JP2014012578A - クレーンのアタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】ブームの如きクレーンのアタッチメントに作用する曲げモーメントを低減する。
【解決手段】ラチス構造のブーム26先端部に、対角位置に配置される主部材25a,25dと25b,25cを、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材27によりそれぞれ接続するようにした構成を有する骨組構造体31を設ける。又、該骨組構造体31設置位置よりもブーム26先端側位置のブーム中立軸線上にポイントシーブ32を設置して、該ポイントシーブ32を支持する支持軸33にペンダントロープ34を連結する。ペンダントロープ34が、ブーム中立軸線上に連結されるので、該ペンダントロープ34の張力におけるブーム中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントが、ブーム26に生ずるのを防止することができる。よって、ブーム26に作用する曲げモーメントを低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、クレーンのつり具(フック)に必要な作業半径及び/又は高さを確保するためのジブ、ブームの如きクレーンのアタッチメントに関するものである。
クレーンの一例としてのクローラクレーンは、一般的に、下部走行体上に搭載した上部旋回体の前端部に、クレーンのアタッチメントとしてのブームを上下方向へ回動(起伏)可能に連結して、該ブームと上部旋回体との間に、ブーム起伏装置と巻上装置を装備するようにしてある。
図6は従来のクレーンのアタッチメントとしてのブームの一例を示すもので、ブーム1は、前後左右の4方に等間隔で配置した4本の主部材2(コード)と、該4本の主部材2の隣り合う主部材2同士を接続する補助部材3(ブレス)とを備えてなるラチス構造としてあり、該ブーム1の基端部を、該基端部に設けた図示してないフートピンを介して上部旋回体4に連結するようにしてある。又、該ブーム1の先端部後方には、ガイドシーブ5を支持させたガイドシーブ用支持ブラケット6が突出させて設けてあり、該ガイドシーブ用支持ブラケット6にペンダントロープ7の一端を連結するようにしてあると共に、該ブーム1の先端部前方には、ポイントシーブ8を支持させたポイントシーブ用支持ブラケット9を突出させて設けるようにしてある。
これにより、上記ペンダントロープ7の他端をブーム起伏装置10に連結させた状態で、該ブーム起伏装置10を作動させることにより、ペンダントロープ7をブーム1に干渉させることなくブーム1を起伏させることができるようにしてある。又、巻上装置11の巻上ワイヤロープ12を、上記ガイドシーブ5を介して、ポイントシーブ8とフックブロック13のフックブロックシーブ14との間に掛け回した状態で、上記巻上装置11を作動させることで、フック15を上記フックブロック13と一体に昇降させることができるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
又、従来のクレーンのアタッチメントとしてのブームの他の例としては、図7(イ)に示す如く、図6に示したのと同様のラチス構造のブーム16における先端部前方にトップリンク17を設けて、該トップリンク17にトップシーブ18を枢着すると共に、ブーム16の先端部後方にペンダントリンク19を設けて、該ペンダントリンク19にガイドシーブ20を枢着し、且つ上記ペンダントリンク19よりもブーム16先端部後方へ突出させた第2のペンダントリンク21を設けて、該第2のペンダントリンク21にペンダントロープ22を連結させるようにした構成のものがある。なお、図中23はブーム起伏装置、24は巻上装置である。
これにより、図7(ロ)に示す如く、荷物を吊り上げたときにブーム16に作用する吊荷重Wとペンダントロープ22の張力Tの合力Pを、ブーム16の中心C(中立軸)付近に作用させるようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
特開2010−76926号公報 特開平11−43288号公報
ところが、上記特許文献1に記載されたもののように、ペンダントロープ7をブーム1の先端部後方のガイドシーブ用支持ブラケット6に連結したものでは、ペンダントロープ7の連結位置とブーム1の中立軸線(重心線)との間が離れているため、ブーム1の自重に基づく曲げモーメントに加えて、ブーム1に、ペンダントロープ7に生じる張力におけるブーム中立軸線(ブーム重心線)方向の分力に基づく曲げモーメントを生じさせてしまう。特に、ブーム1の全長が長くなると、ペンダントロープ7とブーム1の中立軸線とのなす角度が狭くなることから、ペンダントロープ7に生じる張力におけるブーム1の中立軸線方向の分力が大きくなり、これに伴い、ブーム1に生じさせる曲げモーメントを更に大きくしてしまうことになる。
一方、上記特許文献2に記載されたものは、ブーム16の起伏角度を変更した場合や、ブーム16の全長を変更した場合など、ブーム16に作用する吊荷重Wの条件を変更した場合には、図7(ロ)に示した、ブーム中心Cからペンダントロープ22の張力Tと吊荷重Wの合力Pの作用位置とまでの距離が、トップシーブ18の設置位置とペンダントロープ19の連結位置との間で変化してしまうため、上記合力Pの中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントを有効に低減することができない。又、吊荷重Wが作用していない場合には、ペンダントロープ22の張力Tにおけるブーム16の中立軸線方向の分力が、ブーム16に、上記特許文献1に記載されたのと同様に曲げモーメントを生じさせてしまうため、ブーム16に生じる曲げモーメントを低減することができるものではない。よって、上記特許文献2に記載されたものは、本発明を示唆するものではない。
そこで、本発明は、作用する曲げモーメントを低減することができるクレーンのアタッチメントを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、4方に配置した4本の主部材と、該各主部材同士を接続する補助部材とを備えてなるクレーンのアタッチメントにおいて、該アタッチメントの先端部に、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材により対角位置に配置した上記主部材同士をそれぞれ接続してなる骨組構造体を設けるようにした構成とする。
又、請求項2に対応して、上記構成において、アタッチメントの中立軸線上へのポイントシーブの設置とペンダントロープの連結のいずれか一方又は双方を行わせるようにした構成とする。
更に、請求項3に対応して、上記構成における骨組構造体の対角接続用補助部材の交差部に継手を設けて、該継手を介して対角接続用補助部材同士を接続するようにした構成とする。
更に又、請求項4に対応して、上記構成における骨組構造体の2本の対角接続用補助部材の外径を、残りの2本の対角接続用補助部材よりも小径として、該対角接続用補助部材同士を接続するようにした構成とする。
本発明のクレーンのアタッチメントによれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)4方に配置した4本の主部材と、該各主部材同士を接続する補助部材とを備えてなるクレーンのアタッチメントにおいて、該アタッチメントの先端部に、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材により対角位置に配置した上記主部材同士をそれぞれ接続してなる骨組構造体を設けるようにした構成としてあるので、ペンダントロープを、アタッチメントとの干渉を避けてアタッチメントの中立軸線上付近に連結することができる。したがって、吊荷重の条件の変更など行った場合であっても、ペンダントロープに作用する張力におけるアタッチメントの中立軸線方向の分力を、アタッチメントの中立軸付近に作用させることができる。よって、上記中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントを減らすことができるので、アタッチメントに生じる曲げモーメントを低減することがきる。
(2)又、上記アタッチメントの中立軸線上へのポイントシーブの設置とペンダントロープの連結のいずれか一方又は双方を行なわせるようにした構成としてあるので、ペンダントロープに作用する張力におけるアタッチメント中立軸線方向の分力、吊荷重のアタッチメント中立軸線方向の分力を、いずれもアタッチメントの中立軸に作用させることができる。よって、上記中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントがアタッチメントに作用するのを防止することができるので、アタッチメントに生じる曲げモーメントを低減することがきる。又、吊荷重とペンダントロープに作用する張力の合力におけるアタッチメント中立軸線方向の分力を各主部材に均等に負荷させることができる。したがって、上記合力におけるアタッチメント中立軸線方向の分力を各主部材に均等に負荷させることができない場合のように、該分力の掛かる割合が大きい主部材に合わせて他の主部材の断面積を上げる必要はない。よって、アタッチメントの重量を必要以上に増加させるのを防止することができ、吊り上げ性能を向上させることができる。
(3)更に、骨組構造体における対角接続用補助部材の交差部に継手を設けて、該継手を介して対角接続用補助部材同士を接続するようにした構成としてあるので、対角接続用補助部材同士の接続を容易に行うことができる。よって、骨組構造体をアタッチメントの先端部に容易に設けることができる。
(4)更に又、骨組構造体における2本の対角接続用補助部材の外径を、残りの2本の対角接続用補助部材よりも小径として、該対角接続用補助部材同士を接続するようにした構成としてあるので、2本の対角接続用補助部材同士の接続部を避けて、該対角接続用補助部材に、小径の対角接続用補助部材を容易に接続することができる。よって、継手を用いることなく骨組構造体を、ブームの先端部に容易に設けることができる。
本発明のクレーンのアタッチメントの実施の一形態を示す概略斜視図である。 図1における対角接続用補助部材の主部材への接続を示す概略図を示すもので、(イ)は概略背面図、(ロ)は概略側面図、(ハ)は(ロ)のA−A方向切断図である。 図1における継手の接続部を示す概略拡大図である。 図1における各下端接続用補助部材の主部材への接続状態を示す概略切断平面図である。 本発明の他の実施の形態を示すもので、骨組構造体における対角接続用補助部材と対角接続用小径補助部材の接続状態を示す概略斜視図である。 従来のクレーンのアタッチメントとしてのブームの一例を示す概略側面図である。 従来のクレーンのアタッチメントとしてのブームの他の例を示すもので、(イ)は概略側面図、(ロ)は吊荷重とペンダントロープの張力の合力を示す示力図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1及至図4は本発明の実施の一形態を示すもので、図6に示した従来のラチス構造のクレーンのアタッチメントとしてのブームと同様に、前後左右4方に等間隔で配置した4本の主部材(コード)25a,25b,25c,25dと、該4本の主部材25a,25b,25c,25dの隣り合う主部材同士の間を接続する図示してない補助部材(ブレス)とを備えてなるラチス構造のブーム26の先端部に、対角位置に配置される主部材25aと25d、25bと25cを、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材27によりそれぞれ接続して、前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dと、前側で左右に隣接する主部材25aと25bと、対角位置に配置される主部材25aと25d、25bと25cを、上記対角接続用補助部材27の下端接続位置で下端接続用補助部材28によりそれぞれ接続し、且つ前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dを、上記対角接続用補助部材27の上端接続位置で上端接続用補助部材29によりそれぞれ接続すると共に、該上端接続用補助部材29の接続位置と上記下端接続用補助部材28の接続位置で側方補強部材30により接続してなる骨組構造体31を設ける。更に、該骨組構造体31設置よりもブーム26先端側位置のブーム中立軸線上にポイントシーブ32を設置して、該ポイントシーブ32を支持する支持軸33にペンダントロープ34を連結させるようにした構成とする。
詳述すると、上記骨組構造体31は、以下のように構成するようにしてある。
すなわち、図2(イ)(ロ)(ハ)に示す如く、上記対角接続用補助部材27の交差部となるブーム26の中立軸線上に、上記4本の対角接続用補助部材27の延びる方向に対応させて突出させた8つの接続部35aを有する継手35を配置して、該継手35の接続部35aと、対角位置に配置される主部材25a,25dにおける一方の主部材25dの上端接続位置に、継手接続用補助部材27aを接続するようにすると共に、該接続部35aの反対側に配置される継手35の接続部35aと、対角位置の他方の主部材25aの下端接続位置に、継手接続用補助部材27aを接続して、2本の継手接続用補助部材27aと継手35から形成される対角接続用補助部材27が、該対角接続用補助部材27とブーム中立軸線上に連結するペンダントロープ34との間に所要のクリアランスを形成した状態で、対角位置に配置される一方の主部材25dと他方の主部材25aとの間に上下方向に斜めに接続されるようにする。同様に、上記継手35の接続部35aと、対角位置の他方の主部材25aの上端接続位置に、継手接続用補助部材27aを接続するようにすると共に、該接続部35aの反対側に配置される継手35の接合部35aと、対角位置の一方の主部材25dの下端接続位置に、継手接続用補助部材27aを接続して、2本の継手接続用補助部材27aと継手35から形成される対角接続用補助部材27が、対角位置に配置される一方の主部材25dと他方の主部材25aとの間に上下方向に斜めに接続されるようにする。これにより、対角位置に配置される一方の主部材25dと他方の主部材25aとが、上下方向に斜めに配置して交差させた2本の対角接続用補助部材27により接続された状態になるようにしてある。更に、残りの対角位置の主部材25b,25c同士を、上記一方の主部材25dと他方の主部材25aと同様に接続して、上下方向に斜めに配置して交差させた2本の対角接続用補助部材27により接続された状態になるようにする。これにより、対角位置に配置される主部材25aと25d、25bと25cが、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材27によりそれぞれ接続された状態になるようにしてある。
なお、上記継手35の接続部35aは、図3に示す如く、継手接続用補助部材27aに内嵌めする嵌合部35bと、継手接続用補助部材27a端部との間で開先を形成する開先部35cとを備えた構成としてある。これにより、開先に対して安定した品質で溶接金属を肉盛ことができるようにしてあると共に、継手接続用補助部材27a内側へ溶接金属が溶け出してしまうことよる溶接不良などを防止することができるようにしてある。
又、図4に示す如く、主部材25a,25b,25c,25dは、前記したように、上記対角接続用補助部材27の下端接続位置で下端接続用補助部材28により水平方向にそれぞれ接続するようにしてあると共に、前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dを、上記対角接続用補助部材27の上端接続位置で上端接続用補助部材29によりそれぞれ水平方向に接続するようにしてある。これにより、図1に示す如く、ペンダントロープ34を後側の主部材25c,25dの間を通過させることができるようにしてあると共に、ポイントシーブ32から垂下される図示してない巻上ワイヤロープが、ブーム26と干渉するのを防止するようにしてある。
更に、前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dは、図1に示す如く、上記上端接続用補助部材29の接続位置と上記下端接続用補助部材28の接続位置で側方補強部材30により上下方向にそれぞれ接続するようにしてある。このようにして、ブーム26の先端部に、上記骨組構造体31を設けるようにしてある。
一方、該骨組構造体31よりもブーム先端側位置には、図1、図2(イ)(ロ)に示す如く前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dの間に支持ブラケット36を設けて、該支持ブラケット36におけるブーム中立軸線上に支持軸33を設置し、該支持軸33にポイントシーブ32を回動自在に支持させるようにしてある。
又、上記支持軸33における上記ポイントシーブ32と支持ブラケット36との間には、後側の主部材25c,25d間を通過させたペンダントロープ34の先端部を連結するようにしてある。
なお、図中37は各主部材25a,25b,25c,25dの先端同士を接続する天板である。
かかる構成のクレーンのアタッチメントとしてのブーム26をクレーンに装備させて、該クレーンの図示してないブーム起伏装置によりブーム26を起立させると、ペンダントロープ34に張力が作用することになるが、ブーム26の中立軸線上に設置した支持軸33に上記ペンダントロープ34が連結してあるので、ペンダントロープ34に作用する張力におけるブーム中立軸線方向の分力が、ブーム26の中立軸に作用することになる。又、ブーム26を起立させた状態で荷物を吊り上げると、ブーム26に吊荷重が作用するが、ブーム26の中立軸線上に設置した支持軸33に、ペンダントロープ34を連結すると共にポイントシーブ32を支持させるようにしてあるので、該吊荷重とペンダントロープ34に作用する張力の合力におけるブーム中立軸線方向の分力が、ブーム26の中立軸に作用することになる。
このように、図1及至図4に示した実施の形態におけるクレーンのアタッチメントとしてのブームによれば、前後左右4方に等間隔で配置した4本の主部材25a,25b,25c,25dと、該4本の主部材25a,25b,25c,25dの隣り合う主部材同士の間を接続する図示してない補助部材とを備えてなるラチス構造のクレーンのアタッチメントとしてのブーム26先端部に、対角位置に配置される主部材25aと25d、25bと25cを、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材27によりそれぞれ接続して、前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dと、前側で左右に隣接する主部材25aと25bと、対角位置に配置される主部材25aと25d、25bと25cを、上記対角接続用補助部材27の下端接続位置で下端接続用補助部材28によりそれぞれ接続し、且つ前後方向に隣接する主部材25aと25c、25bと25dを、上記対角接続用補助部材27の上端接続位置で上端接続用補助部材29によりそれぞれ接続すると共に、該上端接続用補助部材29の接続位置と上記下端接続用補助部材28の接続位置で側方補強部材30により接続してなる骨組構造体31を設け、更に、該骨組構造体31よりもブーム26先端側位置のブーム中立軸線上にポイントシーブ32を設置して、該ポイントシーブ32を支持する支持軸33にペンダントロープ34を連結させるようにした構成としてあるので、ペンダントロープ34に作用する張力におけるブーム中立軸線方向の分力、及び、吊荷重のブーム中立軸線方向の分力を、いずれもブーム26の中立軸に作用させることができる。よって、上記中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントがブーム26に作用してしまうのを防止することができるので、ブーム26に生じる曲げモーメントを低減することがきる。又、吊荷重とペンダントロープ34の張力の合力におけるブーム中立軸線方向の分力を各主部材25a,25b,25c,25dに均等に負荷させることができる。したがって、上記合力におけるブーム中立軸線方向の分力を各主部材に均等に負荷させることができない場合のように、該分力の掛かる割合が大きい主部材に合わせて他の主部材の断面積を上げる必要はないので、ブーム26の重量を必要以上に増加させるのを防止することができ、よって、吊り上げ性能も向上させることができる。
又、4本の対角接続用補助部材27同士の接続を、該対角接続用補助部材27の延びる方向に対応させて突出させた8つの接続部35aを有する継手35を介して行うようにしてあるので、対角接続用補助部材27同士の接続を容易に行うことができる。よって、骨組構造体31をブーム26の先端部に容易に設けることができる。
次に、図5は本発明のクレーンのアタッチメントとしてのブームの他の実施の形態を示すもので、図1及至図4に示した実施の形態のクレーンのアタッチメントとしてのブーム26において、継手35を介して対角接続用補助部材27同士の接続を行うことに代えて、4本の対角接続用補助部材27のうち半数の2本の対角接続用補助部材27を、該対角接続用補助部材27よりも小径の対角接続用小径補助部材38として、上記2本の対角接続用補助部材27を接続した後に、該対角接続用補助部材27に、対角接続用小径補助部材38を接続した構成とする。
具体的には、図5に示す如く、たとえば、主部材25c,25aの下方から主部材25b,25dの上方に接続する対角接続用補助部材27同士の接続を、突合せ溶接の如き溶着手段により行うようにすると共に、該対角接続用補助部材27よりも小径として上記主部材25b,25dの下方から主部材25c,25aの上方に接続する対角接続用小径補助部材38を、上記対角接続用補助部材27に、該対角接続用補助部材27の溶着部を避けて突合せ溶接の如き溶着手段により接続するようにした構成としてある。
その他の構成は、図1及至図4に示したのと同様であり、同一のものには同一符号が付してある。
このように、図5に示した実施の形態によれば、対角接続用小径補助部材38を対角接続用補助部材27に接続するようにしてあるので、対角接続用補助部材27同士の溶着部などの接続部を避けて、対角接続用補助部材27に、対角接続用小径補助部材38を容易に溶着などにより接続することができる。よって、継手35を用いることなく骨組構造体31を、ブーム26の先端部に容易に設けることができる。
なお、上記実施の形態では、アタッチメントの一例として、ブーム26に適用した場合について説明したが、ジブに適用してもよい。
又、図1及至図4に示した実施の形態では、8つの接続部35aを有する継手35の場合について説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、継手35を平板などとしてもよい。
更に、図1及至図4に示した実施の形態における継手接続用補助部材27aの外径は接続する主部材25a,25b,25c,25d毎に変更してもよい。
図5に示した実施の形態では、対角接続用補助部材27同士の接続を容易にするために、半数の2本を対角接続用小径補助部材38にしてあるが、接続位置をずらすなどして、同径の対角接続用補助部材27同士を直接接続するようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
25a,25b,25c,25d 主部材
27 対角接続用補助部材
31 骨組構造体
32 ポイントシーブ
34 ペンダントロープ
35 継手
又、請求項2に対応して、上記構成において、アタッチメントの中立軸線上に支持軸を設置して、該支持軸へのポイントシーブの設置と該支持軸へのペンダントロープの連結のいずれか一方又は双方を行わせるようにした構成とする。
本発明のクレーンのアタッチメントによれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)4方に配置した4本の主部材と、該各主部材同士を接続する補助部材とを備えてなるクレーンのアタッチメントにおいて、該アタッチメントの先端部に、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材により対角位置に配置した上記主部材同士をそれぞれ接続してなる骨組構造体を設けるようにした構成としてあるので、ペンダントロープを、アタッチメントとの干渉を避けてアタッチメントの中立軸線上付近に連結することができる。したがって、吊荷重の条件の変更など行った場合であっても、ペンダントロープに作用する張力におけるアタッチメントの中立軸線方向の分力を、アタッチメントの中立軸付近に作用させることができる。よって、上記中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントを減らすことができるので、アタッチメントに生じる曲げモーメントを低減することがきる。
(2)又、上記アタッチメントの中立軸線上に支持軸を設置して、該支持軸へのポイントシーブの設置と該支持軸へのペンダントロープの連結のいずれか一方又は双方を行なわせるようにした構成としてあるので、ペンダントロープに作用する張力におけるアタッチメント中立軸線方向の分力、吊荷重のアタッチメント中立軸線方向の分力を、いずれもアタッチメントの中立軸に作用させることができる。よって、上記中立軸線方向の分力に基づく曲げモーメントがアタッチメントに作用するのを防止することができるので、アタッチメントに生じる曲げモーメントを低減することがきる。又、吊荷重とペンダントロープに作用する張力の合力におけるアタッチメント中立軸線方向の分力を各主部材に均等に負荷させることができる。したがって、上記合力におけるアタッチメント中立軸線方向の分力を各主部材に均等に負荷させることができない場合のように、該分力の掛かる割合が大きい主部材に合わせて他の主部材の断面積を上げる必要はない。よって、アタッチメントの重量を必要以上に増加させるのを防止することができ、吊り上げ性能を向上させることができる。
(3)更に、骨組構造体における対角接続用補助部材の交差部に継手を設けて、該継手を介して対角接続用補助部材同士を接続するようにした構成としてあるので、対角接続用補助部材同士の接続を容易に行うことができる。よって、骨組構造体をアタッチメントの先端部に容易に設けることができる。
(4)更に又、骨組構造体における2本の対角接続用補助部材の外径を、残りの2本の対角接続用補助部材よりも小径として、該対角接続用補助部材同士を接続するようにした構成としてあるので、2本の対角接続用補助部材同士の接続部を避けて、該対角接続用補助部材に、小径の対角接続用補助部材を容易に接続することができる。よって、継手を用いることなく骨組構造体を、ブームの先端部に容易に設けることができる。

Claims (4)

  1. 4方に配置した4本の主部材と、該各主部材同士を接続する補助部材とを備えてなるクレーンのアタッチメントにおいて、該アタッチメントの先端部に、上下方向に斜めに配置して交差させた4本の対角接続用補助部材により対角位置に配置した上記主部材同士をそれぞれ接続してなる骨組構造体を設けるようにした構成を有することを特徴とするクレーンのアタッチメント。
  2. アタッチメントの中立軸線上へのポイントシーブの設置とペンダントロープの連結のいずれか一方又は双方を行わせるようにした請求項1記載のクレーンのアタッチメント。
  3. 骨組構造体における対角接続用補助部材の交差部に継手を設けて、該継手を介して対角接続用補助部材同士を接続するようにした請求項1又は2記載のクレーンのアタッチメント。
  4. 骨組構造体における2本の対角接続用補助部材の外径を、残りの2本の対角接続用補助部材よりも小径として、該対角接続用補助部材同士を接続するようにした請求項1又は2記載のクレーンのアタッチメント。
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