JP2014007800A - 電動機および圧縮機 - Google Patents

電動機および圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014007800A
JP2014007800A JP2012140247A JP2012140247A JP2014007800A JP 2014007800 A JP2014007800 A JP 2014007800A JP 2012140247 A JP2012140247 A JP 2012140247A JP 2012140247 A JP2012140247 A JP 2012140247A JP 2014007800 A JP2014007800 A JP 2014007800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
stator
along
axial direction
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012140247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5936932B2 (ja
Inventor
Shigeki Nakamura
重貴 中村
Masashi Kuroko
雅司 黒古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Elec Co
Original Assignee
Aichi Elec Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Elec Co filed Critical Aichi Elec Co
Priority to JP2012140247A priority Critical patent/JP5936932B2/ja
Publication of JP2014007800A publication Critical patent/JP2014007800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5936932B2 publication Critical patent/JP5936932B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

【課題】固定子コアに設けられている通路を介して冷却媒体とともに流れる油分を効率よく回収することができる技術を提供する。
【解決手段】圧縮機構部の上方に配置されている電動機の固定子10は、固定子コア20と、固定子コア20の軸方向両側に設けられる端部絶縁部材30、50と、固定子巻線60を有している。固定子コア20の上方に設けられている端部絶縁部材30の外壁部材32と収容空間形成部材40によって、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)を収容する収容空間40aが形成されている。固定子コア20の外周には、固定子コア20の端面20Aと20Bの間に、軸方向に沿って通路(冷却媒体通路)28aが形成されている。収容空間形成部材40は、固定子コア20の端面20Aと対向するように配置される底面40Aを有している。底面40Aは、固定子コア20の端面20Aの上方に、通路28aと底面40Aとの間に間隙が形成されるように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機、特に、圧縮機用の電動機に関し、固定子に設けられている冷却媒体通路を介して流れる潤滑油等の油分を効率よく回収することができる技術に関する。
圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動機を備える圧縮機(電動圧縮機)として、例えば、図34に示されている圧縮機500が知られている(特許文献1参照)。
図34に示されている圧縮機(電動圧縮機)500は、圧縮機構部600と、圧縮機構部600の上方に配置されている電動機700と、アキュムレータ900を備えている。電動機700は、固定子710と、回転子750により構成されている。固定子710は、固定子コア720と、固定子巻線730を有している。回転子750は、回転子コア760と、回転軸770を有している。圧縮機構部600は、シリンダ610と、電動機700の回転軸770により駆動される偏心ロータ620を有している。圧縮機構部600と電動機700は、ケース800内に密閉された状態で配置されている。そして、ケース800には、吸入管510と、吐出管520が接続されている。
アキュムレータ900は、冷却媒体(例えば、冷却ガス)と潤滑油を分離する。アキュムレータ900で分離された冷却媒体は、吸入管510を介して圧縮機構部600に供給される。また、アキュムレータ900で分離された潤滑油は、潤滑油溜め630に供給される。
圧縮機構部600は、偏心ロータ620が回転することによって、吸入管510から吸入した冷却媒体をシリンダ610内で圧縮する。圧縮機構部600で圧縮された冷却媒体は、電動機700に設けられた冷却媒体通路を通って吐出管520から吐出される。冷却媒体通路は、例えば、固定子コア720の外周に軸方向に沿って形成された切欠面とケース800とにより形成される溝や、固定子コア720あるいは回転子コア760に軸方向に沿って形成された孔により構成される。また、回転軸770の回転によって、潤滑油溜め630に貯留されている潤滑油が圧縮機構部600の摺動部に供給される。各摺動部を潤滑した潤滑油は、潤滑油留め630に戻される。
図34に示されている圧縮機500では、冷却媒体と潤滑油が混在した媒体(混合ガス)が吐出管520から吐出される。
また、圧縮機構部を駆動する電動機としては、例えば、特許文献2に開示されている電動機が用いられる。
特許文献2に開示されている電動機は、固定子と回転子により構成されている。固定子は、固定子コアと、固定子コアの軸方向両側に設けられている端部絶縁部材と、固定子巻線を有している。固定子コアは、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている環状のヨークと、ヨークから径方向内側に突出し、周方向に間隔を空けて設けられている複数のティースを有している。各ティースは、径方向に延びているティース基部と、ティース基部の先端に設けられ、周方向に沿って延びているティース先端部を有している。端部絶寝部材は、固定子コアのヨークに対向する位置に配置される外壁部材と、ティース先端部に対応する位置に配置される内壁部材と、ティース基部に対応する位置に配置され、外壁部材と内壁部材を連結する連結部材を有している。回転子は、ティース先端部との間に空隙を有している状態で、回転可能に支持されている。固定子巻線は、集中巻き方式により、端部絶縁部材とティースに直接に巻かれている。
ここで、固定子巻線の端部、特に、中性点を形成する端部を、振動等によって移動しないように固定する必要がある。特許文献2に開示されている電動機では、端部絶縁部材と収容空間形成部材によって、固定子巻線の端部を収容する収容空間が形成されている。
特開2009−97394号公報 特開2010−45951号公報
前述したように、圧縮機構部の上方に電動機が配置されている圧縮機では、冷却媒体と潤滑油が混在した媒体が、電動機の固定子に設けられている冷却媒体通路を通って吐出管から吐出される。吐出管から冷却媒体とともに吐出された潤滑油は、アキュムレータで分離されて回収されるものの、十分に回収することが難しい。この場合、潤滑油溜め内に貯留される潤滑油の量が徐々に減少し、圧縮機構部の潤滑不良が発生するおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、固定子に設けられている冷却媒体通路を通って冷却媒体とともに流れる油分を、固定子巻線の一方の端部を収容する収容空間を形成する部材を用いて効率よく回収することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、以下のように構成される。なお、「軸方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、回転子の中心を通る線(回転中心線)の方向を示す。また、「周方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心線を中心とする円周方向を示す。また、「径方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心線を通る方向を示す。
一つの発明は、固定子と回転子を備える電動機に関する。固定子は、軸方向両側に端面を有する固定子コアと、固定子コアに対して軸方向に沿った両側に配置される端部絶縁部材と、固定子巻線と、固定子コアを収容するケースを備えている。そして、固定子コアの軸方向に沿った他方側の端面が、軸方向に沿った一方側の端面より垂直方向に沿って上方に配置されている。すなわち、本発明では、軸方向が垂直方向に沿うように回転子および固定子が配置されている。
固定子は、軸方向に沿って延びている通路を有している。すなわち、通路は、固定子コアの両端面に開口を有しており、両開口を連通するように延びている。通路は、例えば、圧縮機により圧縮された冷却媒体を通す冷却媒体通路として用いられる。また、通路は、好適には、固定子コアの外周面を軸方向に沿って切り欠いた切欠面と回転子コアの外周に設けられているケースとによって形成される溝により構成されるが、固定子コアに形成された軸方向に沿って延びる孔により構成することもできる。
また、固定子コアに対して軸方向に沿った他方側に配置される端部絶縁部材(固定子コアの上方に配置される端部絶縁部材)は、固定子巻線の一方の端部を収容する収容空間を形成する収容空間形成部材を有している。収容空間を形成する収容空間形成部材は、例えば、収容空間の底壁面を形成する底壁部材、側壁面を形成する側壁部材等の複数の壁部材により構成される。固定子巻線の一方の端部は、振動等によって移動し易い端部、典型的には、中性点を形成する端部が対応する。
本発明では、収容空間形成部材は、固定子コアの他方側の端面(上方の端面)と対向する底面を有している。そして、底面は、固定子コアの他方側の端面(上方の端面)上の通路の開口より軸方向に沿った他方側(上方)に、当該通路の開口と底面との間に間隙が形成されるように配置されている。収容空間形成部材の底面は、平面であるのが好ましいが、凹凸面であってもよい。また、主要空間形成部材の底面は、固定子コアの他方側(上方)の端面に平行(略平行)に配置してもよいし、固定子コアの他方側(上方)の端面に対して傾斜させて配置してもよい。「固定子コアの他方側の端面(上方の端面)上の通路の開口より軸方向に沿った他方側(上方)」は、例えば、電動機の下方に配置されている圧縮機構部から供給され、固定子に設けられた通路(冷却媒体通路)を通って端面上の通路の開口から出てくる冷却媒体が当たる位置」が対応する。また、「固定子コアの他方側の端面(上方の端面)上の通路の開口と収容空間形成部材の底面との間の間隙」は、例えば、冷却媒体と潤滑油が混合された混合ガスが固定子に設けられた通路(冷却媒体通路)を通って、収容空間形成部材の底面に当たった時に、混合ガスに含まれている潤滑油が効果的に液化するとともに、混合ガスに含まれている冷却媒体が、固定子コアの端面と収容空間形成部材の底面との間を通ることができる距離に設定される。混合ガスが収容空間形成部材の底面に当たることによって液化した潤滑油は、固定子に設けられている通路を介して電動機に下方(例えば、圧縮機構部)に戻される。
本発明では、固定子に設けられた通路を通って流れた油分を効率よく回収することができる。
本発明の異なる形態では、通路は、固定子コアの外周面を軸方向に沿って切り欠いた切欠面とケースとによって形成されている。
例えば、圧縮機構部の上方に電動機が配置される圧縮機では、固定子コアの外周側に冷却媒体通路が設けられることが多い。本形態では、収容空間形成部材の底面を、固定子コアの外周側に設けられる通路の上方に配置しているため、固定子コアの外周側に設けられている通路を介して流れる油分を効率よく回収することができる。
本発明の他の異なる形態では、収容空間は、軸方向に沿って固定子コアの他方側(上方)の端面と反対側(上方)が開口しているとともに、周方向に沿って延びるように形成されている。なお、固定子巻線の一方の端部は、収容空間内での移動が阻止された状態で収容空間内に収容するのが好ましい。例えば、固定子巻線の一方の端部を収容空間内に収容した状態で、収容空間内に樹脂を充填する。さらには、収容空間内に充填した樹脂が、開口から抜け出るのを防止する抜け出し防止部を設ける。あるいは、固定子巻線の一方の端部を保持する保持部を設ける。
本形態では、固定子巻線の一方の端部を効率よく収容空間内に収容することができる。
本発明の他の異なる形態では、各端部絶縁部材は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている複数の内壁部材と、内壁部材より径方向外側に配置されており、周方向に沿って延びている外壁部材と、径方向に沿って延びており、内壁部材と外壁部材を連結する複数の連結部材を有している。そして、外壁部材が、収容空間形成部材の一部として用いられている。例えば、収容空間が、軸方向に沿って一方側(下方)に配置される底壁面と、径方向に沿って中心側に配置される内壁面と、径方向に沿って外側に配置される外壁面と、周方向に沿って離れて配置される端壁面により構成される場合、外壁部材が、内壁面を形成する内壁部材として用いられる。
本形態では、端部絶縁部材の外壁部材を用いて収容空間を形成しているため、端部絶縁部材の構成を簡略化することができる。
他の発明は、圧縮機構部と、圧縮機構部より上方に配置され、圧縮機構部を駆動する電動機を備え、電動機として前記したいずれかの電動機を用いている圧縮機に関する。
本発明の圧縮機では、圧縮機構部の潤滑油等の油分を効率よく回収することができる。
本発明の電動機および圧縮機では、固定子に設けられている通路を介して流れる油分を効率よく回収することができる。
第1の実施の形態の電動機の固定子の斜視図である(ケースは図示されていない)。 第1の実施の形態の電動機の固定子の正面図である(ケースは図示されていない)。 固定子コアの部分断面図である。 図2の矢印IV方向から見た図(ケースが図示されている)である。 図2のV−V線断面図(ケースが図示されている)である。 第1の実施の形態の電動機の固定子で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第1の実施の形態の電動機の固定子で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った他方側から見た斜視図である。 第1の実施の形態の端部絶縁部材の収容空間形成部材の斜視図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8のX−X線断面図である。 第1の実施の形態の収容空間形成部材の変更例の斜視図である。 図11のXII−XII線断面図である。 図11のXIII−XIII線断面図である。 第2の実施の形態の電動機の固定子で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第2の実施の形態の端部絶縁部材の収容空間形成部材の斜視図である。 図15のXVI−XVI線断面図である。 第2の実施の形態の収容空間形成部材の変更例の斜視図である。 第3の実施の形態の電動機の固定子で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第3の実施の形態の端部絶縁部材の収容空間形成部材の斜視図である。 図19のXX−XX線断面図である。 第3の実施の形態の収容空間形成部材の変更例の斜視図である。 第4の実施の形態の電動機の固定子で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第4の実施の形態の端部絶縁部材の収容空間形成部材の斜視図である。 図23のXXIV−XXIV線断面図である。 図23のXXV−XXV線断面図である。 第4の実施の形態の収容空間形成部材の変更例の斜視図である。 図26のXXVII−XXVII線断面図である。 図26のXXVIII−XXVIII線断面図である。 第5の実施の形態の電動機の固定子で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第5の実施の形態の端部絶縁部材の収容空間形成部材の斜視図である。 図30のXXXI−XXXI線断面図である。 第5の実施の形態の収容空間形成部材の変更例の斜視図である。 図32のXXXIII−XXXIII線断面図である。 圧縮機構部と電動機が垂直方向に沿って配置されている圧縮機の概略構成図である。
以下に、本発明の電動機の各実施の形態を、図面を参照して説明する。
以下で説明する各実施の形態の電動機は、図34に示されている電動機700(圧縮機構部600の上方に配置され、圧縮機構部600を駆動する電動機)として使用される。すなわち、本発明は、以下で説明する各実施の形態の電動機を備える圧縮機として構成することができる。
図34に示されている圧縮機では、電動機700の固定子710に設けられている冷却媒体通路には、前述したように、圧縮機構部600で圧縮された冷却媒体と圧縮機構部600の潤滑油が混合された媒体(混合ガス)が流れる。本発明では、電動機700の固定子710に設けられている冷却媒体通路を流れる潤滑油等の油分を効率よく回収する構成を備えている。
なお、本明細書では、「軸方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、回転子の中心を通る線(図1に示されている回転中心線P)の方向を示す。また、「周方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向(回転中心線Pの方向)に直角な断面でみて、回転中心線Pを中心とする円周方向を示す。また、「径方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向(回転中心線Pの方向)に直角な断面でみて、回転中心線Pを通る方向を示す。
以下で説明する各実施の形態では、軸方向が垂直方向に平行(「略平行」を含む)になるように固定子および回転子が配置されている。
第1の実施の形態の電動機の固定子10を、図1〜7を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態の電動機の固定子10の斜視図であり、図2は、固定子10の正面図である。図3は、固定子コア10の部分断面図である。図4は、図2の矢印IV方向から見た図(平面図)であり、図5は、図2のV−V線断面図である。なお、図4および図5には固定子コア20の外周側にケース70が図示されているが、図1および図2にはケース70が図示されていない。
本実施の形態の電動機は、固定子10と、回転子(図示省略)により構成されている。
固定子10は、固定子コア20と、端部絶縁部材30および50と、固定子巻線60を有している。
固定子コア20は、複数の薄板状の電磁鋼板を軸方向に積層し、オートクランプ等で一体化した積層体により構成され、軸方向両側に端面20A、20Bを有する円筒状(略円筒状を含む)に形成されている。固定子コア20は、図3に示されているように、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びているヨーク21と、周方向に間隔を空けて、ヨーク21から径方向内側(回転中心線P側)に延びている複数のティース22を有している。ヨーク21は、環状(略環状を含む)に形成されている。各ティース22は、ヨーク21から径方向内側に延びているティース基部22aと、ティース基部22aの先端側に設けられ、周方向に沿って延びているティース先端部22bを有している。ティース先端部22bには、ヨーク21と反対側にティース先端面22cが形成されている。ティース先端面22cは、回転中心線Pを中心とする円弧形状に形成されている。
固定子コア20の端面20Bが、本発明の「軸方向に沿った一方側の端面」に対応し、端面20Aが、本発明の「軸方向に沿った他方側の端面」に対応する。
本実施の形態では、回転子は、ティース先端面22cによって形成される回転子収容空間内に、回転子の外周面とティース先端面22cとの間に空隙(ギャップ)を有している状態で回転可能に支持されている。
ヨーク21と周方向に隣接する2つのティース22によって、スロット23が形成されている。スロット23は、周方向に隣接する2つのティース22のティース先端部22bの間にスロット開口部23aを有している。
スロット23内には、スロット絶縁部材25が設けられている。そして、スロット絶縁部材25が配置されている状態で、固定子巻線60がスロット23内に挿入される。
また、スロット23内には、周方向に隣接する固定子巻線60間を絶縁するために、相間絶縁部材26が挿入されている。本実施の形態では、相間絶縁部材26は、シート状の絶縁部材を折り曲げて形成され、軸方向に直角な断面で見て、V字状(略V字状を含む)を有している。
なお、固定子コア20の外周には、円形の外周面を軸方向に沿って切り欠いた切欠面28によって軸方向に沿って延びる切欠部28aが形成されている。そして、この切欠面28と固定子コア20の外周側に配置されているケース70との間の切欠部28aが、冷却媒体を通す冷却媒体通路として用いられる。すなわち、切欠部28aは、固定子コア20の端面20Aおよび20B上に開口を有し、両端面上の開口を連通するように形成されている。
切欠面28とケース70によって形成される軸方向に沿って延びる切欠部28aが、本発明の「通路」に対応する。
端部絶縁部材30、50は、固定子コア20の軸方向両側に、端面20A、20Bに対向する位置に設けられる。
端部絶縁部材50が、本発明の「固定子コアに対して軸方向に沿った一方側に配置される端部絶縁部材」に対応し、端部絶縁部材30が、本発明の「固定子コアに対して軸方向に沿った他方側に配置される端部絶縁部材」に対応する。
図1および図2では、端部絶縁部材50が簡略化されて図示されているが、端部絶縁部材50は、後述する収容空間形成部材40を有していない点を除いて端部絶縁部材30と同じ構成である。したがって、端部絶縁部材50の説明は省略する。
端部絶縁部材30は、図6および図7に示されているように、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている複数の内壁部材31と、内壁部材31より径方向外側に配置され、周方向に沿って延びている外壁部材32と、径方向に沿って延びており、内壁部材31と外壁部材32を連結する複数の連結部材33を有している。なお、内壁部材31と外壁部材32は、軸方向に沿って(壁状に)延びている。
端部絶縁部材30の底面30Aに形成されている凸部35は、端部絶縁部材30を固定子コア20の端面20Aあるいは20B上の所定の位置に配置するための位置決め部材であり、固定子コア20の端面20Aあるいは20Bに形成されている凹部(図示していない)に係合可能に構成されている。端部絶縁部材30が固定子コア20の軸方向一方側に配置された状態(端部絶縁部材30の端面30Aが固定子コア20の端面20Aあるいは20Bに当接した状態)において、内壁部材31は、ティース22のティース先端部22bに対向する位置に配置され、外壁部材32は、ヨーク21に対向する位置に配置され、接続部材33は、ティース22のティース基部22aに対向する位置に配置される。
なお、端部絶縁部材30が固定子コア20の軸方向一方側に配置された状態において、内壁部材31の内周面(回転子側の面)が、ティース先端面22cより回転子側に飛び出ないように構成するのが好ましい。端部絶縁部材30の連結部材33は、固定子巻線60をティース22に集中巻き方式で巻き付ける際に用いられる。
ここで、ティース22と端部絶縁部材30(50)の連結部材33に直接巻き付けられた固定子巻線60は、一方の端部と他方の端部を有している。固定子巻線60の各端部は、固定子巻線60の結線方法に応じて処理される。例えば、スター結線される場合には、3相(U相、V相、W相)の固定子巻線60の一方の端部は、共通に接続されて中性点を形成し、他方の端部は、外部電源に接続するために外部に引き出される。本実施の形態では、3つのスター結線された固定子巻線60が並列に接続されている。図1および図4に示されている、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)は、それぞれ、中性点を形成する、U相、V相、W相の固定子巻線60の一方の端部をスター結線毎に束ねたものを表している。中性点を形成する、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)は、通常、接続点保護部材によって覆われる。なお、図1および図4には図示されていないが、固定子巻線60の他方の端部は、それぞれ、U相、V相、W相の3つの固定子巻線60を相毎に束ねた状態で外部に引き出される。
固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)が本発明の「収容部材に収容される固定子巻線の一方の端部」に対応する。
固定子巻線60の結線方法、並列に接続する固定子巻線60の数等は、適宜選択可能である。
また、端部絶縁部材30には、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)を収容する収容空間40aを形成する収容空間形成部材40が設けられている。収容空間形成部材40の構成は、図8〜図10に示されている。図8は、収容空間形成部材40の斜視図であり、図9は、図8のIX−IX線断面図であり、図10は、図8のX−X線断面図である。
本実施の形態では、収容空間40aは、外壁部材32と、外壁部材32より径方向外側に設けられている収容空間形成部材40により形成されている。収容空間40aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口40Cを有し(固定子コア20の端面と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
収容空間形成部材40は、端壁部材41と42、周壁部材43、底壁部材44を有している。底壁部材44は、固定子コア20の端面20A(20B)に対向する位置に、固定子コア20の端面20A(20B)と平行(「略平行」を含む)に設けられている。周壁部材43は、径方向に沿って外壁部材32より外側に、周方向に沿って(外壁部材32と平行(「略平行」を含む)に)延びているとともに、底壁部材44から軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対方向に延びている。端壁部材41と42は、周方向に沿って互いに離れた位置で、底壁部材44から軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対方向に延びているとともに、外壁部材32と周壁部材43の間において径方向に沿って延びている。すなわち、収容空間40aは、外壁部材32の外周面32a、底壁部材44の底壁面44a、周壁部材43の周壁面43a、端壁部材41および42の端壁面を壁面として形成されている。
本実施の形態では、外壁部材32、端壁部材41および42、周壁部材43、底壁部材44が、本発明の「収容空間を形成する複数の壁部材」に対応し、軸方向に沿って延びている外壁部材32、周壁部材43、端壁部材41および42が、本発明の「収容空間を形成する複数の側壁部材」に対応する。また、外壁部材32の外周面32a、端壁部材41および42の端壁面、周壁部材43の周壁面43a、底壁部材44の底壁面44aが、本発明の「収容空間を形成する複数の壁面」に対応し、軸方向に沿って延びている外壁部材32の外周面32a、端壁部材41および42の端壁面、周壁部材43の周壁面43aが、本発明の「収容空間を形成する複数の側壁面」に対応する。
ここで、前述したように、本実施の形態の電動機を、圧縮機構部の上方に配置して圧縮機を構成した場合、冷却媒体と潤滑油が混合された混合ガスが、固定子コアの外周の切欠面28とケース70によって形成され、軸方向に沿って延びる切欠部28a(冷却媒体通路)を通って流れる。
本実施の形態では、切欠部28a(冷却媒体通路)を通って流れる潤滑油等の油分を効率よく回収するために、収容空間形成部材40(底壁部材44)の底面40Aを適切な位置に配置している。
すなわち、図1および図2に示されているように、収容空間形成部材40(底壁部材44)の底面40A(軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と対向する面)を、固定子コア20の端面20A(20B)上に形成されている切欠部28aに対向する位置(切欠部28aを通った混合ガスが当たる位置)に配置している。切欠部28aを通った混合ガスが底面40Aに当たると、混合ガスに含まれている潤滑油等の油分が液化し、液化した油分が切欠部28aを通って圧縮機構部側(下方)に戻される。
さらに、収容空間形成部材40(底壁部材44)の底面40Aを、固定子コア20の端面20A(20B)から軸方向に沿って設定距離Lだけ離れた位置に配置している。設定距離Lは、切欠部28aを通った混合ガスが底面40Aに当たることによって混合ガスに含まれている油分が液化するとともに、混合ガスに含まれている冷却媒体が固定子コア20の端面20A(20B)と底面40Aの間を通ることができる距離に設定される。
外壁部材32には、ティース22に巻き付けられた固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容空間40a内に通すための溝34が形成されている。固定子巻線60の一方の端部61(1)は、溝34を介して収容空間40a内に収容される。この時、固定子巻線60の一方の端部61(1)は、収容空間40a内での移動が阻止されている状態で収容空間40a内に収容される。
本実施の形態では、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容空間40a内に収容した状態で収容空間40a内に樹脂を充填することによって、固定子巻線60の一方の端部61(1)の収容空間40a内での移動を阻止している。
ここで、収容空間40a内に充填された樹脂が、軸方向に沿って、開口40Cから収容空間40aの外に抜け出るおそれがある。樹脂が収容空間40aから抜け出ると、樹脂とともに、固定子巻線60の一方の端部61(1)も収容空間40aから抜け出てしまう。
軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口40Cを有している場合、樹脂が開口40Cから抜け出るには、軸方向に沿った外力が樹脂に印加される必要がある。このため、軸方向に沿った力が樹脂に印加されるのを規制することによって、樹脂が開口40Cから抜け出るのを防止することができる。軸方向に沿った力が樹脂に印加されるのを規制する方法としては、収容空間40aを形成する壁面のうち軸方向に沿って延びている壁面に、凹部を形成する窪みを設ける方法が考えられる。
本実施の形態では、外壁部材32の外周面32aに切欠面32bを形成することによって、外壁部材32の外周面32aに凹部(切欠部)40bを設けている。切欠面32b(凹部40b)の形状、位置や数は、収容空間40a内に充填された樹脂に、軸方向に沿って開口40Cから抜け出る方向の力が印加された時に、この軸方向に沿った力が、樹脂と当接する切欠面32bによって打ち消されるように設定される。
なお、本実施の形態では、収容空間形成部材40を、端部絶縁部材30とともに樹脂によって一体成形している。
ここで、樹脂を一体成形することによって、外壁部材32の外周面32aの、収容空間40aに対応する箇所に切欠面32bを形成するには、切欠面32bを形成するための金型を斜めに配置する必要がある。本実施の形態では、図8および図9に示されているように、金型を、周壁部材43側から、外壁部材32の外周面32aの、収容空間40aに対応する箇所に斜めに配置している。これにより、周壁部材43の周壁面43aに切欠面(凹部)を形成する場合に比べて、容易に成形することができる。
なお、図8および図9に示されている周壁面43b、底壁面44bは、このような金型を用いることによって形成されたものである。
外壁部材32の外周面32aに、切欠面32b(凹部40b)を形成する方法としては、これ以外の方法を用いることもできる。
収容空間形成部材40の底面40Aを、固定子コア20の端面20Aと平行(「略平行」を含む)に配置すると、切欠部28aを通って出てくる混合ガスが底面40Aに直角(あるいは略直角)に当たるため、混合ガスにより底面40Aに作用する外力が大きい。混合ガスによる外力の影響を低減するためには、例えば、収容空間形成部材40を構成する壁部材の厚さを大きくすることによって収容空間形成部材40(底壁部材44)の強度を高める必要がある。この方法は、コストが上昇し、また、端部絶縁部材30を樹脂によって一体成形するのが難しくなる。
コスト上昇を抑えながら、簡単な設計変更によって、収容空間形成部材の強度を高めることができる実施の形態を図11〜図13により説明する。図11は、第1の実施の形態の収容空間形成部材40の変更例を示している。図11は、第1の実施の形態の収容空間形成部材40の変更例の斜視図であり、図12は、図11のXII−XII線断面図であり、図13は、図11のXIII−XIII線断面図である。
本実施の形態では、収容空間形成部材40の底面40A’を固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させている。底面40A’の傾斜方向は、径方向に沿った断面で見て(図12、図13)、内側から外側に向けて、固定子コア20の端面20Aからの距離が長くなるように設定されている。傾斜方向は、径方向に沿って、外側から内側に向けて距離が長くなるように設定してもよいし、周方向に沿って、一方側から他方側に向けて距離が長くなるように設定してもよい。
なお、本実施の形態では、固定子コア20の端面20A上に形成されている切欠部28aの開口と底面40A’との間の間隔がLとなるように底面40A’(底壁部材44)が配置される。
第1の実施の形態では、外壁部材32の外周面32aに、樹脂が収容空間40aの開口40Cから抜け出るのを防止する切欠面32a(凹部40b)を形成したが、周壁部材43の周壁面43aに切欠面(凹部)を形成することもできる。また、端壁部材41あるいは42の端壁面に切欠面(凹部)を形成することもできる。端壁部材の端壁面に切欠面(凹部)を形成した第2の実施の形態を、図14〜図16を参照して説明する。
図14は、第2の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材130を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図15は、収容空間形成部材140の斜視図であり、図16は、図15のXVI−XVI線断面図である。
端部絶縁部材130は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材131、外壁部材132、連結部材133を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間140aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材132と、外壁部材132より径方向外側に設けられ、端壁部材141と142、周壁部材143、底壁部材144を有する収容空間形形成部材140により形成されている。収容空間140aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口140Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、端壁部材141の端壁面に切欠面(凹部)が形成されている点が第1の実施の形態と異なっている。本実施の形態では、図16に示されているように、周方向に沿った断面でみて、周方向に沿った一方側の端壁部材141の端壁面が、開口140Cの周方向に沿った一方側の端部140C1から、周方向に沿って一方方向に窪んでいる凹部140bを形成する切欠面141a、141b、141cを有している。また、切欠面141a、141b、141cのうち、軸方向に沿って固定子コア20の端面20Aと反対側に配置される切欠面141aが傾斜している。切欠面141aの傾斜方向は、開口140Cの周方向に沿った一方側の端部140C1から周方向に沿った一方方向に離れるほど、固定子コア20の端面20Aとの間の距離が短くなるように設定されている。これにより、外壁部材134に形成された溝134を通した固定子巻線60の一方の端部61(1)を開口140Cから収容空間140a内に挿入することで、固定子巻線60の一方の端部61(1)が凹部140b内に収容される。
また、本実施の形態では、周方向に沿った他方側の端壁部材142の端壁面142aは、凸部が形成されるように傾斜している。端壁面142aの傾斜方向は、開口140Cの、周方向に沿った他方側の端部140C2から周方向に沿った一方方向側に離れるほど、固定子コア20の端面20A(20B)との間の距離が短くなるように設定されている。これにより、固定子巻線60の一方の端部61(1)の凹部140b内への挿入がより容易となる。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が収容空間140a内の凹部140b内に挿入された状態で、収容空間140a内に樹脂が充填される。
本実施の形態では、収容空間140a内に充填された樹脂が切欠面141aに当接することによって、樹脂が収容空間140aの開口140Aから抜け出るのが防止される。
第2の実施の形態では、収容空間形成部材140の底面140Aを、固定子コア20の端面20Aと平行(「略平行」を含む)に配置したが、第1の実施の形態の変更例と同様に、固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させることもできる。
コスト上昇を抑えながら、簡単な設計変更によって、収容空間形成部材の強度を高めることができる実施の形態を図17により説明する。図17は、第2の実施の形態の収容空間形成部材140の変更例の斜視図である。
本実施の形態では、収容空間形成部材140の底面140A’を固定子コアの端面20Aに対して傾斜させている。底面140A’の傾斜方向は、第1の実施の形態の変更例と同様に、径方向に沿った断面で見て、内側から外側に向けて、固定子コア20の端面20Aからの距離が長くなるように設定されている。傾斜方向は、前述したように適宜設定可能である。
収容空間形成部材の端壁部材の端壁面に切欠面(凹部)を形成した他の実施の形態(第3の実施の形態)を、図18〜図20を参照して説明する。
図18は、第3の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材230を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図19は、収容空間形成部材240の斜視図であり、図20は、図19のXX−XX線断面図である。
端部絶縁部材230は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材231、外壁部材232、連結部材233を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間240aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材232と、外壁部材232より径方向外側に設けられ、端壁部材241と242、周壁部材243、底壁部材244を有する収容空間形成部材240により形成されている。収容空間240aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20Aと反対側に開口240Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、図20に示されているように、周方向に沿った断面でみて、周方向に沿った一方側の端壁部材241の端壁面241aが、周方向に沿った一方方向に窪んでいる凹部240bを形成する切欠面241b、241c、241dを有している。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が収容空間240a内の凹部240b内に挿入された状態で、収容空間140a内に樹脂が充填される。
なお、端壁部材242に形成されている穴246は、収容空間形成部材240を有する端部絶縁部材230を樹脂によって一体成形する際に、凹部240bを形成するための金型を配置することによって形成されるものである。
本実施の形態では、収容空間240a内に充填された樹脂が凹部240bを形成する切欠面241bに当接することによって、樹脂が収容空間240aの開口240Cから抜け出るのが防止される。
第3の実施の形態では、収容空間形成部材240の底面240Aを、固定子コア20の端面20Aと平行(「略平行」を含む)に配置したが、第1の実施の形態の変更例と同様に、固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させることもできる。
コスト上昇を抑えながら、簡単な設計変更によって、収容空間形成部材の強度を高めることができる実施の形態を図21により説明する。図21は、第3の実施の形態の収容空間形成部材240の変更例の斜視図である。
本実施の形態では、収容空間形成部材240の底面240A’を固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させている。底面240A’の傾斜方向は、第1の実施の形態の変更例と同様に、径方向に沿った断面で見て、内側から外側に向けて、固定子コア20の端面20Aからの距離が長くなるように設定されている。傾斜方向は、前述したように適宜設定可能である。
第1〜第3の実施の形態では、収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている側壁面の少なくとも一つに切欠面(凹部)を形成することによって、収容空間内に充填されている樹脂が収容空間の開口から抜け出るのを防止したが、収容空間内に、軸方向と交差する方向に沿って延びる延出部材を設けることによって、収容空間内に充填されている樹脂が収容空間の開口から抜け出るのを防止することもできる。
第4の実施の形態の電動機(固定子)を、図22〜図25を参照して説明する。図22は、第4の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材330の、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図23は、収容空間形成部材340の斜視図であり、図24は、図23のXXIV−XXIV線断面図であり、図25は、図23のXXV−XXV線断面図である。
端部絶縁部材330は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材331、外壁部材332、連結部材333を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間340aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材332と、外壁部材332より径方向外側に設けられ、端壁部材341と342、周壁部材343、底壁部材344を有する収容空間形成部材340により形成されている。収容空間340aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20Aと反対側に開口340Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、収容空間340a内に、外壁部材332の外周面332aと周壁部材343の周壁面343aの間に、径方向(軸方向と交差する方向)に沿って延びている延出部材347が設けられている。延出部材347は、図24に示されているように、底壁面344aから離れている位置、すなわち、底壁面344aと延出部材347の間に空間が形成される位置に形成されている。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が底壁面344aと延出部材347との間の空間を通された状態で、収容空間340a内に樹脂が充填される。
なお、周壁部材343に形成されている穴348は、収容空間形成部材340を有する端部絶縁部材330を樹脂で一体成形する際に、底壁面344aと延出部材347との間に空間を形成するための金具を配置することによって形成されるものである。
本実施の形態では、収容空間340a内に充填された樹脂が延出部材347に当接することによって、樹脂が収容空間340aの開口340Cから抜け出るのが防止される。また、固定子巻線60の一方の端部61(1)が底壁面344aと延出部材347との間を通されることによって、固定子巻線60の一方の端部61(1)の移動をより確実に防止することができる。
第4の実施の形態では、収容空間形成部材340の底面340Aを、固定子コア20の端面20Aと平行(「略平行」を含む)に配置したが、第1の実施の形態の変更例と同様に、固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させることもできる。
コスト上昇を抑えながら、簡単な設計変更によって、収容空間形成部材の強度を高めることができる実施の形態を図26〜図28により説明する。図26は、第4の実施の形態の収容空間形成部材340の変更例の斜視図であり、図27は、図26のXXVII−XXVII線断面図であり、図28は、図26のXXVIII−XXVIII線断面図である。
本実施の形態では、収容空間形成部材340の底面340A’を固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させている。底面340A’の傾斜方向は、第1の実施の形態の変更例と同様に、径方向に沿った断面で見て、内側から外側に向けて、固定子コア20の端面20Aからの距離が長くなるように設定されている。傾斜方向は、前述したように適宜設定可能である。
第4の実施の形態およびその変更例では、径方向に沿って延びている延出部材347の両端部を外壁部材332の外周面332aと周壁部材343の周壁面343aに接続してブリッジを形成したが、延出部材347の一方の端部のみを外壁部材332の外周面332aまたは周壁部材343の周壁面343aに接続してもよい。すなわち、延出部材347の少なくとも一方の端部が、外壁部材332の外周面332aまたは周壁部材343の周壁面343aに接続されていればよい。この場合でも、収容空間340a内に充填されている樹脂が延出部材347に当接することによって、樹脂が収容空間340aの開口340Cが抜け出るのを防止することができる。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を底壁面344aと延出部材347との間に通したが、収容空間340a内の適宜の箇所に収容することができる。この場合でも、収容空間340a内に充填されている樹脂が延出部材347に当接することで、樹脂が収容空間340aの開口340Cが抜け出るのを防止することができる。
また、延出部材347を径方向に沿って延びるように設けたが、延出部材347は、軸方向と交差する方向に沿って延びていればよい。例えば、端壁部材341と342の端壁面の少なくとも一方から、周方向に沿って延びている延出部材を設けてもよい。
延出部材347の形状、位置、数等は、適宜変更可能である。
第1〜第3の実施の形態では、収容空間内に充填されている樹脂が収容空間の開口から抜け出るのを防止するための抜け出し防止構造として、収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている側壁面の少なくとも一つに切欠面(凹部)を形成したが、孔を形成することもできる。
第5の実施の形態の電動機(固定子)を、図29〜図31を参照して説明する。図29は、第5の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材430の、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図30は、収容空間形成部材440の斜視図であり、図31は、図30のXXXI−XXXI線断面図である。
端部絶縁部材430は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材431、外壁部材432、連結部材433を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間440aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材432と、外壁部材432より径方向外側に設けられ、端壁部材441と442、周壁部材443、底壁部材444を有する収容空間形成部材440により形成されている。収容空間440aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20Aと反対側に開口440Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、周壁部材443に径方向に沿って孔449が設けられている。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が収容空間440a内に収容された状態で、収容空間440a内に樹脂が充填される。
本実施の形態では、周壁部材443の孔449内に流れ込んだ樹脂が孔449に当接することによって、収容空間440a内に充填された樹脂が収容空間440aの開口440Cから抜け出るのが防止される。
第5の実施の形態では、収容空間形成部材440の底面440Aを、固定子コア20の端面20Aと平行(「略平行」を含む)に配置したが、第1の実施の形態の変更例と同様に、固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させることもできる。
コスト上昇を抑えながら、簡単な設計変更によって、収容空間形成部材の強度を高めることができる実施の形態を図32〜図33により説明する。図32は、第5の実施の形態の収容空間形成部材440の変更例の斜視図であり、図33は、図32のXXXIII−XXXIII線断面図である。
本実施の形態では、収容空間形成部材440の底面440A’を固定子コア20の端面20Aに対して傾斜させている。底面440A’の傾斜方向は、第1の実施の形態の変更例と同様に、径方向に沿った断面で見て、内側から外側に向けて、固定子コア20の端面20Aからの距離が長くなるように設定されている。傾斜方向は、前述したように適宜設定可能である。
第4の実施の形態およびその変更例では、周壁部材443に孔を設けたが、外壁部材432、端壁部材441および442のいずれかに設けることもできる。すなわち、収容空間440aを形成する壁部材のうち、軸方向に沿って延びている壁部材の少なくとも一つに孔を設けることによって、収容空間440a内に充填された樹脂が開口440Cから抜け出るのを防止することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
固定子コアの外周面を軸方向に沿って切り欠いた切欠面とケースによって通路(冷却媒体通路)を構成したが、固定子コアに軸方向に沿って形成した孔によって通路を構成することもできる。
収容空間の位置や形状は、固定子コアに設けられる通路(冷却媒体通路)の位置や形状等に応じて適宜設定される。
外壁部材を用いて収容空間を形成した(外壁部材を収容空間形成部材の一部として用いた)が、外壁部材を用いないで(収容空間形成部材のみによって)収容空間を形成することもできる。
本発明は、電動機として構成することもできるし、圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動機が圧縮機構部の上方に配置されている圧縮機として構成することもできる。
なお、本発明は、以下のように構成することもできる。
例えば、「(態様1)請求項1〜4のいずれか1項の電動機であって、前記収容空間は、前記複数の壁部材の壁面により形成されており、前記収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている少なくとも一つの壁面の一部は、凹部を形成するように窪んでおり、前記固定子巻線の一方の端部が前記収容空間に収容された状態で、前記収容空間内に樹脂が充填されており、前記凹部は、前記収容空間に充填された樹脂が前記収容空間の開口から抜け出るのが抑制されるように形成されていることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様2)態様1の電動機であって、前記収容空間を形成する壁面には、前記外壁部材の外周面が含まれており、前記外壁部材の外周面が、前記凹部を形成するように窪んでいることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様3)態様1の電動機であって、前記収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って離れて設けられている壁面の少なくとも一つが、凹部を形成するように窪んでおり、前記凹部は、周方向に沿った断面でみて、軸方向に沿って前記固定子コアの端面と反対側が、周方向に沿って傾斜していることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様4)請求項1〜4のいずれかの電動機であって、前記収容空間は、前記複数の壁部材の壁面により形成されており、前記収容空間を形成する壁面には、前記底壁部材の底壁面と、軸方向に沿って前記底壁面から前記固定子コアの端面と反対方向に延びている複数の側壁部材の側壁面が含まれており、前記底壁面から離れた位置に、前記複数の側壁面のうちの少なくとも一つから、軸方向と交差する方向に沿って延びている延出部材が設けられており、前記固定子巻線の一方の端部が前記収容空間に収容された状態で、前記収容空間内に樹脂が充填されていることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様5)態様4の電動機であって、前記固定子巻線の一方の端部は、前記収容空間の底壁面と前記延出部材の間を通されていることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様6)態様4または5の電動機であって、前記延出部材は、両端が側壁面に接続されていることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様7)態様4〜6のいずれかの電動機であって、前記延出部材は、径方向に沿って延びていることを特徴とする電動機。」として構成することができる。
また、「(態様8)請求項1〜4のいずれか1項の電動機であって、前記収容空間は、前記複数の壁部材の壁面により形成されており、前記複数の壁部材のうち、軸方向に沿って延びている少なくとも一つの壁部材に孔が設けられており、前記固定子巻線の一方の端部が前記収容空間に収容された状態で、前記収容空間内に樹脂が充填されていることを徴とする電動機。」として構成することができる。
10 固定子
20 固定子コア
21 ヨーク
22 ティース
22a ティース基部
22b ティース先端部
22c ティース先端面
23 スロット
25 スロット絶縁部材
26 相間絶縁部材
28 切欠面
28a 切欠部(冷却媒体通路)
30、50、130、230、330、430 端部絶縁部材
31、131、231、331、431 内壁部材
30A、130A、230A、330A、430A 端部絶縁部材の底面
31a、131a、231a、331a、431a 内周面
32、132、232、332、432 外壁部材
32a、132a、232a、332a、432a 外周面
32b 切欠面
33、133、233、333、433 連結部材
34、134、234、334、434 溝
35 凸部
40、140、240、340、440 収容空間形成部材
40a、140a、240a、340a、440a 収容空間
40b、140b、240b 切欠部(凹部)
40A、40A’、140A、140A’、240A、240A’、340A、340A’、440A、440A’、 収容空間形成の底面
41、42、141、142、241、242、341、342 、441、442端壁部材
43、143、243、343、443 周壁部材
43a、43b、343a、443a 周壁面
44、144、244、344、444 底壁部材
44a、144a、244a、344a、444a 底壁面
60 固定子巻線
61(1)〜61(3) 固定子巻線の一方の端部(中性点を形成する端部)
70 ケース(密閉容器)
141a、141b、141c、241b、241c、241d 切欠面
142a、241a、242a 端壁面
246 穴
347 延出部材
348 穴
449 孔
500 圧縮機
510 吸入管
520 吐出管
600圧縮機構部
610 シリンダ
620 偏心ロータ
630 潤滑油留め
700 電動機
710 固定子
720 固定子コア
730 固定子巻線
750 回転子
760 回転子コア
770 回転軸
800 ケース(密閉容器)
900 アキュムレータ

Claims (5)

  1. 固定子と、回転子を備え、
    前記固定子は、軸方向に沿った両側に端面を有する固定子コアと、前記固定子コアに対して軸方向に沿った両側に配置される端部絶縁部材と、固定子巻線と、前記固定子コアを収容するケースを備え、
    前記固定子コアの軸方向に沿った他方側の端面が、軸方向に沿った一方側の端面より垂直方向に沿って上方に配置されている電動機であって、
    前記固定子は、軸方向に沿って延びている通路を有し、前記通路は、前記固定子コアの両端面に開口を有しており、
    前記固定子コアに対して軸方向に沿った他方側に配置される端部絶縁部材は、前記固定子巻線の一方の端部を収容する収容空間を形成する収容空間形成部材を有しており、
    前記収容空間形成部材は、前記固定子コアの前記他方側の端面と対向する底面を有しており、前記底面は、前記固定子コアの前記他方側の端面上の前記通路の開口より軸方向に沿った他方側に、当該通路の開口と前記底面との間に間隙が形成されるように配置されていることを特徴とする電動機。
  2. 請求項1に記載の電動機であって、
    前記通路は、前記固定子コアの外周面を切り欠いた切欠面と前記ケースとによって形成されていることを特徴とする電動機。
  3. 請求項1または2に記載の電動機であって、
    前記収容空間は、軸方向に沿って前記固定子コアの前記他方側の端面と反対側が開口しているとともに、周方向に沿って延びるように形成されていることを特徴とする電動機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動機であって、
    前記各端部絶縁部材は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている複数の内壁部材と、前記内壁部材より径方向外側に配置されており、周方向に沿って延びている外壁部材と、径方向に沿って延びており、前記内壁部材と前記外壁部材を連結する複数の連結部材を有しており、
    前記外壁部材が、前記収容空間形成部材の一部として用いられていることを特徴とする電動機。
  5. 圧縮機構部と、前記圧縮機構部より上方に配置されている、前記圧縮機構部を駆動する電動機を備える圧縮機であって、前記電動機として請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動機が用いられていることを特徴とする圧縮機。
JP2012140247A 2012-06-21 2012-06-21 電動機および圧縮機 Active JP5936932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140247A JP5936932B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 電動機および圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140247A JP5936932B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 電動機および圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014007800A true JP2014007800A (ja) 2014-01-16
JP5936932B2 JP5936932B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=50105094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012140247A Active JP5936932B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 電動機および圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5936932B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007799A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Aichi Elec Co 固定子
JP2016163388A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 日本電産株式会社 固定子、モータおよび圧縮機
EP3160018A1 (en) * 2015-10-14 2017-04-26 Black & Decker Inc. Brushless motor system for power tools
WO2019026227A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 三菱電機株式会社 固定子、電動機、密閉型圧縮機および固定子の製造方法
JP2020010595A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 ハンオン システムズ 圧縮機駆動装置及びその製造方法
CN111463924A (zh) * 2019-01-18 2020-07-28 株式会社丰田自动织机 电动压缩机
WO2020166245A1 (ja) * 2019-02-12 2020-08-20 サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 電動圧縮機
CN112202263A (zh) * 2019-07-08 2021-01-08 爱知电机株式会社 电动机和压缩机
KR20210121363A (ko) * 2020-03-27 2021-10-08 두원중공업(주) 전동압축기용 모터의 보빈

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003230257A (ja) * 2001-11-30 2003-08-15 Sanko Kiki Co Ltd ステータコアへの巻線方法
JP2010166643A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Mitsubishi Electric Corp 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003230257A (ja) * 2001-11-30 2003-08-15 Sanko Kiki Co Ltd ステータコアへの巻線方法
JP2010166643A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Mitsubishi Electric Corp 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007799A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Aichi Elec Co 固定子
JP2016163388A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 日本電産株式会社 固定子、モータおよび圧縮機
CN105932808A (zh) * 2015-02-27 2016-09-07 日本电产株式会社 定子、马达以及压缩机
US10328567B2 (en) 2015-10-14 2019-06-25 Black & Decker Inc. Brushless motor system for power tools
US10328566B2 (en) 2015-10-14 2019-06-25 Black & Decker Inc. Brushless motor system for power tools
US10786894B2 (en) 2015-10-14 2020-09-29 Black & Decker Inc. Brushless motor system for power tools
US10500708B2 (en) 2015-10-14 2019-12-10 Black & Decker Inc. Power tool
US11951603B2 (en) 2015-10-14 2024-04-09 Black & Decker Inc. Brushless motor system for power tools
EP3160018A1 (en) * 2015-10-14 2017-04-26 Black & Decker Inc. Brushless motor system for power tools
WO2019026227A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 三菱電機株式会社 固定子、電動機、密閉型圧縮機および固定子の製造方法
CZ309981B6 (cs) * 2017-08-03 2024-04-03 Mitsubishi Electric Corporation Stator, elektrický motor a hermetický kompresor
CN111033954A (zh) * 2017-08-03 2020-04-17 三菱电机株式会社 定子、电动机、密闭型压缩机以及定子的制造方法
CN111033954B (zh) * 2017-08-03 2022-05-10 三菱电机株式会社 定子、电动机、密闭型压缩机以及定子的制造方法
JP7004688B2 (ja) 2018-07-11 2022-01-21 ハンオン システムズ 圧縮機駆動装置及びその製造方法
KR102336621B1 (ko) * 2018-07-11 2021-12-09 한온시스템 주식회사 압축기 구동 장치 및 상기 장치의 제조 방법
US11713754B2 (en) 2018-07-11 2023-08-01 Hanon Systems Device for driving a compressor and method for assembling the device
KR20200006915A (ko) * 2018-07-11 2020-01-21 한온시스템 주식회사 압축기 구동 장치 및 상기 장치의 제조 방법
JP2020010595A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 ハンオン システムズ 圧縮機駆動装置及びその製造方法
CN111463924A (zh) * 2019-01-18 2020-07-28 株式会社丰田自动织机 电动压缩机
JP2020129944A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 電動圧縮機
WO2020166245A1 (ja) * 2019-02-12 2020-08-20 サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 電動圧縮機
CN112202263A (zh) * 2019-07-08 2021-01-08 爱知电机株式会社 电动机和压缩机
CN112202263B (zh) * 2019-07-08 2023-07-21 爱知电机株式会社 电动机和压缩机
KR20210121363A (ko) * 2020-03-27 2021-10-08 두원중공업(주) 전동압축기용 모터의 보빈
KR102372690B1 (ko) 2020-03-27 2022-03-11 두원중공업(주) 전동압축기용 모터의 보빈

Also Published As

Publication number Publication date
JP5936932B2 (ja) 2016-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5936932B2 (ja) 電動機および圧縮機
JP6068018B2 (ja) 固定子
US9419481B2 (en) Rotary electric machine
JP5259934B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP5372468B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
CN105356644B (zh) 无刷电机
JP5952204B2 (ja) 動力伝達装置
JP2012200068A (ja) 回転電機
CN109923757B (zh) 永久磁铁式旋转电机及使用永久磁铁式旋转电机的压缩机
JP2011055576A (ja) 圧縮機
JP2007074898A (ja) 永久磁石式回転電機およびそれを用いた圧縮機
JP2018059408A (ja) 圧縮機
JP2009033860A (ja) 回転電機
JP6336711B2 (ja) 電動機
JP5529073B2 (ja) 固定子、モータ及び圧縮機
JP2013258889A (ja) 誘導電動機
JP2005184874A (ja) 電動圧縮機
JP5913028B2 (ja) 電動ポンプ
JP2014096971A (ja) 圧入固定構造
JP2017184451A (ja) 誘導電動機および圧縮機
JP2016073058A (ja) インバータ一体型電動機
CN107852063A (zh) 电动马达
JP5193094B2 (ja) 永久磁石電動機
JP2010051075A (ja) アキシャルギャップ型回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP6468486B2 (ja) 固定子、モータおよび圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5936932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250