JP5802913B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、サブガイド部の他端部は、入賞ガイド面の最上端位置の真上の近傍に配置されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、サブガイド部の傾斜方向の途中に、遊技球が下方に向け得る遊技球1つ分の陥落口が設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機において、入賞境界線分が接する流下経路分割突部は、遊技球が内側を通過可能な門形構造をなした入球ゲートであり、演出部材側縁突壁と包囲壁との間が、入球ゲートの内側の第1流下経路と、入球ゲートより包囲壁側の第2流下経路と、入球ゲートより演出部材側縁突壁側の第3流下経路とに分割されているところに特徴を有する。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、以下の説明において、遊技者がパチンコ遊技機10と対向する方向を「前後方向」といい、パチンコ遊技機10のうち遊技者と対向する面を「前面」、その反対側の面を「後面」ということとする。また、パチンコ遊技機10を構成する各部位又は各部品の説明において「右側」とは、パチンコ遊技機10の前面側からその各部位又は各部品を見た場合の右側をいい、その反対側を「左側」ということとする。
本実施形態のパチンコ遊技機10Vを、図5に基づいて説明する。本実施形態は、高確率流下領域K内に釘11Nが設けられている点が前記第1実施形態と異なる。具体的には、高確率流下領域Kのうち、表示装飾枠23の進入規制壁23Dから遊技球1つ分未満離れた位置に釘11N(以下、この釘11Nを、他の釘11Nと区別するために、「障害釘11R」という)が配置され、障害釘11Rと表示装飾枠23との間を遊技球が通過不能な構成になっている。つまり、障害釘11Rによって高確率流下領域K内が複数の流下経路には分割されないものの、遊技球の流下方向を僅かに変化させることができる構成になっている。なお、高確率流下領域Kには、遊技球の流下経路を分割可能な流下経路分割突部がなければよく、遊技球の流下経路を分割せず単に遊技球と衝突し得るものであればよく、上記した「障害突部」としての障害釘11R以外に、樹脂などで構成された遊技部材であってもよい。また、障害突部は、1つでもよいし、複数設けた構成であってもよい。
本実施形態のパチンコ遊技機10Xを、図6に基づいて説明する。本実施形態は、側部大入賞口70の構成が前記第1実施形態と異なる。本実施形態の側部大入賞口70は、表示装飾枠23の進入規制壁23Dに設けられ、ガイドレール12に向かって開口している。また、側部大入賞口70は、常には、左右回動蓋70Tによって閉鎖されていて(図6に示す一点鎖線の状態)、所定の条件が成立すると、左右回動蓋70Tの下端部を中心に反時計回りに回動して側部大入賞口70が開状態となり、左右回動蓋70T(本発明の「誘導部材」に相当する)における側部大入賞口70と対向する内側面をガイドにして(本発明の「入賞ガイド面」に相当する)、遊技球が側部大入賞口70に入賞可能となる。
本実施形態のパチンコ遊技機10Yを、図7に基づいて説明する。本実施形態では、表示装飾枠23Vの形状が、前記第1実施形態の表示装飾枠23と異なる。本実施形態の表示装飾枠23Vは、その左外縁部が段差部23A(図2参照)から略鉛直に屈曲して、直線状に延びた構成になっている。このような構成においても、入賞境界線分N(入賞ガイド面60Gの最上端位置P0から表示装飾枠23(演出部材側縁突壁)の交差点P3までのP0・P2・P3を結ぶ線分)を構成し、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
[1]遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、
前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域を囲む包囲壁と、
前記遊技領域に配置され、遊技状況に応じた演出を行う遊技演出部材と、
前記遊技演出部材の側縁部に配置されて前記遊技板の前面から突出し、前記遊技板の左右方向で前記包囲壁に対向した演出部材側縁突壁と、
前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域のうち前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁とに挟まれた側部領域を、遊技球が流下可能な複数の流下経路に分割する複数の流下経路分割突部とを備えた遊技機において、
前記側部領域のうち前記複数の流下経路分割突部の下方には、
前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面と隣り合わせに配置されて上方に開口するか又は、前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に開口するかして、遊技球が入球又は通過可能であると共に入球又は通過したときに遊技者に利益を付与する入賞口と、
前記入賞口の開口縁から前記包囲壁に向かって斜め上方に延びて前記入賞口に遊技球を誘導可能な入賞ガイド面を有する誘導部材と、
前記誘導部材と前記包囲壁との間に設けられ、前記入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路とが備えられ、
前記入賞ガイド面の最上端位置と前記演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、前記入賞ガイド面の最上端位置を中心に下方から上方に回動して最初に前記流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とすると共に、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも前記入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とし、その高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになるように前記複数の流下経路分割突部を配置し、かつ前記演出部材側縁突壁と前記入賞境界線分との交差部には遊技球が入球可能な入球部を設けないことを特徴とする遊技機。
11R 障害釘
12 ガイドレール(包囲壁)
13 メイン表示装置(遊技演出部材)
18A 第1の始動ゲート
18G 入球ゲート(流下経路分割突部)
23,23V 表示装飾枠(演出部材側辺突壁)
23B 突出部
23C 湾曲部(奥面部)
23D 進入規制壁
50,70 側部大入賞口(入賞口)
50K 前面開口
50T 前後回動蓋
60 誘導部材
60G 入賞ガイド面
70T 左右回動蓋(誘導部材)
K 高確率流下領域
L1 第1流下経路
L3 第2流下経路
L3 第3流下経路
L4 側方外れ球通過路
N 入賞境界線分
Claims (5)
- 遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、
前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域を囲む包囲壁と、
前記遊技領域に配置され、遊技状況に応じた演出を行う遊技演出部材と、
前記遊技演出部材の側縁部に配置されて前記遊技板の前面から突出し、前記遊技板の左右方向で前記包囲壁に対向した演出部材側縁突壁と、
前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域のうち前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁とに挟まれた側部領域を、遊技球が流下可能な複数の流下経路に分割する複数の流下経路分割突部とを備えた遊技機において、
前記側部領域のうち前記複数の流下経路分割突部の下方には、
前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面と隣り合わせに配置されて上方に開口するか又は、前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に開口するかして、遊技球が入球又は通過可能であると共に入球又は通過したときに遊技者に利益を付与する入賞口と、
前記入賞口の開口縁から前記包囲壁に向かって斜め上方に延びて前記入賞口に遊技球を誘導可能な入賞ガイド面を有する誘導部材と、
前記誘導部材と前記包囲壁との間に設けられ、前記入賞口から外れた遊技球が通過可能な側方外れ球通過路とが備えられ、
前記入賞ガイド面の最上端位置と前記演出部材側縁突壁とを水平に結ぶ線分を、前記入賞ガイド面の最上端位置を中心に下方から上方に回動して最初に前記流下経路分割突部に接したときのその線分を入賞境界線分とすると共に、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれた領域を、前記入賞境界線分と前記入賞ガイド面と前記演出部材側縁突壁とに囲まれていない領域よりも前記入賞口に入球又は通過し易い高確率流下領域とし、その高確率流下領域が1つ以上の遊技球が進入可能な大きさになるように前記複数の流下経路分割突部を配置し、かつ前記演出部材側縁突壁と前記入賞境界線分との交差部には遊技球が入球可能な入球部を設けないように構成し、
前記入賞境界線分が接する前記流下経路分割突部は、遊技球が内側を通過可能な門形構造をなし、内側を遊技球が通過したことを起因に遊技者に利益を付与する入球ゲートであり、前記演出部材側縁突壁と前記包囲壁との間が、前記入球ゲートの内側の第1流下経路と、前記入球ゲートより前記包囲壁側の第2流下経路と、前記入球ゲートより前記演出部材側縁突壁側の第3流下経路とに分割され、
前記第2流下経路のうち前記入球ゲートより下方側には前記入賞ガイド面に向かって下るように傾斜して遊技球を前記入賞ガイド面に案内するサブガイド部が備えられ、前記第3流下経路のうち前記入球ゲートより下方側には前記高確率流下領域が位置し、
前記第1流下経路のうち前記入球ゲートの鉛直下方には前記入賞ガイド面が位置し、且つ前記第1流下経路を前記入賞ガイド面まで鉛直下方に延ばした帯状領域内には前記流下経路分割突部を設けないように構成することで、前記第1流下経路が、まず遊技球が前記入球ゲートを通過することによって第1の利益を取得し、次に前記入賞口に入球又は通過することによって第2の利益を得ることを可能とする二重利益ルートとして構成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記サブガイド部の一端部は、前記包囲壁に対して遊技球の直径未満に隣接するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記サブガイド部の他端部は、前記入賞ガイド面の前記最上端位置の真上の近傍に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記サブガイド部の傾斜方向の途中に、遊技球が下方に向け得る遊技球1つ分の陥落口が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記演出部材側縁突壁のうち前記包囲壁との対向面に前記入賞口が開口すると共に、その入賞口の下縁部を中心にして左右に回動して前記入賞口を開閉する左右回動蓋を設け、前記入賞口を開いたときの前記左右回動蓋を前記誘導部材としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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