JP2014002941A - 電池 - Google Patents

電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2014002941A
JP2014002941A JP2012137890A JP2012137890A JP2014002941A JP 2014002941 A JP2014002941 A JP 2014002941A JP 2012137890 A JP2012137890 A JP 2012137890A JP 2012137890 A JP2012137890 A JP 2012137890A JP 2014002941 A JP2014002941 A JP 2014002941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
positive electrode
cell
current collector
slurry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012137890A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Sueki
俊次 末木
Hiroshi Okamoto
宏志 岡本
Motoaki Nishijima
主明 西島
Akito Yoshida
章人 吉田
Nori Nemoto
紀 根本
Koji Ohira
耕司 大平
Isao Asako
功 浅子
Masafumi Muraoka
将史 村岡
Tomoharu Arai
友春 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012137890A priority Critical patent/JP2014002941A/ja
Publication of JP2014002941A publication Critical patent/JP2014002941A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)

Abstract

【課題】大型化しても電池反応を均一に行って大きな出力特性を得ることができる電池を提供すること。
【解決手段】集電体をそれぞれ有する正極セルおよび負極セルと、前記正極セルと前記負極セルとの間に設けられたセパレータとを備え、前記正極セルと前記負極セルのうち少なくとも一方の集電体がセル内に回転可能に設けられていることを特徴とする電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池に関し、さらに詳しくは、大型化に好適な電池に関する。
高い電池電圧が得られる上に、電池反応のムラが生じ難く電極の構造劣化も招きにくい二次電池として、スラリー利用型二次電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このスラリー利用型二次電池は、ケースの内部を正極室と負極室とに分離するセパレータと、正極室に配置された正極集電板と、負極室に配置された負極集電板とを備えている。また、正極室と正極スラリーを貯蔵する正極スラリータンクとの間にはポンプが組み込まれた正極側循環経路が設けられると共に、負極室と負極スラリーを貯蔵する負極スラリータンクとの間にはポンプが組み込まれた負極側循環経路が設けられており、電池の活物質を含む正極および負極スラリーを循環させて充放電を行うように構成されている。
特開2009−224141号公報
前記スラリー利用型二次電池を大型化した場合、正極室および負極室内における各極のスラリーは固液の分離を生じ易くなり、スラリー濃度の不均一により電池反応が不均一となる。また、正極および負極集電体による集電が難しくなる。これらの結果、大きな出力特性が得られ難くなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、大型化しても電池反応を均一に行って大きな出力特性を得ることができる電池を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、集電体をそれぞれ有する正極セルおよび負極セルと、前記正極セルと前記負極セルとの間に設けられたセパレータとを備え、前記正極セルと前記負極セルのうち少なくとも一方の集電体がセル内に回転可能に設けられている電池が提供される。
本発明の電池は、前記正極セルと前記負極セルのうち少なくとも一方の集電体がセル内に回転可能に設けられている。したがって、可動な集電体を有するセル内に電解液中にイオンを吸蔵・放出可能な電極活物質を分散させてなるスラリーが収容されている電池の場合、回転する集電体によってセル内のスラリーが掻き混ぜられるため、スラリー濃度が均一となる。この結果、電池を大型化しても、電池反応が均一となり、大きな出力特性を得ることができる。
本発明の電池の実施形態1における充電状態を示す構成図である。 図1の電池の放電状態を示す構成図である。 本発明の電池の実施形態2の放電状態を示す構成図である。
本発明の電池は、集電体をそれぞれ有する正極セルおよび負極セルと、前記正極セルと前記負極セルとの間に設けられたセパレータとを備え、前記正極セルと前記負極セルのうち少なくとも一方の集電体がセル内に回転可能に設けられている。
本発明の電池は、前記構成を備えた一次電池および二次電池を含む各種電池に適用することができる。
本発明の電池は、具体的には次のように構成されてもよい。
前記セパレータが、イオン伝導性固体電解質膜であり、
前記回転可能な集電体を有するセルが、電解液中に電極活物質を分散させてなるスラリーを前記集電体と接触可能に収容していてもよい。具体的には、次の(1)および(2)の電池構成が挙げられる。
(1)前記正極セルと前記負極セルの両方が前記スラリーを収容し、かつ前記正極セルと前記負極セルの両方の集電体が回転可能であってもよい。
この場合、正極セルは、電解液中に正極活物質(電極活物質)を分散させてなる正極スラリーと、回転可能な正極集電体とを有してなり、一方、負極セルは、電解液中に負極活物質(電極活物質)を分散させてなる負極スラリーと、回転可能な負極集電体とを有してなる。この電池構成の代表的な例としては、正負両極に電極活物質含有スラリーを有するリチウムイオン二次電池が挙げられる。
(2)前記負極セルが前記スラリーを収容し、かつ前記負極セルの集電体が回転可能であり、
前記正極セルは前記セパレータと接触する空気極と、該空気極と接触する正極集電体とを有し、前記正極集電体の形状は板形であり、前記板形の正極集電体と前記空気極との間に空気流路が設けられていてもよい。
この場合、空気極を有する正極セルと、電解液中に負極活物質を分散させてなる負極スラリーおよび回転可能な負極集電体を有してなる負極セルと、正極および負極セル間に設けられたイオン伝導性固体電解質膜とを備えた金属空気電池(一次電池)が構成され、負極活物質として、例えば、Mg、Al、Li、Na、Ca、Zn、Cu、Cd、Ni、Co、MnおよびCrが挙げられる。
前記(1)および(2)の場合、集電体の形状はスラリー中の活物質の濃度が均一になるよう効率よく掻き混ぜることができる形状が好ましく、その代表的な形状としてはインペラ形が挙げられる。なお、集電体の数は特に限定されず、1つでも複数でもよい。
以下、図面を参照しながら本発明の電池の実施形態を詳説する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は本発明の電池の実施形態1における充電状態を示す構成図である。この実施形態1では、本発明の電池を、電極スラリーを用いたリチウムイオン二次電池に適用した場合を説明する。
実施形態1の電池は、正極セル10および負極セル20と、正極および負極セル10、20間に設けられたセパレータ30とを備え、これらは1つの絶縁性ケーシング40内に収められている。図1では、ケーシング40の内部空間をセパレータ30にて右左に二分し、右側に正極セル10を配置し、左側に負極セル20を配置した場合を例示している。
正極セル10は、電解液中に正極活物質が分散してなる正極スラリー11と、複数の正極集電体12と、複数の正極集電体12を回転可能に支持する支持部50とを有し、支持部50にて支持された複数の正極集電体12は回転駆動部60によって回転する。なお、正極スラリー11に正極用導電材が含まれていてもよい。
負極セル20も、正極セル10と同様に、電解液中に負極活物質が分散してなる負極スラリー21と、複数の負極集電体22と、複数の負極集電体22を回転可能に支持する支持部70とを有し、支持部70にて支持された複数の負極集電体22は前記回転駆動部60によって回転する。なお、負極スラリー21に負極用導電材が含まれていてもよい。
<正極セル>
正極スラリー11に含まれる正極活物質としては、充電時にリチウムイオンを放出し、放電時にリチウムイオンを吸蔵する材料を用いることができ、具体的には、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)等の層状構造のリチウム複合酸化物、マンガン酸リチウム(LiMn24)といったスピネル構造のリチウム複合酸化物、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)といったオリビン構造のリチウム複合酸化物を用いることができる。これらの正極活物質は、電解液中に均一に分散されるよう、粒子状のものが好適である。
正極スラリー11に含まれる電解液としては、イオン伝導性を有する非水電解液を用いることができ、具体的には、LiPF6、LiClO4、LiBF4、Li(CF3SO22N等のリチウム塩を溶解した有機溶媒を用いることができる。この場合、有機溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)等が挙げられ、これらを単独または2種以上混合して用いることができる。
正極スラリー11に含まれる正極用導電材としては、正極活物質との電子の授受が可能な材料であればよく、具体的には、ケチェンブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、天然黒鉛、人造黒鉛、膨張黒鉛等のグラファイト、炭素繊維、金属繊維等の導電性繊維、銅粉、銀粉、ニッケル粉、アルミニウム粉等の金属粉末、ポリフェニレン誘導体といった有機導電性材料等が挙げられ、これらを単独または2種以上混合して用いることができる。
正極集電体12は、導電性材料からなるインペラであり、実施形態1では正極セル10内に5枚のインペラが設けられた場合を例示している。なお、図1〜図3において、インペラは簡略化されて図示されており、実際のインペラ形正極集電体12は、例えば、プロペラ型、高吐出プロペラ型、パドル型、フラットパドル型、ディスク付きタービン型等のインペラ形状を有している。正極スラリー11の粘度は、電解液単独の粘度に比べて高いため、高粘度の正極スラリー11を均一かつ効率よく撹拌できるパドル型またはディスク付きタービン型のインペラ形正極集電体12を用いることが好ましい。また、このように複数枚の正極集電体12を組み合わせて使用してもよいが、上下方向に延びた1組の特殊パドルまたはリボン・スクリュー型のインペラ形正極集電体12を用いてもよい。
このように、正極集電体12をインペラ形に形成する目的は、正極セル10内の高粘度の正極スラリー11を均一かつ効率よく撹拌して濃度を均一に維持することにあるが、正極集電体12と正極スラリー11中の正極活物質との接触面積が増加して集電効率が向上するというメリットも得られる。この点については、負極集電体22も同様である。
正極集電体12を構成する導電性材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属が挙げられる。
支持部50は、ケーシング40の底壁を貫通して正極セル10内に設けられた軸部51と、ケーシング40の外部における軸部51の下端を回転可能に支持するスラスト軸受52と、軸部51とケーシング40の底壁との間に液密に設けられた船尾管軸受53とを備え、正極セル10内の軸部51に複数の正極集電体12が固定されている。軸部52は、正極集電体12と同じ導電性材料にて形成することができる。
回転駆動部60は、外部電源からの電力にて駆動するモータと、モータの回転力を支持部50の軸部51に伝達する回転力伝達機構とを備える。回転力伝達機構としては、モータのシャフトと軸部51とに固定されたプーリーまたはスプロケットと、プーリー間またはスプロケット間に張架されたタイミングベルトまたはチェーンを採用することができる。この回転力伝達機構は、軸部51とモータとの間を電気的に絶縁するよう一部または全部が絶縁性材料にて構成される。
なお、回転駆動部60は、負極セル20の支持部70の後述する軸部71にも別の回転動力伝達機構を介して同期的に回転力を付与する。
<負極セル>
負極スラリー21に含まれる負極活物質としては、充電時にリチウムイオンを吸蔵し、放電時にリチウムイオンを放出する材料を用いることができ、具体的には、金属リチウム、リチウム合金、リチウムイオンを吸蔵放出可能な炭素質物質等を用いることができる。リチウム合金としては、アルミニウム、スズ、マグネシウム、インジウムまたはカルシウムとリチウムとの合金が挙げられる。また、リチウムイオンを吸蔵放出可能な炭素質物質としては、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス、メソフェーズピッチ系炭素繊維、球状炭素、樹脂焼成炭素等が挙げられる。これらの負極活物質も、電解液中に均一に分散されるよう、粒子状のものが好適である。
負極セル20において、その他の構成は、正極セル10と同様であるため、説明を省略する。
<セパレータ>
セパレータ30としては、イオンを含む電解液は透過させるが、活物質は透過させない固体電解質膜を用いることができる。本実施形態の場合、リチウムイオン伝導性の固体電解質膜を用いることができ、具体的には、酸化物系または硫化物系のリチウムイオン伝導性ガラスを用いることができる。
<充電について>
この電極スラリーを用いたリチウムイオン二次電池は、図1に示す充電時において、正極セル10の外部に突出した軸部51と、負極セル20の外部に突出した軸部71とに、リード線を介して外部電源Eが電気的に接続される。そして、回転駆動部60のモータが駆動して正極および負極セル10、20の軸部51、72と共に正極および負極集電体12、22が回転することにより、正極セル10内で正極スラリー11が撹拌され、負極セル21内で負極スラリー21が撹拌される。
正極集電体12によって正極スラリー11を撹拌することにより、正極セル10内において正極スラリー11の濃度が均一に維持されると共に、正極スラリー11の正極活物質と正極集電体12との接触率がより一層増加する。負極セル20側においても同様である。このとき、正極スラリー11中の正極活物質(リチウム複合酸化物)の電子が正極集電体12、軸部51、外部電源Eおよび軸部71を介して負極集電体22へ移動する。一方、電子を放出した正極活物質はリチウムイオンを正極スラリー11中に放出し、そのリチウムイオンがセパレータ30を通って負極セル20内へ移動し、負極集電体22と接触して電子を受け取った負極活物質にリチウムイオンが吸着する。このとき、充電に使用する外部電源Eの電力の一部を、正極および負極集電体12、22を回転させるモータに供給してもよい。
<放電について>
図2は図1の電池の放電状態を示す構成図である。この電極スラリーを用いたリチウムイオン二次電池の放電時は、正極セル10の外部に突出した軸部51と、負極セル20の外部に突出した軸部71とに、リード線を介して外部回路が電気的に接続される。そして、回転駆動部60のモータが駆動して正極および負極セル10、20の軸部51、72と共に正極および負極集電体12、22が回転することにより、正極セル10内で正極スラリー11が撹拌され、負極セル21内で負極スラリー21が撹拌される。
負極集電体22によって負極スラリー21を撹拌することにより、負極セル20内において負極スラリー21の濃度が均一に維持されると共に、負極スラリー21の負極活物質と負極集電体22との接触率がより一層増加する。正極セル10側においても同様である。このとき、リチウムイオンが吸着した負極活物質が負極集電体22と接触することにより、負極活物質から電子が負極集電体22、軸部71、外部回路および軸部51を介して正極集電体12へ移動する。一方、電子を放出した負極活物質からリチウムイオンが負極スラリー21中に離脱し、そのリチウムイオンがセパレータ30を通って正極スラリー11中へ移動し、正極集電体12と接触して電子を受け取った正極活物質にリチウムイオンが吸着する。なお、この放電時の電力の一部を、正極および負極集電体12、22を回転させるモータに供給してもよい。
(実施形態2)
図3は本発明の電池の実施形態2の放電状態を示す構成図である。この実施形態2では、本発明の電池を、電極スラリーを用いた金属空気電池(一次電池)に適用した場合を説明する。なお、図3において、図1および2中の要素と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施形態2の電池は、正極セル110および負極セル120と、正極および負極セル10、120間に設けられたセパレータ130とを備えた金属空気電池B2であり、正極セル110、負極セル120およびセパレータ130は1つの絶縁性ケーシング140内に収められている。
<正極セル>
正極セル110は、セパレータ30と接触する空気極111と、空気極111と接触する正極集電体112とを有する。
空気極111は、大気中の酸素ガスと水と電子から水酸化物イオン(OH-)を生成する電極である。空気極111は、例えば、導電性の多孔性担体と多孔性担体に担持された空気極触媒からなる。このことにより、空気極触媒上において、酸素ガスと水と電子を共存させることが可能になり、電極反応を進行させることが可能になる。電極反応に使われる水は、大気中から供給されてもよく、電解液から供給されてもよい。
多孔性担体には、例えば、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブラック、黒鉛、活性炭等の導電性カーボン粒子が挙げられる。また、気相法炭素繊維(VGCF)、カーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤー等の炭素繊維を用いることもできる。
空気極触媒には、たとえば、白金、鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム、銀、ルテニウム、イリジウム、モリブデン、マンガン、これらの金属化合物、およびこれらの金属の2種以上を含む合金からなる微粒子が挙げられる。この合金は、白金、鉄、コバルト、ニッケルのうち少なくとも2種以上を含有する合金が好ましく、たとえば、白金−鉄合金、白金−コバルト合金、鉄−コバルト合金、コバルト−ニッケル合金、鉄−ニッケル合金等、鉄−コバルト−ニッケル合金が挙げられる。
また、空気極111に含まれる多孔性担体は、その表面に陽イオン基が固定イオンとして存在するように表面処理がなされていてもよい。このことにより、多孔性担体の表面を水酸化物イオンが伝導できるため、空気極触媒上で生成した水酸化物イオンが移動しやすくなる。
また、空気極6は、多孔性担体に担持されたアニオン交換樹脂を有してもよい。このことにより、アニオン交換樹脂を水酸化物イオンが伝導できるため、空気極触媒上で生成した水酸化物イオンが移動しやすくなる。
空気極111と正極集電体112との間には、正極集電体112における空気極111との接触面に複数の溝を形成することにより、空気流路113が設けられている。これにより、空気極111に酸素ガスを供給することができる。また、空気流路113に加湿された空気を流すことにより、空気極111に酸素ガスと共に水も供給できる。
正極集電体112は、空気極111と接触することにより、空気極111と外部回路と電気的に接続することができる。正極集電体112は、実施形態1における正極集電体12と同じ導電性材料にて構成することができる。
<セパレータ>
セパレータ130としては、例えば、パーフルオロスルホン酸系、パーフルオロカルボン酸系、スチレンビニルベンゼン系、第4級アンモニウム系の固体高分子電解質膜(アニオン交換膜)を用いることができる。このセパレータ130により、空気極6で発生した水酸化物イオンがアニオン交換膜を伝導し、後述する負極スラリー121中へ移動することができる。
詳しく説明すると、アニオン交換膜は、固定イオンである陽イオン基を有するため、負極スラリー121中の陽イオンは空気極111に伝導することはできない。これに対し、空気極111で生成した水酸化物イオンは陰イオンであるため、電解液へと伝導することができる。このことにより、金属空気電池B2の電池反応を進行させることができ、かつ、負極スラリー121中の陽イオンが空気極111に移動するのを防止することができる。このことにより、空気極111における金属や炭酸化合物の析出を抑制することができる。また、アニオン交換膜を設けることにより、電解液に含まれる水が空気極111に過剰に供給されることを抑制することができる。
<負極セル>
実施形態2における負極セル120は、負極スラリー121が異なる以外は、実施形態1における負極セル20と同じ構成を備える。
負極スラリー121は、電解液中に負極活物質を分散させてなる。
負極スラリー121中の電解液は、溶媒に電解質が溶解しイオン導電性を有する液体である。電解液の種類は、後述する負極活物質(金属)の種類によって異なるが、水溶媒を用いた電解液(電解質水溶液)であってもよく、有機溶媒を用いた電解液(有機電解液)であってもよい。
例えば、亜鉛空気電池、アルミニウム空気電池、鉄空気電池の場合、電解液には、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液などのアルカリ性水溶液を用いることができ、マグネシウム空気電池の場合、電解液には塩化ナトリウム水溶液を用いることができる。また、リチウム金属電池、ナトリウム空気電池、カルシウム空気電池の場合、有機電解液を用いることができる。
負極スラリー121中の負極活物質は、電池の放電反応により電子を放出し金属化合物の析出物(微粒子、針状の粒子、板状の粒子など)に化学変化する金属からなる。例えば、亜鉛空気電池の場合、負極活物質は金属亜鉛からなり、金属化合物は酸化亜鉛または水酸化亜鉛となる。アルミニウム空気電池の場合、負極活物質は金属アルミニウムからなり、金属化合物は水酸化アルミニウムとなる。鉄空気電池の場合、負極活物質は金属鉄からなり、金属化合物は酸化水酸化鉄または酸化鉄となる。マグネシウム空気電池の場合、負極活物質は金属マグネシウムからなり、金属化合物は水酸化マグネシウムとなる。また、リチウム金属電池、ナトリウム空気電池、カルシウム空気電池の場合、負極活物質はそれぞれ、金属リチウム、金属ナトリウム、金属カルシウムからなり、金属化合物はこれらの金属の酸化物、水酸化物などとなる。これらの負極活物質は、電解液中に均一に分散されるよう、粒子状のものが好適である。
なお、負極活物質はおよび金属化合物は、これらの例には限定されず、金属空気電池となるものであればよい。また、負極活物質は、上記の例では一種の金属元素からなる金属を挙げたが、負極活物質は合金からなってもよい。また、負極スラリー121中には、実施形態1における負極スラリー21中に含まれている負極用導電材と同じ導電材が含まれていてもよい。
電池の放電反応の進行による負極活物質を構成する金属から金属化合物の析出物への化学変化は、負極集電体22上で生じてもよく、負極集電体22上および電解液中の両方で生じてもよい。例えば、負極活物質が電解液に含まれるイオンと反応し、前記金属を含むイオンが電解液中に生成し、この金属を含むイオンが分解することにより、金属化合物の析出物が生成されてもよい。また、負極活物質が電解液に含まれるイオンと反応し、金属化合物の析出物が生成してもよい。また、負極活物質が金属イオンとして電解液中に溶解し、この金属イオンが電解液中で反応して金属化合物の析出物が生成してもよい。
<放電について>
この電極スラリーを用いた金属空気電池の放電時は、正極セル10の正極集電体112と、負極セル20の外部に突出した軸部71とに、リード線を介して外部回路が電気的に接続される。そして、回転駆動部60のモータが駆動して負極セル120の軸部72と共に負極集電体22が回転することにより、負極セル120内で負極スラリー121が撹拌される。
負極集電体22によって負極スラリー121を撹拌することにより、負極セル120内において負極スラリー121中の負極活物質が均一に分散され続けると共に、負極活物質と負極集電体22との接触率がより一層増加する。このとき、負極活物質が負極集電体22と接触することにより、負極活物質から電子が負極集電体22、軸部71および外部回路を介して正極集電体112へ移動する。例えば、負極活物質が金属亜鉛である場合、電子を放出した亜鉛は水酸化亜鉛となり、水酸化亜鉛は分解して酸化亜鉛となって負極スラリー21中に析出する。また、空気極111において、電子と水と酸素が反応することにより水酸化物イオンが生成され、この水酸化物イオンは、セパレータ130(アニオン交換膜)を導電し、負極スラリー121中に移動する。このような放電反応が進行すると、負極活物質である金属亜鉛が消費され、負極スラリー121中に酸化亜鉛が溜まっていくこととなる。従って、金属空気電池による電力の出力を維持するためには、負極スラリー121中に負極活物質を供給し、負極活物質121中に析出した金属酸化物を除去することが望ましい。
(実施例1)
図1および2に示す電極スラリーを用いたリチウムイオン二次電池の充放電試験を次の条件で行った。
<正極スラリー>
正極活物質として市販のリン酸鉄リチウム(LiFePO4)を用意し、正極用導電材としてアセチレンブラックを用意した。また、正極用電解液として、EC30%とDEC70%とを混合した有機溶媒を用いて1MLiPF6溶液を調製した。そして、Arガスグローブボックス内で、正極活物質と正極用導電材と正極用電解液とを25重量%:5重量%:70重量%の割合で混合して、正極スラリーを得た。
<負極スラリー>
負極活物質として市販の人造黒鉛を用意し、負極用導電材としてアセチレンブラックを用意した。また、負極用電解液として、EC30%とDEC70%とを混合した有機溶媒を用いて1MLiPF6溶液を調製した。そして、Arガスグローブボックス内で、負極活物質と負極用導電材と負極用電解液とを25重量%:5重量%:70重量%の割合で混合して、負極スラリーを得た。
<充放電試験>
正極および負極スラリーを、温度25℃で、正極および負極集電体を回転数60rpmで回転させて撹拌しながら、充放電を行った。このとき、充電は、電流20mAおよび電圧3.6Vで、2mAになるまでCCCV充電を行った。また、放電は、電流20mAで2Vになるまで行った。そして、充放電試験の結果から、正極活物質の単位重量当たりの放電容量を求め、それを表1に示した。
(比較例1)
正極および負極集電体を回転させなかったこと以外は、実施例1と同様にして充放電試験を行い、正極活物質の単位重量当たりの放電容量を求め、それを表1に示した。
表1の結果から、正極および負極集電体を回転させることで、放電容量が増大することがわかった。これは、集電体を回転させることで、スラリー内の活物質と集電体との接触率が増加すること、また、スラリー内のLiイオンの拡散が促進されることにより、活物質と電子、Liイオンの授受がスムーズに行われた結果と考えられる。
(実施例2)
図3に示す電極スラリーを用いた金属空気電池の放電試験を次の条件で行った。
<負極スラリー>
負極活物質としての金属亜鉛を水酸化カリウム水溶液中に30重量%:70重量%の割合で混合して負極スラリーを得た。
<放電試験>
負極スラリーを、温度25℃で、負極集電体を回転数60rpmで回転させて撹拌しながら、放電を行った。一定負荷に対して1時間放電を行った後、放電開始電圧と放電から1時間後の電圧を比較し、その結果を表2に示した。
(比較例2)
負極集電体を回転させなかったこと以外は、実施例2と同様にして放電試験を行い、その結果を表2に示した。
表2の結果から、負極集電体を回転させると、放電電圧が1h経過してもほとんど減少しないことがわかった。これは、集電体を回転させることで、スラリー内の活物質と集電体との接触率が増加すること、また、スラリー内の水酸化物イオンの拡散が促進されることにより、活物質と電子、水酸化物イオンの授受がスムーズに行われた結果と考えられる。
10、110 正極セル
11 正極スラリー
12、112 正極集電体
20、120 負極セル
21、121 負極スラリー
22 負極集電体
30、130 セパレータ
111 空気極
113 空気流路
B1 電極スラリーを用いたリチウムイオン二次電池
B2 電極スラリーを用いた金属空気電池

Claims (5)

  1. 集電体をそれぞれ有する正極セルおよび負極セルと、前記正極セルと前記負極セルとの間に設けられたセパレータとを備え、前記正極セルと前記負極セルのうち少なくとも一方の集電体がセル内に回転可能に設けられていることを特徴とする電池。
  2. 前記セパレータが、イオン伝導性固体電解質膜であり、
    前記回転可能な集電体を収納するセルが、電解液中に電極活物質を分散させてなるスラリーを前記集電体と接触可能に収容している請求項1に記載の電池。
  3. 前記正極セルと前記負極セルの両方が前記スラリーを収容し、かつ前記正極セルと前記負極セルの両方の集電体が回転可能である請求項2に記載の電池。
  4. 前記負極セルが前記スラリーを収容し、かつ前記負極セルの集電体が回転可能であり、
    前記正極セルは前記セパレータと接触する空気極と、該空気極と接触する正極集電体とを有し、前記正極集電体の形状は板形であり、前記板形の正極集電体と前記空気極との間に空気流路が設けられている請求項2に記載の電池。
  5. 前記回転可能な集電体の形状がインペラ形である請求項1〜4のいずれか1つに記載の電池。
JP2012137890A 2012-06-19 2012-06-19 電池 Pending JP2014002941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137890A JP2014002941A (ja) 2012-06-19 2012-06-19 電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137890A JP2014002941A (ja) 2012-06-19 2012-06-19 電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014002941A true JP2014002941A (ja) 2014-01-09

Family

ID=50035922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012137890A Pending JP2014002941A (ja) 2012-06-19 2012-06-19 電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014002941A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017004946A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 三洋化成工業株式会社 リチウムイオン電池及びその製造方法
CN109046149A (zh) * 2018-08-09 2018-12-21 中南大学 搅拌结构及搅拌式浆料储能装置
CN109088094A (zh) * 2018-08-09 2018-12-25 中南大学 具有搅拌结构的沉积型浆料储能电池
CN109103495A (zh) * 2018-08-09 2018-12-28 中南大学 具有散热结构的浆料储能结构
CN111916652A (zh) * 2020-08-06 2020-11-10 建德希傅电子科技有限公司 一种电解液自动添加搅拌的蓄电池
WO2022067712A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 宁德新能源科技有限公司 液态电池及具有所述液态电池的电子装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501413B1 (ja) * 1970-03-03 1975-01-17
JPS5133835A (en) * 1974-07-19 1976-03-23 Gen Do Konsutoryukushon Erekut Denkaieki kinzokuhepeesutonyorudenkihatsuseihoho oyobi sonosochi
JPH0513110A (ja) * 1990-05-23 1993-01-22 Stork Screens Bv 亜鉛懸濁液蓄電池の充電方法、亜鉛懸濁液蓄電池および蓄電池用亜鉛懸濁液
JP2000277183A (ja) * 1999-03-29 2000-10-06 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電 池
JP2002141104A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電 池
JP2010244729A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Toyota Motor Corp 空気電池

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501413B1 (ja) * 1970-03-03 1975-01-17
JPS5133835A (en) * 1974-07-19 1976-03-23 Gen Do Konsutoryukushon Erekut Denkaieki kinzokuhepeesutonyorudenkihatsuseihoho oyobi sonosochi
JPH0513110A (ja) * 1990-05-23 1993-01-22 Stork Screens Bv 亜鉛懸濁液蓄電池の充電方法、亜鉛懸濁液蓄電池および蓄電池用亜鉛懸濁液
JP2000277183A (ja) * 1999-03-29 2000-10-06 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電 池
JP2002141104A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電 池
JP2010244729A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Toyota Motor Corp 空気電池

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017004946A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 三洋化成工業株式会社 リチウムイオン電池及びその製造方法
CN109046149A (zh) * 2018-08-09 2018-12-21 中南大学 搅拌结构及搅拌式浆料储能装置
CN109088094A (zh) * 2018-08-09 2018-12-25 中南大学 具有搅拌结构的沉积型浆料储能电池
CN109103495A (zh) * 2018-08-09 2018-12-28 中南大学 具有散热结构的浆料储能结构
CN111916652A (zh) * 2020-08-06 2020-11-10 建德希傅电子科技有限公司 一种电解液自动添加搅拌的蓄电池
WO2022067712A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 宁德新能源科技有限公司 液态电池及具有所述液态电池的电子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Song et al. Crossroads in the renaissance of rechargeable aqueous zinc batteries
CN1086515C (zh) 锂二次电池
CN102844914B (zh) 非水电解质二次电池用正极活性物质、其制造方法、和使用了该正极活性物质的非水电解质二次电池
CN101528607B (zh) 镍氢氧化物、非水电解质二次电池用正极活性物质的制造方法、非水电解质二次电池用电极以及非水电解质二次电池
JP5111421B2 (ja) リチウム二次電池用正極材料,リチウム二次電池及びそれを用いた二次電池モジュール
JP5211775B2 (ja) スラリー利用型二次電池
US20180358616A1 (en) Lithium ion cell having improved ageing behavior
US20120115048A1 (en) Positive electrode for lithium air battery, method of preparing the positive electrode, and lithium air battery including the positive electrode
JP2014002941A (ja) 電池
CN1770516A (zh) 锂二次电池用的导电剂-正极活性材料组合物,其制备方法和包括它的正电极和锂二次电池
WO2015115699A1 (ko) 리튬 이차 전지용 양극 활물질, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지
JP2008270175A (ja) 非水電解質二次電池用正極および非水電解質二次電池
CN1349669A (zh) 含锂磷酸盐的活性物质
JP5580931B2 (ja) 金属−空気二次電池用正極触媒及び金属−空気二次電池
US9397365B2 (en) Solid electrolyte material and all solid-state lithium secondary battery
CN1326595A (zh) 用于锂离子电池的锂基磷酸盐及其制备方法
CN1941490A (zh) 一种锂二次电池用电解质的制备方法
WO2016147607A1 (en) Anode for sodium-ion and potassium-ion batteries
US9742027B2 (en) Anode for sodium-ion and potassium-ion batteries
CN104081564A (zh) 固溶体含锂过渡金属氧化物及锂离子二次电池
JP5215146B2 (ja) リチウム空気二次電池及びリチウム空気二次電池の製造方法
CN106133952A (zh) 非水电解质二次电池
CN102549819A (zh) 非水电解液型锂离子二次电池
JP2005158737A (ja) リチウム二次電池用正極およびリチウム二次電池
ES2972812T3 (es) Método de preparación para material activo de electrodo positivo para batería secundaria

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160830