JP2014015459A - 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物の製造方法及び速放性製剤 - Google Patents
低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物の製造方法及び速放性製剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014015459A JP2014015459A JP2013126689A JP2013126689A JP2014015459A JP 2014015459 A JP2014015459 A JP 2014015459A JP 2013126689 A JP2013126689 A JP 2013126689A JP 2013126689 A JP2013126689 A JP 2013126689A JP 2014015459 A JP2014015459 A JP 2014015459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sugar
- mass
- granulated product
- low
- aqueous dispersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
- A61K9/2004—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/2022—Organic macromolecular compounds
- A61K9/205—Polysaccharides, e.g. alginate, gums; Cyclodextrin
- A61K9/2054—Cellulose; Cellulose derivatives, e.g. hydroxypropyl methylcellulose
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/16—Amides, e.g. hydroxamic acids
- A61K31/165—Amides, e.g. hydroxamic acids having aromatic rings, e.g. colchicine, atenolol, progabide
- A61K31/167—Amides, e.g. hydroxamic acids having aromatic rings, e.g. colchicine, atenolol, progabide having the nitrogen of a carboxamide group directly attached to the aromatic ring, e.g. lidocaine, paracetamol
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/335—Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
- A61K31/365—Lactones
- A61K31/375—Ascorbic acid, i.e. vitamin C; Salts thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/08—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
- A61K47/10—Alcohols; Phenols; Salts thereof, e.g. glycerol; Polyethylene glycols [PEG]; Poloxamers; PEG/POE alkyl ethers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/30—Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
- A61K47/36—Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
- A61K47/38—Cellulose; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0053—Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
- A61K9/0056—Mouth soluble or dispersible forms; Suckable, eatable, chewable coherent forms; Forms rapidly disintegrating in the mouth; Lozenges; Lollipops; Bite capsules; Baked products; Baits or other oral forms for animals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
- A61K9/2095—Tabletting processes; Dosage units made by direct compression of powders or specially processed granules, by eliminating solvents, by melt-extrusion, by injection molding, by 3D printing
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
- A61K9/2004—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/2013—Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
- A61K9/2018—Sugars, or sugar alcohols, e.g. lactose, mannitol; Derivatives thereof, e.g. polysorbates
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Zoology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Physiology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
【解決手段】ヒドロキシプロポキシ基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、第1の糖又は糖アルコール及び水を少なくとも含んでなる水分散液を添加しながら、第2の糖又は糖アルコールの造粒を行う造粒工程を少なくとも含んでなる複合造粒物の製造方法を提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、結合性及び崩壊性に優れた基剤を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、ヒドロキシプロポキシ基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、第1の糖又は糖アルコール及び水を少なくとも含んでなる水分散液を添加しながら、第2の糖又は糖アルコールの造粒を行う造粒工程を少なくとも含んでなる複合造粒物の製造方法を提供する。また、本発明は、この製造方法により得られた複合造粒物と、薬物とを少なくとも含んでなる速放性錠剤を提供する。
上記水分散液中の固形分濃度は、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは10〜25質量%である。1質量%未満では所定の添加量まで噴霧するまで長時間を要し、生産性が低下する場合がある。また、30質量%を超えると分散液の粘度が高くなりすぎ、送液できなくなる場合がある。水分散液中の固形分濃度は、水分散液を乾燥したときに生じる、複合造粒物を構成することになる固形分の濃度である。
また、ポリビニルアルコールの重合度は、市販されている約500〜2000程度が好ましい。重合度及びケン化度の測定法は、JIS K6726に従って行うことができる。
水分散液の添加対象となる第2の糖又は糖アルコールの平均粒子径は、好ましくは5〜100μm、より好ましくは10〜50μmである。5μm未満では流動性が低下する場合や、崩壊性が低下する場合があり、100μm超過では成形性が低下したり、水分散液を添加した場合に未溶解物が増加する場合がある。なお、第1又は第2の糖又は糖アルコールの平均粒子径は、体積換算粒子径であり、レーザー回折法を用いた粉体粒子径測定方法による。例えば、HELOS&RODOS(日本レーザー社製)を用いて測定できる。
水分散液中に添加する第1の糖又は糖アルコールは、得られる複合造粒物中の糖又は糖アルコールの全量中、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは5〜30質量%である。1質量%未満では成形性、崩壊性が低下する場合があり、50質量%を超えると未溶解物が多く残る場合や送液中に沈降したり閉塞したりする場合がある。
得られた複合造粒物を用いて、乾式直打法により錠剤を製造する場合について説明すると、得られた複合造粒物と薬物を混合後、少量の滑沢剤を添加混合し、通常のロータリー式連続打錠機により所定の圧力で圧縮することにより、打錠できる。錠剤の大きさは自由に選択できるが、錠剤径としては6〜12mm程度、錠剤重量としては一錠あたり70〜700mgが好ましい。錠剤径が6mmより小さい場合、取り扱いづらく、12mmを超えると服用し難い場合がある。
打錠時の打錠圧は10〜300MPaが好ましい。10MPa未満では目的の錠剤硬度が得られない場合があり、300MPaを超えるとキャッピング等の打錠障害が発生する場合がある。
循環器系薬物としては、モルシドミン、ビンポセチン、プロプラノロール、メチルドパ、ジピリダモール、フロセミド、トリアムテレン、ニフェジビン、アテノロール、スピロノラクトン、メトプロロール、ビンドロール、カプトプリル、硝酸イゾソルビト等が挙げられる。
消化器系薬物としては、2−[〔3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル〕メチルスルフィニル]ベンゾイミダゾール及び5−メトキシ−2−〔(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジル)メチルスルフィニル〕ベンゾイミダゾール等の抗潰瘍作用を有するベンゾイミダゾール系薬物、シメチジン、ラニチジン、パンクレアチン、ビサコジル、5−アミノサリチル酸等が挙げられる。
代謝系薬物としては、セラペプターゼ、塩化リゾチーム、アデノシントリフォスフェート、グリベンクラミド、塩化カリウム等が挙げられる。
ビタミン系薬物としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC等が挙げられる。
矯味成分としては、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等が挙げられる。
香料剤としては、メントール、ハッカ油、バニリン等が挙げられる。
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
実施例1
精製水316gにケン化度98.5モル%、重合度1700のポリビニルアルコール10質量%水溶液8g及びD−マンニトール60gを添加し、撹拌羽根にて混合溶解した。次に、ヒドロキシプロポキシ基置換度8質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース16gを上記水溶液に添加混合し、水分散液を調製した。次に、D−マンニトール323.2gを流動層造粒装置に仕込み、吸気温度60℃、排気温度25〜28℃、流動エアー量50m3/hr、スプレー速度12g/min、スプレーエアー圧150kPaで上記の水分散液を噴霧し、造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた複合造粒物100質量部に、滑沢剤としてステアリン酸マグネシウム0.5質量部を添加混合後、ロータリー打錠機にて直径8mm、曲面半径12mm、錠剤質量200mgの錠剤を打錠圧7.5kNで打錠を行った。得られた錠剤の錠剤硬度、日本薬局方崩壊時間、口腔内崩壊時間を測定し、その結果を複合造粒物の組成とともに表2に示す。錠剤硬度は、錠剤の直径方向に1mm/秒の速度で荷重をかけ、錠剤が破断したときの最大破断強度を測定した。日本薬局方崩壊時間は、日本薬局方崩壊試験に基づき試験液として水を用いて測定した。ディスクなし口腔内崩壊時間は、健康な成人6人に対して錠剤を舌の上に乗せ、口腔内で錠剤が崩壊するまでの時間を測定し、その平均値を求めた。
精製水324gにケン化度98.5モル%、重合度1700のポリビニルアルコール10質量%水溶液8g及びD−マンニトール60gを添加し、撹拌羽根にて混合溶解した。次に、ヒドロキシプロポキシ基置換度8質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース8gを上記水溶液に添加混合し、水分散液を調製した。次に、D−マンニトール331.2gを流動層造粒装置に仕込み、吸気温度60℃、排気温度25〜28℃、流動エアー量50m3/hr、スプレー速度12g/min、スプレーエアー圧150kPaで上記の水分散液を噴霧し、造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた複合造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
精製水528gにケン化度98.5モル%、重合度1700のポリビニルアルコール10質量%水溶液8g及びD−マンニトール60gを添加し、撹拌羽根にて混合溶解した。次に、ヒドロキシプロポキシ基置換度8質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース40gを上記水溶液に添加混合し、水分散液を調製した。次に、D−マンニトール299.2gを流動層造粒装置に仕込み、吸気温度60℃、排気温度25〜28℃、流動エアー量50m3/hr、スプレー速度12g/min、スプレーエアー圧150kPaで上記の水分散液を噴霧し、造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた複合造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
精製水312gにケン化度88モル%、重合度500のポリビニルアルコール10質量%水溶液4g及びエリスリトール40gを添加し、撹拌羽根にて混合溶解した。次に、ヒドロキシプロポキシ基置換度11質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース24gを上記水溶液に添加混合し、水分散液を調製した。次に、エリスリトール315.6gを流動層造粒装置に仕込み、吸気温度60℃、排気温度25〜28℃、流動エアー量50m3/hr、スプレー速度12g/min、スプレーエアー圧150kPaで上記の水分散液を噴霧し、造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた複合造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
精製水304gにケン化度88モル%、重合度1700のポリビニルアルコール10質量%水溶液12g及びエリスリトール60gを添加し、撹拌羽根にて混合溶解した。次に、ヒドロキシプロポキシ基置換度11質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース24gを上記水溶液に添加混合し、水分散液を調製した。次に、乳糖314.8gを流動層造粒装置に仕込み、吸気温度60℃、排気温度25〜28℃、流動エアー量50m3/hr、スプレー速度12g/min、スプレーエアー圧150kPaで上記の水分散液を噴霧し、造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた複合造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
実施例2と同様の組成であるが、造粒を行わず、下記に示すそれぞれの粉体の物理混合物の打錠を実施した。
D−マンニトール391.2g、ヒドロキシプロポキシ基置換度8質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース8g、ケン化度98.5モル%、重合度1700のポリビニルアルコール0.8gを混合し、得られた混合粉体100質量部に滑沢剤としてステアリン酸マグネシウム0.5質量部を添加混合後、ロータリー打錠機にて実施例1と同様の条件で打錠を実施し、得られた錠剤の錠剤硬度、日本薬局方崩壊時間、口腔内崩壊時間を評価し、その結果を表2に示す。
特許文献4に記載の方法にて低置換度ヒドロキシプロピルセルロース水分散液を用いて造粒を実施した。
精製水316gにヒドロキシプロポキシ基置換度8質量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース16gを添加混合し、水分散液を調製した。次に、D−マンニトール384gを流動層造粒装置に仕込み、吸気温度60℃、排気温度25〜28℃、流動エアー量50m3/hr、スプレー速度12g/min、スプレーエアー圧150kPaで上記の水分散液を噴霧し、造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
実施例1における低置換度ヒドロキシプロピルセルロースにかえてクロスカルメロースナトリウムを使用した以外は実施例1と同一の条件で造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
実施例1におけるポリビニルアルコールにかえてヒドロキシプロポキシ基置換度:64質量%のヒドロキシプロピルセルロースを使用した以外は実施例1と同一の条件で造粒を実施した。水分散液の組成及び被造粒粉体を表1に示す。
得られた造粒物を実施例1と同様の方法にて打錠し、同様の方法にて評価を実施した結果を表2に示す。
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース水分散液を用いて造粒を実施した比較例2では崩壊性は優れるが、成形性が不十分であった。また、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの代わりに崩壊剤であるクロスカルメロースナトリウムを添加した比較例3では、崩壊性が不十分であり、ポリビニルアルコールの代わりに水溶性のヒドロキシプロピルセルロースを用いた比較例4では、成形性、崩壊性ともに不十分であった。
アセトアミノフェン10質量部、実施例1で得られた複合造粒物90質量部を混合後、滑沢剤としてステアリン酸マグネシウムを0.5質量部添加混合後、ロータリー打錠機にて直径8mm、曲面半径12mm、錠剤質量200mgの錠剤を打錠圧5kNで打錠を行った。
得られた錠剤の錠剤硬度、日本薬局方崩壊時間、口腔内崩壊時間を評価し、その結果を表3に示す。
アスコルビン酸10質量部、実施例1で得られた複合造粒物90質量部を混合後、滑沢剤としてステアリン酸マグネシウムを0.5質量部添加混合後、ロータリー打錠機にて直径8mm、曲面半径12mm、錠剤質量200mgの錠剤を打錠圧5kNで打錠を行った。
得られた錠剤の錠剤硬度、日本薬局方崩壊時間、口腔内崩壊時間を評価し、その結果を表3に示す。
Claims (5)
- ヒドロキシプロポキシ基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、第1の糖又は糖アルコール及び水を少なくとも含んでなる水分散液を添加しながら、第2の糖又は糖アルコールの造粒を行う造粒工程を少なくとも含んでなる複合造粒物の製造方法。
- 前記第1及び第2の糖又は糖アルコールが、同じであっても異なってもよく、マンニトール、トレハロース、キシリトール、エリスリトール、乳糖及びショ糖からなる群から選ばれる1種以上である請求項1に記載の複合造粒物の製造方法。
- 前記低置換度ヒドロキシプロピルセルロースが、前記第1及び第2の糖又は糖アルコールの合計100質量部に対して1〜15質量部である請求項1又は2記載の複合造粒物の製造方法。
- 前記ポリビニルアルコールが、前記第1及び第2の糖又は糖アルコールの合計100質量部に対して0.05〜0.4質量部である請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合造粒物の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法により得られた複合造粒物と、薬物とを少なくとも含んでなる速放性錠剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013126689A JP6022410B2 (ja) | 2012-06-15 | 2013-06-17 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012135714 | 2012-06-15 | ||
JP2012135714 | 2012-06-15 | ||
JP2013126689A JP6022410B2 (ja) | 2012-06-15 | 2013-06-17 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016097208A Division JP6195957B2 (ja) | 2012-06-15 | 2016-05-13 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物及び速放性製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014015459A true JP2014015459A (ja) | 2014-01-30 |
JP6022410B2 JP6022410B2 (ja) | 2016-11-09 |
Family
ID=48470809
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013126689A Active JP6022410B2 (ja) | 2012-06-15 | 2013-06-17 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物の製造方法 |
JP2016097208A Active JP6195957B2 (ja) | 2012-06-15 | 2016-05-13 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物及び速放性製剤 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016097208A Active JP6195957B2 (ja) | 2012-06-15 | 2016-05-13 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物及び速放性製剤 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10406107B2 (ja) |
EP (1) | EP2674149B1 (ja) |
JP (2) | JP6022410B2 (ja) |
KR (1) | KR102011518B1 (ja) |
CN (1) | CN103505433B (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019131411A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 物産フードサイエンス株式会社 | 口腔内崩壊錠用エリスリトール顆粒およびその製造方法ならびにそれを用いた口腔内崩壊錠 |
WO2020204142A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | アステラス製薬株式会社 | 医薬組成物 |
CN112190557A (zh) * | 2020-09-18 | 2021-01-08 | 河北君临药业有限公司 | 一种复方磺胺甲噁唑片及其制备方法 |
JPWO2021205887A1 (ja) * | 2020-04-10 | 2021-10-14 | ||
US11167031B2 (en) | 2016-09-06 | 2021-11-09 | Sawai Pharmaceutical Co., Ltd. | Additive composition for orally disintegrating tablet |
US11173122B2 (en) | 2016-07-27 | 2021-11-16 | Sawai Pharmaceutical Co., Ltd. | Additive composition for orally disintegrating tablet |
JP7518661B2 (ja) | 2020-05-14 | 2024-07-18 | 沢井製薬株式会社 | ルビプロストン含有整粒物、ルビプロストン含有錠剤およびそれらの製造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150141517A1 (en) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Granulated composite, rapid release tablet and method for producing same |
EP2907508A1 (en) * | 2014-02-14 | 2015-08-19 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Hydroxyalkylalkyl cellulose for tableting and solid preparation comprising the same |
WO2016013675A1 (ja) | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 日本合成化学工業株式会社 | ポリビニルアルコール微粒子、それを用いた医薬用結合剤、医薬錠剤、徐放性医薬錠剤及びポリビニルアルコール微粒子の製造方法 |
CN104173296B (zh) * | 2014-09-16 | 2017-08-18 | 曹炜 | 一种制备复合颗粒的方法及快速释放片剂 |
CA3060366A1 (en) * | 2017-04-28 | 2018-11-01 | Astellas Pharma Inc. | Pharmaceutical composition for oral administration comprising enzalutamide |
KR20200077712A (ko) | 2018-12-21 | 2020-07-01 | 한미약품 주식회사 | 목시플록사신 고형 제제 및 이의 제조방법 |
CN110184122A (zh) * | 2019-06-24 | 2019-08-30 | 云南中烟工业有限责任公司 | 一种快速感知香气的烟用颗粒及其制备方法和应用 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138034A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-14 | Kyoto Pharmaceutical Industries Ltd | 苦味マスキングチュアブル錠およびその製造方法 |
JP2007314529A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Lion Corp | 造粒粒子、錠剤、及び造粒粒子の製造方法 |
WO2009069280A1 (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-04 | Ohara Pharmaceutical Co., Ltd. | 造粒物の製造法 |
WO2009101940A1 (ja) * | 2008-02-11 | 2009-08-20 | Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. | 溶出性の改善された錠剤 |
JP2010189384A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-09-02 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース水分散液を用いた湿式造粒打錠法 |
WO2010113841A1 (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-07 | 東レ株式会社 | 口腔内崩壊性被覆錠剤 |
WO2011019043A1 (ja) * | 2009-08-11 | 2011-02-17 | 大日本住友製薬株式会社 | 2種以上の粒子を含有する口腔内速崩壊錠 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ230763A (en) * | 1988-09-27 | 1991-10-25 | Takeda Chemical Industries Ltd | Production of granules having a core by spraying the cores with a dispersion of hydroxypropylcellulose, optionally incorporating an active ingredient |
JPH0819003B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1996-02-28 | 武田薬品工業株式会社 | 有核顆粒およびその製造法 |
WO2001064190A1 (fr) | 2000-03-01 | 2001-09-07 | Eisai Co., Ltd. | Comprimes se desagregeant rapidement contenant du poly(alcool de vinyle) |
JP3595765B2 (ja) * | 2000-09-27 | 2004-12-02 | 信越化学工業株式会社 | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む乾式直打用基剤 |
ZA200506397B (en) * | 2003-01-29 | 2006-11-29 | Takeda Pharmaceutical | Process for producing coated preparation |
BRPI0407074A (pt) * | 2003-01-29 | 2006-01-24 | Takeda Pharmaceutical | Método para produção de uma preparação revestida, preparação revestida, e, método para melhorar a dissolução do cloridreto de pioglitazona de uma preparação revestida com cloridreto de pioglitazona |
WO2006090845A1 (ja) * | 2005-02-25 | 2006-08-31 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | 顆粒の製造方法 |
KR101123103B1 (ko) | 2009-08-19 | 2012-03-16 | 김은호 | 건강성분을 강화한 발효식품 제조방법 |
-
2013
- 2013-05-23 EP EP13169048.9A patent/EP2674149B1/en active Active
- 2013-06-04 US US13/909,516 patent/US10406107B2/en active Active
- 2013-06-14 KR KR1020130068241A patent/KR102011518B1/ko active IP Right Grant
- 2013-06-14 CN CN201310236754.2A patent/CN103505433B/zh active Active
- 2013-06-17 JP JP2013126689A patent/JP6022410B2/ja active Active
-
2016
- 2016-05-13 JP JP2016097208A patent/JP6195957B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138034A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-14 | Kyoto Pharmaceutical Industries Ltd | 苦味マスキングチュアブル錠およびその製造方法 |
JP2007314529A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Lion Corp | 造粒粒子、錠剤、及び造粒粒子の製造方法 |
WO2009069280A1 (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-04 | Ohara Pharmaceutical Co., Ltd. | 造粒物の製造法 |
WO2009101940A1 (ja) * | 2008-02-11 | 2009-08-20 | Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. | 溶出性の改善された錠剤 |
JP2010189384A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-09-02 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース水分散液を用いた湿式造粒打錠法 |
WO2010113841A1 (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-07 | 東レ株式会社 | 口腔内崩壊性被覆錠剤 |
WO2011019043A1 (ja) * | 2009-08-11 | 2011-02-17 | 大日本住友製薬株式会社 | 2種以上の粒子を含有する口腔内速崩壊錠 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6016009789; 口腔内崩壊錠(ODT)用の直打用賦形剤「SmartExTM」を開発 , 20131007 * |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11173122B2 (en) | 2016-07-27 | 2021-11-16 | Sawai Pharmaceutical Co., Ltd. | Additive composition for orally disintegrating tablet |
US11167031B2 (en) | 2016-09-06 | 2021-11-09 | Sawai Pharmaceutical Co., Ltd. | Additive composition for orally disintegrating tablet |
WO2019131411A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 物産フードサイエンス株式会社 | 口腔内崩壊錠用エリスリトール顆粒およびその製造方法ならびにそれを用いた口腔内崩壊錠 |
JPWO2019131411A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2020-12-10 | 物産フードサイエンス株式会社 | 口腔内崩壊錠用エリスリトール顆粒およびその製造方法ならびにそれを用いた口腔内崩壊錠 |
WO2020204142A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | アステラス製薬株式会社 | 医薬組成物 |
JP6822619B1 (ja) * | 2019-04-03 | 2021-01-27 | アステラス製薬株式会社 | 医薬組成物 |
JPWO2021205887A1 (ja) * | 2020-04-10 | 2021-10-14 | ||
WO2021205887A1 (ja) * | 2020-04-10 | 2021-10-14 | 日本酢ビ・ポバール株式会社 | 徐放性基剤 |
JP7518661B2 (ja) | 2020-05-14 | 2024-07-18 | 沢井製薬株式会社 | ルビプロストン含有整粒物、ルビプロストン含有錠剤およびそれらの製造方法 |
CN112190557A (zh) * | 2020-09-18 | 2021-01-08 | 河北君临药业有限公司 | 一种复方磺胺甲噁唑片及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2674149B1 (en) | 2017-10-04 |
CN103505433A (zh) | 2014-01-15 |
US20130338238A1 (en) | 2013-12-19 |
KR20130141391A (ko) | 2013-12-26 |
JP2016138155A (ja) | 2016-08-04 |
CN103505433B (zh) | 2017-06-16 |
JP6022410B2 (ja) | 2016-11-09 |
JP6195957B2 (ja) | 2017-09-13 |
KR102011518B1 (ko) | 2019-08-16 |
US10406107B2 (en) | 2019-09-10 |
EP2674149A1 (en) | 2013-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6195957B2 (ja) | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む複合造粒物及び速放性製剤 | |
JP5788056B2 (ja) | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース水分散液を用いた湿式造粒打錠法 | |
JP5053865B2 (ja) | 口腔内崩壊性固形製剤の製造法 | |
JP6307417B2 (ja) | 複合造粒物及び速放性錠剤並びにこれらの製造方法 | |
EP2133096A2 (en) | Oral disintegrating tablet | |
JPWO2007123021A1 (ja) | 徐放性錠剤の製造方法 | |
JP7145121B2 (ja) | 錠剤の製造方法 | |
JP2017052754A (ja) | 口腔内崩壊錠の製造方法、およびそれに用いる顆粒 | |
CN105555316A (zh) | 通过二阶段的湿式制粒工序制备的崩解性颗粒组合物及含有该组合物的口腔内崩解片剂 | |
JP5801266B2 (ja) | 疎水性薬物を含む錠剤製造方法 | |
JP4828707B2 (ja) | 固形圧縮製剤 | |
CN104173296B (zh) | 一种制备复合颗粒的方法及快速释放片剂 | |
WO2023182332A1 (ja) | 口腔内崩壊錠用の添加剤組成物 | |
JP2011184461A (ja) | 固形圧縮製剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6022410 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |