JP2014020028A - 軌道逸脱防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上子に車両の下部装置が接触した場合であっても、装置本体を保護するとともに、車両の跳ね上がりによる線条からの逸脱を防止することができ、併せて、地上子の性能に悪影響を与えないようにできる軌道逸脱防止装置を提供する。
【解決手段】車体下部から下向きに突出する下部装置を備える車両が軌条から脱線した場合に車両の車輪を軌条の延出方向へと誘導する軌道逸脱防止装置であって、装置本体1は、軌条と平行に敷設されて脱線した車両の車輪を軌条の延出方向へと誘導する車輪受面を有する複数の梁部10と、複数の梁部10の間に設けられて敷設すべき地上子を所定の高さで締結固定する地上子取付部2を有する桁部11とを備え、少なくとも梁部10及び桁部11は、絶縁材料によって絶縁され、且つ、脱線により車両の下部装置が地上子に接触する状態で地上子取付部2による地上子の締結固定を解除する手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体下部から下向きに突出する下部装置を備える車両が軌条から脱線した場合に、脱線した車両の車輪を軌条の延出方向へと誘導する軌道逸脱防止装置に関する。
従来、軌条から脱線した車両が軌道から逸脱することがないように、脱線した車両の車輪を所定の方向へと誘導する脱線防止ガードや脱線防止レールなど(以下「軌道逸脱防止装置」という。)が広く知られている。
また、高速鉄道の車両にあっては、ブレーキディスクやギアーボックスなどの高剛性部材が車両下部に集中して搭載されている。そのため、これらの下部装置は、軌道逸脱防止装置に接触することにより破損させるおそれがあり、或いは、車両を跳ね上げて軌条から逸脱させるおそれがある。
そこで、従来、車両の下部装置との接触を回避すべく、本体の頂部が鉄道車両の下部装置と接触することがない高さに設けられた軌道逸脱防止装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許第4892015号公報
しかしながら、先に提案された特許文献1に記載の軌道逸脱防止装置にあっては、製造費用などの理由から、鋼材により形成されており、鋼材は、通信電波を反射するなどして地上子の検知性能に悪影響に及ぼす。そこで、軌道逸脱防止装置は、地上子の性能に悪影響を及ぼすことがない絶縁材料で形成されることが必要となる。
また、この地上子は、取付高さが決まっているため、鉄道車両の下部装置との接触を意図的に避けることができない。そこで、軌道逸脱防止装置は、万が一、鉄道車両の下部装置が地上子に接触した場合、自らを保護することと、車両の跳ね上がりによる線条からの逸脱を回避するため、これを緩衝する手段が必要となる。
本発明はかかる事情を鑑みてなされたものであり、装置本体が地上子を取り付ける手段と、脱線した車両が地上子に接触する際に地上子の取付を強制的に解除する手段とを備えることにより、地上子に車両の下部装置が接触した場合であっても、装置本体を保護するとともに、車両の跳ね上がりによる線条からの逸脱を防止することができる軌道逸脱防止装置を提供することを目的とする。また、装置本体が絶縁材料により形成されることにより、地上子の性能に悪影響を与えないようにできる軌道逸脱防止装置を提供することを目的とする。
本発明に係る軌道逸脱防止装置は、本体下部から下向きに突出する下部装置を備える車両が軌条から脱線する場合に、該車両の車輪を前記軌条の延出方向へと誘導する軌道逸脱防止装置であって、前記軌条と平行に敷設され、脱線した前記車両の車輪を前記軌条の延出方向へと誘導する車輪受面を有する複数の梁部と、該複数の梁部の間に設けられ、敷設すべき地上子を走行中の前記車両の下部装置に接触することがないように締結固定する地上子締結手段を有する桁部とを備え、前記梁部及び桁部は、少なくとも、絶縁材料により絶縁されているとともに、脱線する前記車両の下部装置を前記地上子に接触させ且つ自らには接触させることがないように構成され、脱線する前記車両の下部装置が前記地上子に接触することにより前記地上子締結手段の締結固定を解除する締結解除手段を備えることを特徴とする。
本発明は、軌道逸脱防止装置が、地上子を所定の高さに締結固定する地上子締結手段を備えることにより、地上子を所定の高さに敷設することができる。
また、本発明は、軌道逸脱防止装置が、脱線する前記車両の下部装置が地上子に接触する一方で梁部や桁部には接触しないように構成され、脱線する前記車両の下部装置が地上子に接触することにより地上子の締結固定が解除される締結解除手段を備えることにより、逸脱防止装置本体を保護するとともに、車両の跳ね上がりによる線条からの逸脱を防ぐことができる。
また、本発明は、軌道逸脱防止装置の梁部及び桁部が、絶縁材料によって絶縁されていることにより、地上子の検知性能に悪影響を与えないようにする。
また、本発明に係る軌道逸脱防止装置は、前記複数の梁部と前記桁部とが平面視略H字形をなしているように構成してもよい。
また、本発明に係る軌道逸脱防止装置は、前記地上子締結手段は、前記地上子に加わる荷重に応じて折損する易拙折損部材を介して前記地上子を前記桁部に締結するようにしてあり、前記締結解除手段は、脱線する前記車両の下部装置が前記地上子に接触することにより前記易折損部材が折損して前記地上子の締結固定を解除するように構成してもよい。
本発明にあっては、敷設された地上子に通常走行中の車両の下部装置が接触することがないので地上子の機能を害することがないようにできる。また、本発明にあっては、車両が脱線した際に、下部装置が不要となる地上子の締結のみを容易に解除し、逸脱防止装置本体の破損を回避することができるので、軌道からの逸脱を確実に抑えることができる。
本発明に係る軌道逸脱防止装置の構成を示す平面図である。 図1に係る軌道逸脱防止装置の構成を示す正面図である。 図1に係る軌道逸脱防止装置の構成を示す側面図である。 図1に係る軌道逸脱防止装置の構成を示す斜視図である。 図1に係る軌道逸脱防止装置を備える軌道逸脱防止構造を示す平面図である。 図6の軌道逸脱防止構造に地上子が取り付けられた状態を示す正面からみた断面図である。 図1とは異なる軌道逸脱防止装置の構成を示す平面図である。 図7に係る軌道逸脱防止装置の構成を示す正面図であり、(a)は地上子取付部が装着された状態を示す図であり、(b)は地上子取付部が装着されていない状態を示す図である。 図7に係る軌道逸脱防止装置の構成を示す側面図である。 図7に係る軌道逸脱防止装置が備える地上子取付部を示す図であり、(a)は地上子取付部の平面図であり、(b)は地上子取付部の正面図であり、(c)は地上子取付部の側面図である。 図7に係る軌道逸脱防止装置の構造を示す斜視図である。 図7に係る軌道逸脱防止装置を備える軌道逸脱防止構造を示す平面図である。 図1及び7とは異なる軌道逸脱防止装置を備える軌道逸脱防止構造を示す平面図である。
(実施の形態1)
本発明に係る軌道逸脱防止装置を本実施の形態を示す図面に基づいて以下説明する。図面に示すように、1は、軌道逸脱防止装置の本体(以下、「装置本体1」という。)である。装置本体1は、平面視略H字形を成しており、H字形の左右縦棒部分に相当する複数の梁部10と、H字形の連結部分に相当する桁部11とを備える。
梁部10と桁部11とは、図2乃至4に示すように、薄板状の部分品が積み重なることにより形成されている。各薄板状の部分品は、第1の薄板状部と、第2の薄板状部とで構成されている。図1に示すように、第1の薄板状部は、梁部10(梁部10a〜10e)と桁部11(桁部11a〜11e)とが連なって平面視略T字形を成し、第2の薄板状部は、梁部10(梁部10g〜10k)と桁部11(桁部11g〜11k)とが連なって平面視略T字形を成している。平面視略T字形の、第1の薄板状部及び第2の薄板状部が組み合わさることにより、平面視略H字形を構成する。
なお、以下の説明において、「梁部10」は、個別の符号(10a〜10lのいずれか)が指定されていない場合、梁部10a〜10lの全てを示す。また、「桁部11」は、個別の符号(11a〜11kのいずれか)が指定されていない場合、桁部11a〜11kの全てを示す。
第1の薄板状部及び第2の薄板状部において、桁部11(桁部11a〜11e)と桁部11(桁部11g〜11k)とは、図2に示すように、積層毎に一方の幅寸法が他方の幅寸法より長くなるように形成されている。具体的には、最下層は桁部11aと桁部11gとで構成され、第2層は桁部11bと桁部11hとで構成され、第3層は桁部11cと桁部11iとで構成され、第4層は桁部11dと桁部11jとで構成され、最上層は桁部11eと桁部11kとで構成されている。このとき、桁部11gと桁部11a、桁部11bと桁部11h、桁部11iと桁部11c、桁部11dと桁部11j、桁部11kと桁部11eは、それぞれ幅寸法が2対1となるように形成されている。その結果、第1の薄板状部の桁部11(桁部11a〜11e)と第2の薄板状部の桁部(桁部11g〜11k)とは、積層毎に境界の位置が異なることとなり、一方の手の指と指との間に他方の手の指を差し込むような「フィンガー結合」の形態をなす。
更にまた、図2乃至4に示すように、第1の薄板状部を構成する梁部10(梁部10a〜10e)の上には、帯板状部(梁部10f)が重なっている。また、第2の薄板状部を構成する梁部10(梁部10g〜10k)の上には、帯板状部(梁部10l)が重なっている。
梁部10は、平行して延び出る棒状の部分品である。梁部10は、延出方向に沿って形成される側面部分が、脱線した車両Vの車輪Hを受け止める車輪受面となる。また、図1乃至4に示すように、梁部10(梁部10a〜10b及び10g〜10h)は、延出方向の端部100に、厚み方向にあけられたボルト取付孔101を備える。ボルト取付孔101は、長円となるように形成されており、軌道部材の位置不整に対応する。梁部10(梁部10a〜10f及び梁部10g〜10l)は、ボルト取付孔101とは異なる位置に、別のボルト取付孔102が形成されている。ボルト取付孔102は、真円となるように形成されている。
また、梁部10は、絶縁材料により形成されている。より具体的には、梁部10は、ガラス長繊維強化プラスチック発泡体(Fiber Freinforced Urethane、以下「FFU」という。)により形成されている。FFUは、硬質ウレタン樹脂をガラス長繊維で強化したものである。ガラス繊維強化プラスチック(FRP)は、小さなガラス繊維をランダムに集積したマットをプラスチックで固化するのに対し、FFUは、同一方向にそろえた長いガラス繊維を束ねて発泡ウレタンで固化している。
桁部11は、図1乃至4に示すように、平行する梁部10の間に挟まれるように配された平面視矩形板状の部分品である。このうち、桁部11(桁部11g、11b、11i、11d及び11k)は、厚み方向にあけられた埋込栓取付孔110を備える。埋込栓取付孔110は、真円となるように形成されている。桁部11は、上面に地上子取付部2が取り付けられる。桁部11は、梁部10と同様、絶縁材料により形成されている。
地上子取付部2は、後述する地上子8を装置本体1に取り付けるための部分品である。地上子取付部2は、ブロック状の部分品であり、厚み方向にあけられた埋込栓取付孔20を備える。地上子取付部2は、梁部10及び桁部11と同様、絶縁材料により形成されている。
このように、軌道逸脱防止装置は、複数の部分品により構成されている。そこで、これらの部分品を組み合わせることにより、装置本体1を軌道スラブ70及びPC枕木73に敷設する方法と、装置本体1を備える軌道逸脱防止構造とについて以下説明する。
軌道逸脱防止構造は、図5に示すように、従来の軌道逸脱防止装置4と、本発明に係る軌道逸脱防止装置とを備える。従来の軌道逸脱防止装置4は、軌条72の軌間に敷設されている。軌条72は、軌道スラブ70(及びPC枕木73)上に締結器71を介在させて敷設されている。
従来の軌道逸脱防止装置4は、軌条72と平行して延び出る2本の棒状の部分品を備え、延出方向に沿って形成される側面部分が、脱線した車両Vの車輪Hを受け止める車輪受面となる。また、従来の軌道逸脱防止装置4は、鋼材で形成されている。
一方、本発明に係る軌道逸脱防止装置において、装置本体1は、上述する従来の軌道逸脱防止装置4が敷設されていない箇所を補うように軌道スラブ70上に敷設されている。装置本体1は、梁部10が従来の軌道逸脱防止装置4の延出方向と同じ方向に延び出て、且つ、車輪受面が従来の軌道逸脱防止装置4のそれと面一となるように敷設されている。
また、装置本体1は、図2に示すように、薄板状部及び帯板状部が積み重ねられることにより梁部10及び桁部11が形成されている。また、装置本体1は、形成される梁部10及び桁部11に対してボルト(図示せず)が上方からボルト取付孔102にねじ込まれ、梁部10(梁部10a〜10f及び梁部10g〜10l)が締結固定される。ボルトは、FRPにより形成されている。装置本体1は、薄板状部及び帯板状部の重なりが調整されることにより、梁部10(梁部10a〜10f及び梁部10g〜10l)が、走行中の車両Vの下部装置Mと接触することがない程度の高さに調整される。なお、梁部10(梁部10a〜10b及び10g〜10h)の端部100は、少なくとも、厚みが30mm以上となるように調整される。また、梁部10及び桁部11は、その高さが、脱線する車両Vの下部装置Mを地上子8に接触させつつ自らには接触させることがないように形成されている。
また、装置本体1は、図5に示すように、梁部10(梁部10a〜10b及び梁部10g〜10h)の端部100に、コの字形の補強具31が被せられ、ボルト30が上方からボルト取付孔101にねじ込まれ、梁部10(梁部10a〜10b及び梁部10g〜10h)と補強具31とが軌道スラブ70上に締結固定される。ボルト30は、鋼材(例えば、ステンレスSS400、以下同じ)により形成されている。ボルト30は、ボルト取付孔101にねじ込まれた際にエポキシ系接着剤により固定される。
また、装置本体1は、埋込栓取付孔110の内部に埋込栓(図示せず)が埋め込まれている。埋込栓は、エポキシ系接着剤により埋込栓取付孔110内に固定される。埋込栓は、FFUにより形成されている。装置本体1は、上方からボルト(図示せず)が埋込栓にねじ込まれ、桁部11(桁部11g、11b、11i、11d及び11k)が締結固定される。ボルトは、FRPにより形成されている。装置本体1は、図4に示すように、最上層の桁部11(桁部11e及び11k)の上面に地上子取付部2が取り付けられる。
地上子取付部2は、エポキシ系接着剤を介して桁部11(桁部11e及び11k)の上面と接着固定されている。地上子取付部2は、図6に示すように、埋込取付孔20内に埋込栓21が埋め込まれている。埋込栓21は、鋼材により形成されている。埋込栓21は、エポキシ系接着剤により埋込栓取付孔20内に固定される。
また、地上子取付部2は、上面に地上子8が取り付けられ、ボルト22が上方から埋込栓21にねじ込まれることにより、地上子8が締結固定される。ボルト22は、FRPにより形成されている。装置本体1は、薄板状部と地上子取付部2との重なりが調整されることにより、地上子8の高さ位置が所定の高さとなるように設定される。所定の高さとは、地上子8が走行中の車両Vの下部装置Mと接触することがない程度の高さをいう。
また、装置本体1は、図5に示すように、梁部10(梁部10a〜10b及び10g〜10h)の端部100の間に間隔材3が嵌め込まれる。間隔材3は、ボルト30と、補強具31と、本体32と、調整材33と、ボルト34とを備える。間隔材3は、本体32が梁部10(梁部10a〜10b及び10g〜10h)の端部100の間に嵌め込まれ、本体32と端部100との間に生じた隙間に対して楔状の調整材33が差し込まれる。調整材33は、隙間から抜け出ないようにボルト34により本体32に締結固定される。
このように、本発明に係る軌道逸脱防止装置は、複数の部分品を備え、装置本体1が軌道スラブ70(及びPC枕木73)上に敷設されることにより、以下のような作用を奏する。
軌道逸脱防止装置は、装置本体1が平面視略H字形を成すことにより、装置本体1の剛性が向上する。軌道逸脱防止装置は、脱線した車体Vの下部装置Mが地上子8に接触した場合に、進行方向にかかる荷重が埋込栓21及び梁部10と桁部11とのコーナ部分Cにかかり易くなり、最終的に埋込栓21内のボルト22が「易折損部材」として破損し、衝突時の衝撃を緩衝する。
また、軌道逸脱防止装置は、装置本体1の薄板状部が上述するフィンガー結合することにより、全体の剛性が向上する。軌道逸脱防止装置は、梁部10の側面部材が車両Vの車輪Hを受け止める車輪受面となることにより、脱線した車両Vの車輪Hを梁部10の延出方向へと誘導し、線条からの逸脱を回避する。
また、軌道逸脱防止装置は、装置本体1が絶縁材料により形成されているので、地上子取付部2に取り付けられた地上子8に対して悪影響を与えることがない。特に、装置本体1の絶縁材料としてFFUを用いる場合には、全体重量が軽量となり、施工性が向上し、強度はもとより、吸水性がないため絶縁低下が発生することがない。また、締結ボルトの位置を変更する場合であっても元の孔を樹脂などで埋めることで吸水や腐食を回避する。
また、軌道逸脱防止装置は、連続引抜成形で製造されるため、長尺加工がしやすく、製造費用を抑えることができる。また、軌道逸脱防止装置は、現場での接合が容易にであり、狭隘な場所での作業性に優れる。また、加工性が高く、埋込栓の取付が容易となるため、再利用が可能となり、廃棄物の削減に貢献する。また、長時間の耐久性を有する。
また、軌道逸脱防止装置は、従来の軌道逸脱防止装置4が敷設されていない箇所を補うように軌道スラブ70に敷設されており、従来の軌道逸脱防止装置4と協力して車両Vの逸脱を回避する。
また、軌道逸脱防止装置は、埋込栓21内のボルト22がFRPで形成されていることにより地上子8に対して悪影響を与えることがなく、また、脱線した車両Vの下部装置Mが地上子8に接触することによりボルト22が「易折損部材」として破損し、地上子取付部2全体が桁部11から瞬時に外れる。このように、ボルト22が折損する構成が、地上子8の締結固定を解除する手段(「締結解除手段」)となって衝撃緩衝機能を奏する。なお、ボルト22は、下部装置Mとの接触による荷重が所定値を超えた場合に破損する。
また、軌道逸脱防止装置は、間隔材3が装置本体1の変形を抑えることにより、車両Vが地上子8に接触する場合であっても、装置本体1が歪むことなく、車両Vの車輪Hを所定の方向に確実に誘導させることができる。
また、軌道逸脱防止装置は、装置本体1がボルト22及びボルト30により軌道スラブ70(及びPC枕木73)に締結固定されて「地上子締結手段」として機能する。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1にあっては、軌条72の軌間に、地上子取付部2を据え付け固定した軌道逸脱防止装置(据付タイプ)を配置する一例を説明した。しかしながら、本願発明は、これに限定されることなく、例えば、軌条72の軌間に、地上子取付部2がスライドする軌道逸脱防止装置(スライドタイプ)を配置する構成であってもよい。以下、実施の形態2として、この装置の構成及び作用について説明する。
実施の形態2において、装置本体1は、実施の形態1と同様、平面視略H字形を成している。梁部10と桁部11とは、図7乃至9に示すように、薄板状の部分品が積み重なり、積重する薄板状の部分品は、上述する第1及び第2の薄板状部とは異なる第3の薄板状部で構成されている。第3の薄板状部は、梁部10(梁部10m〜10n及び梁部10q〜10r)と桁部11(11m〜11n)とが連なって平面視略H字形を成している。
第3の薄板状部において、梁部10(梁部10m〜10n及び梁部10q〜10r)は、延出方向の端部100に厚み方向にあけられたボルト取付孔101を備える。また、梁部10(梁部10m〜10p及び梁部10q〜10t)は、ボルト取付孔101とは異なる位置に、ボルト取付孔102が厚み方向にあけられている。
更にまた、第3の薄板状部を構成する梁部10(梁部10m〜10n)の上には、帯板状部(梁部10o〜10p)が重なっている。また、第3の薄板状部を構成する梁部10(梁部10q〜10r)の上には、帯板状部(梁部10s〜10t)が重なっている。一方、第3の薄板状部を構成する桁部11(桁部11m〜11n)には、帯板状部が重なっていない。桁部11(桁部11m〜11n)の上面には、帯板状部(梁部10o〜10p)及び帯板状部(梁部10s〜10t)とで形成される凹部を備える。
桁部11は、図8(a)に示すように、上面に地上子取付部2が取り付けられる。地上子取付部2は、図10に示すように、下面に平板状の部分品(平板状部23〜24)が貼り付けられている。地上子取付部2及び平板状部23〜24は、厚み方向にあけられた埋込栓取付孔20を備える。
以上のとおり、実施の形態2に係る軌道逸脱防止装置は、複数の部分品により構成されている。なお、その他の部分品については、上述する実施の形態1と同様であるので、対応する箇所については同一の符号を付することとしその説明を省略する。次に、これらの部分品を組み合わせることにより、装置本体1を軌道スラブ70及びPC枕木73に敷設する方法と、装置本体1を備える軌道逸脱防止構造とについて説明する。
軌道逸脱防止構造は、図12に示すように、従来の軌道逸脱防止装置(図示せず)と、実施の形態2に係る軌道逸脱防止装置とを備える。従来の軌道逸脱防止装置は、軌条72の軌間に敷設されている。軌条72は、軌道スラブ70及びPC枕木73上に締結器71を介在させて敷設されている。
実施の形態2に係る軌道逸脱防止装置において、装置本体1は、従来の軌道逸脱防止装置が敷設されていない箇所を補うように軌道スラブ70及びPC枕木73上に敷設されている。装置本体1は、梁部10が従来の軌道逸脱防止装置の延出方向と同じ方向に延び出て、且つ、車両受面が従来の軌道逸脱防止装置のそれと面一となるように敷設されている。
地上子取付部2は、図8及び図11に示すように、平板状部23〜24と積み重なった状態で、桁部11(桁部11m〜11n)の上面に形成された凹部に嵌まり込む。地上子取付部2は、塗布されたエポキシ系接着剤により桁部11(桁部11m〜11n)の上面に接着固定されている。
このように、実施の形態2に係る軌道逸脱防止装置は、複数の部分品を備え、装置本体1が軌道スラブ70及びPC枕木73上に敷設されることにより、以下のような作用を奏する。
実施の形態2に係る軌道逸脱防止装置は、地上子取付部2が桁部11の上面に接着固定されていることにより、脱線した車両Vの下部装置Mが地上子8の接触した際、地上子取付部2と重なり合う平板状部23〜24が「易折損部材」として桁部11(桁部11m〜11n)の上面から剥離し、地上子8が装置本体1から離脱する(図8及び図11を参照)。このように、平板状部23〜24が剥離する構成が、地上子8の締結固定を解除する締結解除手段となって衝撃緩衝機能を奏する。
(実施の形態3)
上述した実施の形態1及び2にあっては、梁部10の端部100の間を間隔材3で押圧することにより装置本体1の変形を抑える一例を説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、梁部10の端部100に横縫いボルト35を挿入することにより、間隔材3を用いることなく装置本体1の変形を抑える構成であってもよい。以下、実施の形態3として、この装置の構成及び作用について説明する。
実施の形態3において、装置本体1は、実施の形態1及び2とは異なり、平面視略矩形を成している。また、装置本体1は、図13に示すように、薄板状部が積み重なっている。
また、装置本体1は、積重する薄板状部の上面に地上子取付部2が取り付けられている。地上子取付部2は、図13に示すように、その上面に地上子8が取り付けられる。
以上のとおり、実施の形態3に係る軌道逸脱防止装置は、複数の部分品により構成されている。そこで、これらの部分品を組み合わせることにより、装置本体1を軌道スラブ70及びPC枕木73に敷設方法と、装置本体1を備える軌道逸脱防止構造とについて説明する。
軌道逸脱防止構造は、図13に示すように、従来の軌道逸脱防止装置4と、実施の形態3に係る軌道逸脱防止装置とを備える。従来の軌道逸脱防止装置4は、軌条72の軌間に敷設されている。軌条72は、軌道スラブ70及びPC枕木73上に締結器71を介在させて敷設されている。
実施の形態3に係る軌道逸脱防止装置は、その本体装置1が、従来の軌道逸脱防止装置4が敷設されていない箇所を補うように軌道スラブ70及びPC枕木73上に敷設されている。装置本体1は、従来の軌道逸脱防止装置4の延出方向と同じ方向に延び出て、且つ、車両受面が従来の軌道逸脱防止装置4のそれと面一となるように敷設されている。
また、装置本体1は、車両受面の端部にあけられた横縫いボルト取付孔103に横縫いボルト35が挿入され、締結固定される。
このように、実施の形態3に係る軌道逸脱防止装置は、横縫いボルト35を用いて、装置本体1が軌道スラブ70及びPC枕木73上に敷設されることにより、複数の部品で構成される間隔材3を用いることなく、横縫いボルト35のみで装置本体1を締結固定することができる。
また、上述した実施の形態において、絶縁材料としてFFUを用いた一例を説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、信頼性、強度及び絶縁性を有する材料であるならば、例えば、不飽和ポリエステル樹脂及びフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を用いる場合であってもよい。また、繊維がカーボン又はフィラメントであってもよい。
また、上述した実施の形態において、部分品同士の締結結合に埋込栓を用いた一例を挙げて説明をした。しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、部分品に直接螺子をねじ込むことによって締結固定するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態において、梁部10と桁部11とは、薄板状の部分品を積み重ねることにより形成されている一例を説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、一体的に形成されるものであってもよい。
1 装置本体
10 梁部
100 端部
101 ボルト取付孔
102 ボルト取付孔
103 横縫いボルト取付孔
11 桁部
110 埋込栓取付孔
2 地上子取付部
20 埋込栓取付孔
21 埋込栓
22 ボルト
23 平板状部
24 平板状部
3 間隔材
30 ボルト
31 補強具
32 本体
33 調整材
34 ボルト
35 横縫いボルト
4 従来の軌道逸脱防止装置
70 道床
71 締結器
72 軌条
8 地上子

Claims (3)

  1. 車体下部から下向きに突出する下部装置を備える車両が軌条から脱線する場合に該車両の車輪を前記軌条の延出方向へと誘導する軌道逸脱防止装置であって、
    前記軌条と平行に敷設され、脱線した前記車両の車輪を前記軌条の延出方向へと誘導する車輪受面を有する複数の梁部と、
    該複数の梁部の間に設けられ、敷設すべき地上子を所定の高さで締結固定する地上子締結手段を有する桁部と
    を備え、
    前記梁部及び桁部は、少なくとも、絶縁材料により絶縁されているとともに、脱線する前記車両の下部装置を前記地上子に接触させ且つ自らには接触させることがないように構成され、
    脱線する前記車両の下部装置が前記地上子に接触することにより前記地上子締結手段の締結固定が解除する締結解除手段を備えることを特徴とする軌道逸脱防止装置。
  2. 前記複数の梁部と前記桁部とが平面視略H字形をなしていることを特徴とする請求項1に記載の軌道逸脱防止装置。
  3. 前記地上子締結手段は、前記地上子に加わる荷重に応じて折損する易拙折損部材を介して前記地上子を前記桁部に締結するようにしてあり、
    前記締結解除手段は、脱線する前記車両の下部装置が前記地上子に接触することにより前記易折損部材が折損して前記地上子の締結固定を解除するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の軌道逸脱防止装置。
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