JP2013544980A - コーミング要素 - Google Patents

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Abstract

織物繊維をコーミングするコーミング機械用のコーミング要素は、中心長手軸(3)、側面領域(4)および2つの端面(5)を有するベース本体(2)と、ベース本体(2)の側面領域(4)に配置された少なくとも1つのバータック(10)と、少なくとも1つのバータック(10)をベース本体(2)に連結する形材片(9)と、ベース本体(2)に対し形材片(9)をロックおよびロック解除するトーションロッド(16)とを有し、形材片(9)は、ベース本体(2)の受け溝(14)に配置され、ピボットレバー(19)を有し、ピボットレバー(19)によって、中心長手軸(3)に平行に配置された回転軸(20)のまわりを回転でき、トーションロッド(16)は、受け溝(14)内で、中心長手軸(3)に平行に配置された回転軸(17)のまわりに回転可能に配置され、コーミング領域の外から、特に、端面(5)の少なくとも一方から操作可能であり、回転軸(17)に対し垂直方向を向いた非円形断面を有し、回転軸(17)のまわりに回転することで、ベース本体(2)に対して形材片(9)をロックするロック位置と、ベース本体(2)に対する形材片(9)のロックを解除するロック解除位置との間を移動することができるように、ピボットレバー(19)に接して配置される。

Description

本発明は、織物繊維をコーミングするコーミング機械用のコーミング要素に関する。
コーミング機械で使用するコームは、丸コームの形態での公然実施により公知であり、少なくとも1つのコーミングセグメントがベース本体に配置される。コーミングセグメントは、コーミングされる繊維と係合する。その円周全体に沿って複数のコーミングセグメントを有するコームは、円形コームと呼ばれる。この場合に、有効コーミング領域は、例えば、78°、90°、111°、180°のコームの表面線(surface line)の範囲とすることができる。表面線全体が、針、針ストリップ、鋸歯状ワイヤ部分、櫛状歯、または鋸歯状打抜き部品などのコーミングセグメントによって占められる円形コームも公知である。それ自体前もって組み立てられるこれらのコーミングセグメントは、一般的にバータックとも呼ばれる。
したがって、バータックは、ベース本体の中心長手軸の方向で前後に配置された複数の鋸歯状打抜き部品、あるいは歯を備えた歯付きホイールを有する。歯は、コーミングされる繊維との機械的係合により摩耗するので、バータックは交換可能であることが必要である。
カード機械の平カバー(level cover)用の針布が、特許文献1、特許文献2、および特許文献3に開示されており、針布は、円形コームのバータックと同様に、互いに平行に配置された複数の鋸歯状ワイヤストリップで構成される。個々の鋸歯状ワイヤストリップは、ベース本体に列をなして配置され、ポジティブロック(positive locking、Formschluss、形状拘束、形状による係合)で固定用ストリップを拘束することにより保持される。ベース本体に対する鋸歯状ワイヤストリップの横方向の固定は、クランプにより、言い換えると、非ポジティブロックにより行うこともできる。特許文献3に示されているように、個々の鋸歯状ワイヤストリップは、配置方向に繰り返して曲げることができる。針布はまた、カード機械の蓋部に押し込まれる固定用ストリップを用いて蓋部に固定される。
円形コームのバータック上の歯付きホイールに対する同様な固定システムが、(特許文献4)から公知であり、バータックの個々の歯付きホイールは、ロッド部のスプリングクランプを用いてクランプされる。バータック全体は、円形コームのベース本体にねじ留めされる。ベース本体へのバータックのこの種の固定はまた、特許文献5および特許文献6から原理的に公知であり、バータックが、クランプ用ストリップをさらに有し、クランプ用ストリップを用いてベース本体の対応する凹部に配置できるという点で、ベース本体へのバータックの着座が、特許文献5および特許文献6により改良されている。
クランプ用ストリップのさらなる構成が、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11から公知であり、クランプ用ストリップのねじ連結部は、使用可能な状態で、言い換えると、バータックが押し込まれた場合に、中空の円筒状ベース本体の内壁から操作可能である。ベース本体の内壁からのねじ結合部に対する操作性には限界がある。他方で、特許文献12によるクランプ用ストリップは、ベース本体内およびバータック内の両方でポジティブロックにより保持される。このコームの組み込みおよび取り外しは非常に労力がかかる。
特許文献13によれば、ベース本体へのバータックの固定は、例えば、スロット付きスリーブとして構成できる弾性クランプ要素を用いて行われる。クランプ要素は、ベース本体およびバータックによって形成され、ベース本体の中心長手軸に対して平行に延びる溝に挿入される。このタイプのクランプ要素を用いたクランプの保持力は非常に小さい。さらに、意図しない解放を防止する、クランプ要素に対するさらなる固定が必要である。
したがって、円形コームのベース本体への、またはベース本体からのバータックの組み込みおよび取り外しが、労力のかかる組み立ておよび後付け作業によってのみ可能であることは、説明した固定システムのすべてに当てはまる。これは、例えば、クランプおよび固定ストリップのいくつかのねじ留め作業により、および/またはベース本体の中心長手軸の方向で軸方向にクランプおよび固定ストリップを押し込むことで行われ、そのため、コーミング機械の装着時間、ひいては停止時間が長くなる。
円形コームのベース本体に堅固に連結され、弾性スプリング力によりバータックが配置および保持されるスプリング状の保持部品が特許文献14から公知である。バータックとベース本体との間の機械的保持力が低下すると、単純化された組立工程の障害となる。
特許文献15は、針布がマグネットによって保持された、カード機上の装置を開示している。カード機の並進速度は、コーミング機械の従来からの円形コームの回転速度と比較してかなり遅く、そのため、回転速度の二乗によって決まる、円形コームのバータックに作用する遠心力の方が、カード機に作用するわずかな遠心力よりもかなり大きい。カード機の針布に対する磁気的保持力は、プロセスに関連する、針布に作用する力の影響に耐えるように設計され、繊維をコーミングする場合に、これらの力の影響は、そのプロセスに起因して、円形コームのバータックに作用するものよりも小さい。
独国特許第4326203 C1号明細書 欧州特許出願公開第0 091 986 A1号明細書 欧州特許出願公開第0 322 472 A1号明細書 独国特許第25 03 976 C3号明細書 英国特許第274 698号明細書 独国特許出願公開第30 05 399 A1号明細書 独国特許出願公開第30 07 245 A1号明細書 欧州特許出願公開第0 249 706 A2号明細書 欧州特許第0 179 158 B1号明細書 欧州特許出願公開第1 533 404 A1号明細書 欧州特許出願公開第0 839 934 A1号明細書 欧州特許第1 523 591 B1号明細書 米国特許第4 716 629号明細書 欧州特許出願公開第0 253 071 A2号明細書 独国特許出願公開第10 2006 005 605 A1号明細書
したがって、本発明の目的は、ベース本体に対するバータックの組み込みおよび取り外しが単純化され、コーミングプロセス時に、高い負荷状態であっても、ベース本体からバータックが決して外れないように、コーミング機械の円形コーム用のコーミング要素を設計することである。
本発明によれば、この目的は、請求項1に開示した特徴を有するコーミング要素によって達成される。
本発明によれば、バータックは、ベース本体の受け溝に配置された形材片(profiled strip)を用いてコーミング要素のベース本体に保持することができ、形材片は、同様にベース本体の受け溝に配置されたトーションロッドを用いてロックおよびロック解除可能であることが分かった。このために、形材片は、回転軸のまわりに回転可能に配置されたピボットレバーを有する。回転軸は、ベース本体の中心長手軸に対して平行に配置される。トーションロッドは、特に、ロッドの長手軸(=回転軸)のまわりに回転可能に取り付けられたロッドであり、回転軸のまわりに回転することで、ベース本体に対して形材片をロックするロック位置と、ベース本体に対する形材片のロックを解除するロック解除位置との間を移動可能なようにピボットレバーと接して配置される。その結果、形材片がバータックと共に、単純な態様で、かつ迅速にベース本体に組み込まれ、再度取り外されるのが可能になる。これは、例えば、摩耗したバータックまたは歯付きホイールの交換などの保守および/または修復作業を簡単にする。ベース本体に対する形材片のロックおよびロック解除は、トーションロッドの回転動作を用いて行われるので、ベース本体に対するバータックの解放および固定は、安全かつ直接的に行うことができる。特に、作業者が、摩耗したバータックの交換についての特殊な専門的知識を有さなければならない必要はない。バータックの組み込みおよび取り外しでは、ロック位置とロック解除位置との間のトーションロッドの回転に起因する障害を起こすことはほとんどない。したがって、コーミングプロセス時に、不適切な組み込みの結果として形材片が意図せずに解放され、コーミング結果を悪化させるのを回避することが可能である。さらに、それにより、コーミングプロセス時に、不適切な組み込みのためにバータックがベース本体から外れて、コーミング機械に損傷を与える危険性が軽減される。
請求項2によるコーミング要素では、ロック位置からロック解除位置へのトーションロッドの偶発的な移動による、ベース本体に対する形材片のロックの意図しない解除がさらにいっそう起きにくくなることが保証される。特に、コーミングプロセス時に、バータックの意図しないロック解除がこのように防止される。このタイプのコーミング要素は、改良された固定機能を有する。
請求項3および請求項4によるコーミング要素では、ロック位置でのトーションロッドの自己ロックが改善される。トーションロッドの機械的な自己ロックは、ピボットレバーによってトーションロッドに負荷がかけられたときに、ピボットレバーの意図しない回転が起こり得ないようなトーションロッドの非円形の幾何学的形状と、ピボットレバーに対するトーションロッドの配置との構成によるものである。
請求項5によるコーミング要素では、2つの接触線により範囲を限定されるロック支持面が最大化され、そのため、ピボットレバーに接するトーションロッドの平坦な当接面が可能になる。
請求項6によるコーミング要素は、スプリング力を用いて、受け溝内での形材片のさらなるクランプを可能にする。このタイプのコーミング要素では、形材片は、受け溝内でさらに強力に固定される。スプリング要素は、接触面とは反対側のピボットレバーの下側面に接して配置されるので、ピボットレバー、ひいては形材片が、トーションロッドに押し付けられる。ベース本体の中心長手軸に沿って、複数の、特に、2つのスプリング要素を受け溝内に設けて、形材片をクランプすることができる。こうして、特に、形材片に加えられるスプリング力を均一に分散させて、力を片側に加えた結果として受け溝内で形材片が傾くまたは偏向するのを回避することが可能である。
請求項7によるコーミング要素は、バータックを組み込む、および取り外す場合のトーションロッドの取り扱いを簡単にする。特に、トーションロッドが、ベース本体の端面から突出するようにして、工具部分を構成することができ、トーションロッドの回転軸のまわりの回転動作が、例えば、フォークレンチまたは六角レンチなどの標準工具を用いて可能になるように、工具取付具をトーションロッド上に配置することができる。
請求項8によるコーミング要素では、ロック位置とロック解除位置との間のトーションロッドの移動が改善される。特に、ベース本体の受け溝内でトーションロッド用に設けられた凹部も円筒状であり、そのため、トーションロッドは、凹部内を理想的に回ることができる。
請求項9によるコーミング要素は、ロック解除位置でピボットレバーにさらに強力に固定される。これは、確実に、トーションロッドが回転軸のまわりに回転して意図せずにロック解除位置から外れることがないようにする。
請求項10によるコーミング要素では、ロック解除位置とロック位置との間のトーションロッドの移動が簡単になる。特に、丸みの付いたエッジ部分の領域にある、説明した2つの位置間の死点を越えるのがこうして容易になる。
請求項11によるコーミング要素によって、バータックの意図しない解放の防止が改善される。トーションロッドが、特に、摩擦要素で構成することができる少なくとも1つ固定要素によって固定されるので、トーションロッドの意図しない移動、すなわち、回転軸のまわりの回転がさらにいっそう起きにくくなる。
請求項12によるコーミング要素は、形材片を用いた、ベース本体へのバータックの単純かつ頑強な固定を可能にする。
請求項13によるコーミング要素は、強化された固定機能を有する。これは、バータックをベース本体に固定する他のすべての固定機構で不具合が生じた場合であっても、コーミングプロセス時にバータックがベース本体から意図せずに外れることが可能になるのを防止し、使用者または機械にとっての事故または損傷に関するあらゆる危険が防止される。設けられるポジティブロック連結とは、コーミング要素のベース本体にバータックを機械的に固定することである。
請求項14によるコーミング要素では、バータックのベース本体への固定は、固定ポジティブロック連結を利用する。これは、深刻な事象時に、すなわち、バータックがベース本体から意図せずに外れたときに、ポジティブロック用固定連結が第1に機能を有効にされることを意味し、バータックは、ベース本体にさらに強力に保持される。このために、ロック位置において、中心長手軸との関係における半径方向ギャップおよび/または接線方向ギャップが、固定アンカーとバータックとの間に設けられる。円形コームの動作時に、バータックに作用するコーミング力のために、これらの2つのギャップの少なくとも1つは閉じることができるので、バータックは固定アンカーに直接接して静止し、形材片を偏向および/または傾斜させることで、形材片を受け溝に案内する。このようにさらに偏向および/または傾斜させることで、受け溝内での形材片の固定、したがって、さらにバータックの固定が改善される。
請求項15によるコーミング要素では、ベース本体へのバータックの固定がさらに改良される。
請求項16によるコーミング要素は、保持力の簡単かつ強力な付加を可能にする。
本発明の実施形態が、図面を用いて下記にさらに詳細に説明される。
円形コームの第1の実施形態によるコーミング要素の分解斜視図を示している。 バータックが固定された図1によるコーミングセグメントの斜視図を示している。 図2によるトーションロッドの拡大断面図を示している。 ロック位置にあるトーションロッドを示す、図2のIV−IV断面線による、コーミング要素の中心長手軸に対して垂直な断面図の拡大図を示している。 トーションロッドが死点位置にある、図4と同様の図を示している。 トーションロッドがロック解除位置にある、図4および図5と同様の図を示している。 コーミング力が作用した結果として形材片が偏向位置にある、図3と同様の図を示している。 コーミング要素の第2の実施形態による断面図の図4に対応する拡大図を示している。 コーミング要素の第2の実施形態の図5に対応する図を示している。 コーミング要素の第2の実施形態の図6に対応する図を示している。
図1〜図10において、互いに対応する部品には同じ参照数字が付与されている。下記にさらに詳細に説明される実施形態の細部は、それ自体で本発明を表すことができるし、または本発明の主題の一部であり得る。
図1および図2に示すコーミング要素7は、中心長手軸3、外側側面領域4、および2つの端面5を備えた略部分円筒状のベース本体2を有する。外側側面領域4は、ここでは部分側面領域52を含み、部分側面領域52は、外側側面領域4の円周に沿って部分的に途切れている。中心長手軸3との関係における、図1に示す後部端面5は、ストッパ壁として構成されている。
図1によるコーミング要素7は、90°のコーミング領域を有する。コーミング要素7は、図示しない回転ドラムに固定することができる。このために、複数のボアホール53が設けられている。コーミング要素7は円形コームを形成する。回転ドラムはドラムシャフト上に配置することができる。回転ドラムを直接的に、すなわち、余分な駆動シャフトなしに駆動することも可能である。このために、回転ドラムは、中空シャフトとしても中実シャフトとしても構成することができる。
例として、いずれの場合も、形材片9を用いて固定された4つのバータック(キャッチ)10が、回転駆動方向8に前後して、コーミング要素7に取り付けられている。中心長手軸3に対して平行な軸方向長さを有するバータック10は、コーミング要素7のコーミング領域を確定する。特に、コーミング領域が90°以外となるように、4つ以外のバータック10を設けることもできる。
各バータック10は、中心長手軸3の方向に前後して、列をなして配置され、互いに連結された複数の打抜き歯付きホイールを含む。各歯付きホイールは、コーミングされる繊維に係合する複数の歯11を有する。バータック10は、それぞれが、コーミング機械の図示しない機械壁から半径方向に間隔を有するようにコーミング要素7に固定される。歯付きホイールは、歯付きホイールの長手方向が、回転駆動方向8(=コーミング方向)に対して正確に平行か、または、特に、わずかな角度、例えば、最大で7°の偏向角をなしてかのいずれかで向きを合わされるように、バータック10に列をなして配置することができる。
形材片9は、コーミング要素7の受け溝14に配置されている。受け溝14は、第1のアンダーカット領域15を含み、形材片9は、ベース本体2の中心長手軸3との関係において半径方向に固定されるように、第1のアンダーカット領域15に配置されている。さらに、形材片9は、トーションロッド16によって受け溝14内に保持されている。トーションロッド16もコーミング要素7の受け溝14内に、具体的には、受け溝14の第2のアンダーカット領域15a内に受け入れられている。2つのアンダーカット領域15、15aは、受け溝14の互いに対向する長手方向の側壁、すなわち、中心長手軸3の方向に延びる側壁に面して配置されている。トーションロッド16は、中心長手軸3に対して平行に配置された回転軸17を有し、トーションロッド16は、回転軸17のまわりに回転可能なように受け溝14に配置されている。トーションロッド16は、回転軸17に対して垂直な非円形断面を有する。形材片9は、回転軸17のまわりに回転することで、ロック位置とロック解除位置との間をコーミング要素7に対して移動することができる。
コーミング要素7の前組立は、形材片9が、中心長手軸3に沿って形材片9用に設けられた受け溝14に挿入されることで行われる。次いで、同様にトーションロッド16を中心長手軸3に沿って受け溝14に挿入し、次いで、バータック10をロックされていない形材片9に押し込む。この場合に、ベース本体2の後端でストッパ壁として構成された端面5が、組立補助具として使用される。ストッパ壁に突き当てることで、形材片9、トーションロッド16、およびバータック10が、ベース本体2に正確に、かつ明確に配置される。
形材片9、およびコーミング要素7すなわちベース本体2は、プレス成形された形材、特に、例えば、アルミニウム押出しなどによる押出形材として製造される。トーションロッド16は、例えば、ロール成形によって導入することができる。
中心長手軸3に関連して、トーションロッド16は、コーミング要素7のベース本体2よりも長い全長を有し、図2の前部に示す端面5において、ベース本体2を越えて突出している。トーションロッド16は、端面5から操作可能である。図3に示す工具取付具18を使用して、トーションロッド16を動かすことができる、すなわち、トーションロッド16を回転軸17のまわりに回転させることができる。工具取付具18は、レンチの形態の標準工具を用いて回転できるように、外側が六角形形状の形材ロッドとして構成されている。工具取付具18は、トーションロッド16の外形と合致する中心開口を有する。トーションロッド16を動かすためには、トーションロッド16のうちのベーズ本体2の端面5を越えて突出する部分に工具取付具18を置き、次いで、標準工具を用いて工具取付具を回転軸17のまわりに回転させる。
コーミング要素7へのバータック10の配置、および、特に、形材片9およびトーションロッド16を用いた固定について、図4〜7を用いて下記にさらに詳細に説明される。図4に示す位置では、トーションロッドはロック位置にある、すなわち、形材片9が、バータック10をコーミング要素7に固定し、かつロックされている。形材片9は、中心長手軸3に対して垂直な略T字形状の断面で構成され、「T字」の頭部は受け溝14に保持されている。形材片9はピボットレバー19を有し、ピボットレバー19を用いて、中心長手軸3に対して平行に配置された回転軸20のまわりに回転可能なように受け溝14に配置されている。ピボットレバー19は、トーションロッド16に面する接触面21と、接触面21の反対側で、ピボットレバー19に配置された下側面22とを有する。形材片9を受け溝14に配置することで、特に、回転軸20を受け溝14の第1のアンダーカット領域15に配置することで、形材片9が中心長手軸3との関係における半径方向51に固定され、それと同時に、回転軸20のまわりの回転動作が可能になる。形材片9の回転動作は、一方で、ピボットレバー19の接触面21と当接するようになるトーションロッド16によって制限され、他方で、ピボットレバー19の下側面22と当接するようになる受け溝14のベース部23によって制限される。ピボットレバー19は、トーションロッド16がロック位置にある間、下側面22が、少なくとも、回転軸20から遠く離れたピボットレバー19の端部領域で、ベース部23から離間するように受け溝14に配置される。
概ね、形材片9の「T字」の足部である固定アンカー24は、ピボットレバー19から離れる方向に延びている。固定アンカー24はアーチ形の凹部25を有し、アーチ形の凹部25はピボットレバー19に面し、受け溝14内の形材片9の配置とは無関係に、トーションロッド16が衝突することなく回転軸17のまわりを回転するのを可能にする。固定アンカー24は、ピボットレバー19の反対側に配置された端部に、バータック10のアンダーカットバータック突起27の裏側と係合するポジティブロック用固定ウェブ26を有する。ロック位置にある、第1の実施形態による、図4に示すコーミング要素の配置では、ポジティブロック用固定ウェブ26およびバータック突起27は、中心長手軸3との関係における半径方向ギャップ28および接線方向ギャップ29が、固定アンカー24とバータック10との間に形成されるように互いに対して配置されている。これは、ポジティブロック用固定ウェブ26およびバータック突起27、すなわち、固定アンカー24およびバータック10が、第1の実施形態によるロック位置では互いに接触しないことを意味する。ギャップ28、29の幅、すなわち、形材片9およびバータック10の表面間の垂直間隔は非常に狭く、特に、最大で100μm、特に、最大で50μm、特に、最大で20μmとすることができる。固定アンカー24は、形材片9とバータック10との間の固定用ポジティブ(=締まり嵌め)ロック連結器として使用される。
トーションロッド16は、ロック用接触面30、ロック解除用接触面31、および2つの接触面30、31を互いにつなぐ丸いエッジ部分32を有する。トーションロッド16は、少なくとも部分的に円筒状の案内部分41をさらに有する。トーションロッド16は、ロック位置とロック解除位置との間の移動時に、案内部分41によって案内されて案内凹部42内を移動することができ、案内凹部42は、同様に円筒部分の形態で対応して形成されており、受け溝14の第2のアンダーカット領域15aの一部である。トーションロッド16は、ロック解除用接触面31の反対側に配置されたストッパ面46を有する。ストッパ面46は、概ね平坦に構成され、トーションロッド16の案内部分41につながっている。トーションロッド16は、ストッパ面46で、受け溝14の案内凹部42を越えて突出するので、回転ロック解除方向44に沿ったトーションロッド16の意図しない余分な回転は起こり得ない。したがって、例えば、未経験の使用者によるロック機構の誤った操作がなくなる。
図4の図解によれば、トーションロッド16は、ロック用接触面30がピボットレバー19の接触面21に載った状態で静止している。トーションロッド16は2つの接触線33、34を有し、接触線33、34は、ロック位置からのトーションロッド16の自動的な、特に、望ましくない移動が、トーションロッド16の自己ロックによって防止されるように、図4に示すロック位置において、ピボットレバー19の接触面21と接して配置されている。図4に示すトーションロッド16では、ロック用接触面は平坦であり、そのため、トーションロッド16は、ロック用接触面30がピボットレバー19の接触面21と密着した状態で静止している。これは、この実施形態のトーションロッド16が無数の接触線を有することを意味する。ロック用接触面30は、少なくとも、少なくとも2つの接触線33、34間に配置されている。しかし、ロック用接触面30が平坦でなく、特に、凹面であることも可能であり、そのため、トーションロッド16は、2つの接触線33、34だけがピボットレバー19の接触面21に接して静止する。ピボットレバー19からトーションロッド16に向かう接触力35、36は、接触線33、34に作用する。接触力35、36が接触線33、34に作用することで、トーションロッド16の回転軸17との関係において反対方向を向いたトルクM35、M36が生じ、示した実施形態によれば、前記トルクは量的に大きさが等しい。トルクM35がトルクM36よりも大きくなるように、接触線33、34および/または接触力35、36を選択することも可能である。結果として、トーションロッド16は、ロック位置でさらに強力に固定される。こうして、トーションロッド16がロック位置から意図せずに外れることが、さらにいっそう困難になる。
図4に示し、図面の平面に対して垂直に配置された垂直面37は回転軸17を含み、ピボットレバー19の接触面21に対して垂直に配置されている。垂直面37は、接触面21の接触線33、34間に配置された垂直線38で接触面21と交差している。図4に示す実施形態によれば、接触線33と垂直線38との間、および接触線34と垂直線38との間のそれぞれの垂直間隔は、実質的に同じ大きさであり、同一である。
さらに、ベース部23に面した受け溝14は、スプリング要素40が配置された少なくとも1つの窪み部39を有する。図示してより明確にするために、窪み部39およびスプリング要素40が、図5にのみ概略的に示されている。ただし、窪み部39およびスプリング要素40は、図4によるロック位置、図6によるロック解除位置、および図7による偏向位置にあるトーションロッド16の配置においても同様に作用する。スプリング要素は、受け溝14にある形材片9が、スプリング力によってトーションロッド16に押し付けられるように、ピボットレバー19の下側面22にスプリング力を加える。各受け溝14内で中心長手軸3に対して平行な線に沿って複数のスプリング要素40を設けることができ、図1に示すように、特に、2つの窪み部39を設けることができる。結果として、クランプ用の全スプリング力は、形材片9のピボットレバー19に均一に加えることができる。スプリング要素40は、例えば、コイルスプリングによって形成することができる。
さらに、トーションロッド16を受け溝14に固定するための固定要素43をコーミング要素7の受け溝14に設けることができる。固定要素43は、明確にするために、やはり図5にのみ示されている。固定要素43は、例えば、スプリング式の摩擦要素として構成することができる。固定要素43は、トーションロッド16が回転軸17のまわりを回転ロック解除方向44に自動的に移動するのを防止するために使用される。特に、ロック位置において、固定要素43は、トーションロッド16の自己ロックをさらに増強する。固定要素43は、受け溝14の対応する凹部に配置される。固定要素43は、例えば、懸架要素としてのコイルスプリングと、コイルスプリングとトーションロッド16との間に配置された摩擦要素とを含むことができる。受け溝14内でのトーションロッド16の固定を改善するために、中心長手軸3に沿って複数の固定要素43を設けることができる。
コーミング要素7の受け溝14内での形材片9のロックおよびロック解除について、図4〜6を用いて下記にさらに詳細に説明する。トーションロッド16が、ロック解除位置で図6に示されている、すなわち、トーションロッド16は、ロック解除用接触面31がピボットレバー19の接触面21と密着した状態で静止している。同時に、トーションロッド16は、受け溝14の案内凹部42において、案内部分41で密着接触している。示したロック解除位置では、ピボットレバー19は、ピボットレバー19の下側面22の、受け溝14のベース部23からの間隔が最大になるように、ロック解除位置における回転軸20との関係において最大限に回転する。それに応じて、ピボットレバー19と一体で連結された、形材片9の固定アンカー24は上側位置に配置される、すなわち、ベース本体2の中心長手軸3から離れるように半径方向に回転する。その結果、特に、バータック10と形材片9との間の半径方向ギャップ28が大きくなる。したがって、バータック10を中心長手軸3に沿って引き抜くことで、バータック10をベース本体2の側面領域4から取り外すことができるように、バータック10を引き上げることが可能である。バータック10は、ロック解除位置で取り外すことができる。
図6に示すロック解除位置から次に進んで、作業者は、回転ロック解除方向44とは反対の回転ロック方向54にトーションロッド16を回転させるようにトーションロッド16を動かす。図4〜6の図解に従い、トーションロッド16は、このように反時計方向に回転される。トーションロッド16は、案内凹部42内で案内部分41によって案内され、案内部分41および案内凹部42はともに、回転軸17との関係において同軸に配置された半径を有するので、トーションロッド16をコーミング要素7のベース本体2に対して回転させることで、回転軸17は静止したままである。案内部分41および/または案内凹部42の対応する構成でトーションロッド16を回転させることで、回転軸17が空間的に移動することも可能である。
トーションロッド16を回転ロック方向54に回転させることで、ピボットレバー19の接触面21に対する回転軸17の垂直間隔が大きくなる。これは、ピボットレバー19が、回転軸20のまわりを下方に、すなわち、受け溝14のベース部23の方向に回転することを意味する。形材片9のロック解除およびロック時に、トーションロッド16を動かすことで起こり得るピボットレバー19の最も低い位置が図5に示されている。ピボットレバー19が最も低い位置にあるのは、ロック解除用接触面31とロック用接触面30との間の丸いエッジ部分32から回転軸17までが最大間隔であることによる。したがって、図5に示す図解は、トーションロッド16の動作時の死点を示している。図5に示す状態をほんの少し越えるとすぐに、トーションロッド16は、特に、使用者が回転をさらに補助することなく、死点を越えた回転方向44、54に応じて、ロック解除位置またはロック位置まで回転する。図5に示す死点位置において、形材片9のピボットレバー19、したがって、さらに固定アンカー24も、中心長手軸3の方に最大限に押し付けられるので、ポジティブロック用固定ウェブ26とバータック突起27との間で、一時的に接触が生じ得る。したがって、バータック10は、この接触によって、一時的に、少なくとも半径方向51のギャップなしに、形材片9に保持される。ロック位置では、この接触はもはや存在しない。
図4に示すトーションロッド16のロック位置では、トーションロッド16は、図5の図解に対して回転ロック方向54に回転軸17のまわりをさらに回転し、それにより、トーションロッド16は、ロック用接触面30がピボットレバー19の接触面21と密着した状態で静止する。
エッジ部分32は丸いので、ロック解除位置とロック位置との間の移動が容易になる。固定アンカー24は凹部25を有するので、衝突のない、形材片9に対するトーションロッド16の回転が可能である。
図4によるロック位置および図6によるロック解除位置において、いずれの場合にも、ピボットレバー19に接するトーションロッド16用の接触面として、ロック用接触面30およびロック解除用接触面31が使用される。その結果、上記の接触面30は、ピボットレバー19に接するトーションロッド16用の終端ストッパとして使用されるので、ロック位置とロック解除位置との間の移動だけを行うことができる。説明した2つの位置間に死点位置が設けられているので、トーションロッド16が自動でロック位置およびロック解除位置に進むときに、トーションロッド16が、ロック位置とロック解除位置との間に位置する望ましくない位置の方に動くのが回避される。したがって、本発明によるコーミング要素をロックおよびロック解除する手順は単純であり、特に、障害を非常に起こしにくい。同時に、コーミング要素ならびにロックおよびロック解除機構は頑強である。
図7は、コーミングプロセス時に、バータック10の歯11にかかる反力として作用するコーミング力47のために起こる、第1の実施形態によるコーミング要素7の形材片9、特に固定アンカー24のリセットを示している。コーミング力47は、中心長手軸3との関係においてほぼ接線方向に、かつ回転駆動方向8と反対に作用する。力の作用のために、バータック突起27が、回転した固定アンカー24に接した状態で、バータック10が静止し、少なくとも1つの接触線48を形成することで接線方向のギャップ29がなくなる。接触面が形成されることもある。形材片9は、下側面22を有するピボットレバー19が、受け溝14のベース部23にさらに接近するように、回転軸20のまわりを回転する。固定アンカー24の幾何学的形状によっては、下側面22が、ベース部23に密着して静止することも可能である。この回転した位置で、固定アンカー24は、少なくとも1つのさらなる線、すなわち、バータック突起27と固定アンカー24との間の接触線48のほかのさらなる線に接して静止する。このさらなる線49は、例えば、固定アンカー24の後ろ側に配置することができる。これは、線49が、固定アンカー24のポジティブロック用固定ウェブ26とは反対の側に配置されることを意味する。固定アンカー24の後ろ側に接触面を形成することも可能である。固定アンカー24は、その説明した斜位のためにバータック10内で偏向する。接触線48とは別に、ポジティブロック用固定ウェブ26の上側面にさらなる線50を設けることで、この偏向を相応して起こすこともできる。図7に示す実施形態によれば、線50が、固定アンカー24をバータック10に対して偏向させることはない。線50は、バータック10から離間して配置されている。固定アンカー24、特に、相互ロック固定ウェブの幾何学的形状に応じて、接触線48を線49および/または線50と組み合わせることで、バータック10に対する固定アンカー24の偏向を起こすことができる。
バータック10に対する固定アンカー24の上記の偏向により、バータックがベース本体2にさらに強固に固定される。この強化した固定は、コーミングプロセス時に起こるので、これは自己固定システムである。
コーミング要素7に対してバータック10をロックおよびロック解除するコーミング要素7の第2の実施形態が、図8〜10を用いて下記に説明される。図1〜7を参照して上記に説明したものと同じ構成要素は同じ参照数字を有し、再度詳細に説明することはしない。
第2の実施形態の上記の実施形態との重要な相違は固定アンカー24aの構成であり、固定アンカー24aは、第1の実施形態と比較して、中心長手軸3との関係における半径方向51の長さが短縮されている。その結果、ポジティブロック用固定ウェブ26aは、中心長手軸3に対して比較的短い間隔で配置されているので、図8に示すロック位置において、バータック10と固定アンカー24aとの間、特に、ポジティブロック用固定ウェブ26aとバータック突起27との間に半径方向のギャップが全く存在しない。ただし、これに関係なく、接線方向のギャップを設けることは可能である。
ポジティブロック用固定ウェブ26aは、形材片9とバータック10との間のポジティブ(=締り嵌め、force fit)ロック用固定連結に加えて、さらなるノンポジティブ(=圧力嵌め、tight fit)ロック連結が、ポジティブロック用固定ウェブ26aとバータック突起27との間に存在するように、この場合に、スプリング脚部として構成されたバータック突起27の裏側と係合する。ポジティブロック用固定ウェブ26aは、バータック突起27を、中心長手軸3との関係において半径方向51に、コーミング要素7の方に引きつける。これは、コーミング要素7上でのバータック10に対する保持力を増強する。
ロック位置とロック解除位置との間の移動は、本明細書で言及した第1の実施形態と同様に第2の実施形態で行われる。

Claims (16)

  1. 織物繊維をコーミングするコーミング機械用のコーミング要素であって、
    a.中心長手軸(3)、側面領域(4)および2つの端面(5)を有するベース本体(2)と、
    b.前記ベース本体(2)の前記側面領域(4)に配置された少なくとも1つのバータック(10)と、
    c.前記少なくとも1つのバータック(10)を前記ベース本体(2)に連結する形材片(9)と、
    d.前記形材片(9)を前記ベース本体(2)に対してロックおよびロック解除するトーションロッド(16)と、
    を備えて構成されるコーミング要素において、
    e.前記形材片(9)は、前記ベース本体(2)の受け溝(14)に配置され、ピボットレバー(19)を有し、ピボットレバー(19)によって、前記形材片(9)は、前記中心長手軸(3)に平行に配置された回転軸(20)のまわりに回転可能であり、
    f.前記トーションロッド(16)は、前記受け溝(14)内で、前記中心長手軸(3)に平行に配置された回転軸(17)のまわりに回転可能に配置され、
    g.前記トーションロッド(16)は、コーミング領域の外、特に、前記端面(5)の少なくとも一方から操作可能であり、
    h.前記トーションロッド(16)は、前記回転軸(17)に対し垂直方向を向いた非円形断面を有し、
    i.前記トーションロッド(16)は、前記回転軸(17)のまわりに回転することで、前記形材片(9)を前記ベース本体(2)に対してロックするロック位置と、前記ベース本体(2)に対する前記形材片(9)のロックを解除するロック解除位置との間で変位できるように、前記ピボットレバー(19)に接して配置される、
    コーミング要素。
  2. 前記トーションロッド(16)は、少なくとも2つの接触線(33、34)を有し、これら接触線(33、34)は、前記トーションロッド(16)の前記ロック位置からの自動変位が自己ロックによって防止されるように、前記ロック位置にて、前記ピボットレバー(19)の接触面(21)に接して配置されることを特徴とする、請求項1に記載のコーミング要素。
  3. 前記トーションロッド(16)の前記回転軸(17)を中心として反対方向を向いたトルク(M35、M36)が存在し、特に、量的に同じ大きさであるように前記接触線(33、34)に作用する、前記トーションロッド(16)にかかる前記ピボットレバー(19)の接触力(35、36)を特徴とする、請求項2に記載のコーミング要素。
  4. 前記回転軸(17)を有し、かつ前記ピボットレバー(19)の前記接触面(21)に対し垂直に配置された垂直平面(37)が、前記接触線(33、34)間に配置された垂直線(38)で前記接触面(21)と交差し、第1の接触線(33)と前記垂直線(38)との間、および第2の接触線(34)と前記垂直線(38)との間の垂直間隔が、いずれの場合も、実質的に同じ大きさであり、特に、同一であることを特徴とする、請求項2または3に記載のコーミング要素。
  5. 前記トーションロッド(16)は、平坦なロック用接触面(30)を有し、この平坦なロック用接触面(30)で前記トーションロッド(16)は、前記ロック位置にて、前記ピボットレバー(19)に密着して静止することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  6. スプリング力によって、前記受け溝(14)内で前記形材片(9)をクランプする少なくとも1つのスプリング要素(40)であって、前記トーションロッド(16)に相対する前記ピボットレバー(19)の接触面(21)とは反対側の前記ピボットレバー(19)の下側面(22)に接して配置される少なくとも1つのスプリング要素(40)を特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  7. 前記トーションロッド(19)は、前記ベース本体(2)の前記端面(5)から接近可能な少なくとも一方の端部に、工具を用いて前記トーションロッド(16)を前記回転軸(17)のまわりに回転させる工具部分を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  8. 前記トーションロッド(16)の前記非円形断面は、前記回転軸(17)との関係にて部分的に円筒形であり、かつ、前記トーションロッド(16)の回転中に、前記受け溝(14)の案内凹部(42)内で前記トーションロッド(16)を案内する案内部分(41)を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  9. 前記トーションロッド(16)は、平坦なロック解除用接触面(31)を有し、その接触面で、前記トーションロッド(16)は、前記ロック解除位置にて、前記ピボットレバー(19)に密着して静止することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  10. 前記ロック用接触面(30)および前記ロック解除用接触面(31)は、丸いエッジ部分(32)で連結されることを特徴とする、請求項5および9に記載のコーミング要素。
  11. 前記トーションロッド(16)が、特に、前記ロック位置にて、回転方向(44、54)に前記回転軸(17)のまわりを自動的に変位するのを阻止して、前記トーションロッド(16)を前記受け溝(14)内に固定する少なくとも1つの固定要素(43)を特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  12. 前記形材片(9)は、前記ピボットレバー(19)から離れる方向に延び、かつ、前記バータック(10)を前記ベース本体(2)に連結する固定アンカー(24、24a)を有することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のコーミング要素。
  13. 前記固定アンカー(24、24a)は、前記形材片(9)と前記バータック(10)との間の固定ポジティブロック連結器として使用され、前記固定アンカー(24)は、前記バータック(10)のアンダーカットバータック突起(27)の裏側と係合するポジティブロック用固定ウェブ(26、26a)を有することを特徴とする、請求項12に記載のコーミング要素。
  14. 前記ロック位置にて、前記中心長手軸(3)との関係において、半径方向ギャップ(28)および/または接線方向ギャップ(29)が、前記固定アンカー(24)と前記バータック(10)との間に設けられることを特徴とする、請求項13に記載のコーミング要素。
  15. 前記固定アンカー(24a)は、前記形材片(9)と前記バータック(10)との間の追加的な非ポジティブロック連結器であることを特徴とする、請求項13に記載のコーミング要素。
  16. 前記ポジティブロック用固定ウェブ(26a)は、前記バータック(10)が、前記中心長手軸(3)との関係における半径方向(51)に保持され、特に、前記半径方向(51)でのギャップなしに当接するように、前記ロック位置にて、前記バータック突起(27)と係合することを特徴とする、請求項15に記載のコーミング要素。
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