JP2014008139A - 血糖値測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相シフト法を用いた光センシングによって、非侵襲的測定でありながら測定誤差が小さく高精度な血糖値測定を可能とする。
【解決手段】血糖値測定装置10は、光センサ11と、光センサ11を駆動させるセンサ回路12と、センサ回路12に接続される演算部13と、演算部13に接続されるコンピュータ14とを備える。演算部13の血糖値算出部32は、血糖値と周波数の変化とを相関付けた関係データに基づいて、演算部13の位相シフト回路30により変換され周波数カウンタ31により計測された周波数から生体の血糖値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血糖値測定装置に関し、より詳しくは、非侵襲的測定が可能な血糖値測定装置に関する。
血糖値の侵襲的測定法として、グルコースオキシダーゼ法(以下、「GOD法」という)が知られている。GOD法では、採血した血液を用いて、グルコースオキシダーゼの酵素反応過程で消費される酸素を測定して血糖成分であるグルコースを定量する。GOD法は、測定精度が高く、自己血糖測定(SMBG)装置の多くに適用されている。しかし、GOD法は、穿刺による採血を必要とするため、血糖値を頻繁に測定しなければならない患者にとっては負担である。
このような状況に鑑みて、血管に照射した赤外光の透過光又は反射光のスペクトル変化から血糖値を測定する非侵襲的測定法が幾つか提案されている。例えば、特許文献1には、侵襲的に基準血糖値を測定する基準血糖値測定手段と、非侵襲的に血糖値を推定する血糖値推定手段と、基準血糖値を用いて、血糖値推定手段により推定された推定血糖値の校正を自動的に行う校正手段とを備えた血糖値モニタリング装置が開示されている。この装置では、波長が1300nm以上2500nm以下の近赤外光により皮膚組織の拡散反射スペクトルが測定されるが、これには高価な分光器を用いる必要がある。
分光器の代わりに、LEDを用いた測定も試みられているが、上記波長範囲に適合するLEDは現在のところ入手困難である。より短波長である900nm〜1100nmの範囲にもグルコースの吸収が存在し、この範囲であれば市販のLEDを使用可能であるが、この範囲におけるグルコースの吸光特性のシグナルは極めて小さく、高いS/N比が得られないという問題がある(特許文献1参照)。
なお、S/N比を高める方法として、2つの状態の位相差を周波数偏差に変換して小さなシグナル差を識別可能とする位相シフト法が知られている。例えば、特許文献2には、この位相シフト法を利用して生体組織における血流量を測定する装置が開示されている。また、非特許文献1では、発光ピーク波長が940nmである市販のLEDを使用した位相シフト法により、生体モデル液におけるグルコース濃度の定量について述べられている。
特開2011−62335号公報 特開2008−142252号公報
伊藤、尾股,「位相シフト法を用いた光センサによる非侵襲血糖値計測システムの試作開発」,バイオエンジニアリング講演会講演論文集,一般社団法人日本機械学会,2011‐01‐07,2010(23),297‐298
ところで、非特許文献1では、グルコース濃度が0%である生体モデル液を作成し、これについて測定した周波数偏差を基準として生体モデル液のグルコース濃度を定量している。しかし、生体の血中グルコース濃度が0%ということはなく、また生体の血液中にはヘモグロビン等の吸光成分も存在するので、単なる生体モデル液中のグルコース濃度の定量手法では生体の血糖値を測定することはできない。
本発明は、侵襲的測定法により取得される血糖値と、位相シフト法により検出される周波数偏差との相関を見出したことに基づく。以下の手段は、この知見を具体化したものである。
本発明に係る血糖値測定装置は、生体の血管に特定波長の光を照射する発光素子と、前記発光素子用の駆動回路と、前記生体で反射した前記光又は前記生体を透過した前記光を受光する受光素子と、前記受光素子用の検出回路と、前記駆動回路の電気信号である入力信号の波形と、前記検出回路の電気信号である出力信号の波形との間に位相差があるときに、前記電気信号の周波数を変化させて前記位相差をゼロに補償することで前記位相差を前記周波数の変化に変換する位相シフト回路と、変化した前記周波数を検出する周波数変化検出手段と、侵襲的測定法による血糖値と、変化した前記周波数の変化とを予め相関付けた関係データを記憶する記憶手段と、前記関係データに基づいて、前記周波数変化検出手段により検出される変化した前記周波数から前記生体の血糖値を算出する血糖値算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る血糖値測定装置において、前記特定波長は、ピーク波長が900nm〜1100nmの範囲内にあることが好適である。
本発明に係る血糖値測定装置において、前記侵襲的測定法は、グルコースオキシダーゼ法であることが好適である。
本発明に係る血糖値測定装置によれば、位相シフト法を用いた光センシングによって、非侵襲的測定でありながら高感度で高精度な血糖値測定が可能となる。特に、ピーク波長が900nm〜1100nmの範囲内にある発光素子を用いることにより、装置の小型化を図ることができる。当該波長範囲では、血糖成分であるグルコースの吸光特性のシグナルは小さいが、位相シフト法を用いることによりS/N比を高めて高精度な測定を実現できる。
本発明に係る実施形態の一例である血糖値測定装置の構成を示す図である。 グルコース水溶液の吸光特性を示す図である。 本発明に係る実施形態の一例である血糖値測定装置において、光センサの入出力波形を示す図である。 本発明に係る実施形態の一例である血糖値測定装置を用いてラットの血糖値を測定する様子を示す図である。 本発明に係る実施形態の一例である血糖値測定装置により計測されたラットについての周波数、及びGOD法によるラットの血糖値測定結果を示す図である。 図5の各測定結果の相関を示す図である。
図面を参照しながら、本発明の実施形態である血糖値測定装置10について以下詳細に説明するが、血糖値測定装置10は実施形態の一例であって、本発明の適用はこれに限定されない。
図1は、血糖値測定装置10の構成図である。図1では、血糖値測定装置10を構成しないが測定対象である生体の血管50を図示している。血糖値測定装置10は、光センサ11と、光センサ11を駆動させるためのセンサ回路12と、センサ回路12に接続される演算部13と、演算部13に接続されるコンピュータ14とを備え、演算部13の位相シフト回路30を利用して生体の血管50を流れる血液の血糖値を測定する。血糖値測定装置10では、光センサ11がテーブル15(後述の図4参照)の直上に配置される。血糖値測定装置10には、例えば、図示しないXYZ移動機構を設けることができ、XYZ移動機構は、光センサ11及びテーブル15の少なくとも一方を3方向に移動させる。
光センサ11は、発光ダイオード20(以下、「LED20」とする)と、フォトトランジスタ21とを含む。光センサ11は、生体の血管50に対して向かい合わせで配置される。また、光センサ11には、例えば、LED20及びフォトトランジスタ21を1つずつ設けられるが、少なくともいずれか一方を複数設けるものとしてもよい。
LED20は、生体の血管50に特定波長の光を照射する発光素子である。LED20は、発光ピーク波長が900nm〜1100nmの範囲内にある光(以下、「特定光」という場合がある)を出射可能な素子であることが好ましい。発光ピーク波長は、S/N比向上等の観点から、920nm〜1070nmがより好ましく、930nm〜990nmが特に好ましい。LED20には、従来公知のLEDを適用でき、例えば、発光ピーク波長940nmのLEDが好適なものとして例示できる。
フォトトランジスタ21は、LED20から出た光を検出可能な受光素子である。具体的には、LED20から出た光が生体の血管50に当たって反射した反射光を受光して検出する。フォトトランジスタ21には、従来公知のフォトトランジスタ、例えば、ピーク感度波長720nmのフォトトランジスタが適用できる。なお、受光素子は、フォトトランジスタ21に限定されず、例えば、フォトダイオードであってもよい。
図2にグルコース水溶液の吸光特性を示す。図2では、グルコース濃度が0%である純水の吸光度を基準(ゼロ)として各グルコース濃度に調整されたグルコース水溶液の吸光度を示している。図2に示すように、グルコースは、純水に対して波長900nm〜1100nmで特異的な吸光スペクトルを有する。当該スペクトルには、約960nm及び約1060nmにそれぞれ吸光ピークがあり、特に前者のピークが大きい。かかるグルコースの吸光特性に基づいて、血糖値測定装置10による血糖値の測定では、発光ピーク波長が900nm〜1100nmの範囲内にある特定光を用いる。
なお、グルコース濃度0%を基準とすることで、位相シフト法を用いて低濃度のグルコースを定量できることが分かっているが(非特許文献1参照)、生体の血液中におけるグルコース濃度が0%ということはなく、またグルコース以外の成分(例えば、ヘモグロビン等)によっても吸光特性が変化し得るため、上記のように、このままでは血糖値を測定することができない。そこで、詳しくは後述するが、血糖値測定装置10では、侵襲的測定法により取得される血糖値と、位相シフト法により検出される周波数偏差とを相関付けた関係データに基づいて血糖値を算出する。
センサ回路12は、光センサ11の動作を制御するための電子回路であって、LED20を駆動させる駆動回路と、フォトトランジスタ21をオンさせて特定光を検出可能な状態とする検出回路とを含む。なお、光センサ11は、センサ回路12に組み込まれている。センサ回路12には、スイッチングトランジスタ22が設けられ、スイッチングトランジスタ22を入力信号によってオンさせることでLED20が発光する。LED20は、当該入力信号の大きさで発光量が決まり、入力信号が大きいほど発光量が多くなる。
センサ回路12には、抵抗23が設けられる。フォトトランジスタ21は、受光量に応じたオン電流が流れる素子であるが、オン電流は抵抗23によって電圧に変換されて出力信号となる。出力信号の大きさは、受光量に依存し、受光量が多くなるほど大きくなる。上記のように、フォトトランジスタ21が受光する光は、生体の血管50に照射されて反射した特定光であって、受光量には生体の血管50を流れる血液の特性が反映される。詳しくは後述するが、特定光の一部が生体の血管50に照射され、血管内の血液からの反射光がフォトトランジスタ21により受光される。生体の血液中には、グルコースが存在し、また特定光の一部はグルコースに吸収されるため、フォトトランジスタ21の出力信号は血液中グルコース濃度、即ち血糖値に依存して増減する。
演算部13は、位相シフト回路30と、周波数カウンタ31とを有する。さらに、演算部13は、血糖値算出部32と、記憶部33と、増幅器34とを有する。また、演算部13には、センサ回路12からの信号を受け取るための端子35と、センサ回路12に信号を出力するための端子36と、算出した血糖値のデータをコンピュータ14に出力するための端子37とが設けられている。コンピュータ14は、算出された血糖値を表示する表示部や装置の動作をコントロールするための操作部(例えば、キーボード等)を有する。なお、演算部13は、コンピュータ14の一部として構成されていてもよい。
演算部13では、端子35が適当なDCカットコンデンサを介して増幅器34に接続される。増幅器34は、センサ回路12の出力信号を増幅する電子回路であり、従来公知の増幅回路を用いることができる。増幅器34の出力は、位相シフト回路30に入力され、位相シフト回路30の出力は、端子36を介してセンサ回路12に入力される。そして、センサ回路12及び位相シフト回路30は、生体の血管50が測定対象とされる状態において、LED20−(生体の血管50)−フォトトランジスタ21−増幅器34−位相シフト回路30−LED20の閉ループを構成する。当該閉ループの中を生体の血糖値に依存して振動する電気信号が流れる。したがって、位相シフト回路30の回路定数を適当に設定することで、この閉ループにおける振動の電気信号について自励発振を生じさせることができる。
図3に光センサ11の入出力信号の波形を示す。図3に示すように、光センサ11では、受光量に伴い立ち上がり時間が変化し、入力信号の波形と出力信号の波形の間に位相差が生じる。位相シフト回路30は、LED20の駆動回路の電気信号である入力信号の波形と、フォトトランジスタ21の検出回路の電気信号である出力信号の波形との間に位相差があるときに、電気信号の周波数を変化させて位相差をゼロに補償することで、位相差を周波数の変化に変換する機能を有する。即ち、位相シフト回路30は、上記閉ループにおいて、位相シフト回路30に入力される入力信号の波形と、位相シフト回路30から出力される出力信号の波形との間に位相差があるとき、閉ループを流れる電気信号の周波数を変更して位相差をゼロに補償する。なお、図3では、入力信号及び出力信号の波形としてステップ状の波形を図示しているが、波形はこれに限定されず、例えば、正弦波状の波形であってもよい。
位相シフト回路30は、フォトトランジスタ21からの出力信号とLED20への入力信号との間に位相差が生じるときは閉ループを流れる電気信号の周波数を変更して位相差をゼロに補償する。したがって、位相差をゼロに補償する際の周波数変化が大きい方が血糖値の相違を高感度に検出できる。そこで、位相シフト回路30の回路定数は、対象となる閉ループについて、位相差をゼロに補償する際の周波数変化が安定して大きく取れるように設定される。かかる位相シフト回路30の内容は、例えば、特許文献2等に詳細に述べられている。
周波数カウンタ31は、周波数変化検出手段であって、上記閉ループにおいて位相シフト回路30の作用により位相差をゼロに補償したときの周波数変化を計測する機能を有する。つまり、生体の血糖値に応じて変化する位相差は、位相シフト回路30によって周波数の変化として計測できる。
血糖値算出部32は、周波数カウンタ31により計測された周波数の変化から生体の血糖値を算出する機能を有する。周波数の変化から生体の血糖値を算出するためには、周波数の変化と血糖値との関係を予め求めておく必要がある。即ち、血糖値算出部32は、血糖値と周波数の変化とを相関付けた関係データに基づいて、位相シフト回路30により変換され周波数カウンタ31により計測された周波数の変化から生体の血糖値を算出する。
記憶部33は、上記関係データを予め記憶する機能を有する。記憶部33は、例えば、計算式やルックアップテーブル等の形式で上記関係データを記憶することができる。そして、血糖値算出部32は、周波数カウンタ31から取得した周波数の変化を当該計算式等に当てはめて生体の血糖値を算出する。
記憶部33により予め記憶されている上記関係データは、侵襲的測定法により取得した血糖値と、血糖値測定装置10の周波数カウンタ31の計測値である変化した周波数とを相関付けたデータである(後述の図6参照)。侵襲的測定法は、GOD法とすることが好適である。上記関係データは、測定対象の生体毎に予め準備される。例えば、人とラットでは血液成分が異なるので、それぞれ予め関係データが準備される。
以下、図4〜図6を参照して、血糖値測定装置10により糖尿病のラット60の血糖値を測定した結果について説明する。図4は、テーブル15上に載せたラット60に特性光を照射して血糖値を測定する様子を示す。図5は、血糖値測定装置10の周波数カウンタ31により計測された周波数を●で、GOD法により測定された血糖値を○でそれぞれ示す。図6は、図5の各測定結果の相関を示す。
図4に示すように、ラット60の血糖値を測定する場合は、例えば、シッポ61の血管にLED20から出る特定光を照射して、血中グルコース濃度である血糖値の情報を含む反射光をフォトトランジスタ21で検出する。このとき、位相シフト回路30に入力される入力信号の波形と、位相シフト回路30から出力される出力信号の波形との間に血糖値に応じた位相差が生じ、この位相差をゼロに補償することで位相差を周波数の変化に変換する。そして、変化した周波数を計測し、計測した周波数を上記関係データに当てはめてラット60の血糖値を算出する。算出した血糖値等は、例えば、コンピュータ14の表示部に表示することができる。
図5に示す実験結果は、糖尿病のラット60について、餌投与前、及び餌投与後240分間(60分毎に)、血糖値測定装置10による周波数変化の計測と、GOD法による血糖値の測定とを行ったものである。なお、餌の投与開始時を0分、投与終了時を120分とし、図5では餌投与期間を「Feed」として示している。LED20には、発光ピーク波長が940nmのLEDを使用し、周波数は、各時間において、暗室で30秒間計測した。GOD法による血糖値の測定は、各時間において採取した血液を用いて行った。
図5に示すように、各時間について、GOD法による血糖値が高い場合には周波数も高い値を示し、血糖値が低い場合には周波数も低い値を示した。つまり、GOD法による血糖値と、血糖値測定装置10による周波数とが相関付けられることが明らかとなった。なお、各時間における周波数の差は上記位相差に対応するものであり、当該差が大きいほどフォトトランジスタ21により検出される受光量の差が大きいことを示している。
図6は、周波数カウンタ31により計測された周波数を縦軸に、GOD法による血糖値を横軸にプロットした図であって、両者の良好な相関を示している。両者の相関係数(R2)を求めたところ、R2=0.85と高い値を示した。なお、この相関付けられた関係が、上記関係データとなる。例えば、図6に示された直線の式を関係データとして記憶部33に記憶しておくことができる。これにより、ラット60について周波数を計測することで、ラット60の血糖値を算出することができる。上記関係データを一度記憶しておけば、その後、GOD法による測定は通常不要であり、採血を必要としない非侵襲的測定により血糖値を測定することができる。
以上のように、血糖値測定装置10によれば、位相シフト法を用いた光センシングによって、非侵襲的測定でありながら高感度で高精度な血糖値測定が可能となる。特に、ピーク波長が900nm〜1100nmの範囲内にあるLED20を用いることにより、例えば、測定精度を損なうことなく装置の小型化を図ることができる。
なお、GOD法による血糖値が0となる周波数を外挿により求め、この周波数を基準(ゼロ)としてもよいが、周波数カウンタ31により計測された周波数をそのまま用いる場合も当該基準を用いる場合も血糖値算出部32により算出される血糖値は変わらない。
また、上記実施形態では、受光素子によって、生体で反射した光を受光するものとして説明したが、生体を透過した光を受光する構成としてもよい。この場合、生体を挟み込むように発光素子と受光素子を配置する。例えば、生体の測定対象となる部分を載せる台の上方に発光素子を配置し、その台の下方に受光素子を配置する。かかる台は、発光素子から出た光を透過可能な構造とされる。
10 血糖値測定装置、11 光センサ、12 センサ回路、13 演算部、14 コンピュータ、15 テーブル、20 LED、21 フォトトランジスタ、22 スイッチングトランジスタ、23 抵抗、30 位相シフト回路、31 周波数カウンタ、32 血糖値算出部、33 記憶部、34 増幅器、35,36,37 端子、50 生体の血管、60 ラット、61 シッポ。

Claims (3)

  1. 生体の血管に特定波長の光を照射する発光素子と、
    前記発光素子用の駆動回路と、
    前記生体で反射した前記光又は前記生体を透過した前記光を受光する受光素子と、
    前記受光素子用の検出回路と、
    前記駆動回路の電気信号である入力信号の波形と、前記検出回路の電気信号である出力信号の波形との間に位相差があるときに、前記電気信号の周波数を変化させて前記位相差をゼロに補償することで前記位相差を前記周波数の変化に変換する位相シフト回路と、
    変化した前記周波数を検出する周波数変化検出手段と、
    侵襲的測定法による血糖値と、前記周波数の変化とを予め相関付けた関係データを記憶する記憶手段と、
    前記関係データに基づいて、前記周波数変化検出手段により検出される変化した前記周波数から前記生体の血糖値を算出する血糖値算出手段と、
    を備えることを特徴とする血糖値測定装置。
  2. 請求項1に記載の血糖値測定装置において、
    前記特定波長は、ピーク波長が900nm〜1100nmの範囲内にあることを特徴とする血糖値測定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の血糖値測定装置において、
    前記侵襲的測定法は、グルコースオキシダーゼ法であることを特徴とする血糖値測定装置。
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