JP2013526893A - 改善された粘着性を有するハイドロゲルマトリックス - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図1
Description
欧州特許第0426422B1号明細書は、ポリ尿素/ポリウレタン共重合体をベースにするハイドロゲルを有する創傷ドレッシング材を開示している。前述の組成物は、多価アルコールを15〜30重量%含有する。イソシアネートの反応基対アミン基の比は、欧州特許第0426422B1号明細書に記載のハイドロゲル組成物では約0.63〜1.40である。好ましいと称されている実施形態によれば、その比は1.23である。欧州特許第0426422B1号明細書に記載の組成のハイドロゲルを含有する創傷被覆材は、Hydrosorb(登録商標)(Paul Hartmann Ag、ドイツ)の名称で上市されている。創傷被覆材は、48時間後、自重の約2倍の量の液体を吸収することができる。
提案される多層創傷被覆材は、ハイドロゲルが特に選択された量のプロピレングリコールと、イソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマーと、ポリエチレンオキサイドをベースにするジアミンとを特徴とする組成を有する場合、改善されたタックを有するハイドロゲルを得ることができるという意外な発見に基づき、その場合、イソシアネートの反応基とジアミンのアミン基は所定の比で存在しなければならない。
含水ハイドロゲル創傷接触層(第1の層)と吸収層(第2の層)の組み合わせは、さらに、創傷治癒に非常に有利な中性点付近のpH値、例えば、約7.3〜7.5を有する。含水ハイドロゲルは迅速に硬化し、多層創傷被覆材の創傷接触層として使用するのに適した安定性を有する。創傷接触層が創傷接触層の面積の15〜70%を占める穴、流路、または開口部を有する場合、ハイドロゲルを含む創傷接触層の十分な安定性も得られる。
ハイドロゲルマトリックスが無機塩素を0.5〜1.5重量%含むことが非常に好ましいことが判明し、無機塩素は、好ましくは塩化ナトリウムである。特に、ハイドロゲルマトリックスは、塩化ナトリウムを0.9重量%含む。
プロピレングリコール40重量%
ポリエチレンオキサイドをベースにするジアミン、例えば、Jeffamine ED−2003、5.7重量%
NaCl0.9重量%
イソシアネート、例えば、Aquapol PI−13000−3、9.3重量%
水残部
を有するハイドロゲルマトリックスを有する創傷接触層が、本発明の多層創傷被覆材に特に適していることが判明した。この組成物では、イソシアネートの反応基対ジアミンのアミン基の比は1.30である。
特に、ハイドロゲル創傷接触層と10%以上の水分を有する親水性ポリウレタンフォームとを含む本発明の多層創傷被覆材は、特に高い液体吸収能を有する。
Wg=水を含有する構成材料の重量
Wt=乾燥した構成材料の重量
これとは独立して、創傷被覆材は、90%以下、特に80%以下、とりわけ70%以下の保持値Rを有する親水性ポリウレタンフォームを有することがさらに好ましいことがある。その場合、保持値Rは、本明細書に記載の方法により測定される。
ここで、ポリウレタンフォームの膨潤能ΔV1とは、水10重量%以上の含水率を有するポリマーフォームと比較して、その吸収能を完全に使い果たしたポリウレタンフォームが経ている体積の増加と理解されたい。その場合、この膨潤能は、本明細書に記載の試験に従って求められるものとする。
本発明の他の非常に有利な実施形態によれば、多層創傷被覆材は、a)層厚0.8mmの含水ハイドロゲルマトリックスを含む創傷接触層としての第1の層と、b)層厚2.8mmの親水性ポリウレタンフォームを含む第2の吸収層とを含み、第1の層と第2の層は互いに直接接触している。これらの層厚は、創傷接触層のどの箇所でも等しくなっていてもよく、または、創傷接触層の異なる領域で異なる値を取ってもよい。また、特に、吸収層またはポリウレタンフォームの周縁は平坦になっているものとする。
A)ハイドロゲルの製造(比較例)
ハイドロゲルを製造するために、次の水溶液および構成材料(構成材料A、B、C)を使用する:
親水性ポリウレタンフォーム(Polyurethanschaum MCF.03R;Fa.Corpura,−Etten Leur、オランダ)を使用する。この乾燥親水性ポリウレタンフォームは、次の特性を有する:
a)密度:77.9〜83.7kg/m3(EN−ISO 845)
b)平均孔径:208μm(測定は顕微鏡で行い、試料の断面を顕微鏡で調べた;記載した孔径は、ランダムに選択し測定した5つの気孔(試料1つ当たり)の平均値に相当する
c)層厚:2.8mm(25cm2のプレートを有する厚み計、荷重2g/cm2、EN ISO 9073−2に従って測定)
d)水蒸気透過率:MVTR(直立(upright))=3593g/m2/24h
(DIN EN 13726−2に従って測定)
e)吸収性:自由吸収量A1=20.5g/g(DIN EN 13726−1に従って測定)
f)膨潤能:ΔV0=89.7%
ポリウレタンフォームの膨潤能ΔV0は、乾燥ポリウレタンフォームが最大吸収に達した後で経る体積変化を表す。膨潤能ΔV0を測定するため、乾燥ポリマーフォームの試験片の空間寸法およびこの試験片が完全に吸収した後の空間寸法をDIN EN 13726−1の自由吸収量に従って測定する。厚さ(高さ)を測定するため、25cm2のプレートを有する厚み計を使用し、EN ISO 9073−2に従い荷重を2g/cm2に調整する。横方向の寸法(長さ、幅)は、試験片が変形しないようにノギスで測定する。寸法を測定するため、各試験片を応力がかからないように平滑な表面上に置く。吸収後の体積変化は、乾燥ポリウレタンフォームの膨潤能ΔV0に相当し、3つの空間方向全てを考慮する。
保持値Rは、ポリウレタンフォームがそのポリウレタンマトリックス中に結合させることができる最大の水の量を表し、気孔中に取り込まれ得る水は考慮されていない。保持値の測定方法は、まず、厚さ5mm以下の親水性ポリウレタンフォームから5cm×5cmの試験片(標準気候で貯蔵)を打ち抜き、その重量を標準気候条件で測定する。この後、DIN EN 13726−1と同様に試験片に水を自由吸収させる。気孔に取り込まれた水を試験片からローラー(重量5000g、直径10cm、幅5cm)で圧搾するが、これは、試料を数回、新しいセルロース布の間に挟み、ローラーで転圧することによって行われる。セルロース布に水の吸収が認められなくなるまで、このプロセスを繰り返す。保持値Rを測定するため、吸収および圧搾後にポリウレタンフォーム中に含有されている水分WwwをDIN EN 14079に従って測定し、下記のように計算する。
Wtt=乾燥後の試験片の重量、および
Wgg=吸収および圧搾後の試験片の重量
乾燥親水性ポリウレタンフォームを20×30cmの寸法に裁断し、ポリウレタンフォームが最大吸収に達するように3分間水に浸漬する。ポリウレタンフォームを水から取り出し、手で慎重に搾る。この後、ポリウレタンフォームを数回、乾燥したセルロース布の間に挟み、セルロース布に水の吸収が認められなくなるまでローラーで圧搾する(線圧10N/m)。このようにして、フォームの気孔中に水が存在しない可能性をなくすことができる。
a)含水率:親水性ポリウレタンフォームは、水分Ww=52.8重量%(DIN EN 14079に従って測定)を有し、これは乾燥ポリウレタンフォームの保持値Rに相当する。
b)吸収性:自由吸収量A2=16.2g/g(DIN EN 13726−1に従って測定)
c)膨潤能:ΔV1=4%
含水ポリウレタンフォーム材料の膨潤能は、乾燥ポリマーフォームと同様に測定される。
支持体層として、厚さ60μmの不透水性ポリウレタンフィルム(Fa.Exopack,Wrexham、英国)を使用する。このフィルムに、アクリレートベースの感圧接着剤を30μmの層厚で被覆する。そのフィルムの水蒸気透過率MVTR(直立)は、1100g/m2/24h(DIN EN 13726−1)である。
創傷被覆材(サンプル)を手で次の手順で製造する。
1.ポリウレタンフォームをB)に従って予備調整し、準備する。
2.流路を有するハイドロゲルマトリックスを製造するため、突起構造を有するPTFE製型枠を準備する。突起構造の突起は円錐形であり、中心部の直径1.38mm(基部1.56mm、先端1.2mm)である。突起は高さ1.35mmであり、5mm間隔の矩形格子状に配置されている。
3.ハイドロゲルをA)に従って製造し準備するが、ハイドロゲルは、混合および均質化の後、直ぐに、さらに処理されなければならない。このため、ハイドロゲルマトリックスを形成するために、ハイドロゲルを準備した型枠内にできるだけ気泡が入らないように流延する。
4.ゲル層が突起の高さ(1.35mm)となるように、PTFE製のブレードでゲルを分配する。余分なゲルを型枠から除去する。
5.約3分後、予備調整されたポリウレタンフォームをゲル表面に載せる。フォームを200N/m2の圧力でプレスし、維持する。
6.さらに約7分後、ゲルはフォームと結合し、そのため含水ポリウレタンフォームと含水ハイドロゲルマトリックスからなる積層体を型枠から取り出すことができる。含水ハイドロゲルマトリックスと含水ポリウレタンフォームからなる厚さ0.3mmの移行層が形成された。
7.創傷の方を向く面が保護されるように、準備した剥離シートに積層体のハイドロゲル面を載せる(シリコーン処理面がゲルの方を向く)。
8.積層体のフォーム面に粘着性ポリウレタンフィルム(D参照)を被覆し、ポリウレタンフィルムを200N/m2の圧力でしっかりプレスする。
9.多層材料積層体から、辺の長さ10×10cmの創傷被覆材を打ち抜く。
a)坪量:1550g/m2(DIN EN 29073−1に従って測定)
b)吸収性:自由吸収量A1=56g/100cm2(DIN EN 13726−1に従って測定)
前述のA)で記載したのと同じ手順を使用し、A)と異なる次の組成で他のハイドロゲルマトリックスを製造する。記載は全て、組成物に基づく重量%で示す。
本発明の創傷被覆材を製造するため、第1の層として、前述のE)で記載したハイドロゲル組成物を使用する。さらに、第2の層として、前述のB1)で記載したポリウレタンフォームを使用する。創傷被覆材は、さらにC)で記載した支持体層を含む。ハイドロゲルは、流延後、それぞれ1.0mmの厚さを有する。ハイドロゲルにポリウレタンフォームを積層した後、ハイドロゲルの厚さは0.8mmしかない。積層により、ハイドロゲルとポリウレタンフォームとの間に、含水ポリウレタンフォームと含水ハイドロゲルマトリックスからなる別のハイブリッド層(「移行層」)が形成される。まだ完全に硬化していないゲルがフォームの開口部に部分的に入ることによって、移行層が形成される。厚さ約0.3mmの別のハイブリッド層は、ハイドロゲルと接触するポリウレタンフォーム層の箇所だけに形成される。ハイドロゲルの中に入った開口部の領域には、別のハイブリッド層は形成されない。第1の層と第2の層との間に形成される別のハイブリッド層が形成されることが望ましいが、その理由は、この別のハイブリッド層が積層体の安定性を向上させるからである。
1.流路を有するハイドロゲルマトリックスを製造するため、突起構造を有するPTFE製型枠(Teflon)を準備する。突起構造の突起は、高さが1.0mmであり、円錐形である。突起の中心部の直径は4.5mm(基部5.1、先端3.9mm)である。その場合、1列の突起の中心点の間隔は6.5mmであり、そのためハイドロゲルは、流延後、幅2mmのゲルブリッジを有する。列の互いの間隔は、3つの穴の中心点間に正三角形が形成されるように5.63mmに選択されている。従って、列は互い違いに配置されている。この配置により、確実にハイドロゲルの開口面積が均一に分布することになる。その場合、ハイドロゲルの開口部の面積は創傷側では約43.5%である。
2.ハイドロゲル組成物はE)に従って製造されるが、ハイドロゲルは、混合および均質化の後、直ぐに、さらに処理されなければならない。このため、ハイドロゲルマトリックスを形成するために、ハイドロゲルを1)で記載した型枠内にできるだけ気泡が入らないように流延する。
3.ゲル層が突起の高さ、即ち、約1mmとなるように、PTFE製のブレードでゲルを分配する。余分なゲルを型枠から除去する。
4.約3分後、ハイドロゲルが完全に硬化する前にポリウレタンフォームをゲル表面に載せる。フォームを200N/m2の圧力でプレスし、維持する。
5.約7分後、ゲルはフォームと結合し、そのため含水ポリウレタンフォームと含水ハイドロゲルマトリックスからなる積層体を型枠から取り出すことができる。ハイドロゲルとポリウレタンフォームの接触面に、含水ハイドロゲルマトリックスと含水ポリウレタンフォームからなる厚さ約0.3mmの移行層が形成された。
6.準備したシリコーン処理剥離シートに積層体のハイドロゲル面を載せる(シリコーン処理面がゲルの方を向く)。剥離シートは、創傷接触層を保護する役割を果たす。
7.積層体のポリウレタンフォーム面に粘着性ポリウレタンフィルム(C参照)を被覆し、ポリウレタンフィルムを200N/m2の圧力で少なくとも10秒間しっかりプレスする。
8.多層材料積層体から、辺の長さ10×10cmの創傷被覆材を打ち抜く。
D)で記載した手順と異なり、ポリウレタンフォームの予備調整、即ち、D)の工程1は行わなかった。
脱イオン水の吸収能は、EN 13726−1に準拠して測定する。測定は37℃で行う。2.5×2.5cmの大きさの試験片をハイドロゲル層の中央から切り取る。被覆シートが存在する場合、それを剥離し、除去する。試料の重量を測定しビーカーに入れる。その後、40倍の量の脱イオン水を添加する。ビーカーを時計皿で覆う。48時間後、再び試料の重量を測定する。水の取り込みをゲル1g当たりの水gで計算する(g/g)。
Claims (17)
- a)含水ハイドロゲルマトリックスを含む創傷接触層としての第1の層と、
b)少なくとも1つの第2の吸収層と、
を含む多層創傷被覆材であって、前記ハイドロゲルマトリックスが、プロピレングリコール37〜43重量%、イソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマーとポリエチレンオキサイドをベースにするジアミンを合計12〜16.5重量%、無機塩素0〜5重量%、および水残部を含み、前記イソシアネートの反応基対前記ジアミンのアミン基の比を1.25〜1.35とする創傷被覆材。 - 前記ハイドロゲルマトリックスが、イソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマー8〜10.5重量%と、ポリエチレンオキサイドをベースにするジアミン4〜7重量%を含む、請求項1に記載の創傷被覆材。
- 前記ハイドロゲルマトリックスが、プロピレングリコール39〜41重量%、およびイソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマーとポリエチレンオキサイドをベースにするジアミンを合計14〜16重量%含む、請求項1または2に記載の創傷被覆材。
- 前記ハイドロゲルマトリックスが、プロピレングリコール40重量%、イソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマー8.5重量%、およびポリエチレンオキサイドをベースにするジアミン6.5重量%を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記第2の吸収層が親水性ポリマーフォームを含み、前記ポリウレタンフォームが、水10重量%以上、水80重量%以下の水分、好ましくは水35重量%以上、水65重量%以下の水分を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記水が前記ポリウレタンフォーム中に均一に分布していることを特徴とする、請求項5に記載の創傷被覆材。
- 前記乾燥ポリウレタンフォームが、ISO 1798−M1による破断点伸び50〜105kPaを有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記ポリウレタンフォームの厚さが2.0〜5.5mmであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 液体が外部から前記創傷接触層を透過して前記第2の吸収層に到達できるように、前記創傷接触層が、創傷接触層を完全に貫通する多数の穴、流路または開口部を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記穴、流路または開口部が、規則的な模様で存在することを特徴とする、請求項9に記載の創傷被覆材。
- 前記穴、流路または開口部が、前記創傷接触層の面積の15〜70%を占めることを特徴とする、請求項9または10に記載の創傷被覆材。
- 前記創傷接触層が、直径各2〜6mmの穴、流路または開口部を有することを特徴とする、請求項9〜11のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記創傷接触層の厚さが0.6〜1.0mmであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記創傷接触層が、ポリマーフィルム、ハイドロコロイドマトリックス、ポリマー網状構造物、不織布、または接着剤をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 前記創傷被覆材が、支持体層として、不透水性で水蒸気透過性のポリマーフィルムまたは不透水性で水蒸気透過性のポリマーフォームをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の創傷被覆材。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載の多層創傷被覆材の製造方法であって、
a)親水性ポリウレタンフォームを準備する工程であって、前記ポリウレタンフォームが水10重量%以上、水80重量%以下の水分を有する工程、
b)a)で製造した含水ポリウレタンフォームをハイドロゲルマトリックスに積層する工程であって、前記ハイドロゲルマトリックスがプロピレングリコール37〜43重量%、イソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマーとポリエチレンオキサイドをベースにするジアミンを合計12〜16.5重量%、無機塩素0〜5重量%、および水残部を含み、但し、前記イソシアネートの反応基対前記ジアミンのアミン基の比を1.25〜1.35とすることを条件とする方法。 - 組織欠損を治療するための創傷接触層としてのハイドロゲルマトリックスであって、プロピレングリコール37〜43重量%、イソホロンジイソシアネート末端基を有するプレポリマーとポリエチレンオキサイドをベースにするジアミンを合計12〜16.5重量%、無機塩素0〜5重量%、および水残部を含み、前記イソシアネートの反応基対前記ジアミンのアミン基の比を1.25〜1.35とするハイドロゲルマトリックス。
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