JP2014010433A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画面表面から装置内部に侵入した水分による動作不良を低減させることが可能な表示装置を提供することである。
【解決手段】
表示パネルと、下フレームとモールド部材と上フレームとからなる枠体とを備え、上フレームは一方の面が側壁面に沿って開口され、他方の面に開口部が形成される箱体状をなし、モールド部材は下フレーム部材と一体又は別体で形成され、少なくとも表示パネルの周辺部が載置される載置部と、表示パネルの端面に対応するように形成される係止部とを有する表示装置であって、モールド部材の係止部は、載置部と反対側の頭頂部が上フレームの内面と当接する第1の係止部と、載置部からの突出高さが第1の係止部の突出高さよりも低い第2の係止部とからなり、第2の係止部は、表示パネルに表示する画像の下部側に形成される表示装置である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、表示装置に係わり、特に、表示パネルの前面からの水滴等の付着に対する信頼性を向上させる技術に関する。
従来の液晶表示装置は、光源や導光板、拡散板等からなるバックライト装置を収納する下フレームと、導光板か拡散板の前面に配置される光学シートや液晶表示パネルの位置決めを行うモールド部材を備える構成となっている。また、液晶表示パネルの表示領域に対応した開口部が形成され、下フレームに嵌合して液晶表示パネルを保持すると共にその周縁部を保護する額縁形状の上フレームを備える構成となっている。一方、液晶表示パネルの前面及び裏面にはそれぞれ偏光板が配置されると共に、液晶表示装置の画像の表示面側すなわち液晶表示パネルの前面には、視野角を向上させるための光学フィルム(視野角向上フィルム)等の光学シート等も配置される構成となっている。これらの光学シートも上フレームの額縁領域で保持される構成となっている。
このために、液晶表示装置の内部に水滴等の水分が侵入した場合、この水分が信号線の形成領域に付着した場合には信号線の短絡に伴う表示不良を発生させ、また水分がバックライト装置と液晶表示パネルとの間の領域に侵入した場合には表示ムラ等の表示不良を発生させてしまうという問題があった。
この問題を解決する方法として、例えば、特許文献1に記載の薄型表示装置がある。この特許文献1に記載の薄型表示装置では、背面側に形成される吸排気口から侵入する水滴等の水分の侵入を防止する構成となっている。
特開2010−134168号公報
医療用途等に用いられる回転機構を備える従来の液晶表示装置では、一般的に偏光板が最前面に配置される構成となっているので、この最前面に配置される偏光板の表面(露出面)には、使用環境に応じた空気中の浮遊物やソフトドリンクを含む飲料等の水滴(飛沫を含む)が容易に付着することとなる。特に、飲料等の水滴が付着した場合には、その一部が画面上を流れ、下端側の偏光板と上フレームとの隙間から液晶表示装置の内部に侵入してしまうこととなる。さらには、浮遊物や水滴が付着した場合、浮遊物の付着に伴う表示輝度の低下や、飲料等の水滴が固着することに伴う当該個所における部分的な屈折率の変化によって、表示品質が低下してしまう。このために、従来ではクリーナ等を用いて浮遊物を除去することが行われているが、一般的なクリーナは液体状の溶媒を用いている。このために、多量のクリーナを画面上に噴霧した場合には、飲料の水滴が画面上に付着した場合と同様に、噴霧したクリーナの一部が画面上を流れ、下端側の偏光板と上フレームとの隙間から液晶表示装置の内部に侵入してしまうこととなる。
一方、高画質表示が要求される医療用途の液晶表示装置では、液晶表示装置の辺縁部である額縁領域には、制御信号に基づいて映像信号や走査信号を生成するための駆動回路が3辺に配置されることがある。このため、回転機構を有する場合、駆動回路が配置されない辺部を表示装置の下端側に配置することが不可能である。その結果、駆動回路が配置される辺部が装置下端側となる姿勢時に額縁領域に水分が侵入した場合、侵入した水分によって隣接する信号線等が短絡してしまう等により動作不良が生じてしまうという問題があった。
特に、従来の液晶表示装置では、上フレームと下フレームとの嵌合部分や上フレームとモールド部材との隙間から埃等の異物が拡散板と液晶表示パネルとの間等に侵入し、バックライト光に表示ムラが生じてしまうことを防止する構成となっている。特に、下フレームの内周面に沿って形成されるモールド部材が拡散板を保持すると共に、モールド部材と上フレームとで液晶表示パネルを保持する構成となっている。このため、従来のモールド部材にも、拡散板から照射されるバックライト光が通過するための開口部が形成される額縁状の樹脂部材で形成されている。
従来のモールド部材では、周縁部分から当該モールド部材(液晶表示装置)の面内方向に延在するように形成されると共に、この延在部分が下フレームの周縁部分に沿って円環状に形成される載置部を有する構成となっている。さらには、モールド部材には、円環状の載置部の外側の周縁部(外縁部)に沿い下フレームの側壁面の延在方向すなわち上フレーム方向に突出すると共に、円環状をなす係止部が形成されている。該係止部の内周面はその形状が載置部に搭載される液晶表示パネルの面内方向の外形形状に沿う形状となっており、モールド部材の載置部と上フレームの額縁部分との間に配置される液晶表示パネルが平面方向に移動してしまうことを防止すると共に、上フレームと下フレームとの間隙から塵等の異物の侵入を防止する構成となっている。
一方、液晶表示パネルの前面に付着した水滴の量が多い場合、付着した水滴が画面上を流れて上フレームの額縁部分に到達し、この額縁部分と液晶表示パネルとの間隙から内部に侵入してしまうこととなる。その結果、上フレームと液晶表示パネルとの間隙から侵入した水分は、駆動回路と上フレームの額縁部分とモールド部材の係止部とにより形成される空間に保持されることとなる。特に、侵入した水分がソフトドリンク等の種々の添加物を含む場合、水分が蒸発した後に添加物のみが残り、その残った添加物により駆動回路からの信号線が短絡され、表示不良が発生してしまうことが本願発明者らにより発見された。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、画面表面から装置内部に侵入した水分による動作不良を低減させることが可能な表示装置を提供することにある。
前記課題を解決すべく、本発明の表示装置は、画像表示を行う表示パネルと、下フレームとモールド部材と上フレームとからなり前記表示パネルを覆うように保護する枠体とを備え、上フレームは一方の面が側壁面に沿って開口され、他方の面が側壁の近傍から所定量だけ面内方向に伸延し表示領域に対応する開口部が形成される箱体状をなし、前記モールド部材は前記下フレーム部材と一体又は別体で形成され、少なくとも表示パネルの周辺部が載置され裏面側から表示パネルを支持する載置部と、前記搭載部から前記表示パネルの搭載方向に突出するようにして前記表示パネルの側面に沿って形成されると共に、前記表示パネルの端面に対応するように形成される係止部とを有する表示装置であって、
前記モールド部材の係止部は、前記載置部と反対側の頭頂部が前記上フレームの内面と当接する第1の係止部と、前記載置部からの突出高さが前記第1の係止部の突出高さよりも低い第2の係止部とからなり、
前記第2の係止部は、前記表示パネルに表示する画像の下部側に形成されるものである。
本発明によれば、画面表面から装置内部に侵入した水分による動作不良を低減させることができる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の実施形態1の表示装置である液晶表示装置の全体構成を説明するための平面図である。 本発明の実施形態1の表示装置である液晶表示装置における液晶表示パネルの配置構成を説明するための平面図である。 本発明の実施形態1の表示装置である液晶表示装置の下端部の拡大図である。 図3に示すB−B’線での断面図である。
本発明の実施形態2の表示装置の全体構成を説明するための鳥瞰図である。
図3に示すC−C’線での断面図である。 本発明の実施形態2の表示装置である液晶表示装置の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態3の液晶表示装置におけるモールド部材の概略構成を説明するための平面図である。 本発明の実施形態3の液晶表示装置における他のモールド部材の概略構成を説明するための平面図である。 本発明の実施形態4の表示装置である液晶表示装置におけるモールド部材の概略構成を説明するための平面図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明は省略する。また、図中に示すX,Y,Zは、それぞれX軸、Y軸、Z軸を示す。
〈実施形態1〉
図1は本発明の実施形態1の表示装置である液晶表示装置の全体構成を説明するための平面図、図2は本発明の実施形態1の表示装置である液晶表示装置における液晶表示パネルの配置構成を説明するための平面図であり、以下、図1及び図2に基づいて、実施形態1の表示装置の全体構成を説明する。ただし、以下の説明では、本願発明を液晶表示装置に適用した場合について説明するが、本願発明は非発光型の表示装置である液晶表示装置に限定されることはない。例えば、LED(発光ダイオード)やEL(Electro Luminescence)等の自発光素子を用いる平板型の表示装置にも適用可能である。
実施形態1の表示装置は、面状の光(面状光)を照射するバックライト装置と、面状光の透過量を制御し画像表示を行う液晶表示パネルとから構成される液晶表示装置であり、図2に示すように、樹脂材料で形成され、図示しない下フレームに外周に沿う形状をなすモールド部材MCを備える構成となっている。実施形態1のモールド部材MCは、図示しない下フレームの開口面側に配置され、その形状は側壁面に沿った形状をなしており、これにより液晶表示パネルPNLの周縁部に沿うように構成されている。
特に、実施形態1の液晶表示装置では、液晶表示パネルPNLのY方向に対向する2辺すなわち図中上下の短辺側の2辺に走査信号を生成する走査信号線駆動回路(ゲートドライバ)GDRが配置され、X方向に対向する2辺の内の1つの辺部すなわち図中左側の長辺側の辺部に映像信号線駆動回路(ドレインドライバ)DDRが配置されている。走査信号線駆動回路GDRは外部から入力される制御信号から走査信号を生成し、液晶表示パネルPNLのY方向に延在しX方向に並設される図示しない走査信号線に走査信号を出力する周知の駆動回路である。また、映像信号線駆動回路DDRは、外部から入力される制御信号から映像信号を生成し、液晶表示パネルPNLのX方向に延在しY方向に並設される図示しない映像信号線に出力する周知の駆動回路である。
また、実施形態1の液晶表示パネルPNLにおいては、図示しない液晶層を介して対向配置される一対の透明基板の端部から外側に走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRの一部が突出するように配置される構成となっている。さらには、実施形態1の液晶表示パネルPNLでは、矩形状に形成される液晶表示パネルPNLの4辺には、モールド部材MCの上面すなわち液晶表示パネルPNLが搭載される側に突出される図示しない係止部が形成されている。
また、実施形態1の液晶表示パネルPNLでは、図1に示すように、モールド部材MCと液晶表示装置の前面(表示面)側に配置される上フレームUFとにより液晶表示パネルPNLを挟持する。このとき、上フレームUFは箱体状をなし、一方の面は図示しない側壁面に沿って開口され、他方の面は側壁の近傍から所定量だけ面内方向に伸延してなる1〜2cm程度の額縁状の領域(図1中に斜線で示す領域)が形成されている。この構成により、液晶表示パネルPNLの図示しない表示領域に対応する開口部が形成され、該開口部を介して表示画像が出力される。また、モールド部材に載置される液晶表示パネルPNLを介して、上フレームUFと下フレームとが嵌合され枠体を形成することにより、一対の透明基板として例えばガラス基板で形成される液晶表示パネルPNLを保護する構成としている。なお、透明基板としては、ガラス基板に限定されることはなく、例えば、樹脂を用いた他の透明基板であってもよい。
次に、図3に本発明の実施形態1の表示装置である液晶表示装置の下端部の拡大図を示し、以下、実施形態1のモールド部材MCの詳細構成を説明する。ただし、図3に示す実施形態1のモールド部材MCでは、従来のモールド部材と実施形態1のモールド部材MCとの違いを明確にするために、モールド部材MCの形成領域の内で、上フレームUFの額縁部分に当接する部分のみに斜線を付し、他の領域は白色で示す。
図3に示すように、実施形態1の液晶表示パネルPNLは図示しない液晶層を介して対向配置される一対のガラス基板SUBの辺縁部から突出するようにして、走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRが搭載され、液晶表示パネルPNLを形成している。その結果、実施形態1の液晶表示パネルPNLでは、走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRが搭載される辺縁部は各駆動回路GDR,DDRに対応した凹凸形状となる。一方、走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRが搭載されない辺部すなわち図中右側の辺部においては、実施形態1の液晶表示パネルPNLの辺縁部は直線形状となる。なお、実施形態1の液晶表示パネルPNLでは、一対のガラス基板SUBの辺縁部から走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRが突出するように搭載することにより、上フレームUFと図示しない下フレームとを勘合して枠体を形成した際の嵌合部分からガラス基板SUBの辺縁部までの距離を大きく形成して、塵等の異物が内部に侵入することを防止する構成としている。
また、上面側すなわち画像表示側から見て液晶表示パネルPNLの面内方向の外周形状よりもモールド部材MC外周形状は大きく形成されると共に、モールド部材MCの面内方向には液晶表示パネルPNLの裏面に配置される図示しないバックライト装置からの平面状の光である面状光が通過するための開口部が形成される構成となっている。すなわち、実施形態1のモールド部材MCにおいても、従来のモールド部材と同様に、その内周側方向に突出する円環状(額縁状)の載置部MLを有しており、この載置部MLに液晶表示パネルPNLが載置される。図3中に点線で示す部分が、載置部MLの内周側の周縁部を示している。
また、実施形態1のモールド部材MCはZ方向となる液晶表示パネルPNLの搭載面側に突出するようにして形成されると共に、当該モールド部材MCの外周面に沿って壁状に形成される係止部MWを備える構成となっている。このとき、前述するように、液晶表示パネルPNLの周縁部は走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRの搭載に伴う凹凸形状となっているので、実施形態1の係止部MWの内周面は走査信号線駆動回路GDR及び映像信号線駆動回路DDRに対応したポケット状の凹部が形成される構成となっている。すなわち、図3に示すように、実施形態1のモールド部材MCの構成では、走査信号線駆動回路GDRが配置される領域での係止部MWの厚さは薄く形成され、係止部MLの内壁面に走査信号線駆動回路GDRの外周側の端部が近接される。一方、走査信号線駆動回路GDRが配置されない領域における係止部MWの厚さは厚く形成され、係止部MLの内壁面に液晶表示パネルPNLを形成するガラス基板SUBの端部が近接される。この構成により、実施形態1のモールド部材MCでは、各走査信号線駆動回路GDRに対応した凹部が形成される構成となっている。
このとき、実施形態1のモールド部材MCでは、走査信号線駆動回路GDRに対応して形成される係止部MWの凹部毎に、係止部MWが形成されない領域(切り欠き部)LWが形成される構成となっている。このとき、実施形態1の係止部MWの構成では、各凹部の中央部分に切り欠き部LWが形成されている。
次に、図4に図3に示すB−B’線での断面図、図5に図3に示すC−C’線での断面図を示し、以下、図4及び図5に基づいて、実施形態1の係止部MWの詳細構成について説明する。ただし、図4(a),図5(a)は上フレームUFが配置されない場合の断面図、図4(b),図5(b)は上フレームUFが配置されている場合の断面図、図4(c),図5(c)は上フレームUFが配置されている場合に水分が侵入した状態を説明するための断面図、図4(d)は上フレームUFが配置されている場合において侵入した水分の排水経路を説明するための断面図を示す。また、図4及び図5に示す断面図は、実施形態1の液晶表示装置における画像表示形態等において、表示画像の下側における断面図である。
図4(a)に示すように、実施形態1のモールド部材MCでは、図示しない下フレームに内挿され該下フレームと一体となる内挿部MMを有しており、この内挿部MMと直交するようにして載置部MLが形成されている。このとき、実施形態1のモールド部材MCでは、切り欠き部LWでは内挿部MMから延在して形成される係止部MWが形成されない構成となっているので、ガラス基板SUB及び走査信号線駆動回路GDRの図4(a)中の下側端部には、係止部MWが形成されない構成となる。
その結果、図4(b)に示すように、上フレームUFが配置された場合において、液晶表示パネルPNLの下端側すなわち走査信号線駆動回路GDRの下端側には上フレームUFの側壁部分が位置することとなる。すなわち、切り欠き部LWが形成される領域においては、液晶表示装置が立設された状態で使用される場合、液晶表示パネルPNLは切り欠き部LWに隣接する係止部MWの凸部で係止される構成となるので、液晶表示パネルPNLの図中の下端から上フレームUFの側壁までの間には空間が形成されることとなる。
この構成により、液晶表示パネルPNLと上フレームUFの額縁部分との間から水分(水滴)DDが侵入してしまった場合であっても、侵入した水分DDはガラス基板SUB及び走査信号線駆動回路GDRと上フレームUFの額縁部分との間の領域を介して、その下端部分に速やかに移動することとなる。すなわち、液晶表示装置内に侵入した水分DDは、図4(c)に示すように、液晶表示パネルPNLの下方である上フレームUFの額縁部分に移動することとなる。従って、この水分DDがソフトドリンク等の種々の添加物を含む飲料であった場合であっても、上フレームUFの額縁部分で水分が蒸発することとなるので、当該飲料の添加物も上フレームUFの額縁部分に析出されることとなる。すなわち、ガラス基板SUBや走査信号線駆動回路GDRに接した部分には添加物が析出されないこととなるので、表示不良の原因となる信号線等の短絡等を防止することができる。
このとき、添加物の量が比較的少なくその粘度等も比較的低い水分DDの場合には、液晶表示パネルPNLと上フレームUFの額縁部分との間から水分DDが侵入してしまった場合であっても、図4(d)に示すように、侵入した水分DDは矢印Sに示すように、容易に外部に排出される。すなわち、ガラス基板SUBと上フレームUFの額縁部分との間の領域から侵入した水分DDは、走査信号線駆動回路GDRと上フレームUFの額縁部分との間の領域、並びにモールド部材MCの内挿部MM及び図示しない下フレームの側壁部と上フレームUFの側壁部との間の間隙領域(隙間部分)を介して外部に排出されることとなる。従って、侵入した水分DDが多い場合であっても、表示不良の原因となる信号線等の短絡等を防止することができる。
一方、実施形態1のモールド部材MCにおいても切り欠き部LWが形成されない領域においては、図5(a)に示すように、液晶表示パネルPNLの図中下端には係止部MWがZ方向(図中右側)に突出するように形成されている。従って、実施形態1の液晶表示装置を立設した場合であっても、係止部MWの図示していない凸部係止部が液晶表示パネルPNLに当接され、液晶表示パネルPNLが面内方向すなわちY方向(図中下側)に移動してしまうことを防止できる。
上フレームUFを配置した場合、図5(b)に示すように、上フレームUFの額縁部分と係止部MWの端部との間隔は従来と同様に非常に狭くなる。特に、係止部MWによる液晶表示パネルPNLの係止を確実にするために、走査信号線駆動回路GDRのZ方向の大きさすなわち厚さよりも、係止部MWと上フレームUFの額縁部分との間隙が小さくなるように形成されている。その結果、ガラス基板SUBと上フレームUFの額縁部分との間から水分DDが侵入してしまった場合、図5(c)に示すように、侵入した水分DDは信号線駆動回路GDRと上フレームUFの額縁部分と係止部MWとで形成される領域に移動することとなる。すなわち、侵入した水分DDは信号線駆動回路GDRと上フレームUFの額縁部分と係止部MWとに当接する位置に移動することとなる。
このとき、実施形態1のモールド部材MCの構成では、図3から明らかなように、係止部MWに形成される切り欠き部LWの形成位置が、各走査信号線駆動回路GDRのX方向の幅に対して略中央部分に形成される構成となっている。従って、走査信号線駆動回路GDRに対応する係止部MWのX方向の幅も比較的小さい幅で形成されることとなるので、図5(c)に示す信号線駆動回路GDRと上フレームUFの額縁部分と係止部MWとで形成される領域に移動した水分DDも容易に切り欠き部LWに移動することができる。ここで、切り欠き部LWに移動した水分DDは、前述するように、上フレームUFの額縁部分に当接するように留まる、又は上フレームUFの側壁部とモールド部材MCの内挿部MMとの間の間隙領域を介して外部に排出されることとなる。その結果、ガラス基板SUBや走査信号線駆動回路GDRに接した部分には添加物が析出されないこととなるので、表示不良の原因となる信号線等の短絡等を防止することができ、侵入した水分DDが多い場合であっても、表示不良の原因となる信号線等の短絡等を防止することができる。
以上説明したように、実施形態1の液晶表示装置では、液晶表示パネルPNLの裏面側に配置されるモールド部材MC(下フレームを含む)と、表面側に配置される上フレームUFとにより液晶表示パネルPNLを支持する枠体を形成している。このとき、上フレームUFは一方の面が側壁面に沿って開口され、他方の面が側壁の近傍から所定量だけ面内方向に伸延し表示領域に対応する開口部が形成される箱体状をなしている。また、モールド部材MCは、下フレームと一体又は別体で組み合わされて形成され、少なくとも液晶表示パネルPNLの周辺部が載置される部分であり、液晶表示パネルPNLを裏面側から支持する載置部MLと、この載置部MLから液晶表示パネルPNLの搭載方向すなわち上フレームUFの配置方向に突出するようにして、液晶表示パネルPNLの周側面に沿って形成され、液晶表示パネルPNLの端面に当接され、当該液晶表示パネルPNLがその面内方向に移動することを防止するように形成される係止部とを有する構成となっている。このとき、実施形態1の液晶表示装置では、モールド部材MCの係止部MWは、頭頂部が上フレームUFの内面と当接する突出高さで形成される第1の係止部と、載置部からの突出高さが第1の係止部の突出高さよりも低い第2の係止部とで形成されると共に、該第2の係止部が1つの辺に複数形成される構成となっている。すなわち、係止部MWに形成される切り欠き部LWが1つの辺に複数形成されると共に、切り欠き部LWは当該液晶表示装置が立設される場合に下端側となる辺部に形成される構成となっている。その結果、立設状態で液晶表示パネルPNLと上フレームとの間隙から水分が侵入した場合であっても、侵入した水分は液晶表示パネルPNL及び駆動回路を介して上フレームの側壁部分の内壁面に移動させることができるので、侵入した水分に起因する信号線の短絡等を防止することができる。
すなわち、実施形態1の液晶表示装置では、モールド部材MCに形成される係止部MWの端部が突出方向であるZ方向の段差を有する構成であると共に、走査信号線駆動回路GDRに対応する部分の係止部MW毎に段差が形成される構成となっている。その結果、実施形態1の液晶表示装置では、立設状態で液晶表示パネルPNLと上フレームとの間隙から水分が侵入した場合であっても、侵入した水分は形成された段差により液晶表示パネルPNL及び駆動回路を介して上フレームの側壁部分の内壁面に移動するので、侵入した水分に起因する信号線の短絡等を防止することができる。
〈実施形態2〉
図6は本発明の実施形態2の表示装置である液晶表示装置の概略構成を説明するための図であり、特に、図6(a)は実施形態1の図5(b)に対応する図、図6(b)は実施形態1の図4(b)に対応する図である。ただし、実施形態2の構成では、係止部MWの構成を除く他の構成は実施形態1と同様となるので、以下の説明では、係止部MWの構成について詳細に説明する。
図6に示すように、実施形態2のモールド部材MCでは、切り欠き部LWを形成した領域においても、切り欠き部LWが形成されない部分と同様に、載置部MLの表面から上フレームUFの額縁が配置されるZ方向(画像の表示側)に係止部MWが形成される構成となっている。すなわち、実施形態2のモールド部材MCでは、切り欠き部LWが形成されない領域の係止部MW(以下、第1の係止部MW1と記す)と、切り欠き部LWが形成される領域の係止部MW(以下、第2の係止部MW2と記す)とにより、実施形態2の係止部MWが構成されている。
ここで、第1の係止部MW1における載置部MLの表面からZ方向への突出量を第1の係止部MW1の高さH1、第2の係止部MW2における載置部MLの表面からZ方向への突出量を第2の係止部MW2の高さをH2とする。この場合、実施形態2の構成では、第1の係止部MW1の高さH1よりも第2の係止部MW2の高さH2が低い構成となっており、第1の係止部MW1の高さH1と第2の係止部MW2の高さH2との差をH3とした場合、H3=H1−H2となり、H3の範囲はH1≧H3≧0.1(mm)となる。このとき、高さH2の範囲は、H1−0.1(mm)>H2≧0(ゼロ)となる。すなわち、切り欠き部LWの深さ(ギャップ)は、少なくとも0.1(mm)とすることが好ましい。ただし、実施形態2の構成においては、H1≧H3としたが、H3=H1(H2=0(ゼロ))の場合は実施形態1の構成となる。また、本願発明において、排水経路を確保するという構成に鑑みれば、実施形態2のモールド部材MCの形状にもよるが、第2の係止部MW2が形成される領域すなわち切り欠き部LWが形成される領域に凹部を形成し、載置部MLの表面よりも切り欠き部LWの深さが大きくなる構成であってもよい。
この構成により、実施形態2のモールド部材MCの構成においては、切り欠き部LWの深さに相当する高さH1と高さH2との差H3がH1≧H3≧0.1(mm)の範囲で形成されると共に、侵入した水分が上フレームUFの側壁部に移動するために十分な間隙が確保される構成となる。なお、第1の係止部MW1の高さH1と第2の係止部MW2の高さH2との差H3の最適値については、内部に侵入する水分の表面張力等によっても大きく変動することとなるので、実験等によりH1≧H3≧0.1(mm)の範囲で適宜選択することが好ましい。
ただし、図6(b)から明らかなように、実施形態2の構成では、上フレームUFの側壁部の内側面に移動した水分と走査信号線駆動回路GDRとが接触しないようにするためには、切り欠き部LWのX方向幅、第2の係止部MW2のY方向の厚さ、及び上フレームUFの額縁部分の内周面から第2の係止部MW2の頭頂部に至るまでの間隔によってその容積が決まることとなる。一方、近年の液晶表示装置に対する挟額縁化や薄型化の要望はさらに大きくなっているので、第2の係止部MW2のY方向の厚さを大きくすることは困難である。従って、実施形態2の構成では、切り欠き部LWのX方向幅と上フレームUFの額縁部分の内周面から第2の係止部MW2の頭頂部までの間隔とを適宜選択することにより、侵入した水分を保持する容積を確保することが好ましい。このとき、実施形態2の構成では、例えばガラス基板SUBのZ方向の厚さと走査信号線駆動回路GDRのZ方向の厚さとを合計した厚さ(以下、液晶表示パネルPNLの厚さと記す)をH4とした場合、第2の係止部MW2の高さH2が液晶表示パネルPNLの厚さH4より小さいことが好ましい。この構成により、走査信号線駆動回路GDRの図中下部に移動した水分が、さらに第2の係止部MW2の頭頂を介した後に、上フレームUFの側壁部に移動することが容易となるからである。
このように実施形態2の液晶表示装置においては、高さH1の第1の係止部MW1とそれよりも低い高さH2の第2の係止部MW2とにより係止部MWを構成しているので、第2の係止部MW2の頭頂部と上フレームUFの額縁部分との間に切り欠き部LWの相当する領域を形成することができるので、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
〈実施形態3〉
図7は本発明の実施形態3の液晶表示装置におけるモールド部材の概略構成を説明するための平面図であり、特に、1つの走査信号線駆動回路GDRに対応する係止部MWの拡大図である。ただし、実施形態3の液晶表示装置では、係止部MWの内周面の形状を除く他の構成は実施形態1と同様となる。従って、以下の説明では、1つの走査信号線駆動回路GDRに対応する係止部MWの内周面の形状について詳細に説明する。また、実施形態3では、実施形態1の係止部MWに実施形態3の係止部MWを適用した場合について説明するが、実施形態2の係止部MWすなわち第1の係止部MW1の内周面の形状にも適用可能である。
図7に示すように、実施形態3の係止部MWにおいても画像表示時に下端側となる部分に切り欠き部LWが形成される構成となっている。このとき、実施形態3の係止部MWでは、その内周面すなわち走査信号線駆動回路GDRに当接する面が切り欠き部LWの形成位置に対してテーパー状に形成され、その傾斜が切り欠き部LWに向かう構成となっている。特に、実施形態3の係止部MWは、各走査信号線駆動回路GDRに対応した切り欠き部LWが走査信号線駆動回路GDRX方向幅に対して略中間となる位置に形成されている。さらには、切り欠き部LWが形成される部分における係止部MWのY方向の大きさ(係止部MWの厚さ)が最も小さい構成となり、切り欠き部LWから離間するに従って係止部MWの厚さが大きくなる構成となっている。
また、実施形態3の液晶表示装置では、切り欠き部LWが形成されない部分に侵入した図示しない水分が係止部MWに到達した後に、係止部MWの内壁面に形成されるテーパー状の傾斜に沿って切り欠き部LWに移動することを容易としている。すなわち、切り欠き部LWが形成される辺部が下端側となる状態で用いられる場合において、図示しないガラス基板と上フレームとの間の領域から侵入した水分が、切り欠き部LWの形成される領域に集中することを容易としている。
その結果、図示しないガラス基板と上フレームとの間の領域から侵入した水分の侵入位置に係わらず、侵入した水分を確実に切り欠き部LWに移動させることができるので、実施形態1の液晶表示装置と同様の効果に加えて、侵入した水分に起因する表示不良をさらに低減させることができ、液晶表示装置の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
ただし、実施形態3の液晶表示装置では、走査信号線駆動回路GDRのX方向の略中央部分に1つの切り欠き部LWを形成する構成としたが、これに限定されることはない。例えば、図8(a)に示すように、走査信号線駆動回路GDRのX方向の端部側に1つの切り欠き部LWを形成する構成であってもよい。この場合、走査信号線駆動回路GDRの図中左側端部に水分が侵入した場合には、切り欠き部LWまでの距離が大きくなってしまうこととなる。一方、実施形態3の構成では、係止部MWの内周面が切り欠き部LWの形成位置に対してテーパー状に傾斜が形成され、この傾斜の最下部が切り欠き部LWとなっている。従って、切り欠き部LWから最も遠い部分から侵入した水分が係止部MWに到達した後は、この水分は係止部MWの内壁面に形成されるテーパー状の傾斜に沿って切り欠き部LWに容易に移動することができるので、前述する効果を得ることができる。
さらには、図8(b)に示すように、走査信号線駆動回路GDRのX方向の端部に
それぞれ切り欠き部LWを形成する構成であってもよい。このとき、例えば走査信号線駆動回路GDRのX方向の略中央部分が最も走査信号線駆動回路GDRの側に突出し、切り欠き部LWの形成位置が最も走査信号線駆動回路GDRとの距離が大きくなる、すなわち、走査信号線駆動回路GDRのX方向の略中央部分から図中の左右の切り欠き部LWに向かうテーパー状の傾斜が形成される構成となっている。その結果、2つの切り欠き部LWから最も遠い部分である走査信号線駆動回路GDRのX方向の略中央部分から水分が侵入した場合であっても、水分は係止部MWの内壁面に形成される傾斜に沿って切り欠き部LWに容易に移動することができるので、前述する効果を得ることができる。さらには、図8(b)に示す構成では、例えば、図8(a)に示す切り欠き部LWと同じX方向幅で各切り欠き部LWを形成した場合、水分を保持する容量を増大させることができ、液晶表示装置の信頼性をさらに向上させることができるという格別の効果を得ることができる。
〈実施形態4〉
図9は本発明の実施形態4の表示装置である液晶表示装置におけるモールド部材の概略構成を説明するための平面図であり、特に、1つの走査信号線駆動回路GDRに対応する係止部MWの拡大図である。ただし、実施形態4の液晶表示装置においても、係止部MWの内周面の形状を除く他の構成は実施形態1と同様となる。従って、以下の説明では、1つの走査信号線駆動回路GDRに対応する係止部MWの内周面の形状について詳細に説明する。また、実施形態4では、実施形態1の係止部MWに実施形態4の係止部MWを適用した場合について説明するが、実施形態2の係止部MWすなわち第1の係止部MW1の内周面の形状にも適用可能である。
図9に示すように、実施形態4のモールド部材MCでは、各走査信号線駆動回路GDRに対応した切り欠き部LWが走査信号線駆動回路GDRX方向幅よりも大きく形成されている。すなわち、実施形態4の構成では、走査信号線駆動回路GDRが形成される領域には図示しない上フレームの側に突出する係止部が形成されない構成となっている。この構成により、実施形態4の液晶表示装置では、図示しないガラス基板と上フレームとの間の領域から侵入した水分の侵入位置に係わらず、侵入した水分のX方向への移動を伴うことなくY方向の移動のみで確実に切り欠き部LWに移動させることを可能としている。その結果、実施形態4の液晶表示装置では、実施形態1の液晶表示装置と同様の効果に加えて、侵入した水分に起因する表示不良をさらに低減させることができ、液晶表示装置の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
ただし、実施形態4の構成を実施形態2の係止部MWに適用した場合、切り欠き部LWの形成領域においても液晶表示パネルPNLが載置される側に突出する係止部(第2の係止部)が形成されている。従って、この第2の係止部により走査信号線駆動回路GDRを支持することが可能となるので、液晶表示パネルPNLを図示しないガラス基板と走査信号線駆動回路GDRとで支持することが可能となり、液晶表示パネルの特定部分に支持に伴う応力が印加されることを防止できる。
なお、本発明の実施形態1〜4では、表示装置の最前面が偏光板の場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、最前面にタッチセンサ等が配置される構成にも適用可能である。
また、本発明の実施形態1〜4では、液晶表示装置の3辺に駆動回路が構成される場合について説明したが、これに限定されることはなく、4辺に駆動回路が構成されていてもよい。
また、本願発明の実施形態1〜4では、駆動回路として走査信号線駆動回路が配置される辺部に切り欠き部を形成する構成としたが、他の駆動回路(例えば、映像信号線駆動回路等)が配置される辺部が画像表示時に下端側となる場合には、この辺部にも切り欠き部を形成する構成であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記発明の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
UF……上フレーム、PNL……液晶表示パネル、GDR……走査信号線駆動回路
DDR……映像信号線駆動回路、MC……モールド部材、SUB……ガラス基板
ML……載置部、MW……係止部、MW1……第1の係止部、MW2……第2の係止部
MM……内挿部、LW……切り欠き部、DD……水分

Claims (7)

  1. 画像表示を行う表示パネルと、下フレームとモールド部材と上フレームとからなり前記表示パネルを覆うように保護する枠体とを備え、上フレームは一方の面が側壁面に沿って開口され、他方の面が側壁の近傍から所定量だけ面内方向に伸延し表示領域に対応する開口部が形成される箱体状をなし、前記モールド部材は前記下フレーム部材と一体又は別体で形成され、少なくとも表示パネルの周辺部が載置され裏面側から表示パネルを支持する載置部と、前記搭載部から前記表示パネルの搭載方向に突出するようにして前記表示パネルの側面に沿って形成されると共に、前記表示パネルの端面に対応するように形成される係止部とを有する表示装置であって、
    前記モールド部材の係止部は、前記載置部と反対側の頭頂部が前記上フレームの内面と当接する第1の係止部と、前記載置部からの突出高さが前記第1の係止部の突出高さよりも低い第2の係止部とからなり、
    前記第2の係止部は、前記表示パネルに表示する画像の下部側に形成されることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第2の係止部の突出高さは0(ゼロ)であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示パネルは、裏面側から照射される面状の光を変調する画素がマトリクス状に配置される透明基板と、前記透明基板の少なくとも3辺に配置される駆動回路とからなり、
    前記駆動回路が配置される3辺の内の少なくとも1つの辺は画像表示時に下端側となり、
    前記第2の係止部は、前記画像表示時に下端側となる前記駆動回路が配置される辺部に少なくとも形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記画像表示時に下端側となる辺部に配置される駆動回路は、前記透明基板の外周から面内方向に突出して配置され、
    前記係止部は、前記透明基板から突出する駆動回路に沿うようにして内壁面に凹部が形成され、
    前記第2の係止部は、前記凹部毎に形成されることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第2の係止部は、その内壁面に形成される凹部以下の幅で形成されることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルと対向する前記係止部の内壁面は、前記第2の係止部に向かうテーパー状の傾斜を有することを特徴とする請求項1乃至5の内の何れかに記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは、液晶層を介して対向配置される一対の透明基板と、前記モールド部材を介して前記一対の透明基板の裏面側に配置され面状の光を照射する面状光源とからなることを特徴とする表示装置。
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