JP2014028422A - 打込機 - Google Patents

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義一 駒崎
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/04Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure
    • B25C1/047Mechanical details

Abstract

【課題】プッシュレバーの先端と相手材との間の隙間からの火花の飛散を防止する。
【解決手段】本体1に移動可能に設けられ、メインシリンダへの流体供給を可能とする規制解除位置と、メインシリンダへの流体供給を不能とする規制位置との間を往復移動するプッシュレバー40と、プッシュレバー40に当接し、プッシュレバー40を規制位置に保持するサブピストン61と、本体1に設けられ、メインシリンダへの流体供給を制御するトリガとを有し、メインシリンダに供給される流体の圧力によって可動体を駆動することによって止め具を打撃して該止め具を相手材に打ち込む打込機であって、メインシリンダに流体が供給されるときに、プッシュレバー40のストロークが変化する。
【選択図】図4

Description

本発明は、釘や螺子などの止め具を木材や石膏ボードなどの相手材に打ち込む打込機に関するものである。
従来の打込機の一例を図9に示す。図示されている打込機は、止め具としての釘を相手材に打ち込む釘打機であって、本体101と、本体101の側面から該本体101の軸線と交差する方向に延びるハンドル102と、本体101の下端から該本体101の軸線に沿った方向に延びるノーズ部103と、ノーズ部103とハンドル102とに跨って設けられたマガジン104とを有する。
図示は省略するが、本体101の内部にはシリンダが設けられており、シリンダ内には圧縮空気の圧力によって往復駆動されるドライバブレードが収容されている。所定の条件が満たされた状態でトリガ122が操作されると、シリンダ内に圧縮空気が供給され、この圧縮空気の圧力によってドライバブレードが駆動され、釘の頭部が打撃される。
ノーズ部103は、マガジン104から供給される釘を所定位置に保持するとともに、釘の打ち込み方向が直線状となるように案内するガイド筒133を備えている。ガイド筒133の周囲には、ガイド筒133を取り囲むようにプッシュレバー140が設けられている。プッシュレバー140は図9の紙面上下方向に往復移動可能であるとともに、図9の紙面下方へ向けて常時付勢されている。もっとも、プッシュレバー140は、図10に示されるテールカバー145によって下死点が定められている。具体的には、プッシュレバー140は、図10に示されているシリンジケース150内のスプリングによって下方へ向けて付勢されているロッド152に連結されているが、該ロッド152の先端は本体101に固定されているテールカバー145に当接している。かかるプッシュレバー140は、相手材100に押し付けられると、上記スプリングを圧縮しながら本体101に対して相対的に上方へ移動する(上昇する。)。換言すれば、本体101は上記スプリングを圧縮しながらプッシュレバー140に対して相対的に下方へ移動する(降下する。)。
次に、図9に示される釘打機の動作について説明する。同図に示されるように、プッシュレバー140の先端を相手材100に当接させる。この状態では、プッシュレバー140は相手材100に接しているだけで、押し付けられてはいない。プッシュレバー140が図示されている位置にあるとき、ガイド筒133の先端とプッシュレバー140の先端との間の距離はX(mm)である。
次いで、図11に示されるように、本体101を下方に押圧してプッシュレバー140を相手材100に押し付ける。すると、プッシュレバー140は本体101に対して相対的に上昇し、本体101はプッシュレバー140に対して相対的に降下する。より具体的には、プッシュレバー140は本体101に対して相対的にX(mm)上昇し、本体101はプッシュレバー140に対して相対的にX(mm)降下する。プッシュレバー140が図示されている位置にあるときにトリガ122が操作されると、シリンダ内に圧縮空気が供給され、ドライバブレードが押し下げられ、ガイド筒133によって保持されている釘の頭部が打撃される。すると、図12に示されるように、打ち込みの反動によって本体101が上昇し、これに伴ってプッシュレバー140の先端が相手材100から離れる。相手材100から離れたプッシュレバー140は、上記スプリングの付勢によって元の位置に復帰する。
特開2009−83091号公報
上記のような釘打機によって相手材に打ち込まれる釘200は、図13(A),図13(B)に示されるように、等間隔で針金201に溶接されてロール状に巻かれた状態で図9などに示されているマガジン104に収容されている。ここで、上記のようにして釘200が打ち込まれるとき、打ち込まれる釘200に隣接している次の釘200は釘打機が備える不図示の爪によって拘束されている。すなわち、ドライバブレードは、隣接する釘同士の連結を強制的に破断させつつ、釘200を1本ずつ打ち込む。このとき、隣接する釘同士を連結させていた針金201の一部がドライバブレードの外周面とガイド筒133(図11等)の内周面との間で擦られて火花が発生することがある。また、ドライバブレードの外周面とガイド筒133の内周面とが擦れて火花が発生することもある。また、ドライバブレードによって押し出される釘200とガイド筒133の内周面とが擦れて火花が発生することもある。
図14に示されるグラフは、釘打機が上記のように動作する際のピストン(ドライバブレード)、本体101(図9等)およびプッシュレバー140(図9等)の変位状態を示すグラフである。なお、それぞれの変位状態の関係が理解し易いように、ピストンの変位量については、降下方向を正(プラス)として示し、本体101およびプッシュレバー140の変位量については上昇方向を正(プラス)として示してある。また、図9に示されるX(mm)は5mmに設定されている。
図14に示されるグラフを参照すると、本体101はピストンの降下開始と同時に上昇し始める。このとき、プッシュレバー140は本体101に対して相対的に5mm上昇しているので、プッシュレバー140が上昇を開始するのは、本体101の上昇量が5mmに達した後である。
本体101の上昇量が5mmに達するのは、ピストンが降下を開始してから0.013秒後である。よって、プッシュレバー140の先端は、ピストンが降下を開始してから0.013秒後に相手材100から離れる。一方、ピストンは、降下開始から0.013秒後の時点では下死点に達していない。すなわち、プッシュレバー140の先端は、ピストン(ドライバブレード)が下死点に達する前に相手材100から離れてしまう。このため、上記のような理由で発生した火花がプッシュレバー140の先端と相手材100との間の隙間(図12)から飛散する虞がある。
本発明の目的は、プッシュレバーの先端と相手材との間の隙間からの火花の飛散を防止することである。
本発明の打込機は、本体と、前記本体の内部に設けられたメインシリンダと、前記メインシリンダ内部に往復動可能に設けられ、止め具を打撃する可動体と、前記本体に該本体の軸線に沿って移動可能に設けられ、前記メインシリンダへの流体供給を可能とする規制解除位置と、前記メインシリンダへの流体供給を不能とする規制位置との間を往復移動するプッシュレバーと、前記プッシュレバーに当接し、該プッシュレバーを前記規制位置に保持する位置決め部材と、前記本体に設けられ、前記メインシリンダへの流体供給を制御するトリガとを有し、前記メインシリンダに供給される流体の圧力によって前記可動体を駆動することによって止め具を打撃して該止め具を相手材に打ち込む打込機であって、前記メインシリンダに流体が供給されるときに、前記プッシュレバーのストロークが変化する。
本発明の一態様では、前記位置決め部材が前記プッシュレバーから離間することで前記プッシュレバーのストロークが変化する。
本発明の他の態様では、前記位置決め部材が前記プッシュレバーに再び当接するまでに要する時間が、前記可動体が下死点に達するまでに要する時間よりも長い。
本発明の他の態様では、前記プッシュレバーには、該プッシュレバーの移動方向に沿った異なる二箇所に第一係合部および第二係合部がそれぞれ設けられ、前記第一係合部には、前記プッシュレバーを前記規制位置へ向けて常時付勢する付勢部材が係合し、前記第二係合部には、前記位置決め部材が当接する。
本発明の他の態様では、前記位置決め部材は、弾性体が収容されているサブシリンダ内に配置されたフランジ部と、一端が前記フランジ部に連接され、他端が前記サブシリンダから突出して前記プッシュレバーに当接する軸部とを有し、前記位置決め部材は、前記サブシリンダ内に供給される流体の圧力によって前記弾性体の付勢に抗して変位する。
本発明の他の態様では、前記サブシリンダ内に供給される流体は、前記メインシリンダ内に供給された流体の一部である。
本発明の打込機は、本体と、前記本体の内部に往復移動可能に設けられ、止め具を打撃する可動体と、前記本体に設けられ、上死点と下死点の間を移動可能なプッシュレバーとを有し、前記プッシュレバーは、打込み動作時に、打込み動作前よりも低い位置に移動可能である。
本発明の一態様では、前記プッシュレバーの下死点は、打込み動作後に、打込み動作前の下死点に戻る。
本発明によれば、プッシュレバーと相手材との間の隙間からの火花の飛散が防止される。
釘打機の側面図であって、プッシュレバーが規制位置にあるときの側面図である。 釘打機の断面図である。 釘打機の側面図であって、プッシュレバーが規制解除位置にあるときの側面図である。 図1に示されるA−A線に沿った部分拡大断面図である。 釘打機の側面図であって、プッシュレバーと位置決め部材との間に第二クリアランスが形成されているときの側面図である。 釘打機の側面図であって、プッシュレバーと位置決め部材とが再び当接したときの側面図である。 メインピストン、本体およびプッシュレバーの変位状態を示す図である。 釘打機の変形例を示す側面図である。 従来の釘打機の側面図であって、プッシュレバーが規制位置にあるときの側面図である。 図9に示されるA−A線に沿った部分拡大断面図である。 従来の釘打機の側面図であって、プッシュレバーが規制解除位置にあるときの側面図である。 従来の釘打機の側面図であって、プッシュレバーが相手材から離間したときの側面図である。 (A)はマガジンに収容される釘の上面図であり、(B)は側面図である。 ピストン、本体およびプッシュレバーの変位状態を示す図である。
以下、本発明が適用された打込機の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。ここで説明する打込機は、圧縮空気を駆動源とする釘打機である。
図1に示されている釘打機は、本体1と、本体1の側面から該本体1の軸線と交差する方向に延びるハンドル2と、本体1の下端から該本体1の軸線に沿った方向に延びるノーズ部3と、ノーズ部3とハンドル2とに跨って設けられたマガジン4とを有する。
図2に示されるように、本体1は、ハウジング10、ガイド部11、ヘッドカバー12およびアンダーカバー13を有する。ハウジング10は中空構造を有し、ハウジング10の一端側の開口部にガイド部11が連設され、ガイド部11の上にヘッドカバー12が被せられている。また、ハウジング10の他端側の開口部にアンダーカバー13が設けられている。さらに、ハウジング10の内部には円筒形状のメインシリンダ14が収容されている。メインシリンダ14の上部はハウジング10の一端側の開口部から突出してガイド部11の内側に進入している。
ハンドル2は、釘打機を使用する作業者によって掴まれる部分であり、その内部には蓄圧室15が設けられている。ハンドル2の一端はハウジング10に固定されており、ハンドル2の他端にはプラグ16が設けられている。プラグ16は蓄圧室15に連通する空気管であり、不図示のエアホースを介して不図示のコンプレッサに接続される。
ガイド部11は、外筒11aおよび内筒11bを有しており、外筒11aは内筒11bを取り囲んでいる。ガイド部11の内側であってメインシリンダ14の上方には、蓄圧室15とメインシリンダ14との連通を制御するメインバルブ17が上下動可能に設けられている。また、ガイド部11の外筒11aと内筒11bとの間には膨張室18が設けられている。
一方、メインシリンダ14の下方に注目すると、メインシリンダ14の下部からアンダーカバー13に亘ってダンパ19が配置されている。ダンパ19はゴム弾性体により略筒状に成形されている。また、メインシリンダ14の略中間には逆止弁20が設けられ、逆止弁20よりも下方には戻り通路21が設けられている。
メインシリンダ14の内部には可動体としてのドライバブレード30が往復移動可能に収容されている。ドライバブレード30は、メインピストン31と、メインピストン31に連接された軸部32とを有し、メインシリンダ14に給排される流体の圧力によって往復駆動されて止め具である釘(不図示)を打撃する。
マガジン4は、図13(A),(B)に示されるように連結された多数の釘200を収容する容器である。マガジン4は、収容されている多数の釘200を順次ノーズ部3へ送り出す供給機構を備えている。
ノーズ部3は、供給機構によって送り込まれた釘を所定位置に保持するとともに、釘の打ち込み方向が直線状となるように案内するガイド筒33を有する。
図1,図2に示されるように、ガイド筒33の周囲にはプッシュレバー40が設けられている。プッシュレバー40は、本体1に該本体1の軸線に沿って移動可能に設けられている。具体的には、プッシュレバー40は、図1に示される位置と図3に示される位置との間を往復移動可能であり、プッシュレバー40が図3示される位置にあるときにトリガ22が操作されると、図2に示されるメインシリンダ14内に圧縮空気が供給される。一方、プッシュレバー40が図1示される位置にあるときには、トリガ22が操作されても図2に示されるメインシリンダ14内に圧縮空気は供給されない。すなわち、プッシュレバー40は、メインシリンダ14への流体供給を可能とする位置(規制解除位置)と、メインシリンダ14への流体供給を不能とする位置(規制位置)との間で往復移動可能である。換言すれば、プッシュレバー40は、メインシリンダ14への圧縮空気の供給を制御し、ひいてはドライバブレード30の動作を制御する安全装置としての機能を有する。
釘打機が図1,図3に示されている向きで使用される場合には、プッシュレバー40は、相手材100に押し付けられると本体1に対して紙面下方から上方へ変位して(上昇して)規制位置から規制解除位置へ移動し、相手材100への押し付けが解除されると本体1に対して紙面上方から下方へ変位して(降下して)規制解除位置から規制位置へ移動する。なお、釘打機は図1,図3に示されている向きとは異なる向きで使用することも可能である。例えば、釘打機は図1,図3に示されている向きに対して反時計回りに90度回転した向きで使用することも可能である。この場合には、プッシュレバー40は、相手材100に押し付けられると本体1に対して紙面右側から左側へ変位して規制位置から規制解除位置へ移動し、相手材100への押し付けが解除されると本体1に対して紙面左側から右側に変位して規制解除位置から規制位置へ移動する。以下の説明では、釘打機が図1,図3に示されている向きで使用されることを前提とする。
図4に示されるように、プッシュレバー40の上部には側方へ向けて突出する第一係合部41および第二係合部42が一体成形されている。また、プッシュレバー40の下部(先端部)は、ガイド筒33(図2)の周囲を取り囲む略円筒状に形成されている。もっとも、プッシュレバー40の先端部は完全な円筒形状ではなく、ガイド筒33の周囲を部分的に取り囲んでいる。なお、図4ではガイド筒33の図示が省略されている。
プッシュレバー40の第一係合部41および第二係合部42は、プッシュレバー40の移動方向に沿った異なる二箇所にそれぞれ設けられている。具体的には、第二係合部42はプッシュレバー40の上端に設けられており、第一係合部41は第二係合部42よりも低い位置(第二係合部42に比べてプッシュレバー40の先端に近い位置)に設けられている。
第一係合部41には、シリンジケース50に内蔵されているプッシュレバースプリング51(図2)によって紙面下方へ向けて付勢される付勢部材(ロッド52)の先端が係合している。具体的には、第一係合部41には内周面に雌ねじが形成された貫通孔が形成されており、この雌ねじに、ロッド52の外周面に形成されている雄ねじがねじ結合されている。よって、プッシュレバー40は規制位置へ向けて常時付勢されている。
シリンジケース50は、回転可能かつ上下移動可能に保持されている。シリンジケース50をロッド52の軸回りに回転させると、該シリンジケース50は図4の紙面上方へ移動し、軸回りに逆回転させると、図4の紙面下方へ移動する。このようにシリンジケース50を上下動させると、該シリンジケース50とプッシュレバー40の第一係合部41との間の距離が変化し、これに伴って相手材100に対する釘の打ち込み深さが変化する。
一方、プッシュレバー40は、シリンジケース50に隣接して設けられている位置決め機構によって紙面下方への移動が規制される。位置決め機構は、シリンジケース50に隣接するサブシリンダ60と、サブシリンダ60内に収容された位置決め部材(サブピストン61)と、弾性体(サブスプリング62)とから構成されている。サブピストン61は、サブシリンダ60内に配置されたフランジ部61aと、フランジ部61aから延びる軸部61bとを有する。軸部61bの一端はフランジ部61aの上面に連接され、他端はサブシリンダ60の外に突出している。
サブピストン61のフランジ部61aはサブシリンダ60内に昇降可能に収容されており、サブシリンダ60内であってフランジ部61aの下面とサブシリンダ60の底面との間の空間(下室)にはサブスプリング62が収容されている。一方、軸部61bはサブシリンダ60の天井面を貫通してサブシリンダ60の外に突出し、プッシュレバー40の第二係合部42に図4の紙面下方から当接している。すなわち、プッシュレバー40は、ロッド52によって図4の紙面上方から下方へ向けて付勢されるとともに、サブピストン61によって図4の紙面下方から支持されており、サブピストン61によってプッシュレバー40の下死点が定められている。
さらに、サブシリンダ60の側面には、サブピストン61のフランジ部61aの上面とサブシリンダ60の天井面との間の空間(上室)に連通する連通孔63が形成されており、この連通孔63を介して上室と戻り室23(図2)とが連通している。
次に、本実施形態に係る釘打機の動作について説明する。図1に示されるように、プッシュレバー40の先端を相手材100に当接させる。この状態では、プッシュレバー40は相手材100に接しているだけで、押し付けられてはいない。すなわち、プッシュレバー40は待機状態であり、規制位置にある。プッシュレバー40が規制位置にあるとき、図4に示されているサブピストン61の軸部61bの先端は第二係合部42に当接している。このとき、ガイド筒33の先端とプッシュレバー40の先端との間の距離はX(mm)である(図1)。
次いで、図3に示されるように、本体1を下方に押圧してプッシュレバー40を相手材100に押し付ける。すると、プッシュレバー40は本体1に対して上昇し、本体1はプッシュレバー40に対して降下する。すなわち、プッシュレバー40は規制位置から規制解除位置へ移動する。換言すれば、プッシュレバー40は上死点に移動する。具体的には、プッシュレバー40は本体1に対して相対的にX(mm)上昇し、本体1はプッシュレバー40に対して相対的にX(mm)降下する。プッシュレバー40が本体1に対してX(mm)上昇するのに伴って、プッシュレバー40の第二係合部42もサブピストン61の軸部61bの先端からX(mm)上昇する。すなわち、プッシュレバー40がサブピストン61から離間し、プッシュレバー40(第二係合部42)とサブピストン61(軸部61b)との間にX(mm)の第一クリアランスが形成される。かかる状態でトリガ22が操作されると、図2に示されるメインシリンダ14内に圧縮空気が流入し、メインピストン31(ドライバブレード30)が押し下げられ、ガイド筒33によって保持されている不図示の釘の頭部が打撃される。
このとき、図2に示されているメインピストン31(ドライバブレード30)の降下に伴って戻り室23に流入した圧縮空気の一部が図4に示されている連通孔63を介してサブシリンダ60の上室に流入し、上室の圧力が上昇する。すると、サブピストン61がサブスプリング62の付勢に抗して降下する。すると、図5に示されるように、サブピストン61がプッシュレバー40から離間し、プッシュレバー40(第二係合部42)とサブピストン61(軸部61b)との間のクリアランスが拡大する。すなわち、打ち込み動作の開始前においてプッシュレバー40とサブピストン61との間に存在していた第一クリアランス(Xmm)がこれよりも大きな第二クリアランス(X+αmm)に拡大される。すなわち、打ち込みの反動で本体1が上昇を開始するのと同時または略同時に、本体1とプッシュレバー40との間のクリアランスがα(mm)だけ拡大する。よって、プッシュレバー40の下死点を定めるサブピストン61の軸部61bの先端は、本体1の上昇量がX+α(mm)に達するまでプッシュレバー40の第二係合部42に当接しない。すなわち、プッシュレバー40の打込み動作時の下死点は、打込み動作前の下死点よりも低い位置になる。換言すれば、サブピストン61の軸部61bの先端は、本体1の上昇量がX+α(mm)に達した時点でプッシュレバー40の第二係合部42に再び当接する(図6)。したがって、プッシュレバー40の先端は、本体1の上昇量がX+α(mm)に達するまで相手材100に当接している。本実施形態に係る釘打機では、上記X(mm)は5mmに設定され、上記α(mm)も5mmに設定されている。
図7に示されるグラフは、本実施形態に係る釘打機が上記のように動作する際のメインピストン31(図2)、本体1(図1等)およびプッシュレバー40(図1等)の変位状態を示すグラフである。なお、それぞれの変位状態の関係が理解し易いように、メインピストン31(ドライバブレード30)の変位量については、降下方向を正(プラス)として示し、本体1およびプッシュレバー40の変位量については上昇方向を正(プラス)として示してある。
図7に示されるグラフを参照すると、本体1はメインピストン31の降下開始と同時に上昇し始める。このとき、本体1(サブピストン61)とプッシュレバー40(第二係合部42)との間には10mmの第二クリアランスが存在している(図5参照)。よって、プッシュレバー40が上昇を開始するのは、本体1の上昇量が10mmに達した後である。
本体1の上昇量が10mmに達するのは、メインピストン31が降下を開始してから0.018秒後である。よって、プッシュレバー40は、メインピストン31が降下を開始してから0.018秒間は相手材100に当接し続けている。一方、メインピストン31は、降下開始から0.014秒後に下死点に到達している。すなわち、プッシュレバー40は、メインピストン31(ドライバブレード30)が下死点に達した後に相手材100から離れる。
上記のように、本実施形態に係る釘打機では、本体1とプッシュレバー40との間のクリアランスが、メインピストン31の降下開始と同時または略同時に拡大される。すなわち、打ち込み動作の前後で本体1に対するプッシュレバー40のストローク量が変化する。換言すれば、プッシュレバー40の下死点は、打込み動作時に打込み動作前よりも低い位置になり、打込み動作後に打込み動作前の下死点に戻る。したがって、プッシュレバー40は、打込み動作時に、打込み動作前よりも低い位置に移動可能である。これにより、プッシュレバー40は、メインピストン31(ドライバブレード30)が少なくとも下死点を過ぎるまでの間は相手材100に当接し続ける。よって、先に述べたような理由で発生した火花がプッシュレバー40と相手材100との間の隙間から飛散する虞はない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図8に示される実施形態では、プッシュレバー40の先端部がガイド筒33の全周を取り囲む完全な円筒形状に形成されている。さらに、プッシュレバー40の先端の開口部は、ガイド筒33の先端の開口部(射出口)と略同一の径を有する。かかる実施形態では、ガイド筒33およびプッシュレバー40の双方によって釘がガイドされる。さらに、プッシュレバー40は、ドライバブレード30(図2)が少なくとも下死点を過ぎるまで相手材100に当接し続ける。よって、ガイド筒33のみによって釘がガイドされる実施形態に比べて、釘がガイドされている時間が長くなり、ガイドの確実性が向上する。
また、コンプレッサから供給される圧縮空気の圧力に代えて、ガスや火薬などの燃焼に伴って発生する流体の圧力を可動体の駆動源として利用する打込機も本発明の範囲に含まれる。
1 本体
14 メインシリンダ
30 ドライバブレード
40 プッシュレバー
41 第一係合部
42 第二係合部
52 ロッド
60 サブシリンダ
61 サブピストン
61a フランジ部
61b 軸部
62 サブスプリング
100 相手材

Claims (8)

  1. 本体と、
    前記本体の内部に設けられたメインシリンダと、
    前記メインシリンダ内部に往復動可能に設けられ、止め具を打撃する可動体と、
    前記本体に該本体の軸線に沿って移動可能に設けられ、前記メインシリンダへの流体供給を可能とする規制解除位置と、前記メインシリンダへの流体供給を不能とする規制位置との間を往復移動するプッシュレバーと、
    前記プッシュレバーに当接し、該プッシュレバーを前記規制位置に保持する位置決め部材と、
    前記本体に設けられ、前記メインシリンダへの流体供給を制御するトリガと、を有し、
    前記メインシリンダに供給される流体の圧力によって前記可動体を駆動することによって止め具を打撃して該止め具を相手材に打ち込む打込機であって、
    前記メインシリンダに流体が供給されるときに、前記プッシュレバーのストロークが変化することを特徴とする打込機。
  2. 前記位置決め部材が前記プッシュレバーから離間することで前記プッシュレバーのストロークが変化することを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  3. 前記位置決め部材が前記プッシュレバーに再び当接するまでに要する時間が、前記可動体が下死点に達するまでに要する時間よりも長いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の打込機。
  4. 前記プッシュレバーには、該プッシュレバーの移動方向に沿った異なる二箇所に第一係合部および第二係合部がそれぞれ設けられ、
    前記第一係合部には、前記プッシュレバーを前記規制位置へ向けて常時付勢する付勢部材が係合し、
    前記第二係合部には、前記位置決め部材が当接することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の打込機。
  5. 前記位置決め部材は、弾性体が収容されているサブシリンダ内に配置されたフランジ部と、一端が前記フランジ部に連接され、他端が前記サブシリンダから突出して前記プッシュレバーに当接する軸部とを有し、
    前記位置決め部材は、前記サブシリンダ内に供給される流体の圧力によって前記弾性体の付勢に抗して変位することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の打込機。
  6. 前記サブシリンダ内に供給される流体は、前記メインシリンダ内に供給された流体の一部であることを特徴とする請求項5に記載の打込機。
  7. 本体と、
    前記本体の内部に往復移動可能に設けられ、止め具を打撃する可動体と、
    前記本体に設けられ、上死点と下死点の間を移動可能なプッシュレバーと、を有し、
    前記プッシュレバーは、打込み動作時に、打込み動作前よりも低い位置に移動可能であることを特徴とする打込機。
  8. 前記プッシュレバーの下死点は、打込み動作後に、打込み動作前の下死点に戻ることを特徴とする請求項7に記載の打込機。
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