JPWO2014014017A1 - 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 - Google Patents
光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2014014017A1 JPWO2014014017A1 JP2014525842A JP2014525842A JPWO2014014017A1 JP WO2014014017 A1 JPWO2014014017 A1 JP WO2014014017A1 JP 2014525842 A JP2014525842 A JP 2014525842A JP 2014525842 A JP2014525842 A JP 2014525842A JP WO2014014017 A1 JPWO2014014017 A1 JP WO2014014017A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink composition
- acrylate
- mass
- photocurable ink
- photocurable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/02—Printing inks
- C09D11/10—Printing inks based on artificial resins
- C09D11/106—Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C09D11/107—Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from unsaturated acids or derivatives thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/02—Printing inks
- C09D11/10—Printing inks based on artificial resins
- C09D11/101—Inks specially adapted for printing processes involving curing by wave energy or particle radiation, e.g. with UV-curing following the printing
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/322—Pigment inks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M7/00—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
- B41M7/0081—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using electromagnetic radiation or waves, e.g. ultraviolet radiation, electron beams
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24802—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
Description
このため、近年、光源として低いエネルギーの発光ダイオードランプ(LEDランプ)が使用されている。
そこで、光硬化型インクジェット印刷用インク組成物には、低エネルギーでも充分な硬化性や印刷性能(密着性、コックリングの改善等)及び安全性(引火点、皮膚刺激性等)も要求され、これらに対応できる光硬化型インクジェット印刷用インク組成物が提案されている。
このようなアイデアを実現させるために、インク組成物は低粘度であることが必要となる。何故なら、インクジェット記録方式では、インク組成物をノズル内に充填し、ヘッドの内圧によってインク組成物をノズル外へ吐出する。したがって、インク組成物をノズル内に充填完了するまでの時間は印字速度に、吐出に必要な内圧の大きさは駆動エネルギーに直結する。
そして、このノズル内の充填にかかる時間や吐出に必要な内圧の大きさは、インク組成物の粘度に大きく支配される。すなわち、インク組成物が低粘度であると、充填時間は短くなり、また、内圧も低く抑えることができる。更にノズルの微細化を図ると、充填により長い時間がかかるために、インク組成物が低粘度であることが極めて重要となる。
なお、インク組成物を加温・加熱する方法を利用すると、インク性能をそのままに低粘度化することはできるが、加温・加熱に余分なエネルギーを必要とするうえに、インクジェットヘッドを損傷させる原因となる等の問題があった。
また、本発明は、上記ビニロキシエトキシエチルアクリレートの含有量は、光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中に15〜40質量%、上記ベンジルアクリレートの含有量は、光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中に20〜55質量%含有することが好ましい。
また、本発明は、更に、N−ビニルカプロラクタムを5〜35質量%含有することが好ましい。
また、本発明は、更に、イソボニルアクリレートを光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中に5〜20質量%含有することが好ましい。
以下、本発明を詳細に説明する。
上記光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中にビニロキシエトキシエチルアクリレート、及び、ベンジルアクリレートを特定量含有させることにより、発光ダイオード(LED)光に対する硬化性に優れ、ターポリンや塩化ビニル樹脂シート等のポリ塩化ビニル系シートに対する密着性が良好で、コックリングが起きることを充分に抑制できる。更に、粘度が5mPa・s以下と低粘度でありながら高い引火点及び低皮膚刺激性を維持することが可能となる。また、省エネルギー、高速・高精細対応のインクジェットヘッドからの常温で良好な吐出安定性を有するものとなる。
なお、本明細書において粘度とは、下記方法により測定される値を意味する。
E型粘度計(商品名:RE100L型粘度計、東機産業社製)を用いて、25℃、50rpmの条件で測定した粘度である。
上記25℃における粘度が5mPa・s以下の単官能モノマーとしては、例えば、2−メトキシエチルアクリレート、イソブチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、イソデシルアクリレート、オクチル/デシルアクリレート等が挙げられる。これらの粘度が5mPa・s以下の単官能モノマーは、一種又は必要に応じて二種以上用いてもよい。
白色以外の顔料を含有する場合、上記N−ビニルカプロラクタムの含有量は、5〜35質量%であることが好ましい。上記含有量が5質量%未満であると、ポリ塩化ビニルシートへの密着性が低下する。一方、35質量%を超えると硬化性が低下する。上記N−ビニルカプロラクタムの含有量のより好ましい下限は10質量%、より好ましい上限は30質量%である。白色顔料を使用する場合、上記N−ビニルカプロラクタムの含有量は、光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中に0〜35質量%であることが好ましい。
上記イソボルニルアクリレートの含有量は、本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中に5〜30質量%が好ましい。上記イソボルニルアクリレートの含有量が5質量%未満であると、タックを充分に抑制できないことがある。一方、30質量%を超えるとポリ塩化ビニルシートへの密着性が低下する。上記イソボルニルアクリレートの含有量のより好ましい下限は10質量%、より好ましい上限は20質量%である。
なお、上記「400nm以上の波長の光により増感機能が発現する」とは、400nm以上の波長域で光吸収特性を有することをいう。このような増感剤を用いることで、本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物の発光ダイオード(LED)光に対する硬化性を促進させることができる。しかし、上記増感剤の有する色によっては、光硬化型インクジェット印刷用インク組成物が退色や変色する原因となることがある。したがって、上記増感剤は、目的とする光硬化型インクジェット印刷用インク組成物の色特性に応じて適宜使用することが好ましい。
このような増感剤の含有量は、本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物中に好ましくは0.5〜3質量%の範囲である。増感剤の含有量が0.5質量%未満では、発光ダイオード(LED)光に対する硬化性が充分でないことがある。一方、3質量%を超えると、効果の向上が見られず、過剰添加となり好ましくない。本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物には、上記光重合開始剤、上記増感剤に加えて、上記以外の公知の光重合開始剤、増感剤を加えることも可能である。
具体的には、有機顔料としては、染料レーキ顔料、アゾ系、ベンズイミダゾロン系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジコ系、ペリレン系、ペリノン系、ジケトピロロピロール系、イソインドリノン系、ニトロ系、ニトロソ系、アンスラキノン系、フラバンスロン系、キノフタロン系、ピランスロン系、インダンスロン系の顔料等が挙げられる。
上記無機顔料は、本発明の光硬化型インクジェット印刷インク組成物中に1〜20質量%含有することが好ましい。上記無機顔料の含有量が1質量%未満では、得られる印刷物の画像品質が低下する傾向がある。一方、20質量%を超えると、本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物の粘度特性に悪影響を与える傾向がある。
例えば、基材への吐出(画像の印字)は、本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物をインクジェット記録方式用プリンター装置のプリンターヘッドに供給し、この低粘度対応のプリンターヘッドから基材に塗膜の膜厚が、例えば、1〜20μmとなるように該インク組成物を吐出することにより行うことができる。また、光での露光、硬化(画像の硬化)は、画像として基材に塗布された本発明の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物に光を照射することにより行うことができる。
<顔料分散剤>
アジスパー(登録商標)PB821(味の素株式会社製)
ソルスパース56000(日本ルーブリゾール社製)
<光重合性化合物>
CN371:(REACTIVE AMINE COINITIATOR、SARTOMER社製、アミン価137、アミノ基2個とアクリロイル基2個含有)
V#160:ベンジルアクリレート(大阪有機化学工業社製)
イソブチルアクリレート(大阪有機化学工業社製)
イソオクチルアクリレート(SARTOMER社製)
イソデシルアクリレート(SARTOMER社製)
オクチル/デシルアクリレート(SARTOMER社製)
トリエチレングリコールジビニルエーテル(ISPジャパン社製)
VEEA:ビニロキシエトキシエチルアクリレート(日本触媒社製)
V−CAP:N−ビニルカプロラクタム(ISPジャパン社製)
IBXA:イソボルニルアクリレート(大阪有機化学工業社製)
2MTA:2−メトキシエチルアクリレート(大阪有機化学工業社製)
HDDA:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(ダイセル・サイテック社製)
<光重合開始剤>
TPO:2,4,6−trimethylbenzoyl diphenyl phosphine oxide(Lamberti社製)
<増感剤>
DETX:2,4−ジエチルチオキサントン
<添加剤>
BYK−315(シリコーン添加剤、BYK Chemie社製)
<光硬化型インクジェット印刷用インク組成物の調製>
<ブラック>
顔料(ピグメントブラック7)と顔料分散剤(アジスパーPB821)と光重合性化合物(IBXA)とを配合比率(質量比)が20/8/72となるように配合した混合物を、アイガーミル(メディアとして直径0.5mmのジルコニアビーズを使用)を用いて分散させてコンクベースを得た。得られたコンクベースを用いて、表1の配合組成(質量%)となるように各成分を配合し、実施例1〜13及び18、比較例1〜6の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物を得た。
顔料(ピグメントイエロー150)と顔料分散剤(ソルスパース56000、日本ルーブリゾール社製)と光重合性化合物(IBXA)とを配合比率(質量比)が16/6.4/77.6となるように配合した混合物を、アイガーミル(メディアとして直径0.5mmのジルコニアビーズを使用)を用いて分散させてコンクベースを得た。得られたコンクベースを用いて、表1の配合組成(質量%)となるように各成分を配合し、実施例14の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物を得た。
顔料(ピグメントブルー15:4)と顔料分散剤(ソルスパース56000、日本ルーブリゾール社製)と光重合性化合物(IBXA)とを配合比率(質量比)が20/8/72となるように配合した混合物を、アイガーミル(メディアとして直径0.5mmのジルコニアビーズを使用)を用いて分散させてコンクベースを得た。得られたコンクベースを用いて、表1の配合組成(質量%)となるように各成分を配合し、実施例15及び実施例19の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物を得た。
顔料(ピグメントレッド122)と顔料分散剤(ソルスパース56000、日本ルーブリゾール社製)と光重合性化合物(イソボルニルアクリレート)とを配合比率(質量比)が16/9.6/74.4となるように配合した混合物を、アイガーミル(メディアとして直径0.5mmのジルコニアビーズを使用)を用いて分散させてコンクベースを得た。得られたコンクベースを用いて、表1の配合組成(質量%)となるように各成分を配合し、実施例16及び実施例20の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物を得た。
酸化チタンと顔料分散剤(アジスパーPB821)と光重合性化合物(IBXA)とを配合比率(質量比)が40/4/56となるように配合した混合物を、アペックスミル(メディアとして直径0.5mmのジルコニアビーズを使用)を用いて分散させてコンクベースを得た。得られたコンクベースを用いて、表1の配合組成(質量%)となるように各成分を配合し、実施例17及び実施例21の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物を得た。
実施例1〜21、比較例1〜6で得られた光硬化型インクジェット印刷用インク組成物について、E型粘度計(商品名:RE100L型粘度計、東機産業社製)を使用して、温度25℃、50rpmの条件の条件で、粘度を測定した。結果を表2に示す。
実施例1〜21、比較例1〜6で得られた光硬化型インクジェット印刷用インク組成物について、JIS K2265に準拠した方法に従って、セタ密閉式引火点測定試験器を使用して、アルミニウムブロックで一定温度に保持し、引火点の測定を行った。結果を表2に示す。
実施例1〜21、比較例1〜6で得られた光硬化型インクジェット印刷用インク組成物をポリ塩化ビニルシート(Flontlit Glossy 120g、Cooley社製)に#4のバーコーターで塗布した。次いでヘレウス社製Z−8ランプ(水銀ランプ)又はフォセオン・テクノロジー社製LEDランプを用いて硬化させた。下記の方法で、Z−8硬化速度、LED硬化速度、密着性、耐溶剤性、コックリング性を評価した。結果を表2に示す。
ヘレウス社製Z−8ランプ(水銀ランプ)を用いて、60W×23m/min、距離13cm(UV積算光量30mJ/cm2)の照射条件で表面のタックがなくなるまでのパス回数にて評価した。
フォセオン・テクノロジー社製LEDランプにて、1秒間40mJ/cm2となる照射条件で表面のタックがなくなるまでの回数にて評価した。
各塗膜をクロスカットし、セロハンテープによりインキの剥離具合を以下の基準で評価した。
○:塗膜の取られなし
△:80%以上、100%未満の塗膜の取られあり
×:80%未満の塗膜の取られあり
学振型堅牢度試験機(大栄科学精器製作所製)を用いて、イソプロピルアルコール(IPA)をしみ込ませた晒し布で500g×10回塗膜を擦ったときの、塗膜の取られ具合を以下の基準で評価した。
○:塗膜の取られなし
△:塗膜が少し取られる
×:塗膜の取られあり
ポリ塩化ビニルシート(Flontlit Grossy 120g、Cooley社製)に#12のバーコーターにて塗布し、UV照射して得られたシートの裏面のしわ(収縮具合)を以下の基準で評価した。
○:非塗工部同様塗工部に収縮がない状態
×:非塗工部に比べ塗工部に収縮があり盛り上がっている状態
25℃の雰囲気温度下に、低粘度インク用のインクジェットノズルを備えたインクジェット記録装置と、上記実施例1〜21、比較例1〜6の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物とを24時間おき、装置及びインク組成物の温度を25℃とした。その後25℃の雰囲気温度下で、それらを用いてポリ塩化ビニルシート(Flontlit Glossy 120g、Cooley社製)上へ連続して印字を行い、吐出性安定性の評価を行った。
○:印刷の乱れがなく、安定して吐出できるもの
×:印刷の乱れがある、又は安定して吐出できないもの
化学品の分類及び表示に関する国際的調和システム(GHS)より判断した。
Claims (6)
- 少なくとも、光重合性化合物及び光重合開始剤を含有し、
前記光重合性化合物として、ビニロキシエトキシエチルアクリレートと、ベンジルアクリレートとを含有し、
前記ビニロキシエトキシエチルアクリレートの含有量が、4〜40質量%、前記ベンジルアクリレートの含有量が、10〜65質量%であり、
前記光重合開始剤として、波長450〜300nmの光により開始剤機能が発現する化合物を含有し、
JIS K2256に準拠した方法でセタ密閉式引火点測定装置を用いて測定したときの引火点が70℃以上であり、粘度(25℃)が5mPa・s以下であり、
更に、単官能モノマーを50質量%以上含有する
ことを特徴とする光硬化型インクジェット印刷用インク組成物。 - 更に、増感剤として、波長400nm以上の光により増感機能が発現する化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物。
- ビニロキシエトキシエチルアクリレートの含有量が15〜40質量%、前記ベンジルアクリレートの含有量が20〜55質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物。
- 更に、N−ビニルカプロラクタムを5〜35質量%含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物。
- 更に、イソボニルアクリレートを5〜20質量%含有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物。
- ポリ塩化ビニル系シートに請求項1、2、3、4又は5記載の光硬化型インクジェット印刷用インク組成物を1〜20μmの膜厚で印刷した後、光硬化して得られることを特徴とする印刷物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012159891 | 2012-07-18 | ||
JP2012159891 | 2012-07-18 | ||
PCT/JP2013/069386 WO2014014017A1 (ja) | 2012-07-18 | 2013-07-17 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2014014017A1 true JPWO2014014017A1 (ja) | 2016-07-07 |
JP6173318B2 JP6173318B2 (ja) | 2017-08-02 |
Family
ID=49948842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014525842A Active JP6173318B2 (ja) | 2012-07-18 | 2013-07-17 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9587126B2 (ja) |
EP (1) | EP2876142B1 (ja) |
JP (1) | JP6173318B2 (ja) |
WO (1) | WO2014014017A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5985350B2 (ja) | 2012-10-24 | 2016-09-06 | サカタインクス株式会社 | インクセット及び印刷物 |
JPWO2014080942A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2017-01-05 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 |
JP6445240B2 (ja) * | 2014-03-05 | 2018-12-26 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
JP6560505B2 (ja) * | 2015-02-26 | 2019-08-14 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用白色インク組成物 |
JP6858507B2 (ja) * | 2016-08-09 | 2021-04-14 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物、印刷物、及び成形品 |
JP7268364B2 (ja) * | 2019-01-22 | 2023-05-08 | 株式会社リコー | 硬化型組成物、収容容器、2次元又は3次元の像形成装置、2次元又は3次元の像形成方法、及び硬化物 |
JP7252013B2 (ja) * | 2019-03-06 | 2023-04-04 | マクセル株式会社 | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物およびインクセット |
JP7107293B2 (ja) * | 2019-09-20 | 2022-07-27 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット方法、及びインクジェット装置 |
US20240084152A1 (en) | 2019-12-04 | 2024-03-14 | Sun Chemical Corporation | Uv inkjet compositions |
EP4173825A1 (en) * | 2020-06-24 | 2023-05-03 | Sakata INX Corporation | Ink composition for photocurable inkjet printing |
JP2022013637A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-18 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ |
CN213935943U (zh) | 2021-05-31 | 2021-08-10 | 海鸿电气有限公司 | 一种立体卷铁芯变压器绕线料筒 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126885A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-07-05 | Seiko Epson Corp | 紫外線硬化型インクジェット用インク組成物 |
JP2012236966A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-12-06 | Seiko Epson Corp | 光硬化型インク組成物、記録方法及び記録装置 |
JP2013060548A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Seiko Epson Corp | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物、インクジェット記録方法 |
JP2013245240A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 |
JP2014005438A (ja) * | 2012-05-29 | 2014-01-16 | Seiko Epson Corp | インクジェットインク組成物、インク収容体、インクジェット記録方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3461501B1 (ja) | 2002-06-10 | 2003-10-27 | 株式会社日本触媒 | 活性エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク |
JP4710317B2 (ja) | 2004-12-17 | 2011-06-29 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | ポリ塩化ビニルシート用活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ |
KR101733821B1 (ko) | 2009-06-12 | 2017-05-08 | 사카타 인쿠스 가부시키가이샤 | 광경화형 잉크젯 인쇄용 잉크 조성물 및 인쇄물 |
JP5803258B2 (ja) | 2010-09-30 | 2015-11-04 | セイコーエプソン株式会社 | 紫外線硬化型インクジェット用インク組成物、インクジェット記録方法 |
US9056986B2 (en) * | 2010-11-09 | 2015-06-16 | Seiko Epson Corporation | Ultraviolet curable type ink-jet ink composition, recording method and recording apparatus using same |
JP5589177B2 (ja) | 2010-11-12 | 2014-09-17 | セイコーエプソン株式会社 | 紫外線硬化型インクジェット用インク組成物 |
JP5637444B2 (ja) | 2010-11-30 | 2014-12-10 | セイコーエプソン株式会社 | 放射線硬化型インクジェット用インク組成物、記録物、及びインクジェット記録方法 |
JP5790234B2 (ja) | 2010-12-13 | 2015-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | 紫外線硬化型インクジェット用インク組成物、これを用いたインクジェット記録装置、これを用いたインクジェット記録方法、及びインクセット |
JP5664461B2 (ja) * | 2011-06-08 | 2015-02-04 | セイコーエプソン株式会社 | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物、並びにその保存方法及び保存容器 |
JP5985350B2 (ja) | 2012-10-24 | 2016-09-06 | サカタインクス株式会社 | インクセット及び印刷物 |
JPWO2014080942A1 (ja) | 2012-11-20 | 2017-01-05 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 |
-
2013
- 2013-07-17 US US14/415,059 patent/US9587126B2/en active Active
- 2013-07-17 WO PCT/JP2013/069386 patent/WO2014014017A1/ja active Application Filing
- 2013-07-17 JP JP2014525842A patent/JP6173318B2/ja active Active
- 2013-07-17 EP EP13819494.9A patent/EP2876142B1/en active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126885A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-07-05 | Seiko Epson Corp | 紫外線硬化型インクジェット用インク組成物 |
JP2012236966A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-12-06 | Seiko Epson Corp | 光硬化型インク組成物、記録方法及び記録装置 |
JP2013060548A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Seiko Epson Corp | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物、インクジェット記録方法 |
JP2013245240A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 |
JP2014005438A (ja) * | 2012-05-29 | 2014-01-16 | Seiko Epson Corp | インクジェットインク組成物、インク収容体、インクジェット記録方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9587126B2 (en) | 2017-03-07 |
EP2876142A1 (en) | 2015-05-27 |
US20150203695A1 (en) | 2015-07-23 |
JP6173318B2 (ja) | 2017-08-02 |
EP2876142B1 (en) | 2017-09-27 |
WO2014014017A1 (ja) | 2014-01-23 |
EP2876142A4 (en) | 2016-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6173318B2 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 | |
US9598591B2 (en) | Ink set and printed material | |
JP5618997B2 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 | |
JP5400772B2 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 | |
JP5148201B2 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物 | |
CN108603059B (zh) | 光固化型喷墨印刷用油墨组合物及喷墨印刷方法 | |
US7878642B2 (en) | Image forming method, actinic radiation curable ink-jet ink, and inkjet recording apparatus | |
JP6445240B2 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及びインクジェット記録方法 | |
WO2014080942A1 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物及び印刷物 | |
JP6126378B2 (ja) | Uv−led光硬化型インクジェット印刷用インク組成物 | |
WO2016136097A1 (ja) | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物 | |
WO2015060397A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ及びインキセット | |
US20230193063A1 (en) | Inkjet ink | |
US20230203331A1 (en) | Method of inkjet printing |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6173318 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |