JP2014021268A5 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
本発明は、複写機やプリンタなどの、搬送されるシートに画像形成を行う画像形成装置および画像形成システムに関する。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、バッファリング処理を行わずに、バッファリング処理と同等のシート出力の生産性向上を図ることが可能となる画像形成装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
ステイプル処理は、ステイプラ601により行われる。ステイプラ601は、ステイプルモータM9(図6参照)によって駆動され、処理トレイ630上に積載されたシート束の、搬送方向に対する後端部を綴じる処理、つまりステイプル処理を行う。またステイプラ601は、ステイプラ移動モータM10(図6参照)により、処理トレイ630の外周に沿って移動可能に構成され、ユーザが指定した綴じ位置に、シートが到達する前に移動する。
ステイプラ810の下流側には、折りモータM16(図6参照)によって駆動される折りローラ対804と、折りローラ対804と対向する位置に突き出し部材815が設けられている。突き出し部材815は、突きモータM17(図6参照)によって駆動され、製本処理トレイ830に収納されたシート束に向けて突出されて、そのシート束を折りローラ対804間に押し込む。
製本モードが選択されると、少なくとも中折りが行われるが、中綴じを行うか否かは、ユーザが選択できるようになっている。このため、製本モードが選択されると、「中綴じの設定」画面が表示される。「中綴じの設定」画面には「中綴じする」キー420gと「中綴じしない」キー420hが表示され、ユーザは「中綴じする」または「中綴じしない」のいずれかを選択する。ユーザが、たとえば「中綴じする」キー420gを押した後、「OK」キー420cを押すと、中綴じ設定が完了し、図3の初期画面が再度表示される。製本モードの設定が完了し、ユーザがスタートキー402を押すと、製本処理が開始される。なお、中綴じ製本モードが設定された場合には、両面モードが自動的に設定される。
フィニッシャ500は、前述のようにシートの搬送のために、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、ソレノイドS1〜S3および搬送センサ531〜534を備えている。またフィニッシャ500は、前述のようにソートやパンチ、ステイプルなどの後処理を行うために、束排紙モータM4、前整合モータM5、後整合モータM6、パドルモータM7、揺動モータM8、ステイプルモータM9、ステイプラ移動モータM10、パンチモータM11およびトレイ昇降モータM12を設けている。さらにフィニッシャ500は、前述のように製本処理を行うために、センサ831,832、用紙位置決めモータM13、サドル整合モータM14、サドルステイプルモータM15、折りモータM16、突きモータM17およびコンベアモータM18を備えている。各種モータM1〜M18およびソレノイドS1〜S3の制御は、各種センサ531〜534,831および832からのセンサ出力に基づいて、フィニッシャ制御部951によってなされるので、フィニッシャ制御部951には、各種モータM1〜M18、ソレノイドS1〜S3および各種センサ531〜534,831,832が接続されている。
画像形成システム1000は、「交互循環」(第2の両面画像形成処理)と「ブロック循環」(第1の両面画像形成処理)の2種類の両面画像形成処理(両面循環方式)を実行可能であり、所定の条件に応じて、この2種類の両面画像形成処理のいずれかに切り替える。以下、
給紙元:下段カセット115(用紙サイズ:A3);
印刷枚数:3枚×3部;
後処理モード:ノンソートモード;
という印刷ジョブが指示されたとして、「交互循環」と「ブロック循環」の各両面画像形成処理を説明する。
給紙元:下段カセット115(用紙サイズ:A3);
印刷枚数:3枚×3部;
後処理モード:ノンソートモード;
という印刷ジョブが指示されたとして、「交互循環」と「ブロック循環」の各両面画像形成処理を説明する。
このとき、転写部116がシートに画像形成する間隔、つまり「画像形成間隔」を“Ts”とすると、循環の切れ目でない時点におけるシート排出間隔Tp1と、循環の切れ目の時点におけるシート排出間隔Tp2は、
Tp1 = Ts
Tp2 = Ts ×(N+1)
となる。なお、循環の切れ目でない時点におけるシート排出間隔Tp1とは、第1の所定枚数のシートの第2面への連続した像形成を行っているときの第1の所定枚数のシートの排出間隔である。また、循環の切れ目の時点におけるシート排出間隔Tp2とは、第1の所定枚数の最後のシートから次の第1の所定枚数の最初のシートまでの排出間隔である。ただし“N”は、循環枚数を示している。なお、循環枚数Nが1群を構成するシート枚数より多い場合には、循環枚数Nは、1群を構成するシート枚数となる。
Tp1 = Ts
Tp2 = Ts ×(N+1)
となる。なお、循環の切れ目でない時点におけるシート排出間隔Tp1とは、第1の所定枚数のシートの第2面への連続した像形成を行っているときの第1の所定枚数のシートの排出間隔である。また、循環の切れ目の時点におけるシート排出間隔Tp2とは、第1の所定枚数の最後のシートから次の第1の所定枚数の最初のシートまでの排出間隔である。ただし“N”は、循環枚数を示している。なお、循環枚数Nが1群を構成するシート枚数より多い場合には、循環枚数Nは、1群を構成するシート枚数となる。
ステップS4では、CPU901は、印刷対象シートのサイズから、各シートについての画像形成間隔Tsを算出する。たとえば、A3サイズのシートに30PPM(page per minute)の印刷速度で画像を形成する場合には、画像形成間隔Ts=2000(msec)というように算出する。この画像形成間隔Tsは、前記RAM903に保管される。なお、画像形成間隔Tsを算出して設定する方法に限らず、シートサイズと画像形成間隔とを対応付けたテーブルを予め用意して前記ROM902に記憶させておき、このテーブルから印刷対象シートに対応する画像形成間隔を読み出して、画像形成間隔Tsに設定するようにしてもよい。
続くステップS6では、CPU901は、ステップS1で受信した印刷ジョブによって示される後処理モードから、後処理シート束間隔Tbdを算出する。この後処理シート束間隔Tbdは、RAM903に保管される。後処理シート束間隔Tbdは、シート束1部ごとの後処理間隔である。後処理シート束間隔Tbdも同様に、ROM902に予め記憶されたテーブルから読み出して設定してもよいし、あるいは、通信線L1を介してフィニッシャ制御部951から取得して設定してもよい。
Claims (11)
- シートに後処理を行う後処理装置が接続される画像形成装置において、
シートを収納する収納手段と、
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートの第1面に画像を形成するように前記収納手段からシートを前記画像形成手段に搬送するとともに、前記第1面に画像が形成されたシートを、前記第1面と異なる第2面に画像を形成するように前記画像形成手段に再搬送する搬送手段と、
前記後処理装置に行わせる後処理の内容を取得する取得手段と、
複数枚のシートの前記第1面および前記第2面の両面に画像を形成する場合に、前記収納手段から搬送される第1の所定枚数のシートの第1面への画像形成を連続して行う第1面連続画像形成と、第1面に画像形成された前記第1の所定枚数のシートの第2面への画像形成を連続して行う第2面連続画像形成とを繰り返す第1の両面画像形成処理と、前記収納手段から搬送される第2の所定枚数のシートの第1面への画像形成を連続して行った後、再搬送される第1面に画像形成されたシートの第2面への画像形成と前記収納手段から搬送される別のシートの第1面への画像形成とを交互に行い、両面画像形成されるべき最後のシートの第1面への画像形成の後に、再搬送される第1面に画像形成された前記第2の所定枚数のシートの第2面への画像形成を連続して行う第2の両面画像形成処理とのいずれかで両面画像形成処理を実行させる制御手段と、
両面画像形成処理を行う場合に、前記取得手段によって取得された後処理の内容に基づいて前記第1の両面画像形成処理と前記第2の両面画像形成処理の一方を選択する選択手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記選択手段は、前記第1の両面画像形成処理において前記第2面連続画像形成が行われる場合のシートの排出間隔である第1のシート排出間隔と、シート1枚ごとに前記後処理を行う際の各シートの間隔である後処理シート間隔と、前記第1の所定枚数の最後のシートと次の前記第1の所定枚数の最初のシートの排出間隔である第2のシート排出間隔と、複数枚のシートからなる各シート束に対して前記後処理を行う際の各シート束の間隔である後処理シート束間隔とに基づいて、第1の両面画像形成処理と前記第2の両面画像形成処理のいずれかを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記第1のシート排出間隔が前記後処理シート間隔よりも小さい場合には、前記第2の両面画像形成処理を選択することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記後処理シート間隔が前記第1のシート排出間隔以下であり、且つ、前記第2のシート排出間隔が前記後処理シート束間隔よりも大きい場合には、前記第1の両面画像形成処理を選択する一方、前記後処理シート間隔が前記第1のシート排出間隔以下であり、且つ、前記後処理シート束間隔が前記第2のシート排出間隔以上である場合には、前記第2の両面画像形成処理を選択することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 1部を構成するシートの枚数が1枚である場合、前記選択手段は、前記第2の両面画像形成処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記後処理シート間隔および前記後処理シート束間隔は前記後処理装置から取得されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- シートを収納する収納手段と、
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートの第1面に画像を形成するように前記収納手段からシートを前記画像形成手段に搬送するとともに、前記第1面に画像が形成されたシートを、前記第1面と異なる第2面に画像を形成するように前記画像形成手段に再搬送する搬送手段と、
前記画像形成手段により画像が形成されたシートに対して後処理を行う後処理手段と、
複数枚のシートの前記第1面および前記第2面の両面に画像を形成する場合に、前記収納手段から搬送される第1の所定枚数のシートの第1面への画像形成を連続して行う第1面連続画像形成と、第1面に画像形成された前記第1の所定枚数のシートの第2面への画像形成を連続して行う第2面連続画像形成とを繰り返す第1の両面画像形成処理と、前記収納手段から搬送される第2の所定枚数のシートの第1面への画像形成を連続して行った後、再搬送される第1面に画像形成されたシートの第2面への画像形成と前記収納手段から搬送される別のシートの第1面への画像形成とを交互に行い、両面画像形成されるべき最後のシートの第1面への画像形成の後に、再搬送される第1面に画像形成された前記第2の所定枚数のシートの第2面への画像形成を連続して行う第2の両面画像形成処理とのいずれかで両面画像形成処理を実行させる制御手段と、
両面画像形成処理を行う場合に、前記後処理手段により行うべき後処理の内容に基づいて前記第1の両面画像形成処理と前記第2の両面画像形成処理の一方を選択する選択手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 前記選択手段は、前記第1の両面画像形成処理において前記第2面連続画像形成が行われる場合のシートの排出間隔である第1のシート排出間隔と、シート1枚ごとに前記後処理を行う際の各シートの間隔である後処理シート間隔と、前記第1の所定枚数の最後のシートと次の前記第1の所定枚数の最初のシートの排出間隔である第2のシート排出間隔と、複数枚のシートからなる各シート束に対して前記後処理を行う際の各シート束の間隔である後処理シート束間隔とに基づいて、第1の両面画像形成処理と前記第2の両面画像形成処理のいずれかを選択することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
- 前記選択手段は、前記第1のシート排出間隔が前記後処理シート間隔よりも小さい場合には、前記第2の両面画像形成処理を選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
- 前記選択手段は、前記後処理シート間隔が前記第1のシート排出間隔以下であり、且つ、前記第2のシート排出間隔が前記後処理シート束間隔よりも大きい場合には、前記第1の両面画像形成処理を選択する一方、前記後処理シート間隔が前記第1のシート排出間隔以下であり、且つ、前記後処理シート束間隔が前記第2のシート排出間隔以上である場合には、前記第2の両面画像形成処理を選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
- 1部を構成するシートの枚数が1枚である場合、前記選択手段は、前記第2の両面画像形成処理を選択することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
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