JP2014008848A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行者に認知されていない接近車両を、歩行者が聴覚に加えて、視覚によっても認識可能にした電動車両を提供する。
【解決手段】走行用のモータを有する電動車両であって、前記車両のヘッドライト6を下方照射位置から一時的に前方照射位置へ切り替える切り替え手段7と、切り替え操作を検出する切り替え操作検出手段13と、走行中に電動車両の接近を電動車の外部に通報する接近通報手段3と、接近通報手段3の作動と音量を制御する制御手段26とを備え、制御手段26は音量を所定の音量分増加させる音量増加制御手段を具備し、音量増加制御は切り替え操作が検出された際に実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行音が小さい電動車両の走行中に、歩行者に車両接近を通報音を発して知らせるようにした電動車両に関する。
電動車両はモータ走行中の走行音が小さいことより、歩行者が車両接近を容易に認識できないことがある。そこで、この種の車両は歩行者に接近して減速すると通報装置を駆動して通報音を発することで、歩行者が車両接近を認識し易くしている。
従来の電動車両の通報装置は歩行者に車両が接近した際に、その接近車両が歩行者等に認識されていないとしても、車速がブレーキ踏み込み等により減速されて所定の低速値以下となると通報音を発し、これにより、歩行者等が接近車両を容易に認識できるようにしている。
例えば、特許文献1には、通報音の音量をブレーキ踏み込み量に応じて変化させて、歩行者等が車両の接近を認知し易いようにしたものが開示されている。更に、特許文献2には、ステアリングホイールに運転者のノックを検知する振動センサを設け、運転者のノックに応じて第二のホーンを吹鳴させ、歩行者にいやみの無い通報音を発するようにした技術が開示されている。
特開2012−1003号公報 特開2012−1110号公報
しかし、特許文献1の電動車両が備える接近通報装置では、歩行者等に車両の接近を通報音の音量調整により、即ち、聴覚によって伝えるだけであり、歩行者等は聴覚により車両を認識するに留まり、歩行者等にとって十分でない場合もある。
更に、特許文献2の電動車両が備える接近通報装置では、運転者のノックを検知する振動センサ及び第二のホーンを別途装着する必要があるため、これらがコストアップ要因と成る。
本発明は、以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、歩行者に認知されていない接近車両を、歩行者が聴覚に加えて、視覚によっても認識可能にして、より確実に歩行者が車両の存在を認知できる電動車両を提供する。
この発明の請求項1は、走行用のモータを有する電動車両であって、前記車両のヘッドライトを下方照射位置から一時的に前方照射位置へ切り替える切り替え手段と、前記切り替え操作を検出する切り替え操作検出手段と、走行中に前記電動車両の接近を前記電動車の外部に通報する接近通報手段と、前記接近通報手段の作動と音量を所定の通報運転域で制御する制御手段とを備え、前記制御手段は音量を所定の音量分増加させる音量増加制御手段を具備し、前記音量増加制御手段は前記切り替え操作が検出された際に実施することを特徴とする。
この発明の請求項2は、請求項1記載の電動車両であって、前記車両は前記車両の速度を検出する速度検出手段を備え、前記制御手段は前記切り替え操作を検出した際の車速を記憶する記憶手段を具備し、前記切り替え操作の際の車速に対して所定分速度が増加すると、前記音量増加制御を解除することを特徴とする。
この発明の請求項3は、請求項1または2記載の電動車両であって、前記音量増加制御手段は検出された車速に応じて前記所定の音量分の値を変更することを特徴とする。
この発明の請求項4は、請求項1〜3の何れか一つに記載の電動車両であって、前記車両はブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検出するブレーキ操作検出手段を備え、前記制御手段はブレーキ操作が検出されているときに前記音量増加制御を実施することを特徴とする。
本願請求項1の発明によれば、通報運転域で運転者の意思で切換え手段がパッシング操作されると、ヘッドライトがパッシング照射して、通常の通報音が所定の音量分増量されるので、歩行者が視覚と聴覚の両方で接近車両を認知するようにでき、歩行者による接近車両の認識を確実に促すことができる。しかも、パッシング用のパッシング操作レバーを切換え操作手段として兼用でき、コスト増を抑制でき、取付けスペース確保の問題も生じない。更に、切換え操作手段が操作されない間は通報手段が通常の通報音で駆動するだけであり、無駄な音量アップを抑制できる。
本願請求項2の発明によれば、車速が解除車速を上回る運転域に入ると、歩行者より十分に離れたと見做され、大きな接近通報音より通常の通報音の作動に戻し、無駄な音量アップを抑制できる。
本願請求項3の発明によれば、車速が大きいほど通報音を大きくして確実な通報を歩行者に行うことができる。
本願請求項4の発明によれば、通報運転域であって制動信号の入力時に、パッシング操作があると、ヘッドライトをパッシング照射し、通報手段を接近通報音で作動し、制動信号が解除され歩行者より離れたと見做されると接近通報音の作動を解除して、無駄な音量アップを抑制でき、しかも、制動作動がない単なる低速走行域ではこれらの操作を行わない。
本発明の一実施形態としての電動車両の通報装置に関連する構成部を示す概念図である。 図1の車両の歩行者への接近時の経時的な状況変化説明図である。 図1の電動車両が用いるヘッドライト切換え回路図である。 図1の電動車両が行う接近通報の基本操作時の作動説明図である。 図1の電動車両が行う接近通報の制動操作時の作動説明図である。 図1の電動車両が行う接近通報の高低車速操作時の作動説明図である。 図1の電動車両が行う接近通報の2段階操作時の作動説明図である。 図1の電動車両が行う接近通報の基本操作時の接近通報制御のフローチャートである。 図1の電動車両が行う接近通報の制動操作時の接近通報制御のフローチャートである。 図1の電動車両が行う接近通報の高低車速操作時の接近通報制御のフローチャートである。 図1の電動車両が行う接近通報の2段階操作時の接近通報制御のフローチャートである。 本発明の電動車両が行う接近通報装置の制御機能を示し、(a)基本操作時の制御ブロック図、(b)制動操作時の制御ブロック図、(c)高低車速操作時の制御ブロック図、(d)2段階操作時の制御ブロック図である。
以下、本発明である電動車両について説明する。
図1〜図4に示すように、この電動車両は、少なくともモータを駆動源とし、所定の通報運転域、例えば、車速が車両接近通報を行う通報車速Vr1(図4参照)以下の運転域になると、通報装置3等の通報手段を所定の通報音Snで吹鳴させ、更に、その通報運転域E0(図2参照)内で走行中に、パッシング操作の入力があるとパッシング照射と連動して、特に、接近運転域E1に入ったと見做し、通常の通報音Snをより音量の大きな接近通報音SPn(接近通報音の一つのSPAを図4に示す)に切り換えて通報作動して、歩行者Hに接近車両の認識を促すようにしている。
以下、本発明の第1の実施形態である電動車両(以後単に車両と記す)Cについて説明する。
ここで、車両Cはモータのみで走行する電気自動車である。なお、これに代えて内燃機関とモータとを駆動源に有するハイブリッド車であっても良い。
図1に示すように、車両Cは車室Rの前部に運転席100を備え、その運転席に乗車する乗員120の前方にインストルメントパネル110と、インストルメントパネル110の下方配備されたブレーキペダル1と、インストルメントパネル110の不図示の基枠側に支持され乗員が操作するステアリングハンドル130と、このステアリングハンドルの付け根下部側に配備のコンビネーションスイッチ8及びその切換えレバー7とを備える。コンビネーションスイッチ8は(図3参照)、車両Cのヘッドライト6を点灯制御するヘッドライト切換え手段(点灯装置)12と通報音Snを制御する通報制御手段26とに接続される。
ここで、本発明の電動車両の主要部は、通報装置3(接近)の通報音Snの発生と音量を制御する通報制御手段26と、この通報制御手段26に接続されるヘッドライト切換え手段(点灯装置)12の要部とで構成されている。なお、通報装置3は車両Cのホーンを兼用しており、この通報装置3は通報装置駆動回路310を介して通報制御手段26に制御される。
車両Cは車室Rの前方に前収容空間140を設け、後方に駆動源である不図示のモータ及びそのモータ回転を駆動輪Wに伝達する不図示の回転伝達系を備える。前収容空間140内には、ブレーキペダル1に操作される制動手段2、通報手段としての通報装置3、ヘッドライト6、ヘッドライト切換え手段12、通報制御手段26等を取り付け支持している。
ブレーキペダル1には、ブレーキペダル1の踏み込み操作でONとなるようなブレーキランプスイッチ4が対向配備される。図3に示すように、ブレーキ配線11を介してブレーキランプ5と車両Cの電源10とが接続されており、ブレーキペダル1の踏み込みでブレーキランプスイッチ4がオンすることで、ブレーキリレーrbがオンしてブレーキランプ5を点灯させる。
なお、電源10はバッテリーおよび該バッテリーに接続されて電力供給を行う不図示の電源系統で構成される。
所定の通報音Sn(図4参照)を車外に発する接近通報手段としての通報装置3は、所定の通報運転域E0としての、車速25km/h以下の運転域に達すると、通報装置駆動回路310より所定音圧レベルで通報音を発する。かも、通報制御手段26はこれ有する音量増加制御手段(不図示)の機能に応じて、運転域が通報運転域E0の内で特に接近通報域E1であると判断すると、通報装置駆動回路310を介して音圧レベルdBを通常の通報音Snや音量を所定の音量分増加させた接近通報音SPn(接近通報音の一つのSPAを図4に示す)で通報装置3が吹鳴作動を行うように形成される。なお、ステアリングハンドル130の付け根部に配備される通報装置スイッチ301(図3参照)をオフに切り換えることで、運転者が意図的に通報装置3を作動させないようにすることも可能である。
図3に示すように、車両Cのヘッドライト切換え手段12は、左右のヘッドライト6をロービーム、ハイビーム及びパッシングの各照射を行うよう切換え作動でき、パッシングスイッチ8及びライティングスイッチ21を含むコンビネーションスイッチ13、ウォーニングランプ14、左右のヘッドランプ6、フロントポジションランプ15、テールランプ16、ライセンスランプ17を相互に接続している。
ここで、コンビネーションスイッチ13には、各ランプ15〜17の点灯、消灯を切り換えるライティングスイッチ21と、左右のヘッドランプ6のハイビームとロービームを切り換えると共にパッシング作動にも切換えるディマパッシングスイッチ(簡略してパッシングスイッチとも言う)8と、ライティングスイッチ21及びパッシングスイッチ8を結ぶ結線23とが設けられる。なお、ウォーニングランプ14はハイビーム照射と同時にオンオフされる。
ここでライティングスイッチ21のHEAD、TAIL、OFFの3位置への切換え(図3中の矢印c2方向の切換え)と、パッシングスイッチ8のHi、Lo.Passの3位置への切換え(図3中の矢印c1方向の切換え)は、切換えレバー7(図1参照)の操作により、選択的に行われる。
パッシングスイッチ8の接点側にはパッシングスイッチのオン、オフ状態を検出する信号出力部24(図3参照)が設けられ、ここからの検出信号が通報制御手段26に入力可能である。
通報制御手段26は演算処理装置(CPU)261および記憶装置(RAMおよびROM)262,263ならびに入出力部264,265を主体とするマイクロコンピュ−タにより構成されている。この通報制御手段26は不図示の車両制御装置との間で信号の授受を行い、後述の通報制御処理を行なう。
通報制御手段26はその入力部264に、パッシングスイッチ8のオン信号を受け、車速Vcに応じた信号を車速センサ19より受け、ブレーキペダル1の踏み込みに応じたブレーキランプスイッチ4のオン、オフ信号をブレーキ信号出力部25より受ける。更に、パッシング信号やブレーキ信号に応じて接近通報制御処理を行い、ここで演算された音圧相当の信号を出力部265より通報装置駆動回路310に送り、同通報装置駆動回路が通報装置3を通常の通報音Snや接近通報音SPnで吹鳴作動するよう形成される。
ここで通報制御手段26の機能は、図12(a)に示すように、基本的には、走行中に通常の通報音Snを発する通報運転域E0での運転中において、運転者の意思により切換えレバー7のパッシング操作があると(切り替え操作を検出した際)、接近通報域E1と判断し、左右のヘッドライト6をパッシング照射させるのと同時に、通報装置3を車両の接近を車外に通報する通常の通報音Snより所定量増加させた音量の接近通報音SPA(SPnの一つ)での駆動に切換える。即ち、音量増加制御手段として音量を所定の音量分増加させるよう通報装置駆動回路310に出力し、その時の車速Vcp(Vcnの一つ)を記録する。
この場合、通常の通報音Snは歩行者がいやみを感じないような比較的小さい音量で、例えば、内燃機関の排気音またはエンジン音相当の音量が選択使用される。更に、ここでの通常の通報音Snは、例えば、車速Vcが25km/hより3km/hに向けて減速するのに応じてdB1よりdB2に徐々に低減するように設定して出力している。これにより、高速側ほど歩行者に大きな音で接近を確実に知らせ、低速になるほど小さな音で接近を知らせている。
更に、通報装置3が発する接近通報音SPAは、通常の通報音Snでは接近車両(自車)に気付かない歩行者に対し、音圧レベルを上げて接近車両を確実に容易に認知可能とする音圧レベルに設定されるが、従来の車両に搭載されているホーン(クラクション)の音よりは小さい値に設定され、歩行者がいやみを感じることがないように、配慮する。この接近通報音SPAはパッシング信号の入力時の車速Vcpより戻り判定値dvc(10km/h)だけ加算された戻り車速Vcprに達するまでの接近通報域E1(図2参照)で一定に保持される。
次に、本発明の実施形態1である電動車両が行う車両接近通報の制御処理を、図4の基本操作時の作動説明図、図8の基本の接近通報制御のフローチャート等、を参照して説明する。
車両Cの通報制御手段26は不図示の走行制御のメインルーチンの処理において、所定の割り込み時点に達する毎に接近通報制御ルーチンを実行する。
この接近通報制御ルーチンのステップs1に達すると、車速Vcが通報車速Vr1以下か否か判断する。ここで、車両Cが道路状況等を考慮して減速走行に入り、車速Vcが通報車速Vr1(例えば、25km/h)を上回る間は接近通報制御ルーチンのステップs1よりステップs7に進み、通報装置3の作動停止を確認して不図示の走行制御メインルーチンに戻る。
各制御周期毎に接近通報制御ルーチンのステップs1に戻り、やがて、時点st1(図2参照)で車速Vcが通報車速Vr1(25km/h)以下になると、通報運転域E0を判断してステップs2に進む。ここでは、車速Vc相当の音圧レベルの通報音Sn(図4参照)を車外に発するよう、通報装置駆動回路310を介して通報手段の通報装置3を駆動する。この通報音Snのレベルは歩行者がいやみを感じることがない程度の音圧レベル、例えば、内燃機関のエンジン音相当の音圧レベルで、図4に示すように車速に応じて低減するよう通報装置3を吹鳴作動する。
ステップs3では、通報運転域E0で走行中に(図4中の車速変動の軌跡D1参照)、運転者が歩行者Hを目視したとする。この場合、車両(自車)Cの接近を知らせる必要を感じた場合に運転者の意思で、時点st2(図2参照)で切換え操作手段である切換えレバー7がパッシング操作されたとする。これにより、左右のヘッドライト6がHiビームでパッシング照射する。これに連動し、即ち、切り替え操作が検出された際に接近通報域E1と判断し通報制御手段26が有する音量増加制御手段として機能し、通報音Snの音圧レベルを所定増量分sα加算して接近通報音SPA(SPnの一つ)(図4参照)に切換えて出力する(ステップs4)。この出力により、通報装置駆動回路310を介して通報装置3を吹鳴作動する。
ここでは同時に、そのときの車速Vcp(Vcの一つ)を記録し、接近通報域E1に入る。ここでの接近通報を行いつつ、歩行者の横を通過後、歩行者より所定量離れ、時点st3で、車速Vcが増速dvc(例えば、10km/h)されて車速Vcr(=Vcp+10km/h)を上回るのを待つ(ステップs5)。
やがて、時点st4で車速VcがVcp+10km/hを上回り解除車速Vcrと判断すると、接近通報域E1を脱し、通報運転域E0に戻ったと見做し、ステップs6において通報装置3を通常の通報音Snの作動に戻す。この後、再度ステップs5に達し、やがて、時点st4で車速Vcが通報車速Vr1(25km/h)を上回ると、通報運転域E0や接近通報域E1を脱したと見做して、ステップs1よりステップs7に進み、通報装置3の作動を停止させる。
このように、実施形態1としての電動車両によれば、通報運転域E0で運転者の意思で切換えレバー7がパッシング操作され、接近通報域E1に入、ヘッドライト6がパッシング照射して、通報装置3が通常の通報音Snより接近通報音SPAに切り換って作動するので、歩行者Hが視覚と聴覚の両方で接近車両を認知するようにでき、歩行者Hによる接近車両Cの認識を確実に促すことができる。しかも、パッシング用のパッシングレバー(切換えレバー7)を切換え操作手段として兼用できるので、コスト増を抑制でき、取付けスペース確保の問題も生じない。更に、通報装置を別途装着する必要がなく、この点でもコスト増を抑制できる。更に、切換えレバー7が操作されない間は通報装置3が歩行者にいやみとならないような比較的小さい通報音で駆動するだけであり、無駄な音量アップを抑制できる。
次に、本発明の実施形態2である電動車両が行う制動操作時の接近通報の制御処理を、図5の制動操作時の作動説明図、図9の接近通報制御のフローチャートを参照して説明する。なお、この実施形態2は実施形態1と対比して、制動操作が制御機能に付加される点以外は同一構成部が多く、重複部分には同一符号を付し、重複説明を簡略化あるいは省略する。
実施形態2での通報制御手段26bは、図12(b)に示すように、上述の通報制御手段26と同様の機能と、これに付加する機能を備える。
図9の接近通報制御ルーチンのステップs1に達すると、車速Vcが通報車速Vr1以下で通報運転域E0に入り、車速Vc相当の音圧レベルの通報音Snを車外に発するよう通報装置3を駆動する(ステップs2)。更に、制動作動bon(ブレーキペダル1の踏み込み)で制動信号の入力があるのを待ち(ステップs10)、入力時にステップs3に進む。
この通報運転域E0で制動信号の入力があった上での走行中に(図5中の車速変動の軌跡D1参照)、運転者が歩行者Hを目視し、運転者の意思で時点st2(図2参照)で切換えレバー7がパッシング操作され接近通報域E1に入ってステップs4に進む。ここでは、ヘッドライト6をパッシング照射し、これに連動して通報装置3を通常の通報音Snに代えてより音量の大きな接近通報音SPA(SPnの一つ)で作動させ、そのときの車速Vcp(Vcの一つ)を記録する。
この接近通報域E1で歩行者の横を通過後、歩行者より所定量離れ、制動作動bonが解除boffされるのを待ち(ステップs11)、制動解除で車速が増加し、ステップs5で車速VcがVcp+10km/hを上回るのを待つ。やがて、時点st3で車速VcがVcp+10km/hを上回り解除車速Vcrと判断すると、接近通報域E1を脱し、通報運転域E0に戻ったと見做し、ステップs6において通報装置3を通常の通報音Snの作動に戻し、やがて、時点st4で車速Vcが通報車速Vr1(25km/h)を上回るとステップs1よりステップs7に進み、通報装置3の作動を停止させる。
このように、実施形態2の接近通報装置によれば、通報運転域E0であって制動信号の入力時に、パッシング操作されると、ヘッドライト6をパッシング照射して、接近通報域E1と見做して通報装置3を接近通報音SPAに切り換え、歩行者より離れ制動信号が解除されると通報装置3を通常の通報音Snの作動に戻すので、実施形態1と同様の効果に加えて、歩行者への接近を考慮して減速時に制動操作が無く、単なる低速走行域であるような場合には接近通報音SPAでの吹鳴を行わないので、無駄な音量アップを抑制できる。
なお、場合により、ステップs11の制動作動bonが解除boffにより、図9中の2点鎖線で示すように、直接、ステップs7に進み、通報装置3の作動を停止させ、ステップs6に進み、通常の接近通報音Snの作動に戻すようにして、音量アップの運転域をより低減して制御を簡素化してもよい。
次に、本発明の実施形態3である電動車両が行う高低車速操作時の接近通報の制御処理を、図6の作動説明図、図10の接近通報制御のフローチャートを参照して説明する。なお、この実施形態3は実施形態1と対比して、低接近車速に対する車速の大小を考慮する制御機能以外は同一構成部が多く、重複部分には同一符号を付し、重複説明を簡略化あるいは省略する。
実施形態3での通報制御手段26cは、図12(c)に示すように、上述の通報制御手段26と同様の機能と、これに付加する機能を備える。
図10の接近通報制御ルーチンのステップs1に達すると、車速Vcが通報車速Vr1以下で通報運転域E0に入り、車速Vc相当の音圧レベルの通報音Snを車外に発するよう通報装置3を駆動する(ステップs2)。更に、この通報運転域E0での走行中に(図6中の車速変動の軌跡D1a,D1b参照)、運転者が歩行者Hを目視し、時点st2(図2参照)で切換えレバー7がパッシング操作され、ステップs12に進むとする。ここで、その時の車速Vcp(Vca,Vcb)を記録する。
次いで、接近通報域E1での制御において、ステップs13では、車速Vc(例えば、Vca,Vcb)が、通報車速Vr1より所定量減速した閾値の低接近車速Vc1(=5km/h)より大きいか否か判断する。このときの車速Vcpが、5km/h以上ではステップs14に、未満ではステップs15に進む。
車速Vcpが5km/h以上で(Vcb)、(図6中の車速変動の軌跡D1b参照)、ステップs14に達すると、この運転域では接近通報音SPAを大増量(sα1)した大接近通報音SPB1(図6参照)で通報装置3を吹鳴し、ステップs5に進む。一方、5km/h未満(Vca)、(図6中の車速変動の軌跡D1a参照)で、ステップs15に達すると、この運転域では接近通報音SPAを小増量(sα’)した小接近通報音SPB2(図6参照)で通報装置3を吹鳴し、ステップs5に進む。
ステップs5では車速VcがVcp+10km/hを上回るのを待つ。やがて、時点st3で車速VcがVcp+10km/hを上回り解除車速Vcr(Vcr1、or、Vcr2)と判断すると、接近通報域E1を脱し、通報運転域E0に戻ったと見做し、ステップs6において通報装置3を通常の通報音Snの作動に戻し、やがて、時点st4で車速Vcが通報車速Vr1(25km/h)を上回るとステップs1よりステップs7に進み、通報装置3の作動を停止させる。
このように、実施形態3の車両接近通報装置によれば、歩行者に接近して低接近車速Vc1に近づくような場合に接近通報音SPAを増量した増量接近通報音SPB1,SPB2で確実に通報を行うことができる。特に、低接近車速Vc1を下回る運転域(図6中の車速変動の軌跡D1a参照)では、接近通報音SPAを比較的小増量(sα’)した小増量接近通報音SPB2で通報作動するので、歩行者に対して不快感をより少なくできる。
次に、本発明の実施形態4である電動車両が行う2段階操作時の接近通報の制御処理を、図7の作動説明図、図11の接近通報制御のフローチャートを参照して説明する。なお、この実施形態4は実施形態1と対比して、低接近車速に対する車速の大小を考慮する制御機能以外は同一構成部が多く、重複部分には同一符号を付し、重複説明を簡略化あるいは省略する。実施形態4での通報制御手段26dは、図12(d)に示すように、上述の通報制御手段26と同様の機能と、これに付加する機能を備える。
図11の接近通報制御ルーチンのステップs1に達すると、車速Vcが通報車速Vr1以下で通報運転域E0に入り、車速Vc相当の音圧レベルの通報音Snを車外に発するよう通報装置3を駆動する(ステップs2)。更に、この通報運転域E0での走行中に(図7中の車速変動の軌跡D1c、Did参照)、運転者が歩行者Hを目視し、時点st2(図2参照)で切換えレバー7が1回目のパッシング操作がされたとする。これにより左右のヘッドライト6がパッシング照射し、通報装置3は接近通報音SPAよりsαaだけ小さい小接近通報音SPC1(図7参照)に切換えられ(ステップs4)、車速Vcp(Vcの一つ)を記録する。
この接近通報域E1での接近通報を行いつつ、ステップs16に達し、ここで、2回目のパッシング操作がされると、ステップs17に達する。
ここでは、接近通報音SPAを所定の増量(sα2)を上回る2回目の大接近通報音SPC2(図7参照)に切換える。
やがて、制動解除で車速が増加し、ステップs5で車速VcがVcp+10km/hを上回るのを待つ。やがて、時点st3で車速VcがVcp+10km/hを上回り解除車速Vcrと判断すると、接近通報域E1を脱し、通報運転域E0に戻ったと見做し、ステップs6において通報装置3を通報音Snの作動に戻し、時点st4で車速Vcが通報車速Vr1(25km/h)を上回るとステップs1よりステップs7に進み、通報装置3の作動を停止させる。
なお、図7中には1回目の比較的小さい小接近通報音SPC1の吹鳴後に、車速Vcが低下し、2回目の大接近通報音SPC2を行った場合の車速変動の軌跡D1dを2点鎖線で、その時の通報音(SPC1,SPC2)を破線で示した。
このように、実施形態4の電動車両によれば、歩行者に接近して低接近車速Vc1に近づくような場合に、通報装置3を、比較的低い低接近通報音SPC1の吹鳴後に2回目の比較的高い高接近通報音SPC2の吹鳴作動を2段階で行うので、歩行者に確実に通報を行うことができる。特に、比較的小さい小接近通報音SPC1の通報で歩行者が車両の接近を認知しない場合にのみ、増量した2回目の比較的大きい大接近通報音SPC2の吹鳴作動を2段階で行うので、必要な場合にのみ、より確実に歩行者による接近車両の認識を促すことができる。
1 ブレーキペダル
3 通報装置(接近通報手段)
4 ブレーキスイッチ
6 ヘッドライト
7 切換えレバー(一時的に前方照射位置へ切り替える切り替え手段)
12 ヘッドライト切換え手段
13 切換えスイッチ(切り替え操作検出手段)
19 車速センサ
26、26b、26c、26d 通報制御手段(制御手段)
bon 制動作動
dvc 増速量(10km/h)
C 車両(電動車両)
E0 通報運転域
E1 接近通報域(通報運転域内)
H 歩行者
sα1 大増量
sα2 増量
sα’ 小増量
Sn 通報音
SPA 通常の通報音(SPNの一つ)
SPB1 大接近通報音
SPB2 小接近通報音
Vc 車速
Vr1 通報車速
Vcp 車速(パッシング時の車速)
Vcr(Vcr1、Vcr2) 解除車速

Claims (4)

  1. 走行用のモータを有する電動車両であって、
    前記車両のヘッドライトを下方照射位置から一時的に前方照射位置へ切り替える切り替え手段と、
    前記切り替え操作を検出する切り替え操作検出手段と、
    走行中に前記電動車両の接近を前記電動車の外部に通報する接近通報手段と、
    前記接近通報手段の作動と音量を所定の通報運転域で制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は音量を所定の音量分増加させる音量増加制御手段を具備し、
    前記音量増加制御は前記切り替え操作が検出された際に実施することを特徴とする電動車両。
  2. 請求項1記載の電動車両であって、
    前記車両は前記車両の速度を検出する速度検出手段を備え、
    前記制御手段は前記切り替え操作を検出した際の車速を記憶する記憶手段を具備し、
    前記切り替え操作の際の車速に対して所定分速度が増加すると、前記音量増加制御を解除することを特徴とする電動車両。
  3. 請求項1または2記載の電動車両であって、
    前記音量増加制御手段は検出された車速に応じて前記所定の音量分の値を変更することを特徴とする電動車両。
  4. 請求項1〜3の何れか一つに記載の電動車両であって、
    前記車両はブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検出するブレーキ操作検出手段を備え、
    前記制御手段はブレーキ操作が検出されているときに前記音量増加制御を実施することを特徴とする電動車両。
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