JP2014007799A - 固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子巻線の端部の移動を確実に防止することができる技術を提供する。
【解決手段】固定子コア20の軸方向両側に設けられる端部絶縁部材のうちの少なくとも一方の絶縁部材30は、外壁部材32の外周側に収容空間形成部材40を有している。外壁部材32と収容空間形成部材40によって、軸方向に沿って固定子コア20の端面20Aと反対側が開口しているとともに、周方向に沿って延びている収容空間40aが形成されている。収容空間40aを形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている壁面(例えば、外壁部材32の外周面32a)は、凹部40bを形成する窪みを有している。そして、固定子巻線の端部61(1)が収容空間40aに収容された状態で、収容空間40a内に樹脂が充填されている。凹部40bは、収容空間40a内に充填された樹脂が収容空間40aから抜け出るのが抑制されるように形成されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、電動機の固定子に関し、特に、固定子巻線の端部を固定する技術に関する。
電動機は、固定子コアおよび固定子巻線を有する固定子と、回転子により構成されている。固定子コアは、例えば、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている環状のヨークと、ヨークから径方向内側に突出し、周方向に間隔を空けて設けられている複数のティースを有している。各ティースは、径方向に延びているティース基部と、ティース基部の先端に設けられ、周方向に沿って延びているティース先端部を有している。回転子は、ティース先端部との間に空隙を有している状態で、回転可能に支持されている。
固定子巻線をティースに巻き付ける方式としては、集中巻き方式や分布巻き方式が用いられる。集中巻き方式により固定子巻線をティースに巻き付ける場合には、固定子コアの軸方向両側に端部絶縁部材が設けられる。そして、固定子巻線は、端部絶縁部材とティースに直接に巻かれる。この場合、固定子巻線の端部、特に、中性点を形成する端部を、振動等によって移動しないように固定する必要がある。
固定子巻線の端部が移動するのを防止するために、収容部材を用いた固定子が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている固定子では、固定子巻線の端部は、端部絶縁部材と収容部材によって形成される収容空間内に配置されている。
特開2010−45951号公報
特許文献1に開示されている固定子では、端部絶縁部材と収容部材によって形成される収容空間外への、固定子巻線の端部の移動は防止されている。しかしながら、収容空間内での固定子巻線の端部の移動が可能である。特に、中性点等の共通点に接続されている端部は、先端が自由に移動可能である。このため、固定子巻線の端部に絶縁不良が発生するおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、固定子巻線の一方の端部を確実に固定することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、以下のように構成される。なお、「軸方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、回転子の中心を通る線(回転中心線)の方向を示す。また、「周方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心線を中心とする円周方向を示す。また、「径方向」は、回転子が固定子に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向に直角な断面でみて、回転中心線を通る方向を示す。
一つの発明は、固定子に関する。本発明の固定子は、軸方向両側に端面を有する固定子コアと、固定子コアの軸方向両側に、固定子コアの端面と対向する位置に設けられている端部絶縁部材と、固定子コアおよび端部絶縁部材に巻き付けられた固定子巻線を備えている。各端部絶縁部材は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている内壁部材と、内壁部材より径方向外側に配置されており、周方向に沿って延びている外壁部材と、径方向に沿って延びており、内壁部材と前記外壁部材を連結する連結部材を有している。典型的には、外壁部材は固定子コアのヨークに対向する位置に配置され、内壁部材は、固定子コアのティースのティース先端部に対向する位置に配置され、連結部材は、固定子コアのティースのティース基部に対向する位置に配置される。固定子巻線は、集中巻き方式により、固定子コアと端部絶縁部材が一体となるように、固定子コアのティース(ティース基部)と端部絶縁部材の連結部材に巻き付けられる。
本発明の固定子では、端部絶縁部材の少なくとも一方は、外壁部材より径方向外側に、固定子巻線の一方の端部を収容する収容空間を有している。収容空間は、軸方向に沿って固定子コアの端面と反対側が開口しているとともに、周方向に沿って延びている。固定子巻線の一方の端部は、振動等によって移動し易い端部、典型的には、中性点を形成する端部が対応する。
そして、固定子巻線の一方の端部は、収容空間内での移動が阻止された状態で収容空間内に収容されている。固定子巻線の端部が収容空間内で移動するのを阻止する方法としては、例えば、固定子巻線の端部を収容空間内に収容した状態で収容空間内に樹脂を充填する方法、さらに、収容空間内に充填された樹脂が収容空間の開口から抜け出るのを抑制する構造を設ける方法、あるいは、収容空間内に収容された固定子巻線の端部を保持する保持手段を設ける方法等を用いることができる。
本発明では、固定子巻線の一方の端部を確実に固定することができる。
本発明の異なる形態では、収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている少なくとも一つの壁面の一部が、凹部を形成するように窪んでいる。軸方向に沿って延びている壁面としては、例えば、軸方向に直角な断面でみて、周方向に沿って延びている周壁面や、径方向に沿って延びている端壁面が対応する。
そして、固定子巻線の一方の端部が収容空間内に収容された状態で、収容空間内に樹脂が充填されている。凹部の形状、凹部を形成する位置や凹部の数等は、収容空間に充填された樹脂が収容空間の開口から抜け出るのが抑制されるように設定される。
本形態では、固定子巻線の一方の端部をより確実に固定することができる。
本発明の他の異なる形態では、外壁部材の外周面が収容空間を形成する壁面として用いられている。そして、外壁部材の外周面は、凹部が形成されるように窪んでいる。
本形態では、収容空間を有する端部絶縁部材を樹脂で一体成形する際に、樹脂が収容空間から抜け出るのを抑制するための凹部を容易に形成することができる。
本発明のさらに他の異なる形態では、収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って離れて設けられている壁面の少なくとも一方が、凹部を形成するように窪んでいる。そして、凹部は、周方向に沿った断面で見て、軸方向に沿って固定子コアの端面と反対側が、周方向に沿って傾斜している。傾斜方向は、典型的には、収容空間の開口の端部から周方向に沿って離れるほど固定子巻線の端面との間の距離が短くなるように設定される。
なお、周方向に沿って離れて設けられている壁面の一方を、凹部が形成されるように窪ませ、他方を、凸部が形成されるように突出させてもよい。例えば、他方の壁面は、周方向に沿った断面で見て、軸方向に沿って固定子コアの端面と反対側が、周方向に沿って傾斜している。傾斜方向は、典型的には、収容空間の開口の端部から周方向に沿って離れるほど固定子巻線の端面との間の距離が短くなるように設定される。
本形態では、固定子巻線の一方の端部を、収容空間の開口から挿入することによって収容空間内の凹部に収容することができる。これにより、作業性が向上する。
本発明のさらに他の異なる形態では、収容空間は、軸方向に沿って開口と反対側(固定子コアの端面側)に設けられている底壁面と、軸方向に沿って底壁面から固定子コアの端面と反対方向に延びている複数の側壁面により形成されている。また、複数の側壁面の少なくとも一つから、軸方向と交差する方向に沿って延びている延出部材が設けられている。軸方向と交差する方向には、例えば、径方向に沿った方向や、周方向に沿った方向が含まれる。なお、延出部材は、底壁面と延出部材の間に空間が形成されるように、底壁面から離れた位置に設けられる。そして、固定子巻線の一方の端部が収容空間内に収容された状態で、収容空間内に樹脂が充填されている。延出部材は、一方の端部のみが側壁面に接続されていてもよいし、両方の端部が側壁面に接続されていてもよい。
本形態では、延出部材によって、収容空間内に充填された樹脂が収容空間から抜け出るのが抑制される。
本発明のさらに他の異なる形態では、固定子巻線の一方の端部が、収容空間の底壁面と延出部材の間を通されている。
本形態では、固定子巻線の一方の端部をより確実に固定することができる。
本発明のさらに他の異なる形態では、延出部材は、両端部が側壁面に接続され、ブリッジとして構成されている。
本形態では、延出部材を有する端部絶縁部材を、樹脂で容易に一体成形することができる。
本発明のさらに他の異なる形態では、延出部材は、径方向に沿って延びている。
本形態では、延出部材を有する端部絶縁部材を、樹脂で容易に一体成形することができる。
本発明のさらに他の異なる形態では、外壁部材の外周面が収容空間を形成する壁面として用いられている。
本形態では、延出部材を有する端部絶縁部材を、樹脂で容易に一体成形することができる。
他の発明は、前記したいずれかの固定子を備える電動機に関する。
本発明の電動機では、固定子巻線の一方の端部を確実に固定することができる。
本発明の固定子および電動機を用いることにより、固定子巻線の一方の端部を確実に固定することができる。
第1の実施の形態の固定子(電動機)の斜視図である(ケースは図示されていない)。 第1の実施の形態の固定子(電動機)の正面図である(ケースは図示されていない)。 固定子コアの部分断面図である。 図2の矢印IV方向から見た図(ケースが図示されている)である。 図2のV−V線断面図(ケースが図示されている)である。 第1の実施の形態の固定子(電動機)で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第1の実施の形態の固定子(電動機)で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った他方側から見た斜視図である。 第1の実施の形態の固定子(電動機)の収容空間形成部材の斜視図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8のX−X線断面図である。 第2の実施の形態の固定子(電動機)で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第2の実施の形態の固定子(電動機)の収容空間形成部材の斜視図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。 第3の実施の形態の固定子(電動機)で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第3の実施の形態の固定子(電動機)の収容空間形成部材の斜視図である。 図15のXVI−XVI線断面図である。 第4の実施の形態の固定子(電動機)で用いている端部絶縁部材を、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。 第4の実施の形態の固定子(電動機)の収容空間形成部材の斜視図である。 図18のXIX−XIX線断面図である。 図18のXX−XX線断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
第1の実施の形態の電動機の固定子10を、図1〜7を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態の電動機の固定子10の斜視図であり、図2は、固定子10の正面図である。図3は、固定子コア10の部分断面図である。図4は、図2の矢印IV方向から見た図(平面図)であり、図5は、図2のV−V線断面図である。なお、図4および図5には固定子コア20の外周側にケース70が図示されているが、図1および図2にはケース70が図示されていない。
本明細書では、「軸方向」は、回転子が固定子10に対して回転可能に支持されている状態において、回転子の中心を通る線(図1に示されている回転中心線P)の方向を示す。また、「周方向」は、回転子が固定子10に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向(回転中心線Pの方向)に直角な断面でみて、回転中心線Pを中心とする円周方向を示す。また、「径方向」は、回転子が固定子10に対して回転可能に支持されている状態において、軸方向(回転中心線Pの方向)に直角な断面でみて、回転中心線Pを通る方向を示す。
本実施の形態の電動機は、固定子10と、回転子(図示省略)により構成されている。
固定子10は、固定子コア20と、端部絶縁部材30および50と、固定子巻線60を有している。
固定子コア20は、複数の薄板状の電磁鋼板を軸方向に積層し、オートクランプ等で一体化した積層体により構成され、軸方向両側に端面20A、20Bを有する円筒状(略円筒状を含む)に形成されている。固定子コア20は、図3に示されているように、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びているヨーク21と、周方向に間隔を空けて、ヨーク21から径方向内側(回転中心線P側)に延びている複数のティース22を有している。ヨーク21は、環状(略環状を含む)に形成されている。各ティース22は、ヨーク21から径方向内側に延びているティース基部22aと、ティース基部22aの先端側に設けられ、周方向に沿って延びているティース先端部22bを有している。ティース先端部22bには、ヨーク21と反対側にティース先端面22cが形成されている。ティース先端面22cは、回転中心線Pを中心とする円弧形状に形成されている。
本実施の形態では、回転子は、ティース先端面22cによって形成される回転子収容空間内に、回転子の外周面とティース先端面22cとの間に空隙(ギャップ)を有している状態で回転可能に支持されている。
ヨーク21と周方向に隣接する2つのティース22によって、スロット23が形成されている。スロット23は、周方向に隣接する2つのティース22のティース先端部22bの間にスロット開口部23aを有している。
スロット23内には、スロット絶縁部材25が設けられている。そして、スロット絶縁部材25が配置されている状態で、固定子巻線60がスロット23内に挿入される。
また、スロット23内には、周方向に隣接する固定子巻線60間を絶縁するために、相間絶縁部材26が挿入されている。本実施の形態では、相間絶縁部材26は、シート状の絶縁部材を折り曲げて形成され、軸方向に直角な断面で見て、V字状(略V字状を含む)を有している。
端部絶縁部材30、50は、固定子コア20の軸方向両側に、端面20A、20Bに対向する位置に設けられる。図1および図2では、端部絶縁部材50が簡略化されて図示されているが、本実施の形態では、端部絶縁部材30と50は同じ構成であるため、以下では、端部絶縁部材30の構成について説明する。
端部絶縁部材30は、図6および図7に示されているように、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている複数の内壁部材31と、内壁部材31より径方向外側に配置され、周方向に沿って延びている外壁部材32と、径方向に沿って延びており、内壁部材31と外壁部材32を連結する複数の連結部材33を有している。なお、内壁部材31と外壁部材32は、軸方向に沿って(壁状に)延びている。
端部絶縁部材30の底面30Aに形成されている凸部35は、端部絶縁部材30を固定子コア20の端面20Aあるいは20B上の所定の位置に配置するための位置決め部材であり、固定子コア20の端面20Aあるいは20Bに形成されている凹部(図示していない)に係合可能に構成されている。端部絶縁部材30が固定子コア20の軸方向一方側に配置された状態(端部絶縁部材30の端面30Aが固定子コア20の端面20Aあるいは20Bに当接した状態)において、内壁部材31は、ティース22のティース先端部22bに対向する位置に配置され、外壁部材32は、ヨーク21に対向する位置に配置され、接続部材33は、ティース22のティース基部22aに対向する位置に配置される。
なお、端部絶縁部材30が固定子コア20の軸方向一方側に配置された状態において、内壁部材31の内周面(回転子側の面)が、ティース先端面22cより回転子側に飛び出ないように構成するのが好ましい。端部絶縁部材30の連結部材33は、固定子巻線60をティース22に集中巻き方式で巻き付ける際に用いられる。
ここで、ティース22と端部絶縁部材30(50)の連結部材33に直接巻き付けられた固定子巻線60は、一方の端部と他方の端部を有している。固定子巻線60の各端部は、固定子巻線60の結線方法に応じて処理される。例えば、スター結線される場合には、3相(U相、V相、W相)の固定子巻線60の一方の端部は、共通に接続されて中性点を形成し、他方の端部は、外部電源に接続するために外部に引き出される。本実施の形態では、3つのスター結線された固定子巻線60が並列に接続されている。図1および図4に示されている、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)は、それぞれ、中性点を形成する、U相、V相、W相の固定子巻線60の一方の端部をスター結線毎に束ねたものを表している。中性点を形成する、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)は、通常、接続点保護部材によって覆われる。なお、図1および図4には図示されていないが、固定子巻線60の他方の端部は、それぞれ、U相、V相、W相の3つの固定子巻線60を相毎に束ねた状態で外部に引き出される。
固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)が本発明の「収容部材に収容される固定子巻線の一方の端部」に対応する。
固定子巻線60の結線方法、並列に接続する固定子巻線60の数等は、適宜選択可能である。
また、端部絶縁部材30に、固定子巻線60の一方の端部61(1)〜61(3)を収容する収容空間40aを形成する収容空間形成部材40が設けられている。収容空間形成部材40の構成は、図8〜図10に示されている。図8は、収容空間形成部材40の斜視図であり、図9は、図8のIX−IX線断面図であり、図10は、図8のX−X線断面図である。
本実施の形態では、収容空間40aは、外壁部材32と、外壁部材32より径方向外側に設けられている収容空間形成部材40により形成されている。収容空間40aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口40Cを有し(固定子コア20の端面と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
収容空間形成部材40は、端壁部材41と42、周壁部材43、底壁部材44を有している。底壁部材44は、固定子コア20の端面20A(20B)と対向する位置に、固定子コア20の端面20A(20B)と平行(「略平行」を含む)に設けられている。周壁部材43は、径方向に沿って外壁部材32より外側に、周方向に沿って(外壁部材32と平行(「略平行」を含む)に)延びているとともに、底壁部材44から軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対方向に延びている。端壁部材41と42は、周方向に沿って互いに離れた位置で、底壁部材44から軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対方向に延びているとともに、外壁部材32と周壁部材43の間において径方向に沿って延びている。すなわち、収容空間40aは、外壁部材32の外周面32a、底壁部材44の底壁面44a、周壁部材43の周壁面43a、端壁部材41および42の端壁面を壁面として形成されている。
本実施の形態では、軸方向に沿って延びている外壁部材32の外周面32a、周壁部材43の周壁面43a、端壁部材41および42の端壁面が、本発明の「収容空間を形成する複数の側壁面」に対応する。
外壁部材32には、ティース22に巻き付けられた固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容空間40a内に通すための溝34が形成されている。固定子巻線60の一方の端部61(1)は、溝34を介して収容空間40a内に収容される。この時、固定子巻線60の一方の端部61(1)は、収容空間40a内での移動が阻止されている状態で収容空間40a内に収容される。
本実施の形態では、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容空間40a内に収容した状態で収容空間40a内に樹脂を充填することによって、固定子巻線60の一方の端部61(1)の収容空間40a内での移動を阻止している。
ここで、収容空間40a内に充填された樹脂が、軸方向に沿って、開口40Cから収容空間40aの外に抜け出るおそれがある。樹脂が収容空間40aから抜け出ると、樹脂とともに、固定子巻線60の一方の端部61(1)も収容空間40aから抜け出てしまう。
軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口40Cを有している場合、樹脂が開口40Cから抜け出るには、軸方向に沿った外力が樹脂に印加される必要がある。このため、軸方向に沿った力が樹脂に印加されるのを規制することによって、樹脂が開口40Cから抜け出るのを防止することができる。軸方向に沿った力が樹脂に印加されるのを規制する方法としては、収容空間40aを形成する壁面のうち軸方向に沿って延びている壁面に、凹部を形成する窪みを設ける方法が考えられる。
本実施の形態では、外壁部材32の外周面32aに切欠面32bを形成することによって、外壁部材32の外周面32aに凹部(切欠部)40bを設けている。切欠面32b(凹部40b)の形状、位置や数は、収容空間40a内に充填された樹脂に、軸方向に沿って開口40Cから抜け出る方向の力が印加された時に、この軸方向に沿った力が、樹脂と当接する切欠面32bによって打ち消されるように設定される。
なお、本実施の形態では、収容空間形成部材40を、端部絶縁部材30とともに樹脂によって一体成形している。
ここで、樹脂を一体成形することによって、外壁部材32の外周面32aの、収容空間40aに対応する箇所に切欠面32bを形成するには、切欠面32bを形成するための金型を斜めに配置する必要がある。本実施の形態では、図8および図9に示されているように、金型を、周壁部材43側から、外壁部材32の外周面32aの、収容空間40aに対応する箇所に斜めに配置している。これにより、周壁部材43の周壁面43aに切欠面(凹部)を形成する場合に比べて、容易に成形することができる。
なお、図8および図9に示されている周壁面43b、底壁面44bは、このような金型を用いることによって形成されたものである。
外壁部材32の外周面32aに、切欠面32b(凹部40b)を形成する方法としては、これ以外の方法を用いることもできる。
第1の実施の形態では、外壁部材32の外周面32aに、樹脂が収容空間40aの開口40Cから抜け出るのを防止する切欠面32a(凹部40b)を形成したが、周壁部材43の周壁面43aに切欠面(凹部)を形成することもできる。また、端壁部材41あるいは42の端壁面に切欠面(凹部)を形成することもできる。端壁部材の端壁面に切欠面(凹部)を形成した第2の実施の形態を、図11〜図13を参照して説明する。
図11は、第2の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材130の、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図12は、収容空間形成部材140の斜視図であり、図13は、図12のXIII−XIII線断面図である。
端部絶縁部材130は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材131、外壁部材132、連結部材133を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間140aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材132と、外壁部材132より径方向外側に設けられ、端壁部材141と142、周壁部材143、底壁部材144を有する収容空間形形成部材140により形成されている。収容空間140aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口140Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、端壁部材141の端壁面に切欠面(凹部)が形成されている点が第1の実施の形態と異なっている。本実施の形態では、図13に示されているように、周方向に沿った断面でみて、周方向に沿った一方側の端壁部材141の端壁面が、開口140Cの周方向に沿った一方側の端部140C1から、周方向に沿った一方方向に窪んでいる凹部140bを形成する切欠面141a、141b、141cを有している。また、切欠面141a、141b、141cのうち、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に配置される切欠面141aが傾斜している。切欠面141aの傾斜方向は、開口140Cの周方向に沿った一方側の端部140C1から周方向に沿った一方方向に離れるほど、固定子コア20の端面20A(20B)との間の距離が短くなるように設定されている。これにより、外壁部材132に形成された溝134を通した固定子巻線60の一方の端部61(1)を開口140Cから収容空間140a内に挿入することで、固定子巻線60の一方の端部61(1)が凹部140b内に収容される。
また、本実施の形態では、周方向に沿った他方側の端壁部材142の端壁面142aは、凸部が形成されるように傾斜している。端壁面142aの傾斜方向は、開口140Cの、周方向に沿った他方側の端部140C2から周方向に沿った一方方向側に離れるほど、固定子コア20の端面20A(20B)との間の距離が短くなるように設定されている。これにより、固定子巻線60の一方の端部61(1)の凹部140b内への挿入がより容易となる。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が収容空間140a内の凹部140b内に挿入された状態で、収容空間140a内に樹脂が充填される。
本実施の形態では、収容空間140a内に充填された樹脂が切欠面141aに当接することによって、樹脂が収容空間140aの開口140Aから抜け出るのが防止される。
収容空間形成部材の端壁部材の端壁面に切欠面(凹部)を形成した他の実施の形態(第3の実施の形態)を、図14〜図16を参照して説明する。
図14は、第3の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材230の、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図15は、収容空間形成部材240の斜視図であり、図16は、図15のXVI−XVI線断面図である。
端部絶縁部材230は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材231、外壁部材232、連結部材233を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間240aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材232と、外壁部材232より径方向外側に設けられ、端壁部材241と242、周壁部材243、底壁部材244を有する収容空間形成部材240により形成されている。収容空間240aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口240Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、図16に示されているように、周方向に沿った断面でみて、周方向に沿った一方側の端壁部材241の端壁面241aが、周方向に沿った一方方向に窪んでいる凹部240bを形成する切欠面241b、241c、241dを有している。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が収容空間240a内の凹部240b内に挿入された状態で、収容空間140a内に樹脂が充填される。
なお、端壁部材242に形成されている穴246は、収容空間形成部材240を有する端部絶縁部材230を樹脂によって一体成形する際に、凹部240bを形成するための金型を配置することによって形成されるものである。
本実施の形態では、収容空間240a内に充填された樹脂が凹部240bを形成する切欠面241bに当接することによって、樹脂が収容空間240aの開口240Cから抜け出るのが防止される。
第1〜第3の実施の形態では、収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている側壁面の少なくとも一つに切欠面(凹部)を形成することによって、収容空間内に充填されている樹脂が収容空間の開口から抜け出るのを防止したが、収容空間内に、軸方向と交差する方向に沿って延びる延出部材を設けることによって、収容空間内に充填されている樹脂が収容空間の開口から抜け出るのを防止することもできる。
第4の実施の形態の電動機(固定子)を、図17〜図20を参照して説明する。図17は、第4の実施の形態の電動機(固定子)で用いている端部絶縁部材330の、軸方向に沿った一方側から見た斜視図である。図18は、収容空間形成部材340の斜視図であり、図19は、図18のXIX−XIX線断面図であり、図20は、図18のXX−XX線断面図である。
端部絶縁部材330は、第1の実施の形態の端部絶縁部材30と同様に、内壁部材331、外壁部材332、連結部材333を有している。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を収容する収容空間340aは、第1の実施の形態の収容空間40aと同様に、外壁部材332と、外壁部材332より径方向外側に設けられ、端壁部材341と342、周壁部材343、底壁部材344を有する収容空間形成部材340により形成されている。収容空間340aは、軸方向に沿って固定子コア20の端面20A(20B)と反対側に開口340Cを有し(固定子コア20と反対側が開口し)、周方向に沿って延びている。
本実施の形態では、収容空間340a内に、外壁部材332の外周面332aと周壁部材343の周壁面343aの間に、径方向(軸方向と交差する方向)に沿って延びている延出部材347が設けられている。延出部材347は、図19に示されているように、底壁面344aから離れている位置、すなわち、底壁面344aと延出部材347の間に空間が形成される位置に形成されている。
そして、固定子巻線60の一方の端部61(1)が底壁面344aと延出部材347との間の空間を通された状態で、収容空間340a内に樹脂が充填される。
なお、周壁部材343に形成されている穴348は、収容空間形成部材340を有する端部絶縁部材330を樹脂で一体成形する際に、底壁面344aと延出部材347との間に空間を形成するための金具を配置することによって形成されるものである。
本実施の形態では、収容空間340a内に充填された樹脂が延出部材347に当接することによって、樹脂が収容空間340aの開口340Cから抜け出るのが防止される。また、固定子巻線60の一方の端部61(1)が底壁面344aと延出部材347との間を通されることによって、固定子巻線60の一方の端部61(1)の移動をより確実に防止することができる。
第4の実施の形態では、径方向に沿って延びている延出部材347の両端部を外壁部材332の外周面332aと周壁部材343の周壁面343aに接続してブリッジを形成したが、延出部材347の一方の端部を外壁部材332の外周面332aまたは周壁部材343の周壁面343aに接続してもよい。すなわち、延出部材347の少なくとも一方の端部が、外壁部材332の外周面332aまたは周壁部材343の周壁面343aに接続されていればよい。この場合でも、収容空間340a内に充填されている樹脂が延出部材347に当接することによって、樹脂が収容空間340aの開口340Cが抜け出るのを防止することができる。
また、固定子巻線60の一方の端部61(1)を底壁面344aと延出部材347との間に通したが、収容空間340a内の適宜の箇所に収容することができる。この場合でも、収容空間340a内に充填されている樹脂が延出部材347に当接することで、樹脂が収容空間340aの開口340Cが抜け出るのを防止することができる。
また、延出部材347を径方向に沿って延びるように設けたが、延出部材347は、軸方向と交差する方向に沿って延びていればよい。例えば、端壁部材341と342の端壁面の少なくとも一方から、周方向に沿って延びている延出部材を設けてもよい。
延出部材347の形状、位置、数等は、適宜変更可能である。
なお、本実施の形態では、図1〜図5に示されているように、固定子コア20は、外周面を軸方向に沿って切り欠いた切欠面28が形成されている。この切欠面28と固定子コア20の外周側に設けられているケース70とによって、軸方向に沿って延びている切欠部28aが形成される。この切欠部28aは、電動機の下方に配置されている圧縮機構部で圧縮された冷却媒体が流れる冷却媒体通路として用いられる。
ここで、圧縮機と、圧縮機構部を駆動する電動機が垂直方向に配置されている(電動機が圧縮機構部の上方に配置されている)圧縮機では、冷却媒体通路28aを、冷却媒体と圧縮機構部の潤滑油が含まれた媒体(混合ガス)が流れる。圧縮機構部の潤滑油が、冷却媒体とともに冷却媒体通路28aを介して吐出されると、潤滑油の量が減少し、圧縮機構部の潤滑不良が発生するおそれがある。
本実施の形態では、冷却媒体通路28aを介して流れる潤滑油(油分)を効率よく回収することができるようにするために、収容空間形成部材40(140、240、340)が、図2に示されているように配置されている。すなわち、収容空間形成部材40の底面(固定子コア20の端面20Aと対向する面)40Aが、固定子コア20の外周面に形成されている切欠面28(切欠部28a)に対向し(上方で)、固定子コア20の端面20aより設定距離Lだけ離れるように、収容空間形成部材40が配置される。
この場合、固定子コア20の外周側に形成された切欠部(冷却媒体通路)28aを介して冷却媒体とともに流れた潤滑油(油分)は、収容空間形成部材40の底面40Aに当ると、液化し、切欠部(冷却媒体通路)29aを介して圧縮機構部側に戻る。
これにより、潤滑油を効率よく回収することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
収容空間や収容空間形成部材の形状は、適宜変更可能である。
外壁部材を収容空間形成部材の一部として用いたが、収容空間形成部材のみによって収容空間を形成することもできる。
固定子コアの軸方向両側に配置する端部絶縁部材として同じ構成の端部絶縁部材を用いたが、異なる構成の端部絶縁部材を用いることもできる。例えば、一方の端部絶縁部材のみに収容空間形成部材を設けることができる。
本発明は、固定子として構成することもできるし、電動機として構成することもできる。また、圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動機が圧縮機構部の上方に配置されている圧縮機として構成することもできる。
10 固定子
20 固定子コア
21 ヨーク
22 ティース
22a ティース基部
22b ティース先端部
22c ティース先端面
23 スロット
25 スロット絶縁部材
26 相間絶縁部材
28 切欠面
28a 切欠部(冷却媒体通路)
30、50、130、230、330 端部絶縁部材
31、131、231、331 内壁部材
30A、130A、230A、330A 端部絶縁部材の底面
31a、131a、231a、331a 内周面
32、132、232、332 外壁部材
32a、132a、232a、332a 外周面
32b 切欠面
33、133、233、333 連結部材
34、134、234、334 溝
35 凸部
40、140、240、340 収容空間形成部材
40a、140a、240a、340a 収容空間
40b、140b、240b 切欠部(凹部)
40A、140A、240A、340A 収容部材の底面
41、42、141、142、241、242、341、342 端壁部材
43、143、243、343 周壁部材
43a、43b、343a 周壁面
44、144、244、344 底壁部材
44a、144a、244a、344a 底壁面
60 固定子巻線
61(1)〜61(3) 固定子巻線の一方の端部(中性点を形成する端部)
70 ケース(密閉容器)
141a、141b、141c、241b、241c、241d 切欠面
142a、241a、242a 端壁面
246 穴
347 延出部材
348 穴

Claims (10)

  1. 軸方向両側に端面を有する固定子コアと、
    前記固定子コアの軸方向両側に、前記固定子コアの端面と対向する位置に設けられている端部絶縁部材と、
    前記固定子コアおよび前記端部絶縁部材に巻き付けられた固定子巻線を備え、
    前記各端部絶縁部材は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延びている内壁部材と、前記内壁部材より径方向外側に配置されており、周方向に沿って延びている外壁部材と、径方向に沿って延びており、前記内壁部材と前記外壁部材を連結する連結部材を有している固定子であって、
    前記端部絶縁部材の少なくとも一方は、前記外壁部材より径方向外側に、前記固定子巻線の一方の端部を収容する収容空間を有しており、
    前記収容空間は、軸方向に沿って前記固定子コアの端面と反対側が開口しているとともに、周方向に沿って延びており、
    前記固定子巻線の一方の端部は、前記収容空間内での移動が阻止された状態で前記収容空間内に収容されていることを特徴とする固定子。
  2. 請求項1に記載の固定子であって、
    前記収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びている少なくとも一つの壁面の一部は、凹部を形成するように窪んでおり、
    前記固定子巻線の一方の端部が前記収容空間に収容された状態で、前記収容空間内に樹脂が充填されており、
    前記凹部は、前記収容空間に充填された樹脂が前記収容空間の開口から抜け出るのが抑制されるように形成されていることを特徴とする固定子。
  3. 請求項2に記載の固定子であって、
    前記収容空間を形成する壁面には、前記外壁部材の外周面が含まれており、
    前記外壁部材の外周面が、前記凹部を形成するように窪んでいることを特徴とする固定子。
  4. 請求項2に記載の固定子であって、
    前記収容空間を形成する壁面のうち、軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って離れて設けられている壁面の少なくとも一つが、凹部を形成するように窪んでおり、
    前記凹部は、周方向に沿った断面でみて、軸方向に沿って前記固定子コアの端面と反対側が、周方向に沿って傾斜していることを特徴とする固定子。
  5. 請求項1に記載の固定子であって、
    前記収容空間を形成する壁面には、軸方向に沿って前記開口と反対側に設けられている底壁面と、軸方向に沿って前記底壁面から前記固定子コアの端面と反対方向に延びている複数の側壁面が含まれており、
    前記底壁面から離れた位置に、前記複数の側壁面のうちの少なくとも一つから、軸方向と交差する方向に沿って延びている延出部材が設けられており、
    前記固定子巻線の一方の端部が前記収容空間に収容された状態で、前記収容空間内に樹脂が充填されていることを特徴とする固定子。
  6. 請求項5に記載の固定子であって、
    前記固定子巻線の一方の端部は、前記収容空間の底壁面と前記延出部材の間を通されていることを特徴とする固定子。
  7. 請求項5または6に記載の固定子であって、
    前記延出部材は、両端が側壁面に接続されていることを特徴とする固定子。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の固定子であって、
    前記延出部材は、径方向に沿って延びていることを特徴とする固定子。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の固定子であって、
    前記収容空間を形成する壁面には、前記外壁部材の外周面が含まれていることを特徴とする固定子。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の固定子と、回転子を備えることを特徴とする電動機。
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