JP2013525106A5 - - Google Patents

Description

別の態様によれば、本発明はバイオソリッドを有する未処理下水廃水を受容するヘッドワーク、およびヘッドワークと流体連通する生物学的処理ステーションを含む廃水処理システムに関する。又、このシステムは、未処理の下水廃水からバイオソリッドを濃縮するためのヘッドワークと流体連通するクラリファイヤーを含む。典型的な態様では、クラリファイヤーは生物学的処理ステーションと流体連通し、生物学的処理ステーションの下流にある。一旦、未処理の下水廃水の生物学的処理および浄化が行われると、バイオソリッドサンプルは廃棄活性スラッジ（ＷＡＳ）であると考えられる。浄化工程と同時に、又は浄化工程の後で、ＷＡＳは廃水ストリームに生成され、バイオソリッドの量が制御される。典型的には、ＷＡＳは場合によっては０．５〜５％重量/体積（ｗ/ｖ）又は重量換算（重量％）でバイオソリッドを含むように調整される。具体的な態様では、ＷＡＳのうちバイオソリッドの量は１〜３％である。又、このシステムは、クラリファイヤーから遠ざかるようにＷＡＳを移送するための第１導管を含む。酸化剤の追加にあたり、処理ゾーンで（例えば、第１導管中のＷＡＳに）所定用量の二酸化塩素又は他の酸化剤を移送するため第１導管とつながっている。

Claims (15)

1. １．５ｍｇＯ_２／ｇ／ｈｒ以下のＳＯＵＲおよび少なくとも＋３００ｍＶのＯＲＰを達成するためにバイオソリッドを含んで成る廃棄ストリームを処理するためのシステムであって、
   廃棄ストリームが種々の流速および固形分濃度で供され、
   廃棄ストリームの全体積に占める浮遊物質の体積割合を５パーセント以下に調整するためのバイオソリッド操作デバイス、
   廃棄ストリームに化学酸化剤を投与するための供給デバイス、および
   前記化学酸化剤供給デバイスと関連する前記廃棄ストリームが流れる処理ベッセル
   を有して成り、
   廃棄ストリームの２５〜２００ｐｐｍの投与率、および処理ベッセルに３０秒以内に投与送出して酸化剤の実質的に完全な混合を達成するために、前記化学酸化剤供給デバイスおよび前記処理デバイスが構成されている、システム。
2. 前記処理ベッセルの体積寸法および前記投与率が、１０秒以内に酸化剤の実質的な完全混合を達成するようになっている、請求項１に記載のシステム。
3. 前記化学酸化剤が二酸化塩素、オゾン、およびこれらの組み合わせである、請求項１に記載のシステム。
4. 前記化学酸化剤が二酸化塩素である、請求項３に記載のシステム。
5. 廃水処理システムであって、
   バイオソリッドを有する未処理の下水廃水を受容するためのヘッドワーク、
   前記ヘッドワークと流体連通する生物学的処理ステーション、
   未処理の下水廃水からバイオソリッドを濃縮するためヘッドワークと流体連通するクラリファイヤーであって、生物学的処理ステーションおよびクラリファイヤーに廃水が付されると、対象とするバイオソリッド含量物を有する廃棄活性スラッジ（ＷＡＳ）に廃水が変わるクラリファイヤー、
   クラリファイヤーから遠ざかるようにＷＡＳを移送するための処理ゾーンを含む第１導管、および
   化学酸化剤を投与するための前記第１導管および前記処理ゾーンと流体連通する化学酸化剤供給デバイスであって、処理ゾーンにＷＡＳが付されると、ＷＡＳが処理されたバイオソリッドサンプルに変わる化学酸化剤供給デバイスを有して成り、
   前記対象とするバイオソリッド含量物が５〜５％ｗ/ｖである、廃水処理システム。
6. 前記対象とするバイオソリッド含量物が１〜３％ｗ/ｖである、請求項５に記載のシステム。
7. クラリファイヤーが生物学的処理ステーションの下流にある、請求項５に記載のシステム。
8. 処理されたバイオソリッドサンプルから水を更に除去するための第１導管と流体連通する脱水デバイスを更に有して成る、請求項５に記載のシステム。
9. 濃縮処理されたバイオソリッドサンプルを脱水デバイスから移送するための第２導管を更に有して成る、請求項８に記載のシステム。
10. 廃棄ストリーム中に１．５ｍｇＯ_２／ｇ／ｈｒ以下のＳＯＵＲおよび少なくとも＋３００ｍＶのＯＲＰを達成するためにバイオソリッドを含んで成る廃棄ストリームを処理するための方法であって、
    廃棄ストリームが種々の流速および固形分濃度で供され、システムが
    廃棄ストリームの全体積に占める浮遊物質の体積の割合を５パーセントｗ/ｖ以下に調整すること、
    処理ゾーンで廃棄ストリームの２５〜２００ｐｐｍの投与率、および処理ベッセルに３０秒以内に投与送出して酸化剤の実質的な完全混合を達成するために、処理ゾーンを通って廃棄ストリームが流れる処理ゾーンを含んで成る処理ベッセルで廃棄ストリームに化学酸化剤を投与すること
    を含んで成る、廃棄ストリームを処理するための方法。
11. 前記投与が１０秒以内に酸化剤の実質的な完全混合を達成するようになっている、請求項１０に記載の方法。
12. 前記化学酸化剤が二酸化塩素若しくはオゾン又はこれらの組み合わせである、請求項１０に記載の方法。
13. 前記化学酸化剤が二酸化塩素である、請求項１０に記載の方法。
14. Ｂ級のバイオソリッドを生成するための一次廃水の処理方法であって、
    消化スラッジを生成するために一次廃水を嫌気性又は好気性消化に付すこと、
    処理ゾーンを通って消化スラッジが流れる処理ゾーンを有する処理ベッセルで消化スラッジに化学酸化剤の投与を行い、投与が処理ゾーンで消化スラッジの２５〜２００ｐｐｍの投与率、および処理ベッセルに３０秒以内に投与送出して酸化剤の実質的な完全混合を達成すること
    を含んで成り、
    一次廃水が消化スラッジになる前に生物学的処理されない、一次廃水の処理方法。
15. 消化スラッジが処理ゾーンにある際、消化スラッジが０．５〜５％ｗ/ｖのバイオソリッド含量物を含んで成る、請求項１４に記載の方法。