JP2014014779A - 排水処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】塩素バイパスダストの水洗時に発生する排水を浄化処理するにあたって、設備コストや運転コストを低減しながら、重金属類、特にセレンを効率よく除去することが可能な排水処理方法を提供する。
【解決手段】セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストDの水洗時に発生する排水L1から重金属類を除去する排水処理方法であって、ダストの水洗によって得られるスラリーS1のpHを10以上12.8以下に調整し、pH調整したスラリーS2を固液分離して固形分C1と排水L1とに分離し、固液分離によって生じた排水に硫化剤SAを添加し、硫化剤を添加した排水L2のpHを4以下に調整して該排水に第一鉄化合物FSを添加し、第一鉄化合物を添加した排水L3から析出物を分離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水処理方法に関し、特に、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストの水洗時に発生する排水から重金属類を除去して浄化処理する方法に関する。
従来、セメント製造設備におけるプレヒータの閉塞等の問題を引き起こす原因となる塩素を除去する塩素バイパスシステムが用いられている。塩素バイパスシステムでは、例えば、特許文献1に記載のように、抽気した燃焼ガスを冷却して生成したダストの微粉側に塩素が偏在しているため、ダストを分級機によって粗粉と微粉とに分離し、粗粉をセメントキルン系に戻すと共に、分離された塩化カリウム等を含む微粉(塩素バイパスダスト)を回収する。
近年、廃棄物のセメント原料化又は燃料化によるリサイクルが推進され、廃棄物の処理量が増加するに従い、セメントキルンに持ち込まれる塩素等の揮発成分の量も増加し、塩素バイパスダストの発生量も増加している。そのため、塩素バイパスダストをすべてセメント粉砕工程で利用することができず、塩素バイパスダストを水洗処理する必要が生じていた。
また、セメント製造設備における廃棄物の処理量の増加に従い、セメントキルンに持ち込まれる重金属類の量も増加し、これらの重金属類は、塩素バイパスダストを水洗処理した際にろ液中に溶出するため、水洗時に発生する排水から重金属類を除去する必要もある。
そこで、例えば、特許文献2には、セメント製造工程で発生する塩素バイパスダスト等から重金属を効率よく除去又は回収するため、セメントキルン燃焼ガスの一部を抽気し、抽気した燃焼ガスを除塵することなく冷却し、該燃焼排ガスに含まれるダストを集塵することにより、セメント製造工程からタリウム、鉛、セレン等を回収する重金属除去・回収方法が提案されている。
また、特許文献3には、塩素バイパスダストの水洗時に発生する排水のpHが10以上の状態で硫化剤を添加し、該硫化剤を添加した排水のpHを4以下として該排水に第一鉄化合物を添加し、該第一鉄化合物を添加した排水から析出物を分離することで、設備コストや運転コストを低減しながら、重金属類を効率よく除去する排水処理方法が開示されている。
国際公開第WO97/21638号パンフレット 特開2006−347794号公報 特開2009−112986号公報
しかし、特許文献2に記載の発明では、塩素バイパスダストの水洗時に発生したろ液に、水硫化ソーダ等の硫化剤を添加した後、フィルタープレスによってろ過してタリウム等を回収するため、フィルタープレスの設置及び運転に要するコストの分だけ設備及び運転コストが増加する。
一方、特許文献3に記載の発明では、特許文献2に記載の発明に比べて設備コスト及び運転コストを低減することができるものの、排水のpHを10以上に管理するだけでは、セレンの回収率にばらつきが発生して所望の効果を得ることができない場合があり、改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、塩素バイパスダストの水洗時に発生する排水を浄化処理するにあたって、設備コストや運転コストを低減しながら、重金属類、特にセレンを効率よく除去することが可能な排水処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストの水洗時に発生する排水から重金属類を除去する排水処理方法であって、前記ダストの水洗によって得られるスラリーのpHを10以上12.8以下に調整し、該pH調整したスラリーを固液分離して固形分と排水とに分離し、該固液分離によって生じた排水に硫化剤を添加し、該硫化剤を添加した排水のpHを4以下に調整して該排水に第一鉄化合物を添加し、該第一鉄化合物を添加した排水から析出物を分離することを特徴とする。
そして、本発明によれば、ダストの水洗によって得られるスラリーのpHを10以上12.8以下に調整することで、スラリー中のセレン濃度が低下するため、より少量の薬剤で排水中のセレン濃度を所定値以下にすることができ、排水からセレンを含む重金属類を効率よく除去することができる。
上記排水処理方法において、前記ダストの水洗によって得られるスラリーのpHを10以上12.8以下に調整するにあたって、該スラリーに鉱酸又は/及び有機酸を添加するか、あるいは該スラリーにセメントキルンの燃焼排ガス又は/及びCO2ガスを吹き込むことができる。
上記排水処理方法において、前記第一鉄化合物を添加した排水から前記析出物を固液分離することができ、これによって、排水から重金属類を効率よく除去することができる。
また、前記第一鉄化合物を添加した排水に高分子凝集剤を添加し、該排水から前記析出物を沈降分離することもでき、この方法でも、排水から重金属類を効果的に除去することができる。
上記排水処理方法において、前記硫化剤に、水硫化ソーダ又は硫化ソーダを用いることができ、前記第一鉄化合物として塩化第一鉄又は硫酸第一鉄を用いることができる。
上記排水処理方法において、前記第一鉄化合物を添加した排水、又は該排水から前記析出物を分離した際に発生する第二の排水に、アルカリ剤を添加し、前記排水又は第二の排水のpHを7.5以上11以下として析出物を分離することができ、重金属類と併せて排水中のセレンを析出させて除去することができる。
上記排水処理方法において、前記アルカリ剤として、消石灰スラリー、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、炭酸カリウム及び水酸化カリウムからなる群より選ばれる少なくとも一種を用いることができる。
以上のように、本発明によれば、塩素バイパスダストの水洗時に発生する排水を浄化処理するにあたって、設備コストや運転コストを低減しながら、重金属類、特にセレンを効率よく除去することができる。
本発明にかかる排水処理方法を適用した水洗・排水処理システムの一実施の形態を示すフローチャートである。 塩素バイパスダストの水洗により生じたスラリーのpHとセレン濃度の関係を示すグラフである。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる排水処理方法を適用した水洗・排水処理システムの一例を示し、このシステム1は、塩素バイパスダスト(以下「ダスト」という)Dに水Wを添加してスラリーS1を生成するスラリータンク2と、スラリータンク2から排出されたスラリーS1に酸A1を添加してpH調整するpH調整槽3と、pH調整槽3から排出されたスラリーS2を固液分離する第1フィルタプレス4と、第1フィルタプレス4からの排水L1の排水処理を行う薬液反応槽5〜7と、第3薬液反応槽7からの排水L4を固液分離する第2フィルタプレス8等で構成される。尚、ダストDは、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストであって、該燃焼ガスを直接集塵して得られたダストや、該燃焼ガスを分級機に通過させた後集塵した微粉ダストなどである。
スラリータンク2は、ダストDに水Wを添加してスラリーS1を生成し、ダストDに含まれる水溶性塩素分を水中に溶解させるために設けられる。
pH調整槽3は、スラリータンク2からのスラリーS1に鉱酸や有機酸等の酸A1を添加したり、スラリーS1にセメントキルン等の燃焼排ガスやCO2ガスを吹き込むことによってスラリーS1のpHを10以上12.8以下に調整するために設けられる。尚、ダストDに含まれるカルシウム分を炭酸カルシウム(CaCO3)としてスラリーS1中に析出させ、後段でカルシウムのスケールが発生して成長するのを抑制するためには、さらにスラリーS1のpHを10以上11以下に調整することが好ましい。
第1フィルタプレス4は、pH調整槽3からのスラリーS2を水洗しながら固液分離し、水中に溶解した水溶性塩素分をケーク(固形分)C1から分離させるために設けられる。
第1薬液反応槽5は、排水L1に硫化剤SAを添加し、排水L1中の鉛及びタリウムを硫化して硫化鉛及び硫化タリウムを生成するために備えられる。
第2薬液反応槽6は、硫化剤SAが添加された排水L2に、凝集剤及びセレン還元剤として機能する第一鉄化合物FSを添加し、硫化鉛及び硫化タリウムを凝集させると共に、排水L2に含まれる6価又は4価のセレンを0価のセレンに還元するために備えられる。第2薬液反応槽6は、塩酸等の酸A2を添加して第2薬液反応槽6中の排水のpHを4以下とすることで、セレン除去の妨害元素である炭酸根をガスとして排出する役割も有する。
第3薬液反応槽7は、pHが4以下に調整された排水L3にアルカリ剤Alを添加し、pHを7.5以上11以下とすることで、セレンの還元に最適なpHとするために備えられる。
第2フィルタプレス8は、第3薬液反応槽7からの排水L4を固液分離し、排水L4から析出した硫化タリウム、硫化鉛及びセレンを分離するために設けられる。
次に、本発明にかかる排水処理方法について、図1を参照しながら説明する。
運転を開始すると、まず、スラリータンク2において、ダストDを水Wと混合してスラリーS1を生成し、ダストDに含まれる水溶性塩素分を水中に溶解させる。スラリータンク2からスラリーS1をpH調整槽3に供給し、鉱酸等の酸A1を添加することなどにより、スラリーS1のpHを10以上12.8以下に調整する。このpH調整により、図2に示すように、スラリーS1のセレン濃度が低下し、後述するように、より少量の薬剤で排水中のセレン濃度を所定値以下にすることができる。
pH調整を行ったスラリーS2を第1フィルタプレス4に供給し、スラリーS2を水洗しながら固液分離する。第1フィルタプレス4で生成される、水溶性塩素を除去した後の1次ケーキC1は、セメント原料等としてセメントキルン等に投入される。
一方、水溶性塩素分を含む排水L1を第1薬液反応槽5に供給し、第1薬液反応槽5において、排水L1に硫化剤SAを添加する。これによって、排水L1中の鉛及びタリウムを硫化して硫化鉛及び硫化タリウムを生成する。硫化剤SAとして、水硫化ソーダ(NaSH)又は硫化ソーダ(Na2S)を用いることができる。
次に、第2薬液反応槽6において、排水L2に塩酸等の酸A2を添加し、排水L2のpHを4以下に調整して溶解している炭酸根をガスとして排出する。また、排水L2に凝集剤及びセレン還元剤として機能する第一鉄化合物FSを添加し、硫化鉛及び硫化タリウムを凝集させると共に、排水L2中の6価又は4価のセレンを0価のセレンに還元する。第一鉄化合物FSとして、塩化第一鉄(FeCl2)又は硫酸第一鉄(FeSO4)を用いることができる。
次いで、第3薬液反応槽7において、pHを4以下にした排水L3に、アルカリ剤Alを添加してセレンの還元に最適なpH7.5以上11以下の状態でセレンを還元する。
次に、第2フィルタプレス8によって、第3薬液反応槽7からの排水L4を固液分離し、析出した硫化鉛、硫化タリウム及びセレンをケーキC2に回収すると共に、排水L5を排水処理した後、系外に放流する。尚、排水L5からも残留する析出物を回収することができる。
以上のように、本発明によれば、ダストDの水洗によって得られるスラリーS1のpHを10以上12.8以下に調整することで、スラリーS1中のセレン濃度を低下させ、固液分離した後、硫化剤SA、第一鉄化合物FS等の薬剤を添加してセレンを含む重金属類を除去するため、より少量の薬剤で排水L1中のセレン濃度を所定値以下にすることができ、排水L1からセレンを含む重金属類を効率よく除去することができる。
上記実施の形態においては、第3薬液反応槽7からの排水L4を第2フィルタプレス8によって固液分離(ろ過分離)することにより、排水L4から重金属類を除去するが、第3薬液反応槽7の後段に沈降槽等を設けた上で、排水L4に高分子凝集剤を添加し、沈降分離によって重金属類を除去するようにしてもよい。
次に、本発明に係る排水処理方法の試験例について説明する。
〔実施例1〕
セメント製造工程から排出された塩素バイパスダストに対し、重量比で3倍の水を添加して混合し、塩素バイパスダストスラリーSを生成した。このスラリーSに、CO2を20%含有するセメントキルン排ガスを吹き込み、pHを12.8に調整した後、ベルトフィルターによって固液分離し、排水L11を得た。
排水L11に硫化剤として水硫化ソーダの25%水溶液を添加した後、塩酸を添加して排水L11のpHを4に調整して、2,800mg−Fe/lの塩化第一鉄を添加した。塩化第一鉄添加後の排水L12に水酸化ナトリウムの25%水溶液を添加してpHを9に調整した後、フィルタープレスによって固液分離し、排水L13を得た。
排水L13のセレン濃度を測定したところ、0.05mg/lであり、排水基準(0.1mg/l)を満たした。また、その他重金属類も排水基準を満たした。
〔比較例1〕
実施例1と同様の方法で塩素バイパスダストスラリーSを生成した。このスラリーSを、pH調整せずに、そのままベルトフィルターによって固液分離し、排水L21を得た。
排水L21に硫化剤として水硫化ソーダの25%水溶液を添加した後、塩酸を添加して排水L21のpHを4に調整して、2,800mg−Fe/lの塩化第一鉄を添加した。塩化第一鉄添加後の排水L22に水酸化ナトリウムの25%水溶液を添加してpHを9に調整した後、フィルタープレスによって固液分離し、排水L23を得た。
排水L23のセレン濃度を測定したところ、0.5mg/1であり、排水基準を満たさなかった。一方、その他重金属類は排水基準を満たした。
〔比較例2〕
実施例1と同様の方法で塩素バイパスダストスラリーSを生成した。このスラリーSをpH調整せずに、そのままベルトフィルターによって固液分離し、排水L31を得た。
排水L31に硫化剤として水硫化ソーダの25%水溶液を添加した後、塩酸を添加して排水L31のpHを4に調整して、実施例1及び比較例1の2倍の量の塩化第一鉄、すなわち5,600mg−Fe/lの塩化第一鉄を添加した。塩化第一鉄添加後の排水L32に水酸化ナトリウムの25%水溶液を添加してpHを9に調整した後、フィルタープレスによって固液分離し、排水L33を得た。
排水L33のセレン濃度を測定したところ、0.08mg/lであり、排水基準を満たした。また、その他重金属類も排水基準を満たした。
〔まとめ〕
表1に示すように、実施例1で塩素バイパスダストスラリーSのpHを12.8に調整した場合には、2,800mg−Fe/lの塩化第一鉄を添加した後の排水L13のセレン濃度が0.05mg/lとなり、排水基準を満たした。
Figure 2014014779
一方、比較例1では、実施例1と同量の塩化第一鉄を添加したにも拘わらず、塩素バイパスダストスラリーSのpH調整を行わなかったため、2,800mg−Fe/lの塩化第一鉄を添加した後の排水L23のセレン濃度が0.5mg/1となり、排水基準を満たさなかった。
また、比較例2では、塩素バイパスダストスラリーSのpH調整を行わなかったが、5,600mg−Fe/lと、実施例1及び比較例1の2倍の量の塩化第一鉄を添加したため、塩化第一鉄を添加した後のセレン濃度が0.08mg/lとなり、排水基準を満たした。
1 水洗・排水処理システム
2 スラリータンク
3 pH調整槽
4 第1フィルタプレス
5 第1薬液反応槽
6 第2薬液反応槽
7 第3薬液反応槽
8 第2フィルタプレス
A1、A2 酸
Al アルカリ剤
C1、C2 ケーク
D 塩素バイパスダスト
FS 第一鉄化合物
L1〜L5 排水
S1、S2 スラリー
SA 硫化剤
W 水

Claims (8)

  1. セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した燃焼ガスに含まれるダストの水洗時に発生する排水から重金属類を除去する排水処理方法であって、
    前記ダストの水洗によって得られるスラリーのpHを10以上12.8以下に調整し、
    前記pH調整したスラリーを固液分離して固形分と排水とに分離し、
    該固液分離によって生じた排水に硫化剤を添加し、
    該硫化剤を添加した排水のpHを4以下に調整して該排水に第一鉄化合物を添加し、
    該第一鉄化合物を添加した排水から析出物を分離することを特徴とする排水処理方法。
  2. 前記ダストの水洗によって得られるスラリーのpHを10以上12.8以下に調整するにあたって、該スラリーに鉱酸又は/及び有機酸を添加するか、あるいは該スラリーにセメントキルンの燃焼排ガス又は/及びCO2ガスを吹き込むことを特徴とする請求項1に記載の排水処理方法。
  3. 前記第一鉄化合物を添加した排水から前記析出物を固液分離することを特徴とする請求項1又は2に記載の排水処理方法。
  4. 前記第一鉄化合物を添加した排水に高分子凝集剤を添加し、該排水から前記析出物を沈降分離することを特徴とする請求項1又は2に記載の排水処理方法。
  5. 前記硫化剤は、水硫化ソーダ又は硫化ソーダであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の排水処理方法。
  6. 前記第一鉄化合物は、塩化第一鉄又は硫酸第一鉄であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の排水処理方法。
  7. 前記第一鉄化合物を添加した排水、又は該排水から前記析出物を分離した際に発生する第二の排水に、アルカリ剤を添加し、前記排水又は第二の排水のpHを7.5以上11以下として析出物を分離することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の排水処理方法。
  8. 前記アルカリ剤が、消石灰スラリー、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、炭酸カリウム及び水酸化カリウムからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項7に記載の排水処理方法。
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