JP2541332Y2 - 装着型注射採血手技練習模型 - Google Patents

装着型注射採血手技練習模型

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JP2541332Y2
JP2541332Y2 JP8164491U JP8164491U JP2541332Y2 JP 2541332 Y2 JP2541332 Y2 JP 2541332Y2 JP 8164491 U JP8164491 U JP 8164491U JP 8164491 U JP8164491 U JP 8164491U JP 2541332 Y2 JP2541332 Y2 JP 2541332Y2
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blood sampling
injection
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坦子 薄井
伸二 奥山
廣 宇野
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Koken Co Ltd
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Koken Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、皮下注射、皮内注射、
筋肉内注射、静脈内注射、点滴静脈内注射等と自己注射
の手技、或いは、採血の手技を教育、練習するための装
着型注射採血手技練習模型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より注射もしくは採血のための手技
練習モデルは存在していたが、従来のものは腕または殿
部等の人体の特定部分のみの注射手技練習モデルであっ
た。そのため、注射手技の対象部位が限定され、一つの
器具だけでは人体の必要部位全般にわたって充分な教
育、練習ができないという欠点があった。しかも、従来
の器具は所定部位への装着で、機能をもたないため、手
技を受ける者が練習モデルを保持することになる。従っ
て、不自然な位置、姿勢で患者に注射角度や針の打ち方
などを練習することとなり現実の実施場面からはほど遠
く、患者への関心も減弱することになる。さらに、従来
の器具は人体の特定部位の忠実な模型にまで仕上げる必
要があるため、高価になるという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者は、このよう
な従来の注射採血手技練習模型においては、人体への適
用部位が限定され、実際に即した教育、練習が困難で、
患者の心理状態を理解し難く、しかも高価であるいう欠
点を解決するため種々検討した結果、本考案を完成した
もので、本考案の目的は、人体もしくは人体模型の所要
個所に簡単に取付けられるようにした装着型注射採血手
技練習模型を提供するにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】本考案の要旨は、人体の
皮膚を模擬した軟質の薄皮状部材と、該薄皮状部材の一
方の面に配設された皮下組織もしくは筋肉組織を模擬し
た軟質の肉厚部材とからなる帯状の装着型注射採血手技
練習模型であって、前記肉厚部材中に血管を模擬した人
体注射採血部位模擬部を埋設すると共に、その両端部に
人体または人体模型の所要部位に着脱自在に装着するた
めの取付け部とを備えたことを特徴とする装着型注射採
血手技練習模型であり、更に、前記肉厚部材の下に注射
針の貫通を防止するための薄皮状の保護部材を配置した
装着型注射採血手技練習模型である。
【0005】すなわち、本考案においては手技練習モデ
ルを帯状とし、その両端部に取付け部を設けて人体の所
望の部位に装着し、該練習模型の注射採血部位模擬部に
注射針または採血針を刺入して練習できるようにしたの
である。
【0006】本考案において、人体の皮膚を模擬した軟
質の薄皮状部材としては、人体への注射針や採血針の針
入感を模擬できるよう適度に軟質で、所要の強度、耐久
性、耐熱性、耐薬品性、安全性等を有するものであれば
特に制限されないものであり、例えば(イ)エチレン・
プロピレン共重合体等のオレフィン系ゴム、低密度ポリ
エチレン、ブチルゴム、軟質ポリ塩化ビニル、アクリル
酸エステルの共重合体等のアクリル系ゴム、ポリエステ
ル系エラストマ−、ポリエステルポリウレタン、ポリウ
レタン、シリコ−ンゴムなどの合成ゴム類や軟質合成樹
脂類、或いは、(ロ)織布、メリヤス、不織布等に上記
(イ)の合成ゴム類や軟質合成樹脂類を含浸させた適度
の伸縮性を有する布地などが使用される。
【0007】この薄皮状部材の大きさは注射、採血の対
象となる人体部位、体型、体質、性種等に応じて選定で
きるが、本考案の装着型注射採用手技練習模型を人体あ
るいは人体模型の所要の各部位、例えば肩部、上腕部、
大腿部などに適宜に装着できる充分な、また、個体差に
係わらず使用しうる長さと幅を有するのが好ましく、ま
た下記する取付け部の形式によっても変わりうるもので
ある。さらに薄皮状部材の厚さも対象となる人体部位、
体型、体質、性種等に応じて選定できるが、通常は人体
皮膚の厚さにほぼ匹敵する1.4mm程度である。
【0008】また、本考案にかかる手技練習模型におけ
る軟質の肉厚部材には、例えば上記(イ)に挙げた合成
ゴム類、軟質合成樹脂類のほか、それらの発泡体、例え
ばポリウレタンフォ−ムなどが使用される。そして、そ
の厚さは人体の皮下組織あるいは筋肉組織に厚さを考慮
して4.5mm以上で、好ましくは約10mm程度であ
る。
【0009】そして、本考案においては、この肉厚部材
に血管を模擬した細管状部材よりなる採血部位を埋設で
きるとともに、注射針や採血針が実際に針入する領域を
設け、その数、位置、形状あるいは大きさは適宜に選定
でき、そして、それらの条件は対象となる人体部位、体
型、体質、性種によっても変わるが、その大きさは一般
に薄皮状部材より小さい。本考案の細管状部材4には適
度の弾性を有するもの、例えば上記(イ)に挙げた合成
ゴム類、軟質合成樹脂類のほか、ブタジエン系ゴム、イ
ソプレン系ゴム、天然ゴムなどのジエン系ゴムが使用さ
れる。この細管部材4は、ほぼ人体の血管位置に相当す
る箇所で上記肉厚部材3中に埋設されるが、その本数は
特に制限されず、一本あるいは複数本埋設可能である。
その埋設態様は直線状、屈曲状など適宜に選定できる
が、その外径および内径(したがってその厚さ)は実際
の血管(一般には静脈)にほぼ相当するものとするのが
好ましく、一般に外径が約5〜6mm程度、内径が約4
mm程度である。
【0010】さらに本考案においては、特に人体に対し
て装着する際には、人体保護のため硬質プラスチックシ
−ト、金属シ−トなどの薄板状の保護部材を、上記肉厚
部材の上記薄皮状部材側とは反対側の面に配置して、注
射針の貫通するのを防止することが好ましい。その大き
さは一般に肉厚部材3にほぼ相当する長さおよび幅とさ
れるが、厚さは通常0.5mm程度で充分である。本考
案にかかる手技練習模型の取付け部は、本考案の人体注
射採血部位模擬部1の両端部それぞれに直接、接着、縫
合等により固着することもでき、また人体注射採血部位
模擬部1に、接着、縫合等により固着したテ−プ、ベル
ト等の先端部に固定手段を固着した構成とすることもで
きる。さらに取付け部5を肩パット形式とすることによ
って上腕部から肩部にかけてしっかり装着することがで
きる。取付け部に使用する材料としては、テ−プ状接合
材(例えばマジックテ−プ)、フックなどが挙げられ
る。本考案においては、上記人体注射採血部位模擬部1
を所望の部位に適用しうるよう、また個体差等にも充分
対処できるように、例えばテ−プ状接合材の一方の固定
手段を他方より幅広とし、固定位置を適宜に調節可能と
することが好ましい。
【0011】本考案にかかる装着型注射採血手技練習模
型の製造方法としては、肉厚部材は薄皮状部材と別体に
形成したのち相互に接合、固着することもでき、また上
記薄皮状部材と一体として形成することもできる。その
際、細管状部材は予め形成した上記肉厚部材に切削等に
より所要の孔を形成し、しかる後その孔に挿入して埋設
することもでき、また上記肉厚部材を注型成形、発泡成
形等により形成すると同時に埋設することもできる。
【0012】次に本考案にかかる装着型注射採血手技練
習模型を図面をもって具体的に説明する。図1は装着型
注射採血手技練習模型の典型的なものの平面図(a)及
び側面図(b)である。図において、注射採血手技練習
模型1は帯状の軟質の薄皮状部材2の一方の面の少なく
とも一部に軟質の肉厚部材3が接合されており、肉厚部
材3中には細管状部材4が埋設されている。また、注射
針が肉厚部材3を貫通するのを防止するため必要に応じ
て肉厚部材3の一面に保護部材6を設けてもよい。そし
て、帯状の軟質の薄皮状部材2の両端部には取付け部5
が設けられており、これによって人体の所要部位に装着
できるように成っている。
【0013】次に本考案にかかる手技練習模型の使用方
法の二三を図面を説明する。図2は本考案の装着型注射
採血手技練習模型を上腕部から肩部にかけて装着した状
態を示し、図3は、肩パット形式の取付け部を有するも
ので、肩部に装着した状態を示す。これら手技練習模型
の軟質の薄皮状部材の上より肉厚部材中に埋設されてい
る細管状部材4に注射針を刺入して静脈内注射の針入感
覚、又は皮下注射、筋肉注射の針入感覚を修得すると共
にその手技を練習する。また、図4は、大腿部に装着し
た状態を示し、これによって糖尿病患者の自己注射の指
導や大腿部の皮下注射の手技を練習する。
【0014】図5は、細管状部材をル−プ状とし、細管
状部材の双方の口をそれぞれコネクタ−等を介して、点
滴液容器等の模擬血液貯留容器に接続することもできる
ようにしたもので、これによって、模擬血液を注射、循
環したり、あるいは採液する等の手技を練習することが
できる。本考案の装着型注射採血手技練習模型は、多人
数が同時にあるいは繰り返し教育、練習できるように針
入可能面積(すなわち肉厚部材3の面積、細管状部材4
の長さや本数等)を大きくすることも可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記構成としたから、従来の注
射採血手技練習模型に比べて、次のような顕著な効果を
奏するものである。すなわち、(1)注射採血手技練習
模型を人体または人体模型の任意の部位に容易に装着で
きるので、皮下注射、皮内注射、筋肉注射、静脈注射、
点滴、採血等の手技を幅広い部位について総合的に教
育、練習を行なうことができる。(2)注射採血手技練
習模型を任意の部位に装着した人体または人体模型に対
して練習できるので、注射、採血をする者が実際の患者
に対したときと同じ位置、姿勢で注射角度、針の打ち方
などを実際に即して充分練習できる。(3)学習者自ら
が注射採血手技練習模型を装着し、注射、採血を受ける
体験ができるので、患者の心理状態を容易に理解するこ
とができる。(4)自己注射をする者は自らが装着でき
るので、患者(例えば糖尿病患者)自身による注射手技
の練習が容易に行なえる。(5)人体の忠実な模型を使
用する必要がないので安価で取扱も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装着型注射採血手技練習模型の典型例
を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本考案の装着型注射採血手技練習模型を上腕部
から肩部にかけて装着した状態を示す。
【図3】肩パット形式の取付け部を有する本考案の装着
型注射採血手技練習模型を装着した状態を示す。
【図4】本考案の装着型注射採血手技練習模型を大腿部
に装着した状態を示す。
【図5】ル−プ状の細管状部材を有する本考案の装着型
注射採血手技練習模型を示す。
【符号の説明】
1 人体注射採血部位模擬部 2 軟質の薄皮状部材 3 軟質の肉厚部材 4 細管状部材 5 取付け部 6 保護部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の皮膚を模擬した軟質の薄皮状部材
    と、該薄皮状部材の一方の面に配設された皮下組織もし
    くは筋肉組織を模擬した軟質の肉厚部材とその下部の保
    護部材からなる帯状の装着型注射採血手技練習模型であ
    って、前記肉厚部材中に血管を模擬した人体注射採血部
    位模擬部を埋設すると共に、その両端部に人体または人
    体模型の所要部位に着脱自在に装着するための取付け部
    とを備えたことを特徴とする装着型注射採血手技練習模
    型。
JP8164491U 1991-09-12 1991-09-12 装着型注射採血手技練習模型 Expired - Lifetime JP2541332Y2 (ja)

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JPH0527776U JPH0527776U (ja) 1993-04-09
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Families Citing this family (7)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2991982B2 (ja) * 1996-11-29 1999-12-20 日本イーライリリー株式会社 注射練習器具
JP4618509B2 (ja) * 2006-02-02 2011-01-26 Nok株式会社 注射練習器具
US11315441B2 (en) 2009-04-28 2022-04-26 Yuugengaisha Seiwadental Organ model
JP4841663B2 (ja) 2009-09-30 2011-12-21 仁夫 岡野 動脈瘤に対するステントグラフトの挿入練習用または血管の切除・縫合手術練習用の血管モデル
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JP6210553B2 (ja) * 2014-03-17 2017-10-11 学校法人 日本福祉大学 注射手技練習具

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