JP2014018689A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域における側部領域の有効利用を図ることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10では、遊技領域R1のうち表示装飾枠23とガイドレール12とが左右方向で対向する側部領域に、第1の始動ゲート18Aが備えられ、その第1の始動ゲート18Aの下方に表示装飾枠23の進入規制壁23Dに隣接して側部大入賞口50が設けられている。側部大入賞口50における表示装飾枠23と反対側の側縁部には、遊技球を側部大入賞口50に誘導する誘導部材60が設けらている。これにより、誘導部材60の最上端位置P0から入球ゲート18Gの右下角部P2を通って表示装飾枠23の交差部P3を結ぶ入賞境界線分Nを、側部大入賞口50の実質的な入賞入口と見なすことができるので、入賞境界線分Nを通過した遊技球が高確率流下領域Kを移動して側部大入賞口50へと入球する様子を遊技者が視認して楽しむことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技板の前面に遊技球が流下可能な遊技領域を備えて、その遊技領域が包囲壁によって囲まれた遊技機に関する。
従来の遊技機は、一般に、遊技の演出を行う液晶モニタを遊技領域の中央に備え、その液晶モニタの側縁部から遊技板の前方に突出した演出部材側縁突壁と包囲壁とが遊技板の左右方向で対向している。そして、遊技領域のうち演出部材側縁突壁と包囲壁とに挟まれた側部領域に、遊技球が通過可能なゲートや、所謂、風車等が配置される一方、側部領域を通過した遊技球が流下する下部領域に、常時開放の一般入賞口、回動扉によって開閉される大入賞口、及び各入賞口に遊技球をガイドする誘導部材等が配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−252629号(図3)
ところで、上記した従来の遊技機では、遊技領域における下部領域に比べて側部領域では遊技球の流下の変化が乏しく、側部領域の有効利用が図られていないことが問題になっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技領域における側部領域の有効利用を図ることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、遊技板の前面から突出し、遊技領域を囲む包囲壁と、遊技領域に配置され、遊技状況に応じた演出を行う遊技演出部材と、遊技演出部材の側縁部に配置されて遊技板の前面から突出し、遊技板の左右方向で包囲壁に対向した演出部材側縁突壁と、遊技板の前面から突出し、遊技領域のうち演出部材側縁突壁と包囲壁とに挟まれた側部領域を、遊技球が流下可能な複数の流下経路に分割する複数の流下経路分割突部とを備えた遊技機において、側部領域のうち複数の流下経路分割突部の下方には、演出部材側縁突壁のうち包囲壁との対向面と隣り合わせに配置されて上方に開口するか又は、演出部材側縁突壁のうち包囲壁との対向面に開口するかして、遊技球が入球又は通過可能であると共に入球又は通過したときに遊技者に利益を付与する入賞口と、入賞口の開口縁から包囲壁に向かって斜め上方に延びて入賞口に遊技球を誘導可能な入賞ガイド面を有する誘導部材と、誘導部材と包囲壁との間に設けられ、入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路とが備えられ、入賞ガイド面の最上端位置と演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、入賞ガイド面の最上端位置を中心に下方から上方に回動して最初に流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とすると共に、入賞境界線分と入賞ガイド面と演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、入賞境界線分と入賞ガイド面と演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とし、その高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになるように複数の流下経路分割突部を配置し、かつ演出部材側縁突壁と入賞境界線分との交差部には遊技球が入球可能な入球部を設けないように構成し、入賞境界線分が接する流下経路分割突部は、遊技球が内側を通過可能な門形構造をなした入球ゲートであり、演出部材側縁突壁と包囲壁との間が、入球ゲートの内側の第1流下経路と、入球ゲートより包囲壁側の第2流下経路と、入球ゲートより演出部材側縁突壁側の第3流下経路とに分割されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、演出部材側縁突壁のうち包囲壁との対向面に入賞口が開口すると共に、その入賞口の下縁部を中心にして左右に回動して入賞口を開閉する左右回動蓋を設け、入賞口を開いたときの左右回動蓋を誘導部材としたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の遊技機では、遊技領域における側部領域が、複数の流下経路分割突部によって複数の流下経路に分割されている。そして、側部領域のうち複数の流下経路分割突部の下方に、遊技球が入球又は通過可能な入賞口を設けて、演出部材側縁突壁側に配置すると共に、入賞口の開口縁から包囲壁に向かって斜め上方に延びて入賞口に遊技球を誘導可能な誘導部材を備え、さらに、誘導部材と包囲壁との間を、入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路としたので、側部領域を流下して入賞口に直接入賞するか、誘導部材にガイドされて入賞するか、或いは、入賞口から外れて側方外れ球通過路を通過するかにランダムに分かれ、遊技領域における側部領域での遊技球の流下に興味を抱かせることができる。ここで、誘導部材のうち遊技球を入賞口にガイドする入賞ガイド面の最上端位置と演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、入賞ガイド面の最上端位置を中心に上方に回動して最初に流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とし、その入賞境界線分と入賞ガイド面と演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、入賞境界線分と入賞ガイド面と演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とすると、高確率流下領域内には流下経路分割突部が無いことになるので、高確率流下領域内での遊技球の流下方向の変化は少ない。つまり、入賞境界線分を入賞口への実質的な入賞口と見なすことができる。そして、高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになっているので、実質的な入賞口である入賞境界線分を通過した遊技球が高確率流下領域を移動して入賞口へと入球する様子を遊技者は、視認して楽しむことができる。これにより、遊技領域における側部領域での遊技球の流下により一層高い興味を抱かせることができ、側部領域の有効利用を図ることが可能になる。なお、高確率流下領域には、遊技球の流下経路を複数に分割する流下経路分割突部がなければよく、遊技球の流下経路を分割せずに単に遊技球と衝突し得る障害突部であれば、高確率流下領域に設けてもよいし、また設けなくてもよい。具体的には、例えば、障害突部を設ける場合は、演出部材側縁突壁から遊技球1つ分未満離れた位置に障害突部としての障害釘や、遊技板から突出した障害突壁を設けてもよいし、また障害突部を設けなくてもよい。
また、入賞境界線分が接する流下経路分割突部を入球ゲートにしたので、釘にした場合に比べて、側部領域における遊技球の流下が複雑になり、趣向性が向上する。
[請求項2の発明]
請求項2の遊技機では、演出部材側縁突壁のうち包囲壁との対向面に開口した入賞口を設けて、その入賞口の下縁部を中心にして左右に回動する左右回動蓋にて入賞口が開閉されるので、常時開放した入賞口を設けた場合に比べて、遊技領域における側部領域での遊技球の流下に変化が生じて、より一層高い興味を抱かせることができ、側部領域の有効利用を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 遊技板の正面図 遊技領域における左側部領域の部分拡大図 遊技領域における左側部領域の部分拡大図 第2実施形態における遊技領域のうちの左側部領域の部分拡大図 第3実施形態における遊技領域のうちの左側部領域の部分拡大図 第4実施形態における遊技領域のうちの左側部領域の部分拡大図 他の実施形態(4)における遊技領域のうちの左側部領域の部分拡大図
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、以下の説明において、遊技者がパチンコ遊技機10と対向する方向を「前後方向」といい、パチンコ遊技機10のうち遊技者と対向する面を「前面」、その反対側の面を「後面」ということとする。また、パチンコ遊技機10を構成する各部位又は各部品の説明において「右側」とは、パチンコ遊技機10の前面側からその各部位又は各部品を見た場合の右側をいい、その反対側を「左側」ということとする。
パチンコ遊技機10の前面の中央部分にはガラス窓95Wが設けられ、そのガラス窓95Wを通して遊技領域R1が視認可能となっている。また、パチンコ遊技機10の前面のうちガラス窓95Wの上部及び両側部には装飾ランプ97が設けられており、上端両角部にはスピーカ98,98が設けられている。これら装飾ランプ97及び各スピーカ98は、パチンコ遊技機10の前面側に膨出している。
ガラス窓95Wの下方には、上皿26及び下皿27が上下2段にして設けられている。これら上皿26及び下皿27は、スピーカ98と同様にパチンコ遊技機10の前方に膨出している。パチンコ遊技機10の前面における右下角部には、操作ノブ28が備えられている。この操作ノブ28を操作すると、上皿26に貯留された遊技球が、順次、遊技領域R1に向けて弾き出される。
遊技領域R1は、図2に示す全体が略四角形の遊技板11の前面のうちガイドレール12(本発明の「包囲壁」に相当する)によって囲まれた略円形の領域である。ガイドレール12は、帯状の金属板を円弧状に湾曲させてなる第1及び第2の板金レール12A,12Bとによって構成され、第1板金レール12Aが遊技領域R1の周縁部のうち上側の略1/4円周分ほどを除いた部分に沿わせて配置され、その第1板金レール12Aが開放する上側の略1/4円周分の周縁部を上方から覆うように第2板金レール12Bが配置されている。
遊技領域R1の上方寄り位置には、本発明の「遊技演出部材」に係るメイン表示装置13が備えられている。メイン表示装置13は、液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)で構成され、遊技板11に貫通形成された表示孔11Aの奥部に配置されている。具体的には、遊技板11の後面側における表示孔11Aの開口縁には、図示しない支持枠部材が固定され、その支持枠部材の後端部にメイン表示装置13が取り付けられて、メイン表示装置13の液晶画面13Gが表示孔11Aを通して前方に臨んでいる。
遊技板11の前面における表示孔11Aの開口縁には、表示装飾枠23(本発明の「演出部材側縁突壁」に相当する)が取り付けられている。表示装飾枠23のうち上辺部分及び両側辺部分には、遊技板11より前方に突出した進入規制壁23Dが備えられ、その進入規制壁23Dにより、表示孔11Aの上辺と両側辺から表示孔11A内に遊技球が進入することを規制している。また、表示装飾枠23の側方には、略全体に亘って取付壁23Fが張り出している。取付壁23Fには、複数のビス孔(図示せず)が設けられ、表示孔11Aの開口縁に取付壁23Fを重ねた状態にしてビス孔にビスが挿通されて、表示装飾枠23が遊技板11に固定されている。取付壁23Fの外縁部には傾斜面が形成され、遊技球が取付壁23Fにスムーズに乗り上がるようになっている。なお、図2〜図4には、表示装飾枠23のうち遊技板11の前面から突出した部分が、ハッチングによって示されている。
表示装飾枠23における左上部は、ガイドレール12から離れる側に湾曲した段差部23Aになっていて、段差部23Aより右側が左側より高くなっている。これにより、遊技領域R1に打ち込まれた遊技球は、遊技球の発射速度によって段差部23Aを越えて右側の遊技領域R1に流下するものと、段差部23Aに衝突するなどして左側の遊技領域R1に流下するものとに打ち分けられる。表示装飾枠23における左側辺部には、ガイドレール12に向かって突出した突出部23Bが設けられ、その突出部23Bの下方がガイドレール12と離れる側に湾曲した(突出部23Bから下方に延びる)湾曲部23C(本発明に係る「奥面部」に相当する)になっている。これにより、遊技領域R1における表示装飾枠23より左側の領域(以下、単に「左側部領域」等という)が突出部23Bで絞られると共に、突出部23Bとガイドレール12の間を通過したところで湾曲部23Cによって左右方向に広がる構成になっている。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方には、第1の始動入賞口14A、第2の始動入賞口14B、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に並べて備えられていると共に、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bの左右両側には、複数の一般入賞口20,21が備えられている。また、遊技領域R1のうち右側部領域には、第2の始動ゲート18Bが備えられる一方、左側部領域には、第1の始動ゲート18A、側部大入賞口50及び風車17が上から順に備えられている。さらに、遊技領域R1には、表示装飾枠23の外側領域全体に亘って複数の釘11Nが起立している。なお、第1及び第2の始動ゲート18A,18B、風車17及び釘11Nは、遊技板11の前面側に突出して、その前面側を遊技球が流下不能に構成されている。そして、これら第1及び第2の始動ゲート18A,18B、風車17及び釘11Nのうち、遊技球の流下経路を複数の流下経路に分割可能なものが、本発明に係る「流下経路分割突部」に相当する。
次に所要の各部位についてさらに詳説する。第1及び第2の始動ゲート18A,18Bは、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなした入球ゲート18Gを備え、その入球ゲート18Gの側方から取付壁18Fを張り出している。図3に示すように、入球ゲート18Gは、前面から見て略矩形状をなしている。取付壁18Fには、取付壁23Fと同様に、ビス孔が設けられ、遊技板11に形成された図示しない貫通孔の開口縁に取付壁18Fを重ねた状態にしてビス孔にビスが挿通され、第1及び第2の始動ゲート18A,18Bが遊技板11に固定されている。なお、取付壁18Fにおいても、その外縁部が傾斜面になっていて、遊技球が取付壁18Fにスムーズに乗り上がるようになっている。
また、第1及び第2の始動ゲート18A,18Bは、表示装飾枠23の進入規制壁23Dから遊技球1つ分以上離して配置されると共に、ガイドレール12から遊技球1つ分以上離して配置されている。これにより、遊技球が第1及び第2の始動ゲート18A,18Bによって、入球ゲート18Gを通過する第1流下経路L1と、入球ゲート18Gよりガイドレール12側を通過する第2流下経路L2と、入球ゲート18Gより表示装飾枠23側を通過する第3流下経路L3とに分割されるようになっている(図4参照)。なお、図4には、遊技球の流下経路が矢印にて示されている。
複数の流下経路L1〜L3のうち遊技球が入球ゲート18G(第1流下経路L1)を通過すると、第1及び第2の始動ゲート18A,18Bに内蔵されたゲートスイッチ(図示せず)によって遊技球の通過が検出される。すると、この検出信号に基づいて当否判定が行われ、液晶画面13Gの左下隅の普通図柄表示領域38に判定結果が表示される。
この普通図柄表示領域38は、第1及び第2の始動ゲート18A,18B内に設けた検出スイッチが遊技球の通過を検出したときに、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合には、「当り」となり第2の始動入賞口14Bが開放状態になって、遊技球が入賞し易い状態になる。また、普通図柄表示領域38が変動表示している間に第1及び第2の始動ゲート18A,18Bを通過した遊技球は、例えば、4つまで累積カウントされ、図示しないLEDの点灯数で表示される。
一般入賞口20,21は、所謂、ポケット構造をなして、遊技板11の前面から突出した部材上面に開放しており、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。そして、一般入賞口20,21に遊技球が入ると、例えば、4個の遊技球が賞球として上皿26に払い出される。
第1及び第2の始動入賞口14A,14Bは、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口している。上側に配置された第1の始動入賞口14Aの上面開口は遊技球を1つずつ受け入れ可能な大きさになっている。下側に配置された第2の始動入賞口14Bは、第1の始動入賞口14Aの真下に配置されている。第2の始動入賞口14Bの開口幅も、遊技球を1つずつ受け入れ可能な大きさになっている。第2の始動入賞口14Bの上面開口の左右両側には可動翼14C,14Cが備えられている。これら両可動翼14C,14Cは、常には起立状態になっている。この起立状態では、第2の始動入賞口14Bへの遊技球の入賞が禁止される。
これに対し、第1及び第2の始動ゲート18A,18Bへの入賞による当否判定結果が「当り」になると(普通図柄表示部38で当たりを意味する所定の図柄(例えば、奇数図柄)が表示されると)、第2の始動入賞口14Bが開放状態となる。即ち、第2の始動入賞口14Bに備えた可動翼14C,14Cが所定期間(例えば、0.5秒間)に亘って左右に倒れる。可動翼14C,14Cが左右に倒れると、その倒れた可動翼14C,14Cに案内されて遊技球が第2の始動入賞口14Bに入賞可能となる。
第1と第2の始動入賞口14A,14Bの何れかに遊技球が入賞すると、各始動入賞口14A,14B内に設けたセンサがその遊技球を検出し、その検出信号に基づいて、予め定められた所定数の遊技球(賞球)が上皿26に払い出される。また、各始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると、「大当り遊技」を行うか否かを決定する当否判定の権利が発生し、その当否判定結果が液晶画面13Gに表示される。
具体的には、液晶画面13Gには、通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄は、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、両始動入賞口14A,14Bの何れかに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが、変動表示(上下方向にスクロール表示)され、当否判定結果に基づいて所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、当否判定結果が「当り」の場合には、例えば、全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ゾロ目になった場合(図2に示す状態)には、遊技が「大当り遊技状態」に移行する。これに対し、当否判定結果が「外れ」の場合には、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、「大当り遊技状態」ではない「通常遊技状態」が続く。
また、各特別図柄13A,13B,13Cが、変動表示後、左、右、中の順で各特別図柄13A,13B,13Cを停止する際に、左、右の各特別図柄13A,13Cが同じ図柄になって先に停止した状態で、中特別図柄13Bが変動表示されたリーチ状態になる場合がある。リーチ状態になると、液晶画面13Gには所定のリーチ演出画像(例えば、キャラクタ画像)が表示される。なお、リーチ状態とは、「可変表示部の特別図柄が可変開始された後、図柄制御が進行して表示結果が停止表示される前段階において、特定の表示態様大当りの組み合わせが表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状態」であれば、上記のように例示した、左、右の各特別図柄13A,13Cが同じ図柄のものに限定されない。
ここで、液晶画面13Gにて特別図柄13A,13B,13Cが変動表示している最中又は「大当り遊技」の最中に各始動入賞口14A,14Bに入賞した遊技球の数は、所定の限度数まで累積カウント(保留)され、特別図柄13A,13B,13Cが外れの図柄組み合わせで停止表示又は「大当り遊技」が終了すると、その保留記憶に基づいて再び、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が開始される。なお、本実施形態の累積カウント数(保留数)は、液晶画面13Gの右下隅の特別図柄保留数表示部37の点灯数によって遊技者に報知される。また、特別図柄の判定結果が、液晶画面13Gで表示される特別図柄13A,13B,13Cと連動して、図示しない複数のLEDの点灯パターンによって表示される。
大入賞口15は、遊技板11の前面に開放して横長形状をなしており、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、上記したように特別図柄13A,13B,13Cがゾロ目で停止表示した場合、可動扉15Tが前側に倒れて大入賞口15が開放し(図2に示す状態)、可動扉15Tをガイドにして大入賞口15に遊技球が入賞可能になる。大入賞口15に遊技球が入賞すると予め定められた所定数の遊技球(賞球)が上皿26に払い出される。
ここで、可動扉15Tが開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの終了条件が先に満たされた場合に終了する。また、「大当り遊技」は、最大で、例えば16ラウンドまで継続される。
さて、図4には、本発明の「入賞口」に係る側部大入賞口50が示されている。本実施形態のパチンコ遊技機10では、「大当り遊技」の終了後に予め設定された回数まで通常遊技状態よりも遊技者が有利になる「特典遊技」が実行され、特典遊技中に遊技球が第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに入賞し、当否判定結果が「当り」となった場合に、遊技領域R1の下部領域に設けられた大入賞口15に代わって、左側部領域に設けられた側部大入賞口50が開放される構成になっている。また、特典遊技は、特別図柄の当否判定が当りとなる確率が通常時(3/630)に比較して高く(30/630)なる確変遊技状態となると共に、第1及び第2の始動ゲート18A,18Bにおける当否判定の「当り」の発生確率が高くなり、第2の始動入賞口14Bに入賞し易くなる時短状態になる遊技状態や、確変遊技状態だけの場合、時短状態だけの場合などが含まれる。
側部大入賞口50は、図2に示すように、表示装飾枠23における湾曲部23Cの下方側に配置され、遊技板11の前面に開放した矩形状の前面開口50Kを有し、その前面開口50Kが、常には、前後回動蓋50Tにて閉鎖されている(図2及び図3に示す状態)。前後回動蓋50Tは、平板形状をなし、その下縁部を中心に前後に回動可能になっている。そして、所定の条件が成立すると、前後回動蓋50Tがラウンド毎に所定期間(例えば、前後回動蓋50Tの開放時間が30秒に達したか、又は側部大入賞口50に遊技球が10個入賞したか、の何れかなどの終了条件が先に満たされるまでの期間)に亘って前側に倒されて、前後回動蓋50Tの上縁部と前面開口50Kの上縁部との間に側部大入賞口50が形成され、遊技球が入賞可能となる。
ここで、前面開口50Kは、表示装飾枠23の突出部23Bが上方側(真上)に位置することによって上方側が覆われていると共に、その右開口縁が表示装飾枠23の進入規制壁23Dと連接されている(面一になっている)ので、表示装飾枠23の湾曲部23Cと側部大入賞口50とに囲まれた湾曲領域(奥面部側)に遊技球が流下すると、遊技球が表示装飾枠23の進入規制壁23Dに案内されて側部大入賞口50に入賞し易くなる。即ち、遊技球が入球ゲート18Gよりガイドレール側、即ち、第2流下経路L2を流下するよりも、表示装飾枠23の湾曲部23Cと側部大入賞口50とに囲まれた湾曲領域(奥面部側)、即ち、第3流下経路L3を遊技球が流下する方が側部大入賞口50に入賞し易くなっている。一方、前後回動蓋50Tが後側に回動して閉状態となると、遊技球が前後回動蓋50Tの前方を通過するようになっている。なお、側部大入賞口50に遊技球が入賞すると、予め定められた所定数の遊技球(賞球)が上皿26に払い出される。
側部大入賞口50の左開口縁には、表示装飾枠23と一体に成形され、遊技板11の前面側から突出した誘導部材60が設けられている。誘導部材60は、第1の始動ゲート18Aの入球ゲート18Gの真下に配置され、ガイドレール12に向かって斜め上方に延びている(ガイドレール12側から側部大入賞口50に向かって斜め下方に延びている)。また、誘導部材60は、その側部大入賞口50側の端部が、図4に示すように前後回動蓋50Tが前側に倒されたときに前後回動蓋50Tの上端部の高さになるように設定されると共に、その上面である入賞ガイド面60Gが前面開口50Kに向かって傾斜した平坦な傾斜面になっている。これにより、遊技球をスムーズに側部大入賞口50に誘導することができる構成になっている。
また、遊技領域R1の左側部領域のうち表示装飾枠23側と反対のガイドレール12側には、遊技球を複数の流下領域に分割可能な釘11Nが複数設けられおり、それら釘11Nによって遊技球が誘導部材60に誘導されるか又は、誘導部材60の左側方に設けられた側方外れ球通過路L4を通って下方に案内される構成になっている。
ここで、側部大入賞口50の入賞入口について詳説する。「入賞入口」とは、「入賞口又は当該入賞口に連なる遊技釘等(遊技部材)で構成される遊技球の流下経路のうち、入賞口から最も離れた位置にあるもの」のことであり、「入賞口に連なる遊技釘等」とは、遊技釘間を遊技球が通過できないように遊技釘等を連続配置したもののことをいう。即ち、遊技球を側部大入賞口50に案内する表示装飾枠23の進入規制壁23D及び誘導部材60の入賞ガイド面60Gは、「入賞口に連なる遊技釘等」に相当する。なお、一般に、遊技球の直径は11mm、釘の柱部分の直径は1.85mm、釘の頭部分の直径は4.2mmになっている。
誘導部材60のうち遊技球を側部大入賞口50にガイドする入賞ガイド面60Gの最上端位置を最上端位置P0(円弧の場合は円弧の頂点)とし、その最上端位置P0から水平に延ばした線分H(図4に示す一点鎖線)と表示装飾枠23との交点を交差部P1とする。そして、この線分Hを、入賞ガイド面60Gの最上端位置P0を中心に表示装飾枠23の進入規制壁23Dに沿って上方(図4における反時計回り方向)に回動していくと、線分Hが交差部P3に至ったときに、線分Hが初めて第1の始動ゲート18Aの入球ゲート18Gの右下角部P2に接する。このときの最上端位置P0と交差部P3とを結ぶ線分Hが、側部大入賞口50の入賞境界線分Nとなり、側部大入賞口50への実質的な入賞入口と見なすことができる。
また、ここで、大入賞口の入賞入口は55mmを越え135mm以下に規定されているため、第1の始動ゲート18Aは、入賞境界線分Nの長さが上記の範囲内になるように配置されている。なお、「大入賞口」とは、「入賞口のうち役物が作動した場合に著しく入賞が容易になる入賞口」のことである。また、本実施形態では、本発明に係る「入賞口」として大入賞口(側部大入賞口50)を例にとって入賞入口を説明したが、例えば、入賞境界線分Nの長さが55mm以下の場合には、開閉式の始動入賞口における入賞入口として本発明を適用することが可能であり、入賞境界線分Nの長さが13mm以下の場合には、ゲート及び開閉式ではない始動入賞口における入賞入口として本発明を適用することが可能となる。
そして、この入賞境界線分Nと入賞ガイド面60Gと表示装飾枠23とで囲まれた領域(図4に示す斜線のハッチング部分)が、入賞境界線分Nと入賞ガイド面60Gと表示装飾枠23とに囲まれていない領域よりも側部大入賞口50に遊技球が入賞し易い高確率流下領域Kとなる。高確率流下領域Kは、遊技球を1つ以上進入可能である(含むことができる)と共に、遊技球を複数の流下経路に分割可能な釘11Nが複数設けられていないので、高確率流下領域K内での遊技球の流下方向の変化が少なく、高確率流下領域Kに流下した遊技球のほとんどが側部大入賞口50に入賞し易いようになっている。また、表示装飾枠23(演出部材側縁突壁)と入賞境界線分Nとの交差部P1に遊技球が入球可能な入球部を設けることなく、実質的な入賞入口を構成することが可能となる。なお、第1の始動ゲート18Aの入球ゲート18Gが、本発明の「流下経路分割突部」に相当する。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。操作ノブ28を操作して複数の遊技球を、順次、遊技領域R1に打ち込むと、それら遊技球が釘11Nや表示装飾枠23の段差部23Aに衝突して遊技領域R1の左側部領域に流下するものと、段差部23Aを乗り越えて遊技領域R1の右側部領域に流下するものとに打ち分けられる。そして、左側部領域に流下した遊技球が段差部23Aから突出部23Bの側方を流下して湾曲部23Cの側方に至ると、複数の釘11Nによって流下経路が複数に分割され、その一部の遊技球が、入球ゲート18Gより左側の第2流下経路L2を流下し、別の一部が入球ゲート18Gより表示装飾枠23側の第3流下経路L3を流下し、また別の一部が入球ゲート18Gを通過する第1流下経路L1を流下する(図4参照)。
このとき、遊技球が入球ゲート18Gを通過した場合には、普通図柄当否判定が実行され、その当否判定結果が普通図柄表示領域38に報知される。そして、流下方向をランダムに変化させながら流下した遊技球のうちのいくつかが第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに入賞する。そして、入賞を起因に所定数の遊技球(賞球)が上皿26に払い出されると共に当否判定が行われ、その当否判定結果が液晶画面13Gに表示される。即ち、当否判定の結果に基づいて液晶画面13Gにおいて、3つの特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロール表示された後、左、右、中の順番で特別図柄13A,13B,13Cが停止表示され、それら特別図柄13A,13B,13Cが同一であるか否かによって当否判定結果が報知される。
当否判定結果が「当り」の場合には、左、中、右の全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄で停止表示されて、その後、「大当り遊技」が開始される。即ち、大入賞口15を閉鎖していた可動扉15Tが所定期間に亘って前方に倒れ、遊技領域R1を流下する遊技球が可動扉15Tを案内にして大入賞口15に入賞可能となる遊技が実行される。
「大当り遊技」が終了すると、本実施形態では、「特典遊技」が実行され、特典遊技中に当否判定の結果が当りとなると、大入賞口15に代わって側部大入賞口50が開放される大当り遊技が実行され、遊技領域R1のうち一側部領域(本実施形態では、左側部領域)に遊技者の注目を集めることができる。また、本実施形態の特典遊技では、通常の遊技状態に比べて遊技者に有利な確変遊技状態及び/又は時短状態となる。そして、遊技球が第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに入賞すると、所定数の遊技球(賞球)が上皿26に払い出されると共に当否判定が行われ、その当否判定の結果が「当り」の場合に、側部大入賞口50が開放される。すると、側部大入賞口50に遊技球が入賞可能となる。なお、本実施形態では、大当り遊技終了後に回数限定の特典遊技が実行されるように構成されているが、例えば、大当り時に特典遊技を実行するか否かを決定する構成としてもよいとする。また、特典遊技の実行回数を設定せず、次回大当りになるまで特典遊技を実行する構成としてもよいとする。
ここで、本実施形態では、側部大入賞口50の上方及び側方に、第1の始動ゲート18A及び釘11Nを配置し、さらに誘導部材60とガイドレール12との間を側方外れ球通過路L4とする構成としたので、遊技領域R1を流下した遊技球が、左側部領域を流下して第1の始動ゲート18Aや釘11Nに接触しながら高確率流下領域Kに入って側部大入賞口50に入賞するか、誘導部材60にガイドされて高確率流下領域Kに入って入賞するか、或いは、側部大入賞口50を外れて側方外れ球通過路L4を通過するかにランダムに分かれ、遊技者に遊技領域R1における側部領域での遊技球の流下に興味を抱かせることができる。
しかも、表示装飾枠23の湾曲部23Cと側部大入賞口50とに囲まれた湾曲領域(奥面部側)に遊技球が流下すると、高確率流下領域K内に入りやすく、側部大入賞口50に入賞し易くなる構成になっているので、遊技球が湾曲部23Cと側部大入賞口50とに囲まれた湾曲領域(奥面部側)の奥側に入り込むことに興味を抱かせて、遊技者を楽しませることができる。そして、図4に示す入賞境界線分N(入賞ガイド面60Gの最上端位置P0から湾曲部23C(奥面部)の交差点P3までのP0・P2・P3を結ぶ線分)を側部大入賞口50の実質的な入賞入口と見なすことができるので、遊技者は、入賞境界線分Nを通過した遊技球が高確率流下領域Kを移動して側部大入賞口50へと入賞する様子を視認して楽しむことができる。
さらに、本実施形態では、前後回動蓋50Tが開状態になったときに前後回動蓋50Tの上縁部と前面開口50Kの上縁部との間に側部大入賞口50が形成されるようにしたので、前後回動蓋50Tの開閉状態によって側部大入賞口50の前方を遊技球が通過可能な場合と、通過できない場合とを有することができ、常時開放した側部大入賞口を設けた場合に比べて、遊技領域R1における左側部領域での遊技球の流下に変化が生じて、より一層高い興味を抱かせることができる。
このように、本発明によれば、遊技領域R1における側部領域(左側部領域)に、第1の始動ゲート18Aを設けると共に、その下方に側部大入賞口50と誘導部材60とを配置して、側部大入賞口50の入賞入口を入賞境界線分Nと見なすことができる構成としたので、遊技領域R1における側部領域での遊技球の流下に、より一層高い興味を抱かせることができ、側部領域の有効利用を図ることが可能になる。
[第2実施形態]
本実施形態のパチンコ遊技機10Vを、図5に基づいて説明する。本実施形態は、高確率流下領域K内に釘11Nが設けられている点が前記第1実施形態と異なる。具体的には、高確率流下領域Kのうち、表示装飾枠23の進入規制壁23Dから遊技球1つ分未満離れた位置に釘11N(以下、この釘11Nを、他の釘11Nと区別するために、「障害釘11R」という)が配置され、障害釘11Rと表示装飾枠23との間を遊技球が通過不能な構成になっている。つまり、障害釘11Rによって高確率流下領域K内が複数の流下経路には分割されないものの、遊技球の流下方向を僅かに変化させることができる構成になっている。なお、高確率流下領域Kには、遊技球の流下経路を分割可能な流下経路分割突部がなければよく、遊技球の流下経路を分割せず単に遊技球と衝突し得るものであればよく、上記した「障害突部」としての障害釘11R以外に、樹脂などで構成された遊技部材であってもよい。また、障害突部は、1つでもよいし、複数設けた構成であってもよい。
このような構成においても、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、高確率流下領域K内の遊技球の流れに僅かな変化を生じさせることができ、遊技の趣向性を向上させることができる。
[第3実施形態]
本実施形態のパチンコ遊技機10Xを、図6に基づいて説明する。本実施形態は、側部大入賞口70の構成が前記第1実施形態と異なる。本実施形態の側部大入賞口70は、表示装飾枠23の進入規制壁23Dに設けられ、ガイドレール12に向かって開口している。また、側部大入賞口70は、常には、左右回動蓋70Tによって閉鎖されていて(図6に示す一点鎖線の状態)、所定の条件が成立すると、左右回動蓋70Tの下端部を中心に反時計回りに回動して側部大入賞口70が開状態となり、左右回動蓋70T(本発明の「誘導部材」に相当する)における側部大入賞口70と対向する内側面をガイドにして(本発明の「入賞ガイド面」に相当する)、遊技球が側部大入賞口70に入賞可能となる。
そして、本実施形態では、左右回動蓋70Tが反時計回りに回動して停止した状態における左右回動蓋70Tの最上端位置P0から延びる線分Hを上方(図6における反時計回り)に回動していき、第1の始動ゲート18Aと右下角部P2と接したときの線分Hが、入賞境界線分N(入賞ガイド面60Gの最上端位置P0から湾曲部23C(奥面部)の交差点P3までのP0・P2・P3を結ぶ線分)となる。このような構成においても、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第4実施形態]
本実施形態のパチンコ遊技機10Yを、図7に基づいて説明する。本実施形態では、表示装飾枠23Vの形状が、前記第1実施形態の表示装飾枠23と異なる。本実施形態の表示装飾枠23Vは、その左外縁部が段差部23A(図2参照)から略鉛直に屈曲して、直線状に延びた構成になっている。このような構成においても、入賞境界線分N(入賞ガイド面60Gの最上端位置P0から表示装飾枠23(演出部材側縁突壁)の交差点P3までのP0・P2・P3を結ぶ線分)を構成し、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、パチンコ遊技機に本発明を適用していたが、遊技機であれば、コイン遊技機やスロットマシン、アレンジボール等に備えてもよい。
(2)前記実施形態の誘導部材60における入賞ガイド面60Gは、平坦な傾斜面であったが、例えば、湾曲した面であってもよい。
(3)前記実施形態では、流下経路分割突部(第1の始動ゲート18A)が遊技領域R1における左側部領域に配置されていたが、右側部領域であってもよいし、左右両側部領域に配置された構成であってもよい。
(4)本発明は、前記第1〜第4の実施形態に限るものではなく、例えば、図8に示すように、側部大入賞口50及び誘導部材60の代わりに側部大入賞口70と左右回動蓋70Tとを備えた構成のものであってもよい。
なお、前記実施形態を概念化すると、以下の[1]〜[5]の発明となる。
[1]遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、
前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域を囲む包囲壁と、
前記遊技領域に配置され、遊技状況に応じた演出を行う遊技演出部材と、
前記遊技演出部材の側縁部に配置されて前記遊技板の前面から突出し、前記遊技板の左右方向で前記包囲壁に対向した演出部材側縁突壁と、
前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域のうち前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁とに挟まれた側部領域を、遊技球が流下可能な複数の流下経路に分割する複数の流下経路分割突部とを備えた遊技機において、
前記側部領域のうち前記複数の流下経路分割突部の下方には、
前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面と隣り合わせに配置されて上方に開口するか又は、前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に開口するかして、遊技球が入球又は通過可能であると共に入球又は通過したときに遊技者に利益を付与する入賞口と、
前記入賞口の開口縁から前記包囲壁に向かって斜め上方に延びて前記入賞口に遊技球を誘導可能な入賞ガイド面を有する誘導部材と、
前記誘導部材と前記包囲壁との間に設けられ、前記入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路とが備えられ、
前記入賞ガイド面の最上端位置と前記演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、前記入賞ガイド面の最上端位置を中心に下方から上方に回動して最初に前記流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とすると共に、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも前記入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とし、その高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになるように前記複数の流下経路分割突部を配置し、かつ前記演出部材側縁突壁と前記入賞境界線分との交差部には遊技球が入球可能な入球部を設けないことを特徴とする遊技機。
[2]前記遊技板の前面には、前記演出部材側縁突壁と隣り合わせになる位置に前面開口が形成され、その前面開口の下縁部を中心にして前後に回動する前後回動蓋を設けて、前記前後回動蓋が前側に回動して開状態になったときは前記前後回動蓋と前面開口との間に前記入賞口が形成される一方、前記前後回動蓋が後側に回動して閉状態になったときは前記前後回動蓋の前方を遊技球が通過可能となるように構成したことを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[3]前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に前記入賞口が開口すると共に、その入賞口の下縁部を中心にして左右に回動して前記入賞口を開閉する左右回動蓋を設け、前記入賞口を開いたときの前記左右回動蓋を前記誘導部材としたことを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[4]前記演出部材側縁突壁に前記包囲壁に向かって突出した突出部を設け、その突出部の下方に前記入賞口を配置すると共に、前記入賞境界線分が前記演出部材側縁突壁における前記突出部から下方に延びる奥面部と交差するように構成されたことを特徴とする[1]乃至[3]の何れか1に記載の遊技機。
[5]前記入賞境界線分が接する前記流下経路分割突部は、遊技球が内側を通過可能な門形構造をなした入球ゲートであり、前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁との間が、前記入球ゲートの内側の第1流下経路と、前記入球ゲートより前記包囲壁側の第2流下経路と、前記入球ゲートより前記演出部材側縁突壁側の第3流下経路とに分割されていることを特徴とする[1]乃至[4]の何れか1に記載の遊技機。
[1]の遊技機では、遊技領域における側部領域が、複数の流下経路分割突部によって複数の流下経路に分割されている。そして、側部領域のうち複数の流下経路分割突部の下方に、遊技球が入球又は通過可能な入賞口を設けて、演出部材側縁突壁側に配置すると共に、入賞口の開口縁から包囲壁に向かって斜め上方に延びて入賞口に遊技球を誘導可能な誘導部材を備え、さらに、誘導部材と包囲壁との間を、入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路としたので、側部領域を流下して入賞口に直接入賞するか、誘導部材にガイドされて入賞するか、或いは、入賞口から外れて側方外れ球通過路を通過するかにランダムに分かれ、遊技領域における側部領域での遊技球の流下に興味を抱かせることができる。ここで、誘導部材のうち遊技球を入賞口にガイドする入賞ガイド面の最上端位置と演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、入賞ガイド面の最上端位置を中心に上方に回動して最初に流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とし、その入賞境界線分と入賞ガイド面と演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、入賞境界線分と入賞ガイド面と演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とすると、高確率流下領域内には流下経路分割突部が無いことになるので、高確率流下領域内での遊技球の流下方向の変化は少ない。つまり、入賞境界線分を入賞口への実質的な入賞口と見なすことができる。そして、高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになっているので、実質的な入賞口である入賞境界線分を通過した遊技球が高確率流下領域を移動して入賞口へと入球する様子を遊技者は、視認して楽しむことができる。これにより、遊技領域における側部領域での遊技球の流下により一層高い興味を抱かせることができ、側部領域の有効利用を図ることが可能になる。なお、高確率流下領域には、遊技球の流下経路を複数に分割する流下経路分割突部がなければよく、遊技球の流下経路を分割せずに単に遊技球と衝突し得る障害突部であれば、高確率流下領域に設けてもよいし、また設けなくてもよい。具体的には、例えば、障害突部を設ける場合は、演出部材側縁突壁から遊技球1つ分未満離れた位置に障害突部としての障害釘や、遊技板から突出した障害突壁を設けてもよいし、また障害突部を設けなくてもよい。
[2]の発明によれば、遊技板の前面のうち演出部材側縁突壁と隣り合わせになる位置に前面開口を設けて、その前面開口の下縁部を中心に回動する前後回動蓋で開閉可能とし、前後回動蓋が開状態になったときに前後回動蓋と前面開口との間に入賞口が形成されるようにしたので、常時開放した入賞口を設けた場合に比べて、遊技領域における側部領域での遊技球の流下に変化が生じて、より一層高い興味を抱かせることができ、側部領域の有効利用を図ることができる。
[3]の発明によれば、演出部材側縁突壁のうち包囲壁との対向面に開口した入賞口を設けて、その入賞口の下縁部を中心にして左右に回動する左右回動蓋にて入賞口が開閉されるので、常時開放した入賞口を設けた場合に比べて、遊技領域における側部領域での遊技球の流下に変化が生じて、より一層高い興味を抱かせることができ、側部領域の有効利用を図ることができる。
[4]の発明によれば、演出部材側縁突壁に包囲壁に向かって突出した突出部を設け、その突出部の下方に入賞口を配置したので、突出部の上端部で側部領域が絞られると共に、突出部を通過したところで側部領域が広がることになり、遊技球の流下に変化が生じる。また、入賞境界線分が演出部材側縁突壁における突出部から下方に延びる奥面部と交差するように構成されているので、奥面部側に遊技球が流下すると、入賞境界線分を超えて入賞口に入賞し易くなる。即ち、遊技球が側部領域を比較的真っ直ぐ流下するよりも、奥面部側に向かって流下した方が入賞口に入賞し易くなる。これにより、遊技球が演出部材側辺突壁における奥面部側に入り込むことに興味を抱かせて、遊技者を楽しませることができる。
[5]の発明によれば、入賞境界線分が接する流下経路分割突部を入球ゲートにしたので、釘にした場合に比べて、側部領域における遊技球の流下が複雑になり、趣向性が向上する。
10,10V,10W,10X,10Y パチンコ遊技機
11R 障害釘
12 ガイドレール(包囲壁)
13 メイン表示装置(遊技演出部材)
18A 第1の始動ゲート
18G 入球ゲート(流下経路分割突部)
23,23V 表示装飾枠(演出部材側辺突壁)
23B 突出部
23C 湾曲部(奥面部)
23D 進入規制壁
50,70 側部大入賞口(入賞口)
50K 前面開口
50T 前後回動蓋
60 誘導部材
60G 入賞ガイド面
70T 左右回動蓋(誘導部材)
K 高確率流下領域
L1 第1流下経路
L3 第2流下経路
L3 第3流下経路
L4 側方外れ球通過路
N 入賞境界線分

Claims (2)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、
    前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域を囲む包囲壁と、
    前記遊技領域に配置され、遊技状況に応じた演出を行う遊技演出部材と、
    前記遊技演出部材の側縁部に配置されて前記遊技板の前面から突出し、前記遊技板の左右方向で前記包囲壁に対向した演出部材側縁突壁と、
    前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域のうち前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁とに挟まれた側部領域を、遊技球が流下可能な複数の流下経路に分割する複数の流下経路分割突部とを備えた遊技機において、
    前記側部領域のうち前記複数の流下経路分割突部の下方には、
    前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面と隣り合わせに配置されて上方に開口するか又は、前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に開口するかして、遊技球が入球又は通過可能であると共に入球又は通過したときに遊技者に利益を付与する入賞口と、
    前記入賞口の開口縁から前記包囲壁に向かって斜め上方に延びて前記入賞口に遊技球を誘導可能な入賞ガイド面を有する誘導部材と、
    前記誘導部材と前記包囲壁との間に設けられ、前記入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路とが備えられ、
    前記入賞ガイド面の最上端位置と前記演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、前記入賞ガイド面の最上端位置を中心に下方から上方に回動して最初に前記流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とすると共に、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも前記入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とし、その高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになるように前記複数の流下経路分割突部を配置し、かつ前記演出部材側縁突壁と前記入賞境界線分との交差部には遊技球が入球可能な入球部を設けないように構成し、
    前記入賞境界線分が接する前記流下経路分割突部は、遊技球が内側を通過可能な門形構造をなした入球ゲートであり、前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁との間が、前記入球ゲートの内側の第1流下経路と、前記入球ゲートより前記包囲壁側の第2流下経路と、前記入球ゲートより前記演出部材側縁突壁側の第3流下経路とに分割されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に前記入賞口が開口すると共に、その入賞口の下縁部を中心にして左右に回動して前記入賞口を開閉する左右回動蓋を設け、前記入賞口を開いたときの前記左右回動蓋を前記誘導部材としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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