JP2014005438A - インクジェットインク組成物、インク収容体、インクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ペンタエリスリトール骨格を有する3あるいは4官能の(メタ)アクリレートと、色材として無機金属系微粒子とを含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
【選択図】図1
Description
また、紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物の中でも、無機金属系微粒子を含有するインク組成物は、インクを用いて記録した記録物の良好な遮蔽性が得られる一方、インクの保管中に無機金属系微粒子が沈降し易いという問題があった。
また、特許文献2は、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを含有するシアンインク、マゼンタインクを開示している。
また、本発明は、吐出安定性、ヘッド耐久性を十分なものとしながら、回復性、耐久性に優れたインク収容体を提供することを目的の一つとする。
[1]
ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレートと、色材として無機金属系微粒子とを含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
[2]
前記ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能(メタ)アクリレートの含有量が、インク組成物に対し5〜15質量%である、請求項1に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
[3]
前記無機金属系微粒子の含有量が、インク組成物に対し10〜25質量%である、上記[1]又は[2]に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
[4]
さらに、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を含む、上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
[5]
前記ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレートが、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートの少なくとも何れかを含む、上記[1]〜[4]のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
[6]
紫外線硬化型インクジェットインク組成物が充填される容器を備え、容器が、酸素透過度が5.0cc・20μm/(m2・day・atm)以下のプラスチックフィルムにより構成され、容器に充填されているインクが[1]〜[5]のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、インク収容体。
[7]
紫外線硬化型インクジェットインク組成物が充填される容器を備え、容器がエチレンビニルアルコール共重合体により構成され、容器に充填されているインクが上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、
インク収容体。
[8]
充填されている紫外線硬化型インクジェットインク組成物の溶存酸素量が20ppm以下である、上記[6]又は[7]に記載のインク収容体。
[9]
上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物を20〜40℃で、ヘッドから吐出して被記録媒体へ記録を行う、インクジェット記録方法。
[10]
上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物を、インクの20℃における粘度が、8mPa・s以上、15mPa・s未満である場合は20〜30℃で、あるいは、15mPa・s以上、22mPa・s以下である場合は30〜40℃で、ヘッドから吐出して被記録媒体へ記録を行う、インクジェット記録方法。
[11]
ヘッドから吐出する前記紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物の溶存酸素量が20ppm以下である、上記[9]又は[10]に記載のインクジェット記録方法。
[12]
インク組成物が充填される容器を備え、容器が、酸素透過度が5.0cc・20μm/(m2・day・atm)以下のプラスチックフィルムにより構成され、容器に充填されているインクが、色材として無機金属系微粒子を含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、
インク収容体。
[13]
インク組成物が充填される容器を備え、容器がエチレンビニルアルコール共重合体により構成され、容器に充填されているインクが、色材として無機金属系微粒子を含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、
インク収容体。
本実施形態のインク組成物(インク)は、紫外線で照射することにより硬化する紫外線硬化型インク組成物である。また、インクジェット記録装置で用いるインクジェットインク組成物である。インクジェットインク組成物とはインクジェットプリンター用に販売されるインクをさす。
本実施形態のインク組成物は20℃における粘度が8〜22mPa・sである。20℃における粘度を8mPa・s以上とすることで、インクの長期保管中において、インクに含まれる比重が比較的高く沈降しやすい無機金属系微粒子成分の沈降を防止して耐沈降性をよくすることができる。また、インクの粘度を上げるために20℃における粘度を22mPa・s以下とすることで、インクに含む多官能モノマーや高分子重合性化合物などの高粘度成分の含有量を制限することで、インクの保存安定性を高めることができる。これらの成分は、官能基数の少ない(2官能以下の)重合性モノマーと比較して、保存安定性が劣る傾向があるからである。インクの20℃における粘度は、耐沈降性を一層良くできる点で15〜22mPa・sが好ましい。一方、保存安定性を一層優れたものとできる点で、8〜15mPa・sが好ましい。
なお、本明細書における粘度は、後述の実施例で行った方法により測定された値を採用するが、これは粘度の測定方法を制限するという意味でなく従来公知の測定方法が利用可能である。
そのうち、本実施形態においてインクの粘度は、特に、E型粘度計を用いて測定することができる。E型粘度計の使用に際しては、粘度計の取扱説明書に従い測定するものであることは一般常識の範疇であり、よって、ローターの種類や回転速度は、取扱説明書に従い、測定対象とするインクの粘度が正常に測定可能なものに設定して測定するものであることは特段言うまでもないことであり、本実施形態においてもインクの粘度を、取扱説明書に従い、測定対象とするインクの粘度が正常に測定可能なものに設定して測定することは自明である。
本実施形態のインク組成物は、インクが種々の成分を含む場合は、含む成分の混合物であるインク組成物の全体として、前述の粘度を満たしていればよい。ここで、このような粘度のインク組成とするよう、インクの粘度を所望の範囲とするためのインクの設計方法の一例を説明する。
続いて、VXに目標粘度を設定し、上記の数式(1)に基づきVXが目標粘度となるよう各重合性化合物の組成比(質量比)を決める(ステップ2)。目標粘度は、最終的に得たいインク組成物の粘度であり、8〜22mPa・sの範囲のうちのある粘度とする。所定温度は20℃とする。
続いて、重合性組成物の粘度が上記の目標粘度に凡そ近い場合(本ステップ4では、「目標粘度±5mPa・s」になっていればよい。)、当該重合性組成物と、光重合開始剤や顔料など重合性化合物以外の成分(以下、「重合性化合物以外の成分」という。)と、を含むインク組成物を調製し、当該インク組成物の粘度を測定する(ステップ4)。当該ステップ4において、重合性化合物以外の成分であって、例えば顔料のように顔料分散液の形態でインク組成物に混合する成分がある場合、顔料分散液に予め含まれている重合性化合物もインク組成物に持ち込まれてしまうため、ステップ2で決めた各重合性化合物の組成比から、顔料分散液としてインク組成物に持ち込まれてしまう重合性化合物の質量比を差し引いた質量比で、インク組成物を調整する必要がある。
本発明の他の1実施形態は、所定の紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物を収容したインク収容体に係る。インク収容体は、インクジェット記録装置でインク組成物を使用する前に、インク組成物の保管、輸送に用いるものであり、使用する際にはインク収容体に収容されるインク組成物を記録装置に供給するものである。インク収容体の詳細は後述する。
インク組成物に含まれる重合性化合物は、単独で、又は後述する光重合開始剤の作用により、光照射時に重合されて、印刷されたインクを硬化させることができる。
インク組成物は、重合性化合物として、ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレートを含む。当該(メタ)アクリレートは、ペンタエリスリトール骨格(ペンタエリスリトールのうちの骨格部分:C(CH2−O−)4残基)を分子中に1個以上有し、重合性官能基としての(メタ)アクリレート基を分子中に3個あるいは4個有する化合物である。当該化合物は、高粘度を有しインクを所定範囲の粘度とする点で有利であり、インクの硬化性、保存安定性にも優れる。当該(メタ)アクリレートは、以下に限られるものではないが、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートなどがあげられる。また複数個のペンタエリスリトール残基からなるペンタエリスリトール骨格を有する化合物でもよく、例として、ジペンタエリスリトールやトリペンタエリスリトールの、トリ(メタ)アクリレート、テトラ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性テトラ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性テトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性テトラ(メタ)アクリレートなどがあげられる。
当該(メタ)アクリレートは、粘度が高いためインクに対沈降性を付与することができる。硬化性、保存安定性、インク組成物の粘度調整のし易さから、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートが好ましく、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートがより好ましい。当該(メタ)アクリレートは、1種を用いても2種以上を用いても良い。当該(メタ)アクリレートの含有量は、インク組成物の総質量(100質量%に対し、3〜18質量%が好ましく5〜15質量%がより好ましい。上記範囲内であると、粘度調整のしやすさ、保存安定、硬化性の点で一層優れたものとできる。
本実施形態のインク組成物は、ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレート以外のその他の重合性化合物を含んでもよい。その他の重合性化合物のうち、下記のビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類以外の重合性化合物については後述する。
(ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類)
インク組成物は、その他の重合性化合物として下記一般式(I)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を含んでも良い。
CH2=CR1−COOR2−O−CH=CH−R3 ・・・(I)
(式中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数2〜20の2価の有機残基であり、R3は水素原子又は炭素数1〜11の1価の有機残基である。)
その他の重合性化合物のうち上記以外の重合性化合物としては、従来公知の、単官能、2官能、及び3官能以上の多官能といった種々のモノマー及びオリゴマーが使用可能である。上記モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸及びマレイン酸等の不飽和カルボン酸やそれらの塩又はエステル、ウレタン、アミド及びその無水物、アクリロニトリル、スチレン、種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエーテル、不飽和ポリアミド、並びに不飽和ウレタンが挙げられる。また、上記オリゴマーとしては、例えば、直鎖アクリルオリゴマー等の上記のモノマーから形成されるオリゴマー、エポキシ(メタ)アクリレート、オキセタン(メタ)アクリレート、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレート、芳香族ウレタン(メタ)アクリレート及びポリエステル(メタ)アクリレートが挙げられる。
上記その他の重合性化合物の中でも、単官能(メタ)アクリレート(前述のビニルエーテル基含有(メタ)アクリレートであって単官能(メタ)アクリレートのものをインクが含む場合はこれも含め)の含有量は、インク組成物の総質量(100質量%)に対し、40〜80質量%が好ましく、50〜70質量%がより好ましい。
また、前述のビニルエーテル基含有(メタ)アクリレート以外の単官能(メタ)アクリレートの含有量は、インク組成物の総質量(100質量%)に対し、10〜50質量%が好ましく、20〜40質量%がより好ましい。比較的低粘度であるこれらをインクが含むことで、比較的高粘度であるペンタエリスリトール骨格を有する3あるいは4官能(メタ)アクリレートと併用する場合のインクの粘度を好ましいものにしやすく、インクの硬化性、光重合開始剤などの成分の溶解性、保存安定性などを一層優れたものとできる。
インクがペンタエリスリトール骨格を有する3あるいは4官能(メタ)アクリレート以外の2官能以上の(メタ)アクリレートを含む場合は、その含有量は、インク組成物の総質量(100質量%)に対し、2〜20質量%が好ましく、5〜15質量%がより好ましい。
インク組成物は、重合禁止剤としてヒンダードアミン化合物や、p−メトキシフェノール、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)、ヒドロキノン、クレゾール、t−ブチルカテコール、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−ブチルフェノール)、及び4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)を含んでもよい。
インク組成物は光重合開始剤をさらに含んでもよい。当該光重合開始剤は、紫外線の照射による光重合によって、被記録媒体の表面に存在するインクを硬化させて印字を形成するために用いられる。放射線の中でも紫外線(UV)を用いることにより、安全性に優れ、且つ光源ランプのコストを抑えることができる。光(紫外線)のエネルギーによって、ラジカルやカチオンなどの活性種を生成し、上記重合性化合物の重合を開始させるものであれば制限はないが、光ラジカル重合開始剤や光カチオン重合開始剤を使用することができ、中でも光ラジカル重合開始剤を使用することが好ましい。
インク組成物は、色材として、無機金属系微粒子を含む。無機金属系微粒子としては、金属酸化物、金属炭酸化物、金属硫酸化物などの金属化合物微粒子や、金属や合金などの金属微粒子があげられる。インクが無機金属系微粒子を含むことで、記録媒体へ記録した記録物の遮蔽性を高くすることができ、例えば、透明な被記録媒体に本実施形態のインク組成物を用いてパターンを形成した場合でも、遮蔽性に優れたパターンを形成することにより記録物の遮蔽性を高くすることができる。インクが無機金属系微粒子として金属化合物微粒子を含む場合、インクを白色インクとすることができ、インクが無機金属系微粒子として金属微粒子を含む場合、インクをメタリックインクとすることができ、被記録媒体にこれらの色のパターンを形成することができる。特に、インクが無機金属系微粒子として金属化合物微粒子を含む白色インクとすることで、被記録媒体へ白色パターンを形成し、当該パターン上にカラーインクによるカラーパターンを形成することで、高彩度なカラー画像記録物とすることができる。
上記金属化合物微粒子としては、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛などの金属酸化物や、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの微粒子が上げられる。上記金属微粒としては、アルミニウム、銀、金、チタン、これらの合金などの微粒子があげられる。金属微粒子を用いる場合は、粉砕処理などにより得た下記の所定の平均粒径の微粒子の表面を、珪素化合物などによって表面処理した金属微粒子が好ましい。
無機金属系微粒子の平均粒径は、遮蔽性、耐沈降性の点で、150〜350nmが好ましく、180〜280nmがより好ましく、200〜250がさらに好ましい。ここで、本明細書における平均粒子径は、動的光散乱法により測定されるものであり、体積平均粒径である。
無機金属系微粒子の含有量は、遮蔽性、耐沈降性の点で、インク組成物中に2〜25質量%が好ましく、5〜23質量%がより好ましく、8〜20質量%がさらに好ましい。インクが無機金属系微粒子を含むと、記録物の遮蔽性を良くできる反面、無機金属系微粒子の密度が高い為、インクの耐沈降性が悪くなる傾向があるため、本実施形態のインク組成物とすることが特に有用である。
本実施形態のインク組成物は、上記無機金属系微粒子に加えて、さらに、その他の顔料、染料などの色材を含有しても良い。
インク組成物中の無機金属微粒の分散性をより良好なものとするため、分散剤をさらに含んでもよい。分散剤として、特に限定されないが、例えば、高分子分散剤などの顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤が挙げられる。その具体例として、ポリオキシアルキレンポリアルキレンポリアミン、ビニル系ポリマー及びコポリマー、アクリル系ポリマー及びコポリマー、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、アミノ系ポリマー、含珪素ポリマー、含硫黄ポリマー、含フッ素ポリマー、及びエポキシ樹脂のうち一種以上を主成分とするものが挙げられる。高分子分散剤の市販品として、味の素ファインテクノ社製のアジスパーシリーズ、アベシア(Avecia)社やノベオン(Noveon)社から入手可能なソルスパーズシリーズ(Solsperse 36000等)、BYKChemie社製のディスパービックシリーズ、楠本化成社製のディスパロンシリーズが挙げられる。
インク組成物は、上記に挙げた添加剤以外の添加剤(成分)を含んでもよい。このような成分としては、特に制限されないが、例えば従来公知の、スリップ剤(界面活性剤)、重合促進剤、浸透促進剤、及び湿潤剤(保湿剤)、並びにその他の添加剤があり得る。上記のその他の添加剤として、例えば従来公知の、定着剤、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、pH調整剤、及び増粘剤が挙げられる。
本実施形態の1実施形態であるインク収容体に収容されたインク組成物は、溶存酸素量が20ppm以下であることがこのましい。溶存酸素量が20ppm以下になるよう脱気などの処理をすることで、吐出安定性及び硬化性に優れたインク組成物とすることができる。これにより、当該インク組成物はインクジェット記録装置に好適に使用可能となる。また、インクジェット記録装置での使用において、インク流路をインクが通過するときに空気がインクに溶け込むため、溶存酸素量は上昇する場合がある。だが、インク収容体内でのインク組成物の溶存酸素量が20ppm以下であれば、インク収容体からインクジェット記録装置内にインクを充填して記録を行う際に、吐出安定性及び硬化性に優れたインク組成物とすることがしやすい。
なお、本明細書における溶存酸素量は、従来公知の方法により測定することができるが、便宜上、後述の実施例において実施した測定方法により得られた値を採用するものとする。
本実施形態の一実施形態であるインク収容体の形状としては、以下に限定されないが、例えば、パック、ボトル、タンク、ビン、缶が挙げられる。これらの中でも、インク収容体のインクが充填される容器(インク収容体において、インクが充填されインクを実質的にインクを保持する部材)として、柔軟性のあるフィルムを用いた容器(パック)を有するインク収容体が、軽量化、容器を箱状のインク収容体に入れ易いこと、インク残量に追従して容器の容積が変化しやすい点、フィルムを熱融着(ヒートシール)して袋状に加工して用いることができる点で好ましい。
なお、上記の(A)及び(C)は、インク容器からインクチューブ等の接続部を介して記録装置にインクを供給している状態で、記録装置の印刷を行うインク収容体と言うことができる。また、上記の(B)は、インク収容体から記録装置にインクを移した後、当該記録装置で印刷を行うインク収容体と言うことができる。なお、当該(B)においてインクを移す対象としては、記録装置に備え付けられたタンク等が挙げられる。
フィルムとしては、高密度、低密度、又は線状低密度のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、及びポリスチレン、等の延伸プラスチックフィルムが好ましく挙げられる。複数層のフィルムを貼りあわせた積層フィルムとしてもよい。
ガスバリア層は、アルミニウム層などの金属層や、酸化ケイ素や酸化アルミニウム層などの無機酸化物層などの無機ガスバリア層を用いてもよいし、プラスチックフィルムのなかでも酸素透過度の低いエチレンビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコールなどをガスバリア層としてそれ以外のプラスチックフィルムに積層してフィルムとしてもよい。フィルムの総膜厚としては50μm以上が好ましく、70μm以上が好ましく、70〜200μmがより好ましい。上記膜厚であると保管中のインク組成物の溶存酸素量が変化しにくく、パックの強度や柔軟性が得られる。これらの中でも酸素透過度が低く、強度(耐久性)が優れる点で、エチレンビニルアルコール共重合体からなるフィルムが好ましい。
なお、当該容量が上記の範囲内であると、インク収容体の使用開始後、インク収容体中のインクの溶存酸素量が殆ど変わらない間に、インク組成物を使い切ることができることや、保管中のインク組成物の溶存酸素量が変化しにくいこと等の有利な効果がある。また、インク収容体が上記のインク収容体の部材の酸素透過度を有し、且つ収容可能なインク組成物の容量が上記の範囲であることが特に好ましい。また、本明細書における「容量」は、容積を意味する。
インクカートリッジ40は、インクが充填されるインクパック70と、インクパックを内部に収めて保護する本体ケース76と蓋部78からなるカートリッジケース72からなり、インクパックはインク供給口74を備え、本体ケースは、鉤部84、切欠き部80、押さえ部82を備える。インクパックの材質は上述のものを使用することができる。
本発明の一実施形態は、上記実施形態の紫外線硬化型インクジェットインク組成物を用いた、インクジェット記録方法に係る。
本発明の一実施形態は、インクジェット記録装置、即ちインクジェットプリンターに係る。当該記録装置は、上記実施形態のインクジェット記録方法を利用することができる。当該記録方法を実施するための記録装置(プリンター)について詳細に説明する。
なお、ヘッド85の移動において、図2の一端側から他端側に向かって移動する間に紫外線硬化型インクの吐出が行われるが、他端側から一端側に移動する間には紫外線硬化型インクの吐出は行われない。
上記のうちでも、第二の態様を備えるオーバーラップ印刷を行うと、1回の主走査で形成されるドットを主走査方向及び副走査方向に分散させることができる。
インクジェット記録装置が備えるインクジェットヘッドとしては、ヘッドの内部や表面などのインク組成物と接触する部分の少なくとも一部にエポキシ接着剤を用いたヘッドとすることができる。エポキシ接着剤を用いたヘッドとすることで、特にヘッドに温度変化があった場合でもヘッドの部品同士の強固な接着力が維持できる。ここで、「インク組成物と接触する」とは、インク組成物と直接接触するか、あるいは、インク組成物の成分が浸透することにより間接的に接触することを含む。
このとき、上記実施形態のインク組成物は、エポキシ接着剤の膨潤を防止することができるため、耐材料性に優れている。このように、エポキシ接着剤を用いた上記ヘッドから、上記実施形態の光硬化型インク組成物を好適に吐出することができる。
本実施形態のインクジェット記録方法を利用して、インク組成物が被記録媒体上に吐出されること等により、記録物が得られる。この被記録媒体として、例えば、吸収性又は非吸収性の被記録媒体が挙げられる。本実施形態のインクジェット記録方法は、インク組成物の浸透が困難な非吸収性被記録媒体から、インク組成物の浸透が容易な吸収性被記録媒体まで、様々な吸収性能を持つ被記録媒体に幅広く適用できる。ただし、当該インク組成物を非吸収性の被記録媒体に適用した場合は、紫外線を照射し硬化させた後に乾燥工程を設けること等が必要となる場合がある。
本実施形態における吐出工程は、紫外線硬化型インクをヘッドから被記録媒体に向けて吐出するものである。吐出される紫外線硬化型インクの温度は20〜40℃である。
さらに、当該温度が上記範囲であると、前述の粘度を有するインクを安定してヘッドから吐出する点で好ましい。また、ヘッドの部材の劣化を防止できることからヘッドの耐久性が優れたものとなる。上記吐出されるインクの温度は、インクが20℃において8mPa・s以上、15mPa・s未満のものである場合は20〜30℃が好ましく、インクが20℃において15mPa・s以上、22mPa・s以下のものである場合は30〜40℃が、ヘッド耐久性や、吐出安定性を一層優れたものとできることから好ましい。
次に、上記硬化工程においては、被記録媒体上に吐出されたインク組成物が、紫外線(光)の照射によって硬化する。換言すれば、被記録媒体上に形成されたインク塗膜が、紫外線の照射によって硬化膜となる。これは、インク組成物に含まれ得る光重合開始剤が紫外線の照射により分解して、ラジカル、酸、及び塩基などの開始種を発生し、光重合性化合物の重合反応が、その開始種の機能によって促進されるためである。あるいは、紫外線の照射によって、重合性化合物の光重合反応が開始するためである。このとき、インク組成物において光重合開始剤と共に増感色素が存在すると、系中の増感色素が活性放射線を吸収して励起状態となり、光重合開始剤と接触することによって光重合開始剤の分解を促進させ、より高感度の硬化反応を達成させることができる。
[使用原料]
下記の実施例及び比較例において使用した原料は、以下の通りである。
〔無機金属系微粒子〕
・二酸化チタン(平均粒径200nm、石原産業社製)
・二酸化チタン(平均粒径300nm、石原産業社製)
〔ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレート〕
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(SR444 サートマー社製、表中ではSR444と略記した。)
・ペンタエリスリトールテトラアクリレート(NKエステル A−TMMT 新中村化学社製、表中ではA−TMMTと略記した)
・アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル(日本触媒社製、表中ではVEEAと略記した。)
・フェノキシエチルアクリレート(V#192、大阪有機化学工業社製、表中ではPEAと略記した。)
・ジプロピレングリコールジアクリレート(SR508、サートマー社製、表中ではDPGDAと略記した。)
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(SR399、サートマー社製、表中ではSR399と略記した)
・テトラヒドロフルフリルアクリレート(V#150、大阪有機化学工業社製、表中ではTHFAと略記した)
・ベンジルアクリレート(V#160、大阪有機化学工業社製、表中ではBZAと略記した)
・ウレタンオリゴマー(CN3550、サートマー社製、表中ではCN3550と略記した)
・ハイパーブランチポリマー(V#1000、大阪有機化学工業社製、表中ではV#1000と略記した)〔光重合開始剤〕
・IRGACURE 819(BASF社製商品名、固形分100%、下記表では「819」と略記した。)
・DAROCURE TPO(BASF社製商品名、固形分100%、下記表では「TPO」と略記した。)
・C.I.ピグメントブルー15:3(Cyanine Blue KRO 山陽色素社製) 下記表では「シアン」と略記した。)
・Solsperse 36000(Noveon社製商品名、下記表では「Sol36000」と略記した。)
・重合禁止剤(p−メトキシフェノール、関東化学社製)・スリップ剤(BYK−UV3500、BYKジャパン社製商品名)
〔顔料分散液の作製〕
インク組成物の作製に先立ち、顔料分散液を作製した。下記表中の各インク組成物ごとに、顔料として二酸化チタンあるいはC.I.ピグメントブルー15:3、分散剤、分散媒として重合性化合物のうちのフェノキシエチルアクリレートあるいはベンジルアクリレートを、それぞれ混合し、1時間スターラーで撹拌した。撹拌後の混合液をビーズミルで分散し、顔料分散液を得た。なお、分散条件は、直径0.65mmのジルコニアビーズを70%の充填率で充填し、周速を9m/sとし、分散時間を2〜4時間とした。
上記顔料分散液及び、下記表の残りの成分を、下記表に記載の組成(単位は質量%)となるように添加し、これを高速水冷式撹拌機により撹拌することにより、紫外線硬化型インクジェットインク組成物を調製し、調製後、真空ポンプによりインクに脱気処理を行い、各インクの溶存酸素量を1ppmとし、インク組成物を作成した。溶存酸素量の測定は後述のインパック実施例の溶存酸素量の測定に用いた機器を用いて行った。
作成したインク組成物の粘度を、DVM−E型回転粘度計(東京計器社製)を用いて、20℃の粘度を測定した。
ローターは、コーン角度1°34’、コーン半径2.4cmのDVM−E型用コーンを使用した。回転速度は10rpmとした。
粘度の評価基準(粘度ランク)は下記とした。組成及び粘度評価結果を下記表1に記す。
A:8mPa・s未満。
B:8mPa・s以上、15mPa・s未満。
C:15mPa・s以上、20mPa・s以下。
D:20mPa・s超。
インク組成物を、ガラス製容器に100g収容して容器を密封した。容器を60℃のオーブンで20日間保管した。そして、保管前後の粘度の増粘率を求めた。粘度の測定は上記の粘度の測定と同じ方法を用い20℃で測定した。
評価基準は下記のとおりである。評価結果を表2に示した。
A:3%以下。
B:3%超。
バーコーターを用いて、各インク組成物をPETフィルム(PET50A PLシン〔商品名〕、リンテック社製)上に塗り、厚さ10μmのインク塗膜を作製した。その後、照射強度が1,100mW/cm2であり且つ波長が395nmである紫外線を照射して上記塗膜を硬化させた。硬化した塗膜(硬化膜)を、綿棒を用いて100g加重で10回擦り、傷が付かなくなる時点を硬化した状態とし、この状態に達する硬化エネルギー(照射エネルギー)を求めた。
なお、照射エネルギー[mJ/cm2]は、光源から照射される被照射表面における照射強度[mW/cm2]を測定し、これと照射継続時間[s]との積から求めた。照射強度の測定は、紫外線強度計UM−10、受光部UM−400(いずれもコニカミノルタセンシング社(KONICA MINOLTA SENSING, INC.)製)を用いて行った。
評価基準は下記のとおりである。評価結果を表2に示した。
A:200mJ/cm2以下。
B:200mJ/cm2を超えて300mJ/cm2以下。
C:300mJ/cm2超。
50mLサンプル瓶に各インク組成物を入れて密封し静止状態で保管を行った。保管前及び24時間後の保管後において、瓶内のインク組成物上部からそれぞれ1mLインクを採取した。保管後の採取は、インクの上澄み液の採取である。採取したインクをエチルジグリコールアセテートを加えて5000倍希釈した。次いで、分光光度計(製品名「Spectrophotometer U−3300」、株式会社日立製作所製)を用いて、希釈したインクの波長500nmにおける吸光度(abs値)を測定した。初期のインクにおける吸光度に対する保管後のインクの吸光度の割合(%)を算出した。
A:98%以上。
B:95%以上。
C:93%以上。
D:90%以上。
硬化性評価で得られたインク塗膜を設けたフィルムを偏角測色計(日本分光株式会社製、形式「ARM−500V」)にセットして、可視光線領域(380nm〜700nm)における1nm毎の各波長の透過率Tn(%)を測定した。その測定結果から、可視光領域(380nm〜700nm)における各波長毎の透過率Tnの平均値を算出することにより、遮蔽性を評価した。
A:透過率Tnの平均値が5%以下。
B:透過率Tnの積分値が5%超。
また、ペンタエリスリトール骨格を有する3あるいは4官能(メタ)アクリレートを含むかあるいは含まないがインクの粘度ランクがAであったインク組成物16、17は耐沈降性が劣った。また、無機金属系微粒子を含まないインク組成物18は粘度ランクがAであったにもかかわらず耐沈降性が劣ってはいなかったが遮蔽性が劣った。
図2に示すシリアルプリンターを用いた。具体的には、インクジェットプリンターPX−G5000(セイコーエプソン社製)を用いて、これのキャリッジ、及びプラテンよりも副走査方向下流に後述の光源(UV−LED)を取り付けた。また、ヘッドにはインクの加温が可能なヒーターを取り付け、吐出時のインク温度を調節可能とした。ヘッドに前述のインク組成物実施例で作成した各インク組成物のいずれかを充填した。被記録媒体である白色PETフィルム(東レ(TORAY)社製のルミラー125E20)に、ヘッドからインクを吐出しつつ主走査を行い印刷した。印刷に使用したノズル列は副走査方向のノズル密度を360dpiとした。
360個のノズルからインクを用いて5分間連続吐出を行った。
評価基準は以下のとおりである。評価結果を下記の表3に示す。
○:連続吐出中、不吐出ノズルが10個未満であった。
×:印刷吐出中、不吐出ノズルが10以上あった。
ヘッド耐久性は、ヘッドに用いているものと同じ接着剤の膨潤率を測定・算出することにより評価した。エポキシ接着剤(シェル(shell)社製のエポキシ樹脂であるEPIKOTE 828及びコグニス(COGNIS)社製の硬化剤であるVERSAMID 125を等量混合したもの)を約0.2g硬化させ接着剤片を作成し重量を測定した。その後、スクリュー管に入れた各実施例及び各比較例のインク組成物中に、上記接着剤片を浸漬して蓋をし、60℃環境に7日放置した。放置後、接着剤片を取り出しインク組成物をよく洗い流した後、重量を測定した。そして、膨潤率は以下の式より算出した。
重量変化率(%)={(投入後重量−投入前重量)/投入前重量}×100
評価基準は下記のとおりである。評価結果を表3に示す。
A:40%以下。
B:40%超60%以下。
C:60%超。
表3に記載の各記録方法例の条件で、上記の記録方法により記録した記録物は、前述のインク組成物実施例の硬化性評価により硬化した状態となっていた。記録物の記録部分を評価した。評価は目視により行った。評価基準は以下のとおりである。評価結果を下記表3に示す。
A:シワが全く発生していなかった。
B:シワが硬化膜(硬化させた塗膜)の一部の領域で発生しているのが観察された。
C:シワが硬化膜全体に発生しているのが観察された。
各種フィルムを用意しこれを重ねあわせ周囲をヒートプレスして図1のようなインクパックを作成した。インクパックに、前記インク組成物実施例で作成したインク組成物を700mL充填し、インクパック内に空気が入り込まないようパックを圧縮しパック容積をなるべく小さくした状態でインク供給口を密封した。パックに収容可能な最大の量のインクを収容したときの最大インク収容可能容量に対するインク収容率は90%であった。インクパックを本体ケースに収納し図1に記載したようなインクカートリッジとした。本体ケースは長さ30cm×高さ10cm×奥行き4cmとした。表4のパック種は用意したフィルムの種類であり下記のフィルムとした。
・EVOHパック:エチレンビニルアルコール共重合体(EVAL、クラレ社製、表中ではEVOHと記載)。厚さ110μm。酸素透過度2.0cc・20μm/(m2・day・atm)であった。
・PETパック:ポリエチレンテレフタラート(テイジンテトロンフィルム、帝人デュポンフィルム社製、表中ではPETと記載)。厚さ95μm。酸素透過度10.0cc・20μm/(m2・day・atm)であった。
・ALパック:アルミ蒸着PET(表中ではALと記載)。厚さ35μmのポリエチレンテレフタラート(テイジンテトロンフィルム、帝人デュポンフィルム社製)にアルミニウム蒸着膜を30μm設けた。このフィルムのアルミニウム蒸着面に同じポリエチレンテレフタラートのフィルムを接着剤で張り合わせて、積層フィルムとした。酸素透過度2.0cc・20μm/(m2・day・atm)であった。
〔1.回復性〕
インクカートリッジを保管する前のものであるインクを1mL採取し、インクをエチルジグリコールアセテートを加えて5000倍希釈した。次いで、分光光度計(製品名「Spectrophotometer U−3300」、株式会社日立製作所製)を用いて、希釈したインクの波長500nmにおける吸光度(abs値)を測定し初期値とした。インクパックにインクを充填しインク供給口を密封し、インクカートリッジを本体ケースの30cm×4cmの側面が底面となる向きで静値して室温で180日保管した。保管後、下記の耐久性評価を行った。沈降回復操作後のインクカートリッジ内のインクを1mL採取し、初期と同様に希釈し、吸光度測定した。下記の評価基準により評価をおこなった。
○:吸光度の初期値に対する保管後の吸光度の割合(%)が99%以上。
×:吸光度の初期値に対する保管後の吸光度の割合(%)が99%未満。
保管後のインクカートリッジを、本体ケースの30cm×10cmの側面が底面となる向きで台に固定し、台を本体ケースの30cmの辺の方向に20cmの距離、往復移動させ沈降回復操作をおこなった。移動速度を15cm/s、往復回数を表4の攪拌回数に記載の回数とした。操作後のインクカートリッジのインクパックを取り出し、インクパックの外観を目視により観察した。評価基準は下記とした。
○:インクパックの表面に変化なし。
×:インクパックの表面に微細な亀裂が見える。
下記に記載したこと以外は、前述の記録方法実施例の吐出安定性評価と同じ方法で吐出安定性評価をおこなった。インクは上記回復性評価のインクカートリッジの保管と保管後の沈降回復操作をおこなった後のインクカートリッジ内のインクを用いた。インク温度は、用いたインク組成物が前述のインク組成物実施例の粘度評価で粘度ランクAあるいはBのものであれば30℃、粘度ランクCのものであれば40℃、粘度ランクDのものであれば45℃とした。評価基準は下記とした。
A:連続吐出中、不吐出ノズルが2個以内であった。
B:印刷吐出中、不吐出ノズルが3個以上10個未満あった。
前述のインク組成物実施例で作成したインク(作成時の溶存酸素量1ppm)を上記回復性評価の条件によるインクカートリッジの保管を行い、保管後のインクカートリッジ内のインクの溶存酸素量の測定を、ガスクロマトグラフィー Agilent 6890(アジレント・テクノロジー社製)を用いて行った。キャリアガスとしてはヘリウム(He)ガスを使用した。評価基準を下記とした。
A:溶存酸素量が20ppm以下。
B:溶存酸素量が20ppm超。
Claims (13)
- ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレートと、色材として無機金属系微粒子とを含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
- 前記ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能(メタ)アクリレートの含有量が、インク組成物に対し5〜15質量%である、請求項1に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
- 前記無機金属系微粒子の含有量が、インク組成物に対し10〜25質量%である、請求項1又は2に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
- さらに、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
- 前記ペンタエリスリトール骨格を有する3官能あるいは4官能の(メタ)アクリレートが、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートの少なくとも何れかを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物。
- 紫外線硬化型インクジェットインク組成物が充填される容器を備え、容器が、酸素透過度が5.0cc・20μm/(m2・day・atm)以下のプラスチックフィルムにより構成され、容器に充填されているインクが請求項1〜5のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、インク収容体。
- 紫外線硬化型インクジェットインク組成物が充填される容器を備え、容器がエチレンビニルアルコール共重合体により構成され、容器に充填されているインクが請求項1〜5のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、インク収容体。
- 充填されている紫外線硬化型インクジェットインク組成物の溶存酸素量が20ppm以下である、請求項6又は7に記載のインク収容体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物を20〜40℃で、ヘッドから吐出して被記録媒体へ記録を行う、インクジェット記録方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物を、インクの20℃における粘度が、8mPa・s以上、15mPa・s未満である場合は20〜30℃で、あるいは、15mPa・s以上、22mPa・s以下である場合は30〜40℃で、ヘッドから吐出して被記録媒体へ記録を行う、インクジェット記録方法。
- ヘッドから吐出する前記紫外線硬化型インクジェット記録用インク組成物の溶存酸素量が20ppm以下である、請求項9又は10に記載のインクジェット記録方法。
- インク組成物が充填される容器を備え、容器が、酸素透過度が5.0cc・20μm/(m2・day・atm)以下のプラスチックフィルムにより構成され、容器に充填されているインクが、色材として無機金属系微粒子を含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、
インク収容体。 - インク組成物が充填される容器を備え、容器がエチレンビニルアルコール共重合体により構成され、容器に充填されているインクが、色材として無機金属系微粒子を含み、20℃における粘度が8〜22mPa・sである紫外線硬化型インクジェットインク組成物である、
インク収容体。
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