JP2014026490A - 異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 - Google Patents
異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014026490A JP2014026490A JP2012166687A JP2012166687A JP2014026490A JP 2014026490 A JP2014026490 A JP 2014026490A JP 2012166687 A JP2012166687 A JP 2012166687A JP 2012166687 A JP2012166687 A JP 2012166687A JP 2014026490 A JP2014026490 A JP 2014026490A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference direction
- analysis
- blank shape
- plate thickness
- obtaining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 39
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 19
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims abstract description 123
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 32
- 238000011161 development Methods 0.000 abstract description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 4
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000009863 impact test Methods 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/20—Design optimisation, verification or simulation
- G06F30/23—Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2113/00—Details relating to the application field
- G06F2113/22—Moulding
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2113/00—Details relating to the application field
- G06F2113/24—Sheet material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Evolutionary Computation (AREA)
- Geometry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の異方性を有する金属板からの最適部品取り方法は、成形品1の解析モデルをブランク形状に展開する展開ブランク形状取得工程と、複数の部品取り方向を設定する部品取り方向設定工程と、部品取り方向設定工程で設定したうちの一つの部品取り方向に基づいて、展開ブランク形状2における機械的特性の面内異方性に関する基準方向を取得する基準方向取得工程と、成形品1の解析モデルの各要素に基準方向を設定する基準方向設定工程と、成形品1の解析モデルについて特性解析を行う特性解析工程とを有しており、前記一つの部品取り方向の他の方向についてそれぞれ部品取り方向設定工程、基準方向取得工程、基準方向設定工程、特性解析工程までを行い、得られた特性解析結果に基づいて、最適な部品取り方向を決定することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
そこで、異方性材料では、解析対象を複数の要素に分割してなる解析モデルの各要素に異方性情報を設定する必要がある。
基準方向は、解析画面上では、各要素内の1本の矢印で表示され(例えば図10参照)、該基準方向は解析モデルの各要素に固定され、各要素が移動回転すれば同様に移動回転する。
したがって、高い特性を有する成形品を得るための最適な部品取りを行うには、成形品の解析モデルを作成して、複数の部品取り方向毎に解析モデルに異方性情報を設定して、これらの解析モデルについて特性解析を行い、最も高い特性が得られた部品取り方向を選択するようにすればよい。
そのためには、部品取り方向毎に解析モデルに正確に異方性情報を設定する必要がある。
しかし、現在の車体の解析モデルに使用される要素数は30万から50万程度あり、すべてを人手で入力することは極めて困難である。
また、実際の成形品は曲面からなる複雑な形状を成しており、人間の勘では成形による各要素の移動回転を正確に把握することはできず、適切な異方性情報の入力は難しい。
そのため、人間の勘に頼って異方性情報を入力したとしても、その後の特性解析結果が、対応する実成形品の剛性試験や衝突試験などの特性試験の結果と合わない場合が少なくなかった。
しかし、より正確なCAE解析を行う上で板厚情報は非常に重要である。例えば、自動車の車体に代表される薄板を用いた構造体はプレス成形されるため、部品の位置により板厚が元の板厚と異なっている。例えば、Rの部分や張出しになる部分は減肉し、しわが寄り易い部分は増肉する。
このように板厚に減肉や増肉がある場合、その部分の剛性や衝突特性が減少または増加する。そのため、正確なCAE解析を行うためには、板厚情報を考慮した解析を行うことが求められる。
プレス成形品は通常、圧延材料等の素板からブランク材の部品取りをし、得られたブランク材をプレス成形することから、ブランク材において部品取り方向を考慮した異方性材料の基準方向を取得することを考えた。
ブランク材の形状は、プレス成形品の解析モデルを逆成形解析することで展開して得られる展開ブランク形状と同形である。
したがって、展開ブランク形状において異方性材料の基準方向を、部品取りの方向に基づいて取得するようにすればよい。
成形品の解析モデルにおける各要素は微小であるため、成形品の解析モデルを逆成形解析によってブランク形状に展開しても、その変形は極めて小さい。また、変形するとしても、正方形が長方形あるいは平行四辺形になるというものである。
そのため、各要素が変形しないか、あるいは長方形に変形する場合であれば、逆成形解析の前後で各要素の辺と要素内のある方向、例えば前記基準方向との相対位置関係は変化しない。
また、要素が平行四辺形に変形する場合であっても、要素の直交する辺の変化量を加味することで、要素の辺と要素内のある方向との相対関係を逆成形解析の前後で求めることができる。
解析モデルは、要素ごとに変形前と変形後、つまり成形又は逆成形解析の前後の節点(node)の座標情報を有しているので、要素の節点(node)を結ぶ直線によって要素の辺を求めることができる。
したがって、展開ブランク形状における各要素の節点(node)を結ぶ直線と、異方性情報における基準方向との成す角度を取得することで、展開ブランク形状における要素の辺と基準方向との相対位置関係を求めることができ、この角度に基づいて成形品の解析モデルに基準方向を容易に設定できる。
また、成形品をブランク形状に展開するという逆成形解析を行うことで、各要素の板厚情報を取得できる。
本発明は以上の知見に基づいてなされたものであり、具体的には以下の構成からなるものである。
成形品の解析モデルを逆成形解析によりブランク形状に展開する展開ブランク形状取得工程と、
前記展開ブランク形状取得工程で取得された展開ブランク形状を用いて前記異方性を有する金属板に対する複数の部品取り方向を設定する部品取り方向設定工程と、
前記部品取り方向設定工程で設定したうちの一つの部品取り方向に基づいて、前記展開ブランク形状における機械的特性の面内異方性に関する基準方向を取得する基準方向取得工程と、
前記基準方向取得工程で取得された前記展開ブランク形状の前記基準方向と前記展開ブランク形状内の各要素とのなす角度を算出し、該算出された角度に基づいて前記成形品の解析モデルの各要素に前記基準方向を設定する基準方向設定工程と、
前記基準方向と前記板厚情報が設定された前記成形品の解析モデルについて特性解析を行う特性解析工程とを有しており、
前記一つの部品取り方向の他の部品取り方向についてそれぞれ前記部品取り方向設定工程、前記基準方向取得工程、前記基準方向設定工程、前記特性解析工程までを行い、得られた特性解析結果に基づいて、最適な部品取り方向を決定することを特徴とするものである。
前記板厚情報取得工程で取得された前記板厚情報を前記成形品の解析モデルの各要素に設定する板厚情報設定工程とを有することを特徴とするものである。
以下の説明では、素板3から成形品1の部品取りを行う場合について、3種類の部品取り方向(図2参照)の中から、最適な部品取り方向を決定する場合を例に挙げて説明する。
解析モデル1の材料は異方性材料(本例では冷延鋼帯)である。この材料の異方性情報は、前記基準方向に対する方位角度と機械的特性との対応関係情報であり、ここでは、テーブルの形で記憶されている。
前記基準方向としては、C方向から反時計回りに角度θ(この角度θを基準方向の対C方向角度ともいう)だけ回転した方向を用いている(図10参照)。前記テーブルはθ=0°、45°、90°の3つの角度の各々に対応した機械的特性値を保有しており、該テーブル上でθを指定することで前記基準方向の設定或いは変更ができる。θ=0°を指定すればC方向が基準方向になり、θ=45°を指定すればC方向から反時計回りに45°回転した方向が基準方向になり、θ=90°を指定すればC方向から反時計回りに90°回転した方向(=L方向)が基準方向になる。前記テーブル内の機械的特性値は、ヤング率、降伏強さ、引張強さ、r値、及び、応力‐歪曲線の各データである。これらは、行う解析の種類(前述の剛性解析、衝突解析)に応じて、当該解析に必要なものが選択され、使用される。
以下の説明では基準方向の対C方向角度θ=0°、すなわちC方向を基準方向とした場合を例に挙げて説明する。
第1のステップ[1]では、解析モデル1を逆成形解析し、平面形状であるブランク(展開ブランク形状2)に展開する(図1(b)参照、展開ブランク形状取得工程)とともに、解析モデル1における板厚分布情報を取得する(板厚情報取得工程)。
逆成形解析は対象となる製品形状を逆解析して平板に戻す解析である。具体的には、対象となる製品形状について有限要素モデルを作成し、これをひずみエネルギーが最小になるように(要素同士が重なることなく、また各要素の変形が最小ですむように)することで平面に展開する。
さらに、展開した平面の有限要素モデルの各要素の変形や板厚等の状態を、展開前の製品形状の有限要素モデルの対応する要素に反映させることにより、展開前である製品形状についての板厚分布状態などを得ることができる。
本実施の形態では、1例として、図2に示すように3種類を設定する。なお、上述したとおり、本例では、基準方向の対C方向角度θは0°に設定しており、C方向が基準方向となる。素板3には基準方向としてC方向が設定済みである(図1(c)参照)。
部品取り方向について図2に基づいて説明する。仮に、図2に示すように、展開ブランク形状2の4角の点をそれぞれ点A〜点Dとし、点Aと点Bの中間にある変曲点を点E、点Cと点Dの中間にある変曲点を点Fとすると、図2(a)は、辺EBの方向を基準方向(C方向)と一致させるようした部品取り方向(部品取り角度M=0°)である。図2(b)は、図2(a)の展開ブランク形状2を平面視で時計回りに45°回転させたもの(部品取り角度M=45°)であり、図2(c)は、図2(a)の展開ブランク形状2を同様に90°回転させたもの(部品取り角度M=90°)である。なお、図1(d)は、部品取り角度M=0°の場合を例として示している。
展開ブランク形状2における基準方向を取得すると、各要素においてどの方向が基準方向であるかが分かる。このことについて、展開ブランク形状2の点E近傍の要素e1と点F近傍の要素e2を例に挙げて説明する。要素e1を抜き出して拡大したものを図3(a)に、要素e2を抜き出して拡大したものを図3(b)に示す。図3(a)に示すように要素e1は長方形状であり、図3(b)に示すように要素e2は平行四辺形状である。要素e1と要素e2において、基準方向は図3(a)、(b)中の矢印で示す方向になる。要素e1において、基準方向はnode番号1とnode番号2を結ぶ直線の方向と一致している。要素e2においては、node番号1とnode番号2を結ぶ直線は基準方向に対して傾いている。
また、ある要素において、要素の形状が正方形から平行四辺形に変形する場合、隣接する辺の角度変化量を求めて、角度αに加味すれば、解析モデル1における基準方向を設定することができる。
そこで、展開ブランク形状2の全要素について角度αを求め、展開ブランク形状2の各要素に対応する解析モデル1内の全要素について、角度αに基づいて基準方向を一括設定する(基準方向設定工程)。その結果を図5(a)および図6(a)に示す。図5(a)および図6(a)から分かる通り、基準方向を示す矢印は、解析モデル5の全要素に実態に適合した形で設定されていることがわかる。
次いで、板厚情報取得工程で取得された板厚情報を、解析モデル1の各要素の板厚情報として入力する(板厚情報設定工程)。
以上のようにすることで、解析モデル1に正確に異方性情報と板厚情報を設定することができる。
次いで、第5のステップ[5]では、上記部品取り方向設定工程で設定した部品取り方向(部品取り角度M=0°、図2(a)参照)の、他の部品取り方向(部品取り角度M=45°(図2(b)参照)および部品取り角度M=90°(図2(c)参照))について、それぞれ部品取り方向設定工程、基準方向取得工程、基準方向設定工程、特性解析工程を行う。なお、部品取り角度M=45°の場合の基準方向設定工程の結果を図5(b)および図6(b)に示す。また、部品取り角度M=90°の場合の基準方向設定工程の結果を図5(c)および図6(c)に示す。
以上のようにすることで、すべての部品取り方向について特性解析の結果を得ることができる。
得られた特性の1例として剛性解析を行い、結果を表2に示す(本発明例1)。なお、材料として、冷延590材(590MPa級冷延鋼板)を用いた。
表2は、各行が部品取り角度M(°)を示し、各列は左から実験値1、本発明例1および比較例1の剛性値(kN・mm/mm)を示している。
また、図8に表2をグラフ化したものを示す。図8は縦軸が剛性値(kN・mm/mm)を示し、横軸が部品取り角度M(°)を示している。
また、表3に、表2に基づいて本発明例1と比較例1が実験値1とどれだけ乖離しているかを表したものを示す。
図8、図9および表3に示す通り、本発明例1は、いずれの部品取り角度Mも実験値1に極めて近い値であり、正確な剛性解析ができ、それ故に剛性値の高い部品取り方向を正確に決定できることを意味している。
一方、比較例1ではM=0°の場合、実験値1に比較的近い値であるが、M=45°、90°の場合、実験値とは大きく異なっている。そのため、比較例1では、M=45°とM=90°の場合の剛性値が異なる値となっており、このことは、正確な部品取り方向を決定できないことを意味している。
以上のように、本発明例1は、剛性解析の変形シミュレーションによる剛性値予測精度が、従来に比し格段に向上している。
尚、上記において剛性解析に代えて耐衝突解析を行う場合についても同様に実施し、同様の結果が得られている。
表2および図8から分かる通り、剛性値は、部品取り角度M=90°とした場合が最も剛性値が高くなっている。従って、本実施の形態においては、部品取り角度M=90°とした部品取り方向が最適な部品取り方向であるとして決定される。なお、表2に示す通り、実験値1においても部品取り角度M=90°にした場合が最も剛性が高くなっており、本発明例1の結果と一致している。
以上のように、本実施の形態にかかる異方性板材からの最適部品取り方法によれば、高精度の特性(剛性)解析結果に基づいて部品取りの最適化を行うことが可能である。
本実施例では、材料の異方性の違いによる効果の違いを確認するために、上記実施の形態で用いた590材よりも異方性が大きい冷延270(270MPa級冷延鋼板)材を用いて、上記実施の形態と同様の実験を行った。結果を表4、表5および表4をグラフ化したものを図9に示す。各図表の見方は表2、表3および図8の見方と同様であるのでその説明を省略する。
表4および図9から分かる通り、本発明例2において、部品取り角度M=90°とした場合が最も剛性値が高くなっている。従って、最適な部品取り方向は部品取り角度M=90°とした場合である。これは、実験値2においても同様である。
以上のように、本発明にかかる異方性板材からの最適部品取り方法によれば、高精度の特性解析結果に基づいた部品取りの最適化が可能であることが実証された。
1 解析モデル(異方性情報および板厚情報設定前)
2 ブランク
3 素板(ブランクを採取した素板)
5 解析モデル(異方性情報および板厚情報設定後)
成形品の解析モデルを逆成形解析によりブランク形状に展開する展開ブランク形状取得工程と、
前記展開ブランク形状取得工程で取得された展開ブランク形状を用いて前記異方性を有する金属板に対する複数の部品取り方向を設定する部品取り方向設定工程と、
前記部品取り方向設定工程で設定したうちの一つの部品取り方向に基づいて、前記展開ブランク形状における前記異方性を有する金属板の機械的特性の面内異方性に関する基準方向を取得する基準方向取得工程と、
前記基準方向取得工程で取得された前記展開ブランク形状の前記基準方向と前記展開ブランク形状内の各要素とのなす角度を算出し、該算出された角度に基づいて前記成形品の解析モデルの各要素に前記基準方向を設定する基準方向設定工程と、
前記基準方向と板厚情報が設定された前記成形品の解析モデルについて特性解析を行う特性解析工程とを有しており、
前記一つの部品取り方向の他の部品取り方向についてそれぞれ前記部品取り方向設定工程、前記基準方向取得工程、前記基準方向設定工程、前記特性解析工程までを行い、得られた特性解析結果に基づいて、最適な部品取り方向を決定することを特徴とするものである。
成形品の解析モデルを逆成形解析によりブランク形状に展開する手段によって展開ブランク形状を取得する展開ブランク形状取得工程と、
前記展開ブランク形状取得工程で取得された展開ブランク形状を用いて前記異方性を有する金属板に対する複数の部品取り方向を設定する手段によって部品取り方向を設定する部品取り方向設定工程と、
前記部品取り方向設定工程で設定したうちの一つの部品取り方向に基づいて、前記展開ブランク形状における前記異方性を有する金属板の機械的特性の面内異方性に関する基準方向を取得する手段によって基準方向を取得する基準方向取得工程と、
前記基準方向取得工程で取得された前記展開ブランク形状の前記基準方向と前記展開ブランク形状内の各要素とのなす角度を算出し、該算出された角度に基づいて前記成形品の解析モデルの各要素に前記基準方向を設定する手段によって基準方向を設定する基準方向設定工程と、
前記基準方向と板厚情報が設定された前記成形品の解析モデルについて特性解析を行う手段によって特性解析を行う特性解析工程とを有しており、
前記一つの部品取り方向の他の部品取り方向についてそれぞれ前記部品取り方向設定工程、前記基準方向取得工程、前記基準方向設定工程、前記特性解析工程までを行い、得られた特性解析結果に基づいて、最適な部品取り方向を決定する手段によって最適な部品取り方向を決定することを特徴とするものである。
前記板厚情報取得工程で取得された前記板厚情報を前記成形品の解析モデルの各要素に設定する手段によって板厚情報を設定する板厚情報設定工程とを有することを特徴とするものである。
Claims (3)
- コンピュータを用いた異方性を有する金属板(素板)からの最適部品取り方法であって、
成形品の解析モデルを逆成形解析によりブランク形状に展開する展開ブランク形状取得工程と、
前記展開ブランク形状取得工程で取得された展開ブランク形状を用いて前記異方性を有する金属板に対する複数の部品取り方向を設定する部品取り方向設定工程と、
前記部品取り方向設定工程で設定したうちの一つの部品取り方向に基づいて、前記展開ブランク形状における機械的特性の面内異方性に関する基準方向を取得する基準方向取得工程と、
前記基準方向取得工程で取得された前記展開ブランク形状の前記基準方向と前記展開ブランク形状内の各要素とのなす角度を算出し、該算出された角度に基づいて前記成形品の解析モデルの各要素に前記基準方向を設定する基準方向設定工程と、
前記基準方向と前記板厚情報が設定された前記成形品の解析モデルについて特性解析を行う特性解析工程とを有しており、
前記一つの部品取り方向の他の部品取り方向についてそれぞれ前記部品取り方向設定工程、前記基準方向取得工程、前記基準方向設定工程、前記特性解析工程までを行い、得られた特性解析結果に基づいて、最適な部品取り方向を決定することを特徴とする異方性を有する金属板からの最適部品取り方法。 - 前記機械的特性が、ヤング率、降伏強さ、引張強さ、r値、及び、応力‐歪曲線のうちの1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の異方性を有する金属板からの最適部品取り方法。
- 前記逆成形解析によって得られる板厚情報を取得する板厚情報取得工程と、
前記板厚情報取得工程で取得された前記板厚情報を前記成形品の解析モデルの各要素に設定する板厚情報設定工程とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の異方性を有する金属板からの最適部品取り方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012166687A JP5459364B2 (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | 異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 |
PCT/JP2013/004209 WO2014017038A1 (ja) | 2012-07-27 | 2013-07-08 | 異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012166687A JP5459364B2 (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | 異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014026490A true JP2014026490A (ja) | 2014-02-06 |
JP5459364B2 JP5459364B2 (ja) | 2014-04-02 |
Family
ID=49996866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012166687A Active JP5459364B2 (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | 異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5459364B2 (ja) |
WO (1) | WO2014017038A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015203921A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 新日鐵住金株式会社 | 構造体の剛性評価方法、装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP2019104051A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 株式会社キーレックス | プレス成形体の成形時における割れ発生有無の事前予測方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024043035A1 (ja) * | 2022-08-24 | 2024-02-29 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形解析方法、プレス成形品のプレス成形割れ判定方法、プレス成形品の製造方法、プレス成形解析装置、プレス成形解析プログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002530197A (ja) * | 1998-11-18 | 2002-09-17 | アルキャン・インターナショナル・リミテッド | 異方性金属板成形のモデル化法 |
JP2007076319A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Canon Inc | 射出成形品の変形量算出方法、プログラム、記憶媒体、情報処理装置 |
JP2009266198A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Toray Ind Inc | ソリッド要素の肉厚方向および肉厚算出方法、ならびにソリッド要素の肉厚方向および肉厚算出装置 |
JP2009277143A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Nippon Steel Corp | 薄板構造体の衝突特性又は剛性解析処理方法、その解析処理装置、解析処理プログラム及び記録媒体 |
-
2012
- 2012-07-27 JP JP2012166687A patent/JP5459364B2/ja active Active
-
2013
- 2013-07-08 WO PCT/JP2013/004209 patent/WO2014017038A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002530197A (ja) * | 1998-11-18 | 2002-09-17 | アルキャン・インターナショナル・リミテッド | 異方性金属板成形のモデル化法 |
JP2007076319A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Canon Inc | 射出成形品の変形量算出方法、プログラム、記憶媒体、情報処理装置 |
JP2009266198A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Toray Ind Inc | ソリッド要素の肉厚方向および肉厚算出方法、ならびにソリッド要素の肉厚方向および肉厚算出装置 |
JP2009277143A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Nippon Steel Corp | 薄板構造体の衝突特性又は剛性解析処理方法、その解析処理装置、解析処理プログラム及び記録媒体 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015203921A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 新日鐵住金株式会社 | 構造体の剛性評価方法、装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP2019104051A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 株式会社キーレックス | プレス成形体の成形時における割れ発生有無の事前予測方法 |
JP7015524B2 (ja) | 2017-12-14 | 2022-02-03 | 株式会社キーレックス | プレス成形体の成形時における割れ発生有無の事前予測方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014017038A1 (ja) | 2014-01-30 |
JP5459364B2 (ja) | 2014-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104602836B (zh) | 回弹主因确定方法以及回弹主因确定装置 | |
US8589132B2 (en) | Method, device, program, and recording medium of analyzing cause of springback | |
EP3151138A1 (en) | Model configuration method, forming simulation method, manufacturing method for forming tool, program, computer readable recording medium with program stored therein, and finite element model | |
EP2371464A1 (en) | Springback occurrence cause analyzing method, springback occurrence cause analyzing device, springback occurrence cause analyzing program, and recording medium | |
JP5459362B2 (ja) | 成形品の解析モデルへの材料異方性情報および板厚情報の設定方法、剛性解析方法および衝突解析方法 | |
JP5459364B2 (ja) | 異方性を有する金属板からの最適部品取り方法 | |
CN105188978A (zh) | 冲压成型解析方法 | |
KR20150043476A (ko) | 스프링백량 평가 방법 | |
Lin et al. | Application of an integrated RE/RP/CAD/CAE/CAM system for magnesium alloy shell of mobile phone | |
EP2933627A1 (en) | Spot welding section analysis method, spot welding section analysis program, storage medium and spot welding section analysis device | |
EP2845130B1 (en) | System and method for bending and unbending complex sheet metal bend regions | |
JP2010061249A (ja) | 材料特性パラメータの算定方法 | |
JP5994464B2 (ja) | 金属パイプの解析方法 | |
JP4987789B2 (ja) | プレス成形方法 | |
US11731187B2 (en) | Press forming method, rigidity-improvement-position specifying method, press forming system, and press-formed product | |
JP6303815B2 (ja) | 鍛造割れ予測方法、鍛造割れ予測プログラム、および記録媒体 | |
JP5389841B2 (ja) | スプリングバック解析方法、スプリングバック解析装置、プログラム、及び記憶媒体 | |
JP5527243B2 (ja) | 成形による材料移動を考慮する材料異方性の計算方法 | |
JP2011164709A (ja) | プレス成型金型のスプリングバック見込み形状生成方法及び装置 | |
Anggono et al. | Combined method of spring-forward and spring-back for die compensation acceleration | |
JP5176861B2 (ja) | 解析装置、解析方法及び解析プログラム | |
JP6144612B2 (ja) | ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム | |
Burchitz et al. | Influence of numerical parameters on springback prediction in sheet metal forming | |
JP6415835B2 (ja) | ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム | |
Turkoz et al. | Comparison of Numerical and Experimental Results in Hemispherical Punch Stretching Test |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20131023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131230 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5459364 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |