JP2013532093A - 液圧ブレーキシステム用シール部材 - Google Patents

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Abstract

液圧システムのシリンダボア内にスライド可能に配置されたピストン用のシール部材は、シリンダボアに接するように配置された外側シール面を備えたシール本体と、シール本体の外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングとを含む。グライドリングは外側面を含み、シール本体の外側シール面は、グライドリングの外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む。
【選択図】図1

Description

[0001]本発明は、液圧制御システムに関し、特に、液圧ブレーキシステムのマスタシリンダで使用されるシール部材およびシール組立体に関する。
[0002]従来、ブレーキペダルまたはクラッチペダルによって加えられたペダル力に応じて液圧を高くするためのマスタシリンダは、ブレーキを作動させるための液圧ブレーキシステムで、あるいはクラッチを作動させるための液圧クラッチシステムで使用されている。概して図1に示されるように、液圧ブレーキシステム10用の一般的なマスタシリンダは、ブレーキ液容器14によって液が供給されるマスタシリンダ12を備える。マスタシリンダは、共通のシリンダボア22を通じて連通する第1シリンダ本体16および第2シリンダ本体18を含む。第1ピストン20は、シリンダボア22内にスライド可能に配置される。
[0003]マスタシリンダは、シリンダボア22と第1ピストン20(さらには第2シリンダ本体18に配置された第2ピストンと)との間にシール部材を含む。一部のマスタシリンダでは、シール部材は、ピストンがシール部材の内側面を往来するようにして、シリンダ本体内に取り付けられる。このような例示のシール構成の1つは、2009年4月21日に公布され、Bosch Corporationに付与された米国特許第7、520、132号に示されている。その特許の開示は本明細書において参照により組み込まれる。
[0004]別のシール構成では、第1ピストン20は、図1に描写されるように、ピストンの本体に形成された対応する溝26、27に受け入れられた複数のシール部材24、25を含む。この構成において、シール部材24、25は、シリンダボア22内でピストンとともに移動する。シール構成は、TEFLON(登録商標)から形成されたグライドリング(glide ring)を含む。
[0005]液圧制御システム、特にブレーキシステムでは、マスタシリンダ内の圧力を維持すること、およびシステム内でピストンの周囲での漏れを防ぐことは、必須である。同時に、ピストンは、特に自動車のブレーキシステムについては、液圧システムの適切な応答性を確保し、かつ適切な作動圧力を維持するように、シリンダボア内で比較的自由にスライドできなければいけない。低圧および高圧において、液圧シリンダ内でのピストンのスライド動作に対して不必要な引き摺りを招くことなく適切にシールすることができるシール装置は、常に必要とされている。
[0006]1つの実施形態では、液圧システムは、作動液源と連通してシリンダボアを画定する液シリンダと、シリンダボア内にスライド可能に配置されてシリンダボアに向かって開けられた少なくとも1つの環状溝を画定するピストン本体を含むピストンと、少なくとも1つの環状溝内に配置されたシール部材とを具備する。1つの特徴において、シール部材は、シリンダボアに接するように配置された外側シール面を備えたシール本体と、シール本体の外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングとを含む。
[0007]1つの特徴において、グライドリングは、シリンダボアを向く外側面を含み、シール本体の外側シール面は、グライドリングの外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む。ある実施形態では、シール本体の外側シール面は、グライドリングの外側面を越えて突出する2つのシールリップを含み、グライドリングは、シールリップ同士の間でシール本体内に配置される。
[0008]さらなる特徴において、シール本体は、互いに対向する円環面を含み、外側シール面と円環面の一方との間に切り欠きを画定する。
[0009]別の態様では、グライドリングは、シール本体とは異なる材料から形成される。シール本体は、弾性変形可能なエラストマ材料から形成されてもよく、一方、グライドリングは、マスタシリンダの全体的な効率を改善する滑り摩擦の小さい材料から形成される。
[0010]別の特徴によれば、シールリップにおけるシール本体の周囲シール面は、シール本体に対して外向きに曲げられている。シール本体はさらに、シールリップから径方向内側に、シールリップが撓むためのヒンジとして作用する逃がし部を画定してもよい。
[0011]本明細書で開示されたシール部材は、液圧システム用の従来のシールよりも摩耗の影響を受けにくい。シール本体の構成によって、液圧ピストンにおける標準的なグライドリング装置に対する漏れ性能が改善される。
[0012]液圧ブレーキシステムの全体的な図である。 [0013]本開示によるシール部材の断面図である。 [0014]本開示による別のシール部材の断面図である。
[0015]本開示は、液圧ブレーキシステム10の第1ピストン20などの滑りピストン内に取り付けられたシール部材に関する。具体的には、本明細書に開示されたシール部材は、ピストン20の環状溝26、27内、または、システム10内の他のピストンの同様の凹み内に取り付けることができる。
[0016]図2を参照すると、ある実施形態によるシール部材30は、環状溝26、27内に据え付けられるように適合された内側周囲面34を備えたシール本体32を含む。シール本体32は好ましくは、環状溝26、27内に正しく嵌まるような寸法とされた幅Wとなっている。シール本体32は、本体の後面37bで周囲シールリップ36を画定する。シールリップ36は、ある角度Aで外向きに突出する。角度Aは、シールリップ36がマスタシリンダ12のボア22の内径を必然的に越えるに足る大きさである。シール部材30が、ピストン20内に取り付けられ、マスタシリンダ22内へと導入されると、シールリップ36は、シールリップの外側シール面36aが内側ボア22とシール係合して進むように、内向きへと撓む。
[0017]シールリップ36の内向きへの撓みを容易にするために、シール本体32は弾性変形可能な材料から形成される。また、シール本体は、シールリップから径方向内側に、周囲逃がし部、つまりカップ状部38を画定する。したがって、この逃がし部38によって、逃がし部の後方の本体をヒンジとさせることができ、シールリップ36を撓ませることができる。シールリップ36はまた、逃がし部から後面37bに向かって厚さが薄くなる先細る形状を示す。
[0018]1つの態様では、シールリップの外側シール面36aは、シール部材30とマスタシリンダ12の本体との間の滑り摩擦を低減するために、微小溝(図示せず)を組み込んでもよい。微小溝は、シール本体の幅の部分に沿って離間された複数の列で、シールの周りに円周方向に延びていてもよい。微小溝は、好ましくは、シール面で0.25cm(0.1インチ)以下の深さである。代わりに、シール面に、その面から外向きに突出し、シール本体の幅に沿って円周方向への複数の列で配列された微小隆起が設けられてもよい。
[0019]さらなる特徴では、シール部材30は、周囲切り欠き、つまり溝40をシール本体の外側面に画定する。溝40はまた、図2に例示されるように、シール本体の前方円環面37aと交わることができる。グライドリング45は、その溝40内に配置される。グライドリング45は、シール本体32と比較して弾性の低い材料から形成され、最も好ましくは、滑り摩擦特性の小さい材料から形成される。したがって、1つの実施形態では、グライドリングは、TEFLON(登録商標)またはDELRIN(登録商標)から形成され、材料が、適切な摩擦特性を示し、ブレーキシステム10または他の液圧システム内で作動液に接したときに劣化の影響を受けない場合には、他の同様のプラスチックまたは樹脂に基づく材料から形成される。グライドリング45は、溝40でシール本体の外側面とともに少なくとも拡がる外側周囲面47を備えるが、シール本体の溝40の上方で若干突出するのが好ましい。外側面47は、シリンダボア22内で、密接な動き嵌めとなる寸法とされているのが好ましい。この嵌め合いは、取り付けられた状態で、締まり嵌めまたは隙間嵌めであり得る。図2に示すように、グライドリング45は実質的に固体の円環で、溝は相補的な形状である。代わりに、グライドリング45は、グライドリングのシール本体32との係合を高めるために、内径部48に特徴を組み込んでもよい。グライドリング45は、シール本体32の幅Wのほぼ半分の幅である。例示の実施形態では、グライドリングは、逃がし部38の最も内側の部分と重なる。しかしながら、逃がし部は、周囲溝40と逃がし部38との間のシール本体を確実に適切な厚さとするように構成されている。
[0020]1つの実施形態では、グライドリング45は、エポキシ系接着剤または同様の接着剤を用いるなどの従来の方法で、シール本体32に接着され得る。代わりに、シール本体32は、公知の手法により、グライドリング45上を覆うようにして成型されてもよい。別の実施形態では、グライドリングは、シール本体に必然的に圧入され得る。シール部材がピストン本体の環状溝内に配置される場合には、圧入で十分であり得る。グライドリングは、シール本体がピストン溝26、27に取り付けられた後にシール本体に取り付けられ得るため、シール本体の溝40に嵌め込まれるような寸法とされている。
[0021]ブレーキシステム10内などのある適用例においては、特定のピストンが複数のシール部材30を取り付けるに十分な長さを有している場合には、それらシール部材30は、特定のピストンの長さに沿って設けられる。したがって、図1に示すように、第1ピストン20は、ピストンの両端においてシールを組み込む。シール部材30は、両端にある環状溝26、27内に、最良の液シールが得られるように、あらかじめ定められた向きで取り付けられ得る。最も具体的には、シール部材30は、シール本体の逃がし部38がピストンのより圧力の高い方の端を向くようにして、向きが定められている。図1に示す構成では、3つの位置26にあるシール部材は、シール本体の後円環面37bが液容器14とマスタシリンダ12との間の開口の方(つまり、図の左の方)を向くようにして、向きが定められるだろう。この向きの場合、逃がし部38に入る任意の加圧された液は、シールリップ36を外向きに撓ませる傾向となり、シールをシリンダボア22に対してより密着させることになる。位置27のシール部材25は、任意の加圧された液には触れないため、どちらの方向に向けられていてもよい。
[0022]図3に示されたシール部材50は、任意の向きでピストンに組み込むことができる。つまり、組立方向が自由となっている。シール部材50は、環状溝26、27内に据え付けられるように適合された内側周囲面54を備えたシール本体52を含む。シール本体は、シール本体52の両円環面57a、57bで2つの周囲シールリップ56a、56bを画定する。各シールリップ56a、56bは、角度Bの向きとされた対応するシール面56c、56dを含む。角度Bは、シール部材30の角度Aと同様であってもよい。シール50のシール面56c、56dは、シール30の面36aについて上述された微小溝または微小隆起を組み込んでもよい。
[0023]シール本体52は、シールリップ56a、56bから径方向内側に、対応する各逃がし部58a、58bを画定する。これらの逃がし部は、シールリップ56a、56bがシールリップ36のシール幅と同程度にわたって延びていないことや、シール本体52の中心にある溝60との干渉を避けるために、シール部材30の逃がし部38よりも浅くなっている。
[0024]上記で示したように、シール本体52は、本体の中心部分に周囲溝60を画定する。グライドリング62がその溝内に配置されることで、グライドリングはそれの側方に2つのシールリップ56a、56bが位置している。グライドリング62は、グライドリング45と同様に構成されてもよく、その場合、上述のように、プラスチックまたは樹脂などの滑り摩擦の小さい材料から形成されてもよい。グライドリング60の外側周囲面64は、シールリップ56a、56bの外径よりも短いが、ボア22内で密接な動き嵌めとなる寸法とされた直径を有している。外側周囲面64は、溝60でシール本体の外側面とともに少なくとも拡がっているが、シール本体の溝40の上方で若干突出するのが好ましい。
[0025]図3から理解できるように、シール部材50は、ピストン本体52の面57a、57bが同一であり、グライドリング62がシール本体内の中心にあるため、ピストンにいずれの向きでも取り付けることができる。両方の面57a、57bは逃がし部58a、58bを含み、シール部材のいずれの側面からの高い圧力も、対応するシールリップ56a、56bを外向きに撓ませる傾向となり、シリンダボア22とのシール接触をより大きくすることになる。
[0026]グライドリング62は、周囲溝60内に適切に取り付けられて保持され得る。したがって、ある実施形態では、グライドリングは溝内に接着または圧入されてもよい。また、グライドリングは、シールがピストン溝26、27内とされた後に取り付けられてもよい。代わりに、シール本体は、従来の方法により、グライドリング上を覆うようにして成型されてもよい。
[0027]様々な上記で開示されたおよび他の特徴、機能、またはそれらの代替は、多くの他の異なるシステムまたは分野で望むように組み合わされてもよいことは理解されるだろう。その際、現在では予見できないまたは予測できない様々な代替品、変更品、変形品、または改良品が、当業者によって引き続いて実施されてもよく、それらもまた以下の特許請求の範囲によって網羅されるように意図されている。
[0028]例えば、ある実施形態では、シール本体およびグライドリングの相対的な寸法が、本明細書で開示された寸法から異なっていてもよい。単一のグライドリングが、開示された実施形態の各々で示される一方、複数のグライドリングが、シール本体で適切に画定された周囲溝に組み込まれてもよい。
[0001]本発明は、液圧制御システムに関し、特に、液圧ブレーキシステムのマスタシリンダで使用されるシール部材およびシール組立体に関する。
[0002]従来、ブレーキペダルまたはクラッチペダルによって加えられたペダル力に応じて液圧を高くするためのマスタシリンダは、ブレーキを作動させるための液圧ブレーキシステムで、あるいはクラッチを作動させるための液圧クラッチシステムで使用されている。概して図1に示されるように、液圧ブレーキシステム10用の一般的なマスタシリンダは、ブレーキ液容器14によって液が供給されるマスタシリンダ12を備える。マスタシリンダは、共通のシリンダボア22を通じて連通する第1シリンダ本体16および第2シリンダ本体18を含む。第1ピストン20は、シリンダボア22内にスライド可能に配置される。
[0003]マスタシリンダは、シリンダボア22と第1ピストン20(さらには第2シリンダ本体18に配置された第2ピストンと)との間にシール部材を含む。一部のマスタシリンダでは、シール部材は、ピストンがシール部材の内側面を往来するようにして、シリンダ本体内に取り付けられる。このような例示のシール構成の1つは、2009年4月21日に公布され、Bosch Corporationに付与された米国特許第7、520、132号に示されている。その特許の開示は本明細書において参照により組み込まれる。
[0004]別のシール構成では、第1ピストン20は、図1に描写されるように、ピストンの本体に形成された対応する溝26、27に受け入れられた複数のシール部材24、25を含む。この構成において、シール部材24、25は、シリンダボア22内でピストンとともに移動する。シール構成は、TEFLON(登録商標)から形成されたグライドリング(glide ring)を含む。
[0005]液圧制御システム、特にブレーキシステムでは、マスタシリンダ内の圧力を維持すること、およびシステム内でピストンの周囲での漏れを防ぐことは、必須である。同時に、ピストンは、特に自動車のブレーキシステムについては、液圧システムの適切な応答性を確保し、かつ適切な作動圧力を維持するように、シリンダボア内で比較的自由にスライドできなければいけない。低圧および高圧において、液圧シリンダ内でのピストンのスライド動作に対して不必要な引き摺りを招くことなく適切にシールすることができるシール装置は、常に必要とされている。
[0006]1つの実施形態では、液圧システムは、作動液源と連通してシリンダボアを画定する液シリンダと、シリンダボア内にスライド可能に配置されてシリンダボアに向かって開けられた少なくとも1つの環状溝を画定するピストン本体を含むピストンと、少なくとも1つの環状溝内に配置されたシール部材とを具備する。1つの特徴において、シール部材は、シリンダボアに接するように配置された外側シール面を備えたシール本体と、シール本体の外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングとを含む。
[0007]1つの特徴において、グライドリングは、シリンダボアを向く外側面を含み、シール本体の外側シール面は、グライドリングの外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む。ある実施形態では、シール本体の外側シール面は、グライドリングの外側面を越えて突出する2つのシールリップを含み、グライドリングは、シールリップ同士の間でシール本体内に配置される。
[0008]さらなる特徴において、シール本体は、互いに対向する円環面を含み、外側シール面と円環面の一方との間に切り欠きを画定する。
[0009]別の態様では、グライドリングは、シール本体とは異なる材料から形成される。シール本体は、弾性変形可能なエラストマ材料から形成されてもよく、一方、グライドリングは、マスタシリンダの全体的な効率を改善する滑り摩擦の小さい材料から形成される。
[0010]別の特徴によれば、シールリップにおけるシール本体の周囲シール面は、シール本体に対して外向きに曲げられている。シール本体はさらに、シールリップから径方向内側に、シールリップが撓むためのヒンジとして作用する逃がし部を画定してもよい。
[0011]本明細書で開示されたシール部材は、液圧システム用の従来のシールよりも摩耗の影響を受けにくい。シール本体の構成によって、液圧ピストンにおける標準的なグライドリング装置に対する漏れ性能が改善される。
[0012]液圧ブレーキシステムの全体的な図である。 [0013]本開示によるシール部材の断面図である。 [0014]本開示による別のシール部材の断面図である。
[0015]本開示は、液圧ブレーキシステム10の第1ピストン20などの滑りピストン内に取り付けられたシール部材に関する。具体的には、本明細書に開示されたシール部材は、ピストン20の環状溝26、27内、または、システム10内の他のピストンの同様の凹み内に取り付けることができる。
[0016]図2を参照すると、ある実施形態によるシール部材30は、環状溝26、27内に据え付けられるように適合された内側周囲面34を備えたシール本体32を含む。シール本体32は好ましくは、環状溝26、27内に正しく嵌まるような寸法とされた幅Wとなっている。シール本体32は、本体の後面37bで周囲シールリップ36を画定する。シールリップ36は、ある角度Aで外向きに突出する。角度Aは、シールリップ36がマスタシリンダ12のボア22の内径を必然的に越えるに足る大きさである。シール部材30が、ピストン20内に取り付けられ、マスタシリンダ22内へと導入されると、シールリップ36は、シールリップの外側シール面36aが内側ボア22とシール係合して進むように、内向きへと撓む。
[0017]シールリップ36の内向きへの撓みを容易にするために、シール本体32は弾性変形可能な材料から形成される。また、シール本体は、シールリップから径方向内側に、周囲逃がし部、つまりカップ状部38を画定する。したがって、この逃がし部38によって、逃がし部の後方の本体をヒンジとさせることができ、シールリップ36を撓ませることができる。シールリップ36はまた、逃がし部から後面37bに向かって厚さが薄くなる先細る形状を示す。
[0018]1つの態様では、シールリップの外側シール面36aは、シール部材30とマスタシリンダ12の本体との間の滑り摩擦を低減するために、微小溝(図示せず)を組み込んでもよい。微小溝は、シール本体の幅の部分に沿って離間された複数の列で、シールの周りに円周方向に延びていてもよい。微小溝は、好ましくは、シール面で0.25cm(0.1インチ)以下の深さである。代わりに、シール面に、その面から外向きに突出し、シール本体の幅に沿って円周方向への複数の列で配列された微小隆起が設けられてもよい。
[0019]さらなる特徴では、シール部材30は、周囲切り欠き、つまり溝40をシール本体の外側面に画定する。溝40はまた、図2に例示されるように、シール本体の前方円環面37aと交わることができる。グライドリング45は、その溝40内に配置される。グライドリング45は、シール本体32と比較して弾性の低い材料から形成され、最も好ましくは、滑り摩擦特性の小さい材料から形成される。したがって、1つの実施形態では、グライドリングは、TEFLON(登録商標)またはDELRIN(登録商標)から形成され、材料が、適切な摩擦特性を示し、ブレーキシステム10または他の液圧システム内で作動液に接したときに劣化の影響を受けない場合には、他の同様のプラスチックまたは樹脂に基づく材料から形成される。グライドリング45は、溝40でシール本体の外側面とともに少なくとも拡がる外側周囲面47を備えるが、シール本体の溝40の上方で若干突出するのが好ましい。外側面47は、シリンダボア22内で、密接な動き嵌めとなる寸法とされているのが好ましい。この嵌め合いは、取り付けられた状態で、締まり嵌めまたは隙間嵌めであり得る。図2に示すように、グライドリング45は実質的に固体の円環で、溝は相補的な形状である。代わりに、グライドリング45は、グライドリングのシール本体32との係合を高めるために、内径部48に特徴を組み込んでもよい。グライドリング45は、シール本体32の幅Wのほぼ半分の幅である。例示の実施形態では、グライドリングは、逃がし部38の最も内側の部分と重なる。しかしながら、逃がし部は、周囲溝40と逃がし部38との間のシール本体を確実に適切な厚さとするように構成されている。
[0020]1つの実施形態では、グライドリング45は、エポキシ系接着剤または同様の接着剤を用いるなどの従来の方法で、シール本体32に接着され得る。代わりに、シール本体32は、公知の手法により、グライドリング45上を覆うようにして成型されてもよい。別の実施形態では、グライドリングは、シール本体に必然的に圧入され得る。シール部材がピストン本体の環状溝内に配置される場合には、圧入で十分であり得る。グライドリングは、シール本体がピストン溝26、27に取り付けられた後にシール本体に取り付けられ得るため、シール本体の溝40に嵌め込まれるような寸法とされている。
[0021]ブレーキシステム10内などのある適用例においては、特定のピストンが複数のシール部材30を取り付けるに十分な長さを有している場合には、それらシール部材30は、特定のピストンの長さに沿って設けられる。したがって、図1に示すように、第1ピストン20は、ピストンの両端においてシールを組み込む。シール部材30は、両端にある環状溝26、27内に、最良の液シールが得られるように、あらかじめ定められた向きで取り付けられ得る。最も具体的には、シール部材30は、シール本体の逃がし部38がピストンのより圧力の高い方の端を向くようにして、向きが定められている。図1に示す構成では、3つの位置26にあるシール部材は、シール本体の後円環面37bが液容器14とマスタシリンダ12との間の開口の方(つまり、図の左の方)を向くようにして、向きが定められるだろう。この向きの場合、逃がし部38に入る任意の加圧された液は、シールリップ36を外向きに撓ませる傾向となり、シールをシリンダボア22に対してより密着させることになる。位置27のシール部材25は、任意の加圧された液には触れないため、どちらの方向に向けられていてもよい。
[0022]図3に示されたシール部材50は、任意の向きでピストンに組み込むことができる。つまり、組立方向が自由となっている。シール部材50は、環状溝26、27内に据え付けられるように適合された内側周囲面54を備えたシール本体52を含む。シール本体は、シール本体52の両円環面57a、57bで2つの周囲シールリップ56a、56bを画定する。各シールリップ56a、56bは、角度Bの向きとされた対応するシール面56c、56dを含む。角度Bは、シール部材30の角度Aと同様であってもよい。シール50のシール面56c、56dは、シール30の面36aについて上述された微小溝または微小隆起を組み込んでもよい。
[0023]シール本体52は、シールリップ56a、56bから径方向内側に、対応する各逃がし部58a、58bを画定する。これらの逃がし部は、シールリップ56a、56bがシールリップ36のシール幅と同程度にわたって延びていないことや、シール本体52の中心にある溝60との干渉を避けるために、シール部材30の逃がし部38よりも浅くなっている。
[0024]上記で示したように、シール本体52は、本体の中心部分に周囲溝60を画定する。グライドリング62がその溝内に配置されることで、グライドリングはそれの側方に2つのシールリップ56a、56bが位置している。グライドリング62は、グライドリング45と同様に構成されてもよく、その場合、上述のように、プラスチックまたは樹脂などの滑り摩擦の小さい材料から形成されてもよい。グライドリング60の外側周囲面64は、シールリップ56a、56bの外径よりも短いが、ボア22内で密接な動き嵌めとなる寸法とされた直径を有している。外側周囲面64は、溝60でシール本体の外側面とともに少なくとも拡がっているが、シール本体の溝40の上方で若干突出するのが好ましい。
[0025]図3から理解できるように、シール部材50は、ピストン本体52の面57a、57bが同一であり、グライドリング62がシール本体内の中心にあるため、ピストンにいずれの向きでも取り付けることができる。両方の面57a、57bは逃がし部58a、58bを含み、シール部材のいずれの側面からの高い圧力も、対応するシールリップ56a、56bを外向きに撓ませる傾向となり、シリンダボア22とのシール接触をより大きくすることになる。
[0026]グライドリング62は、周囲溝60内に適切に取り付けられて保持され得る。したがって、ある実施形態では、グライドリングは溝内に接着または圧入されてもよい。また、グライドリングは、シールがピストン溝26、27内とされた後に取り付けられてもよい。代わりに、シール本体は、従来の方法により、グライドリング上を覆うようにして成型されてもよい。
[0027]様々な上記で開示されたおよび他の特徴、機能、またはそれらの代替は、多くの他の異なるシステムまたは分野で望むように組み合わされてもよいことは理解されるだろう。その際、現在では予見できないまたは予測できない様々な代替品、変更品、変形品、または改良品が、当業者によって引き続いて実施されてもよく、それらもまた以下の特許請求の範囲によって網羅されるように意図されている。
[0028]例えば、ある実施形態では、シール本体およびグライドリングの相対的な寸法が、本明細書で開示された寸法から異なっていてもよい。単一のグライドリングが、開示された実施形態の各々で示される一方、複数のグライドリングが、シール本体で適切に画定された周囲溝に組み込まれてもよい。
(参考発明1)
作動液源と連通し、シリンダボアを画定する液シリンダと、
前記シリンダボア内にスライド可能に配置されたピストンであって、前記シリンダボアに向かって開けられた少なくとも1つの環状溝を画定するピストン本体を含むピストンと、
前記少なくとも1つの環状溝内に配置されたシール部材であって、前記シリンダボアに接するように配置された外側シール面を有するシール本体と、前記シール本体の前記外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングとを含むシール部材と
を備えた液圧システム。
(参考発明2)
前記グライドリングが、前記シリンダボアを向く外側面を含み、
前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明3)
前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する2つのシールリップを含み、前記グライドリングが、前記シールリップ同士の間で前記シール本体内に配置された参考発明2に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明4)
前記シール本体が、互いに対向する円環面を含み、前記外側シール面と前記円環面の一方との間に切り欠きを画定し、
前記グライドリングが前記切り欠き内に配置された参考発明2に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明5)
前記グライドリングが、前記シール本体とは異なる材料から形成された参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明6)
前記シール本体が、弾性変形可能な材料から形成された参考発明5に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明7)
前記グライドリングが、滑り摩擦の小さい材料から形成された参考発明5に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明8)
前記外側シール面が、前記外側シール面に形成された複数の微小隆起の微小溝を含む参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明9)
前記シール本体が、前記シールリップの径方向内側に逃がし部を画定する参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明10)
前記逃がし部が、概してU字形の凹部である参考発明9に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明11)
前記逃がし部が、前記シール本体の幅の少なくとも半分に延びる参考発明10に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明12)
前記シール本体が、前記グライドリングの周りを覆うよう成型された参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明13)
前記シール本体の前記外側シール面が、弾性的に撓むことができる1対のシールリップと、前記シールリップ同士の間にある中心部分とを含み、前記中心部分が、前記グライドリングを受け入れるための溝を画定する参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明14)
前記シールリップにおける前記周囲シール面が、前記シール本体に対して外向きに曲げられている参考発明1に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明15)
前記シールリップにおける前記周囲シール面が、ある角度で外向きに曲げられている参考発明14に記載の液圧ブレーキシステム。
(参考発明16)
液圧システムのシリンダボア内にスライド可能に配置されて、環状溝を含むピストン用のシール部材であって、
前記シリンダボアに接するように配置された外側シール面を有するシール本体と、
前記シール本体の前記外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングと
を備えるシール部材。
(参考発明17)
前記グライドリングが外側面を含み、
前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む参考発明16に記載のシール部材。
(参考発明18)
前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する2つのシールリップを含み、前記グライドリングが、前記シールリップ同士の間で前記シール本体内に配置された参考発明17に記載のシール部材。
(参考発明19)
前記シール本体が、互いに対向する円環面を含み、前記外側シール面と前記円環面の一方との間に切り欠きを画定し、
前記グライドリングが前記切り欠き内に配置された参考発明17に記載のシール部材。
(参考発明20)
前記グライドリングが、前記シール本体とは異なる材料から形成された参考発明16に記載のシール部材。

Claims (20)

  1. 作動液源と連通し、シリンダボアを画定する液シリンダと、
    前記シリンダボア内にスライド可能に配置されたピストンであって、前記シリンダボアに向かって開けられた少なくとも1つの環状溝を画定するピストン本体を含むピストンと、
    前記少なくとも1つの環状溝内に配置されたシール部材であって、前記シリンダボアに接するように配置された外側シール面を有するシール本体と、前記シール本体の前記外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングとを含むシール部材と
    を備えた液圧システム。
  2. 前記グライドリングが、前記シリンダボアを向く外側面を含み、
    前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  3. 前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する2つのシールリップを含み、前記グライドリングが、前記シールリップ同士の間で前記シール本体内に配置された請求項2に記載の液圧ブレーキシステム。
  4. 前記シール本体が、互いに対向する円環面を含み、前記外側シール面と前記円環面の一方との間に切り欠きを画定し、
    前記グライドリングが前記切り欠き内に配置された請求項2に記載の液圧ブレーキシステム。
  5. 前記グライドリングが、前記シール本体とは異なる材料から形成された請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  6. 前記シール本体が、弾性変形可能な材料から形成された請求項5に記載の液圧ブレーキシステム。
  7. 前記グライドリングが、滑り摩擦の小さい材料から形成された請求項5に記載の液圧ブレーキシステム。
  8. 前記外側シール面が、前記外側シール面に形成された複数の微小隆起の微小溝を含む請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  9. 前記シール本体が、前記シールリップの径方向内側に逃がし部を画定する請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  10. 前記逃がし部が、概してU字形の凹部である請求項9に記載の液圧ブレーキシステム。
  11. 前記逃がし部が、前記シール本体の幅の少なくとも半分に延びる請求項10に記載の液圧ブレーキシステム。
  12. 前記シール本体が、前記グライドリングの周りを覆うよう成型された請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  13. 前記シール本体の前記外側シール面が、弾性的に撓むことができる1対のシールリップと、前記シールリップ同士の間にある中心部分とを含み、前記中心部分が、前記グライドリングを受け入れるための溝を画定する請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  14. 前記シールリップにおける前記周囲シール面が、前記シール本体に対して外向きに曲げられている請求項1に記載の液圧ブレーキシステム。
  15. 前記シールリップにおける前記周囲シール面が、ある角度で外向きに曲げられている請求項14に記載の液圧ブレーキシステム。
  16. 液圧システムのシリンダボア内にスライド可能に配置されて、環状溝を含むピストン用のシール部材であって、
    前記シリンダボアに接するように配置された外側シール面を有するシール本体と、
    前記シール本体の前記外側シール面内に少なくとも一部が配置されたグライドリングと
    を備えるシール部材。
  17. 前記グライドリングが外側面を含み、
    前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する少なくとも1つのシールリップを含む請求項16に記載のシール部材。
  18. 前記シール本体の前記外側シール面が、前記グライドリングの前記外側面を越えて突出する2つのシールリップを含み、前記グライドリングが、前記シールリップ同士の間で前記シール本体内に配置された請求項17に記載のシール部材。
  19. 前記シール本体が、互いに対向する円環面を含み、前記外側シール面と前記円環面の一方との間に切り欠きを画定し、
    前記グライドリングが前記切り欠き内に配置された請求項17に記載のシール部材。
  20. 前記グライドリングが、前記シール本体とは異なる材料から形成された請求項16に記載のシール部材。
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