JP2014017730A - 監視システム - Google Patents

監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014017730A
JP2014017730A JP2012154840A JP2012154840A JP2014017730A JP 2014017730 A JP2014017730 A JP 2014017730A JP 2012154840 A JP2012154840 A JP 2012154840A JP 2012154840 A JP2012154840 A JP 2012154840A JP 2014017730 A JP2014017730 A JP 2014017730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
telephone number
area
destination telephone
disaster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012154840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5964677B2 (ja
Inventor
Kiyoshige Miura
清重 三浦
Toru Kato
亨 加藤
Akiyasu Ogawa
顕康 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2012154840A priority Critical patent/JP5964677B2/ja
Priority to CN201310286889.XA priority patent/CN103546721A/zh
Publication of JP2014017730A publication Critical patent/JP2014017730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5964677B2 publication Critical patent/JP5964677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】広域災害が発生した場合に、監視端末から発信される故障通報を円滑に処理することができ、復旧作業の効率を高めることができる監視システムの提供。
【解決手段】通信局30は、監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nからのダイヤル発信を受信したとき、振替先電話番号にて振替発信する振替発信手段33a,33b,33cを有すると共に、監視センター10,20は、設置地域40,50,60毎に異なる通報先電話番号を設定する通報先電話番号設定手段12a,22aと、設置地域40,50,60毎の単位時間当たりの故障通報の件数が閾値を超えた場合、広域災害地域と特定する災害地域検出手段12c,22cと、災害地域検出手段12c,22cが広域災害地域を特定したときに、通信局30に対し、広域災害地域を除く地域の監視端末の振替先電話番号を変更する振替先電話番号変更手段12b,22bとを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物に設置された設備機器を監視する監視システムに関する。
従来より、建物にはエレベーター等の種々の設備機器が設置されており、設備機器に故障が発生した際に復旧作業を迅速に行うために設備機器の状態を監視する監視システムが設けられるようになっている。このような監視システムは、設備機器の故障を検出して故障通報を発信する監視端末と、この監視端末と一般回線を介して接続され、監視端末から故障通報を受信して設備機器を監視する監視センターとを備えている。
この監視センターは、例えば監視端末から設備機器の故障通報を受信すると、この故障通報に基づいて復旧作業を担当する保守員を選任し、選任した保守員を故障が発生した設備機器のある建物へ派遣するようにしている。そして、建物に到着した保守員は、故障が発生した設備機器に対して復旧作業を行うことにより、当該設備機器を早期に復旧させることができる。
ここで、監視センターの監視対象は、担当として割り当てられた地域に含まれる複数の建物の設備機器に渡るので、仮に監視対象の地域に広域災害が発生した場合には、この地域に含まれる多くの建物の設備機器が同時に故障し易くなり、監視端末から発信される故障通報が増加する。特に、広域災害として例えば地震が発生した場合には、監視端末から通報される故障通報の中に早期の復旧が望まれる重要なものも含まれている。そのため、このような重要度の高い故障通報が重要度の低い故障通報に埋もれることにより、監視センターが重要度の高い故障通報に対して十分に対応できないことが問題になっていた。
そこで、複数の建物に、広域災害として例えば地震の発生を検出して地震検出信号を出力する地震計と、設備機器の故障を検出して故障検出信号を出力する故障検出手段と、これらの地震検出信号及び故障検出信号に応じて異常発報(故障通報)を送信する端末装置(監視端末)とをそれぞれ設け、これらの端末装置に電話回線(通信回線)を介して複数の監視センターを接続し、この監視センターにより複数の建物を遠隔的に監視するようにした遠隔監視装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術の遠隔監視装置は、端末装置に、地震検出信号の出力時に故障の重要度に応じて複数の監視センターのうちのいずれか1つを選択して異常発報を送信する送信制御部を備えている。従って、各監視センターの監視対象の地域に地震が発生し、その地域に含まれる複数の建物の設備機器が故障した場合には、送信制御部によって1つの監視センターが選択される。
そして、端末装置から送信された重要度の高い異常発報は、選択された当該監視センターへ送信されると共に、重要度の低い異常発報は、その他の監視センターへ送信されるので、送信制御部で選択された監視センターは、重要度の低い異常発報の処理に時間を取られることなく、重要度の高い異常発報の対応に専念することができる。ここで、送信制御部によって選択された監視センターの監視対象が広範囲に渡る場合には、当該監視センターの監視対象において地震が発生した地域と地震が発生していない地域が存在する。
特開平8−194879号公報
上述した特許文献1に開示された従来技術の遠隔監視装置は、地震が発生した地域を対象とした場合しか考慮していないので、送信制御部で選択された監視センターの監視対象において地震が発生した地域の建物の設備機器に故障が発生すると共に、地震が発生していない地域の建物の設備機器に地震に起因しない故障が発生した場合には、地震が発生していない地域に対しては送信制御部の制御が働かないので、重要度の高い異常発報の他に地震が発生していない地域に属する端末装置から通常の異常発報が当該監視センターへ送信される。そのため、当該監視センターに重要度の高い異常発報と通常の異常発報が集中することになるので、当該監視センターは、重要度の高い異常発報以外に対応の異なる通常の異常発報に対しても対応しなければならず、端末装置から送信される全ての異常発報に対して円滑に処理できないことが問題になっている。
また、従来技術の遠隔監視装置は、広域災害として地震が発生した場合に、例えば近接する2つの建物の端末装置から発信される異常発報のうち一方は重要度の高い異常発報であり、他方は重要度の低い異常発報であれば、これらの異常発報は送信制御部によって別々の監視センターへ送信されることになる。そのため、お互いの監視センターが上手く連携を取れなければ、異常発報の送信元の2つの建物が近接するにも拘わらず、各監視センターから2人の保守員が別々に各建物へ派遣されるので、復旧作業の効率が悪いことが問題になっている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、広域災害が発生した場合に、監視端末から発信される故障通報を円滑に処理することができ、復旧作業の効率を高めることができる監視システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の監視システムは、複数の地域にそれぞれ設置された複数の設備機器と、これらの各設備機器の故障を検出して故障通報を発信する複数の監視端末と、前記各監視端末と、通信回線及び通信局を介して遠隔的に接続され、前記各監視端末から前記故障通報を受信して前記各設備機器を監視する複数の監視センターとを備えた監視システムにおいて、前記通信局は、前記監視端末からのダイヤル発信を受信したとき、振替先電話番号にて振替発信する振替発信手段を有すると共に、前記監視端末に対し設置地域毎に異なる通報先電話番号を設定する通報先電話番号設定手段と、前記監視端末から前記設置地域毎の単位時間当たりの通報件数が閾値を超えた場合、広域災害地域と特定する災害地域検出手段と、この災害地域検出手段が広域災害地域を特定したときに、前記地域毎に予め定められた前記通報先電話番号を有する前記通信局に対し、特定した広域災害地域を除く地域に設置された前記監視端末の前記振替先電話番号を変更する振替先電話番号変更手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の監視システムによれば、広域災害が発生した場合に、監視端末から発信される故障通報を円滑に処理することができ、復旧作業の効率を高めることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る監視システムの一実施形態の構成を示す図である。 各地域に対する監視端末の通報先電話番号と振替先電話番号の対応関係を説明する図である。 本実施形態に備えられた監視端末、通信局、及び監視センターの動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に備えられた監視センターの動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る監視システムを実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る監視システムの一実施形態は、図1に示すように複数の地域、例えば3つの地域40,50,60にそれぞれ設けられた複数の建物(図示せず)と、これらの各建物に設置された複数の設備機器とを備えている。これらの各設備機器は、例えば地域40の各建物の昇降路内を昇降する乗かごを有するエレベーター43a,43b,・・・,43nと、地域50の各建物の昇降路内を昇降する乗かごを有するエレベーター53a,53b,・・・,53nと、地域60の各建物の昇降路内を昇降する乗かごを有するエレベーター63a,63b,・・・,63nとから成っている。また、本実施形態は、これらの各エレベーター43a〜43n,53a〜53n,63a〜63nの故障を検出して故障通報を発信する複数の監視端末を備えている。
これらの各監視端末は、例えば地域40の各建物のエレベーター43a〜43nを監視する監視端末41a,41b,・・・,41nと、地域50の各建物のエレベーター53a〜53nを監視する監視端末51a,51b,・・・,51nと、地域60の各建物のエレベーター63a〜63nを監視する監視端末61a,61b,・・・,61nとから成っている。
各監視端末41a〜41nは、例えば通報先電話番号を記憶する通報先電話番号記憶部42a,42b,・・・,42nを有し、監視対象のエレベーター43a〜43nの故障を検出したときに通報先電話番号記憶部42a〜42nに記憶された通報先電話番号を読出してダイヤル発信するようにしている。各監視端末51a〜51nは、例えば通報先電話番号を記憶する通報先電話番号記憶部52a,52b,・・・,52nを有し、監視対象のエレベーター53a〜53nの故障を検出したときに通報先電話番号記憶部52a〜52nに記憶された通報先電話番号を読出してダイヤル発信するようにしている。各監視端末61a〜61nは、例えば通報先電話番号を記憶する通報先電話番号記憶部62a,62b,・・・,62nを有し、監視対象のエレベーター63a〜63nの故障を検出したときに通報先電話番号記憶部62a〜62nに記憶された通報先電話番号を読出してダイヤル発信するようにしている。
また、本実施形態は、各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nと通信回線32を介して接続され、各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから故障通報を受信して各エレベーター43a〜43n,53a〜53n,63a〜63nを監視する後述の複数の監視センターと、通信回線32の途中に設けられ、各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nと各監視センターとの通信を中継する通信局30とを備えている。
この通信局30は、各監視端末から通報先電話番号のダイヤル発信を受けて振替電話番号にダイヤル発信する振替発信手段33a、33b、33cを有している。各監視端末の通報先電話番号、振替発信手段33a、33b、33cの振替先電話番号、及び最終的に通報を受信する監視センター10,20の電話番号の関係の詳細は図2で説明する。また、通信局30に通信回線32を介して監視センター10、20が接続されている。
具体的には、監視センター10は、例えば通信局30の各振替先電番号記憶部31a,31b,31cと通信の接続を行う通信装置11と、この通信装置11によって通信が接続されたときに各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61n及び通信局30に対して各種の処理を行う処理装置12と、この処理装置12に接続され、振替先電話番号及び各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nの通報先電話番号を格納する電話番号データベース13と、処理装置12に接続され、監視センター10の全体の操作を行う操作卓14とから構成されている。
同様に、監視センター20は、通信装置11に対応する通信装置21と、処理装置12に対応する処理装置22と、電話番号データベースに対応する電話番号データベース23と、操作卓14に対応する操作卓24とから構成されている。
監視センター10、20の処理装置12、22は、各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nの通報先電話番号記憶部42a〜42n,52a〜52n,62a〜62nに各監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nが異常を検出して通報する際の通報先電話番号を設定する通報先電話番号設定手段12a、22aと、監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから設置地域40,50,60毎の単位時間当たりの通報件数が閾値を超えた場合、広域災害地域と特定する災害地域検出手段12c,22cと、この災害地域検出手段12c,22cが広域災害地域を特定したときに、地域40,50,60毎に予め定められた通報先電話番号を有する通信局30に対し、特定した広域災害地域を除く地域に設置された監視端末の振替先電話番号を変更する振替先電話番号変更手段12b,22bとを有している。
ここで、図2に示すように、通信局30の振替先電話番号記憶部31a,31b,31cの電話番号は、例えばそれぞれxxxx−0001、xxxx−0002、xxxx−0003であり、監視センター10,20の電話番号(受電電話番号)は、例えばそれぞれyyyy−0001、yyyy−0002である。これらの電話番号の情報は、上述したように各監視センター10,20の電話番号データベース13,23に格納されている。
監視センター10内で常駐するオペレータは、例えば監視端末41a〜41n,51〜51nを立ち上げるときの初期設定において操作卓14を操作することにより、監視センター10が担当する地域40,50の監視端末41a〜41n,51a〜51nから監視センター10へダイヤル発信されるように設定している。
すなわち、通報先電話番号設定手段12aは、操作卓14の操作を受けて電話番号データベース13に格納された電話番号の中から振替先電話番号記憶部31a,31bの電話番号xxxx−0001,xxxx−0002を読出して各監視端末41a〜41n,51a〜51nの通報先電話番号記憶部42a〜42n,52a〜52nを当該電話番号xxxx−0001,xxxx−0002に設定するようにしている。
さらに、通報先電話番号設定手段12aは、操作卓14の操作を受けて電話番号データベース13に格納された電話番号の中から監視センター10の電話番号yyyy−0001を読出して各振替先電話番号記憶部31a,31bを当該電話番号yyyy−0001に設定するようにしている。
また、監視センター20内で常駐するオペレータは、例えば監視端末61a〜61nを立ち上げるときの初期設定において操作卓24を操作することにより、監視センター20が担当する地域60の監視端末61a〜61nから監視センター20へダイヤル発信されるように設定している。
すなわち、通報先電話番号設定手段22aは、操作卓24の操作を受けて電話番号データベース23に格納された電話番号の中から振替先電話番号記憶部31cの電話番号xxxx−0003を読出して各監視端末61a〜61nの通報先電話番号記憶部62a〜62nを当該電話番号xxxx−0003に設定するようにしている。
さらに、通報先電話番号設定手段22aは、操作卓24の操作を受けて電話番号データベース23に格納された電話番号の中から監視センター20の電話番号yyyy−0002を読出して振替先電話番号記憶部31cを当該電話番号yyyy−0002に設定するようにしている。
そして、災害地域検出手段12c,22cは、監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから設置地域40,50,60毎の単位時間当たりの通報件数と閾値とを比較しており、広域災害として例えば地域50に地震が発生した場合には、災害地域検出手段12cは、監視端末51a〜51nから設置地域50の単位時間当たりの通報件数が閾値を超えていれば、地域50を広域災害地域と特定するようになっている。
従って、振替先電話番号変更手段12bは、災害地域検出手段12cが地域50を広域災害地域と特定すると、地域40,50毎に予め定められた通報先電話番号xxxx−0001,xxxx−0002を有する通信局30の振替先電話番号記憶部31a、31bに対し、地域50以外の地域40に設置された監視端末41a〜41nの振替先電話番号yyyy−0001を例えばyyyy−0002へ変更するようになっている。すなわち、監視センター10が担当する地域50の監視端末51a〜51nから監視センター10へダイヤル発信されるように設定が維持されると共に、監視センター10が担当する地域40の監視端末41a〜41nから監視センター20へダイヤル発信されるように設定変更される。
一方、災害地域検出手段12cは、地域50に地震が発生しても、監視端末51a〜51nから設置地域50の単位時間当たりの通報件数が閾値を超えていなければ、そのまま設置地域50の単位時間当たりの通報件数と閾値とを比較し続けるようになっている。
次に、本実施形態における地域40,50,60に広域災害が発生していないときの監視端末41a〜41n,51a〜51n、61a〜61n,通信局30、及び監視センター10,20の動作を図3のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図3は本実施形態に備えられた監視端末、通信局、及び監視センターの動作を説明するフローチャートである。
本実施形態は、まず地域40,50,60において広域災害が発生していないときに例えば監視端末41aが監視するエレベーター43aが故障した場合には(ステップ(以下、Sと記す)101)、監視端末41aが通報先電話番号記憶部42aに記憶された通報先電話番号、すなわち通信局30aの振替先電話番号記憶部31aの電話番号xxxx−0001にダイヤル発信を行う(S102)。
通信局30は、監視端末41aによるダイヤル発信を受信すると、監視端末41aからの着呼が発生する(S201)。次に、通信局30は、振替先電話番号記憶部31aに記憶された振替先電話番号、すなわち監視センター10の電話番号yyyy−0001を読出してダイヤル発信を行う(S202)。
監視センター10の通信装置11は、通信局30によるダイヤル発信を受信すると、監視端末41aからの着呼が発生する(S301)。次に、通信装置11が監視端末41aからの着呼に応答すると、監視端末41aと監視センター10との通信が通信局30を経由して開始される(S103、S302)。そして、監視センター10は、監視端末41aからエレベーター43aの故障通報(広域災害に起因しない通常の故障通報)を受信する。
次に、監視端末41aと監視センター10との通信が完了すると、監視端末41a、通信局30、及び監視センター10は通信回線32の接続回線をそれぞれ開放する(S104、S203、S303)。そして、本実施形態における地域40,50,60に広域災害が発生していないときの監視端末41a〜41n,51a〜51n、61a〜61n,通信局30、及び監視センター10,20の動作を終了する。
次に、本実施形態における監視センター10において、地域40又は地域50に広域災害が発生したときの動作を図4のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
監視センター10の災害地域検出手段12cは、監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから設置地域40,50,60毎の単位時間当たりの通報件数と閾値とを比較し、当該通報件数が閾値を超えているかどうかを確認する(S401)。
このとき、災害地域検出手段12cは、当該通報件数が閾値を超えていないことを確認した場合には、手順S401の動作に戻り、そのまま当該通報件数と閾値とを比較し続ける。一方、手順S401において災害地域検出手段12cは、当該通報件数が閾値を超えたことを確認した場合には、地域40,50のうちどの地域に広域災害が発生したのか、すなわち地域40が広域災害地域であるのかどうかを判断すると共に(S402)、地域50が広域災害地域であるのかどうかを判断する(S404)。
手順S402において災害地域検出手段12cは地域40を広域災害地域と判断すると、振替先電話番号変更手段12bは、通信局30の振替先電話番号記憶部31bに設定された地域50の監視端末51a〜51nの振替先電話番号、すなわち監視センター10の受電電話番号yyyy−0001を監視センター20の受電電話番号yyyy−0002へ変更する(S403)。
手順S404において災害地域検出手段12cは地域50を広域災害地域と判断すると、振替先電話番号変更手段12bは、通信局30の振替先電話番号記憶部31aに設定された地域40の監視端末41a〜41nの振替先電話番号、すなわち監視センター10の受電電話番号yyyy−0001を監視センター20の受電電話番号yyyy−0002へ変更する(S405)。
一方、手順S402、S404において災害地域検出手段12cが地域40,50のどちらも広域災害地域でないと判断すると、手順S401の動作に戻る。手順S403又は手順S405の動作が実施されると、本動作を終了する。
このように構成した本実施形態によれば、広域災害が発生した広域災害地域において広域災害に起因する故障通報が増加するが、災害地域検出手段12c,22cが監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから設置地域40,50,60毎の単位時間当たりの通報件数と閾値と比較して広域災害地域を特定するようにしたので、例えば広域災害地域の重要度(緊急度)を高く判定し、すなわち広域災害地域の全ての故障通報を緊急を要する重要な故障通報であると判定し、広域災害地域以外の故障通報を緊急を要しない通常の故障通報であると判定することで地域40,50,60が広域災害地域であるかどうかに応じて故障通報の重要度を分別することができる。
本実施形態では、災害地域検出手段12c,22cによって例えば地域40が広域災害地域と特定された場合には、振替先電話番号変更手段12bは、通信局30の振替先電話番号記憶部31bに対し、広域災害地域である地域40以外の地域50に設置された監視端末51a〜51nの振替先電話番号を、当該地域50を担当する監視センター10以外の監視センター20の受電電話番号へ変更する。そのため、広域災害時に広域災害地域として特定された地域40から発信される重要な故障通報が広域災害の発生以前から地域40を担当している監視センター10へ通報されることにより、監視センター10のオペレータは土地勘もあり故障通報のあった担当営業所及び担当者も良く知っているので、増加した故障通報も手際よく処理することができる。
そして、広域災害地域以外の地域50から発信される広域災害に起因しない通常の故障通報の処理は他の監視センター20に委託されるので、監視センター10のオペレータは急増した広域災害に起因する故障通報の処理に専念することができる。なお、災害地域検出手段12c,22cによって地域50が広域災害地域と特定された場合も、上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
このように、本実施形態は、監視センター10,20側で災害地域検出手段12c,22cで広域災害地域を特定した上で、振替先電話番号変更手段12b,22bによって監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから発信される故障通報を地域単位で監視センター10,20へ適切に振り分けることができるので、監視端末41a〜41n,51a〜51n,61a〜61nから発信される故障通報を円滑に処理することができ、復旧作業の効率を高めることができる。
なお、本実施例では振替先電話番号変更手段12b,22bを監視センター10,20に設置した事例で説明したが、振替先電話番号変更手段12b、22bを広域災害対策本部のような監視センター10,20以外の事務所等に設置して運用することもできる。
10,20 監視センター
11,21 通信装置
12a,22a 通報先電話番号設定手段
12b,22b 振替先電話番号変更手段
12c、22c 災害地域検出手段
13,23 電話番号データベース
14,24 操作卓
30 通信局
31a,31b,31c 振替先電話番号記憶部
32 通信回線
33a,33b,33c 振替発信手段
40,50,60 地域
41a〜41n,51a〜51n,61a〜61n 監視端末
42a〜42n,52a〜52n,62a〜62n 通報先電話番号記憶部
43a〜43n,53a〜53n,63a〜63n エレベーター(設備機器)

Claims (2)

  1. 複数の地域にそれぞれ設置された複数の設備機器と、
    これらの各設備機器の故障を検出して故障通報を発信する複数の監視端末と、
    前記各監視端末と、通信回線及び通信局を介して遠隔的に接続され、前記各監視端末から前記故障通報を受信して前記各設備機器を監視する複数の監視センターとを備えた監視システムにおいて、
    前記通信局は、前記監視端末からのダイヤル発信を受信したとき、振替先電話番号にて振替発信する振替発信手段を有すると共に、
    前記監視端末に対し設置地域毎に異なる通報先電話番号を設定する通報先電話番号設定手段と、
    前記監視端末から前記設置地域毎の単位時間当たりの通報件数が閾値を超えた場合、広域災害地域と特定する災害地域検出手段と、
    この災害地域検出手段が広域災害地域を特定したときに、前記地域毎に予め定められた前記通報先電話番号を有する前記通信局に対し、特定した広域災害地域を除く地域に設置された前記監視端末の前記振替先電話番号を変更する振替先電話番号変更手段とを備えたことを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムにおいて、
    前記災害地域検出手段及び前記振替先電話番号変更手段は少なくとも前記監視センターに具備したことを特徴とする監視システム。
JP2012154840A 2012-07-10 2012-07-10 監視システム Active JP5964677B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154840A JP5964677B2 (ja) 2012-07-10 2012-07-10 監視システム
CN201310286889.XA CN103546721A (zh) 2012-07-10 2013-07-09 监视系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154840A JP5964677B2 (ja) 2012-07-10 2012-07-10 監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014017730A true JP2014017730A (ja) 2014-01-30
JP5964677B2 JP5964677B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=49969724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012154840A Active JP5964677B2 (ja) 2012-07-10 2012-07-10 監視システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5964677B2 (ja)
CN (1) CN103546721A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014579A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 フジテック株式会社 問い合わせ受付システム
JP6597949B1 (ja) * 2019-03-13 2019-10-30 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの通報処理装置およびエレベーターの通報処理システム
WO2020183669A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの通報処理装置およびエレベーターの通報処理システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112750280B (zh) * 2020-12-21 2022-03-25 武汉达梦数据技术有限公司 一种复合式地质灾害专业监测预警方法和装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215284A (ja) * 1993-01-12 1994-08-05 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd 遠隔監視装置
JP2008152439A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Hitachi Building Systems Co Ltd 遠隔監視システム
JP2008172525A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Hitachi Building Systems Co Ltd サービス窓口の電話受信設備

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8085911B2 (en) * 2006-02-28 2011-12-27 Honeywell International Inc. Central monitoring station with method to process call based on call source identification information

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215284A (ja) * 1993-01-12 1994-08-05 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd 遠隔監視装置
JP2008152439A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Hitachi Building Systems Co Ltd 遠隔監視システム
JP2008172525A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Hitachi Building Systems Co Ltd サービス窓口の電話受信設備

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014579A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 フジテック株式会社 問い合わせ受付システム
JP6597949B1 (ja) * 2019-03-13 2019-10-30 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの通報処理装置およびエレベーターの通報処理システム
WO2020183669A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの通報処理装置およびエレベーターの通報処理システム
WO2020183668A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの通報処理装置およびエレベーターの通報処理システム
JP6763485B1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-30 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの通報処理装置およびエレベーターの通報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5964677B2 (ja) 2016-08-03
CN103546721A (zh) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102057635B1 (ko) 엘리베이터 시스템
JP5964677B2 (ja) 監視システム
JP5905771B2 (ja) 通信障害支援システム
JP2012218854A (ja) 昇降機遠隔監視システム
JP2011201621A (ja) 広域災害復旧支援システム
JP2009135731A (ja) 無線ネットワーク制御装置およびその障害処理方法
JP6438875B2 (ja) ネットワーク監視装置およびネットワーク監視方法
JP6545379B2 (ja) エレベーターの状態情報通信装置及び遠隔監視システム
JP5877128B2 (ja) 監視システム
JP6096687B2 (ja) エレベーターの通話管理装置
JP2008172525A (ja) サービス窓口の電話受信設備
CN102938191A (zh) 特种设备应急救援系统及方法
WO2017177943A1 (zh) 一种单板保护倒换的方法、装置、系统及存储介质
JP6370741B2 (ja) 遠隔監視システム
JP4616696B2 (ja) エレベーターの管制運転情報収集装置
JP2010063010A (ja) 障害監視システム及び障害監視方法
JP2015014837A (ja) 遠隔監視システム
JP6381059B1 (ja) 警備装置、警備システム、通報送信方法及びプログラム
JP2013080291A (ja) 監視制御システム
JP5865762B2 (ja) 設備機器監視装置および設備機器監視方法
JP2011026106A (ja) 昇降機の災害時運転装置
JP2022111576A (ja) 情報処理システム、情報管理サーバ及び情報処理プログラム
JP6591186B2 (ja) 警備センターシステム
JP2008219132A (ja) 障害箇所検出装置
JPH08194879A (ja) 遠隔監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160406

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5964677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150