JP2013533297A - GlyT1化合物と抗精神病薬との組合せ - Google Patents

GlyT1化合物と抗精神病薬との組合せ Download PDF

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Abstract

本発明は、統合失調症の陽性症状および陰性症状の処置のために使用することのできる、グリシン輸送体阻害剤(GlyT1)および非定型抗精神病薬の薬学的組合せに関する。

Description

本発明は、統合失調症の陽性症状および陰性症状の処置のために使用することができる、グリシントランスポーター阻害剤(GlyT1)および非定型抗精神病薬の薬学的組合せに関する。
統合失調症は、有病率の推定値が人口1000人あたり1.4〜4.6人の範囲の重症で慢性の精神病である[2.1]。統合失調症性障害は、遺伝要因と環境要因との組合せによって引き起こされ、それらには、灰白質および白質の構造における確度の高い神経発達異常が含まれる。根底にある症候性現象、モノアミン作動性およびグルタミン酸作動性神経伝達(例えばドーパミン、セロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン、グルタミン酸)の撹乱が提言されている。
これらの経路は、CNSに広く存在し、したがって知覚、感情処理、認知、および行動に関与する多数の領域に影響を及ぼす潜在力がある。最近まで、ドーパミン仮説は、主として統合失調症の急性増悪の制御におけるD2アンタゴニストの有効性に基づき、この疾患の主要な病態生理学的理論であった。
典型的には青年期または成人期初期に出現する統合失調症の症状は、通常、陽性症状、陰性症状または認知症状と分類される。陽性症状には、幻覚、妄想、猜疑心、常同的思考、心気症、不自然な思考内容または判断力と病識の欠如が挙げられる。陰性症状は、情動の平板化、情動的ひきこもり、疎通性の障害、受動性/意欲低下による社会的ひきこもり、会話の自発性と流暢さの欠如、運動減退または自主的な社会回避を含む一群の欠陥である。作業記憶、言語記憶、注意および実行機能などの認知障害も、この病気の顕著な特徴である[2.2、2.3]。
現在の非定型抗精神病薬は、本来、陽性症状の管理に効果的であるが、陰性症状および認知障害に最小限の効果しか有さず、加えて顕著な副作用と関連する。陽性症状と陰性症状の両方ならびに認知障害の効果的な処置は、統合失調症においてまだ対処されていない最高に必要なものである[2.3]、[2.4]。
第一世代抗精神病薬は、有効であるが、錐体外路症状の顕著な発生率と関連する一方で、第二世代(非定型)抗精神病薬は、錐体外路の副作用を引き起こす傾向が低いが、代謝症候群の発生率および重篤度の増加に関連する。
統合失調症の処置のための一般的な抗精神病薬は、オランザピン(2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2.3−b][1.5]ベンゾジアゼピン)である。オランザピンは、非定型抗精神病薬として知られている薬物クラスに属する。このクラスの他のメンバーには、パリペリドン(3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−1−ピペリジニル]エチル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−9−ヒドロキシ−2−メチル−4H−ピリド−[1.2−a]ピリミジン−4−オン)、リスペリドン(3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)ピペリジノ]エチル]−2.メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド−[1.2−a]ピリミジン−4−オン)、アリピプラゾール(7−{4−[4−(2,3−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−イル]ブトキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン)、クエチアピン(エタノール、2−[2−(4−ジベンゾ[b,f]チアゼピン−11−イル−1−ピペラジニル)エトキシ]−)およびジプラシドン(5−[2−[4−(1,2−ベンゾイソチアゾール−3−イル)−1−ピペラジニル]エチル]−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン)が挙げられる。
統合失調症の処置のための最も一般的な薬物はオランザピンである。オランザピンは、α−1レセプター、ドーパミンレセプター、ヒスタミンレセプター、ムスカリンレセプターおよびセロトニン2型(5−HT2)レセプターに結合する。オランザピンは、統合失調症の処置および双極性障害の長期処置のために、ならびにフルオキセチンと組合せて双極性障害に関連するうつ病エピソードの処置および抵抗性うつ病の処置のために承認されている。
オランザピンなどの抗精神病薬を用いた処置は、重篤な副作用につながるおそれがある。米国食品医薬品局は、全ての非定型抗精神病薬にどちらも代謝症候群での要因である高血糖および糖尿病を発生するリスクに関する警告を収載するよう求めている。これらの作用は、薬物が体重増加を誘導する能力に関係する場合がある。オランザピンおよびそのクラスの他の抗精神病薬の投薬で血糖値増加およびII型糖尿病のリスクが増強するおそれがある。
したがって、現在の非定型抗精神病薬よりも改善された安全性および耐容性プロファイルを有する新しい治療法の必要がある。例えば、新しい処置は体重増加、錐体外路症状またはグルコースおよび脂質代謝に対する作用と関連すべきではない[2.4、2.5、2.6]。
本発明の目的は、非定型抗精神病薬単独の処置から公知の副作用プロファイルに影響すること/それを増大させることなしに、統合失調症の陰性症状および陽性症状を処置するための、非定型抗精神病薬、およびGlyT1に対する阻害剤である化合物を含む薬学的組合せである。
適切なGlyT1阻害剤は、国際公開公報第05/014563号に開示されている化合物、例えば式I:
Figure 2013533297

[式中、
Arは、1、2または3個の窒素原子を含む置換された6員ヘテロアリール基であり、そして該ヘテロアリール基は、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたはハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルから成る群より選択される1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
は、水素または(C−C)−アルキルであり;
は、ハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルであり、
、RおよびRは、相互に独立して水素、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたは(C−C)−アルコキシであり;
はSO10であり;
10は、場合によりハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルである]
で示される化合物またはその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態であるであることが示された。
「1、2または3個の窒素原子を含む6員ヘテロアリール」という用語は、一価芳香族炭素環式基、例えばピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルまたは1,3,5−トリアジニルを意味する。
「ハロゲン」という用語は、塩素、ヨウ素、フッ素および臭素を意味する。
「ハロゲンによって置換された(C−C)−アルキル」という用語は、例えば以下の基:CF、CHF、CHF、CHCF、CHCHF、CHCHF、CHCHCF、CHCHCHCF、CHCHCl、CHCFCF、CHCFCHF、CFCHFCF、C(CHCF、CH(CH)CFまたはCH(CHF)CHFを意味する。
「薬学的に許容されうる酸付加塩」という用語は、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの無機酸および有機酸との塩を包含する。
さらに詳細には、本発明の目的は、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンからなる群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
rac−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
rac−[4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[5−メタンスルホニル−2−((SもしくはR)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[5−メタンスルホニル−2−((RもしくはS)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンまたは
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン
より選択されるGlyT1阻害剤を含む薬学的組合せである。
より具体的には、本発明は、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンからなる群より選択される非定型抗精神病薬、およびGlyT1阻害剤[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンの薬学的組合せを含む。
上述の薬学的組合せは、統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、非定型抗精神病薬および式Iで示されるGlyT1阻害剤を含む。
本発明のさらなる目的は、統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
rac−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
rac−[4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[5−メタンスルホニル−2−((SもしくはR)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[5−メタンスルホニル−2−((RもしくはS)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンまたは
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン
より選択されるGlyT1阻害剤を含む薬学的組合せの使用である。
より詳細には、本発明のさらなる一目的は、統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、およびGlyT1阻害剤[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンを含む薬学的組合せの使用である。
本発明のさらなる一目的は、統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法であって、それを必要とするヒトに非定型抗精神病薬、ならびに式Iで示されるGlyT1阻害剤およびその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態の組合せの有効量を投与することを含む方法である。
さらなる一態様は、統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法であって、それを必要とするヒトに非定型抗精神病薬、ならびに
rac−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
rac−[4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[5−メタンスルホニル−2−((SもしくはR)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[5−メタンスルホニル−2−((RもしくはS)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンまたは
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン
より選択されるGlyT1阻害剤の組合せの有効量を投与することを含む方法である。
より具体的には、本発明の一態様は、統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法であって、それを必要とするヒトにリスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、および[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンより選択されるGlyT1阻害剤の組合せの有効量を投与することを含む方法である。
本発明の一態様は、化合物4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン(RG1678)である。
Figure 2013533297
好ましい組合せは、RG1678、およびリスペリドンまたはオランザピンを含む。
RG1678は、NMDA−R近傍でグリシンの脳細胞外レベルをコントロールすることが知られている輸送体であるGLYT1を選択的に阻害する[2.7、2.8]。グリシンの増加は、統合失調症患者の中枢神経系において欠損し、かつ/または最適以下に機能すると考えられているNMDA−Rシナプス活性の正のモデュレーションにつながる[2.8、2.9、2.10]。既存の抗精神病療法に比べた利点には、陰性症状および認知障害を改善する潜在性が含まれ、それは結果として、よりよい社会的および機能的転帰に、ならびにD2/5−HT2Aクラスの不都合を欠如することから改善された耐容性プロファイルにつながりうる。
NMDAレセプター機能低下仮説およびGlyT1阻害の概念
統合失調症の病態生理へのNMDA−R機能低下の関与を強調している、ますます増える一連の証拠が、過去18年にわたり正常な個体および動物での研究から、ならびに遺伝解析および統合失調症の患者から発展している[2.4、2.10、2.11]。したがって、NMDAレセプターの機能発揮を増大させることを目的とする治療的介入が、統合失調症の患者の心の健康に顕著な有益性を有すると予想される[2.4、2.5、2.9、2.10]。
グリシンは、NMDA−R複合体での必須の共アゴニストであり[2.10]、NMDA−R介在性神経伝達を高める一戦略は、前脳における唯一のナトリウム−塩化物依存性グリシントランスポーターであって、前脳でNMDA−Rと共発現し、シナプス間隙からのグリシン除去を担うグリシントランスポーター1(GLYT1)を阻害することによってシナプスNMDAレセプターの局所微小環境中のグリシンの細胞外レベルを上げることである[2.9、2.10]。GLYT1阻害によるドーパミン作動性神経伝達のレギュレーションを実証している最近の知見と同様に、いくつかの前臨床報告が、このアプローチに関する裏付けを提供している[2.9、2.12、2.13]。
付加としてのグリシン、D−セリンおよびサルコシンの臨床試験
統合失調症および精神病の処置におけるこのアプローチに関する追加的な裏付けは、グリシンおよびD−セリン(NMDA−Rのグリシン部位での共アゴニスト)およびサルコシン(プロトタイプの弱GLYT1阻害剤)が、従来療法に付加された場合に、統合失調症患者における陽性、陰性および認知症状を改善した臨床試験から得られる[2.14、2.15、2.16、2.17、2.18]。
in vivoの活性化合物の迅速同定のために行動アッセイが開発された(D. Alberati et al 2010; Pharmacol Biochem, Behav、採録決定済)。この方法は、NMDAレセプター複合体のグリシン部位での部分アゴニストであるL−687,414((3R,4R)−3−アミノ−1−ヒドロキシ−4−メチルピロリジン−2−オンの投与によるNMDAレセプターの遮断を原因とする、マウスにおける自発運動の亢進誘導に基づく。グリシンおよびGlyT1阻害剤は、最もありそうなことにはシナプスのグリシンを上昇させ(グリシンの直接投与またはGlyT1阻害のいずれかにより誘導される)、それが今度はNMDAレセプターの結合部位からL−687,414を移動させることができ、したがってNMDAレセプターの遮断により誘導される行動変化を正常化することを介して、L−687,414によって誘導される自発運動の亢進を用量依存的に遮断することが示された。加えて、抗うつ薬、ベンゾジアゼピンまたは鎮痛薬などの精神活性薬はL−687,414によって誘導される自発運動の亢進を予防できなかったが、抗精神病薬(ハロペリドール、オランザピン、リスペリドンおよびアリピプラゾール)は全て用量依存的にこの行動作用の予防に有効であることが観察された。したがって、この新規な行動アッセイは、GlyT1阻害剤および抗精神病薬のin vivo活性を強く確実に検出する。
従来療法に付加した場合に、グリシン、D−セリン(NMDAレセプターのグリシン部位での共アゴニスト)およびサルコシン(弱GLYT1阻害剤)が統合失調症患者における陽性、陰性および認知症状を改善する有効性を実証した臨床試験に照らして、抗精神病薬と組合せたRG1678の効果を、L−687,414を曝露されたマウスで研究した。
材料および方法
薬物
RG1678、[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン(国際公開公報第05/014563号)およびL−687,414、((3R,4R)−3−アミノ−1−ヒドロキシ−4−メチルピロリジン−2−オン(Tetrahedron Letters, Vol. 49, issue 42, 2008, 6079-6080)およびオランザピンは、エフ.ホフマン−ラ ロシュの医化学部門が公知の方法にしたがって合成し、リスペリドンはSigmaから購入した。全ての薬物をHO/0.3%Tween 80に溶解し、10ml/kg体重の体積で経口投与した。
動物
Iffa Credo(Lyon, France)から供給された雄性NMRIマウス(20〜30g)を、制御された温度(20〜22℃)および12時間の明暗サイクル(午前6:00に点灯)の飼育施設に収容した。動物に食物および水を自由に摂取させた。本発明に使用した実験手順は、連邦および地域の規制の遵守に基づきバーゼル市州動物保護委員会から予め承認を受けていた。行動実験は、午前8:00から午後2:00の間に行った。
マウスにおけるL−687,414で誘導された自発運動の亢進の後退
コンピュータ処理Digiscan 16動物活動モニタリングシステム(Omnitech Electronics, Columbus, Ohio)を、自発運動を定量するために使用した。12時間の明暗サイクルを加えた防音室内に入れた8個のDigiscan活動チャンバーからデータを同時に得た。午前06:30から午後5:00の間の明期に実験を行った。それぞれの活動モニタリングチャンバーは、目に見えない水平および垂直赤外線センサービームに囲まれた床の上におがくずの床敷を入れたプレキシガラス製ボックス(41×41×28cm;W×L×H)から成った。チャンバーをプレキシガラスの十字によって分割し、各マウスに20×20cmの移動スペースを提供した。ボックス1個あたり2匹のマウスを同時にモニタリングした。ビームの状態の情報を常に収集するコンピュータに連結したDigiscanアナライザーにチャンバーを接続した。ビームが中断されていない状態から中断された状態に、またはその逆に変化する回数を計数することによって活動検出装置が作動する。5分ごとに実験セッションの期間にわたり個別の動物についてのフォトセルビーム中断の記録をとった。マウスをまずp.o,.投与された異なる用量または一定低用量のRG1678で処置し、30分後にp.o.投与された異なる用量または一定低用量の抗精神病薬で処置した。抗精神病薬処置の15分後にマウスに50mg/kgのL−687,414のs.c.注射を行った。次に、マウスをそのホームケージから記録チャンバーに15分の馴らし期の間移し、新しい環境を自由に探索させた。次に、水平活動を60分間記録した。所与の用量のRG1678単独でのまたは抗精神病薬(y1)と組合せたときの各群の動物についての水平活動値をL−687,414が誘導する自発運動の亢進の%として表現し、式(((y1−ビヒクルの水平活動性)/(L−687,414の水平活動性−ビヒクルの水平活動性))×100)にしたがって計算した。用量反応実験については、所与の用量のGlyT1阻害剤または抗精神病薬(y1)での各動物群についての水平活動性値をL−687,414誘導自発運動の亢進のパーセントとして表現し、式(((y1−ビヒクルの水平活動性)/(L−687,414の水平活動性−ビヒクルの水平活動性))×100)にしたがって計算した。L−687,414が誘導する自発運動の亢進の50%阻害を生じる各化合物の用量として定義されるID50値は、エクセルに基づくコンピュータ曲線あてはめプログラムを使用する用量反応データの一次回帰分析により計算した。
結果
ビヒクル処置動物に比べてマウスに高く信頼できる行動活性化をトリガーすることが以前に見出されたことから、全ての実験で50mg/kg用量のL−687,414を使用した。RG1678、リスペリドンおよびオランザピンならびに全てがマウスにおいてL−687,414によって誘導される自発運動の亢進を用量依存的に後退させた。
L−687,414が誘導する自発運動の亢進に及ぼすリスペリドンに追加された低用量RG1678の効果。雄性NMRIマウスを0.6mg/kgのRG1678でp.o.処置し、続いて30分後に0.003〜0.3mg/kgの範囲の用量のリスペリドンでp.o.処置した。15分後に50mg/kgのL−687,414の皮下注射を行った。対照動物にはビヒクルのみまたはビヒクルおよびL−687,414を投与した。運動活動の記録を15分後に開始し、1時間継続した。データは、1群あたり8匹の動物に基づく平均である。灰色の実線:リスペリドン単独;黒の実線:リスペリドン+0.6mg/kgのRG1678;黒の破線:RG1678単独によって誘導された自発運動の亢進の19%後退に基づく、リスペリドンおよび0.6mg/kgのRG1678の予想された作用。リスペリドン単独のED50は0.023mg/kgであった。結果 低用量のRG1678(0.6mg/kg)をリスペリドンに追加した場合(用量反応曲線)、この抗精神病薬の有効性は、リスペリドンおよびRG1678単独に基づき予想されたレベルよりも高いレベルまで増強した(図1)。 L−687,414が誘導する自発運動の亢進に及ぼす、RG1678に追加された低用量リスペリドンの効果。雄性NMRIマウスを、0.1〜1mg/kgの用量範囲のRG1678でp.o.処置し、続いて30分後に0.005mg/kgのリスペリドンでp.o.処置した。15分後に50mg/kgのL−687,414の皮下注射を行った。対照動物にビヒクル単独またはビヒクルおよびL−687,414を投与した。運動活動の記録を15分後に開始し、1時間継続した。データは、1群あたり8匹の動物に基づく平均である。灰色の実線:RG1678単独;黒の実線:RG1678+リスペリドン;黒の破線:リスペリドン単独によって誘導された自発運動の亢進の15%後退に基づく、RG1678および0.005mg/kgのリスペリドンの予想された作用。RG1678単独のED50は0.76mg/kgであった(図2)。結果 低用量のリスペリドン(0.005mg/kg)をRG1678に追加した場合(用量反応)、図1と同じ作用が観察された。 L−687,414が誘導する自発運動の亢進に及ぼす、オランザピンに追加された低用量RG1678の効果。雄性NMRIマウスを0.6mg/kgのRG1678でp.o.処置し、続いて30分後に0.003〜0.3mg/kgの用量範囲のオランザピンでp.o.処置した。15分後に50mg/kgのL−687,414の皮下注射を行った。対照動物にビヒクル単独またはビヒクルおよびL−687,414を投与した。運動活動の記録を15分後に開始し、1時間継続した。データは、1群あたり8匹の動物に基づく平均である。灰色の実線:オランザピン単独;黒の実線:オランザピン+0.6mg/kgのRG1678;黒の破線:RG1678単独によって誘導された自発運動の亢進の21%後退に基づく、オランザピンおよび0.6mg/kgのRG1678の予想された作用。オランザピン単独のED50は0.06mg/kgであった。結果 低用量のRG1678(0.6mg/kg)をオランザピンに追加した場合(用量反応曲線)、類似の作用が観察され、この場合も、この抗精神病薬の有効性がオランザピンおよびRG1678単独に基づき予想されたレベルよりも高いレベルまで増強した(図3)。 L−687,414が誘導する自発運動の亢進に及ぼす、RG1678に追加された低用量オランザピンの効果。雄性NMRIマウスを0.1〜3mg/kgの用量範囲のRG1678でp.o.処置し、続いて30分後に0.05mg/kgのオランザピンでp.o.処置した。15分後に50mg/kgのL−687,414の皮下注射を行った。対照動物にビヒクルのみまたはビヒクルおよびL−687,414を投与した。運動活動の記録を15分後に開始し、1時間継続した。データは、1群あたり8匹の動物に基づく平均である。灰色の実線:RG1678単独;黒の実線:RG1678+オランザピン;黒の破線:オランザピン単独によって誘導された自発運動の亢進の34%後退に基づく、RG1678および0.05mg/kgのオランザピンの予想された作用。RG1678単独のED50は0.83mg/kgであった。結果 低用量のオランザピン(0.05mg/kg)をRG1678に追加した場合(用量反応)、RG1678の明らかに増強した有効性を観察することができた。しかしながらこの組合せでは、観察された効果は、オランザピンおよびRG1678単独の有効性に基づき予想されたレベルに近かった(図4)。
まとめると、これらの行動薬理学的研究は、抗精神病薬と組合せた低用量のRG1678がそれらの有効性を増強するという考えを実際に裏付けている。活性成分のみの有効性と比べた場合、GlyT1阻害剤および非定型抗精神病薬の組合せの有効性は増加した。
非定型抗精神病薬、例えばオランザピン、ならびに式Iで示される化合物および薬学的に許容されうる塩は、例えば医薬製剤の形態で医薬として使用することができる。医薬製剤は、例えば錠剤、コーティング錠、糖衣錠、ゼラチン硬カプセル剤および軟カプセル剤、液剤、乳剤または懸濁剤の形態で経口投与することができる。しかしながら、その投与は、直腸に、例えば坐剤の形態で、または非経口的に、例えば注射液の形態でも行うことができる。
式Iで示される化合物は、医薬製剤の製造用の薬学的に不活性な無機または有機担体を用いて製造することができる。例えば錠剤、コーティング錠、糖衣錠およびゼラチン硬カプセル剤用の担体として、乳糖、トウモロコシデンプン、セルロースまたはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩などを使用することができる。ゼラチン軟カプセル剤用の適切な担体は、例えば植物油、ロウ、脂肪、半固体および液体ポリオールなどである。しかしながら活性物質の性質によっては、ゼラチン軟カプセル剤の場合にたいてい担体は必要ない。液剤およびシロップ剤を製造するための適切な担体は、例えば水、ポリオール、グリセロール、植物油などである。坐剤用に適切な担体は、例えば、天然油または硬化油、ロウ、脂肪、半液体または液体ポリオールなどである。
そのうえ医薬製剤は、保存料、溶解剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、着香料、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤または抗酸化剤を含有しうる。それらは、また、なお他の治療的に価値のある物質を含有しうる。
非定型抗精神病薬、例えばオランザピン、および式Iで示される化合物またはその薬学的に許容されうる塩および治療的に不活性な担体を含有する医薬もまた、それらの製造方法と同じく本発明の目的であり、その方法は、式Iで示される1個以上の化合物、ならびに抗精神病化合物および/または薬学的に許容されうる酸付加塩ならびに所望により1個以上の他の治療的に価値のある物質を1個以上の治療不活性な担体と一緒にガレヌス投与形態にすることを含む。
薬用量は広い範囲内で変動する場合があり、もちろん各々の場合で個別の要求に適合させなければならない。経口投与の場合、抗精神病薬、および一般式Iで示される化合物または対応する量のその薬学的に許容されうる塩の成人用の薬用量は、約0.01mg〜約1000mgまで変動することができる。1日投与量は、単回用量としてまたは分割用量で投与することができ、加えて、上限を超えた適応と分かっている場合は、上限を超えることもできる。通常、主な非定型抗精神病薬は、承認されたその地域の処方情報による用量範囲で投与される。
錠剤製剤(湿式造粒)
品目 成分 mg/錠
5mg 25mg 100mg 500mg
1. 活性化合物 5 25 100 500
2. 無水乳糖DTG 125 105 30 150
3. Sta−Rx1500 6 6 6 30
4. 微結晶セルロース 30 30 30 150
5. ステアリン酸マグネシウム 1 1 1 1
合計 167 167 167 831
製造手順
1. 品目1、2、3および4を混合し、精製水を用いて造粒する。
2. 顆粒を50℃で乾燥させる。
3. 適切な粉砕装置に顆粒を通過させる。
4. 品目5を加え3分間混合する;適切なプレスで圧縮する。
カプセルの処方
品目 成分 mg/カプセル
5mg 25mg 100mg 500mg
1. 活性化合物 5 25 100 500
2. 含水乳糖 159 123 148 −−−
3. トウモロコシデンプン 25 35 40 70
4. タルク 10 15 10 25
5. ステアリン酸マグネシウム 1 2 2 5
合計 200 200 300 600
製造手順
1. 品目1、2および3を適切なミキサー中で30分間混合する。
2. 品目4および5を添加し、3分間混合する。
3. 適切なカプセルに充填する。
オランザピン錠の処方
品目 成分 mg/カプセル
2.5mg 7.5mg 15.0mg 20.0mg
1. オランザピン 2.5 7.5 15.0 20.0
2. 乳酸一水和物 89.0 84.0 76.5 71.5
3. ヒドロキシプロピルセルロース 7.5 7.5 7.5 7.5
(Hyprolose)
4. クロスポビドン 4.5 4.5 4.5 4.5
5. 微結晶セルロース 45.0 45.0 45.0 45.0
6. ステアリン酸マグネシウム 1.5 1.5 1.5 1.5
合計 150.0 150.0 150.0 150.0
製造手順
1. 品目1〜5を混合し、精製水を用いて造粒する。
2. 顆粒を50℃で乾燥させる。
3. 顆粒に適切な粉砕装置を通過させる。
4. 品目6を添加し、3分間混合する;適切なプレスで圧縮する。
合剤
品目 成分 mg/カプセル
GlyT1阻害剤/抗精神病薬 5.0/2.5 25.0/2.5 100.0/15.0mg
1. Glyt1阻害剤 5.0 25.0 100.0
2. オランザピン 2.5 2.5 15.0
3. 乳酸一水和物 166.25 146.25 58.75
4. ポビドンK30 12.5 12.5 12.5
5. クロスカルメロースナトリウム 7.5 7.5 7.5
6. 微結晶セルロース 50.0 50.0 50.0
7. ステアリン酸マグネシウム 1.25 1.25 1.25
8. タルク 5.0 5.0 5.0
合計 250.0 250.0 250.0
製造手順
1. 品目1〜6を混合し、精製水を用いて造粒する。
2. 顆粒を50℃で乾燥させる。
3. 適切な粉砕装置に顆粒を通過させる。
4. 品目7および8を添加し、3分間混合する;適切なプレスで圧縮する。
Figure 2013533297

Figure 2013533297

Claims (14)

  1. 非定型抗精神病薬、ならびに式
    Figure 2013533297

    [式中、
    Arは、1、2または3個の窒素原子を含む置換された6員ヘテロアリール基であり、そして該ヘテロアリール基は、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたはハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルからなる群より選択される1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
    は、水素または(C−C)−アルキルであり;
    は、ハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルであり、
    、RおよびRは、相互に独立して水素、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたは(C−C)−アルコキシであり;
    は、SO10であり;
    10は、ハロゲンによって場合により置換された(C−C)−アルキルである]
    で示されるGlyT1レセプターアンタゴニストおよびその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態を含む薬学的組合せ。
  2. リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
    rac−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    rac−[4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [5−メタンスルホニル−2−((SもしくはR)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [5−メタンスルホニル−2−((RもしくはS)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンまたは
    [4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン
    より選択されるGlyT1レセプターアンタゴニストを含む、請求項2記載の薬学的組合せ。
  3. リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、およびGlyT1レセプターアンタゴニスト[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンを含む、請求項2記載の薬学的組合せ。
  4. オランザピンまたはリスペリドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
    Figure 2013533297

    であるGlyT1レセプターアンタゴニストおよびその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態を含む薬学的組合せ。
  5. 統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、非定型抗精神病薬およびGlyT1レセプターアンタゴニストを含む、請求項1記載の薬学的組合せ。
  6. 統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、非定型抗精神病薬、ならびに式
    Figure 2013533297

    [式中、
    Arは、1、2または3個の窒素原子を含む置換6員ヘテロアリール基であり、そして該ヘテロアリール基は、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたはハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルから成る群より選択される1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
    は、水素または(C−C)−アルキルであり;
    は、ハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルであり、
    、RおよびRは、相互に独立して水素、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたは(C−C)−アルコキシであり;
    は、SO10であり;
    10は、ハロゲンによって場合により置換された(C−C)−アルキルである]
    で示されるGlyT1レセプターアンタゴニストおよびその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態を含む薬学的組合せの使用。
  7. 統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
    rac−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    rac−[4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [5−メタンスルホニル−2−((SもしくはR)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [5−メタンスルホニル−2−((RもしくはS)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンまたは
    [4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン
    より選択されるGlyT1レセプターアンタゴニストを含む請求項6記載の薬学的組合せの使用。
  8. 統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、およびGlyT1レセプターアンタゴニスト[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンを含む請求項7記載の薬学的組合せの使用。
  9. オランザピンまたはリスペリドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
    Figure 2013533297

    であるGlyT1レセプターアンタゴニストおよびその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態を含む請求項8記載の薬学的組合せの使用。
  10. 統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法であって、それを必要とするヒトに、非定型抗精神病薬、ならびに式
    Figure 2013533297

    [式中、
    Arは、1、2または3個の窒素原子を含む置換6員ヘテロアリール基であり、該ヘテロアリール基は、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたはハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルから成る群より選択される1個または複数の置換基によって置換されている場合があり;
    は、水素または(C−C)−アルキルであり;
    は、ハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルであり、
    、RおよびRは、相互に独立して水素、ハロゲン、(C−C)−アルキルまたは(C−C)−アルコキシであり;
    は、SO10であり;
    10は、ハロゲンによって場合により置換された(C−C)−アルキルである]
    で示されるGlyT1レセプターアンタゴニストおよびその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態の組合せの有効量を投与することを含む方法。
  11. 請求項10記載の統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法であって、統合失調症における陰性症状の処置のためにそれを必要とするヒトに、非定型抗精神病薬、ならびに
    rac−[4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    rac−[4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン、
    rac−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [5−メタンスルホニル−2−((SもしくはR)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [5−メタンスルホニル−2−((RもしくはS)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−[4−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン、
    [4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンまたは
    [4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エトキシ)−フェニル]−メタノン
    より選択されるGlyT1レセプターアンタゴニストの組合せの有効量を投与することを含む方法。
  12. 請求項11記載の統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法であって、それを必要とするヒトに、リスペリドン、パリペリドン、オランザピン、アリピプラゾール、クエチアピンまたはジプラシドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、および[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−[5−メタンスルホニル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−メタノンより選択されるGlyT1レセプターアンタゴニストの組合せの有効量を投与することを含む方法。
  13. オランザピンまたはリスペリドンから成る群より選択される非定型抗精神病薬、ならびに
    Figure 2013533297

    であるGlyT1レセプターアンタゴニストまたはその薬学的に許容されうる酸付加塩およびその鏡像異性形態とを含む、請求項12記載の統合失調症における陽性症状および陰性症状の処置のための方法。
  14. 本明細書に前述の発明。
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