JP2014002185A - 注射シミュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型でフィット感に優れ、しかも腕や脚の肢体にワンタッチで装着することができる注射シミュレータを提供する。
【解決手段】腕2に巻き掛け可能で模擬表皮材5からなる模擬表皮部を有する可撓性シート体3と、模擬表皮部の裏側に配されて可撓性シート体3の形状を保持する板ばね体30とを備えてなり、板ばね体30は、弾性力に従って腕2と直交する横方向で裏側に丸く巻かれた巻き形状と、この巻き形状から弾性力に抗して横方向に展開された展開形状とに変形可能で、巻き形状から展開形状に変形させたときにその展開形状を維持するために腕2に沿う縦方向で表側に反り30aを持たせてなるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、注射手技の実習に用いられて好適な注射シミュレータに関するものである。
近年、看護基礎教育や卒後教育の現場で注射技術に対する教育あるいは再教育の重要性が問われている。教育の現場では、倫理的配慮から学生同士での注射実施は難しく、また臨地実習においても無資格者である学生が患者を対象として実施することはできない状況にある。
新卒者を教育する臨床現場でも、リスクマネジメントの観点から、患者に実施する前に院内で演習を実施しているのが現状である。これらのことから、注射シミュレータの需要は教育現場および臨床の双方で拡大している。
図7には、従来の注射シミュレータの全体斜視図が示されている。なお、この種の従来の注射シミュレータは、例えば特許文献1にて知られている。
実開平6−4768号公報
図7に示される従来の注射シミュレータ100は、腕または脚の肢体に装着して注射手技を練習するための練習器であって、その本体部分を構成するベース101を備えている。
ベース101は、所要の収容スペースを有して上方に開口された箱形形状とされ、このベース101の収容スペース内に模擬血管102,103が敷設されるとともに、肉質感を高めるためのスポンジ(模擬筋肉)104が充填され、これら模擬血管102,103とスポンジ104を覆ってベース101の開口を塞ぐように模擬表皮材105がその開口縁に装着されている。
ここで、ベース101の底面部には、面ファスナ106aにて結束・開放自在なバンド106が取り付けられている。
ところで、従来の注射シミュレータ100では、注射手技の練習に際して肢体に装着するにあたり、バンド106を肢体に巻き掛ける動作と、その巻き掛け状態を保持するために面ファスナ106aで固定する動作とが必要であるため、肢体への装着作業が面倒であるという問題点がある。また、比較的肉厚が厚くフィット感が悪いという問題点もある。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、薄型でフィット感に優れ、しかも腕や脚の肢体にワンタッチで装着することができる注射シミュレータを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による注射シミュレータは、
注射を練習するための注射シミュレータであって、
腕または脚の肢体に巻き掛け可能で模擬表皮部を有する可撓性シート体と、前記模擬表皮部の裏側に配されて前記可撓性シート体の形状を保持する板ばね体とを備え、
前記板ばね体は、弾性力に従って前記肢体と直交する横方向で裏側に丸く巻かれた巻き形状と、この巻き形状から弾性力に抗して横方向に展開された展開形状とに変形可能で、前記巻き形状から前記展開形状に変形させたときにその展開形状を維持するために前記肢体に沿う縦方向で表側に反りを持たせてなることを特徴とするものである(第1発明)。
本発明において、前記模擬表皮部と板ばね体との間に、模擬血管または模擬筋肉が埋め込まれるのが好ましい(第2発明)。
本発明の注射シミュレータにおいては、板ばね体が巻き形状から弾性力に抗して横方向に展開された展開形状とされたとき、板ばね体に設けられた反りによってその展開形状が維持され、展開形状に維持された板ばね体の保形作用によって可撓性シート体が平板形状に保たれる。この平板形状に保たれた可撓性シート体を肢体に巻き掛けるように押し付けて板ばね体に設けられた反りを、展開形状と巻き形状との変わり目の形状を越えて巻き形状へと変形させるように押し潰すことにより、その反りによって展開形状が維持されていた板ばね体が弾性力に抗しきれずにその弾性力に従って巻き形状とされ、これに伴って可撓性シート体がその板ばね体の弾性力によって自動的に肢体に巻き掛けられる。
本発明の注射シミュレータによれば、可撓性のシート材からなる可撓性シート体を腕に巻き掛け装着する構成とされているので、薄型でフィット感に優れるという効果がある。
また、平板形状に保たれた可撓性シート体を肢体に巻き掛けるように押し付けるだけで板ばね体の弾性力によって可撓性シート体が自動的に肢体に巻き掛けられるので、肢体にワンタッチで装着することができる。
なお、模擬表皮部の裏側に板ばね体が配されることにより、注射針が模擬表皮部を突き抜けても板ばね体によってそれ以上の刺入動作が遮られ、可撓性シート体を注射針が貫通するのを防止することができる。
ここで、模擬血管を模擬表皮部と板ばね体との間に埋め込む構成を採用することにより、血管注射をよりリアルに練習することができる。
本発明の一実施形態に係る注射シミュレータの全体斜視図で、巻き状態図(a)および展開状態図(b) 図1のA−A線断面図 図1のB−B線断面図 可撓性シート体の分解斜視図 板ばね体の全体斜視図で、展開形状を表わす図(a)、展開形状と巻き形状との変わり目の形状を表わす図(b)および巻き形状を表わす図(c) 模擬血管の交換方法の説明図 従来の注射シミュレータの全体斜視図
次に、本発明による注射シミュレータの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<注射シミュレータの概略説明の説明>
図1(a)に示される注射シミュレータ1は、主として人体の腕や脚の肢体(本例では腕2)に装着されて、皮内・皮下注射は勿論のこと、血管注射や筋肉注射などをよりリアルに練習するための練習器であって、人体の皮膚を模擬した可撓性シート体3を備えている。
なお、以下においては、主として、人体の腕2(またはその模型)に装着するタイプの注射シミュレータについて説明するが、人体の脚(またはその模型)に装着するタイプの注射シミュレータについてはその基本構造が同じであるので、その詳細な説明は省略することとする。
<可撓性シート体の説明>
可撓性シート体3は、図1(b)に示される展開状態において、腕2と直交する横方向と腕2に沿う縦方向とに広がりを有する四角平板形状を呈し、樹脂製の比較的軟らかい可撓性を有する複数のシート材3a,3b,3cが積層されて構成されている。
すなわち、図3に示されるように、可撓性シート体3は、人体の腕2に巻き掛け可能な裏側シート材3a上に、仕切シート材3bを介して、表側シート材3cを重ね合わせ、これら裏側シート材3a、仕切シート材3bおよび表側シート材3cの外周縁を一体的に接合して構成されている。
表側シート材3cは、所要の大きさの窓部4aを有する四角枠状の表側シート材本体4を備え、人体の表皮を模擬した薄い可撓性シート状の模擬表皮材5をその表側シート材本体4の窓部4aに嵌め合わせ、両者を接着剤等で接合して構成されている。ここでは、表側シート材本体4に模擬表皮材5を嵌め付けることで、表側シート材3cに模擬表皮材5からなる模擬表皮部を部分的に設けた例を示したが、表側シート材3cを模擬表皮材5のみで構成して表側シート材3c全体を模擬表皮材5からなる模擬表皮部とする態様もあり得る。
ここで、裏側シート材3a、仕切シート材3b、表側シート材本体4および模擬表皮材5の材質としては、人体への注射針や採血針の刺入感を模擬できるよう適度に軟質で、所要の強度、耐久性、耐熱性、耐薬品性、安全性等を有するものであれば特に制限されないものであり、例えば、エチレン・プロピレン共重合体等のオレフィン系ゴム、低密度ポリエチレン、ブチルゴム、軟質ポリ塩化ビニル、アクリル酸エステルの共重合体等のアクリル系ゴム、ポリエステル系エラストマー、ポリエステルポリウレタン、ポリウレタン、シリコーンゴムなどの合成ゴム類や軟質合成樹脂類、あるいは織布、メリヤス、不織布等に上記の合成ゴム類や軟質合成樹脂を含浸させた適度の伸縮性を有する布地などが挙げられる。
<模擬筋肉の説明>
仕切シート3bと模擬表皮材5との間には、肉質感を高めるための模擬筋肉6が組み込まれている。
ここで、模擬筋肉6は、人体の筋肉を模擬するものであり、その材質としては、適度の弾性率のものであれば特に制限されないものであり、先に例示した合成ゴム類、軟質合成樹脂類の他、それらの発泡体、例えばポリウレタンフォームなどが好適に使用される。
<模擬血管挿通孔の説明>
図1(a)に示されるように、表側シート材本体4において、腕2に沿う縦方向の一端部には、横方向に所定間隔を存して第1模擬血管挿通孔11および第2模擬血管挿通孔12がそれぞれ穿設されるとともに、腕2に沿う縦方向の他端部には、横方向に所定間隔を存して第3模擬血管挿通孔13および第4模擬血管挿通孔14がそれぞれ穿設されている。
<模擬血管の説明>
図2に示されるように、可撓性シート体3における仕切シート材3bと模擬表皮材5との間には、人体の血管を模擬した第1模擬血管15および第2模擬血管16がそれぞれ組み込まれている。これら模擬血管15,16は、いずれも実際の血管に類似した状態とするため弾性チューブで構成されている。
ここで、模擬血管15,16を構成する弾性チューブの材質としては、天然ゴムや、先に例示した合成ゴム類、軟質合成樹脂類が挙げられるが、特に天然ゴムまたはシリコーンゴム等が好ましい。これら模擬血管15,16の外径や肉厚は、訓練対象となる血管に応じて種々選択されるものである。
第1模擬血管15および第2模擬血管16は、模擬表皮材5と仕切シート材3bとの間において横方向に並設されている。これら模擬血管15,16のうち、第1模擬血管15は、模擬表皮材5に近接する位置に配されて比較的浅い位置にある血管の注射手技の練習に用いられ、一方、第2模擬血管16は、仕切シート材3bに近接する位置に配されて比較的深い位置にある血管の注射手技の練習に用いられる。
図1(a)に示されるように、第1模擬血管15において、一端側は第1模擬血管挿通孔11を通して、他端側は第3模擬血管挿通孔13を通して、それぞれ可撓性シート体3の外部に取り出されている。
また、第2模擬血管16においても同様に、一端側は第2模擬血管挿通孔12を通して、他端側は第4模擬血管挿通孔14を通して、それぞれ可撓性シート体3の外部に取り出されている。
こうして、可撓性を有する可撓性シート体3に設けられた模擬血管挿通孔11,13;12,14に模擬血管15;16が挿通されるため、模擬血管挿通孔11,13;12,14に対して模擬血管15;16を容易に抜き差しすることができる。
第1模擬血管15および第2模擬血管16のそれぞれの一端部は、三又管21を介して止水アジャスト22が装着された上流側ホース23の他端部と接続されている。この上流側ホース23の一端部は、血液を模した模擬血液が充填された模擬血液バッグ24に接続されている。模擬血液バッグ24中の模擬血液は、上流側ホース23から三又管21を介して第1模擬血管15および第2模擬血管16にそれぞれ流れる。なお、符号25にて示されるものは、模擬血液バッグ24を吊り下げ支持するためのスタンドである。
第1模擬血管15および第2模擬血管16のそれぞれの他端部は、三又管26を介して止水アジャスト27が装着された下流側ホース28の一端部と接続されている。
なお、止水アジャスト22,27は、上流側ホース23または下流側ホース28の任意の位置で模擬血液の流れを止める役目をする。
<板ばね体の説明>
図4に示されるように、可撓性シート体3における裏側シート材3aと仕切シート材3bとの間には、板ばね体30が組み込まれている。
図5(a)に示されるように、板ばね体30は、ステンレスまたは鉄製の比較的薄い四角形状の平板状ばね鋼からなり、弾性力に従って腕2と直交する横方向で裏側シート材3a側に丸く巻かれた巻き形状(同図(c)参照)と、この巻き形状から弾性力に抗して横方向に展開された展開形状(同図(a)参照)とに変形可能で、巻き形状から展開形状に変形させたときにその展開形状を維持するために腕2に沿う縦方向で仕切シート材3b(表側シート材3c)側に反り30aを持たせてなるものである。
板ばね体30が図5(a)に示されるような展開形状にあるときにおいて、その板ばね体30に設けられた反り30aを、展開形状と巻き形状との変わり目の形状(同図(b)参照)を越えて巻き形状へと変形させるように押し潰すことにより、その反り30aによって展開形状が維持されていた板ばね体30が弾性力に抗しきれずにその弾性力に従って同図(c)に示されるような巻き形状とされる。
板ばね体が図5(c)に示されるような巻き形状にあるときにおいて、その板ばね体30の弾性力に抗して横方向に展開して、巻き形状と展開形状との変わり目の形状(同図(b)参照)を越えて展開形状へと変形させることにより、その板ばね体30の反り30aによって同図(a)に示されるような展開形状が維持される。
なお、金属製の板ばね体30が裏側シート材3aと仕切シート材3bとの間に設けられることにより、注射針が模擬表皮材5を突き抜けても板ばね体30によってそれ以上の刺入動作が遮られ、可撓性シート体3を注射針が貫通するのを確実に防止することができる。また、板ばね体30の材質として、上記の形状変化を可能とする弾性を有するものであれば特に制限されないものであり、例えば樹脂製のものも使用可能である。
以上に述べたように構成される注射シミュレータ1においては、板ばね体30が巻き形状(図5(c)参照)から弾性力に抗して横方向に展開された展開形状(図5(a)参照)とされたとき、板ばね体30に設けられた反り30aによってその展開形状が維持され、展開形状に維持された板ばね体30の保形作用によって可撓性シート体3が図1(b)に示されるような平板形状に保たれる。
<腕への着脱動作の説明>
注射シミュレータ1を腕2に装着するにあたっては、図1(b)に示されるような平板形状に保たれた可撓性シート体3を腕2に巻き掛けるように押し付けて板ばね体30に設けられた反り30aを、展開形状と巻き形状との変わり目の形状(図5(b)参照)を越えて巻き形状へと変形させるように押し潰す。これにより、反り30aによって展開形状が維持されていた板ばね体30が弾性力に抗しきれずにその弾性力に従って図5(c)に示されるような巻き形状とされ、これに伴って可撓性シート体3がその板ばね体30の弾性力によって自動的に腕2に巻き掛けられる。こうして、平板形状に保たれた可撓性シート体3を腕2に巻き掛けるように押し付けるだけで板ばね体30の弾性力によって可撓性シート体3が腕2に自動的に巻き掛けられるので、腕2にワンタッチで装着することができる。
注射シミュレータ1を腕2から取り外すにあたっては、腕2に巻き掛けられた状態にある可撓性シート体3を板ばね体30の弾性力に抗して横方向に展開して、巻き形状と展開形状との変わり目の形状(図5(b)参照)を越えて図5(a)に示されるような展開形状へと変形させることにより、展開形状に維持された板ばね体30の保形作用によって可撓性シート体3が図1(b)に示されるような平板形状に保たれ、可撓性シート体3を腕2から容易に取り外すことができる。
ところで、板ばね体30が図5(c)に示されるような巻き形状の状態においては、図2に示されるように、可撓性シート3の表面側に引張力が、裏面側に圧縮力がそれぞれ生じ、これによって可撓性シート体3と模擬血管15,16とが互いに押し付け合うような力が作用し、両者間の摩擦力が増して、可撓性シート体3に対して模擬血管15,16の位置が固定され、可撓性シート体3に対して模擬血管15,16を抜き差しすることが困難なものとなる。
これに対して、板ばね体30が図5(a)に示されるような展開形状の状態においては、図3に示されるように、可撓性シート3の表面側および裏面側のいずれにも引張力や圧縮力が生じないので、可撓性シート体3と模擬血管15,16との間に互いに押し付け合うような力が作用せず、両者間の摩擦力が微小なものとなり、可撓性シート体3に対して模擬血管15,16の位置が可変とされ、可撓性シート体3に対して模擬血管15,16を容易に抜き差しすることができる。
<模擬血管の交換方法の説明>
使用に伴い模擬血管15,16の損傷がある許容範囲を超えれば新しい模擬血管15´,16´と交換する必要がある。
模擬血管15,16の交換作業は、図5(a)に示されるような展開形状に維持された板ばね体30の保形作用によって可撓性シート体3が図1(b)に示されるような平板形状に保たれた状態で以下の手順に従って実施される。
まず、図6(a)に示されるように、可撓性シート体3に取り付けられている古い模擬血管15,16の端部と別途用意されている新しい模擬血管15´,16´の端部とを継手31,31で連結する(新旧模擬血管連結工程)。
次いで、図6(b)〜(c)に示されるように、古い模擬血管15;16を模擬血管挿通孔11,13;12,14を通して引き抜くに伴いその引き抜き動作に連動して新しい模擬血管15´;16´を模擬血管挿通孔11,13;12,14を通して可撓性シート体3に差し込む(新旧模擬血管差替え工程)。
そして、古い模擬血管15,16と新しい模擬血管15´,16´との継手31,31による連結を解除する(新旧模擬血管連結解除工程)。
<作用効果の説明>
本実施形態の注射シミュレータ1によれば、以下の(1)〜(3)のような作用効果を得ることができる。
(1)可撓性のシート材からなる可撓性シート体3を腕2に巻き掛け装着する構成とされているので、薄型でフィット感に優れる。
(2)平板形状に保たれた可撓性シート体3を腕2に巻き掛けるように押し付けるだけで板ばね体30の弾性力によって可撓性シート体3が自動的に腕2に巻き掛けられるので、腕2にワンタッチで装着することができる。
(3)上記の新旧模擬血管連結工程と新旧模擬血管差替え工程とを実施することにより、たとえ模擬筋肉6が可撓性シート体3の内部に充填されていたとしても、可撓性シート体3の内部を縫うようにして新しい模擬血管15´;16´を元の位置に模擬血管挿通孔11,13;12,14を通して差し込むことができ、古い模擬血管15,16だけを新しい模擬血管15´,16´と容易に交換することができて、ランニングコストを下げることができる。
以上、本発明の注射シミュレータについて、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の注射シミュレータは、腕や脚の肢体にワンタッチで装着することができるという特性を有していることから、教育現場や臨床現場における注射手技の練習の用途に好適に用いることができる。
1 注射シミュレータ
3 可撓性シート体
3a 裏側シート材
3b 仕切シート材
3c 表側シート材
4 表側シート材本体
5 模擬表皮材
6 模擬筋肉
11〜14 模擬血管挿通孔
15,16 模擬血管
30 板ばね体
30a 反り

Claims (2)

  1. 注射を練習するための注射シミュレータであって、
    腕または脚の肢体に巻き掛け可能で模擬表皮部を有する可撓性シート体と、前記模擬表皮部の裏側に配されて前記可撓性シート体の形状を保持する板ばね体とを備え、
    前記板ばね体は、弾性力に従って前記肢体と直交する横方向で裏側に丸く巻かれた巻き形状と、この巻き形状から弾性力に抗して横方向に展開された展開形状とに変形可能で、前記巻き形状から前記展開形状に変形させたときにその展開形状を維持するために前記肢体に沿う縦方向で表側に反りを持たせてなることを特徴とする注射シミュレータ。
  2. 前記模擬表皮部と板ばね体との間に、模擬血管または模擬筋肉が埋め込まれる請求項1に記載の注射シミュレータ。

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