JP2014016776A - 情報処理端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理端末の消費電力の低減を図ることができないという問題を解決すること。
【解決手段】本発明における情報処理端末は、情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段と、所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、を備え、前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理端末にかかり、特に、消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理端末に関する。
近年、携帯電話機やタブレットPC(Personal Computer)等の携帯型の情報処理端末は、多様な処理を実現することが可能になっている。このような、情報処理端末は、バッテリーを電源として使用していることが多く、消費電力が増大することにより、情報処理端末の稼働時間が短くなることがあった。そのため、情報処理端末の消費電力を低減する技術が開発されている。
例えば、情報処理端末に対する操作が一定時間行われない場合に、通常の稼働状態よりも消費電力を低減した省電力状態に切り替え、省電力状態にて情報処理端末に対する操作が行われた場合に、省電力状態を稼働状態に切り替える技術がある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−202742号公報
しかしながら、上述した技術では、ユーザの意図に反するタイミングで省電力状態から稼働状態に切り替わることがあった。例えば、ユーザが情報処理端末を鞄等に入れて持ち運ぶ場合に、情報処理端末が鞄の中の他の物体と接触することにより、情報処理端末に対する操作が行われた状態になると、省電力状態から稼働状態に切り替わることがあった。このため、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができないという問題があった。
このため、本発明の目的は、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができないという問題を解決することができる情報処理端末を提供させることにある。
上記目的を達成すべく、本発明の一形態である情報処理端末は、
情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段と、
所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、
を備え、
前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
という構成を取る。
また、本発明の他の形態である、情報処理方法は、
情報処理端末にて、
所定の入力操作を受け付け、
予め設定された操作物体による操作を検出し、
情報処理端末自体の第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作を受け付け、且つ、前記操作物体による操作を検出したときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
という構成を取る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、
を備える情報処理端末に、
情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段、
を実現させるためのプログラムであって、
前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
ことを実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態における情報処理端末の構成の概略を示すブロック図である。 情報処理端末の概略を説明するための図である。 情報処理端末の攻勢を説明するための回路図である。 情報処理端末の他の構成の概略を示すブロック図である。 操作検出部の動作を示すフローチャートである。 主制御部の動作を示すフローチャートである。 操作検出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における情報処理端末の構成の概略を示すブロック図である。 操作検出部の動作を示すフローチャートである。 主制御部の動作を示すフローチャートである。 主制御部の動作を示すフローチャートである。 操作物体検出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における情報処理端末の構成の概略を示すブロック図である。 操作検出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態における情報処理端末の構成の概略を示すブロック図である。 操作検出部の動作を示すフローチャートである。 主制御部の動作を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を、図1乃至図6を参照して説明する。図1乃至図4は、情報処理端末の構成を説明するための図である。図5と図6は、情報処理端末の動作を説明するための図である。
[構成]
図1に示すように、本実施形態における情報処理端末1は、主制御部11と、表示部12と、操作検出部13と、電源部14とを備えている。また、情報処理端末1は、記憶部、通信部などの情報処理端末1を構成する構成装置を備えている(図示せず)。なお、構成装置は、上記に限られず、例えば表示部12等も情報処理端末1を構成する構成装置とすることができる。情報処理端末1は、例えば、携帯可能なスマートフォンやタブレットPC等である。そして、情報処理端末1は、予め設定された動作を行う稼働状態(情報処理端末1自体の第1の電力設定状態)と、稼働時電力(稼働状態にて想定された最大消費電力)よりも省電力設定とする省電力状態(第2の電力設定状態)と、の少なくとも2つの状態を有している。
稼働状態は、予め設定された電力を、情報処理端末1を構成する各構成装置へ供給する状態である。省電力状態は、稼働状態にて想定された最大消費電力よりも小さい電力を、情報処理端末1を構成する各構成装置へ供給する状態である。省電力状態は、例えば、表示部12、ハードディスクドライブ等の記憶部(図示せず)、周辺機器等の情報処理端末1を構成する構成装置の一部への電力の供給を停止させるスリープ状態や、少なくとも主電源を切断して、スリープ状態よりも消費電力を低減する(省電力設定とする)休止状態である。また、省電力状態は、例えば、構成装置としての表示部12の輝度を低減(表示部に供給する電力を、稼働状態において表示部に供給する電力よりも低減)したり、表示を消去(表示部への電力の供給を停止)する等の構成装置自身の消費電力を低減する状態を含むことができる。なお、省電力状態は、上記に限られず、稼働状態よりも消費電力が低減されていればいかなる構成でもよい。
また、上記した例では、第1の電力設定状態が稼働状態であり、第2の電力設定状態としての省電力状態がスリープ状態や、休止状態であるとして説明をしたが、上記に限られず、第2の電力設定状態が、第1の電力設定状態の最大消費電力より少ない電力を供給する(省電力設定とする)状態であればよい。例えば、スリープ状態を第1の電力設定状態とし、休止状態を第2の電力設定状態としてもよい。
各構成装置は、構成装置自身の消費電力を低減するための省電力制御部を有している。例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶部の省電力制御部は、予め設定された時間アクセスがない場合に、自発的にディスクの回転を停止して省電力状態(記憶部の省電力状態)へ移行(省電力制御)し、アクセスを受けた場合に、ディスクの回転を開始して稼働状態(記憶部の稼働状態)へ移行(省電力復帰)する。このため、稼働状態では、構成装置自身の省電力制御によって情報処理端末1の消費電力が予め設定された最大消費電力以下となる場合がある。従って、各構成装置の最大消費電力の値や、各構成装置の省電力制御によっては、情報処理端末1の消費電力は、第2の電力設定状態より第1の電力設定状態の方が大きい状態(第1の電力設定状態>第2の電力設定状態)と必ずしもならない場合があるが、本実施形態の説明は構成装置自身の省電力制御の影響が少ないものとして説明をする。なお、構成装置自身の省電力制御の影響が少ない場合、各電力設定状態にて供給される電力の大きさ(電力設定)は、各電力設定状態にて動作する構成装置の実消費電力の大きさとみなすことができる。
次に、主制御部11の構成について説明する。主制御部11は、CPUと、メモリと、入出力インタフェースとを備えている(図示せず)。そして、主制御部11は、メモリに記憶されたプログラムをCPUが読み込むことで、情報処理端末1の動作を制御する。なお、本実施形態では、主制御部11が有する情報処理端末1の動作を制御する機能をまとめて説明するが、これらの機能は別々の機能ブロックで構成されていてもよい。また、上記機能ブロックは、同一の部品内に収められていることに限られず、適宜機能が分離されて構成されてもよいし、別部品により構成されていてもよい。
主制御部11は、表示部12の起動と、表示部12への表示とを制御する。例えば、主制御部11は、表示部12の表示面に文字や画像などの各種データを表示する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等により構成されている。また、図2の例に示すように、表示部12は、大きな表示領域を確保することができるように、情報処理端末1の片側の面の略全体に配置される。なお、表示部12は、上述した構成に限定されず、いかなる構成にて実現されてもよい。
また、主制御部11(状態制御手段)は、情報処理端末1の2つの状態(稼働状態と省電力状態)の切り替えを制御する。主制御部11は、例えば、稼働状態である場合に、予め設定された時間までに所定の入力操作を受け付けなかったときに、稼働状態を省電力状態へ切り替える。また、例えば、主制御部11は、省電力状態である場合に、操作検出部13(押下検出部21)により所定の入力操作が受け付けられ、且つ、操作検出部13(操作物体検出部22)により予め設定された操作物体による操作が検出されたときに、省電力状態を稼働状態へ切り替える。所定の入力操作は、例えば、表示部12の表示面を押下する押下操作である。また、予め設定された操作物体による操作は、例えば、ユーザの指(人体)の表示面への接触操作である。なお、操作検出部13の詳細については、以下に説明する。
操作検出部13は、押下検出部21と、操作物体検出部22と、タッチパネル23とを備えている。操作検出部13は、省電力状態である場合に、所定の入力操作を受け付けるとともに、予め設定された操作物体による操作を検出する。また、操作検出部13は、稼働状態である場合に、入力インタフェースとして機能する。
押下検出部21(入力操作受付部)は、表示部12の表示面に形成され、表示面に対する押下を検出し、表示面を押下する押下操作を入力操作として受け付ける。押下検出部21は、省電力状態である場合でも表示面に対する押下を検出するため、常に電源部14と通電し、稼働している状態である。押下検出部21は、例えば、所定の間隔を空けて配置された2つの透明電極を備えている。そして、2つの透明電極の相互接触を検出することで、操作物体による押下を検出するスイッチにより構成されている。勿論、押下検出部21は、スイッチにより構成されることに限られず、表示面に対する押下を検出できるものであればよい。
押下検出部21は、表示部12の表示面の全体に形成されてもよいし、表示面の一部の領域に形成されてもよい。例えば、図2Aに示すように、情報処理端末1は、表示部12の表示面の一部の領域にだけ(破線で示される)押下検出部21A(押下スイッチ)を有していてもよい。また、例えば、図2Bに示すように、情報処理端末1は、表示部12の表示面の領域に(破線で示される)2つの押下検出部21B,21Cを有していてもよい。この場合、情報処理端末1の状態が省電力状態であるとき、少なくとも一方の操作物体検出部22(例えば、操作物体検出部21C)が動作していればよい。さらに、操作物体検出部22の数は2つに限られず、3つ以上の複数でもよい。さらにまた、表示面以外の部位に表示面に対する押下を検出できるよう構成してもよい。例えば、表示部12を覆う透明保護部材と筐体との間や、表示部12の背面側にスイッチを配置し、スイッチが作動することで押下を検出するようにしてもよい。
操作物体検出部22(操作物体検出部)は、予め設定された操作物体による操作を検出する機能を有している。予め設定された操作物体による操作は、例えば、タッチパネル23により検出可能な物体による接触操作であり、その詳細は後述する。また、操作物体検出部22は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能を有している。そして、操作物体検出部22は、省電力状態である場合、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能が少なくとも稼働しており、操作物体による操作を検出する機能は停止していてもよい(操作物体検出部22の省電力状態)。操作物体検出部22が押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能の例について、図3を参照して説明する。
図3は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視するための機能の概要を示す図である。図3に示すように、スイッチにより構成される押下検出部21がオフである場合、操作物体検出部22は、電源部14から供給される所定の駆動電圧Vを検出する。この状態において、押下検出部21がオフからオンに変化すると、操作物体検出部22は接地するので、操作物体検出部22が検出する電圧の大きさは0になる。操作物体検出部22は、この電圧の変化(駆動電圧Vから0(GND))を検出することで、表示部12の表示面に対して所定の入力操作があったこと(押下検出部21により押下が検出されたこと)を検出することができる。なお、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能は図3の例に限られない。勿論、押下検出部21が押下を検出したことを、操作物体検出部22へ通知する構成を有していてもよい。この場合、操作物体検出部22は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視するための機能の代わりに、押下検出部21からの通知を受け付ける機能を有する。
なお、電源部14は、押下検出部21がオンである場合(押下を検出している場合)に、予め設定された第1の期間で駆動電圧Vを電圧0に変更するようにしてもよい。そして、予め設定された第2の期間で、電圧を0から駆動電圧Vに変化させたときに、操作物体検出部22が検出する電圧の大きさが0である場合(押下検出部21がオンである場合)、電源部14は、再び駆動電圧Vを電圧0に変更し、電圧0から駆動電圧Vに変化させたときに、操作物体検出部22が検出する電圧の大きさがVである場合(押下検出部21がオフである場合)、電源部14は、駆動電圧Vを供給し続けるようにすることもできる。これにより、押下検出部21により押下が検出されている間の消費電力を低減することができる。後述する他の実施形態についても同様である。
そして、押下検出部21により押下が検出された場合、操作物体検出部22は、電源部14から省電力状態より復帰し、操作物体による操作を検出する機能とタッチパネル23とを起動する。これにより、操作物体検出部22は、省電力状態から復帰し、タッチパネル23を使用して操作物体による操作の検出を開始する。
押下検出部21を単純なスイッチとすることで、押下されない状態においては押下検出部21としての消費電力はゼロになる。そして、押下された状態においても、予め設定されていない操作物体による押下である場合は、駆動電圧Vになる。このように、駆動電圧Vを制御する単純な処理だけで簡単に消費電力を低減し、操作物体による押下の有無を検出することができる。
タッチパネル23は、例えば静電容量方式のタッチパネルであり、表示部12の表示面に形成される。操作物体検出部22は、タッチパネル23が検出可能な、電気を通す性質を有する操作物体(例えば、人体や導体)による接触操作を検出する。なお、タッチパネル23は、静電容量方式に限られず、電磁誘導方式で検出するコイルを有するペン等、予め設定された操作物体による接触操作が検出できる構成であればよい。また、操作物体検出部22が検出する操作は接触操作に限らず、電磁誘導方式のペン等を用いた近接操作を検出してもよい。
そして、操作物体検出部22は、タッチパネル23を使用して操作物体による操作を検出した場合、情報処理端末1を省電力状態から稼働状態へ切り替えるための省電力復帰命令を、主制御部11へ送信する。一方、操作物体検出部22は、押下検出部21により押下が検出され、操作物体による操作の検出を開始した後に、操作物体による操作を検出することなく、予め設定された待機時間が経過した場合に、操作物体による操作の検出を停止し、押下検出部21により押下が検出される前の省電力状態へ戻る。
なお、上述した操作物体検出部22の一部の機能は他の構成装置(機能ブロック)により実現することができる。例えば、図4の情報処理端末31に示すように、情報処理端末1の構成に入力制御部41を加え、入力制御部41が操作物体検出部22の一部の機能を実行してもよい。例えば、入力制御部41は、押下検出部21により押下が検出されてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定し、操作物体検出部22が、待機時間の経過前に操作物体による操作を検出した場合に主制御部61へ省電力復帰命令を送信することができる。なお、後述する他の実施形態についても同様に入力制御部41を適用することができる。
具体的には、入力制御部41は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する。入力制御部41は、省電力状態である場合、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能が少なくとも稼働しており、操作物体による操作を検出する機能は停止していてもよい(入力制御部41の省電力状態)。そして、押下検出部21により押下が検出されたことを受けて、入力制御部41は、省電力状態から復帰する。そして、入力制御部41は、押下検出部21により押下が検出されてから、予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。そして、入力制御部41は、予め設定された待機時間が経過するまでに、操作物体検出部22により操作物体による操作が検出されなかった場合、操作検出部13を省電力状態へ切り替えるための省電力移行命令を操作検出部13へ送信する。一方、入力制御部41は、予め設定された待機時間が経過する前に、操作物体検出部22により操作物体による操作が検出された場合、情報処理端末1を省電力状態から稼働状態へ切り替えるための省電力復帰命令を、主制御部11へ送信する。このように、操作検出部13の一部の処理を入力制御部41が分担することで、効率的に省電力状態から稼働状態へ復帰することができる。
なお、入力制御部41は、上記に限られず、押下検出部21により押下が検出され、且つ、操作物体検出部22により操作物体による操作が検出された場合に、主制御部11へ省電力復帰命令を送信する構成であればよい。例えば、入力制御部41は、ラッチ回路やディレイ回路により構成されてもよい。
[動作]
次に、図5乃至図7を参照して、上述した情報処理端末1の動作について詳細に説明する。なお、図5乃至図7の例では、情報処理端末1の状態として省電力状態が設定されているものとする。
まず、ステップS1において、押下検出部21は、表示面に対する押下を検出したかを判定する。ステップS1において、押下を検出していないと判定した場合(ステップS1:No)、処理はステップS1に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS1において、押下を検出したと判定した場合(ステップS1:Yes)、ステップS2において、操作物体検出部22は、操作物体による操作の検出を開始する。すなわち、操作物体検出部22は、タッチパネル23と操作物体検出部22の操作物体による操作を検出する機能とを起動し、省電力状態から復帰する。
続いて、ステップS3において、操作物体検出部22は、操作物体による操作を検出したかを判定する。例えば、ステップS1の処理で表示面を押下した物体が、予め設定された操作物体(例えば人体)であるかを判定する。ステップS3において、操作物体による操作を検出していないと判定した場合(ステップS3:No)、ステップS4において、操作物体検出部22は、押下検出部21により押下が検出されてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。ステップS4において、まだ待機時間が経過していないと判定した場合(ステップS4:No)、処理はステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS4において、待機時間が経過したと判定された場合(ステップS4:Yes)、ステップS5において、操作物体検出部22は、操作物体による操作の検出を停止する。すなわち、タッチパネル23と操作物体検出部22の操作物体による操作を検出する機能とを停止し、省電力状態に戻る。ステップS5の処理の後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS3において、操作物体による操作を検出したと判定した場合(ステップS3:Yes)、ステップS6において、操作物体検出部22は、主制御部11へ省電力復帰命令を送信する。ステップS6の処理の後、操作検出処理1は終了する。
続いて、図6のステップS11において、主制御部11は、図5のステップS6の処理により送信された省電力復帰命令を受信する。そして、ステップS12において、主制御部11は、省電力状態を稼働状態へ切り替える。ステップS12の処理の後、主制御部11の状態制御処理1は終了する。これにより、情報処理端末1を構成する各構成装置に電力が供給され、情報処理端末1が稼働する。
このように、情報処理端末1は、押下検出部21により押下が検出された場合に、操作物体検出部22(とタッチパネル23)を起動し、操作物体検出部22により操作物体による操作が検出された場合に、主制御部11を省電力状態から稼働状態へ切り替える。従って、情報処理端末1は、押下検出部21と操作物体検出部22とのそれぞれの検出結果に基づいて、省電力状態から稼働状態へ切り替えるので、誤操作により省電力状態が解除されることを防止し、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
次に、図7を参照して、情報処理端末1の他の動作について詳細に説明する。図7の例では、押下検出部21を表示部12の表示面の一部の領域に形成し、表示面の一部の領域に形成された押下検出部21により押下を検出した場合に、省電力状態から稼働状態へ切り替える動作について説明する。なお、情報処理端末1は、マトリクス状の押下検出部21を表示面に形成し、操作物体が接触した位置を検出することができる。また、主制御部11の処理は、上記した図6の処理と同様であるので、図6を参照して説明する。
まず、ステップS31において、押下検出部21は、表示面に対する押下を検出したかを判定する。ステップS31において、押下を検出していないと判定した場合(ステップS31:No)、処理はステップS31に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS31において、押下を検出したと判定した場合(ステップS31:Yes)、ステップS32において、押下検出部21は、押下を検出した位置が予め設定された範囲内であるか否かを判定する。例えば、図2Bの操作物体検出部21Cの領域が押下されたか否かを判定する。
ステップS32において、押下を検出した位置が予め設定された範囲内でないと判定した場合(ステップS32:No)、処理はステップS31に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS32において、押下を検出した位置が予め設定された範囲内であると判定した場合(ステップS32:Yes)、処理はステップS33に進む。
そして、ステップS33において、操作物体検出部22は、操作物体による操作の検出を開始する。すなわち、操作物体検出部22は、タッチパネル23と操作物体検出部22の操作物体による操作を検出する機能とを起動し、省電力状態から復帰する。
続いて、ステップS34において、操作物体検出部22は、操作物体による操作を検出したかを判定する。ステップS34において、操作物体による操作を検出していないと判定した場合(ステップS34:No)、ステップS35において、操作物体検出部22は、押下検出部21により押下が検出されてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。ステップS35において、まだ待機時間が経過していないと判定した場合(ステップS35:No)、処理はステップS34に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS35において、待機時間が経過したと判定された場合(ステップS35:Yes)、ステップS36において、操作物体検出部22は、操作物体による操作の検出を停止する。すなわち、タッチパネル23と操作物体検出部22の操作物体による操作を検出する機能とを停止し、省電力状態に戻る。ステップS36の処理の後、処理はステップS31に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS34において、操作物体による操作を検出したと判定した場合(ステップS34:Yes)、ステップS37において、操作物体検出部22は、主制御部11へ省電力復帰命令を送信する。ステップS37の処理の後、操作検出処理1は終了する。
続いて、図6のステップS11において、主制御部11は、図5のステップS6の処理により送信された省電力復帰命令を受信する。そして、ステップS12において、主制御部11は、省電力状態を稼働状態へ切り替える。これにより、情報処理端末1を構成する各構成装置に電力が供給され、情報処理端末1が稼働する。具体的には、一例として、省電力状態は、表示部12(構成装置)への電力の供給を停止し、表示部12が画面の表示を行わない状態である。また、稼働状態は、表示部12への電力の供給を行い、表示部12が画面を表示する状態である。
このように、情報処理端末1は、押下検出部21により押下が検出された場合に、操作物体検出部22(とタッチパネル23)を起動し、操作物体検出部22により操作物体による操作が検出された場合に、主制御部11を省電力状態から稼働状態へ切り替える。従って、情報処理端末1は、押下検出部21と操作物体検出部22とのそれぞれの検出結果に基づいて、省電力状態から稼働状態へ切り替えるので、誤操作により省電力状態が解除されることを防止し、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を、図8乃至図12を参照して説明する。図8は、情報処理端末の構成を説明する図である。図9乃至図12は、情報処理端末の動作を説明するための図である。
[構成]
図8に示すように、本実施形態における情報処理端末51は、表示部12と、電源部14と、主制御部61と、操作検出部62とを備えている。なお、図8の情報処理端末51のうち、図1の情報処理端末1と対応する要素には同じ符号が付されている。従って、同様の構成については、簡単に説明する。情報処理端末51は、予め設定された動作を行う稼働状態(第1の稼働状態)と、稼働状態よりも省電力設定であり、且つ、省電力状態から稼働状態へ切り替える時間よりも短時間で稼働状態へ切り替え可能な仮稼働状態(第2の稼働状態)と、仮稼働状態よりも省電力設定とする省電力状態(第2の電力設定状態)と、の少なくとも3つの状態を有している。
仮稼働状態は、例えば、表示部12、ハードディスクドライブ等の記憶部(図示せず)、周辺機器等の情報処理端末51を構成する構成装置の一部への電力の供給を停止させるスリープ状態である。省電力状態は、例えば、少なくとも主電源を切断して、仮稼働状態よりも消費電力を低減する休止状態である。また、省電力状態は、例えば、ユーザの操作に素早く対応するために表示部12と、操作検出部62と、主制御部61との少なくとも一部が動作している仮稼働状態に対して、表示部12の消費電力のみ低減(輝度低下、画面消去、電源切断)する状態である。なお、仮稼働状態と省電力状態とは、上記に限られない。例えば、稼働状態の最大消費電力の大きさが1番大きく、仮稼働状態の最大消費電力の大きさが2番目に大きく、省電力状態の最大消費電力の大きさが3番目に大きくなればよい(最大消費電力の大きさ:稼働状態>仮稼働状態>省電力状態)。
なお、仮稼働状態では、省電力状態に対してユーザの操作に素早く対応するために必要な入力、表示、制御を優先したり、省電力状態から稼働状態へ移行する際に処理量の多いもの、移行までの時間がかかるものを優先したり、比較的消費電力の低い構成装置を省電力復帰することを優先したり、するのが望ましい。
次に、主制御部61の構成について説明する。主制御部61は、上述した主制御部61と同様の構成を備えている。すなわち、主制御部61は、CPUと、メモリと、入出力インタフェース(図示せず)とを備えている。そして、主制御部61は、メモリに記憶されたプログラムをCPUが読み込むことで、情報処理端末51の動作を制御する。また、主制御部61は、表示部12の起動と、表示部12への表示とを制御する。例えば、主制御部61は、表示部12の表示面に文字や画像などの各種データを表示する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成されている。
主制御部61(状態制御部)は、情報処理端末51の3つの状態(稼働状態と仮稼働状態と省電力状態)を切り替える機能を有する。主制御部61は、例えば、稼働状態である場合に、予め設定された時間までに所定の入力操作を受け付けなかったときに、稼働状態を省電力状態へ切り替える。また、例えば、主制御部61は、省電力状態である場合に、操作検出部62の押下検出部21により押下が検出されたときに、省電力状態を仮稼働状態に切り替える。さらに、主制御部61は、仮稼働状態である場合に、操作検出部62の操作物体検出部71により操作物体が検出されたときに、仮稼働状態を稼働状態へ切り替える。さらにまた、主制御部61は、仮稼働状態に切り替えてから、予め設定された待機時間までに操作物体検出部71から省電力復帰命令を受信しないときに、操作物体検出部71へ省電力移行命令を送信し、仮稼働状態を省電力状態へ切り替える。省電力復帰命令は、情報処理端末51を仮稼働状態(または省電力状態)から稼働状態へ切り替えるための命令である。省電力移行命令は、操作物体検出部71を省電力状態へ移行させるための命令である。
また、主制御部61は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能を有する。押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能は、図3を参照して説明した操作物体検出部22の押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能と同様である。さらに、主制御部61は、押下検出部21により押下が検出された場合に、後述する操作物体検出部71へ操作物体の検出を開始させるための操作物体検出命令を送信することもできる。
操作検出部62は、押下検出部21と、タッチパネル23と、操作物体検出部71とを備えている。操作検出部62は、省電力状態(および仮稼働状態)である場合に、所定の入力操作を受け付けるとともに、予め設定された操作物体による操作を検出する。また、操作検出部62は、稼働状態である場合に、入力インタフェースとして機能する。
押下検出部21は、表示部12の表示面に形成され、表示面に対する押下を検出し、表示面を押下する押下操作を入力操作として受け付ける。押下検出部21は、省電力状態である場合にも表示面に対する押下を検出するため、常に電源部14と通電し、稼働している状態である。
操作物体検出部71は、予め設定された操作物体による操作を検出する機能を有している。また、操作物体検出部71は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能を有している。そして、操作物体検出部71は、省電力状態である場合、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能だけが稼働しており、操作物体による操作を検出する機能は停止している(操作物体検出部71の省電力状態)。なお、操作物体検出部71は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能を有していなくてもよい。この場合、操作物体検出部71は、主制御部61から送信された操作物体検出命令を受信したときに、電源部14との通電を開始し、操作物体による操作を検出する機能とタッチパネル23とを起動する。これにより、操作物体検出部71は、省電力状態から復帰し、タッチパネル23を使用して操作物体による操作の検出を開始する。
タッチパネル23は、例えば静電容量方式のタッチパネルであり、表示部12の表示面に形成される。操作物体検出部71は、タッチパネル23が検出可能な、電気を通す性質を有する操作物体(例えば、人体や導体)による接触操作を検出する。
そして、操作物体検出部71は、タッチパネル23を使用して操作物体による操作を検出した場合、情報処理端末51(情報処理端末51を構成する構成装置)を仮稼働状態から稼働状態へ切り替えるための省電力復帰命令を、主制御部61へ送信する。一方、操作物体検出部71は、主制御部61から省電力移行命令を受信した場合、操作物体の検出を停止し、押下検出部21により押下が検出される前の省電力状態へ戻る。なお、操作物体検出部71は、上述した操作物体検出部22と同様に、押下検出部21により押下が検出され、操作物体による操作の検出を開始した後に、操作物体による操作を検出することなく、予め設定された待機時間が経過した場合に、操作物体の検出を停止し、押下検出部21により押下が検出される前の省電力状態へ戻るようにすることもできる。
[動作]
次に、図9と図10を参照して、上述した情報処理端末51の動作について詳細に説明する。なお、図9と図10の例では、情報処理端末51の状態として省電力状態が設定されているものとする。
まず、図9のステップS41において、押下検出部21は、表示面に対する押下を検出したかを判定する。ステップS41において、押下を検出していないと判定した場合(ステップS41:No)、処理はステップS41に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS41において、押下を検出したと判定した場合(ステップS41:Yes)、ステップS42において、操作物体検出部71は、操作物体による操作の検出を開始する。すなわち、操作物体検出部71は、タッチパネル23と操作物体検出部71の操作物体による操作を検出する機能とを起動し、省電力状態から復帰する。
続いて、ステップS43において、操作物体検出部71は、操作物体による操作を検出したかを判定する。ステップS43において、操作物体による操作を検出していないと判定した場合(ステップS43:No)、ステップS44において、操作物体検出部71は、主制御部61から省電力移行命令を受信したか否かを判定する。ステップS44において、省電力移行命令を受信していないと判定した場合(ステップS44:No)、処理はステップS43に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ここで、図10を参照して主制御部61の状態制御処理2について説明する。まず、ステップS51において、主制御部61は、押下検出部21により押下が検出されたか否かを判定(監視)する。ステップS51において、押下が検出されていないと判定した場合(ステップS51:No)、処理はステップS51に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS51において、押下が検出されたと判定した場合(ステップS51:Yes)、ステップS52において、主制御部61は、省電力状態を仮稼働状態へ切り替える。主制御部61は、仮稼働状態に切り替えることで、情報処理端末51を省電力状態から稼働状態へ切り替える時間より短時間で稼働状態へ切り替えることが可能になる。
続いて、ステップS53において、主制御部61は、操作物体検出部71から省電力復帰命令を受信したか否かを判定する。ステップS53において、省電力復帰命令を受信していないと判定した場合(ステップS53:No)、ステップS54において、主制御部61は、仮稼働状態へ切り替えてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。ステップS54において、待機時間が経過していないと判定された場合(ステップS54:No)、処理はステップS53に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS54において、待機時間が経過したと判定された場合(ステップS54:Yes)、ステップS55において、主制御部61は、操作物体検出部71へ省電力移行命令を送信する。省電力移行命令を送信することで、操作物体検出部71を省電力状態へ移行させることができる。続いて、ステップS56において、主制御部61は、仮稼働状態を省電力状態へ切り替える。ステップS56の処理の後、処理はステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ここで、図9に戻り、操作検出部62の処理について説明する。図9のステップS44において、図10のステップS55の処理で主制御部61から送信された省電力移行命令を受信したと判定された場合(ステップS44:Yes)、ステップS45において、操作物体検出部71は、操作物体による操作の検出を停止する。すなわち、タッチパネル23と操作物体検出部71の操作物体による操作を検出する機能とを停止し、省電力状態に戻る。ステップS45の処理の後、処理はステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS43において、操作物体による操作を検出したと判定した場合(ステップS43:Yes)、ステップS46において、操作物体検出部71は、主制御部61へ省電力復帰命令を送信する。これにより、情報処理端末51の状態を稼働状態にすることができる。ステップS46の処理の後、操作検出処理2は終了する。
一方、図10のステップS53において、図9のステップS46の処理により送信された省電力復帰命令を受信したと判定された場合(ステップS53:Yes)、ステップS57において、主制御部61は、仮稼働状態を稼働状態へ切り替える。これにより、情報処理端末51を構成する各構成装置に電力が供給され、情報処理端末51が稼働する。
このように、主制御部61は、押下検出部21により押下が検出された場合に、省電力状態を、当該省電力状態から稼働状態へ切り替える時間よりも情報処理端末51を短時間で稼働状態へ切り替え可能な仮稼働状態に切り替える。そして、操作物体検出部22により操作物体による操作が検出された場合に、仮稼働状態から稼働状態へ切り替えるので、より迅速に情報処理端末を省電力状態から復帰することができる。
なお、上述した例では、主制御部61と操作物体検出部71とのそれぞれが押下検出部21による検出結果を監視するとしたが、主制御部61と操作物体検出部71とのうちの一方(例えば主制御部61)が押下検出部21による検出結果を監視するようにすることもできる。図11と図12を参照して、情報処理端末51の他の動作について詳細に説明する。
まず、図11を参照して主制御部61の状態制御処理3について説明する。ステップS61において、主制御部61は、押下検出部21により押下が検出されたか否かを判定(監視)する。ステップS61において、押下が検出されていないと判定した場合(ステップS61:No)、処理はステップS61に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS61において、押下が検出されたと判定した場合(ステップS61:Yes)、ステップS62において、主制御部61は、省電力状態を仮稼働状態へ切り替える。続いて、ステップS63において、主制御部61は、操作物体検出部71に操作物体の検出を開始させるための操作物体検出命令を、操作物体検出部71へ送信する。
次に、図12のステップS71において、操作物体検出部71は、図11のステップS63の処理で送信される操作物体検出命令を受信したかを判定する。ステップS71において、操作物体検出命令を受信していないと判定した場合(ステップS71:No)、処理はステップS71に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS71において、図11のステップS63の処理で送信された操作物体検出命令を受信したと判定した場合(ステップS71:Yes)、ステップS72において、操作物体検出部71は、操作物体による操作の検出を開始する。すなわち、操作物体検出部71は、タッチパネル23と操作物体検出部71の操作物体による操作を検出する機能とを起動し、省電力状態から復帰する。
続いて、ステップS73において、操作物体検出部71は、操作物体による操作を検出したかを判定する。ステップS73において、操作物体による操作を検出していないと判定した場合(ステップS73:No)、ステップS74において、操作物体検出部71は、主制御部61から省電力移行命令を受信したか否かを判定する。ステップS74において、省電力移行命令を受信していないと判定した場合(ステップS74:No)、処理はステップS73に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ここで、図11に戻り、主制御部61の処理について説明する。図11のステップS64において、主制御部61は、操作物体検出部71から省電力復帰命令を受信したか否かを判定する。ステップS64において、省電力復帰命令を受信していないと判定した場合(ステップS64:No)、ステップS65において、主制御部61は、仮稼働状態へ切り替えてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。ステップS65において、待機時間が経過していないと判定された場合(ステップS65:No)、処理はステップS64に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS65において、待機時間が経過したと判定された場合(ステップS65:Yes)、ステップS66において、主制御部61は、操作物体検出部71へ省電力移行命令を送信する。続いて、ステップS67において、主制御部61は、仮稼働状態を省電力状態へ切り替える。ステップS67の処理の後、処理はステップS61に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、図12のステップS74において、図11のステップS66の処理で送信された省電力移行命令を受信したと判定された場合(ステップS74:Yes)、ステップS75において、操作物体検出部22は、操作物体による操作の検出を停止する。すなわち、タッチパネル23と操作物体検出部71の操作物体による操作を検出する機能とを停止し、省電力状態に戻る。ステップS75の処理の後、処理はステップS71に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS73において、操作物体による操作を検出したと判定した場合(ステップS73:Yes)、ステップS76において、操作物体検出部71は、主制御部61へ省電力復帰命令を送信する。ステップS76の処理の後、操作物体検出処理は終了する。
また、図11のステップS64において、図12のステップS76の処理により送信された省電力復帰命令を受信したと判定された場合(ステップS64:Yes)、ステップS68において、主制御部61は、仮稼働状態を稼働状態へ切り替える。
このように、主制御部61は、押下検出部21により押下が検出された場合に、省電力状態を、省電力状態から稼働状態へ切り替える時間よりも短時間で稼働状態へ切り替え可能な仮稼働状態に切り替える。そして、主制御部61は、操作物体検出部71へ操作物体検出命令を送信するので、操作物体検出部71が押下検出部21により押下が検出されたことを監視する必要がなくコストを低減することができるとともに、より確実に操作物体検出部71による処理を開始することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を、図13と図14を参照して説明する。図13は、情報処理端末の構成を説明するための図である。図14は、情報処理端末の動作を説明するための図である。
[構成]
図13に示すように、本実施形態における情報処理端末101は、主制御部111と、表示部12と、電源部14と、操作検出部112とを備えている。なお、図13の情報処理端末101のうち、図1の情報処理端末1と対応する要素には同じ符号が付されている。従って、同様の構成については、簡単に説明する。情報処理端末101は、予め設定された動作を行う稼働状態と、稼働状態よりも省電力設定とする(消費電力を低減した)省電力状態と、の少なくとも2つの状態を有している。
省電力状態は、例えば、表示部12、ハードディスクドライブ等の記憶部(図示せず)、周辺機器等の情報処理端末1を構成する構成装置の一部への電力の供給を停止させるスリープ状態や、少なくとも主電源を切断して、スリープ状態よりも消費電力を低減する休止状態等である。なお、省電力状態(第2の電力設定状態)は、第1の実施形態にて記載したように、稼働状態(第1の電力設定状態)よりも消費電力が低減されていればいかなる構成でもよい。
次に、主制御部111の構成について説明する。主制御部111は、CPUと、メモリと、入出力インタフェース(図示せず)とを備えている。そして、主制御部111は、メモリに記憶されたプログラムをCPUが読み込むことで、情報処理端末101の動作を制御する。
また、主制御部111は、表示部12の起動と、表示部12への表示とを制御する。例えば、主制御部111は、表示部12の表示面に文字や画像などの各種データを表示する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成されている。なお、表示部12は、上述した構成に限定されず、いかなる構成にて実現されてもよい。
主制御部111(状態制御部)は、情報処理端末101の2つの状態(稼働状態と省電力状態)を切り替える機能を有する。主制御部111は、例えば、稼働状態である場合に、予め設定された時間までに所定の入力操作を受け付けなかったときに、稼働状態を省電力状態へ切り替える。また、例えば、主制御部111は、省電力状態である場合に、予め設定された条件を満たす、所定の入力操作を受け付けたときに、省電力状態を稼働状態へ切り替える。
次に、操作検出部112の構成について説明する。操作検出部112は、操作物体検出部22と、タッチパネル23と、圧力センサ121と、圧力検出部122とを備えている。操作検出部112は、省電力状態である場合に、予め設定された操作物体による入力操作を検出する。また、操作検出部112は、稼働状態である場合に、入力インタフェースとして機能する。
圧力センサ121は、表示部12の表示面に形成され、表示面に対する操作物体の圧力を検出可能に構成されている。圧力検出部122は、圧力センサ121を使用して、表示面に対する操作物体の圧力を検出する。そして、圧力検出部122は、検出した圧力の大きさが予め設定された閾値以上であるか(表示面に対する押下であるか)否かを判定する。ここで、圧力検出部122は、省電力状態である場合にも表示面に対する操作物体の圧力を検出するため、常に電源部14と通電し、稼働した状態である。なお、圧力検出部122の消費電力は、操作物体検出部22の消費電力よりも十分小さいとする。また、閾値の大きさは、入力により適宜変更可能である。
操作物体検出部123は、予め設定された操作物体による操作を検出する機能を有している。また、操作物体検出部123は、圧力検出部122により予め設定された閾値以上の大きさの圧力が検出されたことを監視する機能を有している。操作物体検出部123は、省電力状態である場合、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能だけが稼働しており、操作物体による操作を検出する機能は停止している(操作物体検出部123の省電力状態)。
圧力検出部122により押下が検出された場合、操作物体検出部22は、電源部14から省電力状態より大きい電力の供給を受けて、操作物体による操作を検出する機能とタッチパネル23とを起動する。これにより、操作物体検出部123は、省電力状態から復帰し、タッチパネル23を使用して操作物体の検出を開始する。
タッチパネル23は、例えば静電容量方式のタッチパネルであり、表示部12の表示面に形成される。操作物体検出部123は、タッチパネル23が検出可能な、電気を通す性質を有する操作物体(例えば、人体や導体)を検出する。なお、タッチパネル23は、静電容量方式に限られず、予め設定された操作物体が検出できる構成であればよい。
そして、操作物体検出部123は、タッチパネル23を使用して操作物体による操作を検出した場合、情報処理端末101を省電力状態から稼働状態へ切り替えるための省電力復帰命令を、主制御部111へ送信する。一方、操作物体検出部123は、圧力検出部122により閾値以上の大きさの圧力が検出された後に、操作物体による操作を検出することなく、予め設定された待機時間が経過した場合に、操作物体の検出を停止し、圧力検出部122により閾値以上の大きさの圧力が検出される前の省電力状態へ戻る。
なお、操作物体検出部123は、圧力検出部122により閾値以上の大きさの圧力が検出されたことを監視する機能を有していなくてもよい。この場合、圧力検出部122は、閾値以上の大きさの圧力を検出した場合に操作物体検出部123へ操作物体検出命令を送信する。そして、操作物体検出部123は、圧力検出部122から送信された操作物体検出命令を受信したときに、電源部14との通電を開始し、操作物体による操作を検出する機能とタッチパネル23とを起動する。これにより、操作物体検出部123は、省電力状態から復帰し、タッチパネル23を使用して操作物体の検出を開始する。
[動作]
次に、図14を参照して、上述した情報処理端末101の動作について詳細に説明する。なお、主制御部111の動作は、図6の主制御部11の動作と同様であるので、図6を参照して説明する。また、図14の例では、情報処理端末51の状態として省電力状態が設定されているものとする。
まず、ステップS91において、圧力検出部122は、予め設定された閾値以上の大きさの圧力を検出したかを判定する。ステップS91において、閾値以上の大きさの圧力を検出していないと判定した場合(ステップS91:No)、処理はステップS91に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS91において、閾値以上の大きさの圧力を検出したと判定した場合(ステップS91:Yes)、ステップS92において、操作物体検出部123は、操作物体による操作の検出を開始する。すなわち、操作物体検出部123は、タッチパネル23と操作物体検出部123の操作物体による操作を検出する機能とを起動し、省電力状態から復帰する。
続いて、ステップS93において、操作物体検出部22は、操作物体による操作を検出したかを判定する。すなわち、ステップS91の処理で表示面に対して圧力を加えた物体が、予め設定された操作物体(例えば人体)であるかを判定する。ステップS93において、操作物体による操作を検出していないと判定した場合(ステップS93:No)、ステップS94において、操作物体検出部123は、圧力検出部122により閾値以上の大きさの圧力が検出されてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。ステップS94において、待機時間が経過していないと判定した場合(ステップS94:No)、処理はステップS93に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS94において、待機時間が経過したと判定された場合(ステップS94:Yes)、ステップS95において、操作物体検出部123は、操作物体による操作の検出を停止する。すなわち、タッチパネル23と操作物体検出部123の操作物体による操作を検出する機能とを停止し、省電力状態に戻る。ステップS95の処理の後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS93において、操作物体による操作を検出したと判定した場合(ステップS93:Yes)、ステップS96において、操作物体検出部123は、主制御部111へ省電力復帰命令を送信する。ステップS96の処理の後、操作検出処理3は終了する。
続いて、図6のステップS11において、主制御部111は、図14のステップS96の処理により送信された省電力復帰命令を受信する。そして、ステップS12において、主制御部111は、省電力状態を稼働状態へ切り替える。
このように、情報処理端末101は、圧力検出部122によりあらかじめ設定された閾値以上の圧力が検出されたかを判定するので、スイッチにより構成される押下検出部21と比較して、押下の定義(押下を検出する閾値)を詳細に設定することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
なお、情報処理端末101は、第2実施形態にて説明した構成を適用し、稼働状態と、仮稼働状態と、省電力状態と、を切り替えるようにすることもできる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を、図15乃至図17を参照して説明する。図15は、情報処理端末の構成を説明するための図である。図16と図17は、情報処理端末の動作を説明するための図である。
[構成]
図15に示すように、本実施形態における情報処理端末201は、表示部12と、電源部14と、主制御部211と、操作検出部212とを備えている。なお、図15の情報処理端末201のうち、図1の情報処理端末1と対応する要素には同じ符号が付されている。すなわち、情報処理端末201は、操作物体による操作を検出する代わりに、入力操作による位置情報を取得する点が情報処理端末1と異なり、他の構成は情報処理端末1と同様である。従って、同様の構成については、簡単に説明する。情報処理端末201は、予め設定された動作を行う稼働状態と、稼働状態よりも省電力設定とする(消費電力を低減した)省電力状態と、の少なくとも2つの状態を有している。
省電力状態は、例えば、表示部12、ハードディスクドライブ等の記憶部(図示せず)、周辺機器等の情報処理端末1を構成する構成装置の一部への電力の供給を停止させるスリープ状態や、少なくとも主電源を切断して、スリープ状態よりも消費電力を低減する休止状態等である。なお、省電力状態(第2の電力設定状態)は、第1の実施形態にて記載したように、稼働状態(第1の電力設定状態)よりも消費電力が低減されていればいかなる構成でもよい。
次に、主制御部211の構成について説明する。主制御部211は、CPUと、メモリと、入出力インタフェース(図示せず)とを備えている。そして、主制御部11は、メモリに記憶されたプログラムをCPUが読み込むことで、情報処理端末201の動作を制御する。
また、主制御部211は、表示部12の起動と、表示部12への表示とを制御する。例えば、主制御部211は、表示部12の表示面に文字や画像などの各種データを表示する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成されている。なお、表示部12は、上述した構成に限定されず、いかなる構成にて実現されてもよい。
主制御部211(状態制御部)は、情報処理端末1の2つの状態(稼働状態と省電力状態)を切り替える機能を有する。主制御部211は、例えば、稼働状態である場合に、予め設定された時間までに所定の入力操作を受け付けなかったときに、稼働状態を省電力状態へ切り替える。また、例えば、主制御部211は、省電力状態である場合に、予め設定された条件を満たす、所定の入力操作を受け付けたときに、省電力状態を稼働状態へ切り替える。
次に、操作検出部212の構成について説明する。操作検出部212は、押下検出部21と、タッチパネル23と、位置情報取得部221とを備えている。操作検出部212は、省電力状態である場合に、所定の入力操作を受け付けるとともに、所定の入力操作に対する表示面の位置情報を取得する。また、操作検出部212は、稼働状態である場合に、入力インタフェースとして機能する。
押下検出部21は、表示部12の表示面に形成され、表示面に対する押下を検出する。押下検出部21は、省電力状態である場合にも表示面に対する押下を検出するため、常に電源部14と通電し、稼働した状態である。
位置情報取得部221(位置情報取得部)は、タッチパネル23により接触が検出された領域の位置情報を取得する機能を有している。また、位置情報取得部221は、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能を有している。そして、位置情報取得部221は、取得した位置情報を主制御部211へ送信する。位置情報取得部221は、省電力状態である場合、押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能だけが稼働しており、タッチパネル23により接触が検出された領域の位置情報を取得するは停止している(位置情報取得部221の省電力状態)。なお、位置情報取得部221が押下検出部21により押下が検出されたことを監視する機能については、図3を参照して上述した操作物体検出部22の機能と同様である。
そして、押下検出部21により押下が検出された場合、位置情報取得部221は、電源部14から省電力状態より大きい電力の供給を受けて、接触が検出された領域の位置情報を取得する機能とタッチパネル23とを起動する。これにより、位置情報取得部221は、省電力状態から復帰し、タッチパネル23を使用して接触が検出された領域の位置情報の取得を開始する。なお、位置情報取得部221は、タッチパネル23に限らず、抵抗膜や、マトリクス状に配置された押圧スイッチ等の位置情報を検出可能な構成を有するデバイスを使用して位置情報を取得することができる。
タッチパネル23は、例えば静電容量方式のタッチパネルであり、表示部12の表示面に形成される。なお、タッチパネル23は、表示部12の表示面全体に形成される必要はなく、表示面の一部の領域に形成されればよい。また、表示面に複数のタッチパネル23が形成されてもよい。さらに、タッチパネル23は、静電容量方式に限られず、接触された表示面の位置情報が検出できる構成であればよい。
そして、位置情報取得部221は、位置情報を取得した場合に、取得した位置情報を主制御部211へ送信する。一方、位置情報取得部221は、押下検出部21により押下が検出された後、予め設定された待機時間が経過するまでの間に位置情報が取得されなかった場合、位置情報の取得を停止し、押下検出部21により押下が検出される前の省電力状態へ戻る。
主制御部211は、位置情報取得部221から送信された位置情報を受信すると、受信した位置情報が、表示面の予め設定された領域に含まれているか否かを判定する。そして、主制御部211は、位置情報が予め設定された領域に含まれている場合に、省電力状態を稼働状態へ切り替える。一方、主制御部211は、位置情報が予め設定された領域に含まれていない場合、状態を切り替えない(省電力状態を維持する)。
[動作]
次に、図16と図17を参照して、上述した情報処理端末の動作について詳細に説明する。なお、図16と図17の例では、情報処理端末201の状態として省電力状態が設定されているものとする。
まず、ステップS111において、押下検出部21は、表示面に対する押下を検出したかを判定する。ステップS111において、押下を検出していないと判定した場合(ステップS111:No)、処理はステップS111に戻り、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS111において、押下を検出したと判定した場合(ステップS111:Yes)、ステップS112において、位置情報取得部221は、位置情報の取得を開始する。すなわち、位置情報取得部221は、タッチパネル23と位置情報取得部221の位置情報を取得する機能とを起動し、省電力状態から復帰する。
続いて、ステップS113において、位置情報取得部221は、位置情報を取得したかを判定する。ステップS113において、位置情報を取得していないと判定した場合(ステップS113:No)、ステップS114において、位置情報取得部221は、押下検出部21により押下が検出されてから予め設定された待機時間が経過したか否かを判定する。ステップS114において、待機時間が経過していないと判定した場合(ステップS114:No)、処理はステップS113に戻り、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS114において、待機時間が経過したと判定された場合(ステップS114:Yes)、ステップS115において、位置情報取得部221は、位置情報の取得を停止する。すなわち、タッチパネル23と位置情報取得部221の位置情報を取得する機能とを停止し、省電力状態に戻る。ステップS115の処理の後、処理はステップS111に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS113において、位置情報を取得したと判定した場合(ステップS113:Yes)、ステップS116において、位置情報取得部221は、主制御部211へ省電力復帰命令を送信する。ステップS116の処理の後、操作検出処理4は終了する。
続いて、図17のステップS121において、主制御部211は、図16のステップS113の処理により送信された位置情報を受信する。そして、ステップS122において、主制御部211は、位置情報が予め設定された所定の範囲内に含まれているか否かを判定する。具体的には、位置情報が表示部12の表示面の予め設定された領域の範囲内に含まれているか否かを判定する。ステップS122において、位置情報が予め設定された範囲内に含まれていると判定された場合(ステップS122:Yes)、ステップS123において、主制御部211は、省電力状態を稼働状態へ切り替える。これにより、情報処理端末201を構成する各構成装置に電力が供給され、情報処理端末201が稼働する。ステップS123の処理の後、および、ステップS122において、位置情報が予め設定された範囲内に含まれていないと判定された場合(ステップS122:No)、状態制御処理4は終了する。
このように、情報処理端末201は、押下検出部21により押下が検出された場合に、位置情報取得部221(とタッチパネル23)を起動し、位置情報取得部221により位置情報が取得された場合に、主制御部211を省電力状態から稼働状態へ切り替える。このように、段階的に省電力復帰するので、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
なお、上述した第1乃至第3の実施形態の操作物体検出部(例えば操作物体検出部21,71,123)の代わりに、位置情報取得部221を備えることもできる。例えば、第2実施携帯の情報処理端末51の主制御部61が、位置情報取得部221により取得された位置情報に基づいて、情報処理端末51の状態を切り替えるようにすることができる。具体的には、主制御部61は、省電力状態である場合に、押下検出部21により押下が検出されたときに、省電力状態を仮稼働状態に切り替える。そして、主制御部61は、仮稼働状態である場合に、位置情報取得部221により送信された位置情報を受信したときに、仮稼働状態を稼働状態へ切り替える。さらにまた、主制御部61は、仮稼働状態に切り替えてから、予め設定された待機時間までに位置情報取得部221から位置情報を受信しないときに、位置情報取得部221へ省電力移行命令を送信する。そして、位置情報取得部221は、主制御部61から送信された省電力移行命令を受信した場合、位置情報の取得を停止し、押下検出部21により押下が検出される前の省電力状態へ戻る。
なお、省電力状態から稼働状態または仮稼働状態へ復帰し、その後、再度省電力状態へ戻る場合は、最初と同じ省電力状態に切り替えなくてもよい。例えば、2段階以上の状態を段階的に元の省電力状態へ遷移してもよいし、異なる省電力状態のままであってもよい。具体的には、第1の省電力状態と、第1の省電力状態よりも省電力設定とする第2の省電力状態を有し、主制御部(主制御部11,61,111,211)は、第2の省電力状態から稼働状態(または仮稼働状態)へ復帰した後、予め設定された時間までに前記操作物体検出部により前記操作物体が検出されない場合に、第1の省電力状態へ切り替えてもよい。さらに、主制御部は、第1の省電力状態へ切り替えた後、予め設定された時間が経過した時に、第2の省電力状態へ切り替えてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理端末等の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段と、
所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、
を備え、
前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
情報処理端末。
これによれば、情報処理端末1は、押下検出部21と操作物体検出部22とのそれぞれの検出結果に基づいて、第2の電力設定状態から第1の電力設定状態へ切り替えるので、誤操作により第2の電力設定状態が解除されることを防止し、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
(付記2)
前記入力操作受付部は、情報処理端末が有する表示部の表示面に形成され、前記表示面を押下する押下操作を前記入力操作として受け付ける、
付記1記載の情報処理端末。
これによれば、情報処理端末が有する表示部の表示面に対する押下を検出するので、ユーザが操作しやすく、利便性を向上することができる。
(付記3)
前記操作物体検出部は、情報処理端末が有する表示部の表示面に形成された、静電容量方式により前記操作物体による操作を検出可能なタッチパネルを用いて、電気を通す性質を有する前記操作物体による操作を検出する、
付記1又は2記載の情報処理端末。
これによれば、情報処理端末が有する表示部の表示面に形成された、静電容量方式のタッチパネルを用いて、電気を通す性質を有する操作物体による操作を検出するので、ユーザが意図していない物体での操作により省電力状態から通常稼動状態へ切り替わること防止することができ、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
(付記4)
前記操作物体検出部は、前記第2の電力設定状態である場合に前記操作物体による操作の検出を停止し、前記第2の電力設定状態にて前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられた場合に、前記操作物体による操作の検出を開始する、
付記1乃至3のいずれか記載の情報処理端末。
これによれば、省電力状態である場合に操作物体による操作の検出を停止し、省電力状態にて入力操作が受け付けられた場合に、操作物体による操作の検出を開始するので、省電力状態における情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
(付記5)
前記操作物体検出部は、前記第2の電力設定状態にて前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、前記操作物体による操作の検出を開始した後に、前記操作物体による操作を検出することなく、予め設定された時間が経過した場合に、前記操作物体による操作の検出を停止する、
付記4記載の情報処理端末。
これによれば、操作物体による操作の検出を開始した後に、操作物体による操作を検出することなく、予め設定された時間が経過した場合に、操作物体による操作の検出を停止するので、誤操作により情報処理端末が通常稼動状態に移行することを防止し、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
(付記6)
前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されなかったとき、前記第1の電力設定状態への切り替えを行わない、
付記1乃至8のいずれか記載の情報処理端末。
これによれば、入力操作を行った物体が、予め設定された操作物体であるときのみ消費電力が増加し、予め設定された操作物体でないときには、消費電力が変化しないので、誤操作により情報処理端末の消費電力が増加を抑制することができる。
(付記7)
前記第1の電力設定状態は、前記情報処理端末を構成する構成装置へ予め設定された電力を供給する稼働状態であり、
前記第2の電力設定状態は、前記稼働状態よりも消費電力を低減する省電力状態である、
付記1乃至6のいずれかに記載の情報処理端末。
これによれば、情報処理端末1は、押下検出部21と操作物体検出部22とのそれぞれの検出結果に基づいて、省電力状態から稼働状態へ切り替えるので、誤操作により省電力状態が解除されることを防止し、情報処理端末の消費電力の低減を図ることができる。
(付記8)
前記省電力状態は、第1の省電力状態と、当該第1の省電力状態よりも省電力設定とする第2の省電力状態と、を有し、
前記状態制御手段は、前記第2の省電力状態を前記稼働状態へ切り替えてから予め設定された時間までに前記操作物体検出部により前記操作物体が検出されない場合に、前記稼働状態を前記第1の省電力状態へ切り替える、
付記7記載の情報処理端末。
これによれば、省電力状態に戻す場合に、切り替え前の省電力状態(第2の省電力状態)とは異なる省電力状態(第1の省電力状態)に切り替えるので、情報処理端末の省電力化を実現しつつ、迅速に省電力状態から復帰することができる。
(付記9)
前記状態制御手段は、前記第1の省電力状態へ切り替えてから予め設定された時間が経過した場合に、前記第1の省電力状態を前記第2の省電力状態へ切り替える、
付記8記載の情報処理端末。
これによれば、段階的に省電力状態を切り替えて、徐々に省電力化するので、情報処理端末の省電力化を実現しつつ、迅速に省電力状態から復帰することができる。
(付記10)
前記稼働状態は、第1の稼働状態と、当該第1の稼働状態よりも省電力設定とする第2の稼働状態と、を有し、
前記状態制御手段は、
前記省電力状態にて、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられた場合に、前記省電力状態を、前記省電力状態から前記第1の稼働状態へ切り替える時間よりも短時間で前記第1の稼働状態へ切り替え可能なように前記構成装置の一部へ電力を供給させる前記第2の稼働状態に切り替え、
前記第2の稼働状態にて、前記操作物体検出部により前記操作物体が検出された場合に、前記第2の稼働状態を前記第1の稼働状態へ切り替え、
前記第2の稼働状態に切り替えてから予め設定された時間までに前記操作物体検出部により前記操作物体が検出されない場合に、前記第2の稼働状態を前記省電力状態へ切り替える、
付記7乃至9のいずれか記載の情報処理端末。
これによれば、情報処理端末を省電力状態から第2の稼動状態へ切り替えた後に、第2の稼動状態から第1の稼動状態へ切り替えるので、操作物体検出部により操作物体が検出された場合に、より迅速に情報処理端末を動作することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
(付記11)
前記構成装置の1つは、表示部であり、
前記省電力状態は、前記表示部に供給する電力を、前記稼働状態において前記表示部に供給する電力よりも低減する状態である、
付記7乃至10のいずれか記載の情報処理端末。
これによれば、省電力状態において、構成装置としての表示部に供給する電力を稼働状態よりも低減するので、省電力化を実現することができる。
(付記12)
前記稼働状態は、前記表示部への電力の供給を行い、前記表示部が画面を表示する状態であり、
前記省電力状態は、前記表示部への電力の供給を停止し、前記表示部が画面の表示を行わない状態である、
付記11に記載の情報処理端末。
これによれば、稼働状態にて表示部への電力を供給し、表示部が画面表示を行い、省電力状態にて表示部への電力の供給を停止して、表示部が画面表示を行わないので、情報処理端末の消費電力をより低減することができる。
(付記13)
前記稼働状態にて供給される電力の大きさは、前記稼働状態にて動作する前記構成装置の実消費電力の大きさであり、
前記省電力状態にて供給される電力の大きさは、前記省電力状態にて動作する前記構成装置の実消費電力の大きさである、
付記7乃至12のいずれか記載の情報処理端末。
これによれば、各電力設定状態にて動作する構成装置の実消費電力を供給するので、余分な電力を供給する必要がなく、情報処理端末の消費電力を低減することができる。
(付記14)
前記操作物体検出部は、前記操作物体として人体を検出する、
付記1乃至13のいずれか記載の情報処理端末。
これによれば、他の物体が接触したことは検出せずに、ユーザの接触操作を検出するので、誤操作を防止することができる。
(付記15)
情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段と、
所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
前記入力操作が行われた位置を表す位置情報を取得する位置情報取得部と、
を備え、
前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記位置情報取得部により取得された位置情報が予め設定された条件を満たすときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
情報処理端末。
(付記16)
前記状態制御手段は、前記省電力状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記位置情報取得部により取得された位置情報が、情報処理端末が有する表示部の表示面の予め設定された領域に含まれる場合に、前記省電力状態を前記稼働状態へ切り替える、
付記15記載の情報処理端末。
(付記17)
情報処理端末にて、
所定の入力操作を受け付け、
予め設定された操作物体による操作を検出し、
第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作を受け付け、且つ、前記操作物体による操作を検出したときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
情報処理方法。
(付記18)
情報処理端末が有する表示部の表示面を押下する押下操作を前記入力操作として受け付ける、
付記17記載の情報処理方法。
(付記19)
所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、
を備える情報処理端末に、
情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段、
を実現させるためのプログラムであって、
前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
プログラム。
1 情報処理端末
11 主制御部
12 表示部
13 操作検出部
14 電源部
21 押下検出部
22 操作物体検出部
23 タッチパネル
31 情報処理端末
41 入力制御部
51 情報処理端末
61 主制御部
62 操作検出部
71 操作物体検出部
101 情報処理端末
111 主制御部
112 操作検出部
121 圧力センサ
122 圧力検出部
123 操作物体検出部
201 情報処理端末
211 主制御部
212 操作検出部
221 位置情報取得部

Claims (19)

  1. 情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段と、
    所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
    予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、
    を備え、
    前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
    情報処理端末。
  2. 前記入力操作受付部は、情報処理端末が有する表示部の表示面に形成され、前記表示面を押下する押下操作を前記入力操作として受け付ける、
    請求項1記載の情報処理端末。
  3. 前記操作物体検出部は、情報処理端末が有する表示部の表示面に形成された、静電容量方式により前記操作物体による操作を検出可能なタッチパネルを用いて、電気を通す性質を有する前記操作物体による操作を検出する、
    請求項1又は2記載の情報処理端末。
  4. 前記操作物体検出部は、前記第2の電力設定状態である場合に前記操作物体による操作の検出を停止し、前記第2の電力設定状態にて前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられた場合に、前記操作物体による操作の検出を開始する、
    請求項1乃至3のいずれか記載の情報処理端末。
  5. 前記操作物体検出部は、前記第2の電力設定状態にて前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、前記操作物体による操作の検出を開始した後に、前記操作物体による操作を検出することなく、予め設定された時間が経過した場合に、前記操作物体による操作の検出を停止する、
    請求項4記載の情報処理端末。
  6. 前記状態制御手段は、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されなかったとき、前記第1の電力設定状態への切り替えを行わない、
    請求項1乃至5のいずれか記載の情報処理端末。
  7. 前記第1の電力設定状態は、前記情報処理端末を構成する構成装置へ予め設定された電力を供給する稼働状態であり、
    前記第2の電力設定状態は、前記稼働状態よりも消費電力を低減する省電力状態である、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理端末。
  8. 前記省電力状態は、第1の省電力状態と、当該第1の省電力状態よりも省電力設定とする第2の省電力状態と、を有し、
    前記状態制御手段は、前記第2の省電力状態を前記稼働状態へ切り替えてから予め設定された時間までに前記操作物体検出部により前記操作物体が検出されない場合に、前記稼働状態を前記第1の省電力状態へ切り替える、
    請求項7記載の情報処理端末。
  9. 前記状態制御手段は、前記第1の省電力状態へ切り替えてから予め設定された時間が経過した場合に、前記第1の省電力状態を前記第2の省電力状態へ切り替える、
    請求項8記載の情報処理端末。
  10. 前記稼働状態は、第1の稼働状態と、当該第1の稼働状態よりも省電力設定とする第2の稼働状態と、を有し、
    前記状態制御手段は、
    前記省電力状態にて、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられた場合に、前記省電力状態を、前記省電力状態から前記第1の稼働状態へ切り替える時間よりも短時間で前記第1の稼働状態へ切り替え可能なように前記構成装置の一部へ電力を供給させる前記第2の稼働状態に切り替え、
    前記第2の稼働状態にて、前記操作物体検出部により前記操作物体が検出された場合に、前記第2の稼働状態を前記第1の稼働状態へ切り替え、
    前記第2の稼働状態に切り替えてから予め設定された時間までに前記操作物体検出部により前記操作物体が検出されない場合に、前記第2の稼働状態を前記省電力状態へ切り替える、
    請求項7乃至9のいずれか記載の情報処理端末。
  11. 前記構成装置の1つは、表示部であり、
    前記省電力状態は、前記表示部に供給する電力を、前記稼働状態において前記表示部に供給する電力よりも低減する状態である、
    請求項7乃至10のいずれか記載の情報処理端末。
  12. 前記稼働状態は、前記表示部への電力の供給を行い、前記表示部が画面を表示する状態であり、
    前記省電力状態は、前記表示部への電力の供給を停止し、前記表示部が画面の表示を行わない状態である、
    請求項11に記載の情報処理端末。
  13. 前記稼働状態にて供給される電力の大きさは、前記稼働状態にて動作する前記構成装置の実消費電力の大きさであり、
    前記省電力状態にて供給される電力の大きさは、前記省電力状態にて動作する前記構成装置の実消費電力の大きさである、
    請求項7乃至12のいずれか記載の情報処理端末。
  14. 前記操作物体検出部は、前記操作物体として人体を検出する、
    請求項1乃至13のいずれか記載の情報処理端末。
  15. 情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段と、
    所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
    前記入力操作が行われた位置を表す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    を備え、
    前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記位置情報取得部により取得された位置情報が予め設定された条件を満たすときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
    情報処理端末。
  16. 前記状態制御手段は、前記省電力状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記位置情報取得部により取得された位置情報が、情報処理端末が有する表示部の表示面の予め設定された領域に含まれる場合に、前記省電力状態を前記稼働状態へ切り替える、
    請求項15記載の情報処理端末。
  17. 情報処理端末にて、
    所定の入力操作を受け付け、
    予め設定された操作物体による操作を検出し、
    情報処理端末自体の第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作を受け付け、且つ、前記操作物体による操作を検出したときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
    情報処理方法。
  18. 情報処理端末が有する表示部の表示面を押下する押下操作を前記入力操作として受け付ける、
    請求項17記載の情報処理方法。
  19. 所定の入力操作を受け付ける入力操作受付部と、
    予め設定された操作物体による操作を検出する操作物体検出部と、
    を備える情報処理端末に、
    情報処理端末自体の第1の電力設定状態と、当該第1の電力設定状態よりも省電力設定とする第2の電力設定状態と、の切り替えを制御する状態制御手段、
    を実現させるためのプログラムであって、
    前記状態制御手段は、前記第2の電力設定状態である場合に、前記入力操作受付部により前記入力操作が受け付けられ、且つ、前記操作物体検出部により前記操作物体による操作が検出されたときに、前記第2の電力設定状態を前記第1の電力設定状態へ切り替える、
    プログラム。

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