JP2017043023A - インクジェットヘッド、および液体噴射記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッド、および液体噴射記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構造で製造工数、製造コストの増大を抑制しつつ、除電を行うことができるインクジェットヘッド、および液体噴射記録装置を提供する。また、動作を安定させることができると共に、部品点数の増加を抑え、小型化できるインクジェットヘッド、および液体噴射記録装置を提供する。
【解決手段】ノズルプレート43のアクチュエータ接合面43eを避けた位置の一部には、ノズルプレート43の背面43dに、保護プレート61を露出させる露出部が設けられている。
【選択図】図7

Description

この発明は、インクジェットヘッド、および液体噴射記録装置に関するものである。
一般に、液体噴射記録装置、例えば各種印刷を行うインクジェットプリンタは、被記録媒体を搬送する搬送装置と、インクジェットヘッドと、を備えている。ここで用いられるインクジェットヘッドは、インクタンクからインク供給管を介してインクジェットヘッドにインクを供給し、インクジェットヘッドに設けられたヘッドチップのノズル孔からインクを被記録媒体に吐出することで記録を行っている。
上述したヘッドチップは、複数のノズル孔からなるノズル列を有するノズルプレートと、このノズルプレートに接合され、ノズル孔に連通する複数のチャネルを有するアクチュエータプレートと、を備えている。このアクチュエータプレートに、インクが充填される。
また、アクチュエータプレートの複数のチャネルを画成する壁部に、電極が形成されている。この電極に電圧を印加することにより壁部が変形し、チャネル内のインクに圧力変動が生じる。これにより、ノズルプレートのノズル孔を介してインクが吐出される。
ここで、ノズルプレートの吐出面を保護したり、ノズル孔の熱変形を抑制したりするために、ノズルプレートのインク吐出面に、保護プレートを設ける場合がある。保護プレートは、剛性を確保するために金属板により形成される。このため、例えば保護プレートと被記録媒体とが擦れるなどして、保護プレートが帯電してしまう場合がある。保護プレートが帯電してしまうと、インク滴の吐出方向が変向したりするなど、インクの吐出特性に影響を及ぼしてしまう。
そこで、ノズルプレートをシリコンにより形成すると共に、ノズルプレートの表面に導電性端子を設け、この導電性端子を筐体に接地する技術が開示されている。また、このものは、ノズルプレートをシリコンにより形成するので、インクによってノズルプレートが浸食されないように、ノズルプレートの表面に液滴保護膜を被覆している(例えば、特許文献1参照)。
また、ノズルプレートのインク室(共通インク室)に対向する位置に、ノズルプレートの板厚方向に貫通する導電部を設けると共に、ノズルプレートのインク室とは反対側に、導電性カバー部を設ける技術が開示されている。導電性カバー部は、導電部と接触されていると共に、筐体に接触されている。これによれば、ノズルプレートを、導電部および導電性カバー部を介して接地できる(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−143106号公報 特開2011−143573号公報
しかしながら、上述の特許文献1にあっては、導電性端子を筐体に接続させるために導電性端子を引き回す必要があり、導電性端子を形成する工程が煩雑になる。また、ノズルプレートをシリコンにより形成するので、このシリコンのインクによる浸食を防止するために液滴保護膜が必要になる。このため、ノズルプレートを製造するための工数、製造コストがかかるという課題がある。
また、上述の特許文献2にあっては、インク室にも導電部が露出することになるので、インクに電気が流れてアクチュエータプレートを駆動させる際にショートしてしまい、インクジェットヘッドの動作が不安定になるという課題がある。
さらに、導電部を接地させるために導電性カバー部を設ける必要があるので、部品点数が増加すると共に、インクジェットヘッドが大型化してしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡素な構造で製造工数、製造コストの増大を抑制しつつ、除電を行うことができるインクジェットヘッド、および液体噴射記録装置を提供するものである。
また、動作を安定させることができると共に、部品点数の増加を抑え、小型化できるインクジェットヘッド、および液体噴射記録装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るインクジェットヘッドは、複数のノズル孔からなるノズル列を有するノズルプレートと、インクが充填されると共に前記ノズル孔に連通する複数のチャネルを有するアクチュエータプレートと、前記ノズルプレートの前記インクが吐出される側の吐出面に設けられ、前記ノズル孔に対応する位置に、該ノズル孔に連通する貫通孔が形成されている保護プレートと、を備え、前記ノズルプレートの前記アクチュエータプレートとの接合面を避けた位置の一部には、前記ノズルプレートの前記吐出面とは反対側の背面に、前記保護プレートを露出させる露出部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、簡素な構造でありながらノズルプレートの背面に、接地可能な箇所(保護プレートを接地させる箇所)を設けることができる。つまり、ノズルプレートの背面側で、露出部を介して保護プレートを接地させることができる。また、ノズルプレート自体を接地させる必要がないので、例えば従来のように、ノズルプレートをシリコンで形成する必要もなくなる。このため、製造工数、製造コストの増大を抑制しつつ、ノズルプレートの除電を行うことができる。
また、ノズルプレートの背面側を接地させるので、インクジェットヘッドを覆う金属製のカバーも必要なく、またノズルプレート自体が大型化してしまうこともない。さらに、接地させる箇所(ノズルプレートの背面側に保護プレートが露出している箇所)にインクが万遍なく付着してしまうこともないので、アクチュエータプレートを駆動させる際にショートすることもない。このため、インクジェットヘッドの動作を安定させることができると共に、部品点数の増加を抑え、インクジェットヘッドを小型化できる。
本発明に係るインクジェットヘッドにおいて、前記ノズルプレートおよび前記保護プレートは、前記ノズル列に沿って長くなるように長方形状に形成されており、前記ノズルプレートの長手方向端部に前記露出部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、ノズルプレートの短手方向を薄型化できる。この結果、ノズルプレートの短手方向に沿って複数のインクジェットヘッドを並べて配置しても、省スペースに複数のインクジェットヘッドを収めることが可能になる。
また、長手方向の端部は短手方向と比較して撓み易いので、この撓み易さを利用して保護プレートを接地させ易くすることができる。
本発明に係るインクジェットヘッドにおいて、前記ノズルプレートおよび前記保護プレートは、前記ノズル列に沿って長くなるように長方形状に形成されており、前記アクチュエータプレートは直方体状に形成されており、前記複数のチャネルは、前記ノズルプレートが接合される第1面と、該第1面に交差する第2面とが開口するように形成されており、前記アクチュエータプレートの前記第2面には、前記チャネルの開口の一部を閉塞すると共に前記複数のチャネルに連通するインク導入部が形成されたカバープレートが設けられており、前記ノズルプレートの短手方向端部で、かつ前記カバープレート側に、前記露出部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、ノズルプレートの短手方向であっても、接地箇所を、できる限りアクチュエータプレートから離間させることができる。このため、ノズルプレートの短手方向を接地させた場合であっても、アクチュエータプレートの動作を安定させることができる。
本発明に係るインクジェットヘッドにおいて、前記アクチュエータプレートは、支持プレートに支持されており、前記ノズルプレートの前記露出部を介して前記支持プレートに前記保護プレートが導通されていることを特徴とする。
このように構成することで、より簡素で、かつ接地のためのスペースを別途設けることなく、ノズルプレートの除電を行うことができる。
本発明に係るインクジェットヘッドは、導電性樹脂を介して前記支持プレートと前記保護プレートとが導通されていることを特徴とする。
このように構成することで、支持プレートと保護プレートとの電気的接続を容易に行うことができる。このため、ノズルプレートの製造工数、製造コストの増大をより確実に抑制できる。
また、支持プレートと保護プレートとの電気的接続を確実なものとすることができるので、アクチュエータプレートの動作を確実に安定させることができる。
本発明に係る液体噴射記録装置は、上記の何れかに記載のインクジェットヘッドを備えたことを特徴とする。
このように構成することで、簡素な構造で製造工数、製造コストの増大を抑制しつつ、除電を行うことが可能な液体噴射記録装置を提供できる。
また、動作を安定させることができると共に、部品点数の増加を抑え、小型化可能な液体噴射記録装置を提供できる。
本発明によれば、簡素な構造でありながらノズルプレートの背面に、接地可能な箇所(保護プレートを接地させる箇所)を設けることができる。つまり、ノズルプレートの背面側で、露出部を介して保護プレートを接地させることができる。また、ノズルプレート自体を接地させる必要がないので、例えば従来のように、ノズルプレートをシリコンで形成する必要もなくなる。このため、製造工数、製造コストの増大を抑制しつつ、ノズルプレートの除電を行うことができる。
また、ノズルプレートの背面側を接地させるので、インクジェットヘッドを覆う金属製のカバーも必要なく、またノズルプレート自体が大型化してしまうこともない。さらに、接地させる箇所(ノズルプレートの背面側に保護プレートが露出している箇所)にインクが万遍なく付着してしまうこともないので、アクチュエータプレートを駆動させる際にショートすることもない。このため、インクジェットヘッドの動作を安定させることができると共に、部品点数の増加を抑え、インクジェットヘッドを小型化できる。
本発明の実施形態における液体噴射記録装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクジェットヘッドの斜視図である。 本発明の実施形態におけるヘッドチップの斜視図である。 本発明の実施形態におけるヘッドチップの分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるノズルプレートを、吐出面側からみた平面図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるノズルプレートを、背面側からみた平面図である。 図7のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるノズルプレート、保護プレート、および補強プレートの製造方法の説明図であって、(a),(b)は、各工程を示す。 本発明の実施形態の第1変形例におけるノズルプレートを、背面側からみた平面図である。 本発明の実施形態の第2変形例におけるノズルプレートを、背面側からみた平面図である。
次に、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(液体噴射記録装置)
図1は、液体噴射記録装置1の構成を示す斜視図である。なお、以下の図では、説明を分かり易くするために各部材の縮尺を適宜変更している。
同図に示すように、液体噴射記録装置1は、記録紙等の被記録媒体Sを搬送する一対の搬送手段2,3と、被記録媒体Sに図示しないインクを噴射するインクジェットヘッド4と、インクジェットヘッド4にインクを供給するインク供給手段5と、インクジェットヘッド4を被記録媒体Sの搬送方向Yと直交する走査方向Xに走査させる走査手段6と、を備えている。
なお、本実施形態では、搬送方向Yおよび走査方向Xの2方向に直交する方向を上下方向Zとする。
一対の搬送手段2,3は、搬送方向Yに間隔をあけて配置されており、一方の搬送手段2が搬送方向Yの上流側に位置し、他方の搬送手段3が搬送方向Yの下流側に位置している。これら搬送手段2,3は、走査方向Xに延設されたグリッドローラ2a,3aと、このグリッドローラ2a,3aに対して平行に配置されると共に、グリッドローラ2a,3aとの間で被記録媒体Sを挟み込むピンチローラ2b,3bと、グリッドローラ2a,3aをその軸回りに回転させるモータ等の図示しない駆動機構と、をそれぞれ備えている。
そして、一対の搬送手段2,3のグリッドローラ2a,3aを回転させることで、被記録媒体Sを搬送方向Yに沿った矢印B方向に搬送することが可能とされている。
インク供給手段5は、インクが収容されたインクタンク10と、インクタンク10とインクジェットヘッド4とを接続するインク配管11と、を備えている。
図示の例では、インクタンク10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の四色のインクがそれぞれ収容されたインクタンク10Y、10M、10C、10Bが搬送方向Yに並んで配置されている。インク配管11は、例えば可撓性を有するフレキシブルホースであり、インクジェットヘッド4を支持するキャリッジ16の動作(移動)に追従可能とされている。
走査手段6は、走査方向Xに延び、搬送方向Yに間隔をあけて互いに平行に配置された一対のガイドレール15と、これら一対のガイドレール15に沿って移動可能に配置されたキャリッジ16と、このキャリッジ16を走査方向Xに移動させる駆動機構17と、を備えている。
駆動機構17は、一対のガイドレール15の間に配置され、走査方向Xに間隔をあけて配置された一対のプーリ18と、これら一対のプーリ18の間に巻回されて走査方向Xに移動する無端ベルト19と、一方のプーリ18を回転駆動させる駆動モータ20と、を備えている。
キャリッジ16は、無端ベルト19に連結されており、一方のプーリ18の回転駆動による無端ベルト19の移動に伴って走査方向Xに移動可能とされている。また、キャリッジ16には、複数のインクジェットヘッド4が走査方向Xに並んだ状態で搭載されている。
図示の例では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各インクをそれぞれ噴射する4つのインクジェットヘッド4、すなわちインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bが搭載されている。
(インクジェットヘッド)
次に、インクジェットヘッド4について詳細に説明する。
図2は、インクジェットヘッド4の斜視図である。
同図に示すように、インクジェットヘッド4は、キャリッジ16に固定される固定プレート25と、この固定プレート25上に固定されたヘッドチップ26と、インク供給手段5から供給されたインクを、ヘッドチップ26の後述するインク導入孔41aにさらに供給するインク供給部27と、ヘッドチップ26に駆動電圧を印加する制御手段28と、を備えている。
インクジェットヘッド4は、駆動電圧が印加されることで、各色のインクを所定の噴出量で吐出する。このとき、インクジェットヘッド4が走査手段6により走査方向Xに移動することにより、被記録媒体Sにおける所定範囲に記録を行うことができる。この走査を、搬送手段2,3により被記録媒体Sを搬送方向Yに搬送しながら繰り返し行うことで、被記録媒体Sの全体に記録を行うことが可能となる。
固定プレート25には、アルミ等の金属製のベースプレート30が上下方向Zに沿って起立した状態で固定されていると共に、ヘッドチップ26の後述するインク導入孔41aにインクを供給する流路部材31が固定されている。流路部材31の上方には、インクを貯留する貯留室を内部に有する圧力緩衝器32がベースプレート30に支持された状態で配置されている。そして、流路部材31と圧力緩衝器32は、インク連結管33を介して連結され、圧力緩衝器32にはインク配管11が接続されている。
このような構成のもと、圧力緩衝器32は、インク配管11を介してインクが供給されると、このインクを内部の貯留室内に一旦貯留した後、所定量のインクをインク連結管33および流路部材31を介してインク導入孔41aに供給する。
なお、これら流路部材31、圧力緩衝器32およびインク連結管33は、上記インク供給部27として機能する。
また、固定プレート25には、ヘッドチップ26を駆動するための集積回路等の制御回路(駆動回路)35が搭載されたIC基板36が取り付けられている。この制御回路35と、ヘッドチップ26の後述するコモン電極(駆動電極)およびダミー電極(何れも不図示)は、図示しない配線パターンがプリント配線されたフレキシブル基板37を介して電気接続されている。これにより、制御回路35は、フレキシブル基板37を介してコモン電極とダミー電極との間に、駆動電圧を印加することが可能とされる。
なお、これら制御回路35が搭載されたIC基板36、およびフレキシブル基板37は、上記制御手段28として機能する。
(ヘッドチップ)
続いて、ヘッドチップ26について詳細に説明する。
図3は、ヘッドチップ26の斜視図、図4は、ヘッドチップ26の分解斜視図である。
図3、図4に示すように、ヘッドチップ26は、アクチュエータプレート40、カバープレート41、支持プレート42、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62を備えている。ヘッドチップ26は、後述する液体噴射チャネル45Aの長手方向端部に臨むノズル孔43aからインクを吐出する、いわゆるエッジシュートタイプとされている。
アクチュエータプレート40は、第1アクチュエータプレート40Aおよび第2アクチュエータプレート40Bの2枚のプレートを積層した、いわゆる積層プレートとされている。なお、アクチュエータプレート40は、積層プレートに限らず、1枚のプレートで構成してもよい。
第1アクチュエータプレート40Aおよび第2アクチュエータプレート40Bは、共に厚さ方向に分極処理された圧電基板、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)セラミックス基板であり、互いの分極方向を反対に向けた状態で接合されている。
このアクチュエータプレート40は、厚さ方向L1に直交する第1方向(配列方向)L2に長く、厚さ方向L1および第1方向L2に対して直交する第2方向L3に短い、平面視略長方形状に形成されている。
なお、本実施形態のヘッドチップ26はエッジシュート対応であるので、厚さ方向L1が液体噴射記録装置1における走査方向Xに一致し、かつ第1方向L2が搬送方向Y、第2方向L3が上下方向Zに一致する。すなわち、例えばアクチュエータプレート40の側面のうち、ノズルプレート43に対向する側面(インクが吐出される側の側面)は、下端面40aとなり、この下端面40aとは第2方向L3の反対側に位置する側面は、上端面40bとなる。以下の説明では、この上下方向に則して、単に下側、上側と称して説明する場合がある。しかしながら、通常、上下方向については、液体噴射記録装置1の設置角度に応じて変化してしまうことは言うまでもない。
アクチュエータプレート40の一方の主面(カバープレート41が重なる面)40cには、第1方向L2に所定の間隔をあけて並んだ複数のチャネル45が形成されている。これら複数のチャネル45は、一方の主面40c側に開口した状態で第2方向L3に沿って直線状に延びる溝部であり、長手方向の一方側がアクチュエータプレート40の下端面40a側に開口している。これら複数のチャネル45の間には、断面略矩形状で第2方向L3に延びる駆動壁(圧電隔壁)46が形成されている。この駆動壁46によって、各チャネル45はそれぞれ区分けされている。
また、複数のチャネル45は、インクが充填される液体噴射チャネル(液体吐出溝)45Aと、インクが充填されないダミーチャネル(液体非吐出溝)45Bと、に大別される。そして、これら液体噴射チャネル45Aとダミーチャネル45Bは、第1方向L2に交互に並んで配置されている。
このうち、液体噴射チャネル45Aは、アクチュエータプレート40の上端面40b側に開口することなく、下端面40a側にだけ開口した状態で形成されている。一方、ダミーチャネル45Bについては、アクチュエータプレート40の下端面40a側だけでなく、上端面40b側にも開口するように形成されている。
液体噴射チャネル45Aの内壁面、すなわち第1方向L2に向かい合う一対の側壁面および底壁面には、不図示のコモン電極が形成されている。このコモン電極は、液体噴射チャネル45Aに沿って第2方向L3に延び、アクチュエータプレート40の一方の主面40c上に形成されたコモン端子(電極端子部)51に導通している。
一方、ダミーチャネル45Bの内壁面のうち、第1方向L2に向かい合う一対の側壁面には、不図示のダミー電極がそれぞれ形成されている。これらダミー電極は、ダミーチャネル45Bに沿って第2方向L3に延び、アクチュエータプレート40の一方の主面40c上に形成されたダミー端子(電極端子部)53に導通している。
なお、ダミー端子53は、アクチュエータプレート40の一方の主面40c上におけるコモン端子51よりも上端面40b側に形成されている。そして、液体噴射チャネル45Aを挟んだ両側に位置するダミー電極同士(異なるダミーチャネル45B内に形成されたダミー電極同士)を、接続するように形成されている。
このような構成のもと、フレキシブル基板37を介して制御回路35がコモン端子51およびダミー端子53を通じて、コモン電極とダミー電極との間に駆動電圧を印加すると、駆動壁46が変形する。そして、液体噴射チャネル45A内に充填されたインクに圧力変動が生じる。これにより、液体噴射チャネル45A内のインクをノズル孔43aより吐出することができ、被記録媒体Sに文字や図形等の各種情報を記録することが可能となる。
アクチュエータプレート40の一方の主面40c上には、カバープレート41が重ね合わされている。このカバープレート41には、インク導入孔41aが第1方向L2に長い平面視略矩形状に形成されている。
このインク導入孔41aには、流路部材31を介して供給されてきたインクを液体噴射チャネル45A内に導入させ、かつダミーチャネル45B内への導入を規制する複数のスリット55aが形成されたインク導入板55が形成されている。つまり、複数のスリット55aは、液体噴射チャネル45Aに対応する位置に形成されており、各液体噴射チャネル45A内にのみインクを充填することが可能とされる。
なお、カバープレート41は、例えばアクチュエータプレート40と同じPZTセラミックス基板で形成され、アクチュエータプレート40と同じ熱膨張をさせることで、温度変化に対する反りや変形を抑制している。但し、この場合に限られず、アクチュエータプレート40とは異なる材料でカバープレート41を形成しても構わないが、熱膨張係数が近い材料を用いることが好ましい。
支持プレート42は、重ね合されたアクチュエータプレート40およびカバープレート41を支持していると共に、ノズルプレート43を同時に支持している。支持プレート42は、アクチュエータプレート40に対応するように、第1方向L2に長く形成された略長方形状の板材で、中央の大部分に、厚さ方向に貫通する嵌合孔42aが形成されている。この嵌合孔42aは、第1方向L2に沿って略長方形状に形成されており、重ね合されたアクチュエータプレート40およびカバープレート41を嵌合孔42a内に嵌め込んだ状態で支持している。
また、支持プレート42は、その外形状が厚さ方向下端に向かうに従って段差により小さくなるように段付き板状に形成されている。すなわち、支持プレート42は、厚さ方向上端側に位置するベース部42Aと、ベース部42Aの下端面に配置され、このベース部42Aよりも外形状が小さくなるように形成された段差部42Bと、が一体成形されたものである。そして、支持プレート42は、段差部42Bの端面がアクチュエータプレート40の下端面40aより、補強プレート62の厚さT2(図6参照)分だけ凹むように組み合わされている。
(ノズルプレート)
また、段差部42Bの端面に、保護プレート61および補強プレート62が接合されたノズルプレート43が、例えば接着等により固定されている。
ノズルプレート43は、例えばポリイミド等のフィルム材からなるシートで、第1方向L2に長くなるように略長方形状に形成されている。
また、ノズルプレート43には、第1方向L2に所定の間隔をあけて複数のノズル孔43aが形成されている。これらノズル孔43aは、複数の液体噴射チャネル45Aに対してそれぞれ対向する位置に形成され、一列に並んでノズル列43bを構成している。そして、各ノズル孔43aは、それぞれ対応する液体噴射チャネル45A内に連通している。なお、通常時にノズル孔43aからインクが吐出されないように、各ノズル孔43aにおいて適切なメニスカスが保たれている。
そして、このように構成されたノズルプレート43の吐出面(アクチュエータプレート40とは反対側の面)43cに、保護プレート61が設けられている。
(保護プレート)
図5は、ノズルプレート43を、吐出面43c側からみた平面図、図6は、図5のA−A線に沿う断面図である。
図3〜図6に示すように、保護プレート61は、ノズルプレート43を保護したり熱変形を防止したりするためのものである。保護プレート61は、ステンレスからなる薄板材にプレス加工やエッチング加工を施して形成されたものであって、ノズルプレート43の吐出面43cに熱圧着や接着剤等を用いた接着により貼付固定されている。保護プレート61も第1方向L2に長くなるように、略長方形状に形成されている。
なお、保護プレート61のノズルプレート43とは反対側の表面に、撥水膜を塗布することが望ましい。これにより、保護プレート61上にインクが付着して残留してしまうことを抑制できる。しかしながら、これに限られるものではなく、保護プレート61のノズルプレート43とは反対側の表面を、親水性としてもよい。
また、保護プレート61には、ノズル孔43aに対応する位置に、それぞれ厚さ方向に貫通する貫通孔61aが形成されている。貫通孔61aの直径は、ノズル孔43aの直径よりも若干大きくなるように設定されている。なお、保護プレート61の厚さT1は、貫通孔61aにインクのメニスカスが形成されないような厚さに設定されている。
一方、ノズルプレート43の吐出面43cとは反対側(アクチュエータプレート40側)の背面43dに、補強プレート62が設けられている。
(補強プレート)
図7は、ノズルプレート43を、背面43d側からみた平面図、図8は、図7のB−B線に沿う断面図である。
ここで、ノズルプレート43の背面43dは、アクチュエータプレート40の下端面40aに対応する領域(図7におけるドットハッチ部参照)が、この下端面40aと接合されるアクチュエータ接合面43eとされている。
図3、図4、図6〜図8に示すように、補強プレート62は、ノズルプレート43を補強して、ノズルプレート43の反りを防止するためのものである。補強プレート62は、ステンレスからなる薄板材にプレス加工やエッチング加工を施して形成されたものであって、ノズルプレート43の背面43dに熱圧着や接着剤等を用いた接着により貼付固定されている。
補強プレート62も第1方向L2に長くなるように、略長方形状に形成されている。そして、補強プレート62には、ノズルプレート43のアクチュエータ接合面43eに対応する位置に、開口部62aが形成されている。すなわち、補強プレート62は、ノズルプレート43のアクチュエータ接合面43eを避け、このアクチュエータ接合面43eの周囲を取り囲むように形成されている。これにより、アクチュエータプレート40の下端面40aに、ノズルプレート43のアクチュエータ接合面43eが接合されると共に、支持プレート42の段差部42Bの端面に、補強プレート62が接合される。
なお、アクチュエータプレート40の下端面40aとノズルプレート43のアクチュエータ接合面43eとの接合、および支持プレート42の段差部42Bの端面と補強プレート62との接合は、それぞれ接着剤を用いて行われる。このため、補強プレート62の表面は、親水性であることが望ましい。
また、補強プレート62の厚さT2は、保護プレート61の厚さT1よりも厚く設定されていることが望ましい。このように設定することにより、補強プレート62の剛性を高めることができ、保護プレート61がノズルプレート43に及ぼす影響を、できる限り抑制することができる。
ここで、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62のそれぞれの短手方向の長さ(アクチュエータプレート40の厚さ方向L1の長さ)は、支持プレート42の段差部42Bの短手方向の長さ(アクチュエータプレート40の厚さ方向L1の長さ)とほぼ同一の長さとなるように設定されている。これに対し、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62のそれぞれの長手方向(第1方向L2)の長さは、それぞれ異なっている。
より具体的には、図7、図8に示すように、保護プレート61の長手方向の長さW1は、支持プレート42の段差部42Bの長手方向(第1方向L2)の長さとほぼ同一長さとなるように設定されている。
一方、ノズルプレート43の長手方向の長さW2は、保護プレート61の長手方向の長さW1よりも若干短くなるように設定されている。また、補強プレート62の長手方向の長さW3は、ノズルプレート43の長手方向の長さW2よりも若干短くなるように設定されている。
このように、各プレート43,61,62を形成することにより、これらプレート43,61,62を重ね合わせた際に長手方向両端に段差が形成される。すなわち、ノズルプレート43を背面43d側からみると、補強プレート62の長手方向端からそれぞれノズルプレート43の長手方向両端が露出しており、さらに、ノズルプレート43の長手方向両端からそれぞれ保護プレート61の長手方向両端が露出する。換言すれば、ノズルプレート43の背面43dには、長手方向両端に、保護プレート61が露出する露出部44が設けられている。
このような各プレート43,61,62におけるノズルプレート43の背面43d側を段差部42Bの端面に接着剤等により貼り付けると、この段差部42Bに、保護プレート61の長手方向両端、ノズルプレート43の長手方向両端、および補強プレート62の長手方向端のそれぞれが接触することになる。
ここで、各プレート43,61,62を重ね合わせた状態では、これらの長手方向両端に段差が形成されることになる。しかしながら、各プレート43,61,62の厚さは、段差を無視できる程度に薄く設定されている。しかも、各プレート43,61,62の長手方向両端は、短手方向の端部と比較して撓みやすい。このため、支持プレート42の段差部42Bに、保護プレート61の長手方向両端、ノズルプレート43の長手方向両端、および補強プレート62の長手方向端のそれぞれが接触する。
支持プレート42に保護プレート61が接触することにより、この保護プレート61が接地される。なお、保護プレート61と同様に金属製の補強プレート62も支持プレート42に接触しているが、各プレート43,61,62の長手方向両端において、保護プレート61と補強プレート62との間に樹脂製のノズルプレート43が介在することになる。このため、保護プレート61と補強プレート62とが直接接触することがない。ここで、ノズルプレート43の長手方向の長さW2と補強プレート62の長手方向の長さW3は、それぞれ保護プレート61と補強プレート62との間で絶縁距離が確保できる長さに設定される。
また、支持プレート42の段差部42Bの端面と各プレート43,61,62との固定に用いられる接着剤は、エポキシ系等の絶縁性を有する接着剤が用いられる。
ここで、絶縁性を有する接着剤を用いる場合であっても、支持プレート42の段差部42Bに、保護プレート61の長手方向両端を強く押し付けることによって支持プレート42と保護プレート61との間の接着剤の膜厚を、両者42,61の電気的な接続が可能な膜厚(絶縁距離よりも薄い膜厚)とすることができる。または、保護プレート61の長手方向両端の一部を強く押し付けることによって、この一部の接着剤が押し退けられ、保護プレート61と支持プレート42とが直接接触する。
また、この他に、支持プレート42の段差部42Bの端面と各プレート43,61,62とを接着固定するにあたって、保護プレート61の長手方向両端(保護プレート61の露出部44に対応する箇所)のみ、導電性の接着剤や導電性の樹脂を用い、ノズルプレート43、および補強プレート62にはエポキシ系の絶縁性を有する接着剤を用いることも可能である。このように構成することで、支持プレート42と保護プレート61との電気的接続を容易に行うことができる。
このような構成のもと、液体噴射記録装置1により、被記録媒体Sに情報を記録する場合には、図1に示すように、例えば、一対の搬送手段2,3により被記録媒体Sを搬送方向Yに搬送させながら、走査手段6によりキャリッジ16を介して各インクジェットヘッド4を走査方向Xに往復移動させる。この間に、各インクジェットヘッド4において、制御回路35がコモン端子51とダミー端子53との間に駆動電圧を印加する。
これにより、駆動壁46に厚みすべり変形を生じさせ、液体噴射チャネル45A内に充填されたインクに圧力波を発生させる。この圧力波により、液体噴射チャネル45Aの内圧が高まるので、インクをノズル孔43aから吐出させることができる。この際、インクはノズル孔43aを通過する際に液滴状のインク滴となり、保護プレート61の貫通孔61aを介して吐出される。その結果、被記録媒体Sに4色のインクを利用して、文字や図形等の各種情報を記録することができる。
ここで、ノズルプレート43には、保護プレート61が設けられている。保護プレート61は、熱変形量の小さいステンレスにより形成されているので、ノズルプレート43がポリイミド等の樹脂により形成されている場合であってもノズル孔43aの熱変形を確実に抑制できる。このため、環境温度等に関わらず、ヘッドチップ26からのインクの吐出量を安定させることができ、被記録媒体Sへの記録を高精度に行うことができる。
また、例えば保護プレート61と被記録媒体Sとが擦れるなどして、保護プレート61が帯電してしまう場合がある。しかしながら、保護プレート61は、支持プレート42の段差部42Bに接触(電気的に接続)しており、接地されているので、保護プレート61が除電される。このため、インクの吐出特性が安定し、この結果、被記録媒体Sに記録される文字や図形等の各種情報の品質が安定する。
(ノズルプレート、保護プレート、および補強プレートの製造方法)
次に、図6、図9(a)、図9(b)に基づいて、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62の製造方法について説明する。
図9は、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62の製造方法の説明図であって、(a),(b)は、各工程を示す。
まず、ノズルプレート43の吐出面43cに、熱圧着や接着剤等を用いた接着により保護プレート61を貼り合せると共に、ノズルプレート43の背面43dに、熱圧着や接着剤等を用いた接着により補強プレート62を貼り合せる。この時点では、保護プレート61に貫通孔61aが形成されていないと共に、補強プレート62に開口部62aが形成されていない。また、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62は、全て同一形状になっている。すなわち、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62の長手方向の長さは、全て同じ長さに設定されている。
次に、図9(a)に示すように、エッチングにより保護プレート61に貫通孔61aを形成する。また、補強プレート62に開口部62aを形成すると共に、補強プレート62の長手方向両端に切除部62bを形成し、補強プレート62の長手方向の長さW3を所望の長さに形成する。そして、補強プレート62側に、ノズルプレート43の長手方向両端を露出させる。
続いて、図9(b)に示すように、エッチングによりノズルプレート43の長手方向両端に切除部43fを形成し、ノズルプレート43の長手方向の長さW2を所望の長さに形成し、露出部44を設ける。そして、ノズルプレート43の背面43d側に、露出部44を介して保護プレート61の長手方向両端を露出させる。
次に、図6に示すように、ノズルプレート43にレーザ光Lを照射する。そして、貫通孔61aと同軸上のノズル孔43aを形成する。このとき、ノズルプレート43へのレーザ光Lの照射方向は、ノズルプレート43側からでもよいし(図6における実線矢印参照)、保護プレート61側から貫通孔61aを介してノズルプレート43にレーザ光Lを照射する方向(図6における破線矢印参照)でもよい。
ここで、レーザ光Lによってノズルプレート43が熱せられるが、保護プレート61が貼り付けられているので、ノズルプレート43の熱変形が抑制される。これにより、ノズル孔43aが精度よく形成される。そして、ノズル孔43aを形成してノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62の製造が完了する。
そして、保護プレート61および補強プレート62が貼り付けられたノズルプレート43を、接着等を用いてアクチュエータプレート40および支持プレート42に接合する。
ここで、ノズルプレート43には、補強プレート62が設けられているので、ノズルプレート43の吐出面43cの全面に保護プレート61が貼り付けられている場合であっても、ノズルプレート43の反りを抑制できる。このため、アクチュエータプレート40や支持プレート42へのノズルプレート43の接合を容易、かつ正確に行うことができる。
なお、保護プレート61の貫通孔61a、補強プレート62の開口部62aと切除部62b、およびノズルプレート43の切除部43fも、エッチングに代わってレーザ光により形成することが可能である。この場合、例えば、ノズルプレート43のノズル孔43aを形成する工程で、切除部43fを同時に形成してしまうことも可能である。このような製造方法とすることで、ノズルプレート43の製造工数を短縮化できる。
このように、上述の実施形態では、ノズルプレート43に切除部43fを形成して露出部44を設け、この露出部44を介してノズルプレート43の背面43d側に、保護プレート61の長手方向両端を露出させている。そして、この保護プレート61の露出した箇所を、支持プレート42の段差部42Bに接触させている。このため、従来のように複雑な導電部を設けることなく、また、保護プレート61を接地させるためのスペースを別途設けることなく、保護プレート61を容易に除電させることができる。
また、ノズルプレート43自体を接地させる必要がないので、例えば従来のように、ノズルプレート43をシリコンで形成する必要もなくなる。このため、製造工数、製造コストの増大を抑制しつつ、ノズルプレート43の除電を行うことができる。
さらに、ノズルプレート43の背面43d側を利用して接地させるので、従来のようにインクジェットヘッド4を覆う金属製のカバーも必要なく、またノズルプレート43自体が大型化してしまうこともない。さらに、保護プレート61の露出した箇所にインクが万遍なく付着してしまうこともないので、アクチュエータプレート40を駆動させる際にショートすることもない。このため、インクジェットヘッド4の動作を安定させることができると共に、部品点数の増加を抑え、インクジェットヘッド4を小型化できる。
また、ノズルプレート43の長手方向両端に切除部43fを形成して露出部44を設け、保護プレート61の長手方向両端を支持プレート42に接触させている。長手方向の端部は短手方向と比較して撓み易いので、この撓み易さを利用して支持プレート42に保護プレート61を容易に接触させることができる。
さらに、保護プレート61の短手方向に支持プレート42と接触させるためのスペースを確保する必要がなく、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62の短手方向(アクチュエータプレート40の厚さ方向L1)を薄型化できる。この結果、複数のインクジェットヘッド4が走査方向Xに並べても(図1参照)、これらインクジェットヘッド4の配置スペースを省スペース化できる。
また、保護プレート61と支持プレート42との接着に導電性の接着剤や導電性の樹脂を用いれば、これら保護プレート61と支持プレート42との電気的接続を確実なものにすることができる。このため、アクチュエータプレート40の動作を確実に安定させることができる。さらに、保護プレート61と支持プレート42との電気的接続を容易に行うことができるので、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62の製造工数、製造コストの増大をより確実に抑制できる。
なお、上述の実施形態では、保護プレート61の長手方向両端に切除部62bを形成すると共に、ノズルプレート43の長手方向両端に切除部43fを形成し、ノズルプレート43の背面43dに、保護プレート6を露出させる露出部44を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、保護プレート61およびノズルプレート43の長手方向一端のみに、それぞれ切除部62b,43fを形成してもよい。
(第1変形例)
次に、図10に基づいて、本実施形態の第1変形例について説明する。なお、以下の説明において、前述の実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する(以下の変形例についても同様)。
図10は、第1変形例におけるノズルプレート43を、背面43d側からみた平面図であって、前述の実施形態の図7に対応している。
同図に示すように、前述の実施形態では、補強プレート62の長手方向両端、およびノズルプレート43の長手方向両端に、それぞれ切除部62b,43fを形成したが、第1変形例では、補強プレート62の短手方向一端、およびノズルプレート43の短手方向一端に、それぞれ切除部62b,43fが形成されている。この点、前述の実施形態と相違する。
各切除部62b,43fが形成される箇所は、補強プレート62、およびノズルプレート43のそれぞれの短手方向のうち、カバープレート41(図3、図4参照)側の端部(図10における上側の端部)である。これにより、ノズルプレート43の短手方向端部で、かつカバープレート41側に、露出部44が設けられる。
このように構成した場合であっても、保護プレート61と支持プレート42の段差部42Bとを接触させることができるので、前述の実施形態と同様の効果を奏する。
また、このように補強プレート62、およびノズルプレート43のそれぞれの短手方向に切除部62b,43fを形成する場合、カバープレート41側の端部とすることで、保護プレート61と支持プレート42との接触箇所をできる限りアクチュエータプレート40から離間させることができる。このため、保護プレート61からアクチュエータプレート40に電気が流れてしまうことを抑制でき、アクチュエータプレート40の動作を安定させることができる。
(第2変形例)
次に、図11に基づいて、本実施形態の第2変形例について説明する。
図11は、第2変形例におけるノズルプレート43を、背面43d側からみた平面図であって、前述の実施形態の図7に対応している。
同図に示すように、前述の実施形態では、補強プレート62の長手方向両端、およびノズルプレート43の長手方向両端に、それぞれ切除部62b,43fを形成したが、第2変形例では、補強プレート62の長手方向両端に切除部62bを形成する一方、ノズルプレート43の長手方向両端に複数の開口部43gを形成している。換言すれば、ノズルプレート43の長手方向両端を、部分的に切除して(切除部を形成して)開口部43gを形成し、露出部44を設けている。この点、前述の実施形態と相違する。
このように構成した場合であっても、保護プレート61と支持プレート42の段差部42Bとを接触させることができるので、前述の実施形態と同様の効果を奏する。
ここで、この第2変形例の場合、開口部43gを介して露出する保護プレート61を確実に支持プレート42に接触させるために、開口部43g(露出部44)に導電性の接着剤や導電性の樹脂を塗布することが望ましい。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ノズルプレート43の背面43dに、補強プレート62を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、補強プレート62を設けなくてもよい。
また、上述の実施形態では、ノズルプレート43の背面43d側に露出部44を介して露出した保護プレート61を、支持プレート42に接触させることにより、保護プレート61を接地させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ノズルプレート43の背面43d側に露出部44を介して露出した保護プレート61を、導電部材を介してキャリッジ16やベースプレート30等に接地させるように構成してもよい。このような場合であっても、保護プレート61の背面を除く周囲に除電のための部品を配置する必要がないので、インクジェットヘッド4の大型化を防止できる。
さらに、上述の実施形態では、ノズルプレート43、保護プレート61、および補強プレート62を製造するにあたって、ノズルプレート43の両面に、このノズルプレート43と同一形状の保護プレート61、および補強プレート62をそれぞれ貼り合せた後、エッチングにより保護プレート61、および補強プレート62を所望の形状に形成する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、予め保護プレート61、および補強プレート62を所望の形状に形成した後、これら保護プレート61、および補強プレート62をノズルプレート43に貼り合せるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、保護プレート61の外形状は、ノズルプレート43の外形状に対応するように第1方向L2に長くなるように略長方形状に形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ノズルプレート43を保護したり熱変形を防止したりでき、かつノズルプレート43の背面43d側に露出部44を介して露出させることができる形状であればよい。
さらに、上述の実施形態では、保護プレート61および補強プレート62は、ステンレスからなる薄板材により形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、保護プレート61、および補強プレート62に、金属製のさまざまな材料を採用することができる。
そして、上述の実施形態では、ヘッドチップ26は、液体噴射チャネル45Aの長手方向端部に臨むノズル孔43aからインクを吐出する、いわゆるエッジシュートタイプとされている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、液体噴射チャネル45Aの長手方向中央に臨むノズル孔からインクを吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのヘッドチップにも、上述の保護プレート61や補強プレート62を採用することができる。
また、上述の実施形態では、補強プレート62の厚さT2を、保護プレート61の厚さT1よりも厚く設定した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、補強プレート62の厚さT2と保護プレート61の厚さT1とを同一か、または同程度に設定してもよい。
1…液体噴射記録装置 4…インクジェットヘッド 40…アクチュエータプレート 40a…下端面(第1面) 40c…主面(第2面) 41…カバープレート 41a…インク導入孔(インク導入部) 42…支持プレート 43…ノズルプレート 43a…ノズル孔 43b…ノズル列 43c…吐出面 43d…背面 43e…アクチュエータ接合面(接合面) 43f…切除部 43g…開口部(切除部) 44…露出部 45…チャネル 45A…液体噴射チャネル(チャネル) 61…保護プレート 61a…貫通孔

Claims (6)

  1. 複数のノズル孔からなるノズル列を有するノズルプレートと、
    インクが充填されると共に前記ノズル孔に連通する複数のチャネルを有するアクチュエータプレートと、
    前記ノズルプレートの前記インクが吐出される側の吐出面に設けられ、前記ノズル孔に対応する位置に、該ノズル孔に連通する貫通孔が形成されている保護プレートと、
    を備え、
    前記ノズルプレートの前記アクチュエータプレートとの接合面を避けた位置の一部には、前記ノズルプレートの前記吐出面とは反対側の背面に、前記保護プレートを露出させる露出部が設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記ノズルプレートおよび前記保護プレートは、前記ノズル列に沿って長くなるように長方形状に形成されており、
    前記ノズルプレートの長手方向端部に前記露出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記ノズルプレートおよび前記保護プレートは、前記ノズル列に沿って長くなるように長方形状に形成されており、
    前記アクチュエータプレートは直方体状に形成されており、
    前記複数のチャネルは、前記ノズルプレートが接合される第1面と、該第1面に交差する第2面とが開口するように形成されており、
    前記アクチュエータプレートの前記第2面には、前記チャネルの開口の一部を閉塞すると共に前記複数のチャネルに連通するインク導入部が形成されたカバープレートが設けられており、
    前記ノズルプレートの短手方向端部で、かつ前記カバープレート側に、前記露出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記アクチュエータプレートは、支持プレートに支持されており、
    前記ノズルプレートの前記露出部を介して前記支持プレートに前記保護プレートが導通されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 導電性樹脂を介して前記支持プレートと前記保護プレートとが導通されていることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のインクジェットヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射記録装置。
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