JPS5995989A - 洗濯廃液の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オン系界面活性剤を含む洗濯廃液を逆浸透法により処理
する方法に関する。

従来，洗濯廃液は下水や河川，海などにそのまま放流さ
れてきたが，近年，河川や海などの汚染が進むにしたが
って，排水規制もきびしくなり。

燐や有機成分を含む洗濯廃液を処理する必要が生、して
きた。洗濯廃液に含まれる有機物，無機物。

固形物を効率良く除去する方法として，凝集沈殿処理を
行なった後に，逆浸透処理を行なう方法が注目されてい
る。しかしながら、この方法では凝集沈殿による前処理
を行なうにもかかわらず，逆浸透膜が汚染されやすく，
膜の透過水素が激減するとｂう問題点があった。

本発明の目的は，前記従来技術の欠点を解消し。

逆浸透膜の透過水量の低下を防止する洗濯廃液の処理方
法を提供することにある。

洗ｉＪに用いられる洗剤は，アニオン系及びノニオン系
界面活性剤を主成分とする。本発明者は界面活性剤が膜
に吸着され、透過水量の低下をまねくものと考え、ノニ
オン系界面活性剤（ソルビタン系）の１％溶液及びアニ
オン系界面活性剤（脂肪酸系）の］％溶液をポリベンズ
イミダシロン膜を用いてＮａＣ１５０００ｍｆｌ／　Ｌ
　、操作圧力４０　Ｋ７７ｃｍ２でそれぞれ逆浸透し、
一定時間間隔で透過水量を測定したところ、第１図に示
したように７ニオン系界面活性剤溶液を処理した場合に
透過水量が著しく低下することが判明した。

ノニオン系界面活性剤は洗剤中に洗浄剤として含まれる
ばかりでなく、アニオン゛系界面活性剤を車成分とする
洗剤においても消泡剤としてノニオン系界面活性剤が使
用される。従って、多くの洗濯廃水はノニオン系界面活
性剤を含み、その除去が必要となる。

本発明はノニオン系界面活性剤を含む洗濯廃液を効率良
く処理する方法を提供するものであり。

本発明方法は洗濯廃液を凝集沈殿処理した後、酸化剤の
存在で紫外線酸化処理し１次に逆浸透処理することを特
徴とする。

本発明方法では、洗濯廃液をまず凝集沈殿処理する。こ
の凝集沈殿処理は、常用の無機まだは有機凝集剤を用力
て常法で行なうことができる。別個にアニオン界面活性
剤水溶液及びノニオン界面活性剤水溶液を作ユ１．疑集
沈殿処理することにより、界面活性剤の除去率を測定し
たところ、アニオン界面活性剤は約９０％除去されたが
、ノニオン界面活性剤は約６５％しか除去されなかった
。

このように、ノニオン界面活性剤は凝集法、＄処理によ
っては充分に除去されなり０ 本発明によれば、このノニオン界面活性剤は酸化剤の存
在で紫外線照射により除去される。酸化剤としては、オ
ゾン、次亜塩素酸塩または過酸化水素等が挙げられる。

酸化剤の添加量は３０〜５０００ｍｉｉＩ／ｌである。

酸化剤として、過酸化水素が符に好適である。酸化剤の
量があまり多いと。

膜性能が悪化する。

紫外線照射はＯ○３〜０５　Ｗ、　ｍｉｎ　７ｃｍ２　
の紫外線線量で行なう。

このような紫外線酸化により、ノニオン界面活性剤は極
めて良好に分解除去され、従って、紫外線酸化処理水を
次工程で逆浸透処理する場合、長期間、透過水量の低下
を起さな因。

逆浸透処理は、任意の合成高分子製逆浸透膜を用いて行
なうことができる。

次に２図面に基づいて本発明を説明する。第２図は本発
明方法の一実施態様を示すフローシートである。被処理
水をパイプ１より供給し、凝集剤槽２から供給される凝
集剤と混合し、ｐＨ指示調整計３によりｐＨ調整剤槽４
からｐＨ調整剤を必要に応じて添加し、被処理水のｐＨ
を６前後に調整する。生成したフロックを沈殿槽５で沈
殿させ。

上澄水をバイブロから導出し、ｅ槽７から必要に応じて
酸を添加してｐＨを弱ｅ性、好ましくは５〜６に調整し
、酸化剤槽８から酸化剤を添加した後、紫外線酸化装置
９へ導入する。紫外線酸化装置９には１石英管１０に保
護された紫外線ランプ１１が挿入されており、下部には
空気送入管１２が配設され、空気が注入される。ここで
紫外線酸化処理された処理水はパイプ１３から導出され
。

貯槽１４に貯留され、逆浸透処理用の原水として使用さ
れる。逆浸透処理のため、高圧ポンプ１５により逆浸透
モジュール１６に送り、ａ線処理する。透過液は流出−
管１７から流出させ、必要に応じて更に処理を施して再
利用する。濃縮液は流出管１Ｂから流出させ、そのまま
廃棄するか、または必要な濃度まで循環濃縮し、廃棄す
る。

このように構成することにより、長期間、透過水量が低
下すること々く、安定して効率良く、洗濯廃液を処理す
ることができる。ポリベンツイミダシロン系、ポリアミ
ド系及びポリイミド系の逆・浸透膜は特にノニオン系界
面活性剤を吸着しやすいので、このような逆浸透膜を使
用する場合に。

本発明方法、を適用するのが特に有利である。

次に、実施例に基づいて本発明を説明するが。

本発明はこれに限定されるもので（鍵ない。

実施例 脂肪酸系洗剤４００ｍ’ｉ／／を及びソルビタン酸系ノ
ニオン界面活性剤である消泡剤４ｏｏｒｒｑ７ｔを含む
洗濯廃液を第２図のフローシートにより処理した。凝集
剤として硫酸アルミニウムを１００　ｍｇ／ｌの量で添
加し、凝集沈殿処理した。このときの処理水のＴＯＣは
２０　ｍｇ／　Ａであった。次に過酸化水素水を１００
ｍｇ／ｌの量で添加し、ｐＨを５５に調節した後、紫外
線酸化装置に導入する。

この装置に空気を２　ｔ／　７ｎ’Ｚ７Ｌの量で送入し
、紫外線照射線量０．０　’７Ｗ、　ｍ１ｎｌα２で照
射処理した。この紫外線酸化処理水のＴＯＣは２ｍｆ／
を以下であった。この処理水を原水とし、ポリベンズイ
ミダシロン膜を用いて逆浸透処理した。結果を第３図に
実線で示す。

過酸化水素の適量を検討するため、過酸化水素の添加量
を種々に変動し、前記線量で紫外線照射を行なｌ、−、
、ＴＯＣの除去率を測定した。結果を下記の第１表に示
す。

第　　　１　　　表 この表から、　　［２０２の添加量は１００〜５００■
／ｌであるのが好壕し論。

更に、過酸化水素による膜性能への影響を調べるため、
　Ｈ２ＬＪ２　　の添加量を増量して透過水量を測定し
、結果を第４図に示す。第４図から判るように、あまり
高濃度のＨ２Ｏ２はむしろ膜性能を悪化する。

比較列　１ 酸化剤を添加せず、紫外線酸化を行なわな−以外は実施
例と全く同様の処理を行なった。即ち。

洗濯廃液の凝沈処理水をそのまま逆浸透処理した。

製果を第３図に破線で示す。

比較り１１２ 紫外線照射を行なわない以外は実施例と全く同様の処理
を行なった。即ち、洗濯廃液を凝沈処理し、過酸化水素
を添加し１次に逆浸透処理した。

結果を第３図に一点鎖線で示す。

この場合に過酸化水素の添加量を増加してＴＯＣの除去
率を測定したところ、下記の第２表に示すようにｒＯＣ
の除去率は極めて低い。従って、紫外線照射を行なわな
い場合には、過酸化水素の添加量を増加してもノニオン
界面活性剤は除去されず、逆浸透処理において透過水量
の低下を起す。

第　　　２　　　表

【図面の簡単な説明】 第１図はアニオン系界面活性剤水溶液及びノニオン系界
面活性剤水溶液を逆浸透処理した場合の透過水量比曲線
、第２図は本発明の一実施態様を示すフローシート、第
３図は本発明の実施例、比較例１及び比較例２の結果を
示す透過水量比曲線。 第４図は紫−外線照射を行なわず、高濃度のＨ２Ｏ２を
使用した場合の透過水量比曲線である。 符号の説明 ５・・・沈殿槽　　　　　　７・・酸化剤槽９・・・紫
外線酸化装置　１］、・・・紫外線ランプ工４・・貯　
槽　　　　１６・・・逆浸透モジュール。 手続補正書（方式） 昭和５８佐３　月９日 特許庁　長　官　殿 １　事件の表示 昭イＤ５７年　特許願　第２０４８６５号２　発明の名
称 洗濯廃液の処理方法 ３　補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　　　　所　〒１０１　東京都千代田区内神田１丁目
１番１４号４　補正命令の日付 昭和５８年２月２日 （発送日　昭和５８年２月２２日） ６　補正の内容 「明細書の浄８（内容に変更なし）」 （１）　　明細書第７頁第１６行〜第２０行の表を次の
とおね改める。 第　　　　１　　　　表 （２）明細書第９頁第４行〜９行の表を次のとおり改め
る。 ｆｉ２表

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｆｌ）　　ノニオン系界面活性剤を含む洗イ耐廃液を処
   理するため、廃液を凝集沈殿処理した後、酸化剤の存在
   で紫外線酸化処理し２次に逆浸透処理することを特徴と
   する洗濯廃液の処理方法。 （２）酸化剤としてオゾン、過酸化水素捷たは次亜塩素
   酸塩を使用する特許請求の範囲第１ＪＪｉ。 記載の方法。 （３）紫外線線量０．０３〜０．５　Ｗ−ｔｎ、ｉｎ　
   ７ｃｍ２テ紫外線酸化処理する特許請求の範囲第１項記
   載の方法。 （４）　　ポリベンツイミダシロン系ポリアミド系また
   はポリイミド系逆浸透膜を使用して逆浸透処理する特許
   請求の範囲第１項記載の方法。