JP2014024506A - ハブユニット - Google Patents

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JP2014024506A JP2012168284A JP2012168284A JP2014024506A JP 2014024506 A JP2014024506 A JP 2014024506A JP 2012168284 A JP2012168284 A JP 2012168284A JP 2012168284 A JP2012168284 A JP 2012168284A JP 2014024506 A JP2014024506 A JP 2014024506A
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Kingo Kitaguchi
欽悟 北口
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Abstract

【課題】フランジ部にハブボルトを圧入したときに、フランジ部が変形するのを効果的に抑制することができるハブユニットを提供する。
【解決手段】本発明のハブユニット1は、転がり軸受2と、転がり軸受2の軌道輪部材となる筒状のハブ軸3を有するハブホイール4とを備えている。ハブホイール4の軸方向一端側には、軸方向外方に向かって延びる筒状のインロウ部6と、径方向外方に向かって延びるフランジ部5とが形成され、前記フランジ部5には、その厚さ方向に貫通するボルト孔5aが形成されている。インロウ部6の径方向の厚さ寸法Aは、ハブ軸3の径方向の厚さ寸法Bと略同一に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪が装着されるハブユニットに関する。
例えば、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するものとして、ハブユニットが用いられている。このハブユニットは、転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材となる円筒状のハブ軸を有するハブホイールとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
図4に示すように、従来のハブ軸101を有するハブホイール100は、その軸方向一端側に、径方向外方に延びる円環状のフランジ部102が一体に設けられている。フランジ部102には、複数のボルト孔104が厚さ方向に貫通して形成されており、このボルト孔104には、車輪のホイールやブレーキディスクを取り付けるためのハブボルト105が圧入されている。また、ハブホイール100の軸方向一端側には、ハブ軸101よりも薄肉に形成された円筒状のインロウ部103が軸方向外方に延びるように一体に設けられている。このインロウ部103は、車輪のホイールやブレーキディスクを取り付ける際に、これら両部材の芯合わせを行うためのガイドの役割を果たすようになっている。
特開2010−25796号公報
従来のハブユニットにあっては、フランジ部102のボルト孔104にハブボルト105を圧入したときに、フランジ部102がハブ軸101に対して垂直な状態(図4の実線で示す状態)から、図4の二点鎖線で示すように、ハブホイール100の軸方向他端側に倒れるように変形する場合があった。この場合、ブレーキディスクが変形したフランジ部102に片当たりすることによって異音が発生するという問題があった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、フランジ部にハブボルトを圧入したときに、フランジ部が変形するのを効果的に抑制することができるハブユニットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明のハブユニットは、転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材となる筒状のハブ軸を有するハブホイールとを備え、前記ハブホイールの軸方向一端側には、径方向外方に向かって延びるフランジ部と、軸方向外方に向かって延びる筒状のインロウ部とが形成され、前記フランジ部には、ハブボルトが圧入されるボルト孔が厚さ方向に貫通形成されているハブユニットであって、前記インロウ部の径方向の厚さ寸法が、前記ハブ軸の径方向の厚さ寸法と略同一に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、インロウ部の径方向の厚さ寸法を、ハブ軸の径方向の厚さ寸法と略同一に設定することにより、フランジ部のボルト孔にハブボルトを圧入したときに、フランジ部がハブホイールの軸方向他端側に倒れるように変形するのを効果的に抑制することができる。これにより、変形したフランジ部にブレーキディスクが片当たりすることに起因して異音が発生するのを抑制することができる。すなわち、本願発明者は、鋭意研究の結果、インロウ部の径方向の厚さ寸法をハブ軸の径方向の厚さ寸法と略同一に設定したときに、フランジ部がハブホイールの軸方向他端側に倒れるように変形するのを効果的に抑制できることを見い出し、かかる知見に基づいて本発明を完成したものである。
本発明のハブユニットによれば、フランジ部にハブボルトを圧入したときに、フランジ部が変形するのを効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るハブユニットを示す断面図である。 上記ハブユニットをCAE解析したときのインロウ部の厚さ寸法とフランジ部の変形量との関係を示すグラフである。 上記CAE解析のシミュレーションモデルを示す断面図である。 従来のハブユニットを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るハブユニットを示す断面図である。なお、本明細書では、図1の左右方向をハブユニット1の軸方向といい、図1の左側を軸方向外側(軸方向一端側)、右側を軸方向内側(軸方向他端側)という。
ハブユニット1は、例えば自動車の車輪を車体側の懸架装置に対して回転自在に支持するものであり、転がり軸受2と、この転がり軸受2の軌道輪部材となる円筒状のハブ軸3を有するハブホイール4とを備えている。ハブホイール4のハブ軸3は、軸方向外側に形成された大径部7と、この大径部7よりも小径であり且つ当該大径部7から軸方向内側に向かって連続して形成された小径部8と、この小径部8の軸方向内側の端部が径方向外側に屈曲変形されたかしめ部9とを一体的に有している。
転がり軸受2は、例えば複列玉軸受からなり、内周面に一対の外輪軌道面11a,11bを有する外輪11と、内周面がハブ軸3の小径部8の外周面に密接するように挿嵌された内輪部材12とを備えている。そして、内輪部材12は、その外周面に軸方向内側の外輪軌道面11aに対向する内輪軌道面13aを有している。ハブ軸3の大径部7は、その外周面に軸方向外側の外輪軌道面11bに対向する内輪軌道面13bを有している。
また、転がり軸受2は、外輪軌道面11aと内輪軌道面13aとの間、及び外輪軌道面11bと内輪軌道面13bとの間にそれぞれ転動自在に2列に配置された複数の玉(転動体)14と、これらの2列に配置された玉14をそれぞれ周方向に所定の間隔で保持する一対の保持器15とを備えている。
外輪11の外周面には、ハブユニット1を、懸架装置に支持された車体側部材(図示せず)に取り付けるための固定フランジ16が形成されている。また、外輪11とハブホイール4との間に形成される環状空間には、当該環状空間を軸方向両端から封止するシール部材17が設けられている。
ハブホイール4の軸方向外側には、その外周面から径方向外方に向かって延びる円環状のフランジ部5が一体に形成されている。フランジ部5には、その厚さ方向に貫通するボルト孔5aが周方向に複数形成されており、各ボルト孔5aには、図示しない車輪のホイールやブレーキディスクを取り付けるためのハブボルト21がそれぞれ圧入されて固定されている。
また、ハブホイール4の軸方向外側には、軸方向外方に向かって延びる円筒状のインロウ部6が一体に形成されている。インロウ部6は、車輪のホイールやブレーキディスクを取り付ける際に、これら両部材の芯合わせを行うためのガイドの役割を果たすようになっている。インロウ部6の径方向の厚さ寸法Aは、ハブ軸3の径方向の厚さ寸法Bと略同一に設定されている。ここで、ハブ軸3の径方向の厚さ寸法Bとは、ハブ軸3の軌道最小半径(本実施形態では内輪軌道面13bの最小半径)Cと、その軌道最小半径Cに対応するハブ軸3の内周面の半径Dとの差をいう。また、「略同一」とは、ハブ軸3の径方向の厚さ寸法Bに対して±0.5mmの範囲をいう。
図2は、上記ハブユニット1をCAE解析したときのインロウ部6の厚さ寸法Aとフランジ部5の変形量Eとの関係を示すグラフである。また、図3は、前記CAE解析のシミュレーションモデルを示す断面図である。
図3に示すように、フランジ部5の変形量Eは、フランジ部5がハブ軸3に対して垂直な状態(図の実線で示す状態)を基準として、図の二点鎖線で示すように軸方向内側(図の右側)へ倒れて変形したときのフランジ部5の外周端の水平方向の移動距離を表している。また、前記シミュレーションモデルは、ハブ軸3の内径Fが25mm及び51mmの2種類について、ハブ軸3の厚さ寸法Bをいずれも8.5mmに設定してそれぞれ解析を行った。
図2に示すように、2種類のシミュレーションモデルは、いずれもインロウ部6の厚さ寸法Aが8.0mm付近のとき、すわなちインロウ部6の厚さ寸法Aがハブ軸3の厚さ寸法Bと略同一になったときに、フランジ部5の変形量Eが最小となることが分かる。
以上、本発明の実施形態に係るハブユニット1によれば、インロウ部6の径方向の厚さ寸法Aを、ハブ軸3の径方向の厚さ寸法Bと略同一に設定することにより、フランジ部5のボルト孔5aにハブボルト21を圧入したときに、フランジ部5がハブホイール4の軸方向内側に倒れるように変形するのを効果的に抑制することができる。これにより、変形したフランジ部5にブレーキディスクが片当たりすることに起因して異音が発生するのを抑制することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、上記実施形態における転がり軸受2は、複列玉軸受によって構成されているが、円錐ころ軸受など他の転がり軸受によって構成されていてもよい。
1:ハブユニット、2:転がり軸受、3:ハブ軸、4:ハブホイール、5:フランジ部、5a:ボルト孔、6:インロウ部、21 ハブボルト

Claims (1)

  1. 転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材となる筒状のハブ軸を有するハブホイールとを備え、前記ハブホイールの軸方向一端側には、径方向外方に向かって延びるフランジ部と、軸方向外方に向かって延びる筒状のインロウ部とが形成され、前記フランジ部には、ハブボルトが圧入されるボルト孔が厚さ方向に貫通形成されているハブユニットであって、
    前記インロウ部の径方向の厚さ寸法が、前記ハブ軸の径方向の厚さ寸法と略同一に設定されていることを特徴とするハブユニット。
JP2012168284A 2012-07-30 2012-07-30 ハブユニット Pending JP2014024506A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022097522A (ja) * 2017-10-16 2022-06-30 日本精工株式会社 ハブユニット軸受の製造方法

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