JP2012138255A - 面発光装置および表示装置 - Google Patents

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Kosei Sumida
孝生 隅田
Kota Okabe
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Abstract

【課題】部分点灯時の光漏れを抑制すると共に、全面点灯時において画像品質の低下を抑えることが可能な面発光装置およびこれを備えた表示装置を提供する。
【解決手段】基準面10Aの、複数の点光源10の間の領域に、構造体30を設ける。構造体30の基準面10Aから上端30Aまでの光学距離hcを、基準面10Aと光学板20との間の光学距離hよりも小さくする。構造体30の上端と構造体30に隣接する点光源10の中心とを結ぶ直線L30が基準面10Aに対してなす角θは、θ<arctan(h/(P/2))(Pは隣接する二つの点光源10の間の光学距離、hは基準面10Aと光学板20との間の光学距離を表す。)を満たすと共に、基準面10Aから構造体30の上端30Aまでの光学距離hcは、hc<(2h)/3を満たすことが好ましい。
【選択図】図1

Description

本技術は、例えば照明として用いられる面発光装置およびこれを備えた表示装置に関する。
透過型液晶表示装置は、照明として使用される面発光装置と、光を選択的に透過し画像を表示する液晶セルとで構成されている。通常、面発光装置は、発光面の光強度が均一になるように設計されており、液晶セルで光の透過および遮蔽を組み合わせることにより画像を作り出している。
面発光装置は面内均一な光強度であるため、液晶セルで光を遮蔽しなければならない領域においても、微量ながら光漏れが発生してしまい画像品質を低下させてしまう。その問題を回避するために、発光面後方に光源を規則的に配置すると共に、画像に合わせて光源を部分的に点灯させ、不要な光漏れを抑制することにより黒色表示特性を向上させる技術が用いられている。しかし、画像と完全に一致する部分点灯は不可能であり、部分点灯させた光源付近には、不要な光漏れが発生してしまう。
そこで、発光面後方に線光源を規則的に配置すると共に、線光源の間を構造物で完全に区切ることにより光漏れを完全に抑制することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3699002号明細書
しかしながら、特許文献1の構成では、全面点灯時において構造物が輝度分布として画像で確認できてしまうので、画像品質を著しく悪化させてしまうという問題があった。
本技術の目的は、部分点灯時の光漏れを抑制すると共に、全面点灯時において画像品質の低下を抑えることが可能な面発光装置およびこれを備えた表示装置を提供することにある。
本技術の面発光装置は、以下の(A)〜(C)の構成要素を備えたものである。
(A)基準面内に互いに離間して配置された複数の点光源
(B)複数の点光源に対向配置された光学板
(C)基準面の、複数の点光源の間の領域に設けられ、基準面から上端までの光学距離が基準面と光学板との間の光学距離よりも小さい構造体
本技術の面発光装置では、基準面の、複数の点光源の間の領域に構造体が設けられているので、部分点灯時に不要な光拡散が抑制される。また、基準面から構造体の上端までの光学距離が基準面と光学板との間の光学距離よりも小さいので、全面点灯時において構造体に起因する輝度むらが小さくなる。
本技術の表示装置は、上記本技術の面発光装置および面発光装置からの光を選択的に透過し画像を表示する液晶セルを備えたものである。
本技術の表示装置では、上記本技術の面発光装置を備えているので、部分点灯時において不要な光拡散が抑制され、黒白コントラストが向上する。また、全面点灯時に構造体が輝度分布として画像で確認されにくくなり、画像品質の低下が抑えられる。
本技術の面発光装置、または本技術の表示装置によれば、基準面の、複数の点光源の間の領域に、基準面から上端までの光学距離が基準面と光学板との間の光学距離よりも小さい構造体を設けるようにしたので、部分点灯時の光漏れを抑制すると共に、全面点灯時において画像品質の低下を抑えることが可能となる。
本技術の一実施の形態に係る表示装置の構成を表す断面図である。 図1に示した構造体を設けるのに好適な空間領域を説明するための断面図である。 図3(A)は図1に示した面発光装置の構成を表す斜視図であり、図3(B)は、図3(A)に示した面発光装置の一部を拡大して表す断面図である。 変形例1に係る表示装置の構成を表す断面図である。 図4に示した構造体の一例を表す平面図である。 図4に示した構造体の他の例を表す平面図である。 図4に示した構造体の更に他の例を表す平面図である。 変形例2に係る表示装置の構成を表す断面図である。 変形例3に係る表示装置の構成を表す断面図である。 図9に示した構造体を表す斜視図である。 変形例4に係る表示装置の構成を表す断面図である。 図11に示した構造体を表す斜視図である。 本技術の実施例における点灯エリアを説明するための斜視図である。 図13に示した点灯エリアを拡大して表す断面図である。 実施例の発光強度を比較例と対比して表す図である。 実施例の黒白コントラストを比較例と対比して表す図である。
以下、本技術の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(線状の構造体の側面を曲面にした例)
2.変形例1(線状の構造体の断面を四角形にした例)
3.変形例2(線状の構造体の断面を三角形にした例)
4.変形例3(複数の点光源の各々を軸中心とした円筒状の構造体を設けた例)
5.変形例4(複数の点光源の各々を軸中心としたすり鉢状の構造体を設けた例)
6.実施例
(第1の実施の形態)
図1は、本技術の一実施の形態に係る表示装置の断面構成を概略的に表したものである。この表示装置1は、例えばテレビジョン装置や、ノート型パソコン、カーナビゲーション等の表示モニタとして用いられる液晶表示装置であり、液晶セル2の背面側(光入射側)にバックライトユニットとしての面発光装置3を備えている。
液晶セル2は、面発光装置3からの照明光に基づいて映像表示を行う液晶表示パネルであり、ゲートドライバ(図示せず)から供給される駆動信号によって、データドライバ(図示せず)から伝達される映像信号に基づいて画素ごとに映像表示を行うアクティブマトリクス方式のものである。液晶セル2は、例えば、駆動基板と対向基板と(いずれも図示せず)の間に、液晶層(図示せず)を封止してなる。駆動基板および対向基板の外側の面には、偏光板(図示せず)が貼り合わせられている。駆動基板には、例えばガラス基板上に、各画素を駆動するTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)が配設されると共に、各画素に映像信号等を供給するための駆動回路や、外部接続用の配線基板等が設けられている。対向基板は、例えばガラス基板上に、3原色(R,G,B)のカラーフィルタ(図示せず)が、画素毎に形成されたものである。液晶層には、例えばVA(Vertical Alignment:垂直配向)モード、TN(Twisted Nematic )モード、IPS(In Plane Switching)モード等のネマティック液晶を含むものが用いられる。なお、駆動基板および対向基板は、必ずしもこの順番で設けられていなくとも良い。また、カラーフィルタは特に設けられていなくともよく、あるいは、カラーフィルタが対向基板ではなく駆動基板に設けられていてもよい。更には、駆動素子としては、TFT以外を用いることも可能である。
面発光装置3は、複数の点光源10と、光学板20とを対向配置した構成を有する部分点灯可能なバックライトユニットである。複数の点光源10は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)により構成され、基準面10A内に互いに離間して規則的に配置されている。なお、複数の点光源10は、シリコン基板などの基材(図1には図示せず。)の表面に実装されている。基準面10Aは、複数の点光源10の発光中心を含む平面であり、複数の点光源10が実装されている基材の表面とは必ずしも一致しない。以下の説明および図面では、基準面10Aに対して垂直な方向(前後方向)をz方向、基準面10Aの左右方向(横方向、行方向)をx方向、基準面10Aの上下方向(縦方向、列方向)をy方向とする。
光学板20は、例えば、光学機能シート(図示せず)と適宜組み合わせられてスクリーンを構成する拡散板であり、第1面20Aに複数の点光源10からの光が照射され、第1面20Aの反対側の第2面20Bから、光が再放射されるようになっている。光学板20は、点光源10から光学距離hを隔てて配置されている。複数の点光源10から放射された光は、光学板20および光学機能シート(図示せず)よりなるスクリーンと、点光源10との間の空間で混合されることで、光学板20に入射される光が均一化されるようになっている。
基準面10Aと光学板20との間には、支持ピン(図示せず)等を設置することが望ましい。大型の面発光装置3では光学板20がたわみ、点光源10と光学板20との間の光学距離hを一定に保つことが難しくなるからである。
基準面10Aの、複数の点光源10の間の領域には、構造体30が設けられている。この構造体30の基準面10Aから上端30Aまでの光学距離hcは、基準面10Aと光学板20との間の光学距離hよりも小さい。これにより、この表示装置1では、部分点灯時の光漏れを抑制すると共に、全面点灯時において画像品質の低下を抑えることが可能となっている。
すなわち、複数の点光源10Aの間に構造体30を設けることにより、部分点灯時の光漏れを低減・抑制し、黒白画質を向上させることが可能となる。その一方、基準面10Aと光学板20との間の空間を構造体30により完全に仕切ると、輝度むらが大きく悪化する。そのため、構造体30の上端30Aと光学板20との間に隙間Gを設けることにより、全面点灯時において画像品質の低下を抑えることが可能となる。また、この構造体30を設けることにより輝度むらが発生する場合は、発生箇所が限定されるので、液晶セル2においてこの輝度むらに対して透過率補正を行うことにより、もしくは点光源10に付与する光学レンズにより配光特性の補正を行うことにより、輝度分布を改善することも可能である。
具体的には、構造体30の上端と構造体30に隣接する点光源10の中心とを結ぶ直線L30が基準面10Aに対してなす角θは数1を満たすと共に、基準面10Aから構造体30の上端30Aまでの光学距離hcは数2を満たすことが好ましい。
(数1)
θ<arctan(h/(P/2))
(数2)
hc<(2h)/3
(数1および数2において、Pは隣接する二つの点光源10の間の光学距離、hは基準面10Aと光学板20との間の光学距離を表す。)
換言すれば、構造体30は、図2に示したように、点光源10の中心10Bと光学板20の第1面20Aにおいて隣接する二つの点光源10の中点P1に対向する点P2とを結ぶ直線L1と、基準面10Aからの光学距離が(2h)/3である直線L2とによって囲まれた台形形状の領域A(図2において網掛けを付した領域)内に設けられていることが好ましい。
その理由は以下の通りである。点光源10は、全面点灯する場合、隣り合う点光源10と補完しながら発光強度が均一になるように設計されている。そのため、構造体30の仰角θが角度α(=arctan(h/(P/2)))(°)よりも大きいと、全面点灯時の輝度むらが激しくなり、構造体30が画像として確認されるようになってしまう。
また、表1は、基準面10Aから構造体30の上端30Aまでの光学距離hc、すなわち構造体30の光学高さを異ならせて輝度むらの有無や程度を調べた結果を表したものである。表1から、光学距離hcが(2h)/3以下であれば、輝度むらをなくす、または抑えることが可能となることが分かる。
Figure 2012138255
なお、基準面10Aから構造体30の上端30Aまでの光学距離hc、すなわち構造体30の光学高さの下限は特に限定されない。
図3(A)は、図1に示した面発光装置3の複数の点光源10および構造体30を、光学板20の側から見た構成を表したものである。複数の点光源10は、基準面10A内に行列状(図3(A)では例えば4行×4列)に配置されている。構造体30は、複数の点光源10の行間に線状に、塀または壁のような形状で設けられている。また、構造体30は、複数の点光源10の2行ごとに(図3(A)では例えば、第1行と第2行との間、および第3行と第4行との間に)設けられている。
構造体30は、図3(B)に示したように、複数の点光源10からの光νを光学板20の側へ反射させる反射部材であることが好ましい。これにより、光学板20の側、すなわち観察者側に出射する光強度が向上し、従来に比べて明るい画像を表示することが可能となる。また、電力を抑制することが可能となる。そのため、構造体30は、反射率の高い金属材料などにより構成されているか、または表面に反射率の高い金属材料などよりなる反射膜40が設けられていることが望ましい。あるいは、構造体30は、複数の点光源10で発生した光を、構造体30の側面30Bと空気層との界面により反射させ、反射膜による吸収損失を抑えるようにしてもよい。
構造体30の点光源10に対向する側面30Bは、図1および図3(B)に示したように、曲面、具体的には放物線となるような曲率を有する面であることが好ましい。構造体30の下部に当たった光および構造体30の上部に当たった光のどちらに対しても全反射条件を満たしやすく、光を光学板20側へ立ち上げるのに有利となるからである。直線テーパの断面形状とした場合、構造体30の下部に当たった光は全反射条件を満たしにくくなるものの、全体として構造体30がない場合よりは十分に光取り出し効率を高めることができる。
この表示装置1は、例えば次のようにして製造することができる。
まず、液晶セル2を作製する。すなわち、TFTおよび駆動回路等が配設された駆動基板と、カラーフィルタを有する対向基板とを、液晶層を介して貼り合わせたのち、駆動基板および対向基板の外側の面に、偏光板を貼り合わせる。
他方、面発光装置3を形成する。すなわち、シリコン基板などの基材(図示せず)に配線(図示せず)を施し、この基材の表面に、LEDなどの複数の点光源10を規則的な行列状の配置で実装する。次いで、基材の表面の、複数の点光源10の間の領域に、構造体30を設ける。構造体30は、例えば、反射シートの折り曲げや成形、樹脂の射出成形、樹脂の削り出し、金属の削り出しなどにより製造することが可能である。また、構造体30は、反射率の高い金属材料により形成するか、または表面に反射率の高い金属材料よりなる反射膜を設けることが望ましい。
続いて、上述した光学板20を用意し、この光学板20を複数の点光源10および構造体30に対向配置することにより、面発光装置3を形成する。その際、構造体30の基準面10Aから上端30Aまでの光学距離hcを、基準面10Aと光学板20との間の光学距離hよりも小さくする。
更に、構造体30の上端と構造体30に隣接する点光源10の中心とを結ぶ直線L30が基準面10Aに対してなす角θが上述した数1を満たすと共に、基準面10Aから構造体30の上端30Aまでの光学距離hcが上述した数2を満たすようにすることが好ましい。
そののち、面発光装置3を液晶セル2の背面側に設置し、外装部材(図示せず)内に収容する。以上により、図1に示した表示装置1が完成する。
この表示装置1では、面発光装置3の複数の点光源10からの光は、光学板20を介して液晶セル2に入射する。その入射光は、偏光板(図示せず)を通過した後、駆動基板および対向基板間(いずれも図示せず)に印加された映像電圧に基づいて、画素毎に変調されつつ液晶層(図示せず)を透過する。液晶層を透過した光は、カラーフィルタを有する対向基板(図示せず)を通過することにより、カラーの表示光として偏光板(図示せず)の外側へ取り出される。
このとき、面発光装置3では、基準面10Aの、複数の点光源10の間の領域に構造体30が設けられているので、部分点灯時に不要な光拡散が抑制される。よって、表示装置1の黒白コントラストが向上する。
また、全面点灯時において、各点光源10からの発光10Cは、図3(B)において点線で示したように、各点光源10の周囲に椀状に隣り合う点光源10と補完しながら光学板20の第1面20A全体にほぼ均一に広がっている。ここで、基準面10Aから構造体30の上端までの光学距離hcが基準面10Aと光学板20との間の光学距離hよりも小さいので、全面点灯時において構造体30に起因する輝度むらが小さくなる。よって、全面点灯時に構造体30が輝度分布として画像で確認されにくくなり、画像品質の低下が抑えられる。
更に、図3(B)に示したように、構造体30により点光源10からの光νが光学板20の側へ反射される。よって、光学板20の側、すなわち観察者側に出射する光強度が向上し、従来に比べて明るい画像が表示される。また、消費電力が抑制される。
このように本実施の形態では、基準面10Aの、複数の点光源10の間の領域に構造体30を設け、この構造体30の基準面10Aから上端30Aまでの光学距離hcを、基準面10Aと光学板20との間の光学距離hよりも小さくするようにしたので、部分点灯時の光漏れを抑制すると共に、全面点灯時において画像品質の低下を抑えることが可能となる。
(変形例1)
図4は、本技術の変形例1に係る表示装置1Aの断面構成を表したものである。この表示装置1Aは、構造体30の断面形状を四角形としたことを除いては、上記実施の形態と同様の構成・作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することが可能である。
図5は、図4に示した面発光装置3の複数の点光源10および構造体30を、光学板20の側から見た平面構成を表したものである。複数の点光源10は、基準面10A内に行列状(図5では例えば4行×4列)に配置されている。構造体30は、複数の点光源10の行間に線状に設けられている。構造体30は、複数の点光源10の1行ごとに(各行の間に)設けられている。
図6は、構造体30の他の平面構成を表したものである。構造体30は、図6に示したように、複数の点光源の列間に線状に設けられていてもよい。この場合、構造体30は、複数の点光源10の1列ごとに(各列の間に)設けられていてもよいし、複数列ごとに設けられていてもよい。
図7は、構造体30の他の平面構成を表したものである。構造体30は、図7に示したように、複数の点光源10の行間および列間に線状に設けられることにより格子状をなしていてもよい。この場合、構造体30は、複数の点光源10の1行および1列ごとに設けられていてもよいし、複数行あるいは複数列ごとに設けられていてもよい。
(変形例2)
図8は、本技術の変形例2に係る表示装置1Bの断面構成を表したものである。この表示装置1Bは、構造体30の断面形状を三角形としたことを除いては、上記実施の形態および変形例1と同様の構成・作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することが可能である。
更に、図8に示したように、構造体30の構造体30の基準面10Aから上端30Aまでの光学距離hc、すなわち構造体30の光学高さは、各構造体30ごとに異なっていてもよい。このようにすれば、構造体30による輝度むらが不規則になり、輝度むらを更に目立ちにくくすることが可能である。
(変形例3)
図9および図10は、本技術の変形例3に係る表示装置1Cの断面構成を表したものである。この表示装置1Cは、構造体30を、複数の点光源10の各々を軸中心とした回転体形状、具体的には円筒状としたことを除いては、上記実施の形態と同様の構成・作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することが可能である。
本変形例では、構造体30を点光源10の近傍に円筒状に設けることにより、構造体30による輝度むらを更に目立ちにくくすることが可能である。
(変形例4)
図11および図12は、本技術の変形例4に係る表示装置1Dの断面構成を表したものである。この表示装置1Dは、構造体30を、複数の点光源10の各々を軸中心とした回転体形状、具体的にはすり鉢状(椀状)としたことを除いては、上記実施の形態と同様の構成・作用および効果を有し、上記実施の形態と同様にして製造することが可能である。
本変形例では、構造体30を点光源10の近傍にすり鉢状(椀状)に設けることにより、構造体30による輝度むらを更に目立ちにくくすることが可能である。
以下、本技術の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
上記実施の形態と同様にして表示装置1を作製した。その際、図13に示したように、複数の点光源10を基準面10A内に行列状に配置し、それら複数の点光源10の行間に断面形状が四角形の構造体30を線状に設けた。また、構造体30は、複数の点光源10の2行ごとに設けた。
得られた表示装置1について、図14に示したように、二本の構造体30に挟まれた領域50内の2行の点光源10を点灯させ、横中線L3における縦方向の光強度を測定した。その結果を図15に示す。
(比較例1)
本実施例に対する比較例1として、構造体を設けないことを除いては本実施例と同様にして表示装置を作製した。得られた比較例1の表示装置についても、本実施例と同一位置の点光源を点灯させ、横中線における縦方向の光強度を測定した。その結果を図15に併せて示す。
図15から分かるように、構造体30を設けた実施例1では、構造体を設けない比較例1に比べ、光強度は20%上がると共に、不要な光の広がりは抑制されていた。
また、実施例1および比較例1の表示装置に対して、図14に示したように、二本の構造体30に挟まれた領域50内の2行の点光源10を点灯させた状態で、図16(A)に示したように、黒地の中央に白の四角形を有する入力信号を供給し、黒白コントラストを調べた。図16(B)および図16(C)は、その結果を模式的に表したものである。
図16(B)および図16(C)から分かるように、構造体30を設けた実施例1では、構造体を設けない比較例1に比べて、黒白コントラストが向上し、鮮明な画像が表示された。
すなわち、基準面10Aの、複数の点光源10の間の領域に構造体30を設け、この構造体30の基準面10Aから上端30Aまでの光学距離hcを、基準面10Aと光学板20との間の光学距離hよりも小さくすれば、部分点灯時の光漏れを抑制し、従来よりも明るく鮮明な画像を表示することができることが分かった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
なお、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
基準面内に互いに離間して配置された複数の点光源と、
前記複数の点光源に対向配置された光学板と、
前記基準面の、前記複数の点光源の間の領域に設けられ、前記基準面から上端までの光学距離が前記基準面と前記光学板との間の光学距離よりも小さい構造体と
を備えた面発光装置。
(2)
前記構造体の上端と前記構造体に隣接する前記点光源の中心とを結ぶ直線が前記基準面に対してなす角θが数1を満たすと共に、前記基準面から前記構造体の上端までの光学距離hcが数2を満たす
前記(1)記載の面発光装置。
(数1)
θ<arctan(h/(P/2))
(数2)
hc<(2h)/3
(数1および数2において、Pは隣接する二つの点光源の間の光学距離、hは前記基準面と前記光学板との間の光学距離を表す。)
(3)
前記複数の点光源は、前記基準面内に行列状に配置されており、
前記構造体は、前記複数の点光源の行間または列間に線状に設けられている
前記(2)記載の面発光装置。
(4)
前記構造体は、前記複数の点光源の1行あるいは1列ごと、または複数行あるいは複数列ごとに設けられている
前記(3)記載の面発光装置。
(5)
前記構造体は、前記複数の点光源の各々を軸中心とした回転体形状を有する
前記(2)記載の面発光装置。
(6)
前記構造体の前記点光源に対向する側面は、曲面である
前記(1)ないし(5)のいずれか1項に記載の面発光装置。
(7)
前記構造体は前記複数の点光源からの光を前記光学板の側へ反射させる反射部材である
前記(1)ないし(6)のいずれか1項に記載の面発光装置。
(8)
面発光装置および前記面発光装置からの光を選択的に透過し画像を表示する液晶セルを備え、
前記面発光装置は、
基準面内に互いに離間して配置された複数の点光源と、
前記複数の点光源に対向配置された光学板と、
前記基準面の、前記複数の点光源の間の領域に設けられ、前記基準面から上端までの光学距離が前記基準面と前記光学板との間の光学距離よりも小さい構造体と
を備えた表示装置。
1,1A〜1D…表示装置、2…液晶セル、3…面発光装置、10…点光源、10A…基準面、20…光学板、30…構造体、40…反射膜。

Claims (8)

  1. 基準面内に互いに離間して配置された複数の点光源と、
    前記複数の点光源に対向配置された光学板と、
    前記基準面の、前記複数の点光源の間の領域に設けられ、前記基準面から上端までの光学距離が前記基準面と前記光学板との間の光学距離よりも小さい構造体と
    を備えた面発光装置。
  2. 前記構造体の上端と前記構造体に隣接する前記点光源の中心とを結ぶ直線が前記基準面に対してなす角θが数1を満たすと共に、前記基準面から前記構造体の上端までの光学距離hcが数2を満たす
    請求項1記載の面発光装置。
    (数1)
    θ<arctan(h/(P/2))
    (数2)
    hc<(2h)/3
    (数1および数2において、Pは隣接する二つの点光源の間の光学距離、hは前記基準面と前記光学板との間の光学距離を表す。)
  3. 前記複数の点光源は、前記基準面内に行列状に配置されており、
    前記構造体は、前記複数の点光源の行間または列間に線状に設けられている
    請求項2記載の面発光装置。
  4. 前記構造体は、前記複数の点光源の1行あるいは1列ごと、または複数行あるいは複数列ごとに設けられている
    請求項3記載の面発光装置。
  5. 前記構造体は、前記複数の点光源の各々を軸中心とした回転体形状を有する
    請求項2記載の面発光装置。
  6. 前記構造体の前記点光源に対向する側面は、曲面である
    請求項1記載の面発光装置。
  7. 前記構造体は前記複数の点光源からの光を前記光学板の側へ反射させる反射部材である
    請求項1記載の面発光装置。
  8. 面発光装置および前記面発光装置からの光を選択的に透過し画像を表示する液晶セルを備え、
    前記面発光装置は、
    基準面内に互いに離間して配置された複数の点光源と、
    前記複数の点光源に対向配置された光学板と、
    前記基準面の、前記複数の点光源の間の領域に設けられ、前記基準面から上端までの光学距離が前記基準面と前記光学板との間の光学距離よりも小さい構造体と
    を備えた表示装置。
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