JP2014025247A - 吊り戸装置 - Google Patents

吊り戸装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014025247A
JP2014025247A JP2012165548A JP2012165548A JP2014025247A JP 2014025247 A JP2014025247 A JP 2014025247A JP 2012165548 A JP2012165548 A JP 2012165548A JP 2012165548 A JP2012165548 A JP 2012165548A JP 2014025247 A JP2014025247 A JP 2014025247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
frame
vertical frame
sliding
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012165548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6076637B2 (ja
Inventor
Shin Yasui
伸 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurogane Kosakusho Ltd
Original Assignee
Kurogane Kosakusho Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurogane Kosakusho Ltd filed Critical Kurogane Kosakusho Ltd
Priority to JP2012165548A priority Critical patent/JP6076637B2/ja
Publication of JP2014025247A publication Critical patent/JP2014025247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6076637B2 publication Critical patent/JP6076637B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、引き戸の設置工事と同時に受け渡し口を設置できる引き戸装置を提供することを課題とする。
【解決手段】戸先側縦枠と、戸尻側縦枠と、戸先側縦枠と戸尻側縦枠の上部を連結する上枠で形成される引き戸枠と、上枠の戸先側縦枠と戸尻側縦枠間の略中間の位置に前後一対に設けられた中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠の上部側を連結する化粧枠とで形成された出入口開口部と、中間縦枠と戸尻側縦枠間に形成される戸袋部と、上枠に設けられるレール部材と、レール部材に開閉自在に吊り下げられる扉と、閉鎖状態の扉の上方に位置するランマパネルと、出入口開口部の戸先側に設けられた縦長矩形状の袖パネルで構成された引き戸装置において、袖パネルに上下スライド開閉窓体を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院、オフィス等の出入り口において、これを開閉する引き戸装置に関するものである。
従来、病室や受付室などの出入口に設置された引き戸とは別の位置の壁面に、開閉式の窓ユニットを取り付け、引き戸を開閉することなく小物などの受け渡しができるようにする受け渡し口を設けることがあった。
しかしながら、窓ユニットと引き戸の設置工事を別々に行う必要があり、設置コストが高くなる問題があった。
また、病室などの出入口に設置される引き戸の戸先側に袖パネル体を設け、該袖パネルに窓ガラスを取り付けているものがあるが、窓ガラスは採光が主な目的であり、開閉することがなく、小物などの受け渡しには、都度、引き戸を開閉する必要があった。(例えば特許文献1)
特開2007−204944公報
本発明は、引き戸を開閉する必要とせず、小物などの物品の受け渡しができる受け渡し口を、引き戸の設置工事と同時に設けることができる引き戸装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、戸先側縦枠と、戸尻側縦枠と、戸先側縦枠と戸尻側縦枠の上部を連結する上枠で形成される引き戸枠と、上枠の戸先側縦枠と戸尻側縦枠間の略中間の位置に前後一対に設けられた中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠の上部側を連結する化粧枠で形成された出入口開口部と、中間縦枠と戸尻側縦枠間に形成される戸袋部と、上枠に設けられるレール部材と、レール部材に開閉自在に吊り下げられる扉と、閉鎖状態の扉の上方に位置するランマパネルと、出入口開口部の戸先側に設けられた縦長矩形状の袖パネルで構成された引き戸装置において、袖パネルに上下スライド開閉窓体が設けられるものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、上記第1の手段に加えて、上下スライド開閉窓体は、定荷重ばねで上昇方向に不勢され、袖パネルには、開放された上下スライド開閉窓体が袖パネル内に収納される収納部が設けられ、該収納部内に前記定荷重ばねが納められ、該収納部の一部に着脱自在なメンテナンスパネルが設けられ、メンテナンスパネルを外すことによって、定荷重ばねが交換可能とされるものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第3の手段として構成したところは、上記第1の手段あるいは上記第2の手段に加えて、上下スライド開閉窓体の下端部に前後方向に突出する天板を有するものである。
第1手段として構成したところによると、上下スライド開閉する窓が袖パネルに組み込まれているので、引き戸装置を設置すると同時に、小物などの受け渡しをする受け渡し口を設けることができるので設置費用の削減が可能である。
第2手段として構成したところによると、上記第1の手段として構成したところによる効果に加え、上下スライド開閉窓体を上昇(開放)させる時には大きな力を必要とせず、また、上下スライド開閉窓体を下降(閉鎖)させる時には、上下スライド開閉窓体が急激に落ちることを防ぐことができる。また、上下スライド開閉窓体が袖パネル内に収納されるので、袖パネルに無用な凹凸部が発生せず意匠性が優れるだけでなく、清掃などもしやすくなる。さらに、メンテナンスパネルを外すだけで定荷重バネの交換が可能でありメンテナンス作業が容易である。
第3手段として構成したところによると、上記第1の手段あるいは上記第2の手段として構成したところによる効果に加え、上下スライド開閉窓体の開閉部に天板を設けているので、上下スライド開閉窓体から小物などを受け渡しする時に、小物を天板上に仮置きして、上下スライド開閉窓体を開閉可能であるため安全に受け渡し作業ができる。
本発明の扉の閉鎖状態の正面略図である。 本発明の扉の閉鎖状態の背面略図である。 図1のA―A線断面拡大図である。 図1のB―B線断面拡大図である。 図1のC―C線断面拡大図である。 図1のD―D線断面拡大図である。 図1のE―E線断面拡大図である。
戸先側縦枠と、戸尻側縦枠と、戸先側縦枠と戸尻側縦枠の上部を連結する上枠で形成される引き戸枠と、上枠の戸先側縦枠と戸尻側縦枠間の略中間の位置に前後一対に設けられた中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠の上部側を連結する化粧枠とで形成された出入口開口部と、中間縦枠と戸尻側縦枠間に形成される戸袋部と、上枠に設けられるレール部材と、レール部材に開閉自在に吊り下げられる扉と、閉鎖状態の扉の上方に位置するランマパネルと、出入口開口部の戸先側に設けられた縦長矩形状の袖パネルで構成された引き戸装置において、袖パネルに上下スライド開閉窓体と、上下スライド開閉窓体の下端部に前後方向に張り出した天板が設けられ、上下スライド開閉窓体は、定荷重ばねで上昇方向に不勢され、袖パネルには、開放された上下スライド開閉窓体が袖パネル内に収納される収納部が設けられ、該収納部内に前記定荷重ばねを納められ、該収納部の一部に着脱自在なメンテナンスパネルが設けられ、メンテナンスパネルを外すことによって、定荷重ばねが交換可能とされるものである。
以下、第1実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1、図2において、符号1は引き戸枠を示している。
引き戸枠1は、図3、図4、図5に示すように、建物用鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に配設され、建物用鉄骨11・・・に連結された上枠15等より構成されている。
そして、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間のほぼ中間位置で、上枠15の前側(実施例では室内側、)と後側(実施例では室外側)の両面に上端が連結され、下端部が床面に埋め込まれた前中間縦枠3と後中間縦枠30が、前後に所定間隔を有して配設されている。
以下、戸尻側縦枠13と前後中間縦枠3、30間を戸袋側、戸先側縦枠14と前後中間縦枠3、30間を出入口側、前中間縦枠3と後中間縦枠30の方向を前後方向、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の方向を開閉方向と云う。
図3、図4において、符号2は、上枠15の内面に、開閉方向の両端部が高さ調節可能であって戸先側から戸尻側に向かって高くなるように傾斜した状態で連結されているレール保持材を示している。
レール保持材2の前面側にはレール部材5が取付けられ、レール部材5には扉6が吊り下げられている。符号16は、戸袋部の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、図4において、符号4は、ベース材16の出入口側端部に設けられたガイド装置を示している。
図1、図2において、符号17、17、17、17、17、17は、戸尻側縦枠13と前後中間縦枠3、30間に配設された補強材を示している。
符号18は、前中間縦枠3と戸先側縦枠14の上端部間に配設された、前中間縦枠3の前後方向の幅とほぼ同じ幅を有する、前化粧枠を示し、符号19は、後中間縦枠30と戸先側縦枠14の上端部間に配設された、後中間縦枠30の前後方向の幅とほぼ同じ幅を有する、後化粧枠を示している。
符号9は、戸先側縦枠14の中間縦枠側面に設けられた袖パネルを示している。
そして、上記戸尻側縦枠13、戸先側縦枠14、上枠15、レール部材5が取り付けられたレール保持材2、ベース材16、前中間縦枠3、後中間縦枠30、下地補強材17、ガイド装置4、前化粧枠18、後化粧枠19、袖パネル9が内装仕上げ(化粧ボード100、クロス等の貼り付け)の行われるまでに施工され、内装仕上げが終了した後、扉6がレール部材5に吊り込まれ、床面との調整、扉6の摺動確認、閉鎖スピードの調整作業、レール保持材2の連結固定等が行われる。そして、その後、ランマパネル8が扉6の上方に取付けられる。
本発明では、施工が完了した状態では、戸先側縦枠14、前中間縦枠3、後中間縦枠30、前化粧枠18、後化粧枠19、ランマパネル8、扉6、袖パネル9以外は化粧ボード100で隠蔽された状態となる。
以下、本件発明に関係する部材について詳述する。
戸尻側縦枠13は横断面略コ字形に形成され、建物用鉄骨11の出入口側面から所定寸法離間した位置に立設され、横向きL字形のブラケット12・・・と建物用鉄骨11が溶接されたあと、鉛直姿勢の状態でブラケット12と溶接される。
戸先側縦枠14は、図5に示す如く、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して固定用部材141・・・が設けられ、前後方向で室内側と室外側(前後)に突出して室内側の化粧ボード100の出入り口側端面を隠蔽する室内側ボード閉塞突部146と、室外側の化粧ボード100の出入口側端面を隠蔽する室外側ボード閉塞突部147とを有している。
上枠15は、図3、図4に示す如く、室外側に縦壁面152を有し、室内側が大きく開口とされた断面下向きコ字形に構成され、建物用鉄骨11の下面から所定寸法離間した位置の戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に水平に配設され、縦向きL字形のブラケット12・・・を介して建物用鉄骨11と溶接される。
戸先側縦枠14と戸尻側縦枠13と上枠15は上記のように構成され、戸先側縦枠14と戸尻側縦枠13と上枠15を平面で三方に組み上げた後、立設し、前述のとおり、建物用鉄骨11と溶接連結する。
ベース材16は、図4に示す如く、戸袋側の床面全幅に位置する固定面161と、固定面161の室内側(点検側)及び室外側(固定側)の端部に形成された立ち上がり面162、162と、立ち上がり面162、162から内方に突出して形成されたL字形の下地ボード受け面163、163とを有し、固定面161の出入り口側端部に、扉6の下端面に形成された嵌合溝60と連係するガイド装置4が出入り口側に突出して設けられている。ガイド装置4は、扉6の下端面に形成された嵌合溝60内に嵌合するガイドローラー41と、該ガイドローラー41を上面で回転自在に保持するガイドローラー取付部材42からなり、ガイドローラー取付部材42はアンカーボルトにて床面に固定される。
そして、ベース材16の出入口側端部は室内側中枠3、室外側中枠30の内面と連結され、さらに、戸尻側端部が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定される。
前後補強材17は、戸袋部の前後面に上下方向に所定間隔を有して配設され、戸先側端部は前中間縦枠3、後中間縦枠30に係合して取付けられ、戸尻側縦枠13側端部は戸尻側縦枠13の前面側、後面側にネジ止めされている。
室内側中枠3は、上端部が上枠15の室内側にネジ止め連結され、内面側に位置する補強枠31と、外面側(室内側)に位置する室内側外側枠32より構成されている。
そして、室内側外側枠32は、出入り口側の端部から室内側に突出し、室内側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室内側中枠突部33と、室内側中枠突部33の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室内側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部34を有し、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
室外側中枠30は、上端部が上枠15の上部の室外側にネジ止め連結され、その下方部で上枠縦壁面152の下端部の室外側に室内側からネジ止め連結され、内面側に位置する室外側補強枠301と、室外側補強枠301の出入り口側の端部から室外側に位置する室外側外側枠302より構成されている。
室外側外側枠302は、室外側補強枠301の出入り口側の端部から室外側に突出し、室外側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室外側中枠突部303と、室外側中枠突部303の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室外側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる室外側化粧ボード支持部304とを有し、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
前化粧枠18は、開閉方向の左右端部が前中間縦枠3の上端部内面と戸先側縦枠14の上端部前内面間に配設され、後化粧枠19は、開閉方向の左右端部が後中間縦枠30の上端部内面と戸先側縦枠14の上端部後側内面間に配設される。
袖パネル9は、床面から後化粧枠19の下端部までの高さで縦長矩形を成し、扉6より前後方向に厚く、戸先側縦枠14の前後面から突出しない程度の厚みに形成され、戸先側縦枠14の中間縦枠側面に設けられている。
以下、袖パネル9の構成を詳述する。
袖パネル9は、縦長矩形の四方枠を成すフレーム体90と、フレーム体90の上下方向中間部付近の位置に設けられた上下スライド開閉窓体95と、上下スライド開閉窓体95の下端部付近に設けられた天板96と、上下スライド開閉窓体95の上部のフレーム枠90に前後一対に設けられた上部メンテナンスパネル97、97と、天板96の下部のフレーム枠90に前後一対に設けられた下部メンテナンスパネル98、98で構成されている。
フレーム体90は、戸先側縦フレーム91と、戸尻側縦フレーム92と、戸先側縦フレーム91と戸尻側縦フレーム92の上端を連結する上部フレーム93と、戸先側縦フレーム91と戸尻側縦フレーム92の下端を連結する下部フレーム94で四方枠型に組まれている。
戸先側縦フレーム91は、平面視において前後方向に長い矩形を成し、戸先側面911は、戸先側縦枠14の中間縦枠側面142に当接し、戸先側縦枠14の中間縦枠側面142に設けられた螺孔に螺合できるように貫通孔(図示せず)が複数個所設けられ、戸尻側面913は、上下方向に渡って設けられる戸先側スライド凹部914を有し、戸先側スライド凹部914には、スライドレール915が設けられている。
戸尻側縦フレーム92は、平面視において前後方向に長い矩形を成し、戸先側面921は、上下方向に渡って設けられる戸尻側スライド凹部922を有し、戸尻側スライド凹部922には、スライドレール915が設けられ、戸尻側面923は、上下方向に渡って設けられる戸当り凹部924を有している。
上部フレーム93は、側面視において前後方向で室内側と室外側(前後)に長い矩形で上面が開口したコの字状を成しており、袖パネル9の上部を上枠15の内面に固定するための上部取付金具931が上部に突出して設けられている。
下部フレーム94は、側面視において前後方向で室内側と室外側(前後)に長い矩形で上面が開口したコの字状を成しており、下面には床面とアンカー止めするための固定孔(図示せず)が複数設けられている。
そして、戸先側スライド凹部914と戸尻側スライド凹部922との間に、上下スライド開閉窓体95が上下方向に昇降可能に取り付けられている。
上下スライド開閉窓体95は、戸先側縦窓枠951と、戸尻側縦窓枠952と、戸先側縦窓枠951と戸尻側縦窓枠952の上端を連結する上部窓枠953と、戸先側縦窓枠951と戸尻側縦窓枠952の下端を連結する上部窓枠954で正面視においてやや縦長の矩形を成す四方枠型に組まれ、該四方枠内側にガラス板がコーキング剤にて装着されているものであって、横幅は、戸先側縦フレーム91と戸尻側縦フレーム92の対向面間寸法よりやや大きく、厚みは、戸先側スライド凹部914と戸尻側スライド凹部922の前後方向の寸法より小さく設定され、戸先側縦窓枠951の戸先側面と、戸尻側縦窓枠952の戸尻側面にそれぞれ取り付けられた滑動部材95aが、戸先側スライド凹部914と戸尻側スライド凹部に設けられたスライドレール915を挟持することによって、戸先側スライド凹部914と戸尻側スライド凹部922に内包された状態で、かつ上下方向に昇降可能に取り付けられる。
また、袖パネル9の上部フレーム93の下面に定荷重巻きバネ9bを取り付け、定荷重巻きバネ9bを引き伸ばし、上下スライド開閉窓体95の上部窓枠953の上面に連結させている。定荷重巻きバネ9bの巻き取り力は、上下スライド開閉窓体95を上昇させない程度で最大に設定されており、定荷重巻きバネ9bの巻き取り作用によって、上下スライド開閉窓体95を上昇させる時には大きな力を必要とせず、また、上下スライド開閉窓体95を下降させる時には、上下スライド開閉窓体95が急激に落ちることを防ぐことができる。
符号9cは窓を所定の位置で固定するためのストッパーであって、戸先側縦フレーム91と戸尻側縦フレーム92に複数個所に設けられた嵌合孔9dに嵌合することによって、上下スライド開閉窓体95の開放状態、あるいは閉鎖状態を維持することができる。
天板96は、フレーム体90より前後方向に突出する大きさで、上下スライド開閉窓体95の幅を略同じ幅の大きさの板状であって前端、後端を平面視で凸状に曲線をした形状を成している。
そして天板96は、閉めた状態のフレーム体90の上下スライド開閉窓体95の下端部付近に取り付けられた支持座961の上面に取り付けられる。
尚、実施例1において、天板96の室外側の突出量が少ないのは、通常室外側は廊下とされ、廊下は人やワゴンなどの行き来が多いので天板の突出量が大きいと邪魔になるからである。また、天板の前後長は、上下スライド開閉窓体95を開放した状態で、A4用紙の長尺方向と同じ300ミリメートル程度の大きさが望ましい。このような大きさにすることにより、物品を置くだけでなくメモ書きなどを行うことができる。
室外側の上部メンテナンスパネル97と下部メンテナンスパネル98は、室内側から戸先側縦フレーム91と戸尻側縦フレーム92の対向面にそれぞれ設けられたアングル材にネジ止めされる。
そして、室内側の上部メンテナンスパネル97と下部メンテナンスパネル98は、キャッチ部材を介して戸先側縦フレーム91と戸尻側縦フレーム92の対向面にそれぞれ設けられたアングル材に、工具不要で着脱可能に取り付けられる。
そして、上部メンテナンスパネル97を外すと、定荷重巻きバネ9bを交換できるだけでなく、滑動部材95aなどの消耗品の交換も可能となる。
また、下部メンテナンスパネル98を外すことによって、下部フレーム94と床面をアンカー止めする作業ができる。
このように構成された袖パネル9は、まず上部メンテナンスパネル97、下部メンテナンスパネル98を外した状態で、袖パネル9の戸先側面911を戸先側縦枠14の中間縦枠側面142に当接させ、前述の通り、戸先側縦枠14に螺合する。
そして、下部フレーム94の下面を床面にアンカー止めする。
次に上部フレーム93の上部取付金具931を上枠15の内面に螺合し固定する。
最後に上部メンテナンスパネル97、下部メンテナンスパネル98を取り付けることによって、袖パネル9は、引き戸枠1に取り付けられる。
ランマパネル8は、戸尻側縦枠13と前中間縦枠3と前化粧枠18と袖パネルの上部との間で形成される空間81を、該空間81から臨む上枠15を隠蔽するように正面視において横長の板状に形成されるものである。
レール保持材2は、図3、図4に示すように、レール部材5が前側に連結されるレール部材連結壁を有し、上枠15の室内側面に、戸先側から戸尻側に向かって高くなるように傾斜した状態で連結されている。すなわち、扉6は、レール部材5の傾斜によって、常に閉鎖方向に移動するよう付勢されている。
レール部材5は、レール保持材2のほぼ全幅に渡って配設され、図3に示すように、断面略C字形で、レール保持材2よりやや短目のレール補強部材と、レール補強部材の室内側にネジ止め連結される断面略C字形で、レール補強部材とほぼ同長の外側メンバーと、外側メンバーの略3分の2程度の長さのボールリテーナに回転自在に保持されたボールを介して、外側メンバーに摺動自在に保持される、外側メンバーの略3分の1程度の長さの移動側メンバーより構成され、移動側メンバーの前面側には、移動側メンバーと同程度の長さの吊り下げ用金具51が固着されている。
吊り下げ用金具51は、図3に示すように、移動側メンバーの前面側に固着される連結固着部52と、連結固着部52の下端部に連設された前面側が開口するコ字形の吊り下げ支持部53より構成されている。
そして、吊り下げ支持部53の開閉方向側両端部には、前面側が開口する吊り下げボルト挿通孔が形成されている。
吊り下げ用金具51に吊り下げられる扉6は、前記吊り下げボルト挿通孔に対応する位置で、上端面に吊り下げボルト61、61が設けられた、パネル形状をなし、下端面の開閉方向に前記ガイドローラー41が嵌合する嵌合溝60が形成され、扉6の戸先側端面には、扉6の閉鎖状態で袖パネル9の戸当り凹部924に当接する戸当たり部材600が設けられている。
符号300は、扉6の戸先側端部(引き残し部)に設けられた取手を示している。
吊り下げボルト61は、螺軸部とボルト頭部よりなり、点検パネル8が取外された状態の出入口の前側より、吊り下げボルト61、61の螺軸部が、吊り下げ支持部53の吊り下げボルト挿通孔を挿通して、ボルト頭部が吊り下げ用支持部53に保持され、必要に応じて頭部をスパナで回動して扉6を所定の高さに位置させた後、ボルト保持体65、65が吊り下げ用支持部53に前側より連結されて、レール部材5に吊り下げ用金具51を介して吊り下げられる。
本発明は、上記のように構成され、ランマパネル8が取り外された状態で扉6が吊り下げられ、すべての調整を終了した後、ランマパネル8が取付けられる。
1 引き戸枠
11 建物用鉄骨
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上枠
2 レール保持材
3 前中間縦枠
30 後中間縦枠
6 扉
8 ランマパネル
9 袖パネル
95 上下スライド開閉窓体
9b 定荷重巻きバネ
96 天板
97 上部メンテナンスパネル
98 下部メンテナンスパネル

Claims (3)

  1. 戸先側縦枠と、戸尻側縦枠と、戸先側縦枠と戸尻側縦枠の上部を連結する上枠で形成される引き戸枠と、上枠の戸先側縦枠と戸尻側縦枠間の略中間の位置に前後一対に設けられた中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠と、戸先側縦枠と中間縦枠の上部側を連結する化粧枠で形成された出入口開口部と、中間縦枠と戸尻側縦枠間に形成される戸袋部と、上枠に設けられるレール部材と、レール部材に開閉自在に吊り下げられる扉と、閉鎖状態の扉の上方に位置するランマパネルと、出入口開口部の戸先側に設けられた縦長矩形状の袖パネルで構成された引き戸装置において、袖パネルに上下スライド開閉窓体が設けられることを特徴とする引き戸装置。
  2. 上下スライド開閉窓体は、定荷重ばねで上昇方向に不勢され、袖パネルには、開放された上下スライド開閉窓体が袖パネル内に収納される収納部が設けられ、該収納部内に前記定荷重ばねが納められ、該収納部の一部に着脱自在なメンテナンスパネルが設けられ、メンテナンスパネルを外すことによって、定荷重ばねが交換可能とされることを特徴とする請求項1に記載の引き戸装置。
  3. 上下スライド開閉窓体の下端部に前後方向に突出した天板を有することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の引き戸装置。
JP2012165548A 2012-07-26 2012-07-26 吊り戸装置 Expired - Fee Related JP6076637B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012165548A JP6076637B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 吊り戸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012165548A JP6076637B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 吊り戸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014025247A true JP2014025247A (ja) 2014-02-06
JP6076637B2 JP6076637B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=50199133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012165548A Expired - Fee Related JP6076637B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 吊り戸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6076637B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108952502A (zh) * 2018-07-11 2018-12-07 吕杭 一种可升降可移动的防盗门

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148070A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Bunka Shutter Co Ltd ドア開口部の開閉装置
JP2007186977A (ja) * 2005-12-13 2007-07-26 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置用外枠組み
JP2007204944A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Panahome Corp 開口部の構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148070A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Bunka Shutter Co Ltd ドア開口部の開閉装置
JP2007186977A (ja) * 2005-12-13 2007-07-26 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置用外枠組み
JP2007204944A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Panahome Corp 開口部の構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108952502A (zh) * 2018-07-11 2018-12-07 吕杭 一种可升降可移动的防盗门
CN108952502B (zh) * 2018-07-11 2019-11-19 东阳市中傲建筑工程有限公司 一种可升降可移动的防盗门

Also Published As

Publication number Publication date
JP6076637B2 (ja) 2017-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5214180B2 (ja) 引戸装置
JP3474777B2 (ja) 引き戸
JP6076637B2 (ja) 吊り戸装置
JP5841806B2 (ja) 吊り戸装置
JP3513439B2 (ja) 引き戸
JP5103094B2 (ja) 引戸装置
JP4252517B2 (ja) 引き戸装置
JP6335593B2 (ja) 非常解除型開放ストッパー装置付引戸装置
JP2000234481A (ja) 引き戸装置
JP4912795B2 (ja) 引戸装置
JP5148160B2 (ja) 引戸装置
JP4861235B2 (ja) 引戸装置
JP4198609B2 (ja) 引き戸装置
JP4971897B2 (ja) 引戸装置
JP4874708B2 (ja) 引戸装置
JP7260152B2 (ja) 建具の付け枠構造
JP5318362B2 (ja) 引戸装置
JP2008308845A (ja) 面材支持構造および建具
JP4847406B2 (ja) 引戸枠の連結装置
JP2021173104A (ja) メンテナンスパネル付き引き戸装置
JP2018159228A (ja) アウトセット引戸装置
JP7229030B2 (ja) 開き戸装置
JP2017155480A (ja) 非常解除型開放ストッパー装置付引戸装置
JP2021063342A (ja) 傾斜レール式引き戸装置
JP5148154B2 (ja) 引戸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6076637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees