JP2009135731A - 無線ネットワーク制御装置およびその障害処理方法 - Google Patents

無線ネットワーク制御装置およびその障害処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は複数階層からなる機能装置が順次接続され,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置およびその障害処理方法に関し,サービス異常の障害を自律で監視し最短時間で障害の原因を検出して,安定したシステム運用を行うことを目的とする。
【解決手段】サービス異常を周期的に監視してサービス異常を検出する手段と,サービス異常を検出するとサービスの接続の経路上の使用装置を全て抽出する抽出部と,抽出されたサービス異常に共通する装置を被疑装置として抽出する被疑装置抽出部と,抽出された被疑装置を上位階層の装置から順番に運用側から待機側へ切替えて動作状態を判定する判定部を備え,判定により障害復旧が検出されると,切替えられた上位装置とその下位装置を被疑装置として出力し,障害が復旧しないで,切替えられた上位装置より下位の装置が存在すると下位装置について切替えと動作状態の判定を行うよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は無線ネットワーク制御装置およびその障害処理方法に関する。
図13は従来のWCDMA無線ネットワークのシステムの構成例である。図中,5はコアネットワーク,50は移動マルチメディア交換システム(MMSで表示:Mobile Multimedia Switching System) ,51は公衆網,6は無線ネットワーク,60は無線ネットワーク制御装置(RNCで表示:Radio Network Controler),61は無線基地局装置(BTSで表示:Base Transmitter Station) ,62は通信タワー,63は携帯端末である。携帯端末63と無線基地局装置61の間は無線による通信タワー62を介して制御信号の送受信が行われ,通話信号や高速のパケットの通信が無線基地局装置61は上位の無線ネットワーク制御装置60の間または,コアネットワーク5の移動マルチメディア交換システム50や公衆網51の相手端末との間で実行される。
図14は無線ネットワーク制御装置の構成例である。図中,60は無線ネットワーク制御装置(RNCで表示)であり,601は制御部,602は信号終端部を含むスイッチ部,603はハイウェイ(HW)を含む共通部,604は基本プロトコル変換部を持つ機能部,605は増設プロトコル変換部を持つ機能部,606は無線基地局装置(BTS)とのインタフェースを持つ機能部,607はコアネットワークのMMS向け回線インタフェースを含む機能部であり,601〜607の各部は2重化(ACT,SBYで表示)されている。61−1〜61−nはBTS,50はMMSであり,64は保守センタである。
無線ネットワーク制御装置60において各種のサービス(携帯端末に対する音声や,パケットによる通信)に対応して各機能装置601〜607を用いた制御動作が実行されるが,サービスの異常が発生すると,異常(または障害)を発生したことを表す信号や,警報(アラーム)が各部602〜607から制御部601や保守センタ64に通知される。保守センタ64の保守者は,障害発生時の状況や制御部601に保持する情報等から障害の発生原因と疑われる被疑装置を保守者が推定して手動で被疑装置と考えられる2重化された装置の中の運用側を待機状態に,待機側を運用状態に切替えて一定時間障害が復旧したかの動作を順番に繰り返すことにより異常箇所の切り離しを行い,切替えた装置を交換して復旧を行っている。
この図14の構成では601〜607の各装置は2重化されているが,それぞれの部位の特徴に応じて,2重化またはN+1の構成(N台の運用装置に対し1台の待機装置)で負荷分散,機能分散による冗長構成をとっており,そのため1システム内の装置である各部601〜607の個数は実際のシステムでは200を越える規模となり複雑化している。
無線ネットワーク制御装置60では,携帯電話と無線で通信を行うBTS(無線基地局)に対応して設けられたBTS向け回線インタフェース606または,コアネットワークと接続するMMS向け回線インタフェース607が共通部603と接続され,更に共通部603から基本プロトコル変換部604または増設プロトコル変換部605の何れかと接続され,更に共通部603,スイッチ部602の信号終端部と接続されて信号が終端される。信号終端部を含むスイッチ部602や共通部603等の各部は制御部601により制御される。
無線ネットワーク制御システム(無線ネットワーク制御装置と周辺の装置を含む)では高品質,大容量のサービスを実現するため安定した運用を継続する必要があり,障害発生時には直ちに障害箇所を特定し,システムから切り離すとともに,故障装置を交換して復旧させる必要がある。そのための従来の方法として,故障が発生すると,保守センタ64の保守者の操作により,2重化またはN+1構成の各部の装置の一つずつについて順番に運用状態の装置を待機状態に切替え,正常な機能を持つ待機状態の装置を運用状態に切替えて運用を行って一定時間障害が復旧したかの判定をして,復旧すれば待機状態に切替えた装置が被疑装置であると決定し,その装置を切り離し,復旧しないと次の装置について同様の切替えと動作と判定を順番に繰り返して行うという方法である。
しかし,このように無線ネットワーク制御システムを構成する各装置について2重化またはN+1構成について,人手による切替えと,試験動作と監視による判定を行う方法では,システムが複雑化し,大規模化している現状では,システム間制御通信(RNC−BTS間,RNC−MMS間,RNC−隣接RNC間等の制御通信)の異常や,サービス完了率(携帯電話の位置登録,発信,着信,終話,パケット通信が正常に行えた比率)低下などの障害発生時に,被疑となる装置を特定できずに障害が継続してしまうことがあるという問題がある。
また,無線ネットワーク制御装置では無線基地局装置(BTS)からの異常信号を受信しても無線ネットワーク制御装置内の送受信部(BTS向け回線インタフェース606)がタイミング異常等の障害を検出してアラームを発生するのみで,被疑箇所の特定を行われておらず,人手での状況解析による切り分けのみであり,回線で接続する相手BTS側に障害の原因があるのかの特定を早急に行って復旧させることが難しいという問題があった。
なお,従来の技術として,現用予備の切替過程において障害が発生した場合に障害状態に適合した復旧処理を行うための技術が存在する(特許文献1参照)。その技術では,情報処理システム内で発生した障害の種別を障害種別識別手段で識別し,識別した障害に対応して予め準備した復旧処理を選択して実行させる復旧処理選択手段と,発生した障害に関する障害情報を収集する障害情報収集手段とを設け,復旧処理を実行中に発生した障害に対しても障害種別を識別し,対応する処理を選択し障害情報を収集保存するというものである。
特開平5−120049号公報
上記したように,制御部,各種信号終端部,スイッチ部,回線インタフェース部,プロトコル変換部等の各部で構成された無線ネットワーク制御システムではシステムが複雑化しており,システム間制御通信(無線ネットワーク制御装置と無線基地局間,無線ネットワーク制御装置とコアネットワーク間,無線ネットワーク制御装置と隣接無線ネットワーク制御装置間等)の異常や,サービス完了率(携帯電話の位置登録,発信,着信,終話,パケット通信等が正常に完了した率)の低下等の障害(以後,サービス異常という)発生時に,被疑となる装置を特定できずに障害が継続してしまうという問題がある。
本発明は,無線ネットワーク制御システムにおいてサービス異常の障害を自律で監視し最短時間で障害の原因を検出して,安定したシステム運用を行うことができる無線ネットワーク制御装置およびその障害処理方法を提供することを目的とする。また,無線ネットワーク制御装置から各無線基地局装置等の外部装置と接続する回線インタフェースのような装置が発生元となる障害の原因を検出することも前記の目的の中に含まれる。
図1は本発明の第1の原理構成である。図中,1は無線ネットワーク制御装置,10は制御部,10aはサービス監視部,10bはサービス使用装置抽出部,10cは被疑装置抽出部,10dは被疑装置切替動作判定部,10eは被疑装置判定部,11aはサービス異常装置集計表,11bは被疑装置集計表,12−1〜12−mは無線ネットワーク制御装置1内の制御部以外の信号終端部,スイッチ部,プロトコル変換部,各無線基地局装置向けの回線インタフェース,コアネットワーク向け回線インタフェース等の機能装置であり,各機能装置は運用側(ACT)と待機側(SBY)の2重化されているが,同じ機能を持つ機能装置を2個以上運用している場合はN+1構成であってもよい。2は保守センタである。なお,制御部10も2重化されている。
無線ネットワーク制御装置1により各機能部12−1〜12−mの動作により携帯端末等のユーザへのサービスが実行され,サービス監視部10aは各サービス(携帯端末等のユーザに対する通信接続)について周期的に状態情報を収集することにより監視を行い,サービス異常(完了呼率等が予め設定した閾値以下になった等)を検出すると,サービス使用装置抽出部10bはサービスでの使用経路を抽出する。その場合,経路上の制御部10を含む使用する各機能部(制御信号,音声,パケットの伝送,制御に関係する機能部)12−1〜12−mを抽出してサービス異常装置集計表11aに設定する。次に被疑装置抽出部10cにより被疑装置を抽出して被疑装置集計表11bに設定する。この時,複数のサービスに異常がある場合は,各異常サービス別の使用経路が上記サービス使用装置抽出部10bにおいて抽出され,サービス異常装置集計表11aに設定されており,被疑装置抽出部10cは複数のサービスで共通に使用する経路上の各装置を抽出し,被疑装置表11bに設定する。次に被疑装置切替動作判定部10dにおいて被疑装置表11bに登録された共通に使用された被疑装置について上位装置(制御部10が上位)から順番に運用側(ACT)から待機側(SBY)に切替えて動作させ,一定時間監視をして判定する。この判定により,復旧しない場合は,切替え動作を行っていた装置より下位の被疑装置を対象として被疑装置切替動作判定部10dにおいて切替えと動作を行って判定するが,復旧したと判定すると,被疑装置判定部10eで切替元の被疑装置を障害原因として保守センタ2に通知すると共に,その被疑装置より下位の被疑装置が被疑装置集計表11bに登録されていれば,その下位装置も被疑装置として保守センタ2に通知する。下位装置を被疑装置とするのは,上位の被疑装置が異常原因として含まれるが,その装置と接続する下位装置がある場合は,上位装置と下位装置との接続経路(インタフェース)に異常原因が存在することがあるからである。
図2は本発明の第2の原理構成である。図中,1,10,10a〜10d,11a,11b,12−1〜12−m,2の各符号は上記図1の同一符号と同じであり説明を省略する。10fは全下位装置待機側切替・切戻し判定部,10gは被疑下位装置切戻し判定部,10hは被疑装置判定部である。
この第2の原理構成では,上記図1の第1の原理構成と同様にサービス監視部10a,サービス使用装置抽出部10b,被疑装置抽出部10c,被疑装置切替動作判定部10dによる動作と判定が実行され,障害が復旧したと判定された時に,図1の第1の原理構成では被疑装置判定部10eで切替元の被疑装置及び下位の被疑装置があればその下位装置を含めて被疑装置として保守センタ2に通知しているのに対し,第2の原理構成では下位の被疑装置がある場合に,更に被疑装置を絞り込むようにしたものである。すなわち,被疑装置切替動作判定部10dで復旧したと判定され,且つ被疑装置として下位装置が存在することが被疑装置表11bから判定されると,上位装置をサービス外状態(新規呼を受け付けない,既存呼を他装置(カード)に迂回する等)とし,全下位装置切替え・切戻し判定部10fが駆動され,対象となる下位の被疑装置を全て待機側(SBY)に切替えると共に上位装置(被疑装置切替動作判定部10dの判定時の切替元の装置)を切戻して一定時間動作させて判定する。なお,上位装置をサービス外状態にする動作はサービス外状態でも発生する障害切り分けの場合に限る。
この判定でサービス異常が検出されると,その上位装置を被疑装置として決定し,その上位装置を待機側に切替え,サービス異常が検出されないと,被疑下位装置切戻し判定部10gにより,順番に被疑装置を切戻して一定時間動作させて判定し,サービス異常が検出されると切戻したその下位装置とその上位装置を絞り込んだ被疑装置として判定し,サービス異常が検出されないと次の順番の下位装置を切戻して一定時間動作させて,判定を行い,全ての被疑下位装置について被疑下位装置切戻し判定部10gによる判定を行い,最後に判定結果を保守センタ2に通知する。
図3は本発明の第3の原理構成である。図中,1は無線ネットワーク制御装置,11cは異常信号の受信履歴格納部,13は制御部,13aは無線基地局装置(BTS)やコアネットワーク等の外部装置と接続する回線インタフェース(またはカード)の異常信号を特定BTSの単位,特定セル単位,または特定されない単位の何れかで発生した異常通知を検出する異常通知検出部,13bはN個の現用装置(ACT)に対して1個の予備を設けたN+1構成の回線インタフェース(回線IF)において予備装置に切替えて動作させた後の動作状態を判定するN+1切替動作判定部,13cはN+1切替により待機側へ切替えられた回線インタフェースを元の運用側に切戻して動作の判定を行う切戻し動作判定部,13dは現用装置として平行して動作する回線インタフェースである別装置の異常判定部,13eは上位装置切替動作判定部,13fは最上位の装置について切替える最上位装置切替動作判定部である。14−1〜14−mは無線ネットワーク制御装置1内の信号処理装置,スイッチ等の共通部や外部装置3と接続する回線インタフェース(回線IF)等であり,この説明では14−1,14−2が上位装置であり運用,待機の2重化構成を備え,14−3〜14−mは回線インタフェース(回線IFで表示)であり,N+1の冗長構成を備えている。2は保守センタ,3は回線を介して接続された外部装置である。
回線インタフェース14−3〜14−mからの異常信号を無線ネットワーク制御装置1で受信すると,受信履歴が無線基地局装置(BTS)単位,セル(地理的エリア)単位に異常信号の受信履歴格納部11cに格納され,異常通知検出部13aは異常信号の内容を判別(解析)して閾値を越えた場合は,N+1切替動作判定部13bを起動する。この時,上位装置(無線ネットワーク制御装置の上位装置)に異常受信状況を通知する。
N+1切替動作判定部13bはN+1構成の回線IFの運用側に対して共通の予備側の回線IF14−mを運用状態とする切替え動作を行う。この切替え動作により,予備側の回線IF14−mにより復旧した(正常になった)ことが分かると,切戻し動作判定部13cが駆動される。切戻し動作判定部13cは切戻し(N+1の切替えを元に戻す)をした上で一定時間の動作を実行するが,この動作により異常通知が検出されると,運用側の回線IFに異常あるものとしてアラームを保守センタ2に出力し,切戻しの動作で正常になったことが分った場合,別カード(並行して動作する別の回線IF)の動作を判定し,復旧する(正常になる)と,上記の異常通知の発生は間欠異常(偶発的なもので定常的な異常ではない)として保守センタ2に通知する。
別カード判定部13dで異常通知が発生するか,N+1切替動作判定部13bで異常通知が発生した場合は,上位装置切替動作部13eが駆動される。図3において上位装置は回線IF14−3〜14−mの階層より上に位置する機能装置14−2であり,その機能装置14−2を運用側(ACT)から予備側(SBY)に切替えて動作させて状態を判定する。この時,上位装置が復旧する(正常になる)と運用側の上位装置が原因とするアラームを保守センタ2に通知し,上位装置から異常通知が発生した場合,最上位装置切替動作部13fが駆動され,更に上位である機能装置14−1(最上位装置とする)を運用側から予備側に切替えて一定時間動作させて判定する。この時,異常通知が発生しないと,運用側の最上位装置に障害原因があるとするアラームを発生し,異常信号の受信履歴格納部11cを参照して異常通知が特定セル(一定地域)を要因とする場合は特定セル要因の通知(外部要因)を発生し,異常通知が特定BTS(無線基地局装置)を要因とする場合は特定BTS要因の通知(外部要因)を発生し,前記の何れにも該当しない場合は特定なし通知(外部要因)を発生する。
本発明の第1,第2の原理構成によれば次のような効果を奏する。
(1) サービス異常という障害箇所の特定が難しい障害に対してシステム自律で障害の切り離しを行うことでサービス異常時間を短縮することができ, 安定したシステムを提供することができる。
(2) 被疑装置(またはカード)の絞込みを自律で行うことで,迅速な障害装置の交換を保守者に通知することができ,予備系を含めた復旧までの時間を短縮することができる。
(3) 装置の切戻しを要する被疑装置絞り込み作業をシステム自律で行えるため,絞り込みのためのサービス異常時間を最小限にすることができる。
(4) 障害箇所の特定に必要な保守者のスキルと作業を軽減することができる。
本発明の第3の原理構成によれば,異常信号を受信してタイミング異常等の障害が発生した場合の被疑箇所の特定と切り離しが自動で可能となる。また,セル(地理的エリア)単位,BTS(無線基地局装置)単位で監視することにより,従来では困難であった外部要因の場合の外部装置の被疑箇所まで特定して通知可能となる。
図4は本発明が実施される無線ネットワーク制御装置の構成例である。図中,1,10,11a,11b,12−1〜12−6,2等の各符号は上記図1及び図2の同一符号の各部に対応し,10は階層1の制御部,12−1は階層2の信号終端部,12−2は階層3のスイッチ部,12−3はプロトコル変換部の基本部,12−4はプロトコル変換部の増設部,12−5はBTS向け回線インタフェース,12−6はコアネットワークのMMS(Mobile Multimedia Switch)向け回線インタフェース,2は保守センタ,3−1〜3−nはそれぞれ無線基地局装置,4はコアネットワークのMMSである。制御部10内の11a,11bは上記図1,図2の同一符号と同じであり,11aはサービス異常装置集計表,11bは被疑装置集計表である。なお,図4の10,12−1〜12−6の各部は2重化され,ACTは運用側(運用状態),SBYは待機側(待機状態)を表す。
図5は実施例1の障害処理フローであり,図4に示す無線ネットワーク制御装置の制御部において実行される。なお,この実施例1は上記図1に示す本発明の第1の原理構成に対応する。
最初に障害処理を開始すると,サービス異常の有無を判断できる一定時間監視を行い(図5のS1),サービス異常有無を判定し(同S2),異常が無いとステップS1に戻り,異常が有るとサービス異常装置集計表(図4の11a)の該当サービス(サービスS1)にマーク(異常を表す)を設定して,サービス異常単位で使用経路を登録する(同S3)。続いて,全異常サービス(複数のサービスで異常がある場合は全て)で使用する装置(10,12−1〜12−6の何れか)か,未使用の装置かの判定をし(図5のS4),未使用の装置があればステップS6に移行し,全使用(複数の異常サービスで共通して使用)であればその装置を被疑装置集計表(図4の11b)に登録する(同S5)。次に,被疑装置集計表に登録された装置を上から切替える(図5のS6)。切替えの後に動作を行って一定時間監視し(図5のS7),その後サービス異常があるか判定し(同S8),異常があるとステップS6に戻って次の下位について切替える処理を実行し,下位についてサービス異常がある場合は,順次全装置について復旧しない場合は処理を終了する。
ステップS8において異常がないと判定された場合は,切替元を被疑装置として保守者に通知する(同S9)。続いて,前記の被疑装置の下位装置が被疑装置集計表に登録されているか判定し(図5のS10),登録されていなければステップS1に戻り,登録されていると,切替元と登録された下位装置を被疑装置として保守者に通知する(同S11)。
図6は障害処理の具体例1であり,上記実施例1の処理フローによって障害処理が行われる。図6の(a) は上記図4に示す構成例における,サービス1(S1で表示)による運用経路(運用状態で使用する各装置の接続経路である。(a) では上記図4の構成の符号10(制御部)の装置をA,12−1(信号終端部)をB,12−2(スイッチ部)をC,12−3(基本プロトコル変換部)をD1,12−4(増設プロトコル変換部)をD2,12−5(BTS向け回線IF)をE,12−6(MMS向け回線IF)をF,の各符号により表し,A,B,C,…,Fは運用状態(ACT)の装置であり,A’,B’,C’,…,F’は予備状態(SBY)の装置を表す。図6の(b) は具体例1のサービス異常装置集計表,(c) は具体例1の被疑装置集計表である。
図6の(a) では,サービス1についての運用経路が実線で示され,A,B,C,D1,C,Eの各装置が順番に接続されている。このサービス1についての監視が実行され,サービス異常が有ると(図5のステップS2),サービス異常装置集計表に使用経路を図6の(b) に登録する。すなわち,項目として「障害有無」,階層として1〜4が設定され,種別として「CT(制御部)」,「SG(信号終端部)」,「SW(スイッチ部)」,「PT(プロトコル変換部)」,「IF(回線インタフェース)」が階層に対応して設定され,「S1(サービス1)」の経路として装置A〜Fに対して使用装置の位置に「×」を,未使用の位置に「−」を設定する。次に図5のステップS5の処理により,全サービスでの使用装置(図6の(a) の例ではサービス1の使用装置)を図6の(c) に示すように被疑装置として設定する。図5のステップS6により図6の(c) の被疑装置集計表に登録された上の装置Aを待機状態の装置A’に切替えて,ステップS7により一定時間監視し,ステップS8でサービス異常の有無を判定する。この時,サービス異常があると,次の順位の装置Bを待機状態のB’に切替えて,サービス異常の有無を判定する。図6の例では,(2) に示すようにこの判定でも復旧しない(サービス異常有り)ので,更に図5のステップS6において装置Cを待機状態のC’に切替えて,サービス異常の有無を判定し,図6の(3) に示すように復旧している。この場合,図5のステップS9〜S11の処理により,切替元である装置C及びその下位装置であるD1,Eを被疑装置として保守者(保守センタ)に通知し,図6の(c) にも示されている。
図7は障害処理の具体例2であり,これも上記実施例1の処理フロー(図5)により実行される。図7の(a) は上記図6と同様の符号により無線ネットワーク制御装置内の各装置の構成を示し,サービス1(S1で表示),サービス2(S2で表示)による運用経路を含む。図7の(b) は具体例2のサービス異常装置集計表,(c) は具体例2の被疑装置集計表である。
この具体例2では,サービス1とサービス2の2つのサービスに異常が発生している点が図6の具体例1と異なり,サービス1の使用経路とサービス2の使用経路は,図7の(b) にS1,S2で示すようにサービス1がD1を使用し,サービス2がD2を使用している点で使用装置が相違している。そのため,図5のステップS4,S5による全異常サービスで使用する装置は,図7の(b) の「集計」の欄に「×」と「−」で示すように設定され,「A,B,C,E」が被疑装置として図7の(c) のように設定される。この後,図5のステップS6,S7の処理により上の装置から順に切替えと監視が行われる。図7の例では,Cの装置を予備状態の装置に切替えた段階でサービス異常が復旧しており,被疑装置としてCとEの装置を保守者に通知している。
図8は実施例2の障害処理フローであり,上記図2に示す本発明の第2の原理構成に対応する。この実施例2の障害処理フローでは上記実施例1では上位の装置で切替えによりサービス異常が無くなった時に,更に下位の被疑装置についても切替えを行って障害原因を絞り込んで判別するための処理が実行されるようにしたものであり,この実施例2も図4に示す無線ネットワーク制御装置の制御部において実行される。
図8において,障害処理を開始してステップS1の一定時間の監視からステップS8のサービス異常有無の判定までの処理は,上記図5に示す実施例1の処理フローのステップS1〜S8と同じであり説明を省略する。ステップS8において切替えされた被疑装置の動作の後にサービス異常が無くなった(復旧した)場合,その下位装置が被疑装置集計表に登録されているか判別し(図8のS9),下位装置がない場合は上位装置を被疑装置として保守者に通知して(同S10)ステップS1に戻るが,下位装置がある場合は,下位装置を全て待機状態の装置に切替える(同S11)。次に上位装置を切戻して(図8のS12),動作を行って一定時間監視し(同S13),サービス異常の有無を判定し(同S14),サービス異常が有ると上位装置を被疑装置として保守者に通知し(同S15),上位装置を復旧のために切替える(同S16)。ステップS14でサービス異常が無いと判定されると被疑装置集計表に登録された下位装置を切戻し(同S17),一定時間監視をして(同S18),サービス異常の有無を判定する(同S19)。ここで,サービス異常が有ると判定されると,上位装置と下位装置を被疑装置として保守者に通知し(図8のS20),下位装置を復旧のため切替える(同S21)。ステップS19でサービス異常が無いと判定されると下位装置の全てにステップS17〜S19の処理を実施したか判別し(図8のS22),全てに実施されてないとステップS17に戻り,全てに実施した場合は上位装置と全下位装置を被疑装置として保守者に通知し(同S23),ステップS1に戻る。
図9は障害処理の具体例3であり,上記図8に示す実施例2の障害処理フローによって処理が実行される。図9の(a) は上記図6に示す具体例1の(a) に示す構成と同様に,無線ネットワーク制御装置内の各装置の運用状態(ACT)の装置をA,B,C,…,Fで表し,予備状態(SBY)の装置をA’,B’,C’,…,F’で表す。図9の(b) は実施例2のサービス異常装置集計表,(c) は実施例2の被疑装置集計表である。
上記図9の(a) に示すようにサービス1(S1)を実行している時に監視が実行され,サービス異常が検出されると(図8のステップS2),サービス異常装置集計表に使用経路が図9の(b) に登録する。なお,使用経路は図9の(a) 中に実線で示され,A,B,C,D1,C,Eの各装置が順番に接続され,図9の(b) のようにサービス異常装置集計表が設定される。全異常サービス(サービス1が全て)での使用装置が被疑装置として図9の(c) に示す被疑装置集計表に設定される。この被疑装置集計表に登録された上の装置Aを待機状態の装置A’に切替えて一定時間監視し,サービス異常の有無の判定を行い,図9の(a) の中の(1) に示すように復旧しないと(サービス異常があると),次の順位の装置Bについて装置Bの切替えを行っても,図9の(a) の中の(2) に示すように復旧しないと更に次の順位の装置Cについて行い,図9の(a) の中の(3) に示すように復旧した(サービス異常が無い)場合は,図8のステップS8からステップS9に移行する。図9の例では,(a) 及び(c) において,(4) に示すように下位装置D1,Eを全て予備状態のD1’,E’の側に切替えて(図9のS11),次に上位装置を待機状態の装置C’から運用状態の装置C側に切戻す。
この状態で一定時間監視してサービス異常があるか判定して(図8のS14),異常があるとその上位装置を被疑装置として保守者に通知するが,この例では異常が無いものとし,図8のステップS18により被疑装置集計表に登録された下位装置を(5) に示すように切戻す。最初に下位装置の待機状態の装置D1’を運用状態の装置D1へ切戻し,一定時間監視してサービス異常の有無を判定するが,この例ではサービス異常が無いため,別の下位装置である装置E’を運用状態の装置Eに切戻す(図8のS19,S18),その後一定時間監視してサービス異常がある(異常再現)と,上位装置Cと下位装置Eを被疑装置として保守者に通知し,下位装置E’を復旧のため装置Eに切替える。この例では,複数の下位装置D1,Eの中から一つの下位装置に絞り込んでいる。
図10は実施例3の障害処理フローであり,上記図3に示す本発明の第3の原理構成に対応する。この実施例3は上記図4に示す無線ネットワーク制御装置の制御部において実行される。
この実施例3では異常通知が検出されると,異常信号の受信履歴の情報の中に無線基地局装置(BTS)単位,セル(地理的エリア)単位に保存し,閾値を越えると異常を上位装置へ通知する際に異常受信状況(特定BTS,特定セル)の情報が通知される。
制御部に異常通知が来ると,異常を発生した運用装置(ACT)を含むN個の運用装置に対し1個設けられた待機装置(N+1構成の冗長装置)への切替えを実行し(図10のS1),一定時間監視をして,N+1切替え中にサービス異常通知が来たか判定する(同S2)。異常通知が発生しない場合,N+1切戻し(元の運用装置に戻す)を行い(図10のS3),運用装置(または運用カード)のみから異常通知が来たか判別し(同S4),異常通知があると運用状態の装置のアラーム発生を行い,異常通知が来ない場合は予備カード(予備回線インタフェース)や,別カード(運用状態の装置と同じ方向の別回線インタフェース)から異常通知が来たか判別し(同S5),異常通知が来ない場合は上記運用装置の異常は間欠異常として状況監視すべきものとし,異常通知が来た場合及び上記ステップS2において異常通知が来た場合は,上位装置1の運用/待機の切替えを実施する(同S6)。この場合,回線インタフェースの上位装置1についてN/Eの切替え(運用/待機の二重化構成における切替え)を実施し(図10のS6),N/E切替え後に異常通知が来たか判別し(同S7),異常通知が来ない場合は上位装置1に障害原因があることを示すアラームを発生し,異常通知が来た場合は上位装置2のN/E切替を実施し(同S8),N/E切替え後に異常通知が来たか判別する(同S9)。
ここで異常通知が来ないと上位装置2に障害原因があることを示すアラームを発生し,異常通知が来た場合は,異常通知は特定セル(無線基地局装置の特定地域のセル)か判別し(図10のS10),特定セルである場合は特定セルに障害原因(外部要因)であることを通知し,異常通知が特定セルでない場合は次に異常通知は特定BTS(無線基地局装置)であるかの判別をする(同S11)。特定BTSである場合は特定BTSに障害原因(外部要因)であることを通知し,特定セルBTSでない場合は特定されない障害原因(外部要因)であることを通知する。
図11は上記図10に示す障害判定処理の状態遷移表である。図11の各行の(a) 〜(i) は各カード(回線インタフェース等の外部装置に接続する装置)を表し,各列(1) 〜(5) は状態の変化を表し,両者が交わる欄はイベント(異常通知,または切替え)を表している。各行について説明すると,(a) は特定セルに対応した運用カード(ACT側の装置),(b) は特定BTSに対応した運用カード(ACT側の装置),(c) はセルやBTSが特定されない(その他の)運用カード(ACT側の装置),(d) は特定セルの予備カード(特定セルのSBY側の装置),(e) は特定BTSの予備カード,(f) はその他の予備カード,(g) は特定BTSの別カード,(h) はその他の別カード,(i) は監視動作で通知が無しの状態でタイムオーバ(T.O.)となった状態を表す。図11の各列の(1)〜(5) はそれぞれ, 処理の順番を表し,(1) はN+1切替え,(2) はN+1切替え中(待機側がACT状態),(3) はN+1切替え後,(4) は上位装置1のN/E切替え後,(5) は上位装置2のN/EまたはN+1の切替え後を表す。
図11の状態遷移を上記図10の処理を参照しながら説明する。最初に異常通知が発生すると,図10のステップS1の処理により,図11の(1) の列と(a) 〜(c) の行に示すようにN+1切替えを行い,ステップS2で異常通知が来ない(タイムオーバ)場合はステップS3でN+1切戻しが行われ,図11の(2),(i) に示される。N+1切替え中に異常通知が来ると図11の(2),(d) 〜(h) に示すように上位装置1へ移行する。またN+1切替え後に異常通知が来ないでN+1切戻しを実行して(図10のS3),異常通知が有る場合は図11の(3),(a) 〜(c) に示すように運用カードアラーム(動作中の装置に障害発生)を通知し(図10のS4),異常通知がないと予備カード,別カードからの異常通知を判別し(同S5),無い場合は,図11の(3),(i) に示す間欠異常を通知し,有る場合は図11の(3),(g),(h) に示す上位装置1の切替えに移行する。上位装置1のN/E切替え後に,異常通知を判別し(図10のS7),異常通知があると図11の(4),(i) のように上位装置1アラームを発生し,異常通知がないと(4),(a) 〜(c),(g),(h) のように上位装置2の切替えに移行する(図10のS8)。上位装置2 の切替え後に異常通知がないと図11の(5),(i) に示すように上位装置2アラームを発生し, 異常通知があると, その異常信号の受信履歴の情報から特定セルか,特定BTSか,特定なしかに応じて,外部要因を表す図11の(5),(a) か,(5),(b),(g)かまたは(5),(c),(h) の何れかの通知が発生する。
図12は障害処理の具体例4であり,上記図10に示す実施例3の処理フローによって実行される。図12の構成では,12−1は階層1のスイッチ部でありB(待機側はB’)で表し,12−2は階層2の共通部ハイウェイ(HWY)でありC(待機側はC’)で表し,12−3は階層3の機能部(無線基地局装置(BTS)への回線インタフェースであり運用側の装置をD1〜D4で表し,待機側の1個(N+1構成)の装置をD1’で表す。3−1,3−2は回線により接続した相手である外部装置(無線基地局装置やMMS等)であり,外部装置3−1は装置A1としてセル1〜セル3のエリアを管理し,外部装置3−2は装置A2としてセル1〜セル3のエリアを管理する。
図12の具体例4では,(1) で示すように階層3の運用側の装置D1から異常通知を受信すると,図10のステップS1により,N+1切替えを実施し,待機側の装置D1’に切替える。次に(2) に示すようにN+1切替え中に待機側の装置D1’または別装置(D2,D3,D4)から異常通知を受けたものとする。この場合,図12の(3) に示すように図10のステップS6により上位装置1に相当する共通部ハイウェイ12−2(装置C)のN/E切替えを実行し,装置Cから装置C’へ切替えて一定時間監視(サービスを実施)する。この切替え後に図12の(4) に示すように異常通知が発生すると,図10のステップS7,S8により図12の(5) に示すように更に上位である装置B(上位装置2に相当)のN/E切替えを実行し一定時間監視する。この例では図12の(6) に示すようにN/E切替え後,異常通知があり,この場合は図12の(7) に示すように異常信号受信状況に応じて外部要因(特定セル:外部装置A1のセル1)として通知する。この処理は図10のステップS10〜S11により実行される。
(付記1) 複数階層からなる機能装置が順次接続され,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置であって,サービス異常を周期的に監視してサービス異常を検出する手段と,サービス異常を検出すると当該サービスの接続の経路上の使用装置を全て抽出するサービス使用装置抽出部と,前記サービス使用装置抽出部で抽出されたサービス異常に共通する装置を被疑装置として抽出する被疑装置抽出部と,前記被疑装置抽出部で抽出された被疑装置を上位階層の装置から順番に運用側から待機側へ切替えて各切替毎に動作状態を判定する被疑装置切替動作判定部とを備え,前記被疑装置切替動作判定部の判定において障害復旧が検出されると,前記切替えられた上位装置とその下位装置を被疑装置として出力し,障害が復旧しないで,前記切替えられた上位装置より下位の装置が存在すると該下位装置について前記切替えと動作状態の判定を行うことを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
(付記2) 付記1において,前記被疑装置切替動作判定部は,全ての下位装置について切戻してもサービス異常が検出されないと上位装置と全下位装置を被疑装置として出力することを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
(付記3) 付記2において,前記更に上位装置の切替動作を行う手段の動作に対して復旧すると当該更に上位装置のアラームを発生し,異常通知が検出されると該異常通知が特定セルか,特定無線基地局装置か,または特定されない通知かを前記受信履歴に基づいて判定することを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
(付記4) 複数階層からなる機能装置が順次接続されて最下位層に回線インタフェースを備え,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置であって,無線基地局装置,セルを特定する要因を含むサービス異常を表す信号の受信履歴の格納部を備え,前記受信履歴から異常通知を検出する手段と,前記異常通知の検出手段により前記回線インタフェースのN+1の予備装置への切替と動作判定を行う手段と,前記N+1の予備装置への切替動作により復旧したことを検出すると切戻しを行って動作判定を行う切戻し動作判定手段と,前記N+1の予備装置への切替動作により異常通知が検出されるとその上位装置について切替動作を行う手段とを備え,前記切戻しを行った動作判定により異常通知が検出されるとアラームを発生し,前記上位装置について切替動作を行った時に復旧すると当該上位装置のアラームを発生し,異常通知を検出すると更に上位装置の切替動作を行う手段による切替を行うことを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
(付記5) 付記1乃至4の何れかにおいて,前記複数階層からなる機能装置として,最上位の階層に制御部,その下位にスイッチ部,ハイウェイで構成する共通部,回線インタフェースの各装置を設けたことを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
(付記6) 複数階層からなる機能装置が順次接続され,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置の障害処理方法であって,サービス異常を周期的に監視してサービス異常を検出し,サービス異常を検出すると当該サービスの接続の経路上の使用装置を全て抽出し,前記抽出されたサービス異常に共通する装置を被疑装置として抽出し,前記抽出された被疑装置を上位階層の装置から順番に運用側から待機側へ切替えて各切替毎に動作状態を判定することにより,前記判定において障害復旧が検出されると,前記切替えられた上位装置とその下位装置を被疑装置として出力し,障害が復旧しないで,前記切替えられた上位装置より下位の装置が存在すると該下位装置について前記切替えと動作状態の判定を行うことを特徴とする無線ネットワーク制御装置の障害処理方法。
本発明の第1の原理構成を示す図である。 本発明の第2の原理構成を示す図である。 本発明の第3の原理構成を示す図である。 本発明が実施される無線ネットワーク制御装置の構成例を示す図である。 実施例1の障害処理フローを示す図である。 障害処理の具体例1を示す図である。 障害処理の具体例2を示す図である。 実施例2の障害処理フローを示す図である。 障害処理の具体例3を示す図である。 実施例3の障害処理フローを示す図である。 障害判定処理の状態遷移表を示す図である。 障害処理の具体例4を示す図である。 従来のWCDMA無線ネットワークのシステムの構成例を示す図である。 無線ネットワーク制御装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 無線ネットワーク制御装置
10 制御部
10a サービス監視部
10b サービス使用装置抽出部
10c 被疑装置抽出部
10d 被疑装置切替動作判定部
10e 被疑装置判定部
11a サービス異常装置集計表
11b 被疑装置集計表
12−1〜12−m 機能装置(運用側(ACT),待機側(SBY))
2 保守センタ

Claims (3)

  1. 複数階層からなる機能装置が順次接続され,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置であって,
    サービス異常を周期的に監視してサービス異常を検出する手段と,
    サービス異常を検出すると当該サービスの接続の経路上の使用装置を全て抽出するサービス使用装置抽出部と,
    前記サービス使用装置抽出部で抽出されたサービス異常に共通する装置を被疑装置として抽出する被疑装置抽出部と,
    前記被疑装置抽出部で抽出された被疑装置を上位階層の装置から順番に運用側から待機側へ切替えて各切替毎に動作状態を判定する被疑装置切替動作判定部とを備え,
    前記被疑装置切替動作判定部の判定において障害復旧が検出されると,前記切替えられた上位装置とその下位装置を被疑装置として出力し,障害が復旧しないで,前記切替えられた上位装置より下位の装置が存在すると該下位装置について前記切替えと動作状態の判定を行うことを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
  2. 複数階層からなる機能装置が順次接続されて最下位層に回線インタフェースを備え,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置であって,
    無線基地局装置,セルを特定する要因を含むサービス異常を表す信号の受信履歴の格納部を備え,
    前記受信履歴から異常通知を検出する手段と,
    前記異常通知の検出手段により前記回線インタフェースのN+1の予備装置への切替と動作判定を行う手段と,
    前記N+1の予備装置への切替動作により復旧したことを検出すると切戻しを行って動作判定を行う切戻し動作判定手段と,
    前記N+1の予備装置への切替動作により異常通知が検出されるとその上位装置について切替動作を行う手段とを備え,
    前記切戻しを行った動作判定により異常通知が検出されるとアラームを発生し,
    前記上位装置について切替動作を行った時に復旧すると当該上位装置のアラームを発生し,異常通知を検出すると更に上位装置の切替動作を行う手段による切替を行うことを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
  3. 複数階層からなる機能装置が順次接続され,それぞれが冗長構成を備えた無線ネットワーク制御装置の障害処理方法であって,
    サービス異常を周期的に監視してサービス異常を検出し,
    サービス異常を検出すると当該サービスの接続の経路上の使用装置を全て抽出し,
    前記抽出されたサービス異常に共通する装置を被疑装置として抽出し,
    前記抽出された被疑装置を上位階層の装置から順番に運用側から待機側へ切替えて各切替毎に動作状態を判定することにより,
    前記判定において障害復旧が検出されると,前記切替えられた上位装置とその下位装置を被疑装置として出力し,障害が復旧しないで,前記切替えられた上位装置より下位の装置が存在すると該下位装置について前記切替えと動作状態の判定を行うことを特徴とする無線ネットワーク制御装置の障害処理方法。
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