被記録媒体の搬送方向とは直交
する方向に走査される。
【0003】このような記録ヘッドの一例の分解概略を
図11に、また、要部断面を図12に示す。図11及び
図12に示すように、圧電セラミックプレート101に
は、複数の溝102が並設され、各溝102は、側壁1
03で分離されている。各溝102の長手方向一端部は
圧電セラミックプレート101の一端面まで延設されて
おり、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐
々に浅くなっている。また、各溝102内の両側壁10
3の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加
用の電極105が形成されている。
【0004】圧電セラミックプレート101の溝102
の開口側には、カバープレート107が接着剤109を
介して接合されている。カバープレート107には、各
溝102の浅くなった他端部と連通する凹部となるイン
ク室111と、このインク室111の底部から溝102
とは反対方向に貫通するインク供給口112とを有す
る。
【0005】また、圧電セラミックプレート101とカ
バープレート107との接合体の溝102が開口してい
る端面には、ノズルプレート115が接合されており、
ノズルプレート115の各溝102に対向する位置には
ノズル開口117が形成されている。
【0006】なお、圧電セラミックプレート101のノ
ズルプレート115とは反対側でカバープレート107
とは反対側の面には、配線基板120が固着されてい
る。配線基板120には、各電極105とボンディング
ワイヤ121等で接続された配線122が形成され、こ
の配線122を介して電極105に駆動電圧を印加でき
るようになっている。
【0007】このように構成される記録ヘッドでは、イ
ンク供給口112から各溝102内にインクを充填し、
所定の溝102の両側の側壁103に電極105を介し
て所定の駆動電界を作用させると、側壁103が変形し
て所定の溝102内の容積が変化し、これにより、溝1
02内のインクがノズル開口117から吐出する。
【0008】例えば、図13に示すように、溝102a
に対応するノズル開口117からインクを吐出する場合
には、その溝102a内の電極105a,105bに正
の駆動電圧を印加すると共にそれぞれに対向する電極1
05c,105dを接地するようにする。これにより、
側壁103a,103bには溝102aに向かう方向の
駆動電界が作用し、これが圧電セラミックプレート10
1の分極方向と直交すれば、圧電厚みすべり効果により
側壁103a,103bが溝102a方向に変形し、溝
102a内の容積が減少して圧力が増加し、ノズル開口
117からインクが吐出する。
【0009】また、このようなヘッドチップに水性イン
クを使用した場合、一つの溝102a内の側壁103
a,103bに設けられた隣り合う電極105a,10
5bが導通してしまい、電位差が無くなることによって
側壁103a,103bが変形しなくなり、インクを吐
出できないという問題がある。
【0010】そのため、電極の表面にCVD法、ゾル−
ゲル法により樹脂を塗布することによって電極表面にパ
ッシベーション膜を形成したものが提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッシ
ベーション膜をCVD法、ゾル−ゲル法によって形成す
ると、圧電セラミックプレートの粒子レベルでの凹凸の
カバレージや、溝のエンジン部の電極カバレージが悪
く、ピンホール発生率が高いという問題がある。
【0012】また、ゾル−ゲル樹脂は、溝の底に硬化性
材料がたまりやすく均一性が悪く吐出特性等が悪化して
しまうという問題がある。
【0013】本発明はこのような事情に鑑み、溝内の電
極上に絶縁層を確実に且つ均一に形成してインク吐出特
性を向上したヘッドチップ及びその製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0014】
【発明が解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、圧電セラミックプレートに形成され
た溝の側壁に設けられた電極に駆動電圧を印加すること
により、当該溝内の容積を変化させてその内部に充填さ
れたインクをノズル開口から吐出するヘッドチップにお
いて、前記圧電セラミックプレートの前記溝に設けられ
た前記電極上は絶縁材料で形成された絶縁層より覆われ
ており、当該溝内の両側に設けられた前記絶縁層は溝加
工により切り分けられたものであることを特徴とするヘ
ッドチップにある。
【0015】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記圧電セラミックプレートに形成された前記溝の
深さ方向上部には前記電極及び前記絶縁層が設けられ且
つ下部には前記絶縁層のみが設けられており、当該絶縁
層の表面は深さ方向に面一となって第2の溝を画成して
いることを特徴とするヘッドチップにある。
【0016】本発明の第3の態様は、第2の態様におい
て、前記第2の溝の底面は、前記絶縁層により画成され
ていることを特徴とするヘッドチップにある。
【0017】本発明の第4の態様は、第2の態様におい
て、前記第2の溝の底面及び当該底面近傍の側面は、前
記圧電セラミックプレートで画成されていることを特徴
とするヘッドチップにある。
【0018】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記電極が形成された前記溝の開口部
には、幅広の浅溝が形成され且つ前記浅溝に埋め込まれ
た絶縁材料により前記電極の上部端面が覆われているこ
とを特徴とするヘッドチップにある。
【0019】本発明の第6の態様は、圧電セラミックプ
レートに形成された溝の側壁に設けられた電極に電圧を
印加することにより当該溝内の容積を変化させてその内
部に充填されたインクをノズル開口から吐出するヘッド
チップの製造方法において、前記圧電セラミックプレー
トに第1の溝を形成する工程と、当該第1の溝の前記側
壁に前記電極を形成する工程と、前記圧電セラミックプ
レートの前記第1の溝内に絶縁材料を充填する工程と、
前記第1の溝内に設けられた相対向する前記電極間の間
隔よりも小さな幅で前記絶縁材料に第2の溝を形成する
工程とを有することを特徴とするヘッドチップの製造方
法にある。
【0020】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、前記第2の溝を形成する工程では、前記第1の溝の
底面に達することなく前記第2の溝を形成することを特
徴とするヘッドチップの製造方法にある。
【0021】本発明の第8の態様は、第6の態様におい
て、前記第2の溝を形成する工程では、前記第1の溝の
底面に達するまで前記第2の溝を形成することを特徴と
するヘッドチップの製造方法にある。
【0022】本発明の第9の態様は、第6の態様におい
て、前記第1の溝を形成する工程では、前記第1の溝を
少なくとも前記電極と略同等の長さで形成し、前記第2
の溝を必要な深さまで形成することを特徴とするヘッド
チップの製造方法にある。
【0023】本発明の第10の態様は、第6〜9の何れ
かの態様において、前記電極を形成する工程の後、前記
側壁の前記電極が形成された縁部に前記第1の溝よりも
広い幅で且つ浅く溝加工することにより浅溝を形成する
工程をさらに有し、前記絶縁材料を充填する工程では当
該浅溝を埋めることを特徴とするヘッドチップの製造方
法にある。
【0024】本発明の第11の態様は、第6〜10の何
れかの態様において、前記第1の溝に絶縁材料を充填す
る工程では、充填した絶縁材料を研削して前記圧電セラ
ミックプレートの前記第1の溝の開口周縁部と面一とす
ることを特徴とするヘッドチップの製造方法にある。
【0025】本発明の第12の態様は、第6〜11の何
れかの態様において、前記絶縁材料がエポキシ系接着剤
であることを特徴とするヘッドチップの製造方法にあ
る。
【0026】本発明の第13の態様は、第6〜12の何
れかの態様において、前記各溝をダイシング加工により
形成することを特徴とするヘッドチップの製造方法にあ
る。
【0027】本発明の第14の態様は、第6〜12の何
れかの態様において、前記各溝をレーザ加工により形成
することを特徴とするヘッドチップの製造方法にある。
【0028】本発明の第15の態様は、第14の態様に
おいて、前記レーザ加工が、エキシマレーザ加工である
ことを特徴とするヘッドチップの製造方法にある。
【0029】かかる本発明では、電極を確実に覆い且つ
膜圧の略均一な絶縁層を形成することができる。そのた
め、電極の導通を確実に防止して第2の溝の容積のバラ
ツキを抑えることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は、一実施形態に係る
ヘッドチップユニットの分解斜視図であり、図2はヘッ
ドチップの分解斜視図であり、図3は、ヘッドチップの
要部拡大断面図である。
【0032】図1に示すように、本実施形態のヘッドチ
ップユニット10は、ヘッドチップ11と、このヘッド
チップ11の一方面側に設けられるベースプレート12
と、ヘッドチップ11の他方面側に設けられるヘッドカ
バー13と、ヘッドチップ11を駆動するための駆動回
路41が搭載された配線基板40とを有する。
【0033】まず、ヘッドチップ11について詳しく説
明する。図2及び図3に示すように、ヘッドチップ11
を構成する圧電セラミックプレート16には、複数の第
1の溝17が並設され、各第1の溝17は、側壁18で
分離されている。各第1の溝17の長手方向一端部は圧
電セラミックプレート16の一端面まで延設されてお
り、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々
に浅くなっている。また、各第1の溝17内の両側壁1
8の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加
用の電極19が形成されている。
【0034】ここで、圧電セラミックプレート16に形
成される各第1の溝17は、例えば、円盤状のダイスカ
ッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分
は、ダイスカッターの形状により形成される。また、各
第1の溝17内に形成される電極19は、例えば、公知
の斜め方向からの蒸着により形成される。
【0035】また、圧電セラミックプレート16の第1
の溝17内の両側壁18には、電極19を覆う絶縁材料
からなる絶縁層20がその表面が深さ方向に面一となる
ように形成され、この絶縁層20によって第2の溝21
が画成されている。
【0036】この第2の溝21は、第1の溝17内に充
填した絶縁材料を、例えば、第1の溝17内の相対向す
る電極19の間隔よりも幅の狭い円盤状のダイスカッタ
ーにより研削することによって形成される。
【0037】なお、絶縁材料は、例えば、熱硬化型や常
温硬化型のエポキシ系接着剤等が用いられる。
【0038】また、この第2の溝21は、本実施形態で
は、ダイスカッターにより第1の溝17よりも深く研削
することによって形成しており、この結果、第2の溝2
1の底面21a及び底面21a近傍の側面21bが圧電
セラミックプレート16により画成されている。なお、
この第2の溝21を、第1の溝17の底面に達すること
なく形成して第2の溝の底面及び底面近傍の側面に絶縁
層が残留するようにしてもよいが、硬度の低い絶縁材料
のみを研削するのに比べ、硬度の高い圧電セラミックプ
レート16を同時に研削した方が、ダイスカッターのブ
レを防止して形成精度を向上することができる。
【0039】また、第1の溝17の開口する縁部は、第
1の溝17の幅よりも大きな幅で且つ浅く研削すること
によって浅溝部22が形成されている。この浅溝部22
は、第1の溝17を形成したダイスカッターよりも幅広
のダイスカッターによって両側の側壁18及び電極19
の上端部を同時に浅く研削することにより形成される。
【0040】この浅溝部22には絶縁層20を埋め込
み、浅溝部22に埋め込まれた絶縁層20によって電極
19の上端部が確実に覆われるようにしている。
【0041】なお、本実施形態では、第1の溝17の深
さを360μm、幅を75〜80μm、とし、第2の溝
21の深さを380μm、幅を60μmとした。すなわ
ち、第2の溝21の底面21aは、第1の溝17の底面
より20μm深く形成され、且つ第1の溝17の側壁1
8上には、それぞれ略10μmの絶縁層20が形成され
ている。
【0042】また、浅溝部22は、本実施形態では、幅
が100μmのダイスカッターで20μm研削すること
により形成した。そのため、浅溝部22は、側壁18の
両縁部にそれぞれ幅10μm、深さ20μmで形成され
ている。
【0043】一方、圧電セラミックプレート16の第2
の溝21の開口側には、インク室プレート30が接着剤
31を介して接合されている。インク室プレート30に
は、各第2の溝21の浅くなった他端部と連通する凹部
となるインク室32と、このインク室32の底部から第
2の溝21とは反対方向に貫通するインク供給口33と
を有する。
【0044】ここで、本実施形態では、各第2の溝21
は、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の各色のインクに対応したグルー
プに分かれており、インク室32及びインク供給口33
は、それぞれ4つずつ設けられている。
【0045】なお、インク室プレート30は、セラミッ
クプレート、金属プレートなどで形成することができる
が、圧電セラミックプレート16との接合後の変形等を
考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用
いるのが好ましい。
【0046】また、圧電セラミックプレート16とイン
ク室プレート30との接合体の第2の溝21が開口して
いる端面には、ノズルプレート34が接合されており、
ノズルプレート34の各第2の溝21に対向する位置に
はノズル開口35が形成されている。
【0047】本実施形態では、ノズルプレート34は、
圧電セラミックプレート16とインク室プレート30と
の接合体の第2の溝21が開口している端面の面積より
も大きくなっている。このノズルプレート34は、ポリ
イミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を
用いてノズル開口35を形成したものである。また、図
示しないが、ノズルプレート34の被印刷物に対向する
面には、インクの付着等を防止するために撥水性を有す
る撥水膜が設けられている。
【0048】なお、本実施形態では、圧電セラミックプ
レート16とインク室プレート30との接合体の第2の
溝21が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレ
ート36が配置されている。このノズル支持プレート3
6は、ノズルプレート34の接合体端面の外側と接合さ
れて、ノズルプレート34を安定して保持するためのも
のである。
【0049】このような構成のヘッドチップ11は、ま
ず、圧電セラミックプレート16とインク室プレート3
0とを接合し、その接合体の端面にノズルプレート34
を接合する。次いで、ノズルプレート34の外側面、及
び圧電セラミックプレート16とインク室プレート30
との接合体にノズル支持プレート36を嵌合接着するこ
とにより形成される。
【0050】このようなヘッドチップ11は、電極19
を覆う絶縁層20の圧電セラミックプレートの粒子レベ
ルでの凹凸のカバレージや、電極19のカバレージが良
好で、ピンホールの発生を防止することができる。その
ため、ヘッドチップ11に水性インクを使用した場合で
あっても、相対向する電極19の短絡を確実に防止する
ことができる。
【0051】また、絶縁層20の膜厚が深さ方向に略均
一なため、第2の溝21の容積を略同一とすることがで
き、吐出特性等の悪化を防止することができる。
【0052】以下に、このようなヘッドチップを製造す
る製造方法について詳細に説明する。
【0053】図4及び図5は、ヘッドチップの製造方法
を示す第2の溝の並設方向の断面図、図6は、図4及び
図5の所定の工程に対応した第2の溝の長手方向の断面
図を示す。
【0054】まず、図4(a)及び図6(a)に示すよ
うに、圧電セラミックプレート16に第1の溝17及び
その側壁18に電極19を形成する。
【0055】詳しくは、圧電セラミックプレート16上
に図示しないレジストを形成後、例えば円盤状のダイス
カッターによって第1の溝17を研削により形成する。
次いで、第1の溝17の側壁18に公知の斜め蒸着によ
り電極19を形成し、側壁18上に設けられたレジスト
及びレジスト上に設けられた電極19の一部をリフトオ
フすることにより電極19は第1の溝17の上部側のみ
に形成することができる。
【0056】なお、本実施形態では、第1の溝17の幅
を75〜80μm、深さを360μmで形成した。
【0057】次いで、図4(b)に示すように、圧電セ
ラミックプレート16に浅溝部22を形成する。この浅
溝部22は、第1の溝17を形成するダイスカッターよ
りも幅広のダイスカッターによって電極19の上端部を
覆う絶縁層を形成できる程度浅く研削することにより形
成される。
【0058】本実施形態では、浅溝部22を100μm
のダイスカッターにより20μm研削することにより形
成した。すなわち、浅溝部22は側壁18の両縁部のそ
れぞれに幅10μm、深さ20μmで形成した。
【0059】この浅溝部22は、前述した電極19を形
成する工程で、余分な電極19を除去するためにレジス
トをリフトオフした際に、電極19の上端部に発生した
バリを除去するという利点もある。
【0060】次いで、図4(c)に示すように、第1の
溝17内に絶縁材料20Aを充填する。
【0061】この絶縁材料20Aの充填では、図6
(b)に示すように圧電セラミックプレート16上の第
1の溝17の長手方向両端部側に流れ止め29を設ける
ことにより圧電セラミックプレート16上に所定量が充
填されるようになっている。また、この絶縁材料20A
は、浅溝部22にも充填され、電極19の上端部が絶縁
材料20Aで覆われる。
【0062】次いで、図5(a)に示すように、第1の
溝17内の絶縁材料20Aと、第1の溝17の開口周縁
部の圧電セラミックプレート16の表面とが面一となる
ように絶縁材料20Aを研削して平坦化する。
【0063】次いで、図5(b)に示すように、第1の
溝17内の絶縁材料20A及び第1の溝17の底面を研
削して第2の溝21及び絶縁層20を形成する。このと
き、絶縁材料20Aの研削には、第1の溝17内で相対
向する電極19の間隔よりも幅狭のダイスカッター、本
実施形態では、幅が60μmのダイスカッターを使用し
た。この研削により第1の溝17の深さ方向上側には電
極19及び絶縁層20が設けられ、且つ下側には絶縁層
20のみが略10μmの厚みで設けられ、絶縁層20の
表面が深さ方向に面一となって確実に絶縁層20が電極
19を覆い第2の溝21を画成している。
【0064】また、第2の溝21の形成では、第1の溝
17の底面に達するまで研削することにより、第2の溝
21の底面21a及び底面21a近傍の側面22bが圧
電セラミックプレート16により画成されている。
【0065】なお、第2の溝21の深さはこれに限定さ
れず、例えば、第2の溝21の深さを第1の溝17の深
さよりも浅くするようにしてもよい。すなわち、第2の
溝をその底面に絶縁材料が残留して、第2の溝を底面及
び側面が絶縁層で画成されるようにしてもよい。このよ
うにしても、絶縁層の厚みが側面及び底面のそれぞれで
略均一に形成されるため、第2の溝の容積を同一とする
ことができ、インク吐出特性に影響を及ぼすことがな
い。
【0066】その後、図6(b)に示すように、圧電セ
ラミックプレート16を切断することにより、所望の長
さの第2の溝21を有する圧電セラミックプレート16
を形成し、切断した端面にノズルプレート34を接合す
ると共に第2の溝21の開口面にインク室プレート30
を接合することにより図1に示すようなヘッドチップ1
1を製造することができる。
【0067】このようにヘッドチップ11の第1の溝1
7内の電極19を覆う絶縁層20を容易に且つ確実に形
成することができ、圧電セラミックプレート16の凹凸
のカバレージや電極19のカバレージが良好でピンホー
ルの発生を抑えることができる。
【0068】また、第1の溝17内に充填した絶縁材料
20Aを研削して絶縁層20を形成することにより、絶
縁層20を略均一な厚みで形成することができ、第2の
溝21の容積を略同一とすることができ且つ側壁18の
変形を邪魔することがないため、インク吐出特性を向上
することができる。
【0069】以下に、このようなヘッドチップ11を用
いた本実施形態のヘッドチップユニット10について説
明する。
【0070】図1及び図7に示すように、本実施形態の
ヘッドチップユニット10は、ヘッドチップ11を構成
する圧電セラミックプレート16のノズル開口35側と
は反対側の端部には電極19に接続される図示しない配
線パターンが形成されており、この配線パターンには異
方性導電膜を介してフレキシブルケーブル37が接合さ
れる。また、圧電セラミックプレート16とインク室プ
レート30との接合体のノズル支持プレート36の後端
側には、圧電セラミックプレート16側のアルミニウム
製のベースプレート12と、インク室プレート30側の
ヘッドカバー13とが組み付けられる。ベースプレート
12とヘッドカバー13とは、ベースプレート12の係
止孔12aにヘッドカバー13の係止シャフト13aを
係合することにより固定され、両者で圧電セラミックプ
レート16とインク室プレート30との接合体を挟持す
る。ヘッドカバー13には、インク室プレート30のイ
ンク供給口33のそれぞれに連通するインク導入路38
が設けられている。
【0071】また、図7(a)に示すように、圧電セラ
ミックプレート16の後端側に突出したベースプレート
12上には配線基板40が固着される。ここで、配線基
板40上にはヘッドチップ11を駆動するための駆動I
Cを有する駆動回路41が搭載され、駆動回路41とフ
レキシブルケーブル37とが異方性導電膜42を介して
接続される。これにより、図7(b)のヘッドチップユ
ニット10が完成する。
【0072】このようなヘッドチップユニット10で
は、インク導入路38を介してインク供給口33から各
第2の溝21内にインクを充填し、駆動回路41によっ
て所定の第1の溝17の両側の側壁18に電極19を介
して所定の駆動電界を作用させることにより、側壁18
が変形して所定の第2の溝21の内の容積が変化し、第
2の溝21内のインクがノズル開口35から吐出する。
【0073】なお、このようなヘッドチップユニット1
0は、インクカートリッジを保持するタンクホルダに組
み付けられてヘッドユニット70が形成される。
【0074】このタンクホルダの一例を図8に示す。図
8に示すタンクホルダ60は、一方面が開口した略箱形
形状をなし、インクカートリッジが着脱自在に保持可能
なものである。また、底壁上面には、インクカートリッ
ジの底部に形成された開口部であるインク供給口と連結
する連結部61が設けられている。連結部61は、例え
ば、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の各色のインク毎に設けられてい
る。連通部61内には図示しないインク流路が形成さ
れ、その開口となる連結部61の先端には、フィルタ6
2が設けられている。また、連結部61内に形成された
インク流路は底壁の裏面側まで連通して形成され、各イ
ンク流路は、タンクホルダ60の裏面側に設けられた流
路基板63内の図示しないインク流路を介して流路基板
63の側壁に開口するヘッド連結口64に連通する。こ
のヘッド連結口64はタンクホルダ60の側面側に開口
し、当該側壁の底部には、上述したヘッドチップユニッ
ト10を保持するヘッドチップユニット保持部65が設
けられている。ヘッドチップユニット保持部65は、配
線基板40上に設けられた駆動回路41を包囲する略コ
字状に立設された包囲壁66と、包囲壁66内にあって
ヘッドチップユニット10のベースプレート12及び配
線基板40に設けられた係止孔43と係合する係合シャ
フト67が立設されている。
【0075】従って、このヘッドチップユニット保持部
65にヘッドチップユニット10を搭載してヘッドユニ
ット70が完成する。このとき、ヘッドカバー13に形
成されたインク導入路38が流路基板63のヘッド連結
口64に連結される。これにより、タンクホルダ60の
連結部61を介してインクカートリッジから導入された
インクは、流路基板64内のインク流路を通ってヘッド
チップユニット10のインク導入路38に導入され、イ
ンク室32及び第2の溝21内に充填される。
【0076】また、このように形成されたヘッドユニッ
ト70は、例えば、インクジェット式記録装置のキャリ
ッジに搭載されて使用される。この使用態様の一例の概
略を図9に示す。
【0077】図9に示すように、キャリッジ71は、一
対のガイドレール72a及び72b上に軸方向に移動自
在に搭載されており、ガイドレール72a及び72bの
一端側に設けられてキャリッジ駆動モータ73に連結さ
れたプーリ74aと、他端側に設けられたプーリ74b
とに掛け渡されたタイミングベルト75を介して搬送さ
れる。キャリッジ71の搬送方向と直交する方向の両側
には、ガイドレール72a及び72bに沿ってそれぞれ
一対の搬送ローラ76及び77が設けられている。これ
らの搬送ローラ76及び77は、キャリッジ71の下方
に当該キャリッジ71の搬送方向とは直交する方向に被
記録媒体Sを搬送するものである。
【0078】キャリッジ71上には、上述したヘッドユ
ニット70が搭載され、このヘッドユニット70には上
述したインクカートリッジを着脱自在に取付可能であ
る。
【0079】このようなインクジェット式記録装置によ
ると、被記録媒体Sを送りつつキャリッジ71をその送
り方向とは直交方向に走査することにより、ヘッドチッ
プによって被記録媒体S上に文字及び画像を記録するこ
とができる。
【0080】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
1について説明したが、本発明のヘッドチップ及びその
製造方法はこのような構成に限定されるものではない。
【0081】例えば、上述した実施形態1では、第2の
溝21を第1の溝17よりも20μm深く形成するよう
にしたが、これに限定されず、例えば、第1の溝を電極
を形成する深さより若干長く形成し、第2の溝を所定深
さまで深く形成するようにしてもよい。このような製造
方法を図10示す。なお、図10は、他の実施形態に係
るヘッドチップの製造工程を示す第2の溝の並設方向の
断面図である。
【0082】図10(a)に示すように、圧電セラミッ
クプレート16に第1の溝17Aを少なくとも電極19
の長さで形成し、第1の溝17Aの側壁18Aに電極1
9を形成する。
【0083】なお、第1の溝17Aの深さは、これに限
定されず、例えば、第1の溝を電極よりも若干長く形成
するようにしてもよい。それにより、絶縁層が電極の下
端部を確実に覆うことができる。
【0084】次いで、上述した実施形態1と同様に、浅
溝部22を研削により形成し、図示しない流れ止めを設
けると共に第1の溝17A内に絶縁材料20Aを充填し
て、圧電セラミックプレート16の表面を平坦化する。
【0085】次いで、図10(b)に示すように第1の
溝17A内の絶縁材料20Aを研削することによって、
必要な深さ、ここでは例えば360μmの深さの第2の
溝21Aを形成し、電極19上及びその上下端部を覆う
ように絶縁層20Aを形成する。
【0086】その後の、圧電セラミックプレート16の
切断、ノズルプレート34の接合及びインク室プレート
30の接合は、上述した実施形態1と同様である。
【0087】このようなヘッドチップ11及びその製造
方法によっても、絶縁層20Aによって確実に電極19
を覆うことができ、水性インク等による電極19の導通
を確実に防止することができる。また、絶縁層20Aを
溝加工により切り分けて形成することによって絶縁層2
0Aの厚みを略均一に形成することができるため、第2
の溝21Aの容積を略均一化できインク吐出特性を向上
することができると共にピンホール等の発生を防止する
ことができる。
【0088】また、例えば、上述した実施形態1では、
第1の溝17、17A及び第2の溝21、21Aの形成
を円盤状のダイスカッターによる研削により形成した
が、これに限定されず、例えば、エキシマレーザ加工等
のレーザ加工で形成するようにしてもよい。また、第2
の溝21、21Aの形状も、深さ方向に厚みが同一であ
ればこれに限定されることはない。
【0089】さらに、例えば、上述した実施形態1で
は、ヘッドチップ11の製造時に圧電セラミックプレー
ト16上に絶縁材料20Aを設け、圧電セラミックプレ
ート16の表面を平坦化するようにしたが、これに限定
されず、例えば、圧電セラミックプレート16上に絶縁
材料を平坦に残留させた絶縁層を設け、この絶縁層上に
インク室プレートを接着するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、圧電
セラミックプレートの溝に設けられた電極上を溝加工に
より切り分けられた絶縁層で覆うようにしたため、水性
インク等による電極の導通を確実に防止することができ
る。また、絶縁層を溝加工により切り分けて形成するこ
とによって絶縁層の厚みを略均一に形成することができ
るため、インク流路の容積を略均一化できインク吐出特
性を向上することができると共にピンホール等の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るヘッドチップユニッ
トの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの分解
斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの要部
拡大断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの製造
工程を示す第1の溝の並設方向の断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの製造
工程を示す第1の溝の並設方向の断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの製造
工程を示す第1の溝の長手方向の断面図である。
【図7】本発明の実施形態1に係るヘッドチップユニッ
トの組立工程を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドの組立工程を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドの使用態様を示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るヘッドチップの
製造工程を示す第1の溝の並設方向の断面図である。
【図11】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す分解
斜視図である。
【図12】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す断面
図である。
【図13】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 ヘッドチップユニット 11 ヘッドチップ 12 ベースプレート 13 ヘッドカバー 16 圧電セラミックプレート 17、17A 第1の溝 18、18A 側壁 19 電極 20、20A 絶縁層 20A 絶縁材料 21、21A 第2の溝 22 浅溝部 34 ノズルプレート 40 配線基板 41 駆動回路 43 駆動IC 60 ヘッドホルダ 70 ヘッドユニット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックプレートに形成された溝
    の側壁に設けられた電極に駆動電圧を印加することによ
    り、当該溝内の容積を変化させてその内部に充填された
    インクをノズル開口から吐出するヘッドチップにおい
    て、 前記圧電セラミックプレートの前記溝に設けられた前記
    電極上は絶縁材料で形成された絶縁層より覆われてお
    り、当該溝内の両側に設けられた前記絶縁層は溝加工に
    より切り分けられたものであることを特徴とするヘッド
    チップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記圧電セラミック
    プレートに形成された前記溝の深さ方向上部には前記電
    極及び前記絶縁層が設けられ且つ下部には前記絶縁層の
    みが設けられており、当該絶縁層の表面は深さ方向に面
    一となって第2の溝を画成していることを特徴とするヘ
    ッドチップ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第2の溝の底面
    は、前記絶縁層により画成されていることを特徴とする
    ヘッドチップ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記第2の溝の底面
    及び当該底面近傍の側面は、前記圧電セラミックプレー
    トで画成されていることを特徴とするヘッドチップ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記電
    極が形成された前記溝の開口部には、幅広の浅溝が形成
    され且つ前記浅溝に埋め込まれた絶縁材料により前記電
    極の上部端面が覆われていることを特徴とするヘッドチ
    ップ。
  6. 【請求項6】 圧電セラミックプレートに形成された溝
    の側壁に設けられた電極に電圧を印加することにより当
    該溝内の容積を変化させてその内部に充填されたインク
    をノズル開口から吐出するヘッドチップの製造方法にお
    いて、 前記圧電セラミックプレートに第1の溝を形成する工程
    と、当該第1の溝の前記側壁に前記電極を形成する工程
    と、前記圧電セラミックプレートの前記第1の溝内に絶
    縁材料を充填する工程と、前記第1の溝内に設けられた
    相対向する前記電極間の間隔よりも小さな幅で前記絶縁
    材料に第2の溝を形成する工程とを有することを特徴と
    するヘッドチップの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第2の溝を形成
    する工程では、前記第1の溝の底面に達することなく前
    記第2の溝を形成することを特徴とするヘッドチップの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記第2の溝を形成
    する工程では、前記第1の溝の底面に達するまで前記第
    2の溝を形成することを特徴とするヘッドチップの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記第1の溝を形成
    する工程では、前記第1の溝を少なくとも前記電極と略
    同等の長さで形成し、前記第2の溝を必要な深さまで形
    成することを特徴とするヘッドチップの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9の何れかにおいて、前記
    電極を形成する工程の後、前記側壁の前記電極が形成さ
    れた縁部に前記第1の溝よりも広い幅で且つ浅く溝加工
    することにより浅溝を形成する工程をさらに有し、前記
    絶縁材料を充填する工程では当該浅溝を埋めることを特
    徴とするヘッドチップの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項6〜10の何れかにおいて、前
    記第1の溝に絶縁材料を充填する工程では、充填した絶
    縁材料を研削して前記圧電セラミックプレートの前記第
    1の溝の開口周縁部と面一とすることを特徴とするヘッ
    ドチップの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項6〜11の何れかにおいて、前
    記絶縁材料がエポキシ系接着剤であることを特徴とする
    ヘッドチップの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項6〜12の何れかにおいて、前
    記各溝をダイシング加工により形成することを特徴とす
    るヘッドチップの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項6〜12の何れかにおいて、前
    記各溝をレーザ加工により形成することを特徴とするヘ
    ッドチップの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記レーザ加工
    が、エキシマレーザ加工であることを特徴とするヘッド
    チップの製造方法。
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