JP2013530273A - 球形担体の製造方法、オレフィン重合用固形触媒、該触媒を用いて得られたプロピレン重合体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、オレフィン重合触媒用球形担体の製造方法および該担体を利用して製造された固体触媒および上記固体触媒を利用して製造されるプロピレン重合体に関するものであって、本発明によれば、プロピレン重合触媒の製造に使用され得る担体の製造方法において、金属マグネシウムとアルコールの反応のとき、反応開始剤として窒素ハロゲン化合物を使用し、初期反応温度を20〜25℃にし、熟成温度を55〜65℃に調節して、ジアルコキシマグネシウム担体を製造する担体製造方法と、上記のように製造される担体を利用して製造されるオレフィン重合用固体触媒および上記固体触媒を利用して製造される嵩密度が高いプロピレン重合体が提供される。

Description

本発明は、オレフィン重合触媒用球形担体の製造方法および該担体を用いて製造された固体触媒、およびプロピレン重合体に関するものであって、より詳しくは、金属マグネシウムとアルコールの反応のとき、反応開始剤として窒素ハロゲン化合物を使用し、初期反応温度を20〜25℃にし、熟成反応温度を55〜65℃に調節してジアルコキシマグネシウム担体を製造する担体の製造方法、これを用いて製造されるオレフィン重合用固体触媒および上記固体触媒を用いて製造されるプロピレン重合体に関する。
オレフィン重合用触媒としては、塩化マグネシウム担持型チーグラー−ナッタ(Ziegler−Natta)触媒が現在最も広く使用されている。該塩化マグネシウム担持型チーグラー−ナッタ触媒は、一般的に、マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与性有機化合物から構成された固体触媒成分であり、プロピレンのようなアルファーオレフィン重合に使用されるときには、助触媒である有機アルミニウム化合物および立体規則性調節剤である有機シラン化合物と共に適切な割合で混合されて投入されることもある。オレフィン重合用の担持型固体触媒は、スラリー重合、バルク重合、気相重合等のように、多様な産業化された工場で適用されるために、基本的に要求される触媒の高い活性と立体規則性以外にも、粒子形状に対する要求条件など、即ち、適切な粒子サイズと形状、粒度分布の均一性、巨大粒子および微細粒子の極小化、高い嵩密度などを充足させなければならない。
上記のような触媒の粒子形状に対する要求条件などを達成するために、オレフィン重合触媒用担体の粒子形状を改善する方法があり、現在このような方法としては再結晶化および再沈澱方法、スプレー乾燥方法、化学的反応を用いた方法などが知られている。
このような知られた方法等のうち、再結晶化および再沈澱方法は、担体の製造時、任意にサイズを調節することが難しい。しかし、化学的反応を用いた方法中の一つである、マグネシウムとアルコールを反応させて得られるジアルコキシマグネシウムを担体に使用して触媒を製造する方法は、その他の方法等に比べて、はるかに高い活性を有する触媒と、高い立体規則性を有する結果物の重合体を提供することができるばかりでなく、工程特性および製品に要求される担体のサイズ調節が可能であるので、最近これに対する関心が大きくなっている。
一方、ジアルコキシマグネシウムを担体に使用する場合には、担体に使用されるジアルコキシマグネシウムの粒子形状、粒度分布、嵩密度などが触媒および重合体の粒子特性に直接的に影響を及ぼすようになるので、マグネシウムとアルコールの反応過程で、サイズが均一で球形でありながら嵩密度が十分に高いジアルコキシマグネシウム担体を製造しなければならない。
均一な形状のジアルコキシマグネシウムを製造するための種々な方法が、従来の技術文献等に開示されている。特許文献1および特許文献2では、非定形のジエトキシマグネシウムを二酸化炭素でカルボキシル化させて作ったマグネシウムエチルカーボネートを、種々な種類の添加物および溶媒を使用して溶液中で再結晶することにより、5〜10μmサイズの担体を製造する方法を提案している。さらに、特許文献3では、二酸化炭素によってカルボキシル化されたジエトキシマグネシウムのアルコール溶液をスプレー乾燥し、これを脱カルボキシル化して、球形の粒子を製造する方法を開示している。しかし、このような従来の方法等は、多くの種類の原料を使用する複雑な過程を要求するばかりでなく、担体の粒子サイズおよび形態を満足するだけの水準に提供することができかねている。
一方、特許文献4〜6によれば、ヨードの存在下で、金属マグネシウムをエタノールと反応させて、球形または楕円形のジエトキシマグネシウムを形成する方法が提供されている。しかし、この方法によって製造されるジエトキシマグネシウムは、反応過程で多くの反応熱と共に多量の水素が発生しながら反応が非常に急激に生じるため、反応速度を適切に調節するのに困難があるばかりでなく、結果物であるジアルコキシマグネシウム担体に多量の微細粒子または多数個の粒子が凝集された異形の巨大粒子を多量含んでいる問題がある。このような担体から製造された触媒をオレフィンの重合にそのまま使用する場合、重合体の粒子サイズが度を過ぎて大きくなるか、重合過程の重合熱による粒子形状の破壊現像によって工程上に深刻な障害を惹起するなどの問題がある。
一方、高い立体規則性を有するポリプロピレン重合体を製造するための触媒組成物および電子供与体に対しても、多くの方法等が公知である。特許文献7では、2−エチルへキシルアルコールに溶かした塩化マグネシウム溶液を四塩化チタン、ジアルキルフタレート(phthalate)と−20〜130℃で反応させ、再結晶化された固体触媒粒子を形成させ、これを助触媒であるトリエチルアルミニウムと、外部電子供与体である各種のアルコキシシランと混合してプロピレンのバルク重合に使用することにより、アイソタクチック指数(キシレン不溶部の重量%)が96〜98%である高立体規則性のポリプロピレンを製造する方法を提供している。さらに、特許文献8によれば、スプレー乾燥法で製造された、エタノールが含有された球形の塩化マグネシウム担体を四塩化チタン、ジアルキルフタレートと反応させて得られる球形の固体触媒成分を、助触媒であるトリエチルアルミニウム、外部電子供与体であるジアルキルジメトキシシランと混合して使用することにより、アイソタクチック指数が97〜98%である高立体規則性のポリプロピレンを製造する方法を提供している。しかし、上記の方法等によって提供されるポリプロピレンは、立体規則性においては、ある程度満足な水準だということができるが、最近台頭している環境親和的な素材として、触媒残渣が減少されたポリプロピレンの製造においては、活性が30kg−PP/g−cat以下で、十分であるとすることができない。
米国特許第5,162,277号明細書 米国特許第5,955,396号明細書 日本国特開平06−87773号公報 日本国特開平03−74341号公報 日本国特開平04−368391号公報 日本国特開平08−73388号公報 米国特許第4,952,649号明細書 米国特許第5,028,671号明細書
本発明は、上記の如き従来技術等の問題点を解決しようとするものであって、本発明の目的は、スラリー重合、バルク重合、気相重合などの如き常用のオレフイン重合工程で要求する粒子特性を十分に満足させることができる触媒の製造に適合な、均一でありながら表面が滑らかな、より球形の粒子形状を有するオレフィン重合触媒用ジアルコキシマグネシウム担体の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、本発明の担体製造方法によって製造されるオレフィン重合触媒用球形担体を用いたオレフィン重合用固体触媒およびその製造方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、本発明のオレフィン重合用固体触媒を用いて製造されたプロピレン重合体を提供することである。
上記の如き目的を達成するための、本発明によるオレフィン重合触媒用担体の製造方法は、反応開始剤として窒素ハロゲン化合物を使用して、20〜25℃の初期反応温度で金属マグネシウムとアルコールを反応させる段階、およびその後温度を分当たり0.5〜2℃に昇温させ、55〜65℃の温度で熟成させる段階を含むことを特徴とする。
本発明の担体製造方法で使用される上記金属マグネシウムは、粒子の形態に大きく制限がないが、そのサイズにおいては平均粒径が10〜300μmの粉末状であることが好ましく、50〜200μmの粉末状のものがより好ましい。金属マグネシウムの平均粒径が10μm未満であると、生成物である担体の平均粒子サイズがあまり微細になり、300μmを超えると、担体の平均粒子サイズがあまりにも大きくなり、担体の形状が均一な球形の形態になることが難しくなる。
本発明の担体製造方法で使用される上記アルコールは、例えば、メタノール、エタノール、ノーマルプロパノール、イソプロパノール、ノーマルブタノール、イソブタノール、ノーマルペンタノール、イソペンタノール、ネオペンタノール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール等のような、一般式ROH(ここで、Rは炭素数1〜6のアルキル基である)で表示される脂肪族アルコール、またはフエノールのような芳香族アルコールから選ばれる1種類または2種類以上のアルコールを単独または混合して使用することが好ましく、メタノール、エタノール、プロパノールまたはブタノールから選ばれる1種類または2種類以上のアルコールを単独または混合して使用することがより好ましく、エタノールを使用することが最も好ましい。
本発明の担体製造方法において、金属マグネシウムに対するアルコールの使用比は、金属マグネシウム重量:アルコール体積で1:5〜1:50であることが好ましく、1:7〜1:20であることがより好ましい。上記使用比が1:5未満であるとスラリーの粘度が急激に増加して均一な攪拌が難しくなり、1:50を超えると、生成される担体の嵩密度が急激に減少するか粒子表面が荒くなる問題が発生する。
上記金属マグネシウムとアルコールの反応に使用される反応開始剤としては、N−クロロスクシンイミド、N−クロロフタルイミドおよびN−ブロモフタルイミドのような窒素ハロゲン化合物が使用され得るし、特にN−ブロモスクシンイミド(N−bromosuccinimide:NBS)が、20〜25℃のように比較的低い温度においても反応が進行される理由で、好ましく使用され得る。上記反応開始剤の量は、全体使用した金属マグネシウム1重量部に対して0.001〜0.2重量部で使用され得るし、上記使用量が0.001重量部未満であると、反応速度が余りにも遅くなり、0.2重量部を超えると生成物の粒子サイズが大きくなりすぎるか微細粒子が多量に生成され得る。
本発明の担体の製造方法において、上記金属マグネシウムとアルコールの反応において、反応初期に金属マグネシウムを1回だけ投入することができ、撹拌速度は50〜300rpmが好ましく、70〜250rpmがより好ましい。攪拌速度が余り遅いか早いと、粒子が均一でない短所がある。また、金属マグネシウムとアルコールの反応は、上記反応開始剤の存在下で、初期反応温度20〜25℃の温度範囲で、以後の熟成処理は55〜65℃の温度で行なわれることが好ましい。上記初期反応温度と熟成処理温度が上記の温度範囲を外れる場合、巨大粒子の生成が多くなるので好ましくない。熟成処理時、熟成時間は2〜3時間が適当であり、熟成時間が2時間未満であると、球形である形態の担体形成に問題となる。
本発明によるオレフィン重合用触媒は、上記のように金属マグネシウムとアルコールの反応によって製造された均一な球形の粒子形態のジアルコキシマグネシウム担体を、有機溶媒の存在下で、チタンハライドと一次反応させジアルコキシマグネシウムのアルコキシ基をハロゲン基に置換させた後、有機溶媒の存在下で、四塩化チタンおよび内部電子供与体を0〜130℃の範囲で反応させることにより製造され得るし、これによって多孔性の固体触媒粒子を得ることができる。
固体触媒成分の製造に使用される上記有機溶媒としては、炭素数6〜12の脂肪族炭化水素または芳香族炭化水素が使用され得るし、より好ましくは炭素数7〜10である飽和脂肪族または芳香族炭化水素が使用され得るし、その具体的な例としては、オクタン、ノナン、デカンまたはトルエン、キシレンなどが使用され得る。
固体触媒成分の製造に使用される上記チタンハライドは、任意のチタンハライドが使用され得、例として四塩化チタンなどが使用され得る。
さらに、固体触媒成分の製造に使用される上記内部電子供与体としては、ジエステル類、特に芳香族ジエステル類、より具体的には、フタル酸ジエステル類が好ましい。フタル酸ジエステル類の適当な例としては、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジノーマルプロピルフタレート、ジイソプロピルフタレート、ジノーマルブチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジノーマルペンチルフタレート、ジ(2−メチルブチル)フタレート、ジ(3−メチルブチル)フタレート、ジネオペンチルフタレート、ジノーマルヘキシルフタレート、ジ(2−メチルペンチル)フタレート、ジ(3−メチルペンチル)フタレート、ジイソヘキシルフタレート、ジネオヘキシルフタレート、ジ(2,3−ジメチルブチル)フタレート、ジノーマルヘプチルフタレート、ジ(2−メチルヘキシル)フタレート、ジ(2−エチルペンチル)フタレート、ジイソヘプチルフタレート、ジネオヘプチルフタレート、ジノーマルオクチルフタレート、ジ(2−メチルヘプチル)フタレート、ジイソオクチルフタレート、ジ(3−エチルヘキシル)フタレート、ジネオヘキシルフタレート、ジノーマルヘプチルフタレート、ジイソヘプチルフタレート、ジネオヘプチルフタレート、ジノーマルオクチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジネオオクチルフタレート、ジノーマルノニルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジノーマルデシルフタレート、ジイソデシルフタレート等のように、次の一般式で表示される化合物から選ばれる1種または2種以上を混合して使用することができる。
Figure 2013530273

(ここで、Rは炭素数1〜10のアルキル基である。)
固体触媒成分の製造において、上記の各成分の接触および反応は、不活性気体雰囲気で、水分等を十分に除去させた、攪拌機が装着された反応器中で実施される。
上記の固体触媒成分の製造において、ジアルコキシマグネシウムとチタンハライド、例として四塩化チタンの接触は、脂肪族または芳香族溶媒に懸濁させた状態で0〜50℃、もう少し具体的には10〜30℃の範囲で行なわれ、上記温度範囲を外れる場合、担体粒子の形状が破壊され微細粒子が多量生成される問題が発生され得る。この時、使用するチタンハライドの量は、ジアルコキシマグネシウム1モルに対して0.1〜10モル、もう少し具体的には、0.3〜2モルにすることが好ましく、チタンハライドの注入速度は30分〜3時間に亘って徐々に投入することが好ましく、投入が完了された後には、温度を徐々に40〜80℃まで上げてやることにより反応を完結させる。
反応が完結されたスラリー状態の混合物は、トルエンで1回以上洗浄した後、再びチタンハライドを投入して90〜130℃まで昇温して熟成させる。このとき、使用するチタンハライドの量は、初めに使用されたジアルコキシマグネシウム1モルに対して0.5〜10モルを使用し、もう少し具体的には、1ないし5モル使用することが好ましい。
さらに、上記昇温速度は、それほど重要でないが、昇温過程中に内部電子供与体を投入しなければならない。この時、電子供与体の投入温度および投入回数は大きく制限されないが、電子供与体の全体使用量は、使用されたジアルコキシマグネシウム1重量部に対して0.1〜1.0重量部を使用することが好ましい。内部電子供与体の量がこの範囲を外れば、結果物である触媒の重合活性または重合体の立体規則性が低くなり得る。
上記の反応終了後の混合スラリーは、チタンハライドとの3次接触過程および有機溶媒による洗浄過程、乾燥過程を経て、結果物であるプロピレン重合用固体触媒成分を得ることができる。
上記の方法で製造したオレフイン重合用固体触媒成分は、マグネシウム、チタン、電子供与性化合物、ハロゲン原子を含有し、各成分の含有量は特別に規定されてはいないが、好ましくはマグネシウム20〜30重量%、チタン1〜10重量%、電子供与性化合物5〜20重量%、ハロゲン原子40〜70重量%である。
上記の結果物である本発明の固体触媒成分(以下、成分Aという)は、アルキルアルミニウム助触媒(以下、成分Bという)、外部電子供与体(以下、成分Cという)と混合してバルク重合法、スラリー重合法または気相重合法によるオレフイン重合、特にプロピレン重合に使用され得る。
上記の成分Bは、一般式Al(R(ここで、Rは炭素数1〜4のアルキル基である)で表示される化合物であって、その具体的な例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム等を挙げることができる。
上記成分Cは、一般式R Si(OR4−m(ここで、Rは炭素数1〜10のアルキル基またはシクロアルキル基、アリル基を表し、Rは炭素数1〜3のアルキル基であり、mは1または2であり、m=2の場合、2個のR基は同一であるか異なり得る)で表示される化合物として、その具体的な例としては、n−CSi(OCH、(n−C)Si(OCH)、i−CSi(OCH、(i−CSi(OCH)、n−CSi(OCH)、(n−C)Si(OCH)、i−CSi(OCH、(i−C)Si(OCH)、t−CSi(OCH)、(t-C)Si(OCH)、n-C11Si(OCH)、(n−C11)Si(OCH)、(シクロペンチル)Si(OCH)、(シクロペンチル)Si(OCH)、(シクロペンチル)(CH)Si(OCH)、(シクロペンチル)(C)Si(OCH)、(シクロペンチル)(C)Si(OCH)、(シクロヘキシル)Si(OCH)、(シクロヘキシル)Si(OCH)、(シクロヘキシル)(CH)Si(OCH)、(シクロヘキシル)(C)Si(OCH)、(シクロヘキシル)(C)Si(OCH)、(シクロヘプチル)Si(OCH)、(シクロヘプチル)Si(OCH)、(シクロヘプチル)(CH)Si(OCH)、(シクロヘプチル)(C)Si(OCH)、(シクロヘプチル)(C)Si(OCH)、PhSi(OCH)(Phはペニル基)、PhSi(OCH)、n−CSi(OC)、(n−C)Si(OC)、i−CSi(OC)、(i−C)Si(OC)、n−CSi(OC)、(n−C)Si(OC)、i−CSi(OC)、(i−C)Si(OC)、t−CSi(OC)、(t−C)Si(OC)、n−C11Si(OC)、(n−C11Si(OC)、(シクロペンチル)Si(OC)、(シクロペンチル)Si(OC)、(シクロペンチル)(CH)Si(OC)、(シクロペンチル)(C)Si(OC)、(シクロペンチル)(C)Si(OC)、(シクロヘキシル)Si(OC)、(シクロヘキシル)Si(OC)、(シクロヘキシル)(CH)Si(OC)、(シクロヘキシル)(C)Si(OC)、(シクロヘキシル)(C)Si(OC)、(シクロヘプチル)Si(OC)、(シクロヘプチル)Si(OC)、(シクロヘプチル)(CH)Si(OC)、(シクロヘプチル)(C)Si(OC)、(シクロヘプチル)(C)Si(OC)、(フェニル)Si(OC),、(フェニル)Si(OC)等がある。
本発明のオレフィン重合用触媒を利用したオレフィン、特にプロピレンの重合において、上記成分Aに対する成分Bの適切な割合は、重合方法によって多少差異があるが、成分A中のチタン原子に対する成分B中のアルミニウム原子のモル比として1〜1000の範囲で有り得るし、より好ましくは10〜300の範囲である。もし、成分Aに対する成分Bの割合が上記の割合を外れると、重合活性が急激に低下される問題がある。
本発明のオレフィン重合用触媒を利用したオレフィン、特にプロピレンの重合において、上記の成分Aに対する成分Cの適切な割合は、成分A中のチタン原子に対する成分C中のシリコン原子のモル比として1〜200の範囲で有り得、より好ましくは10〜100の範囲である。もし、上記モル比が1未満であると、生成される重合体の立体規則性が顕著に低下され、200を超えると、触媒の重合活性が顕著に低下する問題点がある。
本発明に基づいて、反応開示剤の種類および反応温度を調節することによって、製造されたジアルコキシマグネシウム担体は巨大分子含量が調節され、より球形の粒子形状を有する。
上記のようなジアルコキシマグネシウム担体を利用して製造された固体触媒は50kg−PP/g−cat以上の高い活性を有し、高立体規則性、および特に商業的適用のとき生産性に大きな影響を与える嵩密度が0.46g/cc以上に高い重合体を提供することができるので、高い生産性が要求される工程の産業的適用において好ましく利用され得る。
発明の実施のための形態
以下、実施例および比較例によって本発明を詳しく説明するが、これらの実施例は例示的な目的であるだけで、これによって本発明が限定されるものではない。
実施例1
[球形担体の製造]
攪拌機とオイルヒーター、冷却環流器が装着された5Lサイズのガラス反応器を窒素で十分に換気させたあと、N−ブロモスクシンイミド(NBS)5.5g、金属マグネシウム(平均粒径100μmの粉末製品)60g、無水エタノール1000mlを25℃の反応器温度で投入し、攪拌速度240rpmで作動しながら反応器の温度を25℃から55℃まで1時間に亘って徐々に昇温させた後、55℃を維持した。昇温過程中温度が約40℃に到達したとき、反応が始まりながら水素が発生するので、発生される水素が抜け出るように反応器の出口を開けた状態に置いて、反応器の圧力を大気圧に維持した。水素発生が終われば、反応器の温度を55℃で2時間維持して熟成させた。2時間経過後、50℃で1回当たりノーマルヘキサン2,000mlを使用して結果物を3回洗浄した。洗浄された結果物を窒素流下で24時間乾燥させ、ジアルコキシマグネシウム担体を流れ性が良い白色粉末状の固体生成物として259g(収率92.3%)を得た。
乾燥された生成物の粒子サイズを光透過法によってレーザー粒子分析器(Mastersizer X:Malvern Instruments 社製造)で測定した結果、平均粒子サイズは15.4μmであり、75μm以上の巨大粒子含量は25.4重量%であった。粒度分布指数(P)(P=(D90−D10)/D50,ここでD90は累積重量90%に該当される粒子のサイズであり、D50は累積重量50%に該当される粒子のサイズであり、D10は累積重量10%に該当される粒子のサイズである)は0.84であったし、ASTM D1895によって測定した嵩密度は0.30g/ccであった。
[固体触媒成分の製造]
窒素で十分に置換された、攪拌機が設けられた1リッターサイズのガラス反応器に、トルエン150mlと上記で製造したジアルコキシマグネシウム25gを投入し10℃に維持した。四塩化チタン25mlをトルエン50mlに希釈して1時間に亘って投入した後、反応器の温度を60℃まで分当たり0.5℃の速度に上げた。反応混合物を60℃で1時間維持した後、攪拌を止めて固体成生物が沈澱されるのを待って、上澄液を除去し、新たなトルエン200mlを使用して15分間攪拌させた後、同一な方法で1回洗浄した。
上記四塩化チタンで処理された固体生成物にトルエン150mlを添加して、温度を30℃に維持した状態で、250rpmで攪拌させながら四塩化チタン50mlを1時間に亘って一定な速度で投入した。四塩化チタンの投入が完了すれば、ジイソブチルフタラート2.5mlを投入し、反応器の温度を110℃まで80分間に亘って一定な速度であげた(分当たり1℃の速度で昇温)。昇温過程で反応器の温度が40℃と60℃に到達したとき、各々ジイソブチルフタレート2.5mlを追加に投入した。110℃で1時間保持した後、90℃に温度を下げ攪拌を止め、上澄液を除去し、追加にトルエン200mlを使用して同一な方法で1回洗浄した。これにトルエン150mlと四塩化チタン50mlを投入して、温度を110℃まで上げて1時間維持して熟成した。熟成過程が終わった上記のスラリー混合物を、毎回当たりトルエン200mlで2回洗浄し、40℃でノーマルヘキサンで毎回当り200mlずつ5回洗浄して、薄黄色の固体触媒成分を得た。窒素流で18時間乾燥させて得られた固体触媒成分中のチタン含量は2.12重量%であったし、ノーマルヘキサンに懸濁させた状態の固体触媒を光透過法によって、レーザー粒子分析器(Mastersizer X:malvern Instruments社製造)で測定した平均粒子サイズは16.1μmであった。
得られた触媒特性を測定して、その結果を表1に表した。
[プロピレン重合]
2リッターサイズの高圧用ステンレス製反応器内に、上記の如く製造された触媒5mgが満たされた小さいガラス管を装着した後、反応器を窒素で十分に置換させた。トリエチルアルミウム3mmolと外部電子供与体としてシクロヘキシル−メチルジメトキシシラン0.15mmolを一緒に投入した。続いて、水素1000mlと液体状態のプロピレン1.2Lを順次投入した後、温度を70℃まで上げ、攪拌器を作動させて内部に装着されていたガラス管が壊れて、重合が始まるようにした。重合開始後1時間が経過すると反応器の温度を常温(25℃)まで落しながらバルブを開けて、反応器内部のプロピレンを完全に脱気させた。
得られたポリプロピレン重合体の物性を測定して、その結果を表1に表した。
表1で、触媒活性および嵩密度(BD)は、次のような方法で決定した。
(1)触媒活性(kg−PP/g−cat)=重合体の生成量(kg)÷触媒の量(g)
(2)嵩密度(BD:Bulk Density)(g/cc)=ASTM D1895によって測定された値
実施例2
球形担体の製造時、反応器の温度を25℃から60℃に1時間に亘って徐々に上昇させた後、60℃に維持し、水素発生が終わった後、反応器の温度を60℃で2時間維持して熟成させたことを除いては、上記実施例1の担体製造方法と同一な方法でジアルコキシマグネシウム担体268g(収率95.5%)を得た。
実施例1に記載された測定方法と同一な方法で測定した結果、平均粒子サイズは16.3μmであり、75μm以上の巨大粒子含量は23.6重量%であった。粒度分布指数は0.77であったし、嵩密度は0.31g/ccであった。
実施例1と同一な方法で固体触媒を製造し、同一な方式で測定した結果、結果物の固体触媒内のチタン含量は2.26重量%であったし、平均粒子サイズは16.7μmであった。
触媒特性および得られたポリプロピレン重合体の物性を分析して、その結果を表1に表した。
実施例3
球形担体の製造時、反応器の温度を25℃から65℃に1時間に亘って徐々に上昇させた後、65℃に維持し、水素発生が終わった後、反応器の温度を65℃で2時間維持して熟成させたことを除いては、上記実施例1の担体製造方法と同一な方法でジアルコキシマグネシウム担体267g(収率95.1%)を得た。
実施例1に記載された測定方法と同一な方法で測定した結果、平均粒子サイズは16.2μmであり、75μm以上の巨大粒子含量は22.7重量%であった。粒度分布指数は0.78であったし、嵩密度は0.30g/ccであった。
実施例1と同一な方法で固体触媒を製造し、同一な方式で測定した結果、結果の固体触媒内のチタン含量は2.23重量%であったし、平均粒子サイズは16.6μmであった。
触媒特性および得られたポリプロピレン重合体の物性を分析して、その結果を表1に表した。
比較例1
[球形担体の製造]
攪拌機とオイルヒーター、冷却環流器が装着された5Lサイズのガラス反応器を窒素で十分に換気させた後、N−クロロスクシンイミド(NCS)4.5g、金属マグネシウム(平均粒径100μmの粉末製品)60g、無水エタノール1000mlを投入し、攪拌速度を240rpmで作動しながら反応器の温度を環流状態の75℃に維持した。約5分が経過すれば、反応が始まりながら水素が発生するので、発生される水素が抜け出るように反応器の出口を開いた状態に置いて、反応器の圧力を常圧に維持した。水素発生が終わると、反応器の温度を還流状態である75℃で2時間維持した(熟成処理)。熟成処理が終わった後、50℃で洗浄1回当たりノーマルヘキサン2,000mlを使用して結果物を3回洗浄した。洗浄された結果物を窒素流下で24時間乾燥させ、ジアルコキシマグネシウム担体を、流れ性が良い白色粉末状の固体生成物として264g(収率94.0%)を得た。
実施例1に記載された測定方法と同一な方法で測定した結果、平均粒子サイズは17.5μmであり、75μm以上の巨大粒子含量は25.4重量%であった。粒度分布指数は0.81であったし、嵩密度は0.31g/ccであった。
[固体触媒成分の製造]
実施例1と同一な方法で固体触媒を製造し、同一な方式で測定した結果、結果の固体触媒内のチタン含量は2.17重量%であったし、平均粒子サイズは17.8μmであった。
触媒特性および得られたポリプロピレン重合体の物性を分析して、その結果を表1に表した。
比較例2
N−クロロスクシンイミド4.5gの代わりに、N−ブロモスクシンイミド5.5gを使用したことを除いては、比較例1と同一な方法で球形担体を製造して、ジアルコキシマグネシウム担体264g(収率94.0%)を得た。
実施例1に記載された測定方法と同一な方法で測定した結果、平均粒子サイズは17.1μmであり、75μm以上の巨大粒子含量は47.5重量%であった。粒度分布指数は0.81であったし、嵩密度は0.31g/ccであった。
実施例1と同一な方法で固体触媒を製造し、同一な方式で測定した結果、結果の固体触媒内のチタン含量は2.10重量%であったし、平均粒子サイズは17.6μmであった。
触媒特性および得られたポリプロピレン重合体の物性を分析して、その結果を表1に表した。
比較例3
[球形担体の製造]
攪拌機とオイルヒーター、冷却環流器が装着された5Lサイズのガラス反応器を窒素で十分に換気させた後、N−ブロモスクシンイミド5.5g、金属マグネシウム(平均粒径100μmの粉末製品)60g、無水エタノール1000mlを投入し、攪拌速度を240rpmで作動しながら反応器の温度を50℃に維持した。約10分が経過すると、反応が始まりながら水素が発生するので、発生される水素が抜け出るように反応器の出口を開いた状態に置いて、反応器の圧力を常圧に維持した。水素発生が終わると、反応器の温度を50℃に2時間維持した。熟成処理が終わった後、50℃で洗浄1回当たりノーマルヘキサン2,000mlを使用して結果物を3回洗浄した。洗浄された結果物を窒素流下で24時間乾燥させて、ジアルコキシマグネシウム担体を、流れ性が良い白色粉末状の固体生成物として270g(収率96.0%)を得た。
実施例1に記載された測定方法と同一な方法で測定した結果、平均粒子サイズは17.7μmであり、75μm以上の巨大粒子含量は38.1重量%であった。粒度分布指数は0.83であったし、嵩密度は0.30g/ccであった。
[固体触媒成分の製造]
実施例1と同一な方法で固体触媒を製造し、同一な方式で測定した結果、結果物の固体触媒内のチタン含量は2.10重量%であったし、平均粒子サイズは18.1μmであった。
触媒特性および得られたポリプロピレン重合体の物性を分析して、その結果を表1に表した。
Figure 2013530273
表1に表したとおり、ジアルコキシマグネシウム担体の製造時、反応開始剤としてNBSを使用し、初期反応温度を25℃から始めて55〜65℃まで徐々に高めた後、55〜65℃で熟成させた実施例などの場合、温度を初期から高めて50〜75℃で熟成反応させた比較例等の場合に比べて、触媒活性は同等以上の水準を表しながら、結果物重合体の嵩密度が高い。嵩密度が0.01上昇時、約3%の生産性向上が可能であるので、本発明の担体および触媒を利用することによって、商業生産性が高いポリプロピレン重合体を高収率で製造することができる。

Claims (6)

  1. 金属マグネシウムとアルコールを反応させる段階を含むオレフィン重合触媒用ジアルコキシマグネシウム担体の製造方法において、20〜25℃の初期反応温度で金属マグネシウムとアルコールを反応させる段階、およびその後、反応物を55〜65℃の温度で熟成させる段階を含むことを特徴とするオレフィン重合触媒用球形担体の製造方法。
  2. 上記金属マグネシウムとアルコールの反応時、反応開始剤として窒素ハロゲン化合物を使用することを特徴とする請求項1に記載のオレフィン重合触媒用球形担体の製造方法。
  3. 上記窒素ハロゲン化合物がN−ブロモスクシンイミドであることを特徴とする請求項2に記載のオレフィン重合触媒用球形担体の製造方法。
  4. 請求項1のオレフィン重合触媒用球形担体の製造方法によって製造された担体を、有機溶媒の存在下に、チタンハライドおよびジエステル類の内部電子供与体と反応させて製造されることを特徴とするオレフィン重合用触媒。
  5. 請求項4の触媒と、助触媒としてアルキルアルミニウムおよび外部電子供与体としてアルコキシシラン化合物を使用して、プロピレンを重合することにより製造されることを特徴とするプロピレン重合体。
  6. 上記プロピレン重合体は、嵩密度が0.46g/cc以上であることを特徴とする請求項5に記載のプロピレン重合体。

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