JP2014000845A - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、エアバッグモジュールが作動した際の反力でエアバッグリッド部材と樹脂製補強部材との溶着部分に剥がれが生じるのを防止し得るようにする。
【解決手段】エアバッグモジュール23に、樹脂製補強部材31の外周フランジ部36に対して固定可能なフランジ取付用アーム部51を設け、外周フランジ部36に、フランジ取付用アーム部51を固定可能なアーム固定部52を設ける。このアーム固定部52が、エアバッグリッド部材24のリッド外周部34の裏面側に溶着固定される溶着固定用座部53と、この溶着固定用座部53に一体に設けられて上記したフランジ取付用アーム部51の先端部を締結固定可能な取付用ボス部54を有するものとされる。そして、エアバッグモジュール23が作動した際の反力でエアバッグリッド部材24のリッド外周部34とアーム固定部52の溶着固定用座部53との間の溶着部分が剥がれるのを防止可能な剥離防止部71を設けるようにする。
【選択図】図3

Description

この発明は、エアバッグモジュールが作動した際の反力でエアバッグリッド部材と樹脂製補強部材との溶着部分に剥がれが生じるのを防止し得るようにした車両用エアバッグ装置に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルまたはダッシュボードなどと呼ばれる車室前部内装パネルが設置されている(以下、インストルメントパネルという)。
そして、このようなインストルメントパネルの助手席側の部分には、緊急時に助手席乗員を保護するための安全装置として助手席用のエアバッグ装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
図19に示すように、上記した助手席用のエアバッグ装置1は、袋状のエアバッグ本体を折畳んで収納するエアバッグモジュール2と、このエアバッグモジュール2の上側に設置されるエアバッグリッド部材3とを備えている。
上記したエアバッグモジュール2は、その下部を、インストルメントパネル4の内部に設置された車体強度部材5に対し、締結用部材6を介して締結固定される。この際、車体強度部材5には、車体側ブラケット7が取付固定され、エアバッグモジュール2には、モジュール側ブラケット8が取付固定されて、車体側ブラケット7とモジュール側ブラケット8との間が上記した締結用部材6により締結固定される。
また、上記したエアバッグ装置1には、エアバッグモジュール2の上部を、エアバッグリッド部材3の裏面側に対し、樹脂製補強部材11を介して取付けるようにしたものが存在する。
そして、上記したエアバッグリッド部材3は、ループ状の開裂溝部12によって、リッド部13と、リッド外周部14とに区画形成される。このうち、リッド部13は、エアバッグモジュール2の作動によって膨出用開口部(図示せず)を開成させる可動部分であり、リッド外周部14はリッド部13の外周側を取囲む固定部分である。
また、上記した樹脂製補強部材11が、少なくとも、上記したリッド部13の裏面側に溶着固定される開閉ドア部15と、上記したリッド外周部14の裏面側に溶着固定される外周フランジ部16と、上記した開閉ドア部15と外周フランジ部16との間に、上記した膨出用開口部を包囲するように設けられるモジュール取付枠部17とを有するものとされる。
更に、上記したエアバッグモジュール2が、上記したモジュール取付枠部17の内部にその上部を挿入した状態で、モジュール取付枠部17(前後の)側面に形成された係止用孔部18に対し、遊嵌状態で挿入および係止可能なフック部19を有するものとされる。
なお、エアバッグリッド部材3には、インストルメントパネル4と一体に設けられたもの(いわゆるインスト一体型リッド部材)や、インストルメントパネル4とは別体に設けられて、インストルメントパネル4に形成されたリッド取付用開口部にほぼ面一状態となるように取付けられたもの(いわゆるインスト別体型リッド部材)などが存在している。
ここで、エアバッグモジュール2のフック部19が、モジュール取付枠部17の(前後の)側面に形成された係止用孔部18に対して、遊嵌状態で挿入および係止されるようにしているのは、主に、エアバッグモジュール2は、その下部が、上記したように、車体強度部材5に対して強固に締結固定されることから、エアバッグモジュール2の上部をモジュール取付枠部17に対しても強固に固定してしまうと、車体に組付けた時に、モジュール取付枠部17を介して、エアバッグリッド部材3やインストルメントパネル4が下方へ引張られてしまい、エアバッグリッド部材3やインストルメントパネル4を変形させてしまうおそれがあるので、このようなエアバッグリッド部材3やインストルメントパネル4の変形を防止するためである。
反面、エアバッグモジュール2の上部をモジュール取付枠部17に対して強固に固定していないと、走行中に、振動などによってエアバッグモジュール2がガタ付いて、異音を発生させるおそれがある。
そこで、上記した特許文献1では、エアバッグモジュール2(の上部)とモジュール取付枠部17との間を、部分的に締結固定して、エアバッグモジュール2のガタ付きや、異音の発生を防止させるようにしている。
特開2010−264803号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、エアバッグモジュール2(の上部)とモジュール取付枠部17との間を部分的に締結固定するようにした場合、エアバッグモジュール2が作動した際に、その反力が上記した締結固定部分に作用するため、樹脂製補強部材11とエアバッグリッド部材3との間の溶着部分が剥がされてしまう可能性が生じる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、エアバッグリッド部材の裏面側に、樹脂製補強部材を介してエアバッグモジュールが取付けられると共に、前記エアバッグリッド部材が、閉ループ状の開裂溝部により区画形成された、エアバッグモジュールの作動によって膨出用開口部を開成させるリッド部と、該リッド部の外周側を取囲むリッド外周部とを有し、前記樹脂製補強部材が、前記リッド部の裏面側に溶着固定される開閉ドア部と、前記リッド外周部の裏面側に溶着固定される外周フランジ部と、前記開閉ドア部と外周フランジ部との間に、前記膨出用開口部を包囲するように設けられるモジュール取付枠部とを有し、前記エアバッグモジュールが、前記モジュール取付枠部の内部にその上部を挿入した状態で、前記モジュール取付枠部の側面に形成された係止用孔部に対し、遊嵌状態で挿入および係止可能なフック部を有する車両用エアバッグ装置において、
前記エアバッグモジュールに、前記外周フランジ部に対して固定可能なフランジ取付用アーム部を設け、前記外周フランジ部に、前記フランジ取付用アーム部を固定可能なアーム固定部を設けると共に、該アーム固定部が、前記リッド外周部の裏面側に溶着固定される溶着固定用座部と、該溶着固定用座部に一体に設けられて前記フランジ取付用アーム部の先端部を締結固定可能な取付用ボス部を有し、更に、前記エアバッグモジュールが作動した際の反力で前記リッド外周部と前記溶着固定用座部との間の溶着部分が剥がれるのを防止可能な剥離防止部を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、上記において、前記剥離防止部が、前記フランジ取付用アーム部に設けられて、前記エアバッグモジュール作動時の反力を変形によって吸収可能な変形可能部であることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、上記において、前記変形可能部が、前記フランジ取付用アーム部に設けられた屈曲形状部であることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、上記において、前記変形可能部が、変形力を設定・調整可能な変形力設定調整手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、上記において、前記剥離防止部が、前記フランジ取付用アーム部と前記取付用ボス部との間に設けられて、前記エアバッグモジュール作動時の反力を、分離することによって遮断可能な分離可能部であることを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、上記において、前記エアバッグモジュールが作動した際の反力で前記リッド外周部と前記溶着固定用座部との溶着部分が剥がれた場合に、当該剥がれが前記リッド外周部と前記外周フランジ部との溶着部分に進展しないようにするための剥離進展防止部を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、エアバッグモジュールにフランジ取付用アーム部を設けると共に、外周フランジ部にアーム固定部を設けて、フランジ取付用アーム部をアーム固定部に固定することにより、エアバッグモジュールのガタ付きや、異音の発生を防止することができる。また、エアバッグモジュールのフック部と、モジュール取付枠部の係止用孔部とが係止状態になっていることを保証することができるようになる。
そして、エアバッグリッド部材のリッド外周部にアーム固定部を設けることができないような場合に、外周フランジ部に対してアーム固定部を設けることにより、フランジ取付用アーム部を、外周フランジ部を介してエアバッグリッド部材のリッド外周部に間接的に固定することが可能となる。
更に、エアバッグモジュールが作動した際の反力でリッド外周部と溶着固定用座部との間の溶着部分が剥がれるのを防止可能な剥離防止部を設けたことにより、エアバッグモジュールが作動した際の反力でリッド外周部と溶着固定用座部との間の溶着部分が剥がれるのを、剥離防止部が防止するように機能する。これにより、上記した剥がれが、リッド外周部と外周フランジ部との間の溶着部分にまで進展するのを阻止することができる。
請求項2に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、剥離防止部が、フランジ取付用アーム部に設けられて、エアバッグモジュール作動時の反力を変形によって吸収可能な変形可能部であることにより、エアバッグモジュールの作動時の反力に対し、剥離防止部としての変形可能部が、フランジ取付用アーム部を少なくとも部分的に変形させることによって、上記した反力を吸収する。これにより、リッド外周部と溶着固定用座部との間の溶着部分の剥がれを確実に防止することができる。
請求項3に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、変形可能部が、フランジ取付用アーム部に設けられた屈曲形状部であることにより、エアバッグモジュールの作動時の反力に対し、変形可能部としての屈曲形状部が、フランジ取付用アーム部を伸び変形させることによって、上記したエアバッグモジュール作動時の反力を吸収することができる。これにより、リッド外周部と溶着固定用座部との間の溶着部分の剥がれを確実に防止することができる。また、屈曲形状部は、フランジ取付用アーム部に対して容易に設けることができると共に、大きな変形量を確保し易いので、効果が大きく構造的に有利である。
請求項4に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、変形可能部が、変形力設定調整手段を有することにより、走行時の振動によっては変形せず、エアバッグモジュールの作動時の反力に対しては、リッド外周部と溶着固定用座部との間の溶着部分が剥がれるよりも先に変形するように、変形力設定調整手段にて、変形可能部の変形力を設定し調整することができる。これにより、変形可能部の変形力を最適に設定調整することができる。
請求項5に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、剥離防止部が、フランジ取付用アーム部と取付用ボス部との間に設けられて、エアバッグモジュール作動時の反力を、分離することによって遮断可能な分離可能部であることにより、エアバッグモジュールの作動時の反力に対し、剥離防止部としての分離可能部が、フランジ取付用アーム部と取付用ボス部との間(の締結固定部分)を分離させることによって、上記した反力の伝達を遮断することができる。これにより、リッド外周部と溶着固定用座部との間の溶着部分の剥がれを確実に防止することができる。
請求項6に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、エアバッグモジュールが作動した際の反力でリッド外周部と溶着固定用座部との溶着部分が剥がれた場合に、当該剥がれがリッド外周部と外周フランジ部との溶着部分に進展しないようにするための剥離進展防止部を設けたことにより、剥離進展防止部が、リッド外周部と溶着固定用座部との溶着部分の剥がれを、リッド外周部と外周フランジ部との溶着部分にまで進展しないようにする。これにより、リッド外周部と外周フランジ部との溶着部分を保持することができる。
本発明の実施例にかかる車両用エアバッグ装置が設けられたインストルメントパネルの斜視図である。 図1を側方から見た断面図である。 図2の車両用エアバッグ装置の部分を車両前方から見た図である。 図3の樹脂製補強部材を前斜め下方から見た斜視図である。 樹脂製補強部材を上方から見た平面図である。 樹脂製補強部材の変形例を下方から見た底面図である。 樹脂製補強部材の他の変形例を下方から見た底面図である。 アーム固定部の部分拡大斜視図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ、フランジ取付用アーム部の変形可能部を示す部分拡大図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ、フランジ取付用アーム部の屈曲形状部を示す側面図である。 フランジ取付用アーム部の変形力設定調整手段を示す斜視図である。 (a)〜(e)はそれぞれ、リッド外周部の外周溶着部の端部に設けられた剥離進展防止部を示す図である。 溶着固定用座部とリッド外周部との間に設けられる脆弱部を示す部分拡大図である。 溶着固定用座部とリッド外周部との間に設けられる脆弱部の変形例を示す部分拡大図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ、溶着固定用座部とリッド外周部との間に設けられる脆弱部の他の変形例を示す部分拡大図である。 溶着固定用座部とリッド外周部との間に設けられる脆弱部の別の変形例を示す部分拡大図である。 溶着固定用座部とリッド外周部との間に設けられる脆弱部の更に他の変形例を示す部分拡大図である。 本発明の作動を示す、図3と同様の車両前方から見た部分拡大図である。 従来例にかかるエアバッグ装置を側方から見た断面図である。
以下、本実施の形態を具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図18は、この実施例およびその変形例を示すものである。
<構成>以下、構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部に、図1に示すような、インストルメントパネル21またはダッシュボードなどと呼ばれる車室前部内装パネル(以下、インストルメントパネル21という)が設置されている。
そして、このようなインストルメントパネル21の助手席側の部分には、緊急時に助手席乗員を保護するための安全装置として助手席用のエアバッグ装置22が設置される。
上記した助手席用のエアバッグ装置22は、図2(または図3)に示すように、袋状のエアバッグ本体(図示せず)を折畳んで収納するエアバッグモジュール23と、このエアバッグモジュール23の上側に設置されるエアバッグリッド部材24とを備えている。
上記したエアバッグモジュール23は、その下部を、インストルメントパネル21の内部に設置された車体強度部材25に対し、締結用部材26を介して締結固定される。この際、車体強度部材25には、車体側ブラケット27が取付固定され、エアバッグモジュール23には、モジュール側ブラケット28が取付固定されて、車体側ブラケット27とモジュール側ブラケット28との間が上記した締結用部材26により締結固定される。
また、上記したエアバッグ装置22は、エアバッグモジュール23の上部を、エアバッグリッド部材24の裏面側に対し、樹脂製補強部材31(図4、図5参照)を介して取付けられている。
そして、図1(または図2)に示すように、上記したエアバッグリッド部材24は、ループ状の開裂溝部32によって、リッド部33と、リッド外周部34とに区画形成される。このうち、リッド部33は、エアバッグモジュール23の作動によって膨出用開口部(図示せず)を開成させる可動部分であり、リッド外周部34はリッド部33の外周側を取囲む固定部分である。
また、図2(図3〜図5も併せて参照)に示すように、上記した樹脂製補強部材31が、少なくとも、上記したリッド部33の裏面側に溶着固定される開閉ドア部35と、上記したリッド外周部34の裏面側に溶着固定される外周フランジ部36と、上記した開閉ドア部35と外周フランジ部36との間に、上記した膨出用開口部を包囲するように設けられるモジュール取付枠部37とを有するものとされる。
更に、上記したエアバッグモジュール23が、上記したモジュール取付枠部37の内部にその上部を挿入した状態で、モジュール取付枠部37(前後の)側面に形成された係止用孔部38に対し、遊嵌状態で挿入および係止可能なフック部39を有するものとされる。
(補足説明)
ここで、上記した「エアバッグモジュール23」は、特に明確には図示しないが、モジュール容器に対して、上記した袋状のエアバッグ本体と、このエアバッグ本体を膨張させるための作動流体を発生させるインフレータとを収納したものである。
上記した「エアバッグリッド部材24」には、インストルメントパネル21と一体に設けられたもの(いわゆるインスト一体型リッド部材)や、インストルメントパネル21とは別体に設けられて、インストルメントパネル21に形成されたリッド取付用開口部にほぼ面一状態となるように取付けられたもの(いわゆるインスト別体型リッド部材)などが存在している。
そのため、インスト一体型リッド部材の場合、エアバッグモジュール23は、インストルメントパネル21におけるインスト一体型リッド部材の内面に対して直接的に取付けられる(直接取付型)。また、インスト別体型リッド部材の場合、エアバッグモジュール23は、インスト別体型リッド部材の内面に取付けられると共に、このインスト別体型リッド部材を介してインストルメントパネル21に間接的に取付けられる(間接取付型)。図の場合には、インスト一体型リッド部材とされている。エアバッグリッド部材24は、硬質樹脂系素材などによって構成される。
上記した「樹脂製補強部材31」は、ゴム系素材や軟質樹脂系素材などの弾性変形が可能な素材によって構成される。
上記した「開裂溝部32」は、エアバッグリッド部材24の裏面側に形成される。この開裂溝部32は、例えば、図1に示すように、平面視でほぼ「日」字状をしたもの(二枚開き)や、図示しない「ロ」字状をしたもの(一枚開き)などとされる。この開裂溝部32は、開ループ状や、閉ループ状などのループ状のものとされる。
上記した「膨出用開口部」は、文字通り、エアバッグ本体が車室内へ膨出するための開口部である。
上記した「リッド部33」は、膨出用開口部と同じ形状に形成されるほぼ矩形状の可動部分である。
上記した「リッド外周部34」は、リッド部33の周囲の、ほぼ枠状をした固定部分である。
上記した「開閉ドア部35」は、リッド部33と対応するものであり、リッド部33と同じか、或いは、リッド部33よりも僅かに小さいものとされる。図5に示すように、開閉ドア部35の上面には、リッド部33の下面に対して、振動溶着などによって溶着するための溶着部分となる溶着リブ(内側溶着部41)が設けられる。
上記した「外周フランジ部36」は、リッド外周部34と対応するものであり、後述するように、周方向に連続するものや、周方向に不連続のものなどとすることができる。図5に示すように、外周フランジ部36の上面には、リッド外周部34の下面に対して、振動溶着などによって溶着するための溶着部分となる溶着リブ(外周溶着部42)が設けられる。
なお、上記した開閉ドア部35と外周フランジ部36とは、スリット部43によって、画成される。この場合、このスリット部43は、平面視ほぼH字状のものとされている。
また、上記した溶着リブ(内側溶着部41および外周溶着部42)は、それぞれ、左右方向47(車幅方向)へ延びるものとされている。これらの溶着リブ(内側溶着部41および外周溶着部42)は、所要の間隔を有して複数本設けられている。
そして、図2(〜図4)に示すように、上記した「モジュール取付枠部37」は、開閉ドア部35と外周フランジ部36との境界部分から、ほぼ下方へ向けて延びる枠状部分である。このモジュール取付枠部37は、より詳しくは、エアバッグ本体の膨出方向と反対方向(前斜め下方)へ延びるものとされる。樹脂製補強部材31における、モジュール取付枠部37と開閉ドア部35との間には、リッド部33および開閉ドア部35が開成する際にヒンジ部となる余長部44が設けられる。そして、モジュール取付枠部37は、エアバッグモジュール23の上部を、車両前後方向45に対する隙間46を有して収容可能な大きさに形成される。
上記した「係止用孔部38」は、モジュール取付枠部37の前後の側面に形成される。この係止用孔部38は、左右方向47(車幅方向)に対し間隔を有して複数設けられる。
なお、モジュール取付枠部37の前後の側面における、隣接する係止用孔部38間の位置などには、外周フランジ部36の下面に繋がる補強リブ48などが単数または複数設けられている。また、上記と同様の補強リブ48は、モジュール取付枠部37の左右の側面と外周フランジ部36の下面との間にも適宜設けられる。
上記した「フック部39」は、エアバッグモジュール23の前後の側面に形成される。このフック部39は、上記した係止用孔部38と一対一に対応させるようにして、左右方向47に対し間隔を有して複数設けられる。このフック部39は、上記したように、係止用孔部38に対して、上下方向に遊嵌状態で挿入および係止される。
ここで、エアバッグモジュール23のフック部39が、モジュール取付枠部37の(前後の)側面に形成された係止用孔部38に対して、遊嵌状態で挿入および係止されるようにしているのは、主に、エアバッグモジュール23は、その下部が、上記したように、車体強度部材25に対して強固に締結固定されることから、エアバッグモジュール23の上部をモジュール取付枠部37に対しても強固に固定してしまうと、車体に組付けた時に、モジュール取付枠部37を介して、エアバッグリッド部材24やインストルメントパネル21が下方へ引張られてしまい、エアバッグリッド部材24やインストルメントパネル21を変形させてしまうおそれがあるので、このようなエアバッグリッド部材24やインストルメントパネル21の変形を防止するためである。
反面、エアバッグモジュール23の上部をモジュール取付枠部37に対して強固に固定していないと、走行中に、振動などによってエアバッグモジュール23がガタ付いて、異音を発生させるおそれが生じる。
そこで、エアバッグモジュール23のガタ付きや、異音の発生を防止させるために、エアバッグモジュール23を部分的に締結固定する構造を採用する必要性が生じることになる。
そして、以上のような基本的な構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
(構成1)
図2、図3に示すように、上記したエアバッグモジュール23に、上記した外周フランジ部36に対して固定可能なフランジ取付用アーム部51を設ける。また、上記した外周フランジ部36に、上記したフランジ取付用アーム部51を固定可能なアーム固定部52を設ける。
そして、このアーム固定部52が、図4に示すように、上記したリッド外周部34の裏面側に溶着固定される溶着固定用座部53と、この溶着固定用座部53に一体に設けられて上記したフランジ取付用アーム部51の先端部を締結固定可能な取付用ボス部54を有するものとされる。
更に、上記したエアバッグモジュール23が作動した際の反力で上記したリッド外周部34と上記した溶着固定用座部53との間の溶着部分が剥がれるのを防止可能な剥離防止部71を設けるようにする。
(補足説明1)
上記した「フランジ取付用アーム部51」は、この場合、上記したフック部39の設置位置を避けて、エアバッグモジュール23の左右の側面に形成される。このフランジ取付用アーム部51は、板面がほぼ左右方向47へ向いた帯板状のものとされる。
この場合、図3に示すように、フランジ取付用アーム部51は、正面視で、上方へ進むに従い外側へ広がる傾斜を有するものなどとされる。この傾斜形状は、後述するアーム固定部52の左右方向47の設置位置へ向かうためのものとされる。
また、フランジ取付用アーム部51は、図2に示すように、エアバッグモジュール23の前寄りの位置と、リッド外周部34の車両前後方向45の中間部との間を連結することにより、側面視で、上記したエアバッグ本体の膨出方向よりも若干後傾した傾斜を有するものとされる。但し、フランジ取付用アーム部51の後傾形状は、これに限るものではない。
そして、上記した「アーム固定部52」は、フランジ取付用アーム部51と同様に、上記した係止用孔部38の設置位置を避けて、樹脂製補強部材31の左右の縁部の位置に設けられる。このアーム固定部52は、フランジ取付用アーム部51の先端部を当接した状態で、ネジなどの締結部材57によって締結固定できるようにしたものとされる。
なお、アーム固定部52は、本来ならば、エアバッグリッド部材24の下面側に直接設けるのが最も良いのであるが、この場合には、エアバッグリッド部材24の形状などの関係で(例えば、凹凸部や開口部などが近くにあるなどのため)、エアバッグリッド部材24に設けるのが難しいので、代わりに、樹脂製補強部材31の外周フランジ部36に対して間接的に設けるようにしている。
上記した「溶着固定用座部53」は、図5に示すように、その上面に、リッド外周部34の下面に対して、振動溶着などによって溶着するための溶着リブ(上記した座部溶着部55)が設けられる。
この場合、図5に示すように、アーム固定部52の溶着固定用座部53は、外周フランジ部36の外側へ張出させることにより、外周フランジ部36を周方向に連続させるようにしても良いし、また、図6に示すように、アーム固定部52の溶着固定用座部53を、(図5とほぼ同じ幅の)外周フランジ部36の内側(途中)に設けることにより、溶着固定用座部53によって外周フランジ部36が周方向に不連続となるようにしても良いし、或いは、図7に示すように、外周フランジ部36の左右部分の幅を広げることにより(拡張部58)、図4と同様の位置にアーム固定部52の溶着固定用座部53を設置しつつ、図5と同様に外周フランジ部36を周方向に連続させるようにしても良い。
上記した「取付用ボス部54」は、図2(図4も併せて参照)に示すように、溶着固定用座部53から上記したエアバッグ本体の膨出方向とほぼ反対側へ延びるものとされる。この取付用ボス部54は、図8に示すように、頂部(下端面)に、ネジ止部分59を有し、また、左右方向47の外方に型抜孔54aを有する箱形状を有している。上記したネジ止部分59は、アーム固定部52と一体に形成しても良いし、金属製のプレートなどを設置したものとしても良い。
上記した「溶着部分」(座部溶着部55)は、図5に示すように、溶着固定用座部53の上面における、取付用ボス部54よりも外側の範囲の部分に設けられる。よって、この溶着部分は、極めて狭い部分に極めて僅かに設けられるため、比較的小さくなるので、得られる溶着力が弱いものとなる。なお、この溶着部分(座部溶着部55)は、取付用ボス部54の外側に限定されるものではなく、取付用ボス部54の真上や、或いは、取付用ボス部54の内側に対して設けるようにすることなどもできる。
上記した「剥離防止部71」については、以下の通りである。
(構成2)
図9(a)〜(c)に示すように、上記した剥離防止部71は、上記したフランジ取付用アーム部51に設けられて、上記したエアバッグモジュール23の作動時の反力を変形によって吸収可能な変形可能部72としても良い。
(補足説明2)
ここで、上記した「変形可能部72」は、要するに、エアバッグモジュール23の作動時の反力を変形によって吸収することができればどのようなものであっても良い。
変形可能部72は、例えば、フランジ取付用アーム部51に形成した切込部などとすることができる。この切込部は、1本、2本、または、複数本設けることができる。切込部を2本以上形成する場合には、切込部は、フランジ取付用アーム部51の両側部に対し、その一部が重なるように互い違いに設けるようにすることができる。
図9(a)は、切込部として一対の水平切込部72aを設けたものとされている。図9(b)は、切込部として一対の傾斜切込部72bを設けたものとされている。図9(c)は、切込部として傾斜切込部の先端に垂直切込部を有する屈曲切込部72cを設けたものとされている。この場合、切込部は、水平切込部72a、傾斜切込部72b、屈曲切込部72cの順に変形可能量が大きくなる。
なお、上記した変形可能部72の変形量(または変形可能量)は、エアバッグモジュール23が作動した際の反力による、エアバッグモジュール23と、エアバッグリッド部材24および樹脂製補強部材31との移動量よりも大きくなるように設定するのが好ましい。
また、変形可能部72は、変形と共に、フランジ取付用アーム部51の破断を伴うようなものであっても良い。
(構成3)
図10(a)〜(c)に示すように、上記した変形可能部72は、上記したフランジ取付用アーム部51に設けられた屈曲形状部73としても良い。なお、図10(a)〜(c)は、図3の左側のフランジ取付用アーム部51に相当するものである。
(補足説明3)
ここで、上記した「屈曲形状部73」は、要するに、エアバッグモジュール23の作動時の反力を伸び変形によって吸収することができればどのようなものであっても良い。
屈曲形状部73は、フランジ取付用アーム部51に形成した面外方向曲部などとすることができる。この面外方向曲部は、例えば、側面視「V」字形状(図10(a))をしたV字状屈曲部73aや、半円形状(図10(b))をした半円状屈曲部73bなどの単純形状のものや、これらの単純形状を繰返し形成してなる繰返形状のものなどとすることができる。
特に、この面外方向曲部は、内方(エアバッグモジュール23側)へ向けて屈曲させるようにすると、取付作業などの際に邪魔にならないので、より好ましいものとなる(内方屈曲部)。
或いは、屈曲形状部73は、図10(c)に示すように、傾斜形状のフランジ取付用アーム部51を、直角三角形の直交する2辺に置換えたL字状屈曲部(73c)としても良い。この場合には、面外方向曲部は、上記に反して外方(エアバッグモジュール23とは反対の側)へ屈曲されることになるが(外方屈曲部)、エアバッグモジュール23の側面に対して平行な部分と垂直な部分とを有するL字状のフランジ取付用アーム部51となるので、外方屈曲部であっても、取付作業などの際に邪魔になり難い形状とすることができる。
なお、上記した屈曲形状部73の変形量(または変形可能量)は、エアバッグモジュール23が作動した際の反力による、エアバッグモジュール23と、エアバッグリッド部材24および樹脂製補強部材31との移動量よりも大きくなるように設定するのが好ましい。
(構成4)
図11に示すように、上記した屈曲形状部73は、変形力を設定・調整可能な変形力設定調整手段74を有するものとしても良い。
(補足説明4)
ここで、上記した「変形力設定調整手段74」は、屈曲形状部73の変形に要する力(変形力)の大きさを、走行時の振動によっては変形せず、エアバッグモジュール23の作動時の反力に対しては、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分が剥がれるよりも先に変形されるように設定・調整するためのものである。
この変形力設定調整手段74は、設計時や製造時において、変形力を設定・調整するためのものである。
この変形力設定調整手段74は、変形可能部72またはその周辺に設けた脆弱部や、補強部などとすることができる。
脆弱部は、屈曲形状部73の強度を弱めることによって変形力を設定・調整するようにしたものである。
この脆弱部は、例えば、屈曲形状部73の(屈曲部などの)幅中間部に設けたスリット74aや抜孔74b、屈曲形状部73の(屈曲部などの)幅端部に設けた切欠部74c、屈曲形状部73の(屈曲部などの)板厚を部分的に薄くしてなる薄肉部74dなどの少なくとも一つとすることができる。なお、上記した変形可能部72の形状は、そのまま脆弱部ともなっている。
これに対し、補強部は、変形可能部72の強度を強めることによって変形力を設定・調整するようにしたものである。
この補強部は、例えば、補強ビード74eや、屈曲形状部73の板厚を部分的に厚くしてなる厚肉部(図示せず)などの少なくとも一つとすることができる。
なお、脆弱部と補強部とは組合わせて設けることができる。
更に、変形力設定調整手段74として、変形可能部72またはフランジ取付用アーム部51を、バネ鋼によって構成することができる。この場合、バネ鋼のバネ力の設定(厚味や形状や材質や成分などの選定)によって、変形力を設定し得るようにすることができる。
(構成5)
図8に示すように、上記した剥離防止部71は、上記したフランジ取付用アーム部51と上記した取付用ボス部54との間に設けられて、上記したエアバッグモジュール23の作動時の反力を、分離することによって遮断可能な分離可能部75としても良い。
(補足説明5)
ここで、上記した「分離可能部75」は、エアバッグモジュール23の作動時の反力によって、フランジ取付用アーム部51と取付用ボス部54とを確実に分離させることができればどのようなものであっても良い。
この分離可能部75は、例えば、取付用ボス部54(の下面)のネジ止部分59を、丸孔ではなく、一部が開放されたU字形状の切欠部などとすることにより、エアバッグモジュール23の作動時の反力によって、ネジ止部分59を締結している締結部材57が切欠部の開放部分から外れるようにしたものなどとしても良い。
或いは、分離可能部75は、特に図示しないが、フランジ取付用アーム部51の先端部のネジ止部分を、丸孔ではなく、一部が開放されたU字形状の切欠部などとして、エアバッグモジュール23の作動時の反力によって、締結部材57が切欠部の開放部分から外れるようにしたものなどとしても良い。
或いは、更に、取付用ボス部54に、エアバッグモジュール23の作動時の反力によって、破壊される脆弱部(図示せず)などを設けるようにしても良い。この脆弱部は、切欠部やスリットなどとすることができる。
(構成6)
更に、必要に応じて、上記したエアバッグモジュール23が作動した際の反力で上記したリッド外周部34と上記した溶着固定用座部53との溶着部分(座部溶着部55、図5参照)が剥がれた場合に、当該剥がれが上記したリッド外周部34と上記した外周フランジ部36との溶着部分(外周溶着部42)に進展しないようにするための剥離進展防止部56を設けるようにする。
(補足説明6)
上記した「剥離進展防止部56」については、以下の通りである。
(構成7)
図5〜図7に示すように、上記した剥離進展防止部56は、上記したリッド外周部34と上記した外周フランジ部36との間を溶着する外周溶着部42と、上記したリッド外周部34と上記した溶着固定用座部53との間を溶着する座部溶着部55との間を分離する分離部61としても良い。
(補足説明7)
ここで、上記した「分離部61」は、外周溶着部42と座部溶着部55とを不連続にするための隙間部分とされる。図5の場合、分離部61は、溶着固定用座部53が外周フランジ部36と接する内側の辺部分に沿う直線状の部分に設けられる。また、図6、図7の場合、分離部61は、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36およびモジュール取付枠部37と接する3辺を取囲むように「コ」字状に設けられる。この分離部61は、溶着リブを有さないリブ無部分、または、外周溶着部42と座部溶着部55とが分断されるリブ不連続部分などとされる。
(構成8)
または、図12に示すように、上記した剥離進展防止部56は、上記した外周溶着部42の、上記した座部溶着部55周辺に設けた溶着強化部62としても良い。
(補足説明8)
ここで、上記した「溶着強化部62」は、例えば、図12(a)〜(d)に示すように、外周溶着部42の端部に止形状部を設けたものなどとされる。このうち、図12(a)の止形状部62aは、座部溶着部55の端部を他の部分よりも僅かに大きくした膨張部とされる。また、図12(b)の止形状部62bは、座部溶着部55の端部をL字状に曲げたL字状部とされる。そして、図12(c)の止形状部62cは、座部溶着部55の端部をT字状に広げたT字状部とされる。更に、図12(d)の止形状部62dは、隣接する複数の座部溶着部55の端部間を連結した複数連結部とされる。
また、図12(e)に示すように、溶着強化部62として、外周溶着部42を、座部溶着部55の延長線上に設けずに、2本の外周溶着部42で1本の座部溶着部55を挟むように位置をズラせて配置することにより、1本の座部溶着部55の剥がれを2本の外周溶着部42で受止められるようにしたものとされる。
或いは、特に図示しないが、外周溶着部42と、座部溶着部55との延設方向を異ならせる(例えば、90度方向をズラせて設ける)ようにしても良い。
なお、これらは、適宜組合わせることができる。
(構成9)
類は、例えば、図13〜図16に示すように、上記した剥離進展防止部56は、上記した分離部61に設けた、上記した外周フランジ部36に対する上記した溶着固定用座部53の変形または分離を許容可能な変形分離許容部63としても良い。
(補足説明9)
ここで、上記した「変形分離許容部63」は、外周フランジ部36に対して溶着固定用座部53を変形させる変形許容部と、外周フランジ部36に対して溶着固定用座部53を分離させる分離許容部とを含む脆弱部などとされる。この変形分離許容部63(脆弱部)は、溶着固定用座部53を、リッド外周部34に対して区画するように設けられる。
このうち、変形分離許容部63としての変形許容部は、図13に示すように、上記した分離部61の上面側に形成された溝部63a(や薄肉部)などとすることができる。この溝部63aは、三角断面のものや半円形断面のものや、その他の断面形状のものなどとすることができる。また、変形許容部は、図14に示すような、ヒンジ部63bなどとすることもできる。
一方、変形分離許容部63としての分離許容部は、図15(a)〜(c)に示すように、ミシン目63c(図15(a))や、スリット63d(図15(b))や、両端部分に形成された切欠部63e(図15(c))などとすることができる。
更に、変形分離許容部63は、図16に示すように、二色成形などによって、外周フランジ部36と溶着固定用座部53との材質を異ならせると共に、上記した分離部61上に、外周フランジ部36と溶着固定用座部53との材質の変わり目を位置させた材質境界部63fなどとすることができる。この場合、例えば、外周フランジ部36に上記したゴム系素材や軟質樹脂系素材などの弾性変形が可能な素材を用いると共に、溶着固定用座部53に硬質の樹脂などを用いるようにする。
なお、これらは、適宜組合わせることができる。また、上記した各種の溶着強化部62と変形分離許容部63とを適宜組合わせるようにしても良い。
(構成10)
そして、上記した溶着固定用座部53は、上記した外周フランジ部36の外側または内側に設けられるようにしても良い。
(補足説明10)
溶着固定用座部53が、上記した外周フランジ部36の外側に設けられるとは、既に上記した図5のような場合である。
また、溶着固定用座部53が、上記した外周フランジ部36の内側に設けられるとは、既に上記した図6、図7のような場合である。溶着固定用座部53が、上記した外周フランジ部36の内側に設けられる場合には、特に図示しないが、例えば、溶着固定用座部53と外周フランジ部36との間の「コ」字状の分離部61に対し、「コ」字状の両側部分にスリット63dを設けると共に、「コ」字状の中間部分に溝部63aを設けるなどとするのが好ましい(但し、変形分離許容部63の構成は、これに限るのもでない)。
(構成11)
更に、図17に示すように、上記した溶着固定用座部53は、上記した外周フランジ部36の外側に張出すように設けられると共に、上記した溶着固定用座部53が、上記した外周フランジ部36との境界部分に応力集中形状部64を有するものとしても良い。
(補足説明11)
ここで、上記した「応力集中形状部64」は、溶着固定用座部53を、例えば、外周フランジ部36側の辺部が上底となり、反対側の辺部が下底となる台形状(非矩形状)にして、溶着固定用座部53と外周フランジ部36とが交わる部分に鋭角のコーナー部を有するものとすることができる。
なお、応力集中形状部64は、上記したものに限るものではない。この応力集中形状部64には、上記した剥離進展防止部56の各構造を適宜組合わせて設けることができる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
緊急時に、エアバッグモジュール23から袋状のエアバッグ本体が展開、膨張すると、エアバッグ本体は、モジュール取付枠部37に案内されて、開閉ドア部35およびリッド部33へ向かい、開閉ドア部35およびリッド部33に当接して、開閉ドア部35およびリッド部33を押圧する。このエアバッグ本体の押圧力によって、開裂溝部32が破断、開裂され、開閉ドア部35およびリッド部33が開成されて、インストルメントパネル21に膨出用開口部が開口形成される。すると、エアバッグ本体は、膨出用開口部から車室内乗員側へと膨出して、所定の位置に着座している乗員の上体を拘束し、乗員を保護する。
そして、エアバッグモジュール23の作動時には、上記したように、エアバッグ本体が展開、膨張して、開閉ドア部35およびリッド部33を押圧し、これらを開成する際の反力によって、図18に示すように、エアバッグモジュール23が、エアバッグ本体の膨出方向とは反対方向(ほぼ下方)へ移動されることになる。
そして、エアバッグモジュール23が、エアバッグ本体の膨出方向と反対方向(ほぼ下方)へ移動されると、先ず、遊嵌状態となっていたエアバッグモジュール23のフック部39が、モジュール取付枠部37の(前後の)側面に形成された係止用孔部38の下縁部に当たって係止される。これにより、フック部39およびモジュール取付枠部37に荷重が作用してこれらが伸び変形されると共に、エアバッグリッド部材24が下方へ引張られて変形および移動されることになる。このような反力の影響に対し、リッド外周部34と外周フランジ部36との間の溶着部分(外周溶着部42)は、十分に耐えられるように設計されている。
なお、上記したエアバッグモジュール23が作動した際の反力による、エアバッグモジュール23と、エアバッグリッド部材24および樹脂製補強部材31との移動量は、フック部39が係止用孔部38に当接係止されるまでの移動量と、フック部39およびモジュール取付枠部37の伸び変形量と、エアバッグリッド部材24の変形量および下方への移動量の少なくとも一つを含むものとされる。
一方、エアバッグモジュール23と、エアバッグリッド部材24および樹脂製補強部材31とを、フランジ取付用アーム部51とアーム固定部52とで部分的に固定した場合には、フランジ取付用アーム部51がほぼ下方へ移動され、フランジ取付用アーム部51の端部(上端部)が締結固定されているアーム固定部52もほぼ下方へ引張られることになる。
このアーム固定部52に作用する下方への引張力によって、アーム固定部52がエアバッグリッド部材24のリッド外周部34から剥離されるおそれがある。そして、アーム固定部52がエアバッグリッド部材24のリッド外周部34から剥離されると、その剥離がリッド外周部34と外周フランジ部36との間の溶着部分(外周溶着部42)にまで進展するおそれがある。
そして、上記したように、リッド外周部34と外周フランジ部36との間の溶着部分(外周溶着部42)は、単体ではこれらによる荷重に耐えられるように設計されてはいるが、アーム固定部52とリッド外周部34との剥離が進展してリッド外周部34と外周フランジ部36との間の溶着部分(外周溶着部42)に横からの剥離が加わったような場合には、上記した溶着部分(外周溶着部42)が耐えられなくなる可能性も考えられる。
そこで、この実施例では、以下のようにして、外周溶着部42の剥離を防止するようにしている。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(作用効果1)
エアバッグモジュール23にフランジ取付用アーム部51を設けると共に、外周フランジ部36にアーム固定部52を設けて、フランジ取付用アーム部51をアーム固定部52に固定することにより、エアバッグモジュール23のガタ付きや、異音の発生を防止することができる。また、エアバッグモジュール23のフック部39と、モジュール取付枠部37の係止用孔部38とが確実に係止されている、ということを保証できるようになる。
そして、エアバッグリッド部材24のリッド外周部34に対してアーム固定部52を設けることができないような場合に、外周フランジ部36に対してアーム固定部52を設けることにより、フランジ取付用アーム部51を、外周フランジ部36を介してエアバッグリッド部材24のリッド外周部34に間接的に固定することが可能となる。これにより、設計自由度を向上させることができる。
更に、エアバッグモジュール23が作動した際の反力でリッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分が剥がれるのを防止可能な剥離防止部71を設けたことにより、エアバッグモジュール23が作動した際の反力でリッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分が剥がれるのを、剥離防止部71が防止するように機能する。これにより、上記した剥がれが、リッド外周部34と外周フランジ部36との間の溶着部分にまで進展するのを阻止することができる。
(作用効果2)
剥離防止部71が、図9(a)〜(c)に示すように、フランジ取付用アーム部51に設けられて、エアバッグモジュール23の作動時の反力を変形によって吸収可能な変形可能部72であることにより、エアバッグモジュール23の作動時の反力に対し、剥離防止部71としての変形可能部72が、フランジ取付用アーム部51を少なくとも部分的に変形させることによって、上記した反力を吸収する。これにより、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分の剥がれを確実に防止することができる。
(作用効果3)
変形可能部72が、図10(a)〜(c)に示すように、フランジ取付用アーム部51に設けられた屈曲形状部73であることにより、エアバッグモジュール23の作動時の反力に対し、変形可能部72としての屈曲形状部73が、フランジ取付用アーム部51を伸び変形させることによって、上記したエアバッグモジュール23の作動時の反力を吸収することができる。これにより、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分の剥がれを確実に防止することができる。また、屈曲形状部73は、フランジ取付用アーム部51に対して容易に設けることができると共に、大きな変形量を確保し易いので、効果が大きく構造的に有利である。
(作用効果4)
変形可能部72が、図11に示すように、変形力設定調整手段74を有することにより、走行時の振動によっては変形せず、エアバッグモジュール23の作動時の反力に対しては、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分が剥がれるよりも先に変形するように、変形力設定調整手段74にて、変形可能部72の変形力を設定し調整することができる。これにより、変形可能部72の変形力を最適に設定調整することができる。
(作用効果5)
剥離防止部71が、図8に示すように、フランジ取付用アーム部51と取付用ボス部54との間に設けられて、エアバッグモジュール23の作動時の反力を、分離することによって遮断可能な分離可能部75であることにより、エアバッグモジュール23の作動時の反力に対し、剥離防止部71としての分離可能部75が、フランジ取付用アーム部51と取付用ボス部54との間(の締結固定部分)を分離させることによって、上記した反力の伝達を遮断することができる。これにより、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間の溶着部分の剥がれを確実に防止することができる。
(作用効果6)
エアバッグモジュール23にフランジ取付用アーム部51を設けると共に、外周フランジ部36にアーム固定部52を設けて、フランジ取付用アーム部51をアーム固定部52に固定することにより、エアバッグモジュール23のガタ付きや、異音の発生を防止することができる。また、エアバッグモジュール23のフック部39と、モジュール取付枠部37の係止用孔部38とが確実に係止されている、ということを保証できるようになる。
そして、エアバッグリッド部材24のリッド外周部34に対してアーム固定部52を設けることができないような場合に、外周フランジ部36に対してアーム固定部52を設けることにより、フランジ取付用アーム部51を、外周フランジ部36を介してエアバッグリッド部材24のリッド外周部34に間接的に固定することが可能となる。これにより、設計自由度を向上させることができる。
更に、エアバッグモジュール23が作動した際の反力でリッド外周部34と溶着固定用座部53との溶着部分が剥がれた場合に、当該剥がれがリッド外周部34と外周フランジ部36との溶着部分に進展しないようにするための剥離進展防止部56を設けたことにより、剥離進展防止部56が、リッド外周部34と溶着固定用座部53との溶着部分の剥がれを、リッド外周部34と外周フランジ部36との溶着部分にまで進展しないようにする。これにより、リッド外周部34と外周フランジ部36との溶着部分を保持することができる。
剥離進展防止部56の具体的な作用効果は、以下の通りである。
(作用効果7)
剥離進展防止部56が、図5〜図7に示すような、リッド外周部34と外周フランジ部36との間を溶着する外周溶着部42と、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間を溶着する座部溶着部55との間を分離する分離部61であることにより(リブ無部分、または、リブ不連続部分)、剥離進展防止部56としての分離部61が、外周溶着部42と座部溶着部55との間を分離して独立のものとしているので、座部溶着部55に生じた剥離がそのまま直ちに外周溶着部42へ進展して行くのを防止することができる。
(作用効果8)
剥離進展防止部56が、図12(a)〜(e)に示すような、外周溶着部42の、座部溶着部55周辺に設けた溶着強化部62であることにより、剥離進展防止部56としての溶着強化部62が、外周溶着部42の座部溶着部55周辺の溶着力を強化するので、座部溶着部55に剥離が生じたとしても、剥離が進展しないように外周溶着部42自体の溶着力で耐えることができる。
(作用効果9)
剥離進展防止部56が、図13〜図16に示すような、分離部61に設けた、外周フランジ部36に対する溶着固定用座部53の変形または分離を許容可能な変形分離許容部63であることにより、剥離進展防止部56としての変形分離許容部63が、外周フランジ部36に対して溶着固定用座部53を変形または分離させることで、上記した反力が吸収されるので、座部溶着部55に生じた剥離が外周溶着部42へ進展するのを防止することができる。
(作用効果10)
図5に示すように、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36の外側に設けられたことにより、溶着固定用座部53を外周フランジ部36から構造的に独立させると共に、外周フランジ部36を周方向に連続したものとすることができるので、外周フランジ部36のリッド外周部34に対する溶着力を高めると共に、剥離進展防止部56をより有利に設けることができる。
また、図6、図7に示すように、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36の内側に設けられたことにより、溶着固定用座部53を外周フランジ部36内に納めて樹脂製補強部材31を小型化したり凹凸のない形状にしたりすることができる。
(作用効果11)
溶着固定用座部53が、図17に示すように、外周フランジ部36の外側に張出すように設けられると共に、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36との境界部分に応力集中形状部64を有することにより、溶着固定用座部53と外周フランジ部36との境界部分に意図的に設けられた応力集中形状部64が、エアバッグモジュール23が作動した際の反力が集中し易い位置となるので、この応力集中形状部64に上記した各剥離進展防止部56を設けることにより、剥離進展防止部56をより有効に機能させることができるようになる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合わせが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合わせのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
21 インストルメントパネル
22 エアバッグ装置

23 エアバッグモジュール
24 エアバッグリッド部材
31 樹脂製補強部材
32 開裂溝部
33 リッド部
34 リッド外周部
35 開閉ドア部
36 外周フランジ部
37 モジュール取付枠部
38 係止用孔部
39 フック部
42 外周溶着部
51 フランジ取付用アーム部
52 アーム固定部
53 溶着固定用座部
54 取付用ボス部
55 座部溶着部
56 剥離進展防止部
61 分離部
62 溶着強化部
63 変形分離許容部
64 応力集中形状部
71 剥離防止部
72 変形可能部
73 屈曲形状部
74 変形力設定調整手段
75 分離可能部

Claims (6)

  1. エアバッグリッド部材の裏面側に、樹脂製補強部材を介してエアバッグモジュールが取付けられると共に、
    前記エアバッグリッド部材が、閉ループ状の開裂溝部により区画形成された、エアバッグモジュールの作動によって膨出用開口部を開成させるリッド部と、該リッド部の外周側を取囲むリッド外周部とを有し、
    前記樹脂製補強部材が、前記リッド部の裏面側に溶着固定される開閉ドア部と、
    前記リッド外周部の裏面側に溶着固定される外周フランジ部と、
    前記開閉ドア部と外周フランジ部との間に、前記膨出用開口部を包囲するように設けられるモジュール取付枠部とを有し、
    前記エアバッグモジュールが、前記モジュール取付枠部の内部にその上部を挿入した状態で、前記モジュール取付枠部の側面に形成された係止用孔部に対し、遊嵌状態で挿入および係止可能なフック部を有する車両用エアバッグ装置において、
    前記エアバッグモジュールに、前記外周フランジ部に対して固定可能なフランジ取付用アーム部を設け、
    前記外周フランジ部に、前記フランジ取付用アーム部を固定可能なアーム固定部を設けると共に、
    該アーム固定部が、前記リッド外周部の裏面側に溶着固定される溶着固定用座部と、該溶着固定用座部に一体に設けられて前記フランジ取付用アーム部の先端部を締結固定可能な取付用ボス部を有し、
    更に、前記エアバッグモジュールが作動した際の反力で前記リッド外周部と前記溶着固定用座部との間の溶着部分が剥がれるのを防止可能な剥離防止部を設けたことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 前記剥離防止部が、前記フランジ取付用アーム部に設けられて、前記エアバッグモジュール作動時の反力を変形によって吸収可能な変形可能部であることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグ装置。
  3. 前記変形可能部が、前記フランジ取付用アーム部に設けられた屈曲形状部であることを特徴とする請求項2に記載の車両用エアバッグ装置。
  4. 前記変形可能部が、変形力を設定・調整可能な変形力設定調整手段を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用エアバッグ装置。
  5. 前記剥離防止部が、前記フランジ取付用アーム部と前記取付用ボス部との間に設けられて、前記エアバッグモジュール作動時の反力を、分離することによって遮断可能な分離可能部であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
  6. 前記エアバッグモジュールが作動した際の反力で前記リッド外周部と前記溶着固定用座部との溶着部分が剥がれた場合に、当該剥がれが前記リッド外周部と前記外周フランジ部との溶着部分に進展しないようにするための剥離進展防止部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
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